JPH0640360Y2 - ボールねじ持ち上げ装置 - Google Patents
ボールねじ持ち上げ装置Info
- Publication number
- JPH0640360Y2 JPH0640360Y2 JP1986104093U JP10409386U JPH0640360Y2 JP H0640360 Y2 JPH0640360 Y2 JP H0640360Y2 JP 1986104093 U JP1986104093 U JP 1986104093U JP 10409386 U JP10409386 U JP 10409386U JP H0640360 Y2 JPH0640360 Y2 JP H0640360Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- groove
- ball
- nut
- screw shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 5
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
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- 239000002893 slag Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はボールねじ即ち雄ねじ溝を形成したねじ軸と、
これとボールを介して形成される雌ねじ溝を有するナッ
トとの間の前記両溝間にボールを介在して螺合した送り
ねじ等に関するものである。
これとボールを介して形成される雌ねじ溝を有するナッ
トとの間の前記両溝間にボールを介在して螺合した送り
ねじ等に関するものである。
(従来の技術) この種のボールねじとしては従来種々の提案があった。
例えば実開昭59−77652号の螺旋溝を外面に有する送り
ねじと、該送りねじに螺合するナットと、該ナットに一
方の端部が固定され前記送りねじの軸線に対し平行且つ
互いに平行な曲げにおける中立面を有する複数枚の板ば
ねと、該板ばねの他方の端部が固定され前記ナットを軸
方向の前後より前記板ばねを介して支持するブラケット
とを具え、前記ナットの前後に配された前記板ばねが夫
々平行板ばねを形成しているものや実開昭61−1767号の
雄ねじみぞを有するねじ軸と、前記雄ねじみぞに転動す
る複数個の鋼球と、この鋼球を介して前記雄ねじみぞに
螺合する雌ねじみぞを有するナットとからなるボールね
じ装置において、前記鋼球の循環路を有し、かつ前記ナ
ットの軸方向の面で分割して形成された少なくとも1対
の半割りナットと、前記雌ねじみぞに前記鋼球を保持し
て前記半割ナットに固設した保持具と、前記雄ねじみぞ
の谷底に設けた逃げみぞと、前記鋼球が転動する前記雌
ねじみぞから軸方向に前記雌ねじみぞの1ピッチ以上離
れたピッチ間隔位置で前記半割りナットの内面の少なく
とも1箇所に固設した案内ピンと、前記ねじ軸の軸方向
に凸状曲面で形成したランド部とを備え、前記雄ねじみ
ぞと前記雌ねじみぞとの螺合時のピッチずれを補正する
ものその他実開昭47−25419号の内周面にネジ溝を有
し、外側に切欠部を設け、該切欠部に向けて上記ネジ溝
の一部の溝と連通する様に直線パイプを装着して、ナッ
ト本体を形成し、そして上記切欠部に見合う形状で上記
パイプを連結する導溝を有するガイド板を別設し、パイ
プ内と該パイプ間のネジ溝及びガイド板の導溝内にボー
ルをつめて切欠部にガイド板をネジ止めしたボールネジ
のボール循環装置もの等が開発されている。
例えば実開昭59−77652号の螺旋溝を外面に有する送り
ねじと、該送りねじに螺合するナットと、該ナットに一
方の端部が固定され前記送りねじの軸線に対し平行且つ
互いに平行な曲げにおける中立面を有する複数枚の板ば
ねと、該板ばねの他方の端部が固定され前記ナットを軸
方向の前後より前記板ばねを介して支持するブラケット
とを具え、前記ナットの前後に配された前記板ばねが夫
々平行板ばねを形成しているものや実開昭61−1767号の
雄ねじみぞを有するねじ軸と、前記雄ねじみぞに転動す
る複数個の鋼球と、この鋼球を介して前記雄ねじみぞに
螺合する雌ねじみぞを有するナットとからなるボールね
じ装置において、前記鋼球の循環路を有し、かつ前記ナ
ットの軸方向の面で分割して形成された少なくとも1対
の半割りナットと、前記雌ねじみぞに前記鋼球を保持し
て前記半割ナットに固設した保持具と、前記雄ねじみぞ
の谷底に設けた逃げみぞと、前記鋼球が転動する前記雌
ねじみぞから軸方向に前記雌ねじみぞの1ピッチ以上離
れたピッチ間隔位置で前記半割りナットの内面の少なく
とも1箇所に固設した案内ピンと、前記ねじ軸の軸方向
に凸状曲面で形成したランド部とを備え、前記雄ねじみ
ぞと前記雌ねじみぞとの螺合時のピッチずれを補正する
ものその他実開昭47−25419号の内周面にネジ溝を有
し、外側に切欠部を設け、該切欠部に向けて上記ネジ溝
の一部の溝と連通する様に直線パイプを装着して、ナッ
ト本体を形成し、そして上記切欠部に見合う形状で上記
パイプを連結する導溝を有するガイド板を別設し、パイ
プ内と該パイプ間のネジ溝及びガイド板の導溝内にボー
ルをつめて切欠部にガイド板をネジ止めしたボールネジ
のボール循環装置もの等が開発されている。
さらに、他の従来技術として、特公昭28−453号公報に
ねじ軸に縦溝を設け、固定スリーブに該縦溝に嵌合する
回り止めを設けた構成が開示され、実公昭33−4037号公
報には、ねじ軸に縦溝を設け、固定部材に該縦溝に嵌合
する回り止めを設けた構成が開示されている。
ねじ軸に縦溝を設け、固定スリーブに該縦溝に嵌合する
回り止めを設けた構成が開示され、実公昭33−4037号公
報には、ねじ軸に縦溝を設け、固定部材に該縦溝に嵌合
する回り止めを設けた構成が開示されている。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記した従来技術ではねじ軸側とナット側との両方にボ
ールねじ溝の切削が必要であり、特にナット側の内ねじ
の切削には技術を要し、しかも両ねじ溝ピッチが全く合
致してねじ軸の長さにわたり切削する精度も必要であっ
た。又ボールが溝より抜け出さないためにボールの保持
具や或は又ボールの循環を計る装置等々特殊な付属品や
加工を必要としていたし、これらの付属物が反って円滑
な作動を阻害する原因ともなっていた。
ールねじ溝の切削が必要であり、特にナット側の内ねじ
の切削には技術を要し、しかも両ねじ溝ピッチが全く合
致してねじ軸の長さにわたり切削する精度も必要であっ
た。又ボールが溝より抜け出さないためにボールの保持
具や或は又ボールの循環を計る装置等々特殊な付属品や
加工を必要としていたし、これらの付属物が反って円滑
な作動を阻害する原因ともなっていた。
(問題点を解決するための手段) 本考案においては、比較的工作容易なねじ軸のみにボー
ル溝を形成し、ナットの内周へのボール溝を廃止して、
前記ねじ軸のボール溝に沿った複数個のボールを装填さ
れる透孔を適当な間隔で形成し、この透孔とねじ軸のボ
ール溝間に複数個のボールを介在せしめたものである。
ル溝を形成し、ナットの内周へのボール溝を廃止して、
前記ねじ軸のボール溝に沿った複数個のボールを装填さ
れる透孔を適当な間隔で形成し、この透孔とねじ軸のボ
ール溝間に複数個のボールを介在せしめたものである。
更に本考案装置では、回り止め装置により移動させる移
動物体は回転せず移動させることができるものである。
動物体は回転せず移動させることができるものである。
(作用) 回転ナットを回動することによってねじボールもともに
回転し、このボールの嵌合している雄ねじ溝に沿ってね
じ軸と回転ナット間に摺動運動が行なわれるものであ
る。
回転し、このボールの嵌合している雄ねじ溝に沿ってね
じ軸と回転ナット間に摺動運動が行なわれるものであ
る。
(実施例) 次に図面に例示した押し上げジャッキの実施例により詳
細に説明する。
細に説明する。
1は固定基台で、これに固定スリーブ2が嵌挿固定され
ている。
ている。
固定スリーブ2にはボールベアリング3を介して回転ナ
ット4が回転自在に装着され且つこの回転ナット4と固
定スリーブ2とに挿通されてほぼねじボール5の半径形
状の雄ねじ溝6を外周に形成したねじ軸7が上下動自在
に挿通されている。
ット4が回転自在に装着され且つこの回転ナット4と固
定スリーブ2とに挿通されてほぼねじボール5の半径形
状の雄ねじ溝6を外周に形成したねじ軸7が上下動自在
に挿通されている。
前記回転ナット4には前記ボールベアリング3と、前記
ねじ軸7の雄ねじ溝6に対応してねじボール5の装入さ
れる透孔8が複数個所(図の実施例では雄ねじ溝6の1
ピッチのねじ長に対して4等分のか所)に形成され、こ
の透孔8と雄ねじ溝6間にねじボール5が挿入されてい
る。
ねじ軸7の雄ねじ溝6に対応してねじボール5の装入さ
れる透孔8が複数個所(図の実施例では雄ねじ溝6の1
ピッチのねじ長に対して4等分のか所)に形成され、こ
の透孔8と雄ねじ溝6間にねじボール5が挿入されてい
る。
又ねじ軸7には軸方向の縦溝9が形成され、この縦溝9
に嵌合して回り止め10が固定スリーブ2に固定されねじ
軸7の回転を阻止している。
に嵌合して回り止め10が固定スリーブ2に固定されねじ
軸7の回転を阻止している。
回転ナット4のハンドル11を回転すると回転ナット4も
回転し、ボールベアリング3はこの回転を軽快とし、且
つねじボール5は雄ねじ溝6内を回動し、ねじ軸7は回
り止め10にて回転を止められているのでねじ軸7は押し
上げられ、この軸7上の上面12上に掛かる荷重を押し上
げることができる。
回転し、ボールベアリング3はこの回転を軽快とし、且
つねじボール5は雄ねじ溝6内を回動し、ねじ軸7は回
り止め10にて回転を止められているのでねじ軸7は押し
上げられ、この軸7上の上面12上に掛かる荷重を押し上
げることができる。
なお当然のことながら、ボルト、ナットの関係の如くね
じ軸7を回転自在としてこれを回転すれば、固定スリー
ブ2回転ナット4とが移動し得ることは明らかである。
じ軸7を回転自在としてこれを回転すれば、固定スリー
ブ2回転ナット4とが移動し得ることは明らかである。
(考案の効果) 本考案は上記の如く構成したものでねじ軸の回転を阻止
する回り止め装置により移動させる移動物体を回転させ
ることなく移動できるもので、更に切削困難な内周面の
雌ねじ溝を形成する必要なく比較的切削の容易なねじ軸
の雄ねじ溝の切削のみで加工を簡単にし、回転ナットの
ねじボールの装填孔も外周よりのドリル穿孔の数か所で
ことたり容易に精度もとり易く、従って本考案では加工
が極めて楽であり従って安価に提供し得る多大の効果を
得られる。
する回り止め装置により移動させる移動物体を回転させ
ることなく移動できるもので、更に切削困難な内周面の
雌ねじ溝を形成する必要なく比較的切削の容易なねじ軸
の雄ねじ溝の切削のみで加工を簡単にし、回転ナットの
ねじボールの装填孔も外周よりのドリル穿孔の数か所で
ことたり容易に精度もとり易く、従って本考案では加工
が極めて楽であり従って安価に提供し得る多大の効果を
得られる。
さらに、摩擦接触部にすべてボールベアリングを配置
し、一定の回転駆動力に対し非常に大きな直線運動力を
得ることができる効果を有する。
し、一定の回転駆動力に対し非常に大きな直線運動力を
得ることができる効果を有する。
さらにまた、本考案によれば、回り止めを、ねじボール
に関して上記駆動部と反対側において上記縦溝に摺動可
能に挿入することによって、回転ナットが回転を続けて
回転ナットに支持されたねじボールがねじ軸の雄ねじか
ら外れる前に、回り止めがねじ軸の縦溝から外れてねじ
軸が回転可能になり、この時でもねじ軸は固定スリーブ
やねじボールと組み合っており、ボールねじのボールが
透孔から落ちる恐れがなく、また回転駆動力装置やボー
ルねじ持ち上げ装置自身に無理な力が加わってこれらを
破壊するおそれのない効果を有する。
に関して上記駆動部と反対側において上記縦溝に摺動可
能に挿入することによって、回転ナットが回転を続けて
回転ナットに支持されたねじボールがねじ軸の雄ねじか
ら外れる前に、回り止めがねじ軸の縦溝から外れてねじ
軸が回転可能になり、この時でもねじ軸は固定スリーブ
やねじボールと組み合っており、ボールねじのボールが
透孔から落ちる恐れがなく、また回転駆動力装置やボー
ルねじ持ち上げ装置自身に無理な力が加わってこれらを
破壊するおそれのない効果を有する。
図は本考案をジャッキに応用した実施例を示し、第1図
はその切断正面図、第2図は第1図II−II線における切
断平面図である。 2……固定スリーブ、 4……回転ナット、 5……ねじボール、 6……雄ねじ溝、 7……ねじ軸、 8……透孔。
はその切断正面図、第2図は第1図II−II線における切
断平面図である。 2……固定スリーブ、 4……回転ナット、 5……ねじボール、 6……雄ねじ溝、 7……ねじ軸、 8……透孔。
Claims (1)
- 【請求項1】雄ねじ溝を形成し、かつ軸線と平行な縦溝
を設けたねじ軸と、 上記雄ねじ溝の溝に嵌合するねじボールを挿入する透孔
を複数箇所設け、回転力を付与するための駆動部を設け
た回転ナットと、 上記ねじ軸が挿通され、上記回転ナットをボールベアリ
ングを介して支持する固定スリーブと、さらに 上記ねじボールに関して上記駆動部と反対側において上
記縦溝に摺動可能に挿入され、上記固定スリーブに支持
された回り止めと を有することを特徴とするボールねじ持ち上げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986104093U JPH0640360Y2 (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | ボールねじ持ち上げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986104093U JPH0640360Y2 (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | ボールねじ持ち上げ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS639547U JPS639547U (ja) | 1988-01-22 |
JPH0640360Y2 true JPH0640360Y2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=30977269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986104093U Expired - Lifetime JPH0640360Y2 (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | ボールねじ持ち上げ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640360Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5562795B2 (ja) * | 2010-10-13 | 2014-07-30 | Ntn株式会社 | 電動アクチュエータ |
JP6091149B2 (ja) * | 2012-10-12 | 2017-03-08 | Ntn株式会社 | 電動リニアアクチュエータ |
JP6091148B2 (ja) * | 2012-10-12 | 2017-03-08 | Ntn株式会社 | 電動リニアアクチュエータ |
-
1986
- 1986-07-07 JP JP1986104093U patent/JPH0640360Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS639547U (ja) | 1988-01-22 |
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