JPH064240B2 - 布裁断用刃型の製造方法 - Google Patents

布裁断用刃型の製造方法

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JPH064240B2
JPH064240B2 JP62116545A JP11654587A JPH064240B2 JP H064240 B2 JPH064240 B2 JP H064240B2 JP 62116545 A JP62116545 A JP 62116545A JP 11654587 A JP11654587 A JP 11654587A JP H064240 B2 JPH064240 B2 JP H064240B2
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JP
Japan
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manufacturing
die
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純一郎 林
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Wacoal Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば衣服の作製に際して複数枚の布地を
所定の型に裁断する場合において、重ね合せた複数枚の
布地上に載置した後、加力してプレス裁断するのに用い
る布裁断用刃型の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の用途に用いられる従来の一般的な布裁断用刃型
は、第4図に示すように、一側辺に両刃2が形成された
帯形状の鋼鉄板からなる刃部材1を、布地を裁断すべき
所要の型形状に屈曲させてその両端を突き合わせ、この
突合せ部を溶接ににより継合し、さらに補強部材3、3
を、刃部材1の他側辺側の対向内面間に架け渡すととも
に、これを溶接により刃部材1に固着した構成になって
いる。
この刃型は、複数枚重ね合わせた布地上に位置決めして
載置した後に加力し、複数枚の型布を同時にプレス裁断
する。その後に、刃部材1内に残留している型布を、刃
部材1の他側辺側の補強部材3の間から押圧することに
よって押し出すようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、前記刃型の製作に際しては、補強部材3の取
付けのために専門的な技術を必要とする溶接を行なわな
ければならないため、この刃型を主に使用する衣服製造
メーカーにおいて製作することは困難であり、溶接の専
門の業者に依頼して製作してもらわなければならなかっ
た。
この発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので
あり、溶接工程を経ることなく布裁断用刃型を簡単に製
作することができ、しかも補強部材の形成も極めて容易
に行なうことができる布裁断用刃型の製造方法を提供す
ることを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、帯形状をなし一側辺に刃を有する鋼鉄板を
裁断すべき型に対応させて屈曲させるとともにその両端
の突合せ部を継合固定して無端状の刃部材を形成し、こ
の刃部材により打抜き可能でかつ剛性を有する材質の板
状体上にその刃部材を載置した後、刃部材に加力してそ
の刃で前記板状体内に切り入ってその板状体を打ち抜
き、刃部材内方に密嵌状態の板状体部分をそのまま残し
これを内側補強部材として、かつ、刃部材外方に密嵌状
態の板状体部分を同じくそのまま残しこれを外側補強部
材としてそれぞれ利用することを特徴とする布裁断用刃
型の製造方法に係るものである。
〔作 用〕
この発明の布裁断用刃型の製造方法は上記のような工程
からなるので、裁断すべき型形状に合わせて帯形状の鋼
鉄板を屈曲させ両端の突合せ部を継合して形成された刃
部材により板状体を打ち抜くだけで極めて簡単に補強部
材を製作することができる。そして、従来のように高度
の溶接技術を必要とすることがないため、刃型の製作に
何ら専門的で熟練した技術を必要としない。また、打ち
抜かれて刃部材の内部に残留する板状体及び刃部材に外
嵌状態である板状体をそのまま補強部材として利用でき
るから、迅速に製作することができる。
〔実施例〕
以下、この発明の好適な実施例について図面を参照しな
がら説明する。
第1図は、この発明に係る製造方法によって製作された
布裁断用刃型の構成の1例を示す一部切欠き斜視図であ
り、第2図及び第3図は、この発明に係る刃型の製造方
法を説明するため、製作途中の工程を示した斜視図であ
る。
先に、布裁断用刃型の製造方法について説明すると、帯
形状でその一側辺に片刃を備えた鋼鉄板を所定の長さに
切断した後、この鋼鉄板を、片刃を内側に位置させて布
地を裁断すべき所要の型形状に屈曲させ、両端を突き合
わせて無端状にし、一側辺に片刃6を備えた刃部材7を
形成する。そして、この刃部材7とほぼ同一幅の鋼鉄板
を所要の長さに切断するとともに、その鋼鉄板を刃部材
7の突合せ部分周辺の形状に合致させて屈曲させ、帯状
連結金具8を形成する。このとき、帯状連結金具8の片
刃9が外側に位置するよう屈曲させる。この帯状連結金
具8を第2図に示すように刃部材7の突合せ部分の外面
に点溶接等の手段により接合し、帯状連結金具8を介し
て刃部材7の突合せ部を継合固定する。ここで、刃部材
7の片刃6の上端部を片刃6とは反対側に僅かに切削し
て予め傾斜面を形成しておく。この傾斜面の傾斜角度は
片刃6、9と同一とする。そして、帯状連結金具8が刃
部材7とほぼ同一幅になっているので、この両者の片刃
6、9とは反対側の側辺を揃えるようにすることにより
両片刃6、9が正確に一致し、傾斜面によって、両片刃
6、9の結合により形成される両刃の刃先が両片刃6、
9の接合面からずれ、切断機能が向上するとともに強度
も向上する。尚、刃部材に両刃を備えている場合には、
帯状連結金具の幅を刃部材に対し僅かに小さくし、刃部
材と帯状連結金具とをそれぞれの刃形成辺とは反対側の
各側辺を互いに揃えて接合することにより、連結金具の
片刃が刃部材の両刃の一方側に連続するよう位置決めさ
れるようにする。
次に、第3図に示すように、帯状連結金具8で突合せ部
を継合された刃部材7を、硬質発泡スチロールからなる
板状体11上に載置し、同図の矢印で示すように刃部材7
に下方向への力を加えて板状体11をプレス切断する。こ
れにより、第1図に示すように、板状体11が刃部材7の
内周面に沿った形状に打ち抜かれて内側補強部材11Aが
形成されるとともに、刃部材7に外嵌状態の板状体11で
外側補強部材11Bが形成され、刃型が完成される。尚、
両補強部材11A、11Bは、特にそれらを刃部材7に対し
て上方へ押し上げておかなくても、刃部材6から取り出
さずにそのまま残留しておくだけでよく、完成した刃型
で布地をプレス裁断すると両補強部材11A、11Bは自然
に適当な位置に押し上げられる。
このようにして製造される布裁断用刃型は、従来の刃型
のように高度な技術を必要とする溶接作業や切削加工を
要せず、また、刃部材7とほぼ同一幅の帯状連結金具8
を刃部材7の両端突合せ部に接合するから、連結金具8
と刃部材7との刃の未形成辺同士を揃えるようにすれ
ば、連結金具8の片刃9が刃部材7の片刃6に対し位置
決めされることになり、一方、刃部材7の両端の刃先も
連結金具8に接合することで位置ずれなく対向する。従
って、何ら熟練技術を要することなく容易に作製でき
る。また、補強部材を取り付けるのに溶接工程を必要と
しないので、刃部材7及び帯状連結金具8として薄手の
鋼鉄板を用いることができるとともに、刃部材7で打ち
抜いた剛性の補強部材11A、11Bをそのまま利用できる
から、容易にかつ迅速に製作できるとともに、補強部材
11A、11Bとして刃部材7で打ち抜ける材質のものを用
いるため、格段に軽量化される。
この発明は以上のように構成されているが、この発明の
範囲は上記説明並びに図面の内容に限定されるものでは
なく、要旨を逸脱しない範囲で種々の変形例を包含し得
る。例えば、補強部材の構成・材料としては、上記した
硬質発泡スチロール以外に合成木板又は合成樹脂でもよ
く、要は軽量で剛性を有するものであって刃部材で打ち
抜けるものであればよい。また、刃部材の形状は無端形
状であればよく、図示した形状に限定されない。
〔効 果〕
この発明は以上のように構成されかつ作用するので、こ
の発明に係る布裁断用刃型の製造方法によれば、補強部
材の取付けに当たって溶接作業を必要とせず、さらに補
強部材の切断に際して刃部材に対する寸法合せを必要と
しないため、専門的で熟練した技術を要せず極めて簡単
に製作できるから、この刃型を主に使用する衣服製造メ
ーカー側において必要に応じその都度簡単に布裁断用刃
型を製作することができ、非常に便宜である。しかも、
板状体を刃部材で打ち抜くだけで、その打ち抜かれた板
状体をそのまま補強部材として利用するものであるか
ら、刃部材の補強作業が一瞬にして完了する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る製造方法によって製作された
布裁断用刃型の構成の1例を示す一部切欠き斜視図であ
り、第2図及び第3図は、この発明に係る刃型の製造方
法を説明するため、製作途中の工程を示した斜視図であ
る。また、第4図は、従来の刃型の斜視図である。 6…刃、 7…刃部材、 11…板状体、 11A…内側補強部材、 11B外側補強部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯形状をなし一側辺に刃を有する鋼鉄板を
    裁断すべき型に対応させて屈曲させるとともにその両端
    の突合せ部を継合固定して無端状の刃部材を形成し、こ
    の刃部材により打抜き可能でかつ剛性を有する材質の板
    状体上にその刃部材を載置した後、刃部材に加力してそ
    の刃で前記板状体内に切り入ってその板状体を打ち抜
    き、刃部材内方に密嵌状態の板状体部分をそのまま残し
    これを内側補強部材として、かつ、刃部材外方に密嵌状
    態の板状体部分を同じくそのまま残しこれを外側補強部
    材としてそれぞれ利用することを特徴とする布裁断用刃
    型の製造方法。
JP62116545A 1987-05-13 1987-05-13 布裁断用刃型の製造方法 Expired - Lifetime JPH064240B2 (ja)

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JPS63283897A JPS63283897A (ja) 1988-11-21
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5536947B1 (ja) * 2013-11-12 2014-07-02 株式会社黒岩 打ち抜き型
JP2016174658A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 エトワール株式会社 スリッパ甲部材の作製方法及び金型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5742480A (en) * 1980-08-27 1982-03-10 Fujitec Kk Reciprocating type man conveyor

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