JPH0641110Y2 - 凍結乾燥装置 - Google Patents

凍結乾燥装置

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JPH0641110Y2
JPH0641110Y2 JP5159488U JP5159488U JPH0641110Y2 JP H0641110 Y2 JPH0641110 Y2 JP H0641110Y2 JP 5159488 U JP5159488 U JP 5159488U JP 5159488 U JP5159488 U JP 5159488U JP H0641110 Y2 JPH0641110 Y2 JP H0641110Y2
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JP
Japan
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drying
condenser tank
freeze
drying chamber
chamber
Prior art date
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JP5159488U
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佐藤  一郎
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Yamato Scientific Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scientific Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は凍結乾燥装置に関するものである。
(従来の技術) 一般に凍結乾燥は、確立した乾燥方法であり、それによ
って、例えば、ワクチン,ヴィタミン剤,抗生物質等の
薬品類の乾燥保存が行われる。乾燥を行う水溶性生成物
は、当初は凍結しており、その後真空下に置かれる。か
かる状態下にあっては前記生成物の水分は、中間の液体
段階を経ないで、直接氷から水蒸気になる。この昇華水
蒸気は、大量だとオイルの中で凝縮し、それによってオ
イルが直ちに汚染されるので、油回転真空ポンプの性能
が低下し凍結乾燥に必要な真空度を維持できなくなる。
これを避けるために従来手段にあっては、乾燥室と連通
のコンデンサ槽側から真空を図るようにして乾燥工程中
に発生した昇華水蒸気をコンデンサ槽へ誘導しコンデン
サ内壁面に氷結させることで昇華水蒸気の捕集を行う構
造となっている。
(考案が解決しようとする課題) 前記した如く昇華水蒸気はコンデンサ内壁面に氷結する
ことで捕集されるものであるが、運転中において氷が成
長して氷層が厚くなってくると冷凍効率が低下するため
融解させる必要があった。
融解作業は一般に、運転を中止した後、コンデンサ槽の
外周面に巻かれた冷却コイルにホットガスを流すことで
行う。
しかしながら、氷が大きく成長し内側に一定厚みの氷層
が形成されるとホツトガスを流しても氷層全体が融解す
るにはいたらず内壁面に接した部分のみ溶けるようにな
る。
このような場合には、氷層をコンデンサ槽内から強制的
に取出すものであるが、取出し時に氷層が崩れてしまう
ことと、コンデンサ槽は乾燥装置本体の内部にあるため
氷の取出し作業が非常に面倒で、作業性が悪かった。
そこで、この考案はコンデンサ槽内の氷層の取出しが簡
単に行えるようにした凍結乾燥装置を提供することを目
的としている。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、この考案にあっては、真空
ポンプによって乾燥室内を真空にしながら凍結試料の乾
燥を行う凍結乾燥装置において、乾燥室を乾燥装置本体
の外側に着脱自在に取付ける一方、乾燥装置本体内に前
記乾燥室と連通し、外周面に沿って冷媒ガス及びホット
ガスを流せるパイプを備えたコンデンサ槽を設け、コン
デンサ槽内に、乾燥室の取外し時に、コンデンサ槽の上
方開放口から出し入れ可能な氷結容器を設けてある。
(作用) かかる凍結乾燥装置によれば、乾燥工程中に凍結試料か
ら発生する昇華水蒸気はコンデンサ槽の内壁面に氷結し
捕集されるので、真空ポンプに悪影響は出ない。次に、
氷が成長すると氷層は氷結容器まで達する。このように
なった場合には、運転中止後、パイプにホットガスを流
して内壁面の周囲を融解した後、乾燥室を取外し、氷結
容器を引き出すことでコンデンサ槽内の氷を一気に取出
せるようになる。
(実施例) 以下、第1図乃至第4図の図面を参照しながらこの考案
の一実施例を詳細に説明する。
図中1は凍結乾燥装置3の乾燥装置本体を示しており、
乾燥装置本体1の上板5に開口7が形成されている。開
口7の下方には、上方開放口9を有するコンデンサ槽11
が、上方には乾燥室13がそれぞれ設けられている。
コンデンサ槽11の上方フランジ部は上板5に固着されて
いる。また、底部には水抜用のドレンバルブ15が設けら
れ、ドレンバルブ15の開によってコンデンサ槽11の底に
溜った融解水が排出パイプ17を介して外部に排出される
ようになっている。
コンデンサ槽11の外周面にはコイル状にパイプ19を巻付
けることで冷却部を形成すると共にパイプ19は冷凍器21
に接続されている。
冷凍器21は、高温高圧ガスとするコンプレッサと、高温
高圧ガスを液化させるコンデンサと、液化した冷媒ガス
を急激に膨脹させて低温低圧の霧状とするエキスパンシ
ョンバルブとを有する一般的な構造のもので、冷媒ガス
がパイプ19内を流れるようになっている。又、パイプ19
には、コンプレッサによって高温高圧となったホットガ
スが切換弁(図示していない)によって直接流れるよう
になっている。
コンデンサ槽11の内部にはステンレス等の材質からなる
氷結容器23が上方開放口9から出し入れ自在に収容され
ている。氷結容器23は、第2図に示したように、把手部
25を有し、上下に配置された上下の環状フレーム27,27
と、これらフレーム27,27間に渡架された複数の縦フレ
ーム29と、下位側となる環状フレーム27の下部に配設さ
れた底フレーム31とで円筒状に形成されている。また、
各フレーム27,29,31の内周面には金鋼33が張られ、コン
デンサ槽11内の冷凍に影響がでないようになっている。
氷結容器23の縦フレーム29及び底フレーム31には、収容
時においてコンデンサ槽11の内壁面11aと接触し合う突
起35が形成されている。これにより、氷結容器23はコン
デンサ槽11の内壁面11aと点接触し位置決めされるよう
になっている。
なお、把手部25の中間部位は邪魔にならないように吸引
管37の部位を避ける湾曲部25aが設けられている。
一方乾燥装置本体1の上方に設けられた乾燥室13は円筒
状に形成され、取付フランジ部39は上板5に対しボルト
41によって着脱自在に取付けられている。乾燥室13の外
周面には前記吸引管37と、乾燥室13内と連通する複数の
フラスコ43とを備え、フラスコ43内には乾燥試料が収納
されるようになっている。
吸引管37の一端はコンデンサ槽11内に臨むと共に他方は
外部に突出し可撓ホース45を介して真空ポンプ47の吸引
部49と接続している。
このように構成された凍結乾燥装置において吸引管37に
よって乾燥室13内を空気を吸引していくことでフラスコ
43内の凍結試料は真空状態下におかれ乾燥が行われる。
その際、凍結乾燥工程中の昇華水蒸気はコンデンサ槽11
の内壁面11aに氷結し捕集されるための真空ポンプ47に
悪影響はでない。
次に、氷が成長すると氷層は氷結容器23まで達するよう
になるが、このような場合には、パイプ19にホットガス
を流す。これにより、コンデンサ槽11の内壁面11aに接
する周囲を溶かした後、続いて、第4図に示す如く乾燥
室13を取外す。この時、吸引管37は可撓ホール45と接続
しているため乾燥室13の取外しに支障はでない。一方、
乾燥室13の取外しによって上方開放口9から把手部25を
持って氷結容器23を上方へ引き上げることで、コンデン
サ槽11内の氷を一気に取出せるようになる。
なお、乾燥室13は完全な取外しタイプでなくてもよくヒ
ンジを支点に回動して上方開放口9が露出するようにす
ることも可能である。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の凍結乾燥装置によれ
ば、コンデンサ槽内に設けた氷結容器によってコンデン
サ槽内で成長した氷層を一気に取出すことができるよう
になり、短時間で取出しが完了し、作業性が大巾に向上
するようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る凍結乾燥装置を示した要部の切
断面図、第2図は氷結容器の拡大斜視図、第3図は凍結
乾燥装置全体を示す斜視図、第4図は動作説明図であ
る。 9……上方開放口 11……コンデンサ槽 13……乾燥室 19……パイプ 23……氷結容器 47……真空ポンプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空ポンプによって乾燥室内を真空にしな
    がら凍結試料の乾燥を行う凍結乾燥装置において、乾燥
    室を乾燥装置本体の外側に着脱自在に取付ける一方、乾
    燥装置本体内に前記乾燥室と連通し、外周面に沿って冷
    媒ガス及びホットガスを流せるパイプを備えたコンデン
    サ槽を設け、コンデンサ槽内に、乾燥室の取外し時に、
    コンデンサ槽の上方開放口から出し入れ可能な氷結容器
    を設けたことを特徴とする凍結乾燥装置。
JP5159488U 1988-04-19 1988-04-19 凍結乾燥装置 Expired - Lifetime JPH0641110Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5159488U JPH0641110Y2 (ja) 1988-04-19 1988-04-19 凍結乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5159488U JPH0641110Y2 (ja) 1988-04-19 1988-04-19 凍結乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01158093U JPH01158093U (ja) 1989-10-31
JPH0641110Y2 true JPH0641110Y2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=31277617

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JP5159488U Expired - Lifetime JPH0641110Y2 (ja) 1988-04-19 1988-04-19 凍結乾燥装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6771334B2 (ja) * 2016-08-05 2020-10-21 共和真空技術株式会社 凍結乾燥機のシール構造

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JPH01158093U (ja) 1989-10-31

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