JPH06501530A - 表面タイルの装着部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 表面タイルの装着部材 本発明は表面タイルの装着部材に関するものであり、この場合の表面タイルは前 面にタイルの上部縁部に沿った溝とタイルの下方縁部に沿って下方に向いた舌部 を有し後面に舌部の後方に位置する下方に向いた支持リブを有し、これらは互い に上に位置するタイルの舌部が次の下に位置するタイルの溝で受け止められるよ うにタイルの上下縁で垂直方向に隣接して重なりあって建物の壁に上下に位置す るよう構成されている。

上述の表面タイルの例としてＣｏ１ｏｒｏｃという商標下で市販されているセメ ントを基礎としたタイルが挙げられる。これらのタイルは３００または６００ｍ ｍの長さで１００ｍｍの幅及び３０ｍｍの厚さを有する。

スウェーデン特許公告第３２４４４６号に上述の表面タイル用装着部材が開示さ れており、この部材はＵ字型の長尺の担持部材または溝及びフランジからなりそ の自由または外方縁部に沿って表面タイル用の均一に間隙を設けた支持フックが 設けられている。前記担持部材は建物の壁から外方または離れるように延びる支 持フックで壁に対して垂直に固定するために設けられている。

表面タイルは担持部材の下方端部から装着される。タイルは隣接する支持フック の間に順次挿入され、タイルの支持リブを下方に位置する支持フックが受け、タ イルの舌部を次の下に位置するタイルの溝が受けるように滑り落ちる。支持フッ ク及びタイルの支持リブはタイルの後面が重力の影響でフランジの自由縁部と係 合するように形成且つ構成されている。従って、これらの縁部がタイルの後面を 形成している。

装着された表面タイルの上部縁部と次の上部支持フックの間に表面タイルがタイ ルの後面に沿って上方に変位し、下方の支持フック即ちタイルが上方へ変位する 前にタイルか上に位置している支持フック上前方に移動できるように特定の自由 間隙が設けられている。従って、表面タイルは比較的容易に取りはずすことがで きる。このことは表面タイルを取りはずさなければならない場合、例えば破損し たタイルを取りはずす場合有利である。しかしながら、容易にタイルを取り外す ことができるということは子供などがいたずらにタイルを取りはずす可能性があ ることを意味している。

本発明の目的は表面タイルの装着を容易にしタイルが容易に取り外せないよう保 持する装着部材を提供することにある。

本発明の装着部材は支持フックが設けられた長尺の担持部材からなりこのフック 上に上述の方法で表面タイルが装着される。

このような装着部材で上述の目的を達成するために、前記下方に位置する支持フ ックにに面した当接面を有し、タイルの後面から進退自在の弾性を有する保持リ ップ部が担持部材に設けられ、この保持リップ部は解放状態で前記下に位置する 支持フックに支えられる表面タイルの頂上縁部の上に僅かに間隙を設けて位置す る当接面を有するようにタイルの後面から前方に突出している。

本発明の装着部材に於いて、前記保持リップ部は下方支持フック上前方にタイル の下方端部が動いて装着部材からタイルがはずれてしまうようタイルを持ち上げ られることを防いでいる。

一方、表面タイルの装着は前記保持リップ部が容易に触れることができ上部タイ ル部分との係合または指で押して内方に引っ込むので公知の装着部材と同じよう に容易に行われ、そしてタイルが装着られる時、保持リップは上方に位置する表 面タイルの後ろに隠れ触れることができなくなる。

本発明は添付図面を参照し詳述される。

第１図は本発明による装着部材の一部斜視図。

第２図は第１図の装着部材、１対の装着部材用ブラ・ツケ・ット及び装着部材に 装着された仮想線で示す複数の表面タイルの側面図。

第３図は第２図の■−■線に沿った断面図。

第４及び５図は第１図に類似の斜視図であり装着部材の変形例を示す。

第１乃至３図に例示する如く、本発明による装着部材は建物の壁に垂直に固定さ れる形材の長尺の担持部または金属板のチャネル部材（１１）からなり、第２及 び３図に仮想線Ｆで示す建物の壁は上述の種類の表面タイルで覆われ、第２及び ３図ではこのような複数のタイルを仮想線Ｐで示す。

チャネル部材（１１）は均一な幅の平坦なウェブ（１２）とこのウェブの長手縁 部から延びる１組のフランジ（１３）を有する。前記チャネル部材はウェブ（１ ２）に垂直でウェブの長手方向の中央線を含む平面Ｃにおいて（第３図）におい て対称になっている。フランジ（１３）から離れて面したウェブの面はここでは 後部面とし、チャネル部材の係合に用いられ、建物の壁（Ｆ）に隣接して位置す る。ウェブの反対側は前面とし、よってフランジ（］３）はウェブ（１２）から 前方に延びて（Ｘることになる。舌部（１４）はウェブの長さに沿って一定の間 隔をおいてスタンピング加工により形成され、前記舌部かウェブの後部面と平行 になるようにウェブの後部面からオフセットされている。これらの舌部は建物の 壁Ｆにチャネル部材（１１）を締結する役割を果たす。チャネル部材を締結する ために舌部（１４）は壁に固定され且つ隣接する舌部間の距離に対応する距離に よって垂直方向に間隙を有する平行な支持棒に引っ掛けられる。この種の１組み の支持棒は第２及び３図に仮想線にで示す。

チャネル部材（１１）の各フランジ（１３）はウェブ（１２）の前面に対して鈍 角１１０乃至１１５度の角度を有する平坦な内方フランジ部とこのフランジ部分 の前方縁部から延びフランジ部（１６Ａ）を形成する断続的または部分的な外方 フランジ部分（１６）からなる。チャネル部材の長さに沿って互（〜に間隙をお いて設けられているフランジ部（１６Ａ）は実質的にチャネル部材のウェブ（１ ２）と平行に配され且つ内方フランジ部分（１５）から外方に横手方向に延びて いる。

外方フランジ部分（１６）の２つの隣接するフランジ部（１６Ａ）間に支持フッ ク（１７）が内方フランジ部分ｕ５）＋こよって形成される面で前記フランジ部 分から前方に突出している。前記支持フックの前方縁部はウェブの面に対して平 行に配され、チャネル部材が建物の壁に適した位置に締結されたチャネル部材（ １１）を見た場合、前記フックの開口部（１８）は上方に開口している。

各支持フック（１７）と下方に隣接して位置する外方フランジ部分（１６）のフ ランジ部（１６Ａ）の間に内方フランジ部分（１５）の前方縁部から突出する保 持リップ（１９）が設けられている。解放状態に於いて、この保持リップは支持 フック（１７）と内方フランジ部分（１５）を含む面と外方フランジ部分（１６ ）のフランジ部（１６Ａ）を含む面との間、即ちタイルの後部面Ｓが位置する適 切な面に位置している。保持リップ（１９）は上述の位置からタイルの後部面へ 弾性的に可動であり、このことは第１図及び３図に示されている。

チャネル部材（１１）はプラスチック加工された好ましくは鉄製の板を裁断した ものから製せられている。図面に例示されているチャネル部材の態様例に於いて 、板材が部分的に即ち、各支持フック（１７）と次の上方に位置するフランジ部 （１６Ａ）の間が切断されている。このような板材の部分的切断は必ずしも必要 なものではなく、もし必要であれば例示された態様例に於いて切断された部分に よってフランジ部を下方に延ばすことも可能である。

第２図は本発明による装着部材によって装着された表面タイルの形状を断面にて 示し、この図に於いて第１図の装着部材（１１）に順次上方に位置する表面タイ ルＰを仮想線で示す。

この種の表面タイルは例えばスウェーデン特許公告第３１３９０４号及び同３２ ４４４６号のものがよく知られている。

第２図に示す通り、各表面タイルＰはその前面に上方縁部に沿って溝ＰＢが設け られている。溝ＰＢはタイルの厚さ方向で測定した場合タイルの半分の厚さより 僅かに小さい深さを有する。さらにタイルの前面にはタイルの下方縁部に沿って 延びる下方に向けられた舌部ＰＣを有し、この舌部の厚さは実質的に溝部ＰＢの 深さに等しい。

舌部ＰＣの根元部に沿って延びる溝ＰＤによってタイルの厚さ方向に離隔された 舌部ＰＣの後部に下方に断面的にテーパーした支持リブＰＥがタイルの下方縁部 に沿って延びている。

装着位置に於いて、表面タイルＰは第２図に示す通り、支持フック（１７）の開 口部（１８）が支持リブＰＥを受けるように配されている。タイルの断面及び支 持フックをこのような形状にした結果、タイルが前後に不動になるように支持フ ックによって強固にタイルは支持される。タイルＰの後部面は外方フランジ部分 （１６）の前面即ちタイルの後部面Ｓの形状のフランジ部に係合または接近して 位置している。

スウェーデン特許公告第３２４４４６号の装着部材によって支持されるタイルと は対称的に本発明の装着部材によって支持される表面タイルはチャネル部材の縁 部に沿って支持されるのではなくタイルの後部面全体即ち、フランジ部（１６Ａ ）の前面に亘って支持される。

また第２図に示す通り、各表面タイルＰの舌部ＰＣは下方に位置する表面タイル Ｐの上方縁部に沿って溝ＰＢ内へ下方に延びている。　隣接する支持フック（１ ７）間のチャネル部材（１１）の長さに沿って測定される距離は下方支持フック 上に位置するタイルＰの内方後方部分の高さより僅かに長いということも第２図 から明らかである。表面タイルＰがチャネル部材（１１）に装着されると、第２ 図に示す通り、表面タイルのチャネル部材に沿った上方への動きは上方支持フッ クの下に位置し垂直方向に不動でありタイルの後部面Ｓから前方に延びる保持リ ップ（１９）によって阻止される。さらに前記表面タイルは隣接する支持フック を離隔する間隙ＰＧ内に閉じ込められた状態に配されるので公知の装着部材を用 いた場合のように簡単に取り外すことができなくなった。

表面タイルの装着の際、各タイルは下方支持フック（１７）上の間隙ＰＧにタイ ルの内方部分ＰＦが挿入される。上部支持フックに隣接する保持リップ（１９） はタイルを内方に押すことによって簡単に押圧され、それによってタイルが滑り 落ち下方の支持フックにタイルの支持リブＰＥが入り込む。保持リップ（１９） は表面タイルの上方縁部ＰＡ上に接近して間隙をおいて当接部を形成する前記リ ップの下方縁部（１９Ａ）によって前方の保持する位置に引き戻される。

当然、本発明の装着部材は防ぐべき表面タイルの離脱、即ちいたずらにタイルが 取り外されたり地表面から容易に手の届く建物の壁のこのような範囲で生じるタ イルの離脱を困難にするだけでなく破損したタイルを取り替える必要のある場合 のタイルの取り外しも困難である。しかしながら、破損したタイルを取り替えな ければならない場合、下に位置するタイルを固定している保持リップに手が届き 且つ指または簡単な道具を用いて前記リップを押圧できるように取り替えられる タイルの最上部に位置するタイルを故意に壊して取り替えを行う。

タイルを壊さずに下方に位置するタイルを取り除く必要がある場合、最初に上方 に位置するタイルを取り除かずに前記保持リップを押圧することができる特別な 工具を提供することも可能である。

第４及び５図にそれぞれ符号（１１１）及び（２１１）で示すチャネル部材の応 用例は第１図に示す態様令とは外方フランジ部分（１１６）及び（２１６）の各 フランジ部（１１６Ａ）（２１６Ａ）が次の上方に位置する支持フック（１７ン の下方縁部にまで延び且つ保持リップ（１１９）（２１９）を含む点で異なる。

第４図では保持リップ（１１９）は３本の切断線、即ち下方縁部と両側面に沿っ て打ち抜きされている。

第５図に示す応用例は第４図の応用例とは舌部の下方縁部の水平に配された切断 線がフランジ部（２１６Ａ）の外方縁部まで延び、よって外方の縦及び横方向の 切断線か必要でなくなるという事のみ異なる。

当然、支持棒または同様の支持体に装着部材を懸架する例示した舌部（１４）は スウェーデン特許第３２４４４６号に開示されている公知の装着部材に用いても よい。

国際調査報告 ｌＲ１ｅｍｊｌｌｓ＊＠ｌム顧。、１．工、ρＣＴ／ＳＥ　９１１００７５４国 際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．上部縁部（ＰＡ）に沿った溝（ＰＢ）と下方縁部に沿った下方に向いた舌部 （ＰＣ）を前面に有し、舌部（ＰＣ）の後部に位置し下方に向いた支持リプ（Ｐ Ｅ）を後面に有し、各上に位置する舌部（ＰＢ）をその下に位置する前記溝が受 けるように上下縁で垂直方向に隣接して重なって建物の壁（Ｆ）に順次位置する よう構成された表面タイル用で、弾性の担持部材（１１）からなりこの担持部材 の長さに沿って均一に間隙が設けられ且つ担持部材によって定められるタイルの 後面（Ｓ）から同じ方向に突出した支持フック（１７）が前記担持部材に設けら れ、建物の壁から離れるよう延びた支持フック（１７）で前記壁に垂直に同定す るために前記担持部材は設けられ、各支持フック（１７）はタイル（Ｐ）の支持 リブ（ＰＥ）を受け且つ支持し、次の上方に位置する支持フック（１７）と伴に 支持リブ（ＰＥ）と上方縁部（ＰＡ）の間のタイルの部分（ＰＦ）を前記つぎの 上方の支持フック（１７）から垂直方向に間隙を有する上方縁部（ＰＡ）で受け る間隙を形成するために支持フック（１７）は設けられている表面タイル用装着 部材に於いて前記担持部材（１１）は前記上方に位置する支持フック（１７）の 下に下方に位置する支持フックに面した当接縁部（１９Ａ）を有しタイルの後部 面（Ｓ）に対して進退自在に弾性的に可動である保持リップ（１９）（１１９） （２１９）が設けられ、解放状態にある保持リップはその当接縁部（１９Ａ）が 前記下方に位置する支持フック（１７）によって支持される表面タイル（Ｐ）の 上方縁部から上方に僅かに間隙を有して位置するようにタイルの後部面（Ｓ）か ら前方に突出していることを特徴とする装着部材。 ２．前記担持部材（１１）は実質的に平坦なウェブ（１２）とこのウェブの長さ に沿って延び且つウェブに対して角度をもって配され且つウェブに接合する内方 フランジ部分（１５）からなりタイルの後部面（Ｓ）に隣接して支持フック（１ ７）が設けられているフランジ（１３）からなる請求項１記載の装着部材に於い て前記フランジ（１３）はさらにタイルの後部面（Ｓ）に実質的に配される外方 フランジ部分（１６）からなり、前記保持リップ（１９）（１１９）（２１９） が外方フランジ部分のフランジ部（１６Ａ）の上またはその内部に設けられてい ることを特徴とする請求項１記載の装着部材。 ３．担持部材（１１）は実質的に平坦なウェブ（１２）と対向するウェブの長手 方向縁部に沿った１組みのサイドフランジを有するチャネル部材であり、各フラ ンジはウェブと接合する内方フランジ部分（１５）からなりタイルの後部面（Ｓ ）の近くまたは後部面に支持フック（１７）が設けられている請求項１記載の装 着部材に於いて、各フランジは実質的にタイルの後部面に配される外方フランジ 部分（１６）からなり前記保持リップ（１９）（１１９）（２１９）が外方フラ ンジ部分（１６）のフランジ部（１６Ａ）の上またはその内部に設けられている ことを特徴とする請求項１記載の装着部材。 ４．外方フランジ部分（１６）のフランジ部（１６Ａ）、前記保持リップ（１９ ）（１１９）（２１９）及び前記支持フック（１７）は内方フランジ部分（１５ ）とこの内方フランジ部分を介してウェブと一体に接合する連続したストリップ 材を切断して形成したことを特徴とする請求項２または３記載の装着部材。 ５．担持部材（１１）のウェブ（１２）はフランジ（１３）から離れた面に担持 部材を懸架するための支持舌部（１４）が設け、この支持舌部は担持部材（１１ ）の長さに沿って均一の間隙を設けて配されウェブの面からオフセットした位置 に前記ウェブを打ち抜いて形成したことを特徴とする請求項１乃至４いずれか１ 項記載の装着部材。