JPH0643915B2 - 連続式液位計 - Google Patents

連続式液位計

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JPH0643915B2
JPH0643915B2 JP61004540A JP454086A JPH0643915B2 JP H0643915 B2 JPH0643915 B2 JP H0643915B2 JP 61004540 A JP61004540 A JP 61004540A JP 454086 A JP454086 A JP 454086A JP H0643915 B2 JPH0643915 B2 JP H0643915B2
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JP
Japan
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sensing element
liquid
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liquid level
temperature
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JP61004540A
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悦朗 幅田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車などの燃料の量を、正特性サーミスタの
自己発熱の程度が液中と空中とで異なることを利用して
検知し表示するもので、液面の変化を連続的に表示でき
る連続式液位計に関するものである。
従来の技術 正特性サーミスタは、温度が上昇するとある温度(キュ
リー温度)以上になると急激に抵抗値が上昇する性質を
持った感温抵抗体で、半導体セラミクスや高分子材料か
らなっている。これに電圧を印加して自己発熱させた場
合、その素子が空中にある時とガソリンなどの液中にあ
る時とでは温度が異なり、ひいてはその抵抗値が異なる
ことを利用して液面センサとして用いることができる。
従来のこの種の液位計は、負特性サーミスタを用いたも
のが実用化されている。第5図でその構成を示す。第5
図において、1はロッド状の負特性サーミスタによる検
知素子で、2はそれに固着されているニッケルなどのリ
ード線である。3は絶縁板、4は金属筒で、これらでケ
ースを構成し、この中央部に前記検知素子1がリード線
2を介して固定されている。5はランプであり、これに
検知素子1と電源とを直列に接続してある。
このような液位計において、検知素子1が空中にある時
は、検知素子1の熱放散係数が小さいため、発熱しやす
く温度が高くなる。そのため検知素子1の抵抗が小さく
なり、流れる電流が大きく、ランプ5が点灯する。ま
た、金属筒4が液中にある時は、透孔aから液が入り、
検知素子1が液に浸漬される。この時は検知素子1の熱
が液に奪われ、熱放散係数が大きくなるので、検知素子
1の抵抗が大きくなって回路に流れる電流が少なくな
り、ランプ5が消灯する。
第6図,第7図はさらに別の従来例で、第5図に示した
負特性サーミスタを複数個用い、液面の変化を段階的に
表示できるものである。(実開昭57−105930号
公報) 発明が解決しようとする問題点 従来の液位計は、負特性サーミスタの自己発熱の量が液
中と空気中で大きく異なることを利用して、その抵抗値
が液中と空気中で異なり、流れる電流の大小により、ラ
ンプが点灯及び消灯するものである。そのため、非常に
簡単な回路で液の有無が表示できる。しかしながら、検
知素子が1ケであるため、表示できる液位は検知素子が
液中にあるか空中にあるかという、ただ一点のみであ
り、液位の変化を連続的に表示することができなかっ
た。そのため、検知素子を複数個用いる構造も考案され
ているが、これでも液位を段階的に表示するだけで、連
続的に液位の量を表示することはできなかった。
また、検知素子に負特性サーミスタを用いているため、
周囲温度が上昇すると液中にある場合でも検知素子の温
度が上昇し、液温の上昇が大きくなっていた。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、液面の変化に伴
ない浸漬する長さが変化するように固定された正特性サ
ーミスタからなる長尺の検知素子と、その検知素子に直
列に接続された電源及びその直列回路に流れる電流の表
示装置からなり、前記検知素子の両電極を結ぶ線の方向
が液面に平行にしたものである。
作用 この構成による作用を説明する。まず正特性サーミスタ
は温度が上昇すると、ある温度(キュリー温度)以上で
急激に抵抗値が上昇する感温抵抗体で、チタン酸バリウ
ム系の半導体セラミクスや、高分子樹脂に導電粉を混合
したものなどで作成できる。この正特性サーミスタで構
成された長尺の検知素子に電圧を印加し、検知素子全体
が空中にある時、検知素子は自己発熱し、抵抗が大きく
なってある温度で熱平衡に達する。この時、回路に流れ
る電流もある一定の電流で安定する。その電流値は電流
の表示装置で表示されている。そして、液位が増加して
検知素子の端部から次第に浸漬されていくと、その浸漬
された部分の温度が低くなり、そこの部分の抵抗が小さ
くなる。すると、検知素子の一部の抵抗が減少するの
で、電流はそれに応じて増大する。一方、検知素子全体
が液中に浸漬すると、電流は最も大きくなる。このよう
に液位に応じて電流が連続的に変化し、その値を電流表
示装置で読み取ることができる。また、検知素子の両電
極を結ぶ線を液面に垂直にした場合、検知素子の空中に
ある部分と、液中にある部分が直列に接続されたように
なり、空中にある部分の抵抗値が高くなり、そこに電圧
が集中し液中の部分に電圧が印加されなくなる。そのた
め、検知素子の両電極を結ぶ線は液面に平行である必要
がある。
実施例 第1図は本発明の一実施例による連続式液位計を示す概
略構成図であり、第1図において、6は板状の正特性サ
ーミスタによる長尺の検知素子で、例えば形状は厚さ1
mm×幅2mm×長さ100mmであり、常温抵抗値は3Ω、
キュリー温度は60℃である。この検知素子6は液面の
変化に伴ない浸漬する長さが変化するように取付けられ
る。7は前記正特性サーミスタの両主面に設けられた電
極であり、この両面の電極7を結ぶ線の方向が液面と平
行となるように検知素子6は固定される。8は検知素子
6に直列に接続された電源で12V、9は電流計で検知
素子6に流れる電流を表示するものである。
今、検知素子全体が空中にある時は、熱放散係数が小さ
いので検知素子は自己発熱し、高い温度で熱平衡に達す
る。そのため検知素子の抵抗値は高くなる。この時の電
流は100mAであった。逆に、検知素子全体がガソリ
ン中にある時は抵抗が低く、電流は800mAであっ
た。また、検知素子の端部から順次浸漬されていくと、
電流値はそれに応じて100mAから800mAまでほ
ぼ直線的に変化する。
このように特別な回路を用いずに、非常に簡単な構成
で、電流の変化を読み取るだけで、液位の変化を連続的
に示すことができる。また、正特性サーミスタを用いて
いるので、自己温度制御作用を有し、表面温度は周囲温
度が上昇してもほぼ一定で過熱することはない。
第2図は正特性サーミスタによる検知素子の別の実施例
の斜視図である。第2図において、10は正特性サーミ
スタで、11はそれの両主面につけられた銀などの電極
である。第3図に示す12はこの小さな正特性サーミス
タ10を並列に複数個ほぼ密着させて、黄銅板などの共
通電極13を用いて半田など(図示せず)で固着した検
知素子である。一般に、正特性サーミスタなどのセラミ
ックはもろくて、本発明に用いるような長尺な形状を作
成するのが困難であるが、第3図に示したような構成で
検知素子を構成すると、小さな形状の正特性サーミスタ
を用いることができ、歩留まりが良く、簡単に長尺な検
知素子を作成することができる。
第4図は、温度補償を簡単な構成で広い温度範囲で使用
可能にした本発明の別の実施例である。14は長尺の正
特性サーミスタによる検知素子で、前述したように液へ
の浸漬長さに応じてその抵抗値は変化する。15は同様
に正特性サーミスタによる温度補償用素子で、常に液中
にあるいは空中にあるか、または形状を大きくして、液
中と空中での発熱量の差をほとんどなくし、その抵抗は
周囲温度のみによってきまるようにしたものである。1
6は交叉コイル比率計である。この交叉コイル比率計1
6は、交叉した2つのコイルを用いて、その2つのコイ
ルに流れる電流の比を表示できるものである。
そして、一方のコイルC1には検知素子14に流れる電
流を流し、他方のコイルC2には温度補償用素子15に
流れる電流を流す。
ここで、温度補償用素子を用いない場合、検知素子に流
れる電流は液中と空中で大きく異なるが、さらに周囲温
度によっても異なり、広い温度範囲で電流値のみで液位
を表示することは困難であった。なお、第4図で17は
鉄などの磁性体、18は指針である。
第4図に示す実施例では、温度補償用素子を用い、検知
素子に流れる電流と温度補償用素子に流れる電流との比
が、液位が一定であれば周囲温度が変っても一定にし、
広い温度範囲で液位の表示を可能にしたものである。ま
た、両者に流れる電流の比を表示するのに、交叉コイル
比率計を用いると、簡単で安価にその電流の比を表示で
きる。
第5図aは温度補償用素子を用いない場合の検知素子に
流れる電流i1の様子を示し、周囲温度によって特性が
大きく変化していることが解る。一方、第5図bは温度
補償用素子を用い、それに流れる電流i2とi1との比i
1/i2の様子を示したものである。この場合、i2/i1
は周囲温度によらず、液面の変化のみによって決まって
いる。
なお、本実施例では検知素子の形状を板状のものと、半
田で接合したもののみを示したが、棒状あるいはフィル
ム状,薄膜状のものでも良い。また、直列回路の中に適
宜固定抵抗を挿入しても良い。
発明の効果 以上のように本発明によれば、検知素子として長尺な正
特性サーミスタを用いるとともに、この検知素子の両端
の電極を結ぶ線の方向が液面に平行となるようにしたも
のであるから、特別な増幅回路などを用いることなく、
簡単な構成で液位の連続した変化を表示でき、また液中
での過熱の恐れのない実用的価値の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による連続式液位計を示す概
略構成図、第2図a、bは本発明に用いる検知素子の構
成例を説明する斜視図、第3図は本発明における連続式
液位計の他の実施例を示す回路図、第4図a,bは本発
明の動作の様子を説明するグラフ、第5図,第7図及び
第6図はそれぞれ従来の液位計を示す概略構成図及び回
路図である。 6,12,14……検知素子、10……正特性サーミス
タ、7,11……電極、15……温度補償用素子、16
……交叉コイル比率計。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液面の変化に伴い浸漬する長さが変化する
    ように固定された正特性サーミスタからなる長尺の検知
    素子と、その検知素子に直列に接続された電源と、その
    検知素子に流れる電流の表示装置とからなり、前記検知
    素子の両電極を結ぶ線の方向が液面に平行である連続式
    液位計。
  2. 【請求項2】並列に接続され、かつそれぞれがほぼ密着
    して固着された複数の正特性サーミスタによる検知素子
    を用いた特許請求の範囲第1項記載の連続式液位計。
  3. 【請求項3】電流表示装置として2つの電流の比を示す
    比率計を用い、検知素子に流れる電流と、常時液中また
    は空気中にあるように固定されているかまたは検知素子
    より大きな形状で液中と空気中での発熱温度がほぼ等し
    くなる別の正特性サーミスタによる温度補償用素子に流
    れる電流との比を、前記比率計で表示するようにした特
    許請求の範囲第1項記載の連続式液位計。
  4. 【請求項4】2つの電流の比を示す比率計に交叉コイル
    比率計を用いた特許請求の範囲第3項記載の連続式液位
    計。
JP61004540A 1986-01-13 1986-01-13 連続式液位計 Expired - Lifetime JPH0643915B2 (ja)

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JPS62162924A JPS62162924A (ja) 1987-07-18
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