JPH0634025Y2 - 板材加工機のワ−ク移動位置決め装置 - Google Patents

板材加工機のワ−ク移動位置決め装置

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JPH0634025Y2
JPH0634025Y2 JP1986015068U JP1506886U JPH0634025Y2 JP H0634025 Y2 JPH0634025 Y2 JP H0634025Y2 JP 1986015068 U JP1986015068 U JP 1986015068U JP 1506886 U JP1506886 U JP 1506886U JP H0634025 Y2 JPH0634025 Y2 JP H0634025Y2
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carriage
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cylinder
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英勝 池田
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は例えばドリリングあるいはパンチプレスのごと
き板材加工機のワーク移動位置決め装置に係り、更に詳
細には加工すべきワークを保持するワーククランプを備
えたキャレッジがX軸方向の端部へ移動してもワークを
支持するワーク支持テーブルがX軸方向へ傾かないよう
にしたワーク移動位置決め装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、例えばドリリングマシン,タレットパンチプレス
やシャーリングマシン等のごとき板材加工機において
は、X軸方向に延伸したキャリッジベースの両端側をY
軸方向の案内部に移動自在に支承し、当該キャリッジベ
ースをY軸方向へ移動するためのボールネジ等の移動用
駆動装置はX軸方向のほぼ中央部に設けられている。そ
して、板状のワークを把持するワーククランプを備えた
キャリッジが前記キャリッジベースにX軸方向へ移動自
在に支承されており、かつ当該キャリッジをX軸方向へ
移動するためのモータはキャリッジベースのX軸方向へ
移動するためのモータはキャリッジベースのX軸方向の
一端に装着してあるのが一般的である。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の構成においては、キャリッジベースをY軸方向へ
移動すべく急加速すると、キャリッジベースのX軸方向
の両端の追従性の問題として遅れる傾向にあって、キャ
リッジベースはY軸方向へ湾曲する傾向にある。すなわ
ち、キャリッジベースをY軸方向に移動位置決めすべく
加減速を行うと、キャリッジベースに湾曲を生じる傾向
にあり、かつ湾曲が修正されるときには振動を生じる傾
向にあるから、迅速に精度の良い位置決めを行うことが
困難なものである。
まして、キャリッジベース上のキャリッジが一端に装着
したモータ側へ移動した状態にあるときには、キャリッ
ジベースの一端側に大きな負荷が存在し、他端側が無負
荷に近い状態となるので、キャリッジベースのY軸方向
への移動時に、一端側の追従性がより悪化し、振動をよ
り大きくする虞れがある。
また、キャリッジを移動するための送りねじはキャリッ
ジベースの全長に亘って設けてあるので、極めて長尺と
なり、高精度の加工が厄介であると共に、熱膨脹の影響
が大きくなり易いという問題がある。
[問題を解決するための手段] 本考案は、上述のごとき従来の問題に鑑みてなされたも
ので、Y軸方向に延伸した複数の案内部材をX軸方向に
離隔して設け、上記各案内部材にX軸方向の両端側を移
動自在に支持されたキャリッジベースのX軸方向のほぼ
中央部に、当該キャリッジベースをY軸方向へ移動する
ための移動用駆動装置を設け、上記キャリッジベースに
設けたX軸方向の案内部材にワークを把持するためのク
ランプを備えたキャリッジを移動自在に支承してなる板
材加工機のワーク移動位置決め装置において、前記キャ
リッジをX軸方向へ移動するための送りねじを、前記キ
ャリッジベースの一端側から中央付近に延伸して設け、
この送りねじに移動自在に螺合したナット部材を前記キ
ャリッジの一端側に設け、前記送りねじを回転するため
のX軸モータを、前記キャリッジベースのX軸方向のほ
ぼ中央部に装着してなるものである。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図および第2図を参照するに、板材加工機の一例と
してのパンチプレス1はワークWの所望加工位置をパン
チ3とダイ5との間に位置決めしラム7を下降させ打抜
きなどの加工を行なうものである。パンチ3、ダイ5お
よびラム7などを支承するC型形状のフレーム9は箱型
状の下部フレーム11、該下部フレーム11の後方すなわち
第2図においては右側に設けられた中間フレーム13およ
び該中間フレーム13上に設けられた箱型状の上部フレー
ム15から構成されている。より詳細には下部フレーム11
と中間フレーム13とは溶接などで一体的に設けられてい
る。中間フレーム13の上部部材13A上に上部フレーム15
の下部部材15Aが載置され、しかも中間フレーム13の第
1図および第2図において左側寄りに上部フレーム15の
上方から複数本例えば2本のタイロッド17を中間フレー
ム13および下部フレーム11に垂設して連結されている。
連結する際にはタイロッド17に適宜なプリロードを与え
て撓みが発生しないようにしてある。タイロッド17の右
側寄りには上部フレーム15の下部部材15A上に補強用の
板材19を載置し、その板材19上から複数本のボルト21に
より上部フレーム15の下部部材15Aと中間フレーム13の
上部部材13Aとが螺着し固定してある。各板材19間にあ
って、板材19と上部フレーム15の上部部材15Bとの間に
支持部材23を挾み込んで補強してある。したがって、タ
イロッド17で適宜なプリロード力を与えて上部フレーム
15と中間フレーム13とを一体化せしめることによって、
上部フレーム15と中間フレーム13間のギャップであるふ
ところ部を大きくとることが可能となる。また、上部フ
レーム15の撓みが非常に少なくなり、しかもフレーム9
の製作が容易でさらにワークWの加工精度が向上するの
である 上部フレーム15と下部フレーム11間のふところ部にあっ
て、スワンネック部25を下部フレーム11上に例えば溶接
などで固定し設けてある。
下部フレーム11の先端側第1図において左側端側にダイ
5が載置してある。ダイ5の上方にあって、スワンネッ
ク部25の先端側にパンチ3が装着されている。パンチ3
とダイ5とは対をなす金型であるから、両者ともの垂直
上に芯合せして設けられている。しかも図示省略の駆動
装置によりパンチ3、ダイ5が共に角度割り出しができ
るようになっている。上部フレーム15の第1図および第
2図において左側先端部にはラム駆動装置27が設けら
れ、該ラム駆動装置27の下部にはラム7が取付けられて
上下に昇降可能である。
下部フレーム11の手前側すなわち第2図において下部フ
レーム11の左側には、ベッド29が配置されて、下部フレ
ーム11と溶接などで一体化されている。ベッド29上に
は、案内部材31が載置され、該案内部材31にはレール33
がY軸方向に延在している。キャレッジベース35の突出
部35Tの下部にY軸方向へ延在して取付けられているス
ライダ部材37が前記レール33に案内されてY軸方向に移
動可能となっている。すなわち、第1図および第2図に
おいてベッド29の左側端側にあって、X軸方向のほぼ中
央部にY軸モータ39が取付けられている。Y軸モータ39
からの回転がギヤなどを介して送りねじ41に伝達され
る。送りねじ41には前記キャレッジベース35が取付けら
れ、送りねじ41の回転によりキャレッジベース35がY軸
方向に移動されるのである。
キャレッジベース35は基部35Mと突出部35Tから形成さ
れ、しかもキャレッジベース35のX軸方向における中心
線を境にして左右対称な形状となっている。したがっ
て、キャレッジベース35はX軸方向における中心線を境
にして重量バランスが図られているのである。
第1図から明らかなように、キャレッジベース35を案内
している複数本例え2本の案内部材31におけるX軸方向
のほぼ中央部すなわち案内部材31の負荷がほぼ均等的と
なる位置にX軸モータ43が取付けられてある。該X軸モ
ータ43にはX軸方向に沿って送りねじ45が延在して設け
られ、該送りねじ45に移動自在に螺合したナット部材が
キャレッジ47の一端部に取付けられている。キャレッジ
ベース35の基部35Mにあって、第1図において右側寄り
にX軸方向に沿って案内部材49が延在して設けられ、し
かも該案内部材49には複数本例えば2本のレール51がX
軸方向に延在して取付けてある。キャレッジ47の下部に
は図示省略のスライダ部材が支承されていて、そのスラ
イダ部材が前記レール51に案内されてX軸方向に移動さ
れるようになっている。したがって、X軸モータ43の回
転が送りねじ45に伝達され、キャレッジ47の下部に支承
されたスライダ部材がレール51に案内されることによっ
てキャレッジ47がX軸方向に移動自在に移動されるので
ある。
キャレッジ47にはワークWを把持するためのクランプ53
が設けられている。より詳細には第1図および第2図に
示すように、キャレッジ47の右側に例えば2個のクラン
プ53が設けられてある。而してワークWが第1図におい
て手前側から搬入されて後方側に設けてある位置決め用
ストッパ55に当接して位置決めした後、クランプ53によ
りクランプされるのである。
ワークを支持するために、ベッド29の両側第1図におい
て前と後にワーク支持テーブル57が設けられ、キャレッ
ジベース35の突出部35Tに取付けられる。したがって、
ワーク支持テーブル57はキャレッジベース35と共にY軸
方向へ移動される。
ベッド29の両側に設けられたワーク支持テーブル57間に
は、ワークWを搬送するためのキャタピラテーブル59が
設けてある。より詳細には該キャタピラテーブル59は、
ダイ5の直径よりわずかに大きい幅で形成されている。
その両端はキャレッジベース35の下部に取付けられた2
個のスライダ部材37に連結されている。しかもキャタピ
ラテーブル59はベッド29の両側第2図において左右側に
設けられた複数個例えば4個のスプロケットホイール61
に巻回されている。したがって、Y軸モータ39によりキ
ャレッジベース35がY軸方向に移動することによりワー
ク支持テーブル57と同様にキャタピラテーブル59もY軸
方向に移動される。
第1図に明らかなようにワーク支持テーブル57上には適
宜な間隔をもって多数のローラ63が設けられ、またキャ
タピラテーブル59上にも上記ローラ63と同様に適宜な間
隔をもって多数のローラ65が設けられている。このロー
ラ63およびローラ65上に載置されたワークWがY軸方向
に移動する際にはこのローラ63およびローラ65は回転し
ないが、ワークWがX軸方向に移動する際には、このロ
ーラ63およびローラ65は回転し、ワークWをX軸方向へ
円滑に移動させる役目をなしている。
上述のごとき構成より明らかなように、X軸モータ43は
キャリッジベース35のほぼ中央部に設けられているの
で、例えばキャリッジ47が一端側に位置する場合でも、
キャリッジベース35がY軸方向へ移動するときの一端側
の負荷は、X軸モータ43が一端側に設けられているとき
よりも小さいものである。したがって、キャリッジベー
ス35をY軸方向へ移動位置決めすべく加減速を行うと
き、キャリッジベース35の両端部の追従性が遅れること
により、キャリッジベース35が湾曲する傾向にあって振
動を生ずる傾向にあっても、従来に比較して、キャリッ
ジベース35の端部の負荷が小さいので、湾曲を小さく抑
制でき、振動を抑制できるものである。すなわち、従来
と比較して位置決めを迅速に行うことができ、かつ位置
決め精度が向上するものである。
さらに、パンチ3およびダイ5を対にした金型を本実施
例の場合には1組しか設けていないのでワークWの裏面
の摺動面積が非常に小さくなり、ワークWの裏面に付く
傷の発生が激減される。また、キャタピラテーブル59の
幅を狭くしたことによりワーク支持テーブル57をY軸方
向へ移動させた際、キャタピラテーブル59の上下揺動が
極めて小さく、かつキャタピラテーブル59自体の重量も
減少されるので、ワークWの位置決め精度がよく、騒音
も小さくなる。
パンチ3、ダイ5を対にした金型の後方側第1図および
第2図において右側には、搬送キャタピラテーブル67が
設けられている。より詳細にはこの搬送キャタピラテー
ブル67は、ワークWがクランプ53に把持されている端部
と反対側の端部付近を支持しているほかに、加工された
ワークWを搬出するためのものである。この搬送キャタ
ピラテーブル67は下部フレーム11の両側第2図において
左右側に設けられた複数個例えば2個のスプロケットホ
イール69に巻回されている。したがって、図示省略の駆
動装置により搬送キャタピラテーブル67はY軸方向に移
動される。この搬送キャタピラテーブル67のY軸方向の
移動は前述したキャタピラテーブル59の移動と同期させ
て行なうのがよい。加工されたワークWを搬出する場合
には、キャレッジベース35を第1図および第2図におい
てY軸方向の右方へ移動させてワークWの重心が搬送キ
ャタピラテーブル67上に移動した後に搬送キャタピラテ
ーブル67のみを右方へ移動させて、中間フレーム13の後
側の切欠部71よりワークWを機外へ搬送するのである。
さらに、第1図に明らかなように搬送キャタピラテーブ
ル67上には適宜な間隔をもって多数のローラ73が設けら
れている。このローラ73は前述したローラ63,65と同様
にX軸方向へ円滑に移動させる役目をなしている。
第1図において、搬送キャタピラテーブル67の左側が下
げられるようになっている。より詳細には第3図に示す
ように、下部フレーム11の一部に流体シリンダ75が取付
けられ、該流体シリンダ75のピストンロッド77の一端部
がスプロケットホイール69を支持しているブラケット79
の左側寄りに取付けられている。流体シリンダ75を作動
させ、ピストンロッド77を下げることにより、左側のス
プロケットホイール69が下げられる。搬送キャタピラテ
ーブル67の左側が下げられるようにしたことは、大サイ
ズの定尺板などのワークWより輪郭を追抜き加工し切離
された小サイズの加工品も搬出できるようにするためで
ある。なお、キャタピラテーブル67全体を一様に下降さ
せても小サイズの加工品の搬出は可能である。
次に、ラム7を昇降させるラム駆動装置27が上部フレー
ム15の先端側特に第2図において左側に設けられてい
る。より詳細には第1図および第2図より明らかなよう
に、上部フレーム15の上部部材15B間のほぼ中央部に駆
動モータ81を支持する支持部材15Cが載置されている。
上部フレーム15の左側フレーム15Dの内側にプーリ83が
取付けられている。駆動モータ81とプーリ83とはシャフ
ト85で連結されている。したがって、駆動モータ81の回
転はシャフト85を介してプーリ83に伝達される。ラム駆
動装置27のケーシング87が左側フレーム15Dの外側から
嵌まり込むようになっている。ケーシング87にはクラン
クシャフト89、コネクチングロッド91、フライホイール
93、クラッチ・ブレーキ装置95およびラム7などが一体
的にユニット化されて組み込まれている。したがって、
ラム駆動装置27は上部フレーム15の左側フレーム15Dに
着脱自在となっている。
ケーシング87の高さ方向のほぼ中央部にY軸方向へ延在
したクランクシャフト89が回転自在に軸受されている。
クランクシャフト89の後方側第2図において右側に軸受
を介してフライホイール93が軸受され、さらに右側には
例えばコンビネーションクラッチブレーキであるクラッ
チブレーキ装置95がキーを介して装着されている。
ケーシング87内のクランクシャフト89には、コネクチン
グロッド91が連結され、該コネクチングロッド91の下方
にはコネクチングスクリュ−97を介してラム7が取付け
られている。ラム7の外周部で鉛直方向にラムガイド99
がケーシング87に取付けられて、ラム7の昇降を案内し
ている。ラム7とパンチ3とは球面座101を介して連結
されている。該球面座101はラムの振れを吸収する役目
を果している。
前述したプーリ83とフライホイール93にベルト103が巻
回され、駆動モータ81の回転をベルト103によりフライ
ホイール93に伝達している。
而して、フライホイール93に伝達された回転はクラッチ
ブレーキ装置95のクラッチをオンにするとフライホイー
ル93からクランクシャフト89へ伝達し、クラッチブレー
キ装置のブレーキをオンにするとフライホイール93から
クランクシャフト89へ伝達されないようになっている。
クランクシャフト89に伝達された回転はコネクチングロ
ッド91を上下動させることによってラム7がラムガイド
99に案内されて昇降される。パンチ3がラム7に取付け
られているから、パンチ3が昇降されるのである。
したがって、ラム駆動装置27を上部フレーム15の先端部
側に着脱自在に設け、しかもラム駆動装置27が正面から
左右対称に設けてあるからクラッチブレーキ装置95の発
熱が少なく、しかもフレーム9の変形がなくなるのであ
る。
さらに、本実施例のパンチプレスにおいては、スワンネ
ック部25のふところ部内の一平面上には、パンチ3とダ
イ5を対とした金型を自動交換する金型自動交換装置10
5と複数の金型を収納している金型貯蔵マガジン107が第
1図および第2図に示す如く配設されている。
金型貯蔵マガジン107の取付部109がスワンネック部25の
上部フレーム25Aに図示省略の駆動装置により回転自在
に取付けられている。金型貯蔵マガジン107の円盤状の
ごとき回転テーブル111上の円周部分へ放射状に複数の
金型収納部113が設けてある。該金型収納部113の各々に
は必要な金型が収納されていて、次工程で必要な金型が
例えば第1図に示した金型収納部113の1つが位置する
金型交換位置113Aに割出されて金型自動交換装置105で
自動交換されるのである。
第4図〜第7図に示されているように、金型自動交換装
置105には駆動軸115を中心にして半径方向へ伸縮自在お
よび上下方向へ移動自在に複数個例えば互いに90度方向
へ設けられたグリッパ117が2個取付けてある。グリッ
パ117は対をなすグリッパアーム119からなり、各グリッ
パアーム119がグリッパホルダ121に複数本のピン123で
回動自在に取付けてある。各グリッパ117にはグリッパ
アーム119を開閉させる開閉用シリンダ125が設けてあっ
て、該開閉用シリンダ125に設けてあるピストンロッド1
27が相対向したグリッパアーム119の内側を第4図にお
いて上下に出入り自在に作動してグリッパアーム119が
矢印の如くピン123を支点として回動するようにしてあ
る。したがって、開閉用シリンダ125を作動させること
によってピストンロッド127が第4図において上下に出
入りしてグリッパアーム119を回動し金型がクランプ、
アンクランプされるのである。
グリッパ117を半径方向へ伸縮させるために、出入用シ
リンダ129が設けてある。該出入用シリンダ129のピスト
ンロッド131は第4図および第5図から明らかなように
取付板133を介してブラケット135の一側に取付けてあ
る。該ブラケット135はグリッパホルダ121に複数本のボ
ルト137で固着されている。ブラケット135の裏側にはス
ライダ部材139が複数本のボルト141で固着してある。ス
ライダ部材139はガイドレール143に案内されて第4図に
おいて左右方向に移動される。したがって、出入用シリ
ンダ129を作動させることにより、ピストンロッド131が
第4図において左右に移動する。ピストンロッド131が
取付板133、ブラケット135、グリッパホルダ121を介し
てグリッパ117に連結してあるのでグリッパ117が第4図
において左右方向すなわち半径方向へ伸縮自在に移動さ
れて金型が出し入れされるのである。
グリッパ117を上下させるために第4図、第6図および
第7図に示されているように、上下用シリンダ145がボ
ールブッシュ147に取付けてあり、ボールブッシュ147は
前記ガイドレール143に取付けてあって、しかもガイド
部材149に案内されて上下動される。上下用シリンダ145
のピストンロッド151が第5図および第6図に示すよう
に取付座153にボルト155で取付けてある。上下用シリン
ダ145はピストンロッド151に案内されて上下に移動され
る。上下用シリンダ145が上下に移動されることによ
り、上下用シリンダ145はボールブッシュ147に取付けて
あるから、ボールブッシュ147はガイド部材149に案内さ
れて上下に移動する。ボールブッシュ147は前記ガイド
レール143に取付けてあり、ガイドレール143は前述した
如くグリッパ117を半径方向に伸縮自在に移動するよう
案内すると共に支持しているため、グリッパ117が上下
に移動される。
前記駆動軸115はキー157を介して上部支持ブロック159
および下部支持ブロック161に回転自在に支持してあ
る。ガイド部材149は駆動軸115の上部支持ブロック159
にキー163を介して連絡してある支持ブロック165および
下部支持ブロック161に支持してある。前記駆動軸115は
ベアリング167を介して回動自在に回動されるように本
体フレーム169に軸承されている。なお、駆動軸115は第
7図においてベアリング167の上方からリング部材171を
介してナット173で移動しないように止めてある。駆動
軸115の上方には第7図に示すようにピニオン175がキー
177によりキー止めされ、ピニオン175はラック179に噛
合しあっている。したがって、後述する駆動源によりラ
ック179が移動すると、ピニオン175を介して駆動軸115
が回動する。駆動軸115が回動するとボールブッシュ147
などを介してグリッパ117が所定の角度に割出される。
ラック179を移動するために駆動源181が設けてある。よ
り詳細には、駆動源181は第8図および第9図に示され
ているように、第1駆動シリンダ183および第2駆動シ
リンダ185などからなっている。すなわち、本体フレー
ム169の一部にガイドレール187がボルト189により固着
され、ガイドレール187にはスライダ部材191が案内され
て第8図において矢印方向に移動されるように設けてあ
る。スライダ部材191上に第2シリンダ185を取付けるた
めの支持ブロック193が載置され、複数のボルト195によ
り、支持ブロック193がスライダ部材191に固定される。
支持ブロック193の裏側でスライダ部材191の脇には第8
図において矢印方向に延在した前記ラック179がボルト1
97で固定してある。支持ブロック193上には第2駆動シ
リンダ185を取付けるための取付板199が載置され、複数
のボルト201で取付けてある。第1駆動シリンダ183はパ
ンチプレスの一部である支持板203に取付板205および支
持ブロック207を介して取付けてある。
第1駆動シリンダ183のピストンロッド209と第2駆動シ
リンダ185のピストンロッド211とは連結板213によって
連結してある。したがって、第1駆動シリンダ183を作
動させ第8図において第1駆動シリンダ183のピストン
ロッド209を右方向へ伸ばすと、第2駆動シリンダ185は
スライダ部材191によりガイドレール187に案内されて動
き、ラック179も同時に右方向へ移動してピニオン175を
介して、駆動軸115が90度回動する。第1駆動シリンダ1
83と第2駆動シリンダ185と作動させて、第1駆動シリ
ンダ183のピストンロッド209を左方向へ縮め、第2駆動
シリンダ185を左方向へ動かすと、ラック179が逆方向に
前述した量の2倍移動する。而してピニオン175を回し
て駆動軸115が逆方向へ180度回動される。
金型を自動交換する動作を第10図を用いて説明すると、
まず第10図(A)においては、一方のグリッパアーム11
9Bは通常時、次工程で使用する金型を金型貯蔵マガジン
107の金型交換位置113Aより取り出し待機しており、他
方のグリッパアーム119Aは現工程の金型を現行程終了後
パンチプレスから取り出す為に待機している。現行程が
終了し金型を交換する場合には、第10図(A)に示す如
く、グリッパアーム119Aの出入用シリンダ129が伸長し
た後上下用シリンダ145が伸長することにより、グリッ
パアーム119Aが下降しパンチプレスより使用していた金
型を、開閉用シリンダ125を作動させてクランプする。
上下用シリンダ145によりグリッパアーム119Aを上昇さ
せ、さらに出入用シリンダ129を縮ませて使用していた
金型をパンチプレスから取り外す。次に第1駆動シリン
ダ183を作動させ、ピストンロッド209の伸長によりラッ
ク179を移動させピニオン175を介して駆動軸115を90度
時計方向回りに回動させると第10図(B)のようにな
る。この状態で、今度はグリッパアーム119Bの出入用シ
リンダ129および上下用シリンダ145を前述した作動と同
様に作動させると、次工程の金型がパンチプレスに装着
され、開閉用シリンダ125により金型がグリッパアーム1
19Bからアンクランプされて外される。さらに、第1駆
動シリンダ183のロッド209を縮ませ、第2駆動シリンダ
185を伸長させると、ラック179の移動いより、ピニオン
175を介して駆動軸115が180度反時計方向回りに回動し
第10図(C)のようになる。この間にパンチプレスは次
工程加工のためのワーク位置決め移動が行なわれる。第
10図(C)の状態で、グリッパアーム119Aの出入用シリ
ンダ129を伸張させ、さきほどパンチプレスから取外し
た金型を金型貯蔵マガジン107の金型交換位置113Aに位
置している空の収納部113に収納し開閉用シリンダ125に
より金型をグリッパアーム119Aからアンクランプする。
この場合金型はパンチプレスの加工部を通過しないた
め、ワークパスラインより上下させる必要はない。した
がって上下用シリンダ145よりグリッパアーム119Aを上
下させる必要がなくなる。次に、第2駆動シリンダ185
を縮ませると、第10図(A)の状態に戻り、グリッパア
ーム119Bはさらに次工程のための金型を出入用シリンダ
129、開閉用シリンダ125により金型貯蔵マガジン107の
金型交換位置113Aより取出し待機する。この一連動作を
繰返すことによって金型の自動交換が自動的に行なわれ
るのである。
以上のように、パンチ3,ダイ5を自動交換してワークW
の加工を行うのであるが、ワークWをX軸,Y軸方向へ移
動位置決めするとき、特にY軸方向へ移動すべく加減速
を行うときに、キャリッジベース35を移動するための送
りねじ41がX軸方向の中央部に設けた構成により、キャ
リッジベース35に湾曲を生じる傾向にあって振動を生じ
る傾向は、X軸モータ43がほぼ中央部に位置することに
より、従来に比較して振動を抑制できるものである。
[効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要す
るに本考案は、Y軸方向に延伸した複数の案内部材31を
X軸方向に離隔して設け、上記各案内部材31にX軸方向
の両端側を移動自在に支持されたキャリッジベース35の
X軸方向のほぼ中央部に、当該キャリッジベース35をY
軸方向へ移動するための移動用駆動装置を設け、上記キ
ャリッジベース35に設けたX軸方向の案内部材49に、ワ
ークWを把持するためのクランプ53を備えたキャリッジ
47を移動自在に支承してなる板材加工機のワーク移動位
置決め装置において、前記キャリッジ47をX軸方向へ移
動するためのX軸モータ43を、前記キャリッジベース35
のX軸方向のほぼ中央部に装着してなるものである。
すなわち本考案によれば、キャリッジ47をX軸方向へ移
動するためのX軸モータ43がキャリッジベース35のX軸
方向のほぼ中央部に装着してあるから、キャリッジ47が
キャリッジベース35の一端側(或は他端側)に位置する
場合であっても、キャリッジベース35の一端側の負荷は
従来よりも小さなものとなり、従来に比較して振動を抑
制することができ、位置決め精度をより向上せしめるこ
とができるものである。
また、送りねじ45に移動自在に螺合したナット部材をキ
ャリッジ47の一端側に設けた構成であるから、送りねじ
45の長さを、キャリッジベース35の約半分の長さに設け
ることができ、送りねじ45の製造が容易であると共に、
熱膨張の影響を小さく抑制できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されるパンチプレスの平面図であ
る。 第2図は第1図におけるII矢視図である。 第3図は搬送キャタピラテーブルの動作を説明するため
の説明図である。 第4図は金型自動交換装置の拡大平面図である。 第5図は第4図におけるV矢視図である。 第6図は第4図におけるVI−VI線に沿った断面図であ
る。 第7図は第4図におけるVII−VII線に沿った断面図であ
る。 第8図は金型自動交換装置の駆動源を示す平面図であ、 第9図は第8図におけるIX矢視図である。 第10図(A)、(B)および(C)は金型自動交換の動
作を説明する説明図である。 [図面の主要部を表わす符号の説明] 1……パンチプレス、3……パンチ 5……ダイ、7……ラム 9……フレーム、11……下部フレーム 13……中間フレーム、15……上部フレーム 17……タイロッド、27……ラム駆動装置 35……キャレッジベース、39……Y軸モータ 43……X軸モータ、47……キャレッジ 57……ワーク支持テーブル 59……キャタピラテーブル 63,65……ローラ 67……搬送キャタピラテーブル 81……駆動モータ 89……クランクシャフト 91……コネクチングロッド 93……フライホイール 95……クラッチ・ブレーキ装置 105……金型自動交換装置 107……金型貯蔵マガジン 115……駆動軸、117……グリッパ 119……グリッパアーム 125……開閉用シリンダ 129……出入用シリンダ 145……上下用シリンダ 183……第1駆動シリンダ 185……第2駆動シリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】Y軸方向に延伸した複数の案内部材31をX
    軸方向に離隔して設け、上記各案内部材31にX軸方向の
    両端側を移動自在に支持されたキャリッジベース35のX
    軸方向のほぼ中央部に、当該キャリッジベース35をY軸
    方向へ移動するための移動用駆動装置を設け、上記キャ
    リッジベース35に設けたX軸方向の案内部材49に、ワー
    クWを把持するためのクランプ53を備えたキャリッジ47
    を移動自在に支承してなる板材加工機のワーク移動位置
    決め装置において、前記キャリッジ47をX軸方向へ移動
    するための送りねじ45を、前記キャリッジベース35の一
    端側から中央付近に延伸して設け、この送りねじ45に移
    動自在に螺合したナット部材を前記キャリッジ47の一端
    側に設け、前記送りねじ45を回転するためX軸モータ43
    を、前記キャリッジベース35のX軸方向のほぼ中央部に
    装着してなることを特徴とする板材加工機のワーク移動
    位置決め装置。
JP1986015068U 1986-02-06 1986-02-06 板材加工機のワ−ク移動位置決め装置 Expired - Lifetime JPH0634025Y2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986015068U JPH0634025Y2 (ja) 1986-02-06 1986-02-06 板材加工機のワ−ク移動位置決め装置
US07/010,855 US4802567A (en) 1986-02-06 1987-02-04 Plate processing machine
DE19873703497 DE3703497C2 (de) 1986-02-06 1987-02-05 Vorrichtung zum Ausrichten an einer Blechbearbeitungsmaschine
DE3745008A DE3745008C2 (ja) 1986-02-06 1987-02-05
GB8702589A GB2186224B (en) 1986-02-06 1987-02-05 Plate processing machine
FR8701482A FR2593729B1 (fr) 1986-02-06 1987-02-06 Machine de traitement de plaques, et notamment poinconneuse
GB8917789A GB2221863B (en) 1986-02-06 1989-08-03 Plate processing machine

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JPS62127327U JPS62127327U (ja) 1987-08-12
JPH0634025Y2 true JPH0634025Y2 (ja) 1994-09-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5853260Y2 (ja) * 1979-07-11 1983-12-03 株式会社ダイフク 簡易物品運搬車
JPS5726927U (ja) * 1980-07-16 1982-02-12
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JPS58160622U (ja) * 1982-04-19 1983-10-26 テイシン電機株式会社 プレス加工装置

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