JPH0637606A - パルス信号生成回路 - Google Patents

パルス信号生成回路

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JPH0637606A
JPH0637606A JP18940492A JP18940492A JPH0637606A JP H0637606 A JPH0637606 A JP H0637606A JP 18940492 A JP18940492 A JP 18940492A JP 18940492 A JP18940492 A JP 18940492A JP H0637606 A JPH0637606 A JP H0637606A
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data
circuit
signal
counter
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JP18940492A
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Junichi Kishimoto
順一 岸本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アップカウントまたはダウンカウント動作を
するカウンタを用いて、入力信号に応じてパルス幅制御
したパルス制御信号を出力するパルス信号生成回路にお
いて、回路を小型にし、インテリジェントな制御ができ
るようにする。 【構成】 フィードバック信号をコンパレータ3で基準
信号と比較し、その比較結果をCPU4に取込んでダウ
ンカウンタ1のカウント開始データを演算する。そし
て、このデータをCPU4の割込み信号を用いてラッチ
回路2からダウンカウンタ1にセットし、またデジタル
コンパレータ7でダウンカウンタ1の出力値とCPU4
からのデューティ値を比較し、その一致信号の出力のタ
イミングでラッチ回路2のデータをロードする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にフィードバックさ
れた入力信号に基づいてパルス幅制御したパルス信号を
出力するパルス信号生成回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の波形成形を行うパルス信号
生成回路の構成を示すブロック図である。同図におい
て、101はアップダウンカウンタ102を制御するア
ップダウン制御回路、103はダウンカウンタ、104
は二つの入力データが一致しているか否か比較する比較
回路、105はダウンカウンタ103の出力値“0”を
検出する零検出器、106はD形フリップフロップ、1
07はCPU108からのデータをラッチするラッチ、
109はカウンタ、110はクロックの入力端子、11
1は不図示の外部制御回路からのフィードバック信号の
入力端子である。
【0003】上記アップダウン制御回路101は、アッ
プダウンカウンタ102のカウントアップ,カウントダ
ウンを制御する回路であり、そのクロック出力端子が信
号線L101を通してアップダウンカウンタ102のク
ロック入力端子に接続され、またアップダウン制御端子
が信号線L102を通してアップダウンカウンタ102
のアップダウン制御入力端子に接続されている。
【0004】また、上記外部制御回路からのフィードバ
ック信号の入力端子111が信号線L103を通してア
ップダウン制御回路101のフィードバック信号入力端
子に接続されている。そして、アップダウンカウンタ1
02のカウント値の出力端子は、バスラインL104を
通してダウンカウンタ103のデータ入力端子に接続さ
れている。
【0005】クロックの入力端子110は、信号線L1
05を介してダウンカウンタ103のクロック入力端子
及びD形フリップフロップ106のクロック入力端子に
接続されている。また、ダウンカウンタ103のカウン
トデータ出力端子は、n本の信号線L106を通して比
較回路104のn個のデータ入力端子及び零検出器10
5のデータ入力端子に接続されており、零検出器105
のデータ出力端子は信号線L107によりD形フリップ
フロップ106のデータ入力端子に接続されている。
【0006】またCPU108は、アドレスバスL10
8及びデータバスL109を介してラッチ107に接続
されており、このラッチ107の信号出力端子は信号線
L110により比較回路104の信号入力端子に接続さ
れている。
【0007】D形フリップフロップ106の信号出力端
子は、信号線L111を介して比較回路104のリセッ
ト信号入力端子とダウンカウンタ103のロード信号入
力端子とカウンタ109の信号入力端子にそれぞれ接続
されている。またカウンタ109の信号出力端子は、信
号線L112を介してアップダウン制御回路101の信
号入力端子に接続されている。そして、比較回路104
から出力されるパルス信号は信号線L112から得られ
るようになっている。
【0008】次に上記回路の動作について説明する。ア
ップダウン制御回路101は、信号線L103を介して
外部制御回路からのフィードバック信号が入力される
が、このアップダウン制御回路101はコンパレータを
内蔵しており、そのコンパレータによりフィードバック
信号があるスレッシュレベルを越えているかどうかを判
別し、アップダウンカウンタ102に信号線L102を
介してカウント値をアップさせるかダウンさせるかの信
号を送る。そして、このアップダウンカウンタ102の
カウント出力値は、信号線L104を介してダウンカウ
ンタ103にロードされる。この時、ダウンカウンタ1
03は入力端子110からのクロックにより、設定され
た値からゼロになるまでカウントダウン動作を行う。
【0009】またCPU108は、アドレスバスL10
8でアドレスを指定し、データバスL109を通してラ
ッチ107に制御データを送り出す。この送り出された
データは、信号線L110を通して比較回路104に送
出される。そして比較回路104では、ラッチ107よ
り送られてきたデータとダウンカウンタ103より信号
線L106を通して送られてきたデータとが比較され、
一致したところでハイレベルの信号が信号線L113を
介して出力される。
【0010】一方、上記ダウンカウンタ103の出力デ
ータは信号線L106を通して零検出器105にも入力
され、この零検出器105はダウンカウンタ103のカ
ウント値がゼロになったところで出力端子にハイレベル
の信号を出力する。この零検出器105の出力信号は、
信号線L107を介してD形フリップフロップ106の
データ入力端子に入力される。そして、D形フリップフ
ロップ106の出力端子にハイレベルの信号が出力され
たところ、つまりダウンカウンタ103のカウント値が
ゼロになったところで、比較回路104にはリセットが
かかってローレベルになり、ダウンカウンタ103にロ
ード信号が入力されることでアップダウンカウンタ10
2よりカウントデータがロードされる。
【0011】また、D形フリップフロップ106の出力
端子は信号線L111を介してカウンタ109ともつな
がっている。そして、このカウンタ109によってD形
フリップフロップ106の信号を何分周かして信号線L
112を通してアップダウン制御回路101に入力して
おり、また信号線L101を通してアップダウンカウン
タ102のクロック信号として供給している。
【0012】このように、ダウンカウンタ103のカウ
ント値によって生成パルスの周期を決定し、またラッチ
107によって生成パルスのデューティを決定し、パル
ス幅制御した制御信号(パルス信号)を外部に出力して
いる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のパルス信号生成回路にあっては、出力生成
パルスの周期を決定するカウンタに動作情報を入力する
アップダウンカウンタ及びその周辺回路が大きく、回路
の小型化を図ることができないという問題点があった。
【0014】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、回路の小型化を実現でき、かつ精度の
良い波形生成が可能なパルス信号生成回路を得ることを
目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のパルス信号生成
回路は、次のように構成したものである。
【0016】(1)入力信号に基づいてパルス幅制御し
たパルス信号を出力するパルス信号生成回路において、
アップカウント動作またはダウンカウント動作をするカ
ウンタと、このカウンタにカウント開始データを入力す
るラッチ回路と、前記入力信号を所定の基準信号と比較
するコンパレータと、このコンパレータの比較結果を一
定時間ごとに取込んで処理し、前記ラッチ回路のカウン
ト開始データ及び出力波形のデューティ値を決めるデー
タを演算する処理回路と、前記カウンタの出力値と処理
回路で演算したデューティ値を比較するデジタルコンパ
レータとを備え、前記処理回路の外部割込み信号を用い
てカウンタにカウント開始データをセットするととも
に、デジタルコンパレータが一致信号を出力するタイミ
ングでラッチ回路にカウント開始データをロードするよ
うにした。
【0017】(2)前記(1)の回路において、処理回
路は、コンパレータからの一定期間の信号を取込み中は
外部割込みを禁止し、取込み終了後に外部割込みを許可
してラッチ回路の設定データを変更可能とするようにし
た。
【0018】(3)前記(1)または(2)の回路にお
いて、ラッチ回路に設定するデータの変化量の最大値を
設定し、それ以上の変化量にならないように制限するよ
うにした。
【0019】(4)前記(1)ないし(3)何れかの回
路において、ラッチ回路の設定データに対応する入力信
号の期待値と実際の入力信号の値を比較して異常がある
かどうかを判断するようにした。
【0020】
【作用】本発明のパルス信号生成回路においては、処理
回路で演算したデータをラッチ回路からカウンタに入力
し、また処理回路の割込み信号を用いてカウンタに動作
データをセットするとともに、デジタルコンパレータが
一致信号を出力するタイミングでラッチ回路にデータを
ロードするようにしており、アップダウンカウンタ及び
周辺回路を省くことができる。
【0021】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、1はダウンカウント動作を
するダウンカウンタで、このカウンタ1の出力に従って
パルス幅制御したパルス制御信号が出力される。2はこ
のダウンカウンタ1にカウント開始データを入力するラ
ッチ回路、3は入力端子から入力された各制御系のフィ
ードバック信号(誤差信号)を所定の基準信号と比較す
るコンパレータ、4はこのコンパレータ3の比較結果を
一定時間ごとに取込んで処理するCPU(処理回路)
で、上記ラッチ回路2のカウント開始データ及び出力波
形のデューティ値を決めるデータを演算する。
【0022】5は上記CPU4からのデータをアナログ
信号に変換してコンパレータ3に基準信号として入力す
るD/Aコンバータ、6はダウンカウンタ1の出力値
“0”を検知する零検知回路、7はダウンカウンタ1の
出力値とレジスタ8からの信号値を比較してパルス幅制
御した制御信号を生成するデジタルコンパレータで、比
較用のレジスタ8はモジュロ回路として構成され、CP
U4で演算したデューティ値が入力される。9はフリッ
プフロップで、入力信号が“0”から“1”になった時
に出力信号を反転し、入力信号が“1”から“0”にな
った時は出力信号を保持し、またリセット端子が設けら
れている。なお、上記ダウンカウンタ1はこれに代えて
アップカウント動作をするアップカウンタとしても良
い。
【0023】上記CPU4の1組のデータ出力ポートは
信号線L1を介してラッチ回路2に接続されており、そ
の他のデータ出力ポートは信号線L2を介してレジスタ
8に接続されている。またラッチ回路2は信号線L3を
通してダウンカウンタ1のデータ入力端子に接続されて
いる。このダウンカウンタ1のデータ出力端子は信号線
L4を通してデジタルコンパレータ7及び零検知回路6
に接続されており、デジタルコンパレータ7の入力端子
にはレジスタ8からの信号線L5とダウンカウンタ1の
データ出力端子からの信号線L4が接続されている。そ
して、このコンパレータ7の出力端子は信号線L6を通
してフリップフロップ9のデータ入力端子及びラッチ回
路2のロード信号入力端子に接続されている。
【0024】また、零検知回路6の出力端子は信号線L
7を通してダウンカウンタ1のロード信号入力端子及び
CPU4の外部割込み入力端子に接続されている。ま
た、コンパレータ3の−入力端子にはD/Aコンバータ
5のアナログ出力端子が接続され、+入力端子には不図
示の外部制御回路のフィードバック信号出力端子が接続
されており、このコンパレータ3の出力端子はCPU4
の入力ポートに接続されている。またD/Aコンバータ
5のデジタル信号入力端子は信号線L8を通してCPU
4の出力ポートに接続されている。
【0025】なお、上記CPU4の外部割込み信号を用
いてダウンカウンタ1にカウント開始データをセットす
るとともに、デジタルコンパレータ7が一致信号を出力
するタイミングでラッチ回路2にカウント開始データを
ロードするようになっている。
【0026】また、CPU4は、ある一連のプロセス処
理を実行し、コンパレータ3からの一定期間のデータを
取込み中は外部割込みを禁止し、取込み終了後に外部割
込みを許可してラッチ回路2の設定データを変更するよ
うになっている。
【0027】次に上記構成の回路の動作について説明す
る。まず、CPU4からラッチ回路2にダウンカウンタ
1のカウント開始データを送る。またCPU4は、レジ
スタ8に出力波形のデューティ値を決めるデータを送
る。そして、ダウンカウンタ1がカウントを開始し、デ
ジタルコンパレータ7においてそのカウント値とレジス
タ8からのモジュロの値とが一致した時にハイレベルの
信号を出力する。フリップフロップ9はこのデジタルコ
ンパレータ7の出力がローレベルからハイレベルに変化
したところでそのハイレベルの信号を保持する。そし
て、零検知回路6がダウンカウンタ1のカウント値がゼ
ロになったことを検知すると、ダウンカウンタ1にロー
ド信号を入力して次のカウント開始データをラッチ回路
2からダウンカウンタ1のデータ入力端子にセットす
る。同時にフリップフロップ9の出力をリセットし、出
力データをローレベルにする。このようにして、入力信
号に基づいてパルス幅制御したパルス波形を生成する。
【0028】一方、コンパレータ3では、入力されたフ
ィードバック信号のレベルとCPU4がD/Aコンバー
タ5に送出したデジタルデータに相当する該D/Aコン
バータ5からのアナログ電圧レベルとの大小を判定し、
その判定結果をCPU4のデータ入力端子に送る。CP
U4はそのデータ入力を内部のタイマ割込みのタイミン
グで取込み、レジスタに格納する。
【0029】そして、CPU4はある設定された量だけ
データが格納されると、それらのデータを基に上記ラッ
チ回路2にセットするデータを計算し、出力ポートにセ
ットする。このデータは、デジタルコンパレータ7にお
いてカウンタ1のデータとそのラッチデータが一致した
タイミングでラッチ回路2にセットされる。
【0030】次に、上記CPU4の内部で行われるラッ
チデータの計算について詳しく説明する。まずCPU4
に取込むデータであるが、ここではフィードバック信号
値がスレッシュレベルより大きいときは“1”を、小さ
いときは“0”を格納する。このデータを取込む回数は
ソフトウェアによって決定されており、一定回数取込む
とCPU4はその取込んだデータを格納しているレジス
タを検索し、そのデータ群の中の“1”及び“0”の個
数の比率を計算する。そして、“1”の比率が多い場合
は、フィードバック信号値が大幅にスレッシュレベルを
超えていることになるので、ラッチ回路2に設定してい
るデータから減算する量を多めにする。例えば、ラッチ
回路2のデータの可変幅を±5とすると、“1”の比率
が100%であれば減算する量を“5”にし、比率ごと
に減算及び加算データを決定してラッチデータを計算す
る。そして、これら一連の動作を繰返しながら、“1”
と“0”の比率が等しくなるように、つまりフィードバ
ック信号値とスレッシュレベルが等しくなるように制御
する。
【0031】図2及び図3は上記の回路における波形生
成過程を示したものである。図2に示すように、スター
トと同時にダウンカウンタ1のカウント動作が開始し、
レジスタ8のモジュロのデータとダウンカウンタ1の値
とが一致した時点で出力波形はハイレベルになる。そし
て、ダウンカウンタ1のカウント値がゼロになると再び
ローレベルになり、この時そのカウント値をロードする
とともに、カウント動作を再び開始する。
【0032】また図3に示すように、CPU4は内部タ
イマの割込みがあると一定期間フィードバック電圧の情
報収集を行い、上述のラッチデータの計算を行う。そし
て、デジタルコンパレータ7の一致信号のタイミングで
ラッチ回路2へデータをロードする。また、外部割込み
信号と共用のロード信号のタイミングで、ラッチ回路2
のデータをダウンカウンタ1にロードする。そして、こ
れらの動作を繰返すことにより、図に示すような連続し
たパルス出力信号が得られる。
【0033】このように、生成パルスの周期を決定する
ダウンカウンタ1にカウント開始データをセットさせる
ロード信号をCPU4の割込み信号と共用し、デューテ
ィを決定する回路をアップダウンカウンタでなくラッチ
回路2で構成しており、コンパレータ3の比較結果を一
定時間ごとにCPU4に取込んでラッチ回路2のデータ
を計算し、デジタルコンパレータ7の一致信号を出すタ
イミングをラッチ回路2のデータをロードするタイミン
グとして利用している。このため、アップダウンカウン
タ及びその周辺回路を省くことができ、CPU4の外付
けハード回路の小型化を図ることができ、またシステム
チップの構成を簡単にすることができると同時に、パル
ス幅の周期の変更及びデューティの変更を入力条件に応
じてインテリジェントに実行することができ、精度の良
い波形生成が可能となる。
【0034】図4は本発明の第2実施例の構成を示すブ
ロック図であり、図1と同一符号は同一構成部分を示し
ている。本実施例は、入力側の外部フィードバック電圧
を基準電圧と比較判定する回路にオペアンプ(演算増幅
器)10を用いたもので、そのアナログ出力をデジタル
データに変換してCPU4に入力するA/Dコンバータ
11が設けられている。
【0035】上記のように構成された回路においては、
外部からのフィードバック電圧とD/Aコンバータ5か
らの基準電圧との差分をオペアンプ10により検出し、
その差分をA/Dコンバータ11によりアナログデータ
からデジタルデータへと変換する。CPU4はそのデー
タを取込み、そのデータ値からラッチ回路2にセットす
るデータを決定する。具体的には、フィードバック電圧
が基準電圧を大幅に越えている場合にはラッチ回路2に
セットするデータを小さくし、基準電圧を下回っている
場合にはそのラッチデータを大きくするようにし、基準
電圧に等しくなってきたらラッチデータを変化させない
ようにCPU4でデータの計算を行う。また、オペアン
プ10からの差分データは、CPU4内のクロック割込
み等によりある一定時間ごとに取込むようにする。な
お、データのセット及び波形生成法に関しては上述の第
1実施例と同じであるので説明は省略する。
【0036】本実施例においては、上述の実施例と同様
の作用効果が得られると同時に、より正確に出力を安定
化することができる。
【0037】図5は本発明の第3実施例の動作を示すフ
ローチャートである。本実施例は、図1または図4の回
路において、ラッチ回路2にセットするデータの変化量
の最大値を設定し、それ以上の変化量にならないように
リミッタにより制限するようにしたものである。
【0038】すなわち、上述の各実施例でも述べたよう
に、アナログコンパレータ3もしくはオペアンプ10に
より外部からのフィートバック電圧を基準電圧と比較す
ることでラッチ回路2にセットするデータ(カウントア
ップもしくはカウントダウンする値)を決定していた
が、ある限度を越える急激な変化はオーバーシュートな
どを発生させるため、ある一定値以上の変化量は避けな
ければならない。そこで、実験で得られたデータを基に
本実施例ではソフト的にリミッタをかける。具体的に
は、オーバーシュートのでない程度のカウントアップ値
(最大値)を設定しておいて、例えばオペアンプ10に
よる差分によって計算されたカウントアップ値がリミッ
タとして設定した値を越えた場合には、CPU4は計算
によって出されたカウントアップデータではなくリミッ
タ値として設定されているデータにラッチ回路2にセッ
トするデータを変更する。
【0039】次に、上述の動作を詳細に説明すると、C
PU4に外部割込みが入った時に図5のフローチャート
の動作がスタートし、まずステップS1で割込みを禁止
し、ステップS2で上記オペアンプ10による電圧の差
分からカウント値の変化量を計算する。そして、ステッ
プS3でその変化量が設定した最大値以下であるかどう
かを判定する。この時、最大値以下であればステップS
4で変化量はそのままとし、最大値を越えていればステ
ップS5で変化量を最大値にする。
【0040】次に、ステップS6で上記のように決定さ
れた変化量から前述のラッチデータを計算し、ステップ
S7でCPU4の出力ポートにそのラッチデータをセッ
トする。そして、ステップS8で割込みを許可し、再び
上述のステップの動作を繰返す。
【0041】このように、ラッチデータの変化量に最大
値を設定しておき、それ以上の変化量にならないように
リミッタをかけることで、オーバーシュートなどのな
い、安定した制御が可能となる。
【0042】図6は本発明の第4実施例の構成を示すブ
ロック図である。本実施例は、ラッチ回路2の設定デー
タに対応する入力信号(フィードバック電圧)の期待値
と実際の入力信号の値を比較して異常があるかどうかを
判断するようにしたものであり、同図中、12はA/D
コンバータ、13はCPU4の外部に設けたROMであ
る。なお、その他の構成は図4と同様である。
【0043】図7は図6の回路の動作を示すフローチャ
ートである。CPU4はステップS11で、ラッチ回路
2にセットしたデータに対応した出力データ、つまりダ
ウンカウンタ1のカウント値に対応するフィードバック
電圧の期待値をROM13から読込み、またステップS
12で、外部からの実際のフィードバック電圧をA/D
コンバータ12を介して読込む。
【0044】次にステップS13で、CPU4は上記デ
ータを比較して実際のフィードバック電圧が期待値+1
0%より大きいかどうかを判断する。そして、両者を比
較してもし大幅に異なっているようなら、外部回路が異
常動作(例えばショート)をしていると判断して制御回
路を停止する。この時、具体的には比較する際に多少の
誤差が生じることを考えに入れて期待値にある程度の幅
(例えば10%)をもたせており、外部からのフィート
バック電圧がその範囲内にあればステップS14で正常
動作と見なし、通常の動作を続ける。しかし、外れてい
ればステップS15で異常動作と見なし、出力を停止す
る。
【0045】このように、ラッチ回路2に設定したデー
タによって出力されるであろうフィードバック電圧の期
待値と実際のフィードバック電圧とを比較して異常があ
るかどうかを自己判断させるようにしているので、異常
発生に対して迅速に対応させることができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、処理回
路にコンパレータの比較結果を一定時間ごとに取込んで
処理し、この処理回路で演算したカウント開始データを
ラッチ回路からカウンタに入力し、また処理回路の割込
み信号を用いてカウンタにデータをセットするととも
に、デジタルコンパレータの一致信号を出力するタイミ
ングでラッチ回路にデータをロードするようにしたの
で、アップダウンカウンタ及び周辺回路を省くことがで
き、回路の小型化を実現でき、かつ精度の良い波形生成
が可能になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の構成を示すブロック図
【図2】 図1の回路の波形生成過程を示すタイミング
【図3】 図1の回路の波形生成過程を示すタイミング
【図4】 本発明の第2実施例の構成を示すブロック図
【図5】 本発明の第3実施例の動作を示すフローチャ
ート
【図6】 本発明の第4実施例の構成を示すブロック図
【図7】 図6の回路の動作を示すフローチャート
【図8】 従来例の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 ダウンカウンタ 2 ラッチ回路 3 コンパレータ 4 CPU(処理回路) 7 デジタルコンパレータ 10 オペアンプ 13 ROM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号に基づいてパルス幅制御したパ
    ルス信号を出力するパルス信号生成回路において、アッ
    プカウント動作またはダウンカウント動作をするカウン
    タと、このカウンタにカウント開始データを入力するラ
    ッチ回路と、前記入力信号を所定の基準信号と比較する
    コンパレータと、このコンパレータの比較結果を一定時
    間ごとに取込んで処理し、前記ラッチ回路のカウント開
    始データ及び出力波形のデューティ値を決めるデータを
    演算する処理回路と、前記カウンタの出力値と処理回路
    で演算したデューティ値を比較するデジタルコンパレー
    タとを備え、前記処理回路の外部割込み信号を用いてカ
    ウンタにカウント開始データをセットするとともに、デ
    ジタルコンパレータが一致信号を出力するタイミングで
    ラッチ回路にカウント開始データをロードすることを特
    徴とするパルス信号生成回路。
  2. 【請求項2】 前記処理回路は、コンパレータからの一
    定期間の信号を取込み中は外部割込みを禁止し、取込み
    終了後に外部割込みを許可してラッチ回路の設定データ
    を変更可能とすることを特徴とする請求項1記載のパル
    ス信号生成回路。
  3. 【請求項3】 前記ラッチ回路に設定するデータの変化
    量の最大値を設定し、それ以上の変化量にならないよう
    に制限することを特徴とする請求項1または2記載のパ
    ルス信号生成回路。
  4. 【請求項4】 前記ラッチ回路の設定データに対応する
    入力信号の期待値と実際の入力信号の値を比較して異常
    があるかどうかを判断することを特徴とする請求項1な
    いし3何れか記載のパルス信号生成回路。
JP18940492A 1992-07-16 1992-07-16 パルス信号生成回路 Withdrawn JPH0637606A (ja)

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JP18940492A JPH0637606A (ja) 1992-07-16 1992-07-16 パルス信号生成回路

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JP18940492A JPH0637606A (ja) 1992-07-16 1992-07-16 パルス信号生成回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0637606A true JPH0637606A (ja) 1994-02-10

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102323501A (zh) * 2011-07-18 2012-01-18 陕西海泰电子有限责任公司 全自动智能强快沿电磁脉冲发生装置
CN102360032A (zh) * 2011-07-18 2012-02-22 陕西海泰电子有限责任公司 高可靠性远程触发强快沿电磁脉冲的发生装置
CN110690875A (zh) * 2018-07-05 2020-01-14 阿尔派株式会社 脉冲宽度调制信号生成装置及其异常状态检测方法

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