JPH0648537Y2 - 表示板 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 イ．産業上の利用分野 本考案は、花作り苗作りや土作り等の折に、その土壌に
差込み又は埋込む等して品種、品質、品名土質等を示す
ことに用いる表示板（１）についてのものです。

ロ．従来の技術 従来、表示板（１）の材質はそれぞれ異っていても、紙
や板のように、伸ばしたものを、角形や長方形等に切断
し、制作されたもので、厚みに関係なく側面から見れ
ば、表面と裏面との面は、共に平行な状態で作られてい
る。

ハ．考案が解決しようとする問題点 この状態では、土壌の中に差込み又は埋込む場合、容易
ではあるが、また、容易に抜け脱落もする、これは、田
地、畑地、植木鉢等の土壌と接する面が、平面で一様な
ために、接触抵抗摩擦抵抗等が、少ないからである。

ニ．問題点を解決するための手段 その対称として、容易に脱落しないために、表示板
（１）の下方部へ、丸型角形三角形等の孔（２）を、第
１図に示すように１個乃至数個穿つ。

ホ．作用 本考案の表示板（１）であれば、田地畑地植木鉢等の土
壌へ差込み又は埋込んだ場合、表示板（１）の表面と裏
面とに接する土壌は、下方部に穿った丸型角形三角形等
の孔（２）を通して接し、混ざり合うこととなる、ま
た、花苗、苗木等の植付けを行った後の水管理作業や降
雨等、さらに土壌の持つ粘性も加わって、その接触面
は、大いに混ざり合い融合して固定化する、このことは
表示板（１）を抜いたり、自然に抜け落ちようとする場
合、孔（２）全体の縁が固定化した周りの土壌を切ろう
とする作用となり、その接触面に大きな接触抵抗、摩擦
抵抗等が生じる。

ヘ．考案の効果 この接触抵抗、摩擦抵抗等を利用する本考案であれば、
従来のように作業の折に服の袖や裾等が表示板（１）に
触れることにより、何時の間にか抜けたり脱落した等の
失敗も無くなり、脱落防止をすることが出来る、また、
穿かれた孔（２）の大きさや数に応じて使用材料の量を
減らすこととなりこれにより資源は節約されて経済的で
あり、価格を安価とする利点ともなる。

【図面の簡単な説明】

図中、１は、表示板の本体。２、2a、2b、は、丸型の孔
を示す。 第１図は、本考案の正面図 第２図は、本考案の側面図 第３図は、本考案の縦断面図 第４図は、本考案の平面図 第５図は、本考案の低面図 第６図は、本考案のＡ−Ａ′断面図 第７図は、本考案のＢ−Ｂ′断面図

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】田畑や鉢土等の土壌に差込み或は、埋込ん
   で、花苗、苗木等、植物の品名や品質又は土質等を表示
   する表示板（１）の本体下方部に、丸型角型三角型等の
   孔（２）を、１個乃至数個穿ち、この孔（２）の周縁
   と、土壌との接触抵抗、摩擦抵抗等を利用して脱落を防
   止する表示板（１）