JPH063352Y2 - 焼結機パレットのエアシール装置 - Google Patents

焼結機パレットのエアシール装置

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JPH063352Y2
JPH063352Y2 JP17755987U JP17755987U JPH063352Y2 JP H063352 Y2 JPH063352 Y2 JP H063352Y2 JP 17755987 U JP17755987 U JP 17755987U JP 17755987 U JP17755987 U JP 17755987U JP H063352 Y2 JPH063352 Y2 JP H063352Y2
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bed plate
seal
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seal device
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JP17755987U
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JPH0182498U (ja
Inventor
邦宏 田中
Original Assignee
川崎製鉄株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、焼結機パレットのエアシール装置に関し、更
に詳しくは焼結機のウインドボックスとその上部に摺動
自在に搭載されるパレットとの界面を気密に封鎖するエ
アシール装置に関する。
〔従来の技術〕
通常使用されている焼結機を第3図に示している。焼結
機11は所定間隔に分離された一対のスプロケット12
a、12bに懸けられた無端レール25の外周に緊密に
取付けられた多数のパレット13を備えている。無端レ
ール25の上部走行部の下側には多数のウインドボック
ス14が無端レール25進行方向にならべられている。
多数のウインドボックス14はダクトにより共通の排風
ファン(図示せず)に接続され、パレット13に積載さ
れた鉄鉱石、石灰、コークス粉などの原料層を通じてパ
レット13上部の空気を吸引し、パレット13内部の原
料を燃焼させる。無端レール25の上部走行部の上流側
(図の右端)から床敷鉱供給ホッパ15、原料供給ホッ
パ16、点火炉17が順に配置されている。点火炉17
には多数のバーナ19が取付けられ、一方のスプロケッ
ト12bには駆動モータ18が接続されている。
また第4図および第6図に示すように従来のシール装置
20はウインドボックス14の上端両側にフランジ状に
取付けられる細長い水平板からなるベッドプレート21
と、パレット13の下端両側にフランジ状に取付けられ
前記ベッドプレート21の上面に摺動自在に載置される
細長いシールバー22とから構成されている。シールバ
ー22はパレット13の側面に昇降自在に取付けられ、
両者の間に挿入されたスプリング23によって下方に押
圧され常時ベッドプレート21と接触するようになって
いる。24はスプリング23の支持用芯材である。しか
しながら、スプリング23がベッドプレート21の上面
およびシールバー22の下面の摩耗を吸収する限度は約
5mm程度のものであるから、長期の使用により大量の摩
耗が生じるときは両者の界面26に隙間が生じ漏風27
が発生する。
また、ベッドプレート21とシールバー22との界面2
6に注入されるグリースはパレット13内部で行われる
燃焼による高温のために軟化或は溶融しウインドボック
ス14に流出し又は吸引され密封機能を喪失する。ウイ
ンドボックス14とパレット13との界面に設けられる
このシール装置の隙間からの漏風は燃焼に役立たない無
用の空気を吸引することになるので、ウインドボックス
に所定の負圧を発生させるために必要な排風ファンの出
力を増大させるのみならず後続設備として設置される脱
硫装置、脱硝装置の処理費を上昇させ省エネルギーの検
知からも生産コストの面からも好ましくない問題を生ず
る。
上述の問題を解決するために本出願人は、実公昭59−
39600号によりエアシール装置を提案した。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述の実公昭59−39600号は、第5図に示すよう
に、ベッドプレート21の上面に所定間隔に分離して長
手方向に刻設された少なくとも2条の凹溝4a、4bの
それぞれに挿入され、内部に空気・水などの流体を充填
させたゴムまたはビニールなどの可撓性材料からなる中
空管状のガスケット3a、3bを備え、それぞれのガス
ケット3a、3bがベッドプレート21の上面から突出
する部分の中間に注入されるグリース層5を備えたエア
シール装置20であるが、この装置はベッドプレート2
1の上面から突出する可撓性材料の中空管状のガスケッ
ト3a、3bの耐久性に問題があった。
パレットの下端両側にフランジ状に取付けられたシール
バー22は金属を加工したものが使用されており、しか
も中空管状ガスケット3a、3b内部には空気・水など
の流体を圧入させているために、その上端は強くシール
バー22に摺動接触して漏風を防止しているが撓性材料
の中空管状ガスケット3a、3bの上部は摩耗が早く耐
久性に問題があった。しかも中空管状ガスケット3a、
3b上部の摩耗が進行してガスケット3a、3bが破損
した場合にはガスケット3a、3b内部に圧入している
空気・水などの流体が噴出して焼結機操業に悪影響を及
ぼすばかりではなく、瞬時にしてエアシール機能を喪失
して多大な漏風をまねく等の問題があった。
本考案は、ウインドボックスに設けられるベッドプレー
トとパレットに取付けられるシールバーとの界面を確実
に封鎖し空気の通過を阻止するのみならずグリースの流
出を防止して界面からの漏風を解消し省エネルギーなら
びに生産コストの節減に役立つ焼結機のパレットに使用
するエアシール装置を提供することを目的とするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述の問題点を解決するもので、ウインドボッ
クスの上端両側にフランジ状に取付けられる細長い水平
板からなるベッドプレートと、パレットの下端両側にフ
ランジ状に取付けられ前記ベッドプレートの上面に摺動
自在に載置される細長いシールバーとからなる焼結機パ
レットのエアシール装置に適用され、次の技術手段を採
った。すなわち、 ベッドプレートの上面に所定間隔を介して長手方向に少
なくとも2条の凹溝を刻設し、凹溝内に中空管状の可撓
性ガスケットを配設し、ガスケットには流体を充填する
と共に耐摩耗性からなるシールチップを上面に取付けて
シールバー下面に当接させ、ガスケット間の空間にはグ
リース注入口を設けた。
〔作用〕
本考案は上述のように構成したので、ガスケットの長寿
命化を可能とするとともに、ベッドプレートとパレット
に取付けられるシールバーとの界面を確実に封鎖し空気
の通過を阻止することができる。
〔実施例〕
本考案を添付図面に基づいて説明する。第1図および第
2図は本考案のエアシール装置10の一実施例の説明図
であり、第1図は断面図、第2図は平面図を示してい
る。
ベッドプレート1の上面に所定間隔dに分離されそれぞ
れ長手方向に延在する2条の凹溝4a、4bが刻設さ
れ、各凹溝4a、4bにはそれぞれゴムまたはビニール
などの可撓性材料からなり内部に空気・水などの流体を
充填させた中空管状のガスケット3a、3bが挿入され
ている。各ガスケット3a、3bはそれぞれ一端に水又
は空気供給管8a、8bを接続させ、反対端に水又は空
気排出管9a、9bを接続させている(第2図)。各水
又は空気排出管9a、9bはそれぞれ調節弁28a、2
8bを備えている。各管状ガスケット3a、3bの上に
は耐摩耗材からなるシールチップ29a、29bがはめ
込まれておりそれぞれ凹溝4a、4bからその一部分だ
けベッドプレート1の上面から上方に突出させており、
シールバー2の下面がこれらのシールチップ29a、2
9bの突出部分に沿い摺動するように構成されている。
シールチップ29a、29bの突出部分には以下に記載
する界面に注入されたグリースが供給される。
ウインドボックス14のフランジ状頂面14aとベッド
プレート1とにはグリース注入用の開口6が設けられグ
リース供給管7が接続されている。開口6から界面に注
入されたグリースは一対のシールチップ29a、29b
の中間部分にグリース層5を形成し、シールバー2の下
面2条のシールチップ29a、29bの上面との間にも
供給され両者の摺動部分を潤滑すると同時に密封する。
以上説明したように、本考案によれば、ベッドプレート
1とシールバー2との界面にはシールチップ29a、2
9bにより常にグリース層5が確保され、シールバー2
がグリース層5を介在させてベッドプレート1上を摺動
するから界面における両部材の摩耗を低減させることが
できる。
シールチップ29a、29bがベッドプレート1の上面
から突出する部分は適切な寸法と材質を選択すれば局部
的補強と十分な表面潤滑とにより耐久性を向上させるこ
とができる。さらに、ガスケット3a、3bの内部に供
給される流体によりグリースが冷却されるのでグリース
の軟化による流出は減少する。
本考案のエアシール装置を用いて操業した結果、漏風が
減少して総排気量が約8%低下しそのため、排気ファン
の電力消費量が大幅に低減された。
〔考案の効果〕
本考案は、界面からの漏風を解消し省エネルギーならび
に生産コストの節減に優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例の説明図であ
り、第1図は断面図、第2図は平面図、第3図は通常の
焼結機の側面図、第4図〜第6図は従来例の説明図であ
り、第4図は断面図、第5図および第6図は第4図の部
分拡大図である。 1…ベッドプレート、2…シールバー 3a、3b…ガスケット 4a、4b…凹溝、5…グリース層 6…開口、7…グリース注入管 8a、8b…水又は空気供給管 9a、9b…水又は空気排出管 10…エアシール装置、11…焼結機 12a、12b…スプロケット 13…パレット、14…ウインドボックス 14a…ウインドボックスのフランジ状頂面 15…床敷鉱供給ホッパ 16…原料供給ホッパ、17…点火炉 18…駆動モータ、19…バーナ 20…エアシール装置(従来例) 21…ベッドプレート、22…シールバー 23…スプリング、24…支持用芯材 25…無限レール 26…界面、27…漏風 28a、28b…調節弁 29a、29b…シールチップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウインドボックスの上端両側にフランジ状
    に取付けられる細長い水平板からなるベッドプレート
    と、パレットの下端両側にフランジ状に取付けられ前記
    ベッドプレートの上面に摺動自在に載置される細長いシ
    ールバーとからなる焼結機パレットのエアシール装置に
    おいて、 前記ベッドプレートの上面に所定間隔を介して長手方向
    に少なくとも2条の凹溝を刻設し、該凹溝内に中空管状
    の可撓性ガスケットを配設し、該ガスケットには流体を
    充填すると共に耐摩耗材からなるシールチップを上面に
    取付けてシールバー下面に当接させ、該ガスケット間の
    空間にはグリース注入口を設けたことを特徴とする焼結
    機パレットのエアシール装置。
JP17755987U 1987-11-24 1987-11-24 焼結機パレットのエアシール装置 Expired - Lifetime JPH063352Y2 (ja)

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JP17755987U JPH063352Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24 焼結機パレットのエアシール装置

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JP17755987U JPH063352Y2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24 焼結機パレットのエアシール装置

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Publication Number Publication Date
JPH0182498U JPH0182498U (ja) 1989-06-01
JPH063352Y2 true JPH063352Y2 (ja) 1994-01-26

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