JPH06341929A - プレートブレーキテスタ - Google Patents
プレートブレーキテスタInfo
- Publication number
- JPH06341929A JPH06341929A JP3247112A JP24711291A JPH06341929A JP H06341929 A JPH06341929 A JP H06341929A JP 3247112 A JP3247112 A JP 3247112A JP 24711291 A JP24711291 A JP 24711291A JP H06341929 A JPH06341929 A JP H06341929A
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- JP
- Japan
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- braking force
- rear wheel
- force ratio
- brake
- wheel
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01L—MEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
- G01L5/00—Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
- G01L5/28—Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for testing brakes
- G01L5/288—Measuring the force necessary to rotate a braked wheel
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 前輪／後輪軸ブレーキ力比を簡単にチエツク
でき、且つ経済的なブレーキテスタを提供する。 【構成】 測定したブレーキ力、自動車の重心の高さお
よび前輪・後輪の測定重量から静的並びに動的な前輪／
後輪軸ブレーキ力比を測定する装置と、静的な前輪／後
輪軸ブレーキ力比と動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比と
の差が所定の閾値を越えるとき処理装置を介しこれを示
す表示装置とが具備される。
でき、且つ経済的なブレーキテスタを提供する。 【構成】 測定したブレーキ力、自動車の重心の高さお
よび前輪・後輪の測定重量から静的並びに動的な前輪／
後輪軸ブレーキ力比を測定する装置と、静的な前輪／後
輪軸ブレーキ力比と動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比と
の差が所定の閾値を越えるとき処理装置を介しこれを示
す表示装置とが具備される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は並置された２対の踏み面
プレートと、各対の踏み面プレートに設けられ踏み面プ
レートに加わる力を測定する測定装置と、測定装置から
の測定信号を処理する処理装置と、測定結果を表示する
表示装置と、自動車の前方車軸及び後方車軸の重量を測
定する重量測定装置とを備え、処理装置により測定され
たブレーキ力及び自動車全体の重量からブレーキ力の遅
延が演算されてなる自動車ブレーキをテストするプレー
トブレーキテスタに関する。
プレートと、各対の踏み面プレートに設けられ踏み面プ
レートに加わる力を測定する測定装置と、測定装置から
の測定信号を処理する処理装置と、測定結果を表示する
表示装置と、自動車の前方車軸及び後方車軸の重量を測
定する重量測定装置とを備え、処理装置により測定され
たブレーキ力及び自動車全体の重量からブレーキ力の遅
延が演算されてなる自動車ブレーキをテストするプレー
トブレーキテスタに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の装置は、路上でのブレーキ中に
生じるような環境でテストし得、自動車のブレーキテス
トを行うに際し極めて好ましい。自動車ブレーキの動作
を評価する重要な基準は前輪に加わるブレーキ力と後輪
に加わるブレーキ力との比であり、この比は前輪／後輪
軸ブレーキ力比と呼ばれる。この場合路上でのブレーキ
動作中に前輪が常に先に制動されるように前輪／後輪軸
ブレーキ力比を設定するよう多くの国の政府が定めてい
る。このため自動車メーカは後輪制動が生じない安全マ
ージンを用いて前輪／後輪軸ブレーキ力比を設定する。
一方この結果、路上での後輪に伝達されるブレーキ力が
後輪での動的重量より小さくなり、得られる最大ブレー
キ遅延が小さくなる。
生じるような環境でテストし得、自動車のブレーキテス
トを行うに際し極めて好ましい。自動車ブレーキの動作
を評価する重要な基準は前輪に加わるブレーキ力と後輪
に加わるブレーキ力との比であり、この比は前輪／後輪
軸ブレーキ力比と呼ばれる。この場合路上でのブレーキ
動作中に前輪が常に先に制動されるように前輪／後輪軸
ブレーキ力比を設定するよう多くの国の政府が定めてい
る。このため自動車メーカは後輪制動が生じない安全マ
ージンを用いて前輪／後輪軸ブレーキ力比を設定する。
一方この結果、路上での後輪に伝達されるブレーキ力が
後輪での動的重量より小さくなり、得られる最大ブレー
キ遅延が小さくなる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら現在ま
で、自動車のブレーキテストを簡単に実施でき、また自
動車修理業界にあつては前輪／後輪軸ブレーキ力比が例
えば政府の基準を尊守し得るか否かを経済的にチエツク
するブレーキテスト装置は提供されていなかつた。
で、自動車のブレーキテストを簡単に実施でき、また自
動車修理業界にあつては前輪／後輪軸ブレーキ力比が例
えば政府の基準を尊守し得るか否かを経済的にチエツク
するブレーキテスト装置は提供されていなかつた。
【０００４】本発明は前輪／後輪軸ブレーキ力比を簡単
にテストでき、上述のブレーキテスト装置に対する要求
を満たし得るプレートブレーキテスタを提供することに
ある。
にテストでき、上述のブレーキテスト装置に対する要求
を満たし得るプレートブレーキテスタを提供することに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明によ
れば並置された２対の踏み面プレートと、各対の踏み面
プレートに設けられ踏み面プレートに加わる力を測定す
る測定装置と、測定装置からの測定信号を処理する処理
装置と、測定結果を表示する表示装置と、自動車の前方
車軸及び後方車軸の重量を測定する重量測定装置と、ブ
レーキ力を測定し前輪／後輪軸ブレーキ力比を算出する
装置と、ブレーキ遅延の演算、自動車の輪軸距離、自動
車の重心の高さおよび前輪と後輪の測定重量から動的な
前輪／後輪軸ブレーキ力比を演算する装置とを備え、処
理装置により測定されたブレーキ力及び自動車全体の重
量からブレーキの遅延が算出され、測定された前輪／後
輪軸ブレーキ力比と動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比と
の差が所定の閾値を越するとき処理装置を介し表示装置
に表示するように構成されてなる自動車ブレーキをテス
トするプレートブレーキテスタによつて達成される。
れば並置された２対の踏み面プレートと、各対の踏み面
プレートに設けられ踏み面プレートに加わる力を測定す
る測定装置と、測定装置からの測定信号を処理する処理
装置と、測定結果を表示する表示装置と、自動車の前方
車軸及び後方車軸の重量を測定する重量測定装置と、ブ
レーキ力を測定し前輪／後輪軸ブレーキ力比を算出する
装置と、ブレーキ遅延の演算、自動車の輪軸距離、自動
車の重心の高さおよび前輪と後輪の測定重量から動的な
前輪／後輪軸ブレーキ力比を演算する装置とを備え、処
理装置により測定されたブレーキ力及び自動車全体の重
量からブレーキの遅延が算出され、測定された前輪／後
輪軸ブレーキ力比と動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比と
の差が所定の閾値を越するとき処理装置を介し表示装置
に表示するように構成されてなる自動車ブレーキをテス
トするプレートブレーキテスタによつて達成される。
【０００６】
【作用】上述の本発明によるプレートブレーキテスタに
おいては、算出された前輪／後輪軸ブレーキ力比を自動
車の最適前輪／後輪軸ブレーキ力比、即ち動的な前輪／
後輪軸ブレーキ力比と迅速に比較され得る。この場合車
輪を介し路面に伝達可能な最大ブレーキ力は路面の車輪
に加わる垂直力（重量）に等しく、またブレーキ中車両
は沈むような傾向を示すので、車輪に加わる最大垂直力
は自動車の動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比により決定
されることになる。
おいては、算出された前輪／後輪軸ブレーキ力比を自動
車の最適前輪／後輪軸ブレーキ力比、即ち動的な前輪／
後輪軸ブレーキ力比と迅速に比較され得る。この場合車
輪を介し路面に伝達可能な最大ブレーキ力は路面の車輪
に加わる垂直力（重量）に等しく、またブレーキ中車両
は沈むような傾向を示すので、車輪に加わる最大垂直力
は自動車の動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比により決定
されることになる。
【０００７】望ましい実施例によれば、算出された前輪
／後輪軸ブレーキ力比と動的な前輪／後輪軸ブレーキ力
比との差が所定の閾値を越えるとき処理装置を介し表示
装置に表示されると共に、前輪の固定前に後輪が固定さ
れ得る。また好ましい実施例によれば、表示装置に測定
された前輪／後輪軸ブレーキ力比と最適前輪／後輪軸ブ
レーキ力比としての動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比が
処理装置を介し示されることになる。
／後輪軸ブレーキ力比と動的な前輪／後輪軸ブレーキ力
比との差が所定の閾値を越えるとき処理装置を介し表示
装置に表示されると共に、前輪の固定前に後輪が固定さ
れ得る。また好ましい実施例によれば、表示装置に測定
された前輪／後輪軸ブレーキ力比と最適前輪／後輪軸ブ
レーキ力比としての動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比が
処理装置を介し示されることになる。
【０００８】
【実施例】以下に本発明によるプレートブレーキテスタ
の一実施例を簡単に示す図面に沿つて説明する。図１に
示したプレートブレーキテスタ１は夫々１対の踏み面プ
レート２、３を備える。踏み面プレート２、３には図示
のようにそれぞれ踏み面プレートに加わる力を測定し電
気信号に変換する測定装置２’、３’が設けられる。測
定装置２’，３’は例えば、歪み計、電磁気的な変換器
等を有した、直線上あるいは折曲された棒の如く構成可
能である。接続線を介して簡単に示すように、測定装置
は処理装置４に接続されており、処理装置４は測定装置
から入力された測定信号を処理する。処理装置４は表示
装置５およびキーボード６を含んだ構成にすることが可
能である。
の一実施例を簡単に示す図面に沿つて説明する。図１に
示したプレートブレーキテスタ１は夫々１対の踏み面プ
レート２、３を備える。踏み面プレート２、３には図示
のようにそれぞれ踏み面プレートに加わる力を測定し電
気信号に変換する測定装置２’、３’が設けられる。測
定装置２’，３’は例えば、歪み計、電磁気的な変換器
等を有した、直線上あるいは折曲された棒の如く構成可
能である。接続線を介して簡単に示すように、測定装置
は処理装置４に接続されており、処理装置４は測定装置
から入力された測定信号を処理する。処理装置４は表示
装置５およびキーボード６を含んだ構成にすることが可
能である。
【０００９】また図示のプレートブレーキテスタ１には
いわゆる横滑り測定装置７が包有されており、横滑り測
定装置７には左の測定プレート８と補償プレート９と連
結プレート１０とが含まれ、測定プレート８の前方及び
補償プレート９の後方の夫々に連結プレート１０が配置
される。また横滑り測定装置７には右側に配置した補助
プレート１１も包有される。
いわゆる横滑り測定装置７が包有されており、横滑り測
定装置７には左の測定プレート８と補償プレート９と連
結プレート１０とが含まれ、測定プレート８の前方及び
補償プレート９の後方の夫々に連結プレート１０が配置
される。また横滑り測定装置７には右側に配置した補助
プレート１１も包有される。
【００１０】またプレートブレーキテスタ１には自動車
１３の前輪の車軸と後輪の車軸の重量を各々測定する荷
重測定装置１２が包有されている。荷重測定装置１２の
後方には傾斜プレート１４が配置され、且つ前方には連
結プレート１０が配置される。プレートブレーキテスタ
１の他端部にも傾斜プレート１５が配置される。
１３の前輪の車軸と後輪の車軸の重量を各々測定する荷
重測定装置１２が包有されている。荷重測定装置１２の
後方には傾斜プレート１４が配置され、且つ前方には連
結プレート１０が配置される。プレートブレーキテスタ
１の他端部にも傾斜プレート１５が配置される。
【００１１】このプレートブレーキテスタ１の重要な利
点は動的テストを行い得る、即ち路上環境に相応する環
境下でテストを実施できることにある。通常プレートブ
レーキテスタを使用する場合、測定動作は先ず前輪の踏
み面プレート２に加わる力が所定の閾値を越えその後踏
み面プレート２、３に加わる力を、所定の測定周期例え
ば７５０ｍｓ周期で処理装置により測定することから開
始される。処理装置４はプレートブレーキテスタに加わ
る力がキーボード６からパラメータとして入力され、所
定の最小ブレーキ遅延を満足するか否かをチエツクする
ために使用される。
点は動的テストを行い得る、即ち路上環境に相応する環
境下でテストを実施できることにある。通常プレートブ
レーキテスタを使用する場合、測定動作は先ず前輪の踏
み面プレート２に加わる力が所定の閾値を越えその後踏
み面プレート２、３に加わる力を、所定の測定周期例え
ば７５０ｍｓ周期で処理装置により測定することから開
始される。処理装置４はプレートブレーキテスタに加わ
る力がキーボード６からパラメータとして入力され、所
定の最小ブレーキ遅延を満足するか否かをチエツクする
ために使用される。
【００１２】ブレーキ遅延は処理装置４において測定し
たブレーキ力全体を自動車１３の重量で除算することに
より得られる。またブレーキ遅延、自動車１３の輪軸距
離、自動車の重心の高さ、並びに自動車１３の前輪と後
輪の夫々の測定重量から動的な前輪／後輪軸ブレーキ力
比を演算することができる。重量変位が△Ｑの場合、次
式で算出される。 △Ｑ＝（Ｄ ｘ Ｐ ｘ ｈ）／ｅ ここで、Ｄはｇ単位のブレーキ遅延、Ｐは自動車の全重
量、ｈは自動車の重心の高さ、ｅは輪軸距離である。前
輪軸及び後輪軸の動的重量はそれぞれＰ＋△Ｑ及びＰ−
△Ｑである。
たブレーキ力全体を自動車１３の重量で除算することに
より得られる。またブレーキ遅延、自動車１３の輪軸距
離、自動車の重心の高さ、並びに自動車１３の前輪と後
輪の夫々の測定重量から動的な前輪／後輪軸ブレーキ力
比を演算することができる。重量変位が△Ｑの場合、次
式で算出される。 △Ｑ＝（Ｄ ｘ Ｐ ｘ ｈ）／ｅ ここで、Ｄはｇ単位のブレーキ遅延、Ｐは自動車の全重
量、ｈは自動車の重心の高さ、ｅは輪軸距離である。前
輪軸及び後輪軸の動的重量はそれぞれＰ＋△Ｑ及びＰ−
△Ｑである。
【００１３】更に処理装置４においては算出したブレー
キ力から前輪／後輪軸ブレーキ力比を演算する。これに
より演算された前輪／後輪軸ブレーキ力比と動的な前輪
／後輪軸ブレーキ力比とが比較される。路上の車輪に伝
達される最大ブレーキ力は垂直力即ちそれぞれの車輪の
重量に等しいので、動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比は
実際上最適な前輪／後輪軸ブレーキ力比に相当すること
になる。従つて、処理装置４は測定された前輪／後輪軸
ブレーキ力比及び最適値としての動的な前輪／後輪軸ブ
レーキ力比を表示装置５に示し、測定者は算出された前
輪／後輪軸ブレーキ力比と最適な前輪／後輪軸ブレーキ
力比との差を決定する。
キ力から前輪／後輪軸ブレーキ力比を演算する。これに
より演算された前輪／後輪軸ブレーキ力比と動的な前輪
／後輪軸ブレーキ力比とが比較される。路上の車輪に伝
達される最大ブレーキ力は垂直力即ちそれぞれの車輪の
重量に等しいので、動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比は
実際上最適な前輪／後輪軸ブレーキ力比に相当すること
になる。従つて、処理装置４は測定された前輪／後輪軸
ブレーキ力比及び最適値としての動的な前輪／後輪軸ブ
レーキ力比を表示装置５に示し、測定者は算出された前
輪／後輪軸ブレーキ力比と最適な前輪／後輪軸ブレーキ
力比との差を決定する。
【００１４】政府の規制によれば、テスト時には通常前
輪制動の前に後輪制動が要求される。測定された前輪／
後輪軸ブレーキ力比と動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比
とを比較することにより前輪の制動前に後輪が制動され
たことが現されると、処理装置４によつてこれが表示装
置５に示される。
輪制動の前に後輪制動が要求される。測定された前輪／
後輪軸ブレーキ力比と動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比
とを比較することにより前輪の制動前に後輪が制動され
たことが現されると、処理装置４によつてこれが表示装
置５に示される。
【００１５】また処理装置４は、測定された前輪／後輪
軸ブレーキ力比と動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比との
差が所定の閾値より大きいことを表示装置５に示すこと
ができる。この閾値は例えば１５ポイントに設定でき
る。また処理装置４においては後輪が例えば全体のブレ
ーキ力の１０％以下になつたとき表示装置５にそれを表
示可能に構成される。
軸ブレーキ力比と動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比との
差が所定の閾値より大きいことを表示装置５に示すこと
ができる。この閾値は例えば１５ポイントに設定でき
る。また処理装置４においては後輪が例えば全体のブレ
ーキ力の１０％以下になつたとき表示装置５にそれを表
示可能に構成される。
【００１６】以下具体的な例を挙る。 自動車の重量：１０００ｋｇ 前輪軸重量：６００ｋｇ 後輪軸重量：４００ｋｇ この場合、プレートブレーキテスタ１を用いてブレーキ
テストを行うとき、総合のブレーキ力は６０００Ｎと測
定され、前輪軸のブレーキ力は５１００Ｎ、後輪軸のブ
レーキ力は５１００Ｎとなる。この測定結果から、前輪
／後輪軸ブレーキ力比は８５／１５％となりブレーキ遅
延は６ｍ／ｓ２となる。
テストを行うとき、総合のブレーキ力は６０００Ｎと測
定され、前輪軸のブレーキ力は５１００Ｎ、後輪軸のブ
レーキ力は５１００Ｎとなる。この測定結果から、前輪
／後輪軸ブレーキ力比は８５／１５％となりブレーキ遅
延は６ｍ／ｓ２となる。
【００１７】このようなブレーキ遅延がある場合、静的
な前輪／後輪軸ブレーキ力比が６０／４０であるので、
輪軸距離及び重心の高さから動的な前輪／後輪軸ブレー
キ力比は７２／２８と演算される。従つて、この場合全
ブレーキ力の内の前輪による８５％の寄与は１３ポイン
トであり、前輪軸の重量７２％より高い。前輪によるブ
レーキ力が前輪による垂直力より大きいので、実走行時
にブレーキ力を加えれば前輪がまず制動される。
な前輪／後輪軸ブレーキ力比が６０／４０であるので、
輪軸距離及び重心の高さから動的な前輪／後輪軸ブレー
キ力比は７２／２８と演算される。従つて、この場合全
ブレーキ力の内の前輪による８５％の寄与は１３ポイン
トであり、前輪軸の重量７２％より高い。前輪によるブ
レーキ力が前輪による垂直力より大きいので、実走行時
にブレーキ力を加えれば前輪がまず制動される。
【００１８】処理装置４は自動車の所定の全体重量に基
づきメモリ内の輪軸距離を読み出す。このとき固定値と
して０．５５ｍが重心の高さとして取られる。必要なら
ば、輪軸距離及び重心の実際の高さをキーボード６を介
して入力可能である。また自動車１３のＣｗ値をキーボ
ード６から入力して例えば９０ｋｍ／ｈの速度で動的前
輪／後輪軸ブレーキ力比が演算される。且つ走行による
風の影響も考慮される。
づきメモリ内の輪軸距離を読み出す。このとき固定値と
して０．５５ｍが重心の高さとして取られる。必要なら
ば、輪軸距離及び重心の実際の高さをキーボード６を介
して入力可能である。また自動車１３のＣｗ値をキーボ
ード６から入力して例えば９０ｋｍ／ｈの速度で動的前
輪／後輪軸ブレーキ力比が演算される。且つ走行による
風の影響も考慮される。
【００１９】
【発明の効果】上述のように構成された本発明のプレー
トブレーキテスタによれば、簡潔且つ安価な構成をもつ
て、静的および動的な前輪／後輪ブレーキ力比、並びに
ブレーキ遅延を効果的に演算できる。
トブレーキテスタによれば、簡潔且つ安価な構成をもつ
て、静的および動的な前輪／後輪ブレーキ力比、並びに
ブレーキ遅延を効果的に演算できる。
【図１】図１は本発明のプレートブレーキテスタの簡略
説明図である。
説明図である。
１ プレートブレーキテスタ ２ プレート ２’ 測定装置 ３ プレート ３’ 測定装置 ４ 処理装置 ５ 表示装置 ６ キーボード ７ 測定装置 ８ 測定プレート ９ 補償プレート １０ 連結プレート １１ 補助プレート １２ 荷重測定装置 １３ 自動車 １４ 傾斜プレート １５ 傾斜プレート
Claims (6)
- 【請求項１】 並置された２対の踏み面プレートと、各
対の踏み面プレートに設けられ踏み面プレートに加わる
力を測定する測定装置と、測定装置からの測定信号を処
理する処理装置と、測定結果を表示する表示装置と、自
動車の前方車軸及び後方車軸の重量を測定する重量測定
装置と、ブレーキ力を測定し前輪／後輪軸ブレーキ力比
を算出する装置と、ブレーキ遅延の演算、自動車の輪軸
距離、自動車の重心の高さおよび前輪と後輪の測定重量
から動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比を演算する装置と
を備え、処理装置により測定されたブレーキ力及び自動
車全体の重量からブレーキの遅延が算出され、測定され
た前輪／後輪軸ブレーキ力比と動的な前輪／後輪軸ブレ
ーキ力比との差が所定の閾値を越するとき処理装置を介
し表示装置に表示するように構成されてなる自動車ブレ
ーキをテストするプレートブレーキテスタ。 - 【請求項２】 算出された前輪／後輪軸ブレーキ力比と
動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比との差により前輪の制
動前に後輪軸の制動が行われることを処理装置により表
示装置に示してなることを特徴とする請求項１のプレー
トブレーキテスタ。 - 【請求項３】 算出された前輪／後輪軸ブレーキ力比及
び最適値としての動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比とを
処理装置を介し表示装置に示すことを特徴とする請求項
１または２のプレートブレーキテスタ。 - 【請求項４】 後輪のブレーキ力が総体のブレーキ力の
所定の割合以下であることを処理装置を介し表示装置に
示すことを特徴とする請求項１〜３のいずれか一記載の
プレートブレーキテスタ。 - 【請求項５】 処理装置により測定された自動車重量に
基づいてメモリ内に記憶されたテーブルから自動車の輪
軸距離を算出し、自動車の重心の高さとして所定値が採
用されることを特徴とする請求項１〜４のいずれか一記
載のプレートブレーキテスタ。 - 【請求項６】 動的な前輪／後輪軸ブレーキ力比を演算
する装置は走行速度９０ｋｍ／ｈでの前輪／後輪軸ブレ
ーキ力比をも演算するように設けられることを特徴とす
る請求項１〜５のいずれか一記載のプレートブレーキテ
スタ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| NL9001413 | 1990-06-21 | ||
| NL9001413A NL194096C (nl) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | Platenremtestbank. |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06341929A true JPH06341929A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=19857287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3247112A Pending JPH06341929A (ja) | 1990-06-21 | 1991-06-21 | プレートブレーキテスタ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5129260A (ja) |
| EP (1) | EP0462675A1 (ja) |
| JP (1) | JPH06341929A (ja) |
| NL (1) | NL194096C (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US8368904B2 (en) | 2006-05-26 | 2013-02-05 | Kyocera Document Solutions Inc. | Image forming device |
| CN106053097A (zh) * | 2016-07-20 | 2016-10-26 | 吉林大学 | 一种高精度平板式制动检验台 |
Families Citing this family (13)
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