JPH0644184U - 収納ケース - Google Patents

収納ケース

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JPH0644184U
JPH0644184U JP10552991U JP10552991U JPH0644184U JP H0644184 U JPH0644184 U JP H0644184U JP 10552991 U JP10552991 U JP 10552991U JP 10552991 U JP10552991 U JP 10552991U JP H0644184 U JPH0644184 U JP H0644184U
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wall
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JP10552991U
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JPH0741184Y2 (ja
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靖幸 村上
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 細長い棒状体である治工具を用いない限り、
一対のケース部分を分離することができないようにす
る。 【構成】 対向する一対の各ケース部分8,9に爪1
4,15と係止孔18,19とを形成し、外方に臨む凹
溝12を形成するための段差11に臨んで、外壁10,
20の周縁部に切欠き23,25を形成し、この切欠き
23,25内に棒状体28を挿入して爪14,15と係
止孔18,19との係止状態を解除し、ケース部分8,
9を分離して収納ケース7の分解を容易に行うことがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子機器などの用途に好適に用いられる収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような収納ケースは、たとえばABSなどの合成樹脂製であり、ワイヤレ スリモコンなどと呼ばれる無線遠隔操作装置などの電子機器のために用いられて いる。典型的な先行技術は図8に示されている。合成樹脂製ケース部分1,2の 外壁には内方に突出した爪3と、この爪3が係止する係止孔4とがそれぞれ形成 され、ケース部分1,2が対向して組合わされて収納ケースが構成される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような図8に示される先行技術では、爪3が係止孔4に嵌合した後には、 分解は不可能となってしまう。したがってこの収納ケース内に収納されている電 気回路の故障などが生じたときであっても、修理が困難になる。
【0004】 本考案の目的は、一対のケース部分を組合わせた状態では、その一対のケース 部分を分解することを困難ないしは不可能とし、しかも予め定めた治工具を用い ることによって分解することが容易に可能である収納ケースを提供することであ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、一対のケース部分が対向して組合わされて構成され、その一対のケ ース部分のいずれか一方の外壁の端部は、周方向に延びる段差を有し、これによ って一対のケース部分が組合わされた状態で外方に臨む凹溝が形成される収納ケ ースにおいて、 一方のケース部分には、爪が形成され、 他方のケース部分には、前記爪に係止する係止部が形成され、 段差に臨む外壁の周縁部には、細長い棒状体が挿入可能に切欠きが形成される ことを特徴とする収納ケースである。
【0006】
【作用】
本考案に従えば、収納ケースを構成する一対のケース部分のうち、一方のケー ス部分には爪が形成され、他方のケース部分には係止部が形成され、爪が係止部 に係止することによって、一対のケース部分が対向して組合わされる。これらの 一対のケース部分のいずれか一方の外壁の端部には、周方向に延びる段差を有し 、これによって一対のケース部分が組合わされた状態で外方に臨む凹溝が形成さ れる。この凹溝によって、各ケース部分の外壁の外面が不連続となり、したがっ てそれらの各外壁が僅かに厚み方向にずれていても、美感が劣ることはない。
【0007】 特に本考案に従えば、前記段差に臨む外壁の周縁部には、細長い棒状体が挿入 可能に切欠きが形成されており、この切欠き内に前記棒状体を挿入して傾斜させ ることによって、爪が係止部から離脱して、各ケース部分に分離して、収納ケー スを分解することが容易に可能である。このような切欠きは、段差に形成される ので、美感が低下することはない。また棒状体を切欠きに挿入したときに、その 段差付近に傷が付くことがあり得るけれども、そのような傷は、段差付近に形成 されるだけであり、外部からほとんど見えず、または全く見えず、このことから もまた、美感の低下が防がれる。段差および切欠きは、一対のケース部分のいず れか一方にだけ形成されてもよいけれども、両者にそれぞれ形成されてもよい。
【0008】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例の一部の断面図である。収納ケース7は一対のケー ス部分8,9を有し、これらの各ケース部分8,9はABSなどの合成樹脂材料 から成る。
【0009】 図2は、収納ケース7の全体の斜視図である。この収納ケース7内には、無線 遠隔操作装置の電気回路などが収納される。
【0010】 図3は、図1および図2に示される実施例の一部の分解斜視図である。収納ケ ース7は一対のケース部分8,9が対向して組合わされて構成される。一対のケ ース部分8,9のうち、いずれか一方のケース部分9の外壁10の端部には、周 方向に延びる段差11が形成される。この段差11は、一対のケース部分8,9 が組合わされた状態で、外方に臨む凹溝12を形成する。
【0011】 図4はケース部分8の底面図であり、図5はケース部分9の平面図であり、図 6は図4および図5における切断面線VI−VIから見た断面図であり、図7は 図4および図5の切断面線VII−VIIから見た断面図である。一方のケース 部分8には、複数の爪14,15が形成され、他方のケース部分9には、外壁1 0から立上った立上がり部16,17に、係止孔18,19が形成される。爪1 4,15が係止孔18,19内に弾発的に嵌め込まれることによって、相互に係 止し、ケース部分8,9が一体的となって収納ケース7が組立てられる。こうし てケース部分8,9が対向して組合わされた状態で、ケース部分8の外壁20の 端面21は、もう1つのケース部分9の外壁10の段差11における端面22に 当接している。
【0012】 ケース部分9の段差11に臨む外壁10の周縁部には、切欠き23が形成され る。この切欠き23は、対を成す立上がり部17,18の間に配置されており、 内方になるにつれてもう1つのケース部分8に近づく方向に傾斜した傾斜面24 を有する。ケース部分8の外壁20の端面21付近で前述の切欠き23に対向し て、切欠き25が形成される。この切欠き25は、内方になるにつれてもう1つ のケース部分9から遠去かる方向に傾斜した傾斜面26を有する。傾斜面24, 26は相互に平行であり、ケース部分8,9が対向して組合わされた状態で、挿 入孔27が形成される。この挿入孔27には、図3に示される治工具である細長 い棒状体28が挿入可能である。この棒状体28は、たとえばドライバビットで あってもよく、またピンセットの先端部などであってもよい。そして、この構成 により、挿入口27がケース表面に対して傾斜した孔となるため挿入口27から ケース内部が見え難くなり、見ばえが向上する。
【0013】 図1(1)に示されるように、爪14が係止孔18に嵌り込んで係止し、ケー ス部分8,9が組合わされた状態で、収納ケース7内の電気回路の故障などが生 じて、ケース部分8,9を分離する必要が生じたときには、図1(1)に示され るように棒状体28を挿入孔27に挿入し、矢符29で示されるように角変位す る。これによって棒状体28はケース部分8の切欠き25の傾斜面26の端部2 6aと、ケース部分9の切欠き23の傾斜面24の端部24aとに当接し、さら にこの棒状体28を矢符29のように角変位することによって図1(2)に示さ れるようにケース部分8の外壁20が外方35に、またケース部分9の外壁10 が内方36に傾斜し、これによって爪14は係止孔18から離脱した状態となる 。このことは爪15および係止孔19に関しても同様である。
【0014】 こうしてケース部分8,9を容易に分離して収納ケース7を分解することがで きる。棒状体28が当接する前記端部26a,24aには、その棒状体28によ ってわずかに傷が付くことがあり得るけれども、このような端部26a,24a は、段差11が形成されていることによって外部からは見えにくく、あるいはま た全く見えず、したがって美感が低下することはない。
【0015】 上述の実施例では、ケース部分9の立上がり部16,17に係止孔18,19 が形成されたけれども、本考案の他の実施例として、立上がり部16,17が形 成されず、切欠き23が形成された壁部に係止孔18,19が直接に形成される ようにしてもよい。切欠き23,25のうち、一方の切欠き23または25だけ が形成されてもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、一対の対向して組合わされるケース部分の少な くともいずれか一方の外壁の端部に段差を形成し、一対のケース部分が組合わさ れた状態では外方に臨む凹溝が形成されるようにする。この段差に臨む外壁の周 縁部には切欠きを形成し、この切欠き内に細長い棒状体である治工具を挿入する ことによって、爪と係止部とが係止している状態を容易に離脱して、ケース部分 を分離して収納ケースを容易に分解することが可能になる。またこのような棒状 体を使用しない限り、爪と係止部との係止の解除は困難または不可能であり、し たがって収納ケースが不用意に開かれてしまうことを防ぐことができる。
【0017】 また本考案によれば、切欠きは、段差に臨む外壁の周縁部に形成されているの で、美感の低下をもたらすことはない。またこの切欠き内に棒状体を挿入して爪 と係止部との係止状態を解除する際に、その切欠き付近に傷が付くことがあり得 るけれども、このような傷は、段差に臨んでおり、したがって外部から見えにく く、または全く見えず、したがって美感が低下することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の一部の断面図である。
【図2】本考案の一実施例の収納ケース7の斜視図であ
る。
【図3】図1および図2に示される実施例の一部の分解
斜視図である。
【図4】ケース部分8の底面図である。
【図5】ケース部分9の平面図である。
【図6】図4および図5における切断面線VI−VIか
ら見た断面図である。
【図7】図4および図5の切断面線VII−VIIから
見た断面図である。
【図8】先行技術の一部の断面図である。
【符号の説明】
7 収納ケース 8,9 ケース部分 10,20 外壁 11 段差 12 凹溝 14,15 爪 16,17 立上がり部 18,19 係止孔 23,25 切欠き 28 棒状体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のケース部分が対向して組合わされ
    て構成され、その一対のケース部分のいずれか一方の外
    壁の端部は、周方向に延びる段差を有し、これによって
    一対のケース部分が組合わされた状態で外方に臨む凹溝
    が形成される収納ケースにおいて、 一方のケース部分には、爪が形成され、 他方のケース部分には、前記爪に係止する係止部が形成
    され、 段差に臨む外壁の周縁部には、細長い棒状体が挿入可能
    に切欠きが形成されることを特徴とする収納ケース。
JP1991105529U 1991-12-20 1991-12-20 収納ケース Expired - Lifetime JPH0741184Y2 (ja)

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JPH0741184Y2 JPH0741184Y2 (ja) 1995-09-20

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