JPH0645981Y2 - 金管楽器用の訓練器具 - Google Patents
金管楽器用の訓練器具Info
- Publication number
- JPH0645981Y2 JPH0645981Y2 JP1855289U JP1855289U JPH0645981Y2 JP H0645981 Y2 JPH0645981 Y2 JP H0645981Y2 JP 1855289 U JP1855289 U JP 1855289U JP 1855289 U JP1855289 U JP 1855289U JP H0645981 Y2 JPH0645981 Y2 JP H0645981Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rim
- training
- lips
- rod
- instrument
- Prior art date
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- Instructional Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばトランペット、トロンボーン、コルネ
ットなどの金管楽器を正しい唇の動きによって吹奏でき
るように、訓練するための器具に関する。
ットなどの金管楽器を正しい唇の動きによって吹奏でき
るように、訓練するための器具に関する。
周知のように、トランペット、トロンボーン、コルネッ
トなどの金管楽器は、それ自体発音体をもたず、吹奏者
の唇が発音源であるため、自由自在に正確な音を出して
演奏できるようになるには、かなりの訓練が必要であ
る。殊に、金管楽器の歌口に唇が正確にあてがわれると
共に正しい動きをしているかをチェックしつつ矯正して
いく訓練が重要であり、このためにいわゆるバズイング
訓練が行われている。
トなどの金管楽器は、それ自体発音体をもたず、吹奏者
の唇が発音源であるため、自由自在に正確な音を出して
演奏できるようになるには、かなりの訓練が必要であ
る。殊に、金管楽器の歌口に唇が正確にあてがわれると
共に正しい動きをしているかをチェックしつつ矯正して
いく訓練が重要であり、このためにいわゆるバズイング
訓練が行われている。
ところで従来、バズイング訓練に使用されている器具と
しては、第3図に示すようなものがある。すなわち、従
来のものは、唇をあてがう環状のリム11と、リム11の円
周縁から横方向に延びる持手12とから構成されており、
これを使用する場合には、一方の手で持手12を持って、
リム11を唇にあてがい、持手12で保持しながらリム11に
当たっている唇とその動きを、本人自身が鏡を見たり、
第三者による視覚を通してチェックしながら矯正しつつ
訓練をしていた。
しては、第3図に示すようなものがある。すなわち、従
来のものは、唇をあてがう環状のリム11と、リム11の円
周縁から横方向に延びる持手12とから構成されており、
これを使用する場合には、一方の手で持手12を持って、
リム11を唇にあてがい、持手12で保持しながらリム11に
当たっている唇とその動きを、本人自身が鏡を見たり、
第三者による視覚を通してチェックしながら矯正しつつ
訓練をしていた。
しかしながら、唇の当たるリム11を持手12によって一方
の腕で保持しながら訓練を行なうので、唇にリム11の圧
力がバランスよく均等に当たらず、持つ腕によって右ま
たは左に片寄ってしまうことは勿論、正確なプレス感覚
を唇に与えて訓練することができないという問題点があ
った。さらに、金管楽器本体を除外した状態で行なって
いるので、吹奏時の実感とはかけ離れた訓練とならざる
を得なく、その訓練の成果がいまひとつ上がらないとい
う大きな問題点を有していた。
の腕で保持しながら訓練を行なうので、唇にリム11の圧
力がバランスよく均等に当たらず、持つ腕によって右ま
たは左に片寄ってしまうことは勿論、正確なプレス感覚
を唇に与えて訓練することができないという問題点があ
った。さらに、金管楽器本体を除外した状態で行なって
いるので、吹奏時の実感とはかけ離れた訓練とならざる
を得なく、その訓練の成果がいまひとつ上がらないとい
う大きな問題点を有していた。
そこで本考案は前記事情に基づいてなされたものであ
り、実際に楽器を吹いているような実感を味わいながら
唇の動きのチェックならびに矯正が行ない得る金管楽器
用の訓練器具を提供することを目的とする。
り、実際に楽器を吹いているような実感を味わいながら
唇の動きのチェックならびに矯正が行ない得る金管楽器
用の訓練器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案は、唇をあてがう環状
のリムと、リムの中心を通り抜ける仮想延長線上に縦長
に配された先細の棒体と、リムと棒体とを間隔を保って
連結保持し得る支持杆とから構成されている。
のリムと、リムの中心を通り抜ける仮想延長線上に縦長
に配された先細の棒体と、リムと棒体とを間隔を保って
連結保持し得る支持杆とから構成されている。
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら具体
的に説明する。
的に説明する。
第1図は本考案による金管楽器用の訓練器具の代表的な
実施構造の一例を示すものである。図中において1で示
すのは、唇をあてがう環状のリムであり、このリム1は
金管楽器の歌口をあてがった場合と同等の感覚になるよ
うに、唇の当たる部分(リムの上面側)の形状は、歌口
のそれと同じように形成してある。リム1の下面には支
持杆2がリムの中心を通り抜ける仮想延長線Lに近づく
方向に下方へ傾斜して取付けてあり、さらに支持杆2の
先端は前記仮想延長線L上に沿って縦長に配される棒体
3に連結し保持されている。棒体3は断面が円形であっ
て、歌口の受け管4(第2図参照)に嵌脱可能なよう
に、テーパ状に徐々に先細に形成してある。
実施構造の一例を示すものである。図中において1で示
すのは、唇をあてがう環状のリムであり、このリム1は
金管楽器の歌口をあてがった場合と同等の感覚になるよ
うに、唇の当たる部分(リムの上面側)の形状は、歌口
のそれと同じように形成してある。リム1の下面には支
持杆2がリムの中心を通り抜ける仮想延長線Lに近づく
方向に下方へ傾斜して取付けてあり、さらに支持杆2の
先端は前記仮想延長線L上に沿って縦長に配される棒体
3に連結し保持されている。棒体3は断面が円形であっ
て、歌口の受け管4(第2図参照)に嵌脱可能なよう
に、テーパ状に徐々に先細に形成してある。
以上構成される本案品をバズイングの訓練に使用するに
は、第2図に示すように、棒体3を金管楽器例えばトラ
ンペット5における歌口の受け管4に一部分を食み出し
た状態で嵌め込むものであるが、この際リム1は、トラ
ンペット5の先端位置に飛び出た状態で支持杆2によっ
て間隔を保ち保持される。このリム1に唇をあてがいト
ランペット5を通常の吹奏時のように持ってバズイング
を行なえば、間隔を保って保持されているリム1にあて
がわれた唇の動きは、鏡や第三者の視覚を通して容易に
見ることができる。
は、第2図に示すように、棒体3を金管楽器例えばトラ
ンペット5における歌口の受け管4に一部分を食み出し
た状態で嵌め込むものであるが、この際リム1は、トラ
ンペット5の先端位置に飛び出た状態で支持杆2によっ
て間隔を保ち保持される。このリム1に唇をあてがいト
ランペット5を通常の吹奏時のように持ってバズイング
を行なえば、間隔を保って保持されているリム1にあて
がわれた唇の動きは、鏡や第三者の視覚を通して容易に
見ることができる。
前記リム1、支持杆2及び棒体3は、歌口を形成してい
る金属と同様の金属で成形することが望ましいが、必ず
しもこれに限定されず、他の金属あるいは合成樹脂材で
成形してもよい。たとえば合成樹脂材で成形した場合な
ど強度的に問題がある場合には、リム1と棒体3を連結
し保持する支持杆2の本数を複数本(2〜3本が適当で
ある。)にしてもよい。また棒体3は図示のように筒状
であってもよいが、中が詰まった状態のものでもよい。
さらに、リム1並びに金管楽器の歌口の受け管4に嵌め
込む棒体3の各径は、トランペット、トロンボーン、コ
ルネットなどの各種金管楽器における歌口の大きさ並び
にその受け管の径の大きさにそれぞれ対応して形成す
る。
る金属と同様の金属で成形することが望ましいが、必ず
しもこれに限定されず、他の金属あるいは合成樹脂材で
成形してもよい。たとえば合成樹脂材で成形した場合な
ど強度的に問題がある場合には、リム1と棒体3を連結
し保持する支持杆2の本数を複数本(2〜3本が適当で
ある。)にしてもよい。また棒体3は図示のように筒状
であってもよいが、中が詰まった状態のものでもよい。
さらに、リム1並びに金管楽器の歌口の受け管4に嵌め
込む棒体3の各径は、トランペット、トロンボーン、コ
ルネットなどの各種金管楽器における歌口の大きさ並び
にその受け管の径の大きさにそれぞれ対応して形成す
る。
以上説明したように本考案は、金管楽器の先端位置に飛
び出た状態で間隔を保ってリムを保持し、あてがわれた
唇の動きが確実に見えるようにしたので、バズイングの
訓練が実際に吹奏しているのと同様な感覚で行なうこと
ができるようになり、従って真実感を伴なった的確な訓
練ならびに矯正が可能となって、訓練の成果の飛躍的な
向上に寄与できるものである。特に、リムに当たるプレ
ス感覚が実際の吹奏時と同等の実感をもってできるの
で、バズイングの訓練が正確に行ない得るものである。
び出た状態で間隔を保ってリムを保持し、あてがわれた
唇の動きが確実に見えるようにしたので、バズイングの
訓練が実際に吹奏しているのと同様な感覚で行なうこと
ができるようになり、従って真実感を伴なった的確な訓
練ならびに矯正が可能となって、訓練の成果の飛躍的な
向上に寄与できるものである。特に、リムに当たるプレ
ス感覚が実際の吹奏時と同等の実感をもってできるの
で、バズイングの訓練が正確に行ない得るものである。
第1図は本考案による金管楽器の訓練器具の一実施例を
示す斜視図、第2図はその使用状態を示す正面図、第3
図は従来例を示す斜視図である。 1……リム、2……支持杆、3……棒体、L……仮想延
長線。
示す斜視図、第2図はその使用状態を示す正面図、第3
図は従来例を示す斜視図である。 1……リム、2……支持杆、3……棒体、L……仮想延
長線。
Claims (1)
- 【請求項1】唇をあてがう環状のリム(1)と、リム
(1)の中心を通り抜ける仮想延長線(L)上にリム
(1)と間隔を保って縦長に配した棒体(3)とを、支
持杆(2)によって連結保持し、前記棒体(3)を歌口
の受け管(4)に嵌脱可能にテーパ状の先細形状に形成
したことを特徴とする金管楽器用の訓練器具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1855289U JPH0645981Y2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 金管楽器用の訓練器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1855289U JPH0645981Y2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 金管楽器用の訓練器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02109379U JPH02109379U (ja) | 1990-08-31 |
JPH0645981Y2 true JPH0645981Y2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=31233303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1855289U Expired - Fee Related JPH0645981Y2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 金管楽器用の訓練器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645981Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4521666B1 (ja) * | 2009-06-19 | 2010-08-11 | 利幸 高橋 | 金管楽器用練習器具 |
-
1989
- 1989-02-20 JP JP1855289U patent/JPH0645981Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4521666B1 (ja) * | 2009-06-19 | 2010-08-11 | 利幸 高橋 | 金管楽器用練習器具 |
WO2010146946A1 (ja) * | 2009-06-19 | 2010-12-23 | Takahashi Toshiyuki | 金管楽器用練習器具 |
JP2012168206A (ja) * | 2009-06-19 | 2012-09-06 | Toshiyuki Takahashi | 金管楽器用練習器具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02109379U (ja) | 1990-08-31 |
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Legal Events
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