JPH0643558Y2 - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JPH0643558Y2
JPH0643558Y2 JP4008588U JP4008588U JPH0643558Y2 JP H0643558 Y2 JPH0643558 Y2 JP H0643558Y2 JP 4008588 U JP4008588 U JP 4008588U JP 4008588 U JP4008588 U JP 4008588U JP H0643558 Y2 JPH0643558 Y2 JP H0643558Y2
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JP4008588U
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JPH01143443U (ja
Inventor
公夫 内田
保 西村
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、飛行機、船舶等に搭載された軽量な通信機器
等に使用するのに好適する防振装置に関する。
(従来の技術) 従来この種の防振装置としては2つ割りの円環状あるい
は円筒状の構造を有するゴム部材が使用され、被支持体
の底面および側面を支えるように配置されている。
(考案が解決しようとする課題) この装置は、ゴム部材が所定の固有振動数を有するもの
であるため大変動荷重を受けた際の上下、水平の全方向
に対するストッパ機能を兼備させることがきわめて困難
である。
このため大変動荷重に対応させるストッパ機構は別途設
ける必要がある。また上下方向に対して水平方向のばね
定数がきわめて高いという難点があった。
本考案は、かかる従来の難点を解消すべくなされたもの
で、上下、水平の全方向に対するストッパ機能を兼備
し、かつ上下方向および水平方向の固有振動数の比をほ
ぼ1:1になるようにされ、安定した防振支持を行い得る
防振装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案の防振装置は、軸方向に分割された筒形の保持部
材と、この保持部材の内面に接着された筒形のゴム支持
部材と、前記保持部材に固設された取付部材とを備え、
前記ゴム支持部材の内面に、被支持体の自重を受ける受
け鍔部と被支持体の側面を押える押え鍔部とを設けたこ
とを特徴とする。
前記保持部材としては鉄等の金属が使用され、前記ゴム
支持部材が加硫接着により接着されている。また前記押
え鍔部には複数の空洞が設けられ、押え鍔部の固有振動
数はこの空洞の大きさ、数等により可変できる。
(実施例) 以下、実施例に基づき本考案を説明する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す図であ
る。
これらの図において、本考案の防振装置は円筒形の保持
部材1と、この保持部材1の内面に加硫接着された円筒
形のゴム支持部材2と、保持部材1に固設された取付部
材3とを備えている。
保持部材1は軸方向に2分割された鉄等の金属体であ
り、この分割体の各外面に、それぞれ取付孔3aを有する
取付部材3が固設されている。
ゴム支持部材2はその内面に、径方向に突出して被支持
体4の自重を受ける受け鍔部5と、被支持体の側面を押
える押え鍔部6とがそれぞれ設けられている。受け鍔部
5は被支持体4の荷重を受けるとほぼ平らになる程度の
柔らかさを有する皿ばね状を呈している。ゴム支持部材
2の内面の受け鍔部下方には、受け鍔部5が過大荷重を
受けて下方に変形した場合にそれを最終的に支持できる
段部7が設けられている。
押え鍔部6は上下方向に2段に設けられている。これら
の押え鍔部6には周囲に複数の空洞6aが設けられてい
る。押え鍔部6の固有振動数はこの空洞6aの大きさ、数
等により可変できる。
保持部材1の上下端面にそれぞれ凹部1aが設けられ、こ
れらの凹部1aにゴム支持部材2の一部が入り込んで接着
剥がれを防止するようにしている。さらに保持部材1の
側面にも外面側が大きく内方に向って小さくなるテーパ
孔1bが複数個設けられ、これらのテーパ孔1b内にゴム支
持部材2の一部が入り込んでいることによっても接着剥
がれを防止するようにしている。
上記した本考案の防振装置においては通常の使用状態で
は被支持体4を受け鍔部5および押え鍔部6により安定
して支持しているが、水平方向に過大荷重が作用した場
合はゴム支持部材2の内壁が緩衝作用すると共にそのス
トッパとなる。また上下方向に過大荷重が作用した場合
は受け鍔部5が下方に変形し最終的に段部7が緩衝作用
すると共にそのストッパとなる。いずれの場合も過大荷
重が解消した場合は受け鍔部5および押え鍔部6は復元
する。
(考案の効果) 以上、本考案の防振装置によれば、保持部材の内面に接
着された筒形のゴム支持部材の内面に、被支持体の自重
を受ける受け鍔部と被支持体の側面を押える押え鍔部と
をそれぞれ設けたことから、上下、水平の全方向に対す
るストッパ機能を兼備している。また上下方向および水
平方向の固有振動数の比をほぼ1:1にすることができ、
安定した防振支持を行い得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の防振装置の一実施例を示す平面図、第
2図は同正面図、第3図は第1図III−III線に沿う断面
図である。 1……保持部材1 2……ゴム支持部材2 3……取付部材 4……被支持体 5……受け鍔部 6……押え鍔部 6a……空洞 7……段部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に分割された筒形の保持部材と、こ
    の保持部材の内面に接着された筒形のゴム支持部材と、
    前記保持部材に固設された取付部材とを備え、前記ゴム
    支持部材の内面に、被支持体の自重を受ける受け鍔部と
    被支持体の側面を押える押え鍔部とを設けたことを特徴
    とする防振装置。
JP4008588U 1988-03-25 1988-03-25 防振装置 Expired - Lifetime JPH0643558Y2 (ja)

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JP4008588U JPH0643558Y2 (ja) 1988-03-25 1988-03-25 防振装置

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JP4008588U JPH0643558Y2 (ja) 1988-03-25 1988-03-25 防振装置

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Publication Number Publication Date
JPH01143443U JPH01143443U (ja) 1989-10-02
JPH0643558Y2 true JPH0643558Y2 (ja) 1994-11-14

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ID=31266560

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JP4008588U Expired - Lifetime JPH0643558Y2 (ja) 1988-03-25 1988-03-25 防振装置

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JPH01143443U (ja) 1989-10-02

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