JPH0638858Y2 - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

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JPH0638858Y2
JPH0638858Y2 JP1986009869U JP986986U JPH0638858Y2 JP H0638858 Y2 JPH0638858 Y2 JP H0638858Y2 JP 1986009869 U JP1986009869 U JP 1986009869U JP 986986 U JP986986 U JP 986986U JP H0638858 Y2 JPH0638858 Y2 JP H0638858Y2
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drum
wire
roller
pressing
arm
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JPS62121291U (ja
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学 宮内
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は昇降装置、さらに詳しくは、照明器具等の器具
を吊下するワイヤと、ワイヤを巻き取るドラムとを具備
し、ドラムの回動に伴なって器具を昇降させる昇降装置
に関するものである。
[背景技術] 従来よりこの種の昇降装置としては第3図に示すよう
に、案内ローラ21を通ったワイヤ1をドラム2に直接巻
き取るようにしたものが提供されているが、ドラム2に
巻き付けるワイヤ1のドラム2への侵入角(フリートア
ングル)θ、すなわち、ドラム2の回転軸と直交する面
に対してワイヤ1がなす角度が巻き始端側で大きいとワ
イヤ1をドラム2に密に巻き付けることができず第4図
に示すように、隙間が生じることになる。ワイヤ1はド
ラム2上に多層に巻き付けられるから、下層に隙間があ
るとドラム2に巻き取られたワイヤ1が下層の隙間に落
ち込み、ドラム2の幅方向における各部分での巻き径が
異なることとなって、第5図に示すように、いわゆる山
巻きとなる。このように山巻きになるとワイヤ1を繰り
出すためにドラム2を逆回転させてもワイヤ1が下層に
埋もれてワイヤ1が繰り出せなくなることがある。種々
の実験を行なった結果ではフリートアングルが2度以内
であれば、ワイヤ1はドラム2に整列巻きされるという
知見が得られているが、たとえばドラム2の軸方向の幅
が30mmである場合にフリートアングルを2度以内にしよ
うとすると、ドラム2と案内ローラ21との距離は約430m
m必要となり、昇降装置が大型化して実用的ではないと
いう問題が生じる。
このため、第6図に示すようなトラバーサ方式の装置が
考えられている。トラバーサ方式は、ドラム2の回転と
同期してドラム2の軸方向と平行な方向に往復移動する
トラバーサ20を案内ローラ21とドラム2との間に配置す
るものであって、トラバーサ20がドラム2の回転に同期
してドラム2の軸方向に往復移動することにより、フリ
ートアングルを常に0度に保つようにし、これによって
ワイヤ1をドラム2に密に巻き付けるようにしている。
しかしながら、ドラム2とトラバーサ20との同期をとる
必要があるから、機構が複雑になりコストが高くなるな
どの問題がある。
[考案の目的] 本考案は上述の点に鑑みて為されたものであって、その
主な目的とするところは、小型かつ簡単な機構でワイヤ
をドラムに密着整列巻きできるようにした昇降装置を提
供することにある。
[考案の開示] (基本構成) 本考案においては、照明器具等の器具を吊下するワイヤ
と、ワイヤを巻き取るドラムと、ドラムの回転中心付近
に向かって付勢されドラムに巻回されたワイヤの外周に
圧接する押圧部材とを具備し、押圧部材が、ドラムの回
転軸に略平行に設けられた固定軸の回りに揺動自在とな
ったアームと、固定軸とは異なる位置でドラムの回転軸
と略平行な軸の回りに回動自在となるようにアームに軸
着されたローラと、固定軸とは異なる位置において固定
軸とローラとを結ぶ直線に交差する直線上でアームから
ドラムに向かって突出する押圧片と、押圧片の先端部に
回動自在に軸着されドラムに巻回されたワイヤの外周に
転接する押圧ローラとから構成され、ワイヤへの張力に
より押圧ローラがドラムに近づく向きに付勢されるよう
にワイヤがローラに懸け回されて成る昇降装置を開示す
る。
(実施例) 第1図に示すように、基本的には照明器具等の器具3を
吊下するワイヤ1と、ワイヤ1を巻き取るドラム2とを
備えている。ドラム2は減速輪列(図示せず)を介して
モータ(図示せず)により回転駆動される。ドラム2の
上方にはアーム5が配設されており、このアーム5はド
ラム2とは異なる定位置でドラム2の回転軸10と略平行
に設けられた固定軸4の回りに揺動自在となっている。
アーム5の長手方向の中央部にはドラム2の回転軸10と
略平行な軸の回りで回動自在となるように第1ローラ6
がアーム5に軸着されており、またアーム5の先端部か
らはアーム5の長手方向とは略直交して下方に向かって
押圧片7が突出している。押圧片7の先端部にはドラム
2の回転軸10と略平行な軸の回りで回動自在となった押
圧ローラ8が軸着されている。つまり、この押圧片7と
押圧ローラ8とにより押圧部材が構成される。第1ロー
ラ6と略同じ高さ位置で器具3の上方の定位置には第2
ローラ9がドラム2の回転軸10と略平行な軸の回りに回
動自在となるように配設されている。ワイヤ1は第1ロ
ーラ6と第2ローラ9とに懸け回されているのであっ
て、ワイヤ1に吊下された器具3の荷重によってワイヤ
1に作用する張力により、アーム5は固定軸4の回りで
右回りに付勢されることになる。これにより、押圧ロー
ラ8がドラム2に巻回されたワイヤ1の外周に圧接す
る。押圧ローラ8は、第2図に示すように、ドラム2の
軸方向の幅と略等しい幅を有しており、ドラム2に巻き
付けられたワイヤ1がドラム2の回転軸10に向かって押
圧されてワイヤ1の外周面が略平坦となるのである。こ
のようにすれば、ワイヤ1をドラム2に巻き取る際に山
巻きとなることがなく、ワイヤ1を繰り出すときにワイ
ヤ1が絡んで器具3の下降を阻害するということがなく
なるのである。ここで、押圧ローラ8からワイヤ1に作
用する押圧力は、固定軸4から第1ローラ6までの距離
lと、固定軸4から押圧片7までの距離Lとを調節する
ことにより、調節可能となっている。
[考案の効果] 本考案は上述のように、照明器具等の器具を吊下するワ
イヤと、ワイヤを巻き取るドラムと、ドラムの回転中心
付近に向かって付勢されドラムに巻回されたワイヤの外
周に圧接する押圧部材とを具備しているので、ワイヤを
ドラムに巻き取る際に押圧部材によってドラムの回転軸
方向に向かって押圧されることにより、ワイヤの外周が
略平坦となるように巻き取られるのであり、小型かつ簡
単な機構でワイヤをドラムに密着整列巻きできるという
利点を有するのである。しかも、ドラムの回転軸に略平
行に設けられた固定軸の回りに揺動自在となったアーム
と、固定軸とは異なる位置でドラムの回転軸と略平行な
軸の回りに回動自在となるようにアームに軸着されたロ
ーラと、固定軸とは異なる位置でアームからドラムに向
かって突出する押圧片と、押圧片の先端部に回動自在に
軸着されドラムに巻回されたワイヤの外周に転接する押
圧ローラとにより押圧部材を構成し、ワイヤへの張力に
より押圧ローラがドラムに近づく向きに付勢されるよう
にワイヤをローラに懸け回しているので、器具の重量を
ローラを介してアームに作用させることによって回転軸
の回りにモーメントを発生させ、このモーメントを利用
してアームに結合された押圧ローラをドラムに押し付け
ることになる。その結果、アームに対するローラの位置
を調節すれば、器具の重量やワイヤの太さに対して最適
な押圧力が得られるように設計することが可能になり、
ワイヤを整列させるのに十分な大きさであって、かつ最
適な押圧力を作用させることが可能になるという利点を
有する。ここにおいて、押圧ローラを先端部に備える押
圧片は、固定軸とローラとを結ぶ直線に交差する直線上
でアームからドラムに向かって突出しているから、上記
モーメントをワイヤに対する上記押圧力として効率よく
利用することができるのであって、限られた長さのアー
ムを用いながらも上記押圧力を広範囲に調節することが
できるという効果を奏するのである。加えて、ワイヤを
懸け回すローラとワイヤの外周に転接する押圧ローラと
を1つのアームに設けているので、アームのローラにワ
イヤを懸け回せば、他の部材を用いなくともワイヤに吊
下された器具の自重でドラムに巻回したワイヤの表面に
押圧力を作用させることが可能であり、器具の重量やワ
イヤの太さに応じて押圧力を調節できることに加えて、
構成が簡単になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略構成図、第2図は
同上の要部縦断面図、第3図は従来例を示す概略構成
図、第4図および第5図は同上の問題点を示す動作説明
図、第6図は他の従来例を示す概略構成図である。 1はワイヤ、2はドラム、3は器具、4は固定軸、5は
アーム、6は第1ローラ、7は押圧片、8は押圧ローラ
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】照明器具等の器具を吊下するワイヤと、ワ
    イヤを巻き取るドラムと、ドラムの回転中心付近に向か
    って付勢されドラムに巻回されたワイヤの外周に圧接す
    る押圧部材とを具備し、押圧部材が、ドラムの回転軸に
    略平行に設けられた固定軸の回りに揺動自在となったア
    ームと、固定軸とは異なる位置でドラムの回転軸と略平
    行な軸の回りに回動自在となるようにアームに軸着され
    たローラと、固定軸とは異なる位置において固定軸とロ
    ーラとを結ぶ直線に交差する直線上でアームからドラム
    に向かって突出する押圧片と、押圧片の先端部に回動自
    在に軸着されドラムに巻回されたワイヤの外周に転接す
    る押圧ローラとから構成され、ワイヤへの張力により押
    圧ローラがドラムに近づく向きに付勢されるようにワイ
    ヤがローラに懸け回されて成る昇降装置。
JP1986009869U 1986-01-27 1986-01-27 昇降装置 Expired - Lifetime JPH0638858Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986009869U JPH0638858Y2 (ja) 1986-01-27 1986-01-27 昇降装置

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JP1986009869U JPH0638858Y2 (ja) 1986-01-27 1986-01-27 昇降装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62121291U JPS62121291U (ja) 1987-08-01
JPH0638858Y2 true JPH0638858Y2 (ja) 1994-10-12

Family

ID=30795590

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986009869U Expired - Lifetime JPH0638858Y2 (ja) 1986-01-27 1986-01-27 昇降装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610489U (ja) * 1979-07-04 1981-01-29
JPS5848739U (ja) * 1981-09-24 1983-04-01 日東電工株式会社 剥離材の構造

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Publication number Publication date
JPS62121291U (ja) 1987-08-01

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