JPH0643591U - 腕時計におけるレジスターリングの取付け構造 - Google Patents

腕時計におけるレジスターリングの取付け構造

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JPH0643591U
JPH0643591U JP8493992U JP8493992U JPH0643591U JP H0643591 U JPH0643591 U JP H0643591U JP 8493992 U JP8493992 U JP 8493992U JP 8493992 U JP8493992 U JP 8493992U JP H0643591 U JPH0643591 U JP H0643591U
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JP
Japan
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register ring
ring
watch case
screw
register
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JP8493992U
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English (en)
Inventor
義哉 田中
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レジスターリングの時計ケースへの固定を容
易化し、レジスターリングの回転トルクを調節可能にす
る。 【構成】 時計ケース2の側面5aに環状溝6が形成さ
れ、レジスターリング10の円周上少なくとも2箇所
に、外方から内方に貫通するねじ穴12が設けられ、レ
ジスターリング10を時計ケース2に係合した状態で、
ねじ穴12にねじ14を螺入締付けてその先端部14b
を環状溝6に係合することにより、レジスターリング1
0が時計ケース2に回転自在に抜止めして取付けられ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ダイバーウオッチ等の腕時計において、時計ケースの上部外周に装 着されるレジスターリングの組付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レジスターリングの取付け構造に関しては、図5のものが知られている 。即ち、時計ケース2の上部外周に凹部5が環状に形成され、凹部5の外周側面 5aに環状の鍔部30と溝31が設けられている。またレジスターリング10の 内周壁にはテーパ付環状突起32が設けられ、このレジスターリング10を時計 ケース2の凹部5にセットして下方に押圧し、鍔部30と突起32とを弾性変形 させながら鍔部30の下の溝31に突起32を圧入する。こうして鍔部30と突 起32との係合により、レジスターリング10が回転自在に抜止めして取付けら れる。更に、時計ケース2とレジスターリング10との間にはクリック機構20 が形成される。
【0003】 ところで上記レジスターリング取付け構造にあっては、時計ケース2の鍔部3 0とレジスターリング10の突起32を変形しながら圧入固定する構造であるか ら、取付け性が悪い。即ち両者の寸法のバラツキによりガタが大きくなったり、 逆に非常にきつくなることがある。またレジスターリング10を一旦取付けてし まうと、解体することが難しい。更に、レジスターリング10の回転トルクは、 取付けの際に決まってしまい、調整することができない等の不具合があり、これ らの点を改善することが望まれる。
【0004】 そこでこれらの改善策に関しては、例えば特公昭48−21578号公報の先 行技術がある。その構造によれば、時計ケースの溝にゴムや合成樹脂のパッキン を外方に一部突出した状態で取付け、このパッキンをつぶしながらそこに回転ベ ゼルを引っ掛けて固定し、パッキンにより回転トルクを得ると共に着脱が容易に 行われるようになっている。また実公昭58−52553号公報には、回転ベゼ ルと時計ケースとの間にボールを弾性部材を介して設け、ボールのすべり摩擦に より回転トルクを得ることが示されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記先行技術の前者にあっては、回転ベゼルをパッキンに引っ掛け て固定する構造であるから、固定の確実性に欠けて外れ易い。また前者のパッキ ン、後者の弾性接触するボールのいずれも、回転トルクがその弾性力により決ま ってしまい調節することができない等の問題がある。
【0006】 本考案は、これらの問題点に鑑みてなされたもので、レジスターリングの時計 ケースへの固定を容易化し、レジスターリングの回転トルクを調節可能にした構 造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、時計ケースの上部外周の凹部にレジスタ ーリングが回転自在に取付けられる構造において、時計ケースの凹部の側面に環 状溝が形成され、レジスターリングの円周上少なくとも2箇所に、外方から内方 に貫通するねじ穴が設けられ、レジスターリングを時計ケースの凹部に挿入した 状態で、ねじ穴に螺合されるねじを締付けてその先端部を環状溝に係合すること により、レジスターリングが時計ケースに回転自在に抜止めされることを特徴と するものである。
【0008】
【作用】
上記構成に基づき、レジスターリングのねじ穴に螺合するねじを締付けること により、レジスターリングが容易に時計ケースに回転自在に抜止めして取付けら れ、そのねじを弛めることで容易にレジスターリングが解体される。
【0009】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係るレジス ターリングの取付け構造の第1の実施例を示す断面図、図2はクリック機構を示 す断面図である。図1において、符号1はダイバーウオッチ等の腕時計であり、 時計ケース2の内側の最上段部2aにガラス3が、パッキング4により水密性を 保持して固定される。また時計ケース2の上部外周には凹部5が環状に形成され 、この凹部5に予め潜水時間を設定するレジスターリング10が回転自在に装着 される。
【0010】 時計ケース2は凹部5の外周側面5aの比較的上部に環状溝6が形成され、底 面5bにクリック機構20のクリックバネ21が固定されている。クリックバネ 21は、図2に示すようにリング板状に形成され、上部に部分的に切り起して舌 片21aが形成され、下部に複数個のピン21bが突設される。そこでこのクリ ックバネ21が、ピン21bを時計ケース2のピン穴2bに差込んで位置決め固 定される。
【0011】 レジスターリング10は本体11の上端内側に銘板が固設され、本体11の下 端に図2に示すクリック機構20のクリック溝22が形成される。また本体11 の円周上の例えば対向する2箇所で、凹部5に挿入した場合に環状溝6と一致す る位置に、外方から内方に貫通するねじ穴12と凹部13が設けられ、このねじ 穴12に抜止めねじ14が螺合されるようになっている。
【0012】 そこでレジスターリング取付け時には、時計ケース2の凹部5にレジスターリ ング10の本体11を挿入し、この状態で本体11の2箇所のねじ穴12にそれ ぞれ抜止めねじ14を螺入し締付ける。これによりねじ14の頭部14aが凹部 13の底面13aに当接して一定の移動量に規制される。このときねじ14の先 端部14bが時計ケース2の環状溝6の内部に入り、常に所定のクリアランスを 有して係合する。このためレジスターリング10は、環状溝6とねじ先端部14 bとの係合により抜止めして取付けられ、且つ円滑に回転することが可能な状態 に保持される。この場合にクリック機構20では、図2のようにクリック溝22 がクリックバネ21の舌片21aに弾性的に係合して位置決めされる。
【0013】 こうしてレジスターリング10が取付けられると、レジスターリング10がク リックバネ21の弾性で押上げられ、板止めねじ14の先端部14bが環状溝6 の上面6aに押圧接触して所定の回転トルクを与える。レジスターリング10の 時間をセットする場合は、レジスターリング10を回転可能な方向へ回転させて 、クリック機構20により潜水時間に応じた所定の位置にセットされる。更に、 クリック機構20等の修理の場合には、2箇所の抜止めねじ14を工具により弛 めることにより、レジスターリング10を容易に時計ケース2から分離すること ができる。
【0014】 図3は本考案に係るレジスターリング取付け構造の第2の実施例を示す断面図 であり、時計ケース2の環状溝6が深く形成され、この環状溝6の内部に弾性を 有するOリング15が配設される。そしてレジスターリング10の取付け時にね じ穴12の抜止めねじ14を締付ける場合に、このねじ14の先端部14bが環 状溝6に係合すると共に、Oリング15を押圧して圧縮する。尚、これ以外は第 1の実施例と全く同様に構成され、同一部分は同一の符号を付して説明を省略す る。
【0015】 そこでこの実施例では、更にレジスターリング10はその径方向内側に抜止め ねじ14が圧縮したOリング15を介して時計ケース2に弾性接触することで、 Oリング15によりレジスターリング10のガタが吸収される。またレジスター リング10の内側の時計ケース2との間にOリング15の圧縮に応じた滑り摩擦 を生じ、このためレジスターリング10を回転する際に所定の回転トルクが得ら れる。
【0016】 図4は本考案に係るレジスターリング取付け構造の第3の実施例を示す断面図 である。この場合は図5と同様に、時計ケース2の凹部5の側面5aに鍔部30 と溝31が形成され、レジスターリング10に突起32が形成され、これらの鍔 部30と突起32によりレジスターリング10が圧入して取付けられる。またレ ジスターリング10の本体11の内側において鍔部上方位置に溝33が形成され 、この溝33と時計ケース2の側面5aとの間に形成される環状空間34にOリ ング35が介設される。一方、レジスターリング10の本体11の溝位置におい て円周上の1箇所に、外方から内方に貫通するねじ穴36と凹部37が設けられ 、このねじ穴36に調節ねじ38が螺合される。尚、これ以外は第1の実施例と 全く同様に構成され、同一部分は同一の符号を付して説明を省略する。
【0017】 そこでこの実施例では、レジスターリング10を時計ケース2に取付けると、 両者の間のOリング35が全周で適宜圧縮してレジスターリング10のガタが吸 収される。またこの状態でねじ穴36に螺合される調節ねじ38を工具Aにより 締付けると、ねじ38の先端がOリング35に押付けられ、その円周上の1箇所 が更に局部的に圧縮される。このためレジスターリング10と時計ケース2との 間に滑り摩擦を生じ、レジスターリング10を回転する際に回転トルクが得られ る。この場合に調節ねじ38の締付けの度合いによりOリング35の圧縮量と共 に滑り摩擦力が変化して、回転トルクを最適に調節することが可能になる。
【0018】 尚、この実施例では、時計ケース2の側面の鍔部上方位置に環状溝6を形成し て、この環状溝6とレジスターリング10との間に空間34を形成しても良い。 また、ねじ14,38には、ねじ部の弛み防止のための接着剤,テープ等の処理 を施しても良い。また、第2の実施例及び第3の実施例において、ねじ14,3 8の先端がOリング15,35の外周を押圧して所定の回転トルクが得られるよ うになっているが、更に安定した回転トルクが得られるようにするため、Oリン グ15,35とねじの先端との間に断面が略長方形のCリングを介在させ、ねじ 14,38の先端でCリングを押圧することでOリング15,35の外周全体を 均一に押圧できるようにしても良い。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、時計ケースにレジスターリングが抜止 めねじの締付けにより環状溝と係合して取付けられる構造であるから、取付け作 業が非常に容易になり、ねじを弛めることでレジスターリングを容易に解体する こともできて、修理や調整が可能になる。。また構成要素の変形を伴わないので 、レジスターリングの回転がきつくなることが防止され、常に円滑な回転性を確 保できる。更に抜止めねじの頭部は飾りとしての効果を上げることができる。
【0020】 第2の実施例では、環状溝とねじを利用して、両者の間にOリングが圧縮して 介設されるので、所定の回転トルクを容易に得ることができる。第3の実施例で は、時計ケースとレジスターリングとの間に介設するOリングの圧縮量が調節ね じにより変化されるので、レジスターリングの回転トルクを任意に調節すること ができる。また調節ねじを付加するだけであるから、構造も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るレジスターリング取付け構造の第
1の実施例を示す断面図である。
【図2】クリック機構を示す断面図である。
【図3】本考案に係るレジスターリング取付け構造の第
2の実施例を示す断面図である。
【図4】本考案に係るレジスターリング取付け構造の第
3の実施例を示す断面図である。
【図5】従来のレジスターリング取付け構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
2 時計ケース 5 凹部 5a 側面 6 環状溝 10 レジスターリング 12 ねじ穴 13 凹部 14 抜止めねじ 14b 先端部 15 Oリング 20 クリック機構 21 クリックバネ 30 鍔部 32 突起 33 溝 34 空間 35 Oリング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計ケースの上部外周にレジスターリン
    グが回転自在に取付けられる腕時計において、時計ケー
    スの外側面に環状溝が形成され、レジスターリングの円
    周上少なくとも2箇所に、外方から内方に貫通するねじ
    穴が設けられ、レジスターリングを時計ケースに係合さ
    せた状態で、ねじ穴にねじを螺入締付けてその先端部を
    環状溝に係合することにより、レジスターリングが時計
    ケースに回転自在に抜止めされることを特徴とする腕時
    計におけるレジスターリングの取付け構造。
  2. 【請求項2】 時計ケースの上部外周にレジスターリン
    グが回転自在に取付けられる腕時計において、レジスタ
    ーリングの円周上の少なくとも1箇所に、外方から内方
    に貫通するねじ穴が設けられ、レジスターリング取付け
    時に時計ケース外側面とレジスターリングとの間に形成
    される空間にOリングが介設され、ねじ穴に螺合するね
    じによりOリングを圧縮することによりレジスターリン
    グの回転トルクが調節されるように構成したことを特徴
    とする腕時計におけるレジスターリングの取付け構造。
  3. 【請求項3】 時計ケースの側面の環状溝にはOリング
    が設置され、レジスターリングに螺合したねじの先端部
    でOリングを圧縮して所定の回転トルクが得られるよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載の腕時計にお
    けるレジスターリングの取付け構造。
JP8493992U 1992-11-17 1992-11-17 腕時計におけるレジスターリングの取付け構造 Pending JPH0643591U (ja)

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JP8493992U JPH0643591U (ja) 1992-11-17 1992-11-17 腕時計におけるレジスターリングの取付け構造

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JPH0643591U true JPH0643591U (ja) 1994-06-10

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ID=13844633

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JP (1) JPH0643591U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011047941A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Glashutter Uhrenbetrieb Gmbh 時計用のスプリング付きテンプ装置のテンプ輪スプリングの外端用組立体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011047941A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Glashutter Uhrenbetrieb Gmbh 時計用のスプリング付きテンプ装置のテンプ輪スプリングの外端用組立体

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