JPH0646134U - 円筒状バーナー - Google Patents

円筒状バーナー

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Publication number
JPH0646134U
JPH0646134U JP8165092U JP8165092U JPH0646134U JP H0646134 U JPH0646134 U JP H0646134U JP 8165092 U JP8165092 U JP 8165092U JP 8165092 U JP8165092 U JP 8165092U JP H0646134 U JPH0646134 U JP H0646134U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burner
pipe
gas
tube
pipes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8165092U
Other languages
English (en)
Inventor
正光 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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  • Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーナー先端からの放出ガスの安定性を著し
く向上させた円筒状バーナーを提供する。 【構成】 複数の円筒状のバーナー管11、12、13
が同心状に配置され、各バーナー管11、12、13に
はガス導入管11a、12a、13aが接続されている
円筒状バーナーにおいて、バーナー管12、13外周面
に接続されるガス導入管12a、13aを、該ガス導入
管12a、13aの中心軸の延長線が前記バーナー管1
2、13の中心軸から離れるように、バーナー管12、
13に接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、燃焼用あるいは光ファイバ製造に用いる石英ガラスの多孔質母材を 製作する場合に用いる円筒状バーナーに関する。
【0002】
【従来技術】
光通信用光ファイバ素材の作製方法の一つとして、石英ガラス原料蒸気をガス バーナーなどの火炎中に流し、原料蒸気を酸化反応あるいは火炎加水分解反応さ せてガラス微粒子を生成し、これを堆積せしめて石英ガラスの多孔質母材を作り 、この多孔質母材をさらに脱水、焼結して石英ガラス母材を作製する方法がある 。 従来、石英ガラスの多孔質母材形成用のバーナーは、例えば図2(a)、(b )に示すように、原料ガスと燃焼ガスを噴出する複数の円筒状のバーナー管を同 心状に配置した多重管構造からなる。即ち、中心バーナー管1より原料ガスを導 入し、中間バーナー管2、外周バーナー管3に水素、酸素をそれぞれ導入し、バ ーナーの先端で加水分解を行って所望の組成のガラス微粒子を作る。それぞれの バーナー管1、2、3には、原料ガス、水素ガスおよび酸素ガスを導入する導入 管1a、2a、3aが取り付けられている。原料ガスを導入する導入管1aは、 バーナー管1に同軸になるように接続されている。一方、水素ガスおよび酸素ガ スを導入する導入管2a、3aは、それぞれの中心軸がバーナー管2、3のそれ ぞれの中心軸と直交し、かつ、交わるように、バーナー管2、3の外周面に接続 されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の円筒状バーナーには次のような問題があった。即ち、導 入管2aに送り込まれた水素ガスは、バーナー管1の外周面に衝突し、ガス流が 乱れた状態でバーナー管2内を先端方向に流れていくため、バーナー管2から外 部に放出される際に、ガス流は、その安定性が失われ、時間的に変動するため、 均質な石英ガラスの多孔質母材を形成することが出来ないという問題があった。 同様の問題は、酸素ガスについても生ずる。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】
本考案は上記問題点を解決した円筒状バーナーを提供するもので、複数の円筒 状のバーナー管が同心状に配置され、各バーナー管にはガス導入管が接続されて いる円筒状バーナーにおいて、バーナー管外周面に接続されるガス導入管は、該 ガス導入管の中心軸の延長線が前記バーナー管の中心軸から離れるように、前記 バーナー管に接続されていることを特徴とするものである。 上述のように、バーナー管外周面に接続されるガス導入管を、該ガス導入管の 中心軸の延長線が前記バーナー管の中心軸から離れるように、バーナー管に接続 すると、ガスが導入管からバーナー管内に導入される際に、ガスは該バーナー管 の内側に同心円状に配置されている他のバーナー管に衝突する割合が少なくなる ように、二つの内外バーナー管が形成する環状空間に導入される。従って、ガス は前記環状空間に沿って旋回流をなすように流れることになる。従来のガス流の 乱れは滞流のため方向性がほとんどないが、本考案により生ずるガス流の乱れに は方向性があり、バーナー管から外部に放出される際に、ガス流はその安定性が 大幅に向上しており、時間変動が少なくなる。
【0005】
【実施例】
以下、図面に示した実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。 図1(a)、(b)はそれぞれ、本考案にかかる円筒状バーナーの一実施例の 縦断面図およびそのA−A断面図である。図中、11、12および13はそれぞ れ、同心円状に配置された原料ガスを導入する中心バーナー管、水素ガスを導入 する中間バーナー管および酸素ガスを導入する外周バーナー管である。また、1 1a、12aおよび13aはそれぞれ、中心バーナー管11、中間バーナー管1 2、外周バーナー管13にガスを導入する導入管である。導入管12aは中間バ ーナー管12の外周面上に、かつ該中間バーナー管12にほぼ直交するように取 り付けられ、しかも導入管12aの中心軸S1 は中間バーナー管12の中心軸S 2 から距離dだけ離れている。 このように導入管12aを中間バーナー管12に取り付けると、導入管12a から中間バーナー管12に導入された水素ガスが内側にある中心バーナー管11 の外周面に衝突する割合を減少さることができる。従って、導入された水素ガス 流は、中間バーナー管12内周面と中心バーナー管11外周面に沿って旋回流を 形成し、両バーナー管11、12が構成する環状空間内を両バーナー管11、1 2の先端方向に流れるので、水素ガスは両バーナー管11、12の先端から安定 して噴出する。酸素ガス導入管13aについても同様に、その中心軸が外周バー ナー管13の中心軸から離れるように外周バーナー管13に取り付ける。
【0006】 実際に本実施例の円筒状バーナーを用いて、酸素・水素ガスを燃焼させたとこ ろ、バーナー先端部付近でめくれ上がる火炎が少なくなり、火炎の直進性、安定 性が大幅に向上したことが確認された。さらに、石英を合成するために、四塩化 ケイ素ガスを原料として投入したところ、その反応ガスの噴出の安定についても 著しく向上したことが認められた。 以上の説明からわかるように、バーナー管の外周面に接続するガス導入管の中 心軸は、可能なかぎりバーナー管の中心軸から離して、導入ガス流が内側のバー ナー管外周面に衝突する割合を少なくすることが望ましい。 なお、本実施例では、2本のガス導入管をバーナー管の外周面に取り付けたが 、2本に限定されるものではない。
【0007】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、複数の円筒状のバーナー管が同心状に配 置され、各バーナー管にはガス導入管が接続されている円筒状バーナーにおいて 、バーナー管外周面に接続されるガス導入管は、該ガス導入管の中心軸の延長線 が前記バーナー管の中心軸から離れるように、前記バーナー管に接続されている ため、バーナー先端からの放出ガスの安定性が著しく向上するという優れた効果 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)はそれぞれ、本考案にかかる円
筒状バーナーの一実施例の縦断面図およびそのA−A断
面図である。
【図2】(a)、(b)はそれぞれ、従来の円筒状バー
ナーの縦断面図およびそのA−A断面図である。
【符号の説明】
11、12、13 バーナー管 11a、12a、13a 導入管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の円筒状のバーナー管が同心状に配
    置され、各バーナー管にはガス導入管が接続されている
    円筒状バーナーにおいて、バーナー管外周面に接続され
    るガス導入管は、該ガス導入管の中心軸の延長線が前記
    バーナー管の中心軸から離れるように、前記バーナー管
    に接続されていることを特徴とする円筒状バーナー。
JP8165092U 1992-10-30 1992-10-30 円筒状バーナー Pending JPH0646134U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8165092U JPH0646134U (ja) 1992-10-30 1992-10-30 円筒状バーナー

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JP8165092U JPH0646134U (ja) 1992-10-30 1992-10-30 円筒状バーナー

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JPH0646134U true JPH0646134U (ja) 1994-06-24

Family

ID=13752215

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JP8165092U Pending JPH0646134U (ja) 1992-10-30 1992-10-30 円筒状バーナー

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