JPH0633522U - 髪用吸水ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 濡髪の水分をブラシで梳くことにより吸収さ
せることを目的とする。 【構成】 Ｕ字状に屈曲したプレート１両先端が櫛２状
に形成され、両端に押部３ａを有する平板３がそのＵ字
状プレート１内側に遊動可能で且つ着脱可能に止着さ
れ、さらに該平板３には吸水性部材４が固着されてお
り、上記Ｕ字状プレート１一端にはグリップ５が形成さ
れている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、洗髪後の濡髪の水分を容易に吸収することのできる吸水ブラシに 関するものである。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】

従来、洗髪後の濡髪の水分は、吸水性の良いタオル等で水分を吸収することに より髪を乾燥しており、吸水性の良いタオル等で髪を拭くことによりかなりの水 分を吸収できるが、長髪の人はバスタオル又は何本ものタオルが必要であり、特 に美容室等の洗髪を専門としているところでは、髪を早く乾燥させるために何本 もタオルを使い、髪が傷付かないように拭き取るので手間が係り、また使用後の タオルが多大な量になり洗濯にも手間が係るという問題点があった。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、洗髪後の濡髪の水分 を容易に吸収し、早く乾燥させることができる髪用吸水ブラシを提供せんことを 目的とし、その要旨は、Ｕ字状に屈曲したプレート両先端が櫛状に形成され、両 端に押部を有する平板がそのＵ字状プレート内側に遊動可能で且つ着脱可能に止 着され、さらに該平板には吸水性部材が固着されており、上記Ｕ字状プレート一 端にはグリップが形成されていることである。

【０００４】

【作用】

Ｕ字状プレート両先端が櫛状に形成され、両端に押部を有する平板がそのＵ字 状プレート内側に遊動可能で且つ着脱可能に止着され、さらにその平板には吸水 性部材が固着され、上記Ｕ字状プレートー端にはグリップが形成されており、先 ずグリップを握り洗髪後の濡髪にＵ字状プレート両先端に形成する櫛部を当接さ せ、その状態で濡髪を梳くことにより櫛部とＵ字状プレート内側に形成する吸水 性部材が濡髪に当接するので、濡髪の水分を櫛部で切ると同時に吸水性部材によ り櫛部で切った水分及び濡髪の水分を直接吸収することができる。さらに吸水性 部材を固着する平板は両端に押部を有し、Ｕ字状プレート内側に遊動可能に止着 されているので、平板両端に形成する押部を押さえることにより吸水性部材をＵ 字状プレートとその平板で挟むことができるので、吸水性部材が吸収した水分を 容易に絞り出すことができ、上記作業を繰り返し行うことにより、濡髪の水分を 吸収させるてとができる。

【０００５】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１は髪用吸水ブラシの全体斜視図であり、図２はその横断面構成図である。 図において、本例の髪用吸水ブラシＡはＵ字状に屈曲したプレート１両先端が櫛 ２状に形成され、両端に押部３ａを有する平板３がそのＵ字状プレート１内側に 遊動可能で且つ着脱可能に止着され、さらに該平板３には吸水性部材４が固着さ れており、上記Ｕ字状プレート１一端にはグリップ５が形成されており、グリッ プ５を手で握ることができるものとなっている。

【０００６】 このような髪用吸水ブラシＡを用いて濡髪Ｎの吸水作業を行う際に、図４に示 すように、グリップ５を握りＵ字状プレート１両先端に形成する櫛２部と吸水性 部材４を洗髪後の濡髪Ｎに当接させ、その状態で濡髪Ｎを櫛２部で梳くことによ り、櫛２部で濡髪Ｎの水分を切ると同時に吸水性部材４により櫛２部で切った水 分及び濡髪Ｎの水分を直接吸収することができる。さらに吸水性部材４を固着す る平板３はＵ字状プレート１内側に遊動可能に止着されているので、図５に示す ように、平板３両端に形成する押部３ａを押さえることにより、その平板３とＵ 字状プレート１により吸水性部材４を挟むことができるので、吸水性部材４が吸 収した水分を容易に絞り出すことができ、上記作業を繰り返し行うことにより濡 髪Ｎの水分を吸収させることができる。

【０００７】 従って、本例の髪用吸水ブラシＡを用いれば、従来のようにタオル等で洗髪後 の濡髪Ｎの水分を吸収させることなく、髪用吸水ブラシＡで梳くことにより吸水 性部材４が濡髪Ｎの水分を吸収し、押部３ａを押すことにより吸水性部材４の水 分を容易に絞り出すことができるので、その作業を繰り返し行うことができ、髪 用吸水ブラシＡで梳くことにより濡髪Ｎの水分を吸収させることができるので作 業の容易化が可能となり、無駄なタオルを使う必要もなくなり、特に美容室等で は使用後のタオルの洗濯をする労力と作業時間の節約ともなる。又、梳くことに より濡髪Ｎの水分を吸収できるので、髪が絡まったり他に散ることもなくなり、 丁寧に濡髪Ｎの水分を吸収することができる。又、吸水性部材４が固着する平板 ３は着脱可能なので吸水性部材４を交換することができる。

【０００８】 尚、吸水性部材４は水分吸収力の優れたセルローズ等で形成することができ、 さらにセルローズを吸水性の優れたタオル等で覆うことにより吸水性部材４を形 成することが可能である。又、図３に示すように、吸水性部材４が固着する平板 ３の下部を櫛２状に形成することが可能である。

【０００９】

【考案の効果】

本考案の髪用吸水ブラシは、Ｕ字状プレート両先端が櫛状に形成され、両端に 押部を有する平板がそのＵ字状プレート内側に遊動可能で且つ着脱可能に止着さ れ、さらにその平板には吸水性部材が固着されており、上記Ｕ字状プレート一端 にはグリップが形成されていることにより、グリップを握り吸水ブラシで洗髪後 の濡髪を梳くことにより、吸水性部材で濡髪の水分を吸収することができ、また 平板の両端に形成する押部を押さえることにより、吸水性部材が吸収した水分を 容易に絞り出すことができ、上記作業を繰り返すことにより濡髪の水分を吸水性 の優れたタオル等で丁寧に拭いた状態と同様もしくはそれ以上に水分を吸収させ ることができるので、従来のように無駄なタオルを使う必要がなくなり、特に美 容室等ではタオルの使用量が減小し、使用後のタオルの洗濯を行う労力の低減及 び作業時間の短縮を図ることができる。又、梳くことにより濡髪の水分を吸収す ることができるので、髪が絡まったり他に散ることもなくなり丁寧に髪の水分を 吸収することができる。又、セルローズ等からなる吸水性部材は殺菌、消毒が簡 単に行え取り扱いが容易な上、古くなれば交換することもできる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】髪用吸水ブラシの斜視構成図である。

【図２】図１の横断面構成図である。

【図３】図１の分解斜視図である。

【図４】濡髪の水分の吸水作業を行っている状態の斜視
構成図である。

【図５】吸水性部材が吸収した水分を絞っている状態の
斜視構成図である。

【符号の説明】

Ａ 髪用吸水ブラシ １ プレート ２ 櫛 ３ 平板 ３ａ 押部 ４ 吸水性部材 ５ グリップ Ｎ 濡髪 Ｈ 手

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 Ｕ字状に屈曲したプレート両先端が櫛状
   に形成され、両端に押部を有する平板がそのＵ字状プレ
   ート内側に遊動可能で且つ着脱可能に止着され、さらに
   該平板には吸水性部材が固着されており、上記Ｕ字状プ
   レート一端にはグリップが形成されていることを特徴と
   する髪用吸水ブラシ。