JPH0644757Y2 - 車両の成形天井取付構造 - Google Patents

車両の成形天井取付構造

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JPH0644757Y2
JPH0644757Y2 JP876190U JP876190U JPH0644757Y2 JP H0644757 Y2 JPH0644757 Y2 JP H0644757Y2 JP 876190 U JP876190 U JP 876190U JP 876190 U JP876190 U JP 876190U JP H0644757 Y2 JPH0644757 Y2 JP H0644757Y2
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sunroof
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JP876190U
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晃 桑原
広明 工藤
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池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、サンルーフを具えた車両の成形天井取付構造
に関する。
[従来の技術] 近年、乗用車において、ルーフパネルに矩形状の開口部
を形成し、この開口部を覆って取り付けられているシェ
ードをスライドさせて開閉するようにしたサンルーフを
備えたものが多く提案されている。
第8図は従来のサンルーフ付乗用車の一部を示したもの
である。この構造では、不図示のルーフパネルに形成さ
れた矩形状の開口部の周囲にサンルーフフレーム51が配
設され、かつこの下側にルーフパネルの開口部に対応し
て矩形状に形成された開口部を有する成形天井52が配設
されている。そして、上記開口部側では、成形天井52の
上面をサンルーフフレーム51の下面に密着当接させ、こ
の状態で上記両開口縁部を挟むようにしてウエルト53を
差し込み、成形天井52をサンルーフフレーム51を介して
ルーフパネルに取り付けている。このようにして成形天
井52をルーフパネルに取り付けている乗用車では、ウエ
ルト53で縁取りした開口部54が車体のルーフに形成され
た状態になる。加えて、この開口部54は、スライドレー
ル55に案内されて移動可能に取り付けられた不図示のガ
ラスリッドと、このガラスリッドの下側でスライドする
シェード56とで開閉できるようになっている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このように成形天井52の開口縁部とサン
ルーフフレーム51の開口縁部との間にウエルト53を差し
込んでこれらの端末処理を行う場合には、ウエルト53と
成形天井52の間に形成されるパーティングや、ウエルト
53と成形天井52との材質の違いによって端末の見栄えが
悪くなるという問題点があった。
また、成形天井52は一旦取り付けた後も、サンルーフな
どの保守整備などで取り外す必要が生ずる場合がある。
したがって、組立工場での組立作業だけでなく、このよ
うなときに簡単に取り外せ、再び簡単にしかも見栄えを
損なうことなく組み付けることのできる構造が望まれ
る。しかし、従来構造ではウエルト53を大きく開かせて
差し込むという作業が必要になっている。このため、端
末処理作業が煩雑になり作業性が悪い。しかも保守整備
で脱着される毎に、ウエルト53やその周辺部分にキズな
どが発生して見栄えを悪くするなどの問題点があった。
さらに、成形天井52における基材57の下側に添設された
表皮材58が布である場合には、ウエルト53を植毛使用と
することによって端末の美感を向上させ得るが、ウエル
ト53が高価になると言う問題点もあった。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その
目的は美感が損なわれることなく、取付作業も簡単で、
しかも安価なサンルーフ構造にすることができる車両の
成形天井取付構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案は、サンルーフフレーム
で画成された矩形状の開口部を有するルーフパネルの下
側に前記開口部に対応した矩形状の開口部を有する成形
天井を取り付けるとともに、前記成形天井の前記開口部
を覆ってスライド可能に取り付けたシェードをスライド
させて前記開口部を開閉するサンルーフを備え、かつ前
記成形天井が基材とこの基材の下面に重合配置された表
皮材とでなる車両の成形天井取付構造であって、前記サ
ンルーフフレームの上面に前記開口部の縁に沿って係合
溝を設けるとともに、前記成形天井の開口縁部に対応し
て前記表皮材の端部より一体形成した延長部を設けてな
り、前記係合溝内に挟み込み可能なブラケットを介して
前記サンルーフフレーム側に前記延長部を取り付けたも
のである。
[作用] この構成によれば、サンルーフフレームの上面に形成さ
れている係合溝に、表皮材の端部より一体に設けられた
延長部を対応配置させ、さらに係合溝内にブラケットを
挟み込むと表皮材の延長部がサンルーフフレーム側に取
り付けられて、これにより成形天井をサンルーフフレー
ム側に保持させておくことができる。また、逆に係合溝
内に挟み込まれているブラケットを強制的に引き出すと
サンルーフフレーム側での拘束力が解かれて再び成形天
井を取り外すことができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明
する。
第1図は本考案に係る車両の成形天井取付構造の一実施
例を適用した乗用車を示す外観斜視図で、第2図は第1
図のA−A線に沿う拡大概略縦断面図である。
図において、この乗用車1では、ルーフパネル2とこの
ルーフパネル2の下側に取り付けられる成形天井12にそ
れぞれ矩形状の開口部3が形成され、さらにこの開口部
3を覆ってガラスリッド4とシェード5とが配設されて
いる。そして、シェード5をスライドさせて開けると、
ガラスリッド4を通して車室内に外光を取り入れること
ができる。また、ガラスリッド4も同時にスライドさせ
て開けると車室の内側と外側とが通じて外気を採り入れ
ることができるようになっている。
さらに詳述すると、開口部3には、支持フレーム6を介
して車体7に取り付けられたサンルーフフレーム8が設
けられており、このサンルーフフレーム8で開口部3の
内側が矩形状に画成された状態になっている。ここで、
このサンルーフフレーム8は接着強度が高く、かつ肉薄
に形成しても機械的強度に優れた性質を持つ、例えばニ
ュークレン樹脂材で一体に成形されている。そして、こ
のサンルーフフレーム8の左右両側には、ガラスリッド
4を前後方向に不図示のスライド部材を介して摺動案内
するレール部9と、シェード5を前後方向に摺動案内す
るレール部10とがそれぞれ一体に形成されている。ま
た、サンルーフフレーム8の上面8aには、開口部3の前
後左右の各縁に沿って表皮材取付用の係合溝11がそれぞ
れ一体に形成されている。なお、各係合溝11は、さらに
第3図および第4図でも示すように、サンルーフフレー
ム8の上面8aから下方に向かうに従って溝幅が広がる末
広がりの状態で形成されている。
次に、成形天井12は表皮材13と基材14とで構成されてい
る。そして、上記開口部3が形成された一端側には延長
部13aが端部より延長されて一体に設けられており、こ
の延長部13aは開口部3内を通って裏面側へサンルーフ
フレーム8上の係合溝11上を越えて折り返すことができ
る状態になっている。なお、この延長部13aはブラケッ
ト22を介してサンルーフフレーム8上に固定されるもの
で、ゴムなどの弾性材で形成されており、平板部22a
と、この平板部22aの下面中心より突出して設けられた
係合部22bとを一体に有している。加えて、係合部22bの
縦断面形状は係合溝11の縦断面形状に略対応しており、
延長部13aの外側から係合溝11内側へ押されると、延長
部13aと共に係合溝11内に圧入されて係止できるように
なっている。
そして、このように構成された乗用車において、ルーフ
パネル2の下側に成形天井12を取り付ける場合は、まず
開口部3を対応させた状態で、ルーフパネル2の下側に
成形天井12を当接配置する。なお、このとき各延長部13
aは、開口部3内を通ってサンルーフフレーム8の裏面
側に導かれて係合溝11を覆って配置される。次に、係合
溝11に対応する延長部13aの外側からブラケット22を係
合溝11内に向かって押し付け、この係合溝11内にブラケ
ット22を、第2図および第3図に示すように延長部13a
と共に圧入させると、この圧入で延長部13aが係合溝11
内に挟み込まれて係止される。なお、この係止作業は開
口部3の前後左右の孔縁に対応して設けられている各係
合溝11の部分でそれぞれ行われる。したがって、このよ
うにして延長部13aがブラケット22と共に係合溝11内に
圧入されてこの係合溝11内に取り付けられると、これに
よって成形天井12の開口部3側がサンルーフフレーム8
を介してルーフパネル2の下側に取り付けられる。ま
た、成形天井12の外周側は図示しないが別の固定手段を
用いてルーフパネル2側に取り付けられる。
一方、上述したようにしてルーフパネル2の下側に取り
付けている成形天井12を保守整備などで逆に取り外す場
合は、まず成形天井12の外周側の固定を外す。次いで、
係合溝11内よりブラケット22を取り外す。すると、係合
溝11内での延長部13aの拘束力が解かれ、成形天井12を
サンルーフフレーム8より取り外すことができる。そし
て、保守整備が終って再び取り付ける場合は、上述した
組み付けと同様にして作業すると取り付けることができ
る。
このように、この車両の成形天井取付構造では、従来の
ようなウエルトを用いて取り付けるものではなく、延長
部13aをブラケット22と共に係合溝11内に圧入させるだ
けで取り付けることできる。したがって組立作業が簡単
になり、また開口縁部にパーティングラインが現れるこ
ともなく見栄えが向上する。さらに、表皮材13を布など
で形成した場合でもウエルトに植毛をするようなことが
なくなりコストを下げることができる。
次に、第5図乃至第7図は本考案に係る車両の成形天井
取付構造の一変形例を示すものである。なお、第5図乃
至第7図において第1図乃至第4図と同一符号を付した
ものは第1図乃至第4図と同じものを示している。
そして、この変形例として示したものでは、ブラケット
22を延長部13aの内側面に直接固定するとともに、この
ブラケット22を係合溝11内に直接圧入係止するようにし
たものである。すなわち、この変形例では、延長部13a
をサンルーフフレーム8に固定する場合は、まず延長部
13aを係合溝11の上側まで回し、この延長部13aの内側面
に固定されているブラケット22を係合溝11内に圧入させ
て固定し、このブラケット22とサンルーフフレーム8と
の固定を介して延長部13aをサンルーフフレーム8に取
り付けるようにしたものである。そして、この構造で
は、係合溝11内にブラケット22の係合部22bが圧入され
るとき、この係合部22bが圧縮変形された状態で圧入さ
れ、この圧縮変形でブラケット22と係合溝11内の壁の間
に大きな摩擦保持力が生じて、より強固な保持力が得ら
れるようになっている。また、取り外す場合も、延長部
13aの一部を外側へ強く引くと、係合溝11内よりブラケ
ット22と共に延長部13aを強制的に外すことができる。
これにより成形天井12を簡単に取り外すことができ、組
立・分解作業の簡略化が図れる。
[考案の効果] 以上説明したとおり、本考案に係る車両の成形天井取付
構造によれば、従来のようなウエルトを用いて取り付け
るものではなく、ブラケットを係合溝内に圧入させるだ
けで取り付けることができるとともに、係合溝よりブラ
ケットを強制的に引き出すと固定を解くこともできるの
で組立・分解の作業性が向上する。
また、成形天井の端末も表皮材を基材の裏側へ巻き込ん
で処理することができるので見栄えが向上し、かつコス
トを下げて安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両の成形天井取付構造の一実施
例を適用した乗用車を示す外観斜視図、第2図は第1図
のA−A線に沿う拡大縦断面図、第3図はサンルーフフ
レームに成形天井を取り付けた状態で第2図のB部を拡
大して示した断面図、第4図は第3図に示した部分に相
当する部分の分解斜視図、第5図は本考案に係る車両の
成形天井取付構造の一変形例を示した縦断面図、第6図
はサンルーフフレームに成形天井を取り付けた状態で第
5図のC部を拡大して示した断面図、第7図は第6図に
示した部分に相当する部分の分解斜視図、第8図は従来
のサンルーフ付乗用車の一部を示した断面図である。 2…ルーフパネル 3…開口部 5…シェード 8…サンルーフフレーム 11…係合溝 12…成形天井 13…表皮材 13a…延長部 14…基材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンルーフフレームで画成された矩形状の
    開口部を有するルーフパネルの下側に前記開口部に対応
    した矩形状の開口部を有する成形天井を取り付けるとと
    もに、前記成形天井の前記開口部を覆ってスライド可能
    に取り付けたシェードをスライドさせて前記開口部を開
    閉するサンルーフを備え、かつ前記成形天井が基材とこ
    の基材の下面に重合配置された表皮材とでなる車両の成
    形天井取付構造であって、前記サンルーフフレームの上
    面に前記開口部の縁に沿って係合溝を設けるとともに、
    前記成形天井の開口縁部に対応して前記表皮材の端部よ
    り一体形成した延長部を設けてなり、前記係合溝内に挟
    み込み可能なブラケットを介して前記サンルーフフレー
    ム側に前記延長部を取り付けたことを特徴とする車両の
    成形天井取付構造。
JP876190U 1990-01-31 1990-01-31 車両の成形天井取付構造 Expired - Lifetime JPH0644757Y2 (ja)

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