JPH0642708A - H2sの燃焼及びその関連クラウス法 - Google Patents

H2sの燃焼及びその関連クラウス法

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JPH0642708A
JPH0642708A JP5124758A JP12475893A JPH0642708A JP H0642708 A JPH0642708 A JP H0642708A JP 5124758 A JP5124758 A JP 5124758A JP 12475893 A JP12475893 A JP 12475893A JP H0642708 A JPH0642708 A JP H0642708A
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sulfur
combustion zone
combustion
sulfur dioxide
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JP5124758A
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Douglas R Dreisinger
ダグラス・ロナルド・ドライジンガー
Raymond Francis Drnevich
レイモンド・フランシス・ドルネビチ
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Praxair Technology Inc
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    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B17/00Sulfur; Compounds thereof
    • C01B17/02Preparation of sulfur; Purification
    • C01B17/04Preparation of sulfur; Purification from gaseous sulfur compounds including gaseous sulfides
    • C01B17/0404Preparation of sulfur; Purification from gaseous sulfur compounds including gaseous sulfides by processes comprising a dry catalytic conversion of hydrogen sulfide-containing gases, e.g. the Claus process
    • C01B17/0413Preparation of sulfur; Purification from gaseous sulfur compounds including gaseous sulfides by processes comprising a dry catalytic conversion of hydrogen sulfide-containing gases, e.g. the Claus process characterised by the combustion step
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/46Removing components of defined structure
    • B01D53/48Sulfur compounds
    • B01D53/52Hydrogen sulfide
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 約25〜100%の酸素濃度を有するオキシ
ダントの存在下、H2 Sの少なくとも一部分をSO2
燃焼させる燃焼帯域で、H2 S含分が少なくとも約20
容量%の流体流れを燃焼させる方法を提供する。 【構成】 燃焼帯域に流体流れ中H2 S 1kモル毎に
約0.05〜0.35kモルの二酸化硫黄を導入し、そ
れによって前記燃焼帯域の温度が、該帯域に用いる耐火
物で設定される温度限界以下に保持されることを含む方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、H2 S含有ガス流れの
燃焼及びその関連クラウス法に関する。
【0002】
【従来の技術】製油所ないし天然ガス精製プラントを含
む種々のプラントで大量の硫化水素及びアンモニア含有
ガス流れが生成される。硫化水素及びアンモニアが大気
に放出されるなら、環境面で危険である。これら化合物
はその毒性故にヒトの健康に対し極めて脅威となる。こ
れら硫化水素含有ガス流れの燃焼により、汚染物質の発
生が抑制されるだけでなく、取分け、紙、燻蒸剤、硫
酸、タイヤ、肥料及び火薬の製造に有用な硫黄が生成す
ることは知られている。この燃焼は通常空気の存在で実
施される。それがクラウス硫黄法と併用されるとき、硫
化水素含有供給ガスは空気で部分燃焼されて燃焼帯域に
二酸化硫黄を形成する。存在する空気量は、それが、入
ってくる供給ガス中の硫化水素の約三分の一を燃焼させ
るのに十分な、しかもいかなるアンモニアガスをも窒素
及び流れ蒸気に分解させるのに十分な酸素量をもたらす
如き量である。その結果燃焼帯域で得られるガスは、未
燃焼硫化水素の一部分と二酸化硫黄との反応故に硫黄及
び水をも含有しうる。得られるガス中の硫黄は冷却によ
り液体形状で回収しうる。該ガスは次いで通常二つ以上
の触媒反応炉床に通され、未反応硫化水素と二酸化硫黄
との反応を促進することによって追量の硫黄を生成す
る。
【0003】しかしながら、空気の存在でH2 S含有ガ
ス流れを燃焼することは非能率的であるとわかった。空
気は約21%の酸素しか含まないので、有意量の不必要
な窒素が燃焼帯域またはその関連クラウス法系にもたら
される。供給ガス中の硫化水素濃度レベルまたは、より
高い供給ガス処理速度に対するニーズが増すにつれ、よ
り多量の酸素が要求され、かくして空気中固有に存在す
る、更に多量の不必要な窒素が燃焼帯域及び(または)
その関連系にもたらされる。増大する窒素流量により、
燃焼帯域及びその関連系内の圧力降下が高まり、また燃
焼帯域における反応体の残留時間が短縮され、且つまた
燃焼帯域及びその関連系で処理されるガス容量が増大す
る。
【0004】燃焼帯域及びその関連系での非生産的窒素
の流量もしくは存在を減少させるために、酸素給源とし
て酸素または酸素富化空気を用いることが提案されてい
る。例えば、Gieckの米国特許第4,138,47
3号明細書は、慣用クラウス処理系からの再循環二酸化
硫黄の存在でH2 S含有供給ガスを燃焼させるのに純粋
酸素の使用を開示している。再循環SO2 は、複数の触
媒転化炉床上で燃焼ガス中のほとんどのH2 S及びSO
2 と反応後慣用クラウス処理の下流部分から誘導され
る。この技法は、燃焼帯域に導入される窒素の量を定価
させ且つそれから生じる汚染物質(SO2 )を減少させ
るけれども、燃焼帯域での温度上昇に関連した問題を処
理することができない。高濃度のH2 S(50%以上の
2 S)を含有する供給ガスを純粋酸素または酸素富化
空気の存在で燃焼させるとき、燃焼帯域の温度が該帯域
の耐火物の温度許容値を超えることがある。
【0005】高い燃焼帯域温度の問題を認識したとき、
クラウス法系の燃焼帯域における種々の温度調節用添加
剤の使用が提案された。例えば、Brianの米国特許
第4,888,162号明細書は燃焼帯域での温度調節
剤として水を開示している。他方、Palmの米国特許
第4,849,203号明細書は、温度調節剤として二
酸化硫黄含有物を含む種々の希釈剤を開示している。内
部冷却用放熱子として用いられるこれら添加剤はH2
の燃焼時放出される熱のいくらかを吸収し、かくして燃
焼帯域の温度を調節する。しかしながら、これら添加剤
の導入は、いかなる効率をももたらすことなく、燃焼帯
域及びその関連系において不必要なガスを増大させる。
内部冷却用放熱子として作用するのに必要な添加剤の量
は、それが酸素給源(空気)からの窒素除去によって排
除されたまさにその問題を惹起しうる如き量でありう
る。かくして、不必要なまたは非生産的な物質の溢流に
伴う問題を惹起せずに効率的態様でH2 S燃焼及びその
関連クラウス法を実施しうる方法が見出される必要があ
る。
【0006】従って、本発明の一つの目的は、高められ
た圧力降下、反応体の短縮された残留時間並びに燃焼帯
域及びその関連クラウス法での高められた流体荷重を惹
起しうる非生産的物質の存在を最低限に抑えることであ
る。本発明の別の目的は、燃焼帯域の温度を該帯域の耐
火物で設定される温度限界以下に保持することである。
本発明の更に別の目的は、クラウス法と関連させてH2
S含有ガス流れの燃焼を実施するときの全硫黄回収効率
を高めることである。本発明の他の目的は、大気に放出
される汚染物質(H2 SまたはSO2 )を減少させるこ
とである。本発明の更に他の目的は、クラウス法と関連
した設備費ないしエネルギーコストを低減することであ
る。
【0007】発明の概要 叙上の目的及び、以下の記述から当業者に明らかな他の
目的は、本発明すなわち、21%より高い酸素濃度を有
するオキシダントの存在下、H2 Sの少なくとも一部分
がSO2 に燃焼される燃焼帯域で、H2 S含分少なくと
も約20容量%の流体流れを燃焼させる方法にして、燃
焼帯域に、流体流れ中H2 S 1kモル毎に約0.05
kモル〜0.35kモルのSO2 を導入し、それによっ
て燃焼帯域の温度が該帯域の耐火物で設定される温度限
界以下に保持されるようにした方法を含む本発明により
達成される。燃焼帯域で必要な温度限界を達成すべく導
入されるSO2 量は特定のクラウス法から得られる。ク
ラウス法には、燃焼帯域から生じたガスの少なくとも一
部分を温度(thermal)帯域に受容し、該帯域で
二酸化硫黄の少なくとも一部分とその中の未燃焼H2
とを反応させて硫黄と水を形成させ、温度帯域から誘導
されたガスの少なくとも一部分を冷却してその中の硫黄
を液体形状で除去し、硫黄除去したガスを、未反応二酸
化硫黄とその中のH2 Sとの反応を促進する単一触媒転
化炉段階で反応させて追量の硫黄を形成し、触媒段階で
形成したガスの少なくとも一部分を冷却してその中の硫
黄を液体形状で除去し、この硫黄除去したガスを焼却炉
中オキシダントの存在で燃焼させて、その中のいかなる
2 SをもSO2 に転化させ、そして燃焼帯域で用いら
れる二酸化硫黄を選択的に回収すべく、形成したガスを
焼却炉で処理することが包含される。単一触媒段階を特
定の選択的SO2 回収との関連で用いることにより、硫
黄回収率が増大し、且つ燃焼帯域の温度が該帯域の構築
に用いた耐火物の温度許容値を越えないよう所要量のS
2 が燃焼帯域にもたらされる。用語「流体」を本明細
書で用いるとき、それは気体、液体またはこれらの混合
物を意味する。用語「オキシダント」を本明細書で用い
るとき、それは酸素担持物質及び(または)酸素含有物
質を意味する。
【0008】発明の詳細な説明 本発明は特定量の二酸化硫黄を利用することを含み、而
して該量は、純粋酸素もしくは酸素富化空気の存在でH
2 SをSO2 に転化させることにより惹起される反応と
関連した温度上昇の低下に十分な量とする。特定量のS
2 を燃焼帯域に供給することにより、燃焼の間SO2
へのH2 Sの転化を最小限に抑えることができ、かくし
て発熱反応から生じるいかなる熱も軽減される。燃焼帯
域に加えられるSO2 は、大気への汚染物質の放出を最
小限に抑えた効率的態様で有価物(硫黄)を回収しうる
よう特定配置したクラウス法系で発生しうる。特定配置
したクラウス法を用いるとき、燃焼帯域への二酸化硫黄
の添加は、該帯域での温度上昇を抑制するのに役立つだ
けでなく、触媒段階で所望のH2 S/SO2 比をもたら
すことによりクラウス法での硫黄回収を最大限にするの
に役立つ。
【0009】ここで添付図を参照するに、そこには、好
ましいクラウス法の一部として純粋酸素もしくは酸素富
化空気の存在でH2 S含有ガス流れの燃焼を実施する本
発明の一つの好ましい具体化が例示されている。硫化水
素含分約20〜100容量%好ましくは約50〜100
容量%の供給ガスを、管路(4)を通し燃焼帯域を有す
る反応炉(2)に約2〜20psigの圧力で導入す
る。供給ガスは、反応炉(2)への導入前加熱手段(4
4)で約40℃〜120℃の温度に予熱しうる。管路
(32)内の再循環流れは直接反応炉(2)に導入さ
れ、また(或は)管路(4)に約2〜20psigの圧
力で導入されるか、廃熱ボイラー(8)及び(または)
熱交換器(16)に導入される。再循環流れの温度は約
30℃〜100℃の範囲である。再循環流れは、炉
(2)の温度が約1500〜1800℃以上に上昇する
のを抑制するのに十分量のSO2 を含有し、かくして炉
(2)の耐火物へのいかなる有害な影響をも防止する。
しかしながら、必要とされるSO2 の少なくとも一部分
は、供給ガスの予熱時H2 Sの一部分を燃焼させること
によっても発生しうる。再循環流れ及び(または)供給
ガス中のSO2 の量は、該ガス中のH2 S 1kモル毎
に約0.05kモル〜0.35kモル好ましくは約0.
05〜0.15kモルのSO2 が炉(2)に導入されう
る如き量である。再循環流れは、炉(2)での不必要ガ
スの導入が最低限にされるように本質上SO2 よりな
る。空気より高い酸素濃度を有するオキシダント好まし
くは少なくとも約25容量%例えば約50〜100容量
%の酸素濃度を有するオキシダントも亦、管路(6)を
通って炉(2)に導入され、それによりH2 Sが燃焼せ
しめられる。H2 Sの燃焼量は、再循環流れ形状で導入
されるSO2 と燃焼により形成されるSO2 とが一緒に
なるとき、約2:1の所望H2 S/SO2 比を有するガ
スが形成される如き量である。SO2 の少なくとも一部
分は未燃焼H2 Sと反応して炉(2)内に硫黄を形成す
る。炉内の反応は次式で表わされる: H2 S+3/2 O2 → SO2 +H2 O 2H2 S+SO2 → 3/2 S2 +2H2 O 次いで、得られた反応炉流出ガスは熱交換器または廃熱
ボイラー(8)に搬送される。廃熱ボイラー(8)で
は、燃焼流出ガスが管路(10)内のボイラー供給水に
対し冷却され、それにより約300〜500℃の温度を
有する冷却流出ガスと、管路(11)から回収されうる
ボイラー流れが生成される。炉(2)に導入される供給
ガスがより低いH2 S濃度を有するとき、炉(2)内の
ガス流れを減少させるべく管路(32)からのSO2
有流れの少なくとも一部分を廃熱ボイラー(8)に直接
導入することができる。
【0010】廃熱ボイラー(8)からの冷却流出ガスは
次いで第一冷却器(12)に導入され、該冷却器により
流出ガスは更に冷却されて液体硫黄を生成し、該硫黄は
管路(14)から回収される。冷却器(12)からの未
凝縮流出ガスは熱交換器(16)内、管路(32)から
のSO2 の存在ないし不存在で加熱されて、ガス流れの
硫黄の露点より高い約300〜400℃の温度を有する
流出流れをもたらす。炉(2)に導入される供給ガスが
より低いH2 S濃度を有するとき、炉(2)及び廃熱ボ
イラー(8)内のガス流れを減少させるために、SO2
含有ガス流れの少なくとも一部分を管路(32)から熱
交換器(16)に直接導入することができる。熱交換器
(16)は廃熱ボイラー(8)及び(または)炉(2)
から回収される熱を利用しうる。例えば、未凝縮流出ガ
ス流れは、炉(2)内の燃焼流出ガスと間接的に、或は
炉(2)壁と熱交換して所望の温度を得ることができ
る。
【0011】未凝縮流出ガスが所望温度範囲にひとたび
加熱されたなら、それは触媒転化炉床(18)に供給さ
れる。該触媒転化炉床(18)では、未反応H2 SとS
2が反応して追量の硫黄を形成する。反応は次式で表
わされる: 2H2 S+SO2 → 3/8 S8 +2H2 O 触媒転化炉床(18)から生じる反応流出ガスは第二冷
却器(20)で冷却されて追加的硫黄が管路(22)か
ら液体形状で回収される。冷却器(20)からのいかな
る未凝縮流出ガス流れも焼却炉(24)に搬送される。
未凝縮流出ガス流れは取分け硫化水素、二酸化炭素、H
2 O及び二酸化硫黄を含有しうる。オキシダントの存在
で流出ガスを焼却することにより、流出ガス流れ中のH
2 Sは二酸化硫黄に転化され、それにより実質上H2
のないガス流れが生成する。焼却炉(24)で用いられ
る好ましいオキシダントは21%より高い酸素濃度を有
する。無論、オキシダント中の酸素濃度が高くなるにつ
れ、それに呼応して系内のいかなる不必要(ガスないし
非生産的ガス)も減少する。
【0012】焼却炉(24)からのガス流れは吸収装置
(28)に直接送入されるか或は、吸収装置(28)へ
の導入前第三冷却器(26)で冷却されて水が管路(2
9)より除去される。ユニオン・カーバイド・カナダ・
リミテッド・ブロシュアー、「Cansolv; a Revolutiona
ry New Flu Gas Scrubbing Technology 」及び(また
は)Atwood等の米国特許第3,904,735号
明細書に記載された吸収装置が好ましい。一般に、吸収
装置(28)はテールガス状態調節部分(水及び焼却炉
ガス冷却器、焼却炉ガス冷却器、水移送ポンプ、ボイラ
ー供給水ポンプ及び槽、焼却炉並びに焼却炉廃熱ボイラ
ーを含む)と硫黄再循環部分(接触塔、再生器塔、還流
槽、Cansolv 槽、リボイラー及びポンプ、リーン・リッ
チ・エクスチェンジャー・エアリアル・クーラー、リー
ン・アミン冷却器及び還流冷却器並びに再循環送風機を
含む)とからなる。
【0013】吸収装置(28)では、接触塔に約100
℃以下の温度で入るガス流れが、少なくとも1種のアミ
ン化合物を含む吸収剤と向流接触する。かかる接触を通
して、ガス流れ中約90〜100%のSO2 を回収する
ことができる。しかしながら、もし他のテールガス処理
系が工業上実行可能な態様でガス流れ中高い割合のSO
2 を回収しうるなら、該系を吸収装置(28)の代わり
に用いることができる。選択的分離により回収されるS
2 は管路(32)を経て反応炉(2)、廃熱ボイラー
(8)及び(または)熱交換器(16)に再循環用送風
機(30)による約2〜20psiaの圧力で搬送され
る一方、実質上SO2 のない残留ガスは大気に廃棄ない
し排出される。下記例は更に本発明を例示するのに役立
つ。これら例は例示目的のために示すもので、本発明を
限定するものではない。
【0014】
【実施例】例 1 添付図に示すクラウス法系でH2 S含有酸ガスを処理し
た。用いた条件及び系の各装置における回収物を下記表
Iに要約する:
【0015】
【表1】
【0016】表Iに示す如く、H2 Sの燃焼は、特定量
のSO2 を反応炉に供給するとき該炉の耐火物に悪影響
を及ぼすことなく技術的に純粋な酸素の存在で実施する
ことができる。本質上特定量のSO2 よりなるガスを用
いることにより、反応炉及びその関連装置は、不必要な
ガスが皆無か或は該ガスを実質上含まず、それによって
酸供給ガスすなわち処理すべきH2 Sに対する容量が高
められる。これらの利益は、高められた硫黄回収率(9
9.7%+)とともに達成される。
【0017】例 2 約80%のH2 S含有酸ガス供給物を、三つの触媒転化
炉段階を有する慣用クラウス法系で空気により燃焼させ
た。該慣用クラウス法系を変更して添付図のクラウス法
系にした後、同じガスを酸素の存在で燃焼させた。この
プロセスシミュレーションの結果を下記表IIに要約す
る:
【0018】
【表2】
【0019】注: * CVI = 触媒転化炉段階、 * CD1 = 第一触媒段階直後に設置した冷却器、 * CD2 = 第二触媒段階直後に設置した冷却器、 * CD3 = 第三触媒段階直後に設置した冷却器、 * RH1 = 第一触媒段階前に設置した再加熱器、 * RH2 = 第二触媒段階前に設置した再加熱器、 * RH3 = 第三触媒段階前に設置した再加熱器、 * (kw)= キロワット(1kw=3414Btu/h
r)、 * WHE = 廃熱ボイラー、 * TCD = WHIの後に設置した冷却器。
【0020】表IIに示す如く、本発明を用いることから
引出される多くの利益がある。かかる利益に、取分け、
(1)H2 S含有酸ガスの増加量が処理されること、
(2)硫黄の回収率が高いこと(99.7%+)、
(3)二つの触媒段階の排除による設備費ないしエネル
ギーコストが削減されること、及び(4)水冷却装置な
いし吸収装置へのガス流れが73%まで低下することが
含まれる。これらの利益すべては、系に沿った圧力降下
を高めることなく達成され、しかも反応炉温度が、該炉
の耐火物の温度許容値すなわち<1500℃を越えずに
達成される。以上、或る特定の具体化を参照しながら本
発明を説示してきたが、当業者なら、特許請求の範囲及
び精神内で他の具体化があることは認識し得よう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一つの好ましい具体化を示す概略
フローシートである。
【符号の説明】
2 反応炉 8 廃熱ボイラー 12 第一冷却器 16 熱交換器 18 触媒転化炉床 20 第二冷却器 24 焼却炉 26 第三冷却器 28 吸収装置 30 再循環用送風機 44 加熱手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 約25%〜100%の酸素濃度を有する
    オキシダントの存在下、H2 Sの少なくとも一部分をS
    2 に燃焼させる燃焼帯域で、H2 S含分が少なくとも
    約20容量%の流体流れを燃焼させる方法にして、前記
    燃焼帯域に、流体流れ中H2 S 1kモル毎に約0.0
    5kモル〜0.35kモルの二酸化硫黄を導入し、それ
    によって前記燃焼帯域の温度が、該帯域に用いられる耐
    火物で設定される温度限界以下に保持されることを含む
    燃焼方法。
  2. 【請求項2】 燃焼帯域の温度が約1500℃以下に保
    持される、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 燃焼帯域に導入される二酸化硫黄が、下
    記工程すなわち、(a)燃焼帯域から生じた二酸化硫黄
    及びH2 Sを含有する燃焼ガスを、前記二酸化硫黄の少
    なくとも一部分とその中のH2 Sとの反応により硫黄と
    水を形成させる温度(thermal)帯域内に受容
    し、(b)工程(a)からのガスの少なくとも一部分を
    冷却してその中の硫黄を液体形状で除去し、(c)工程
    (b)からの硫黄除去した脱硫ガスの少なくとも一部分
    を、未反応二酸化硫黄とその中のH2 Sとの反応を促進
    させる単一触媒転化炉段階で反応させて追量の硫黄を形
    成し、(d)工程(c)で形成したガスの少なくとも一
    部分を冷却してその中の追加的硫黄を液体形状で除去
    し、そして(e)工程(d)からの硫黄除去したガスを
    処理して本質上、燃焼帯域に導入される二酸化硫黄より
    なるガスを選択的に回収する諸工程を含むクラウス法か
    ら誘導される、請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 工程(d)からの硫黄除去したガスが、
    本質上二酸化硫黄よりなるガスの選択的回収のためアミ
    ン化合物少なくとも1種を用いる吸収装置で処理される
    請求項3の方法。
  5. 【請求項5】 更に、工程(d)からの硫黄除去したガ
    スを焼却炉中、オキシダントとともに燃焼させてその中
    のいかなるH2 Sをも、吸収装置での処理前二酸化硫黄
    に転化させることを含む請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 燃焼炉で用いられるオキシダントが酸素
    富化空気または技術上純粋な酸素である、請求項5の方
    法。
  7. 【請求項7】 更に、焼却炉から燃焼ガスを冷却して、
    吸収装置での処理前水を除去することを含む請求項6の
    方法。
  8. 【請求項8】 燃焼帯域に導入される二酸化硫黄の少な
    くとも一部分が、該燃焼帯域へのその導入前流体流れを
    部分燃焼させることにより形成される、請求項1の方
    法。
  9. 【請求項9】 (a)H2 S含分が少なくとも約50容
    量%の流体流れを燃焼帯域中、再循環SO2 の存在下約
    50〜100%の酸素濃度を有するオキシダントととも
    に、H2 Sの少なくとも一部分がSO2 に転化するまで
    燃焼させ、(b)前記燃焼帯域に存在する未転化H2
    及びSO2 の少なくとも一部分を互いに反応させてH2
    S、SO2 、硫黄及び水を含有するガスを形成し、
    (c)H2 S、SO2 、硫黄及び水を含有するガスを少
    なくとも一つの冷却器で冷却して、その中の硫黄を液体
    形状で回収し、(d)前記少なくとも一つの冷却器から
    の冷却ガスを加熱して約300〜400℃の温度を有す
    る加熱ガスをもたらし、(e)該加熱ガスを単一触媒転
    化炉床に通しその中の未反応H2 S及びSO2 を反応さ
    せて追量の硫黄を形成し、(f)前記単一触媒転化炉床
    から生じるガスを冷却して前記追量の硫黄を液体形状で
    分離し、(g)追量の硫黄除去したガスを燃焼炉に通し
    その中に残存するいかなるH2 Sをも燃焼させてSO2
    含有ガスを形成し、(h)前記SO2 含有ガスの流れに
    関し向流でアミン化合物少なくとも1種を含む吸収剤を
    用いる少なくとも一つの吸収装置でSO2 含有ガスから
    SO2 を選択的に分離し、そして(i)前記燃焼帯域
    に、選択的に分離されたSO2 を約2〜20psiaの
    圧力で再循環させることを含む方法。
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