JPH0640012A - 印刷機のインク供給量調整方法 - Google Patents

印刷機のインク供給量調整方法

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Publication number
JPH0640012A
JPH0640012A JP4337831A JP33783192A JPH0640012A JP H0640012 A JPH0640012 A JP H0640012A JP 4337831 A JP4337831 A JP 4337831A JP 33783192 A JP33783192 A JP 33783192A JP H0640012 A JPH0640012 A JP H0640012A
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JP
Japan
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ink
blade
ink blade
zero point
adjusted
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Application number
JP4337831A
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English (en)
Inventor
Kenichi Mizuno
賢一 水野
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Toshiba Mechatronics Co Ltd
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Toshiba Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクブレードを零点調整するたびに、各イ
ンクブレード位置検出器の検出零点を短時間で設定替え
可能とするとともに、インクブレードの各領域の進退度
合の自動設定を高精度化し良好な印刷を行なうこと。 【構成】 印刷機のインク供給量調整方法において、手
動調整ノブ29によりインクブレード20の各領域の進
退度合を零点調整した時の各領域に対応する各インクブ
レード位置検出器22の検出量自体を、今まで零点メモ
リに記憶されていた当該検出器22の検出零点に替えて
設定替えし、インクブレード20の各領域の進退度合を
零点調整するごとに、絵柄面積率データ供給部26から
供給される各領域に対応する絵柄面積率データに基づい
て駆動モータをしてインクブレード20の進退度合を調
整するにあたり、上記設定替えされた検出器22の新た
な検出零点に基づいて駆動モータの駆動制御を行なうも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機のインク供給量
調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、オフセット印刷機等は、版ロー
ラに版面を備えたパネルを装着し、版ローラと接触して
回転する湿し水ローラによってパネルの絵柄以外の部分
に水を供給するとともに、版ローラと接触して回転する
インクローラによってパネルの絵柄部分にインクを供給
して印刷する。なお、パネルの絵柄はパネルの所定領域
に一定間隔で設けられるドットにより表され、画線濃度
の高い部分はドットを大きくし、画線濃度の低い部分は
ドットを小さくしている。したがって、パネルの絵柄部
分に対するインクの供給量は、パネルの所定領域におけ
る大小のドットの占める割合、すなわち絵柄面積率に応
じて定められる。
【0003】ここで、インクローラによるパネルへのイ
ンク供給量の調整は、図7に示すようなインク供給量調
整装置によってなされる。インク供給量調整装置は、イ
ンクブレード1と、インク調整ねじ2と、インクブレー
ド位置検出器(ポテンショメータ等)3と、インクブレ
ード位置制御モータ4とを有している。1Aはハウジン
グである。インクブレード1はインクローラ5の長手方
向に沿って配設され、インク調整ねじ2はインクブレー
ド1の長手方向における各領域に対応して配設され、イ
ンクブレード1の各領域をインクローラ5に対して進退
させて、インクブレード1とインクローラ5のなすイン
ク供給間隙を可変とし、インクブレード位置検出器3は
インク調整ねじ2によって調整されたインクブレード1
の進退度合を検出する。制御モータ4は、インク調整ね
じ2によって調整されるインクブレード1の進退度合
を、インクブレード位置検出器3の検出量に基づいて制
御する。
【0004】なお、制御モータ4の回転は、ギア4A、
ギア2Aを介してインク調整ねじ2に伝えられる。ま
た、インクブレード1の進退度合は、インク調整ねじ
2、ギア2A、ギア3A、クラッチ6、円板3Bを介し
てインクブレード位置検出器3に伝えられる。ギア4A
は制御モータ4の出力軸に固定され、ギア2Aはインク
調整ねじ2に固定され、ギア3Aはインクブレード位置
検出器3の入力軸に空転可能に装着され、円板3Bはイ
ンクブレード位置検出器3の入力軸に固定されている。
【0005】ここで、従来のインク供給量調整装置にあ
っては、1台の印刷機に例えば120個程度備えられてい
る多数のインク調整ねじ2のそれぞれによって調整され
るインクブレード1の進退度合を1週間に1回程度手動
によって零点調整している。7は各インク調整ねじ2に
設けた調整ノブである。
【0006】すなわち、従来技術では、インクローラと
インクブレードとの間隙を、パネルの絵柄面積率データ
に基づいて自動調整するに際し、この調整を、手動調整
ノブによりインクブレードを零点調整した時におけるイ
ンクブレードの位置を基準位置とし、この基準位置から
絵柄面積率データに相当する分だけインクブレードを進
退させることによって行なっている。即ち、インクブレ
ードの基準位置は、インクブレードの進退度合を絵柄面
積率データに相当する分に自動設定し、良好な印刷を行
なう上で重要な役割を果たす。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインク供給量調整装置は、各インク調整ねじ2によ
るインクブレード1の進退度合の零点調整後に、各イン
クブレード位置検出器3の検出零点の調整も必要として
いる。インクブレード位置検出器3の検出零点の調整
は、インク調整ねじ2によりインクブレード1の進退度
合を零点調整した時に、クラッチ6をオフし、インクブ
レード位置検出器3の出力値が「検出零点を示す位置」
(通常は零)となるように手動調整し、再びクラッチ6
をオンすることによって完了する。
【0008】すなわち、従来のインク供給量調整装置に
あっては、多数のインク調整ねじのそれぞれについて、
該インク調整ねじによるインクブレードの各領域の進退
度合の零点調整時に、各領域に対応する個々のインクブ
レード位置検出器の検出値が「検出零点を示す位置」
(通常は零)となるように個々に手動調整する必要があ
り、零点調整のために多大な作業時間を必要とする。
【0009】本発明は、多数のインク調整子のそれぞれ
によってインクブレードの各領域の進退度合を零点調整
するたびに、各領域に対応する個々の各インクブレード
位置検出器の検出零点を個々に短時間で設定替え可能と
するとともに、絵柄面積率データに基づくインクブレー
ドの各領域の進退度合の自動設定を高精度化し良好な印
刷を行なうことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクローラ
の長手方向に沿って配設されるインクブレードの各領域
をインク調整子によってインクローラに対し進退させ、
インクローラとインクブレードのなす間隙をパネルの各
領域に対応する絵柄面積率データに基づいて自動調整す
るに際し、各インク調整子によって調整されたインクブ
レードの位置をインクブレード位置検出器によって検出
し、手動位置調整部によりインクブレードの各領域の進
退度合を零点調整した時におけるインクブレードの位置
を基準位置とし、インクローラとインクブレードの間隙
が絵柄面積率データに相当する位置となるように、駆動
モータを駆動制御することにてインクブレードを上記基
準位置から進退させる、印刷機のインク供給量調整方法
において、手動位置調整部によりインクブレードの各領
域の進退度合を零点調整した時の各領域に対応する各イ
ンクブレード位置検出器の検出量自体を、今まで零点メ
モリに記憶されていた当該インクブレード位置検出器の
検出零点に替えて当該インクブレード位置検出器の検出
零点として設定替えし、インクブレードの各領域の進退
度合を零点調整するごとに、絵柄面積率データ供給部か
ら供給される各領域に対応する絵柄面積率データに基づ
いて駆動モータをしてインクブレードの進退度合を調整
するにあたり、上記設定替えされたインクブレード位置
検出器の新たな検出零点に基づいて駆動モータの駆動制
御を行なうようにしたものである。
【0011】
【作用】各インク調整子によるインクブレードの各領域
の進退度合の零点調整時に、該零点調整時の各領域に対
応する個々の各インクブレード位置検出器の検出量自体
が個々の新たな検出零点として零点設定手段により再認
識され、インクブレード位置制御手段の新たな制御動作
の制御基準量として供される。
【0012】したがって、多数のインク調整子のそれぞ
れによってインクブレードの各領域の進退度合を零点調
整するたびに、各領域に対応する個々の各インクブレー
ド位置検出器の出力値を従来必要とされていたように
「検出零点を示す値」(通常は零)に手動調整する必要
をなくし、各インクブレード位置検出器の検出零点を個
々に短時間で設定替えできる。
【0013】また、絵柄面積率データに基づくインクブ
レードの各領域の進退度合の調整は、上述の設定替えさ
れた各領域に対応するインクブレード位置検出器個々の
新たな検出零点からのそれぞれの量が各領域に対応する
絵柄面積率データに基づく値となるように行なわれる。
よって、インクブレードの各領域の進退度合を零点調整
した時に各領域に対応する個々の各インクブレード位置
検出器の出力値が「検出零点を示す値」(通常は零)と
ならなくても、正確に絵柄面積率データに相当する分だ
け、インクブレードの各領域の進退度合を自動設定で
き、良好な印刷を行なうことができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の実施に用いられるインク供給
量調整装置を示す制御系統図、図2はインク供給量調整
装置を示す模式図、図3は印刷機を示す模式図である。
【0015】印刷機10は、給紙ローラ11から送りロ
ーラ12の側に供給される印刷紙13に印刷するもので
あり、版ローラ14に版面を備えたパネル15を装着
し、版ローラ14と接触して回転する湿し水ローラ17
によってパネル15の絵柄以外の部分に水を供給すると
ともに、版ローラ14と接触して回転するインクローラ
16によってパネル15の絵柄部分にインクを供給して
印刷する。なお、版ローラ14に装着されているパネル
15の絵柄部分に供給されたインクは、転移ローラ18
を介して印刷紙13に転写される。
【0016】印刷機10は、インク供給量調整装置19
を備えている。インク供給量調整装置19は、パネル1
5のa〜eで示されるように区分された各領域における
絵柄面積率に応じて、それら各領域に対するインクの供
給量を調整可能とする。
【0017】インク供給量調整装置19は、インクロー
ラ16の長手方向に連続してハウジング19Aに保持さ
れている平板状のインクブレード20と、複数のインク
調整ねじ(インク調整子)21と、各インク調整ねじ2
1に対応するインクブレード位置検出器(ポテンショメ
ータ、エンコーダ等)22と、各インク調整ねじ21に
対応するインクブレード位置制御モータ23とを有して
いる。インクブレード20はインクローラ16の長手方
向に沿って配設され、各インク調整ねじ21はパネル1
5の各領域a〜eのそれぞれに対応するように、インク
ブレード20の長手方向における各領域に対応して衝合
可能に配設され、インクブレード20の各領域をたわみ
変形させることによりインクローラ16に対して進退さ
せ、インクブレード20とインクローラ16のなすイン
ク供給間隙を可変としている。インクブレード位置検出
器22は各インク調整ねじ21によって調整されたイン
クブレード20の各領域の進退度合を検出する。制御モ
ータ23は、インク調整ねじ21によって調整されるイ
ンクブレード20の進退度合を、インクブレード位置検
出器22の検出零点に対する検出量に基づいて制御す
る。
【0018】ここで、上記制御モータ23は、遠隔操作
盤24に設けられているモータ制御部25によって駆動
制御され、各インク調整ねじ21を進退動させる。モー
タ制御部25は、パネル15の各領域a〜eの絵柄面積
率をそのデータ供給部26から伝達されるとともに、各
インクブレード位置検出器22の読取部27の読取り結
果を伝達され、かつ各インクブレード位置検出器22の
検出零点を個々に記憶している零点メモリ28から各イ
ンクブレード位置検出器22の検出零点を伝達される。
これにより、モータ制御部25は、パネル15の各領域
に対するインク供給量がそれらの絵柄面積率に適合する
ように(インクブレード20の各領域の進退度合がデー
タ供給部26から供給される各領域に対応する絵柄面積
率データに基づく値となるように)、各領域に対応する
インクブレード位置検出器22の検出零点に対する検出
量に基づいて、制御モータ23を駆動制御し、結果とし
て、前述のように、各インク調整ねじ21によって調整
されるインクブレード20の各領域の進退度合を制御す
る。なお、各インクブレード位置検出器22の読取部2
7からモータ制御部25に伝達されたインクブレード2
0の各領域における進退度合(各インク調整ねじ21の
ねじ位置)は遠隔操作盤24の各表示部A〜Eのそれぞ
れに表示される。
【0019】なお、制御モータ23の回転は、ギア23
A、ギア21Aを介してインク調整ねじ21に伝えられ
る。また、インクブレード20の各領域における進退度
合は、インク調整ねじ21、ギア21A、ギア22Aを
介してインクブレード位置検出器22に伝えられる。ギ
ア23Aは制御モータ23の出力軸に固定され、ギア2
1Aはインク調整ねじ21に固定され、ギア22Aはイ
ンクブレード位置検出器22の入力軸に固定されてい
る。
【0020】ここで、インク供給量調整装置19は、各
インク調整ねじ21に対応して設けられる、インク調整
ねじ21を手動にて進退動させるための手動位置調整部
としての調整ノブ29を有している。そして、この調整
ノブ29を用いた手動操作により、各インク調整ねじ2
1のそれぞれよって調整されるインクブレード20の進
退度合を、手動によって零点調整可能とする。
【0021】しかして、インク供給量調整装置19は、
各インク調整ねじ21によるインクブレード20の進退
度合の上記零点調整時に、各零点メモリに記憶されてい
たインクブレード位置検出器22の検出零点を零点メモ
リ設定部(零点設定手段)30により自動的に設定替え
する。すなわち、零点メモリ設定部30は、インクブレ
ード20の零点調整後、その零点調整終了を示す押ボタ
ン信号等を付与されて各インクブレード位置検出器22
の読取部27の読取結果を伝達され、各インク調整ねじ
21によって調整されるインクブレード20の各領域の
進退度合を調整ノブ29により零点調整した時の各領域
に対応する個々の各インクブレード位置検出器22の検
出量自体を、今まで零点メモリ28に記憶されていた検
出零点に替えてそのインクブレード位置検出器22の検
出零点として設定替えする。
【0022】これにより、モータ制御部25は、絵柄面
積率データ供給部26から供給されるインクブレード2
0の各領域に対応する絵柄面積率データに基づいて制御
モータ23をしてインクブレード20の各領域の進退度
合を調整するにあたり、インクブレード20の各領域の
進退度合を零点調整するごとに、零点メモリ設定部30
にて設定替えされた各領域に対応するインクブレード位
置検出器22個々の新たな検出零点からのそれぞれの量
が各領域に対応する絵柄面積率データに基づく値となる
ように制御モータ23の駆動制御を行なう。
【0023】次に、上記実施例の作用について説明す
る。上記実施例によれば、各インク調整ねじ21による
各インクブレード20の進退度合の零点調整時に、該零
点調整時の各領域に対応する個々の各インクブレード位
置検出器22の検出量自体が個々の新たな検出零点とし
て零点メモリ設定部(零点設定手段)30により再認識
され、モータ制御部(インクブレード位置制御手段)2
5の新たな制御動作の制御基準量として供される。すな
わち、インク調整ねじ21によるインクブレード20の
進退度合の零点調整時に自動的にインクブレード位置検
出器22の検出零点をも調整できる。
【0024】したがって、多数(例えば120 個程度)の
インク調整ねじ21のそれぞれによってインクブレード
20の各領域の進退度合を零点調整するたびに、各領域
に対応する個々の各インクブレード位置検出器22の出
力値を従来必要とされていたように「検出零点を示す
値」(通常は零)に手動調整する必要をなくし、各イン
クブレード位置検出器22の検出零点を個々に短時間で
設定替えできる。
【0025】また、絵柄面積率データに基づくインクブ
レード20の各領域の進退度合の調整は、上述の設定替
えされた各領域に対応するインクブレード位置検出器2
2個々の新たな検出零点からのそれぞれの量が各領域に
対応する絵柄面積率データに基づく値となるように行な
われる。よって、インクブレード20の各領域の進退度
合を零点調整した時に各領域に対応する個々の各インク
ブレード位置検出器22の出力値が「検出零点を示す
値」(通常は零)とならなくても、正確に絵柄面積率デ
ータに相当する分だけ、インクブレード20の各領域の
進退度合を自動設定でき、良好な印刷を行なうことがで
きる。
【0026】また、上記実施例によれば、インク調整ね
じ21とインクブレード位置検出器22の連動系にクラ
ッチを必要とせず、インク調整ねじ21とインクブレー
ド位置検出器22を直結状態で連動できるから、インク
ブレード位置検出のための構成を簡素化し、インクブレ
ード位置検出精度を向上できる。
【0027】図4は本発明の実施に用いられるインク供
給量調整装置の他の例を示す模式図である。インク供給
量調整装置40は、インクローラ16の長手方向に連続
してハウジング40Aに保持されているインクブレード
41と、インク調整カム(インク調整子)42と、イン
クブレード位置検出器(ポテンショメータ、エンコーダ
等)43と、インクブレード位置制御モータ44とを有
する。制御モータ44は、ギア45、46、ねじ47を
介してインク調整カム42を回動し、これにより、パネ
ル15の各領域a〜eのそれぞれに対応するインクブレ
ード41の各部をたわみ変形させることにより、インク
ローラ16に対して進退させ、インクブレード41とイ
ンクローラ16のなす間隙を調整可能としている。イン
ク供給量調整装置40は、制御モータ44を駆動制御す
るモータ制御部(インクブレード位置制御手段)を有し
ている。なお、インクブレード41の上記進退度合は、
ギア46に噛合うギア48を介してインクブレード位置
検出器43に伝達される。49はインク調整カム42を
ねじ47に押圧するばねである。
【0028】図5は本発明の実施に用いられるインク供
給量調整装置の他の例を示す模式図である。インク供給
量調整装置50は、パネル15の各領域a〜eのそれぞ
れに対応するようにインクローラ16の長手方向に分割
されて相互に密着状態で隣接し、ハウジング50Aに摺
接できる複数枚のインクブレード51と、各インクブレ
ード51に一体化されているナット52に螺合するイン
ク調整ねじ(インク調整子)53と、インクブレード位
置制御モータ54と、インクブレード位置検出器(ポテ
ンショメータ、エンコーダ等)とを有する。制御モータ
54は、インク調整ねじ53を回動し、これにより、イ
ンクブレード51をインクローラ16に対して進退さ
せ、インクブレード51とインクローラ16のなす間隙
を調整可能としている。インクブレード51はハウジン
グ50Aの摺接面によって回り止めされている。インク
供給量調整装置50は、制御モータ54を駆動制御する
モータ制御部(インクブレード位置制御手段)を有して
いる。なお、インクブレード51の上記進退量は、制御
モータ54に結合されているインクブレード位置検出器
55によって検出される。
【0029】図6は本発明の実施に用いられるインク供
給量調整装置の他の例を示す模式図である。インク供給
量調整装置60は、上記インク供給量調整装置50にお
けると同様に長手方向に分割され、ハウジング60Aに
摺接できる複数のインクブレード61と、リニアモータ
(インク調整子)62と、インクブレード位置検出器
(ポテンショメータ、エンコーダ等)63とを有する。
リニアモータ62は、その出力軸をインクブレード61
に固定し、これにより、インクブレード61をインクロ
ーラ16に対して進退させ、インクブレード61とイン
クローラ16のなす間隙を調整可能としている。インク
供給量調整装置60は、リニアモータ62を駆動制御す
るモータ制御部(インクブレード位置制御手段)を有し
ている。なお、インクブレード61の上記進退度合は、
リニアモータ62に結合されているインクブレード位置
検出器63によって検出される。
【0030】なお、本発明の実施において、インクブレ
ード位置検出器は、インク調整子を介することなく、イ
ンクブレードそのものに直結されて、該インクブレード
の進退度合を検出するものであってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、多数のイ
ンク調整子のそれぞれによってインクブレードの各領域
の進退度合を零点調整するたびに、各領域に対応する個
々の各インクブレード位置検出器の検出零点を個々に短
時間で設定替え可能とするとともに、絵柄面積率データ
に基づくインクブレードの各領域の進退度合の自動設定
を高精度化し良好な印刷を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施に用いられるインク供給量
調整装置を示す制御系統図である。
【図2】図2はインク供給量調整装置を示す模式図であ
る。
【図3】図3は印刷機を示す模式図である。
【図4】図4は本発明の実施に用いられるインク供給量
調整装置の他の例を示す模式図である。
【図5】図5は本発明の実施に用いられるインク供給量
調整装置の他の例を示す模式図である。
【図6】図6は本発明の実施に用いられるインク供給量
調整装置の他の例を示す模式図である。
【図7】図7は従来のインク供給量調整装置を示す模式
図である。
【符号の説明】
10 印刷機 16 インクローラ 19、40、50、60 インク供給量調整装置 20、41、51、61 インクブレード 21、53 インク調整ねじ(インク調整子) 22、43、55、63 インクブレード位置検出器 23、44、54 インクブレード位置制御モータ 25 モータ制御部(インクブレード位置制御手段) 26 絵柄面積率データ供給部 28 零点メモリ 29 手動調整ノブ(手動位置調整部) 30 零点メモリ設定部 42 インク調整カム(インク調整子) 62 リニアモータ(インク調整子)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクローラの長手方向に沿って配設さ
    れるインクブレードの各領域をインク調整子によってイ
    ンクローラに対し進退させ、インクローラとインクブレ
    ードのなす間隙をパネルの各領域に対応する絵柄面積率
    データに基づいて自動調整するに際し、 各インク調整子によって調整されたインクブレードの位
    置をインクブレード位置検出器によって検出し、 手動位置調整部によりインクブレードの各領域の進退度
    合を零点調整した時におけるインクブレードの位置を基
    準位置とし、インクローラとインクブレードの間隙が絵
    柄面積率データに相当する位置となるように、駆動モー
    タを駆動制御することにてインクブレードを上記基準位
    置から進退させる、 印刷機のインク供給量調整方法において、 手動位置調整部によりインクブレードの各領域の進退度
    合を零点調整した時の各領域に対応する各インクブレー
    ド位置検出器の検出量自体を、今まで零点メモリに記憶
    されていた当該インクブレード位置検出器の検出零点に
    替えて当該インクブレード位置検出器の検出零点として
    設定替えし、 インクブレードの各領域の進退度合を零点調整するごと
    に、絵柄面積率データ供給部から供給される各領域に対
    応する絵柄面積率データに基づいて駆動モータをしてイ
    ンクブレードの進退度合を調整するにあたり、上記設定
    替えされたインクブレード位置検出器の新たな検出零点
    に基づいて駆動モータの駆動制御を行なうことを特徴と
    する印刷機のインク供給量調整方法。
JP4337831A 1992-11-26 1992-11-26 印刷機のインク供給量調整方法 Pending JPH0640012A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5692068A (en) * 1979-12-27 1981-07-25 Toshiba Mach Co Ltd Controller for discharge of ink

Patent Citations (1)

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