JPH06331191A - 換気扇 - Google Patents
換気扇Info
- Publication number
- JPH06331191A JPH06331191A JP12428593A JP12428593A JPH06331191A JP H06331191 A JPH06331191 A JP H06331191A JP 12428593 A JP12428593 A JP 12428593A JP 12428593 A JP12428593 A JP 12428593A JP H06331191 A JPH06331191 A JP H06331191A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric fan
- louver fins
- fan
- louver
- closed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air-Flow Control Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ルーバフィンが強風に煽られないようし、外
気の逆流を防止する。 【構成】 電動ファン６前面の複数のルーバフィン７全
体を覆って強制開閉式の防風カバー１２を設け、換気時
にのみ防風カバー１２を開蓋し、それ以外は防風カバー
１２を閉蓋しておくことにより、強風によってルーバフ
ィン７が煽られて砂塵や塵埃が室内に侵入するのを防止
する。
気の逆流を防止する。 【構成】 電動ファン６前面の複数のルーバフィン７全
体を覆って強制開閉式の防風カバー１２を設け、換気時
にのみ防風カバー１２を開蓋し、それ以外は防風カバー
１２を閉蓋しておくことにより、強風によってルーバフ
ィン７が煽られて砂塵や塵埃が室内に侵入するのを防止
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、非換気時に外気を逆流
させないようにした換気扇に関する。
させないようにした換気扇に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般家庭の大抵の台所には、室内の空気
を室外に排気する換気扇が備わっている。図４に示す換
気扇１は、台所の外壁２に室内外を連通して穿設された
取り付け孔３に嵌め込んだ木枠４に、フレーム５に支持
された電動ファン６を組み付けたものであり、電動ファ
ン６を回転させることで室内の空気を室外に強制排気で
きるようになっている。非使用時に外気の逆流を防止す
るため、電動ファン６の前面は縦並びに配列した複数の
ルーバフィン７によって覆ってある。ルーバフィン７
は、電動ファン６が室内の空気を排気するさいに、排気
される空気により開蓋するよう、上縁両端に突設した支
軸７ａをフレーム５に回転自在に支持してある。従っ
て、電動ファン６が作動していないときは自重により垂
下状態を保ち、上側に位置するルーバフィン７の下端部
が下側のルーバフィン７の上端部に当接することによ
り、電動ファン６の前面を外側からほぼ密閉するように
して閉蓋している。
を室外に排気する換気扇が備わっている。図４に示す換
気扇１は、台所の外壁２に室内外を連通して穿設された
取り付け孔３に嵌め込んだ木枠４に、フレーム５に支持
された電動ファン６を組み付けたものであり、電動ファ
ン６を回転させることで室内の空気を室外に強制排気で
きるようになっている。非使用時に外気の逆流を防止す
るため、電動ファン６の前面は縦並びに配列した複数の
ルーバフィン７によって覆ってある。ルーバフィン７
は、電動ファン６が室内の空気を排気するさいに、排気
される空気により開蓋するよう、上縁両端に突設した支
軸７ａをフレーム５に回転自在に支持してある。従っ
て、電動ファン６が作動していないときは自重により垂
下状態を保ち、上側に位置するルーバフィン７の下端部
が下側のルーバフィン７の上端部に当接することによ
り、電動ファン６の前面を外側からほぼ密閉するように
して閉蓋している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の換気扇１は、電
動ファン６の前面を複数のルーバフィン７によって覆っ
てあり、通常は電動ファン６を駆動したときにだけルー
バフィン７が開蓋する構成としてあるが、強く叩きつけ
るような強風が吹き付けたときに、ルーバフィン７が風
に煽られてパタパタと揺動し、そのときに風と一緒に砂
塵や塵埃が室内に吹き込むことがあり、逆流防止を目的
とするルーバフィン７が本来の役目を果たすことができ
ないといった課題があった。また、強風時にルーバフィ
ン７どうしがぶつかり合う音もかなり喧しいものであ
り、夜間には安眠を妨げることがあるといった課題があ
った。
動ファン６の前面を複数のルーバフィン７によって覆っ
てあり、通常は電動ファン６を駆動したときにだけルー
バフィン７が開蓋する構成としてあるが、強く叩きつけ
るような強風が吹き付けたときに、ルーバフィン７が風
に煽られてパタパタと揺動し、そのときに風と一緒に砂
塵や塵埃が室内に吹き込むことがあり、逆流防止を目的
とするルーバフィン７が本来の役目を果たすことができ
ないといった課題があった。また、強風時にルーバフィ
ン７どうしがぶつかり合う音もかなり喧しいものであ
り、夜間には安眠を妨げることがあるといった課題があ
った。
【０００４】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであり、電動ファンの前面に設けた自然開閉式のルー
バフィンの前面を強制開閉式の防風カバーで覆うか、又
はルーバフィン自体を閉蓋状態にロックできるようにす
ることにより、強風時の逆流を防止する。
のであり、電動ファンの前面に設けた自然開閉式のルー
バフィンの前面を強制開閉式の防風カバーで覆うか、又
はルーバフィン自体を閉蓋状態にロックできるようにす
ることにより、強風時の逆流を防止する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、室内外を連通
する連通孔に設けられ、室内の空気を室外に排気する電
動ファンと、該電動ファンの前面に開閉自在に設けら
れ、前記排気される空気に押されて開蓋する複数のルー
バフィンと、該複数のルーバフィン全体を覆って設けた
強制開閉式の防風カバーとを具備する換気扇を提供する
ことにより、前記目的を達する。
する連通孔に設けられ、室内の空気を室外に排気する電
動ファンと、該電動ファンの前面に開閉自在に設けら
れ、前記排気される空気に押されて開蓋する複数のルー
バフィンと、該複数のルーバフィン全体を覆って設けた
強制開閉式の防風カバーとを具備する換気扇を提供する
ことにより、前記目的を達する。
【０００６】また、本発明は、防風カバーが、複数のル
ーバフィンの前面を覆って揺動可能に設けたケースと、
該ケースを開蓋位置と閉蓋位置の間で開閉駆動する電動
ギヤ機構とを有すること、或いは複数のルーバフィンの
前面を覆って揺動可能に設けたケースと、該ケースを開
蓋位置と閉蓋位置の間で開閉駆動するプランジャ・ソレ
ノイド機構とを有する換気扇を提供することにより、前
記目的を達する。
ーバフィンの前面を覆って揺動可能に設けたケースと、
該ケースを開蓋位置と閉蓋位置の間で開閉駆動する電動
ギヤ機構とを有すること、或いは複数のルーバフィンの
前面を覆って揺動可能に設けたケースと、該ケースを開
蓋位置と閉蓋位置の間で開閉駆動するプランジャ・ソレ
ノイド機構とを有する換気扇を提供することにより、前
記目的を達する。
【０００７】さらに、本発明は、室内外を連通する連通
孔に設けられ、室内の空気を室外に排気する電動ファン
と、該電動ファンの前面に開閉自在に設けられ、前記排
気される空気に押されて開蓋する複数のルーバフィン
と、前記電動ファンに連動して動作し、前記電動ファン
が停止しているときは前記複数のルーバフィンを閉蓋状
態にロックし、前記電動ファンを起動したときに前記複
数のルーバフィンをロック解除するロック機構とを具備
することを特徴とする換気扇を提供することにより、前
記目的を達する。
孔に設けられ、室内の空気を室外に排気する電動ファン
と、該電動ファンの前面に開閉自在に設けられ、前記排
気される空気に押されて開蓋する複数のルーバフィン
と、前記電動ファンに連動して動作し、前記電動ファン
が停止しているときは前記複数のルーバフィンを閉蓋状
態にロックし、前記電動ファンを起動したときに前記複
数のルーバフィンをロック解除するロック機構とを具備
することを特徴とする換気扇を提供することにより、前
記目的を達する。
【０００８】
【作用】上記構成に基づき、電動ファン前面の複数のル
ーバフィン全体を覆って強制開閉式の防風カバーを設
け、換気時にのみ防風カバーを開蓋し、それ以外は防風
カバーを閉蓋しておくことにより、強風にルーバフィン
が煽られて砂塵や塵埃が室内に侵入するのを防止する。
また、電動ファン前面を覆う複数のルーバフィンを、非
換気時には閉蓋状態にロックしてしまうことにより、強
風時の逆流を防止する。
ーバフィン全体を覆って強制開閉式の防風カバーを設
け、換気時にのみ防風カバーを開蓋し、それ以外は防風
カバーを閉蓋しておくことにより、強風にルーバフィン
が煽られて砂塵や塵埃が室内に侵入するのを防止する。
また、電動ファン前面を覆う複数のルーバフィンを、非
換気時には閉蓋状態にロックしてしまうことにより、強
風時の逆流を防止する。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図１ないし
図３を参照して説明する。図１は、本発明の換気扇の一
実施例を示す縦断面図である。なお、図１中、図４と同
一構成部分には同一符号が付してある。
図３を参照して説明する。図１は、本発明の換気扇の一
実施例を示す縦断面図である。なお、図１中、図４と同
一構成部分には同一符号が付してある。
【００１０】図１に示す換気扇１１は、強風時の逆流を
防止するため、電動ファン６の前面に設けた自然開閉式
のルーバフィン７の前面を強制開閉式の防風カバー１２
で覆ったものである。防風カバー１２は、ルーバフィン
７の前面を覆って揺動可能に設けたケース１３と、ケー
ス１３を開蓋位置と閉蓋位置の間で開閉駆動する電動ギ
ヤ機構１４とからなる。ケース１３は、上端両側に突設
した支軸１３ａが木枠４の上端に設けた軸受（図示せ
ず）に支持されており、支軸１３ａの周りに図中時計方
向に回動させることにより閉蓋位置から開蓋位置に開蓋
できるようになっている。電動ギヤ機構１４は、フレー
ム５の上端に設けた蓋用モータ１５の出力軸１５ａを、
ウォーム・ホイール等の減速歯車機構１６を介して支軸
１３ａに連結したものであり、蓋用モータ１５の回転動
力で支軸１３ａを回動させることにより、ケース１３を
強制的に開閉できるようになっている。蓋用モータ１５
は、電動ファン６の電源スイッチ（図示せず）に連動し
て起動され、電源スイッチをオンしたときにケース１３
を所定の傾斜角度まで開蓋駆動する。
防止するため、電動ファン６の前面に設けた自然開閉式
のルーバフィン７の前面を強制開閉式の防風カバー１２
で覆ったものである。防風カバー１２は、ルーバフィン
７の前面を覆って揺動可能に設けたケース１３と、ケー
ス１３を開蓋位置と閉蓋位置の間で開閉駆動する電動ギ
ヤ機構１４とからなる。ケース１３は、上端両側に突設
した支軸１３ａが木枠４の上端に設けた軸受（図示せ
ず）に支持されており、支軸１３ａの周りに図中時計方
向に回動させることにより閉蓋位置から開蓋位置に開蓋
できるようになっている。電動ギヤ機構１４は、フレー
ム５の上端に設けた蓋用モータ１５の出力軸１５ａを、
ウォーム・ホイール等の減速歯車機構１６を介して支軸
１３ａに連結したものであり、蓋用モータ１５の回転動
力で支軸１３ａを回動させることにより、ケース１３を
強制的に開閉できるようになっている。蓋用モータ１５
は、電動ファン６の電源スイッチ（図示せず）に連動し
て起動され、電源スイッチをオンしたときにケース１３
を所定の傾斜角度まで開蓋駆動する。
【００１１】ここで、室内の空気を換気するため、電源
スイッチをオンして電動ファン６を起動したとする。こ
のとき、電動ファン６と蓋用モータ１５も起動される。
このため、電動ファン６の回転が定常回転数に達し終わ
るまでに、防風カバー１２は蓋用モータ１５によって所
定の開蓋位置まで揺動駆動される。このため、電動ファ
ン６が本格的に室内の空気を排気し始めた時点では、防
風カバー１２は完全に開蓋しており、ルーバフィン７を
くぐり抜けた空気は防風カバー１２に邪魔されることな
く室外に排気される。なお、防風カバー１２が開蓋位置
まで開蓋すると、蓋用モータ１５に対する通電は自動的
に断たれ、防風カバー１２は開蓋状態を維持する。
スイッチをオンして電動ファン６を起動したとする。こ
のとき、電動ファン６と蓋用モータ１５も起動される。
このため、電動ファン６の回転が定常回転数に達し終わ
るまでに、防風カバー１２は蓋用モータ１５によって所
定の開蓋位置まで揺動駆動される。このため、電動ファ
ン６が本格的に室内の空気を排気し始めた時点では、防
風カバー１２は完全に開蓋しており、ルーバフィン７を
くぐり抜けた空気は防風カバー１２に邪魔されることな
く室外に排気される。なお、防風カバー１２が開蓋位置
まで開蓋すると、蓋用モータ１５に対する通電は自動的
に断たれ、防風カバー１２は開蓋状態を維持する。
【００１２】一方、電源スイッチをオフすると、電動フ
ァン６は通電を断たれるため惰性で回転するだけの状態
となる。しかし、蓋用モータ１５の方は、電動ファン６
が通電を断たれた時点で逆転起動されるため、ケース１
３はある程度の排気を許容しながら徐々に閉蓋する。す
なわち、排気圧力が静まるのに合わせてケース１３が徐
々に閉じることになる。また、蓋用モータ１５は、ケー
ス１３が閉蓋位置まで復帰したときに自動的に通電を断
たれて停止するが、一旦閉じた防風カバー１２は、電源
スイッチを再びオンしない限り閉蓋状態を保ち続けるた
め、たとえ外から強風が吹き付けたとしても、防風カバ
ー１２が不用意に開蓋してしまうことはない。従って、
防風カバー１２により強風の侵入は完全に遮断すること
ができ、これにより、例えば従来の換気扇１のように、
強風によりルーバフィン７が煽られて室内に砂塵や塵埃
が侵入するといったことはない。
ァン６は通電を断たれるため惰性で回転するだけの状態
となる。しかし、蓋用モータ１５の方は、電動ファン６
が通電を断たれた時点で逆転起動されるため、ケース１
３はある程度の排気を許容しながら徐々に閉蓋する。す
なわち、排気圧力が静まるのに合わせてケース１３が徐
々に閉じることになる。また、蓋用モータ１５は、ケー
ス１３が閉蓋位置まで復帰したときに自動的に通電を断
たれて停止するが、一旦閉じた防風カバー１２は、電源
スイッチを再びオンしない限り閉蓋状態を保ち続けるた
め、たとえ外から強風が吹き付けたとしても、防風カバ
ー１２が不用意に開蓋してしまうことはない。従って、
防風カバー１２により強風の侵入は完全に遮断すること
ができ、これにより、例えば従来の換気扇１のように、
強風によりルーバフィン７が煽られて室内に砂塵や塵埃
が侵入するといったことはない。
【００１３】なお、上記実施例では、防風カバー１２の
ケース１３を電動ギヤ機構１４によって開閉駆動する構
成としたが、図２に示す換気扇２１のごとく、電動ギヤ
機構１４の代わりにプランジャ・ソレノイド機構２４に
より防風カバー２２のケース２３を開閉駆動する構成と
することもできる。このプランジャ・ソレノイド機構２
４は、フレーム５の内側面に上向きに傾斜させて配設し
てあり、通電により励磁されるソレノイド２４ａが保持
するプランジャ２４ｂの先端をケース２３に対し斜めに
当接させてある。ソレノイド２４ａは、電源スイッチを
オンしたときに通電励磁され、プランジャ２４ｂを前方
に駆動する。このため、ケース２３はプランジャ２４ｂ
に押されて開蓋位置まで開蓋する。ソレノイド２４ａ
は、換気中はずっと通電されて励磁状態を保つため、ケ
ース２３も開蓋状態を保ち続ける。一方、換気を終えて
電源スイッチをオフすると、排気圧力が低下するまでの
数秒の時間を置いてソレノイド２４ａに対する通電も断
たれる。このため、プランジャ２４ｂは復帰ばね（図示
せず）に付勢されてソレノイド２４ａ側に押し戻され、
ケース１３も閉蓋位置に復帰する。
ケース１３を電動ギヤ機構１４によって開閉駆動する構
成としたが、図２に示す換気扇２１のごとく、電動ギヤ
機構１４の代わりにプランジャ・ソレノイド機構２４に
より防風カバー２２のケース２３を開閉駆動する構成と
することもできる。このプランジャ・ソレノイド機構２
４は、フレーム５の内側面に上向きに傾斜させて配設し
てあり、通電により励磁されるソレノイド２４ａが保持
するプランジャ２４ｂの先端をケース２３に対し斜めに
当接させてある。ソレノイド２４ａは、電源スイッチを
オンしたときに通電励磁され、プランジャ２４ｂを前方
に駆動する。このため、ケース２３はプランジャ２４ｂ
に押されて開蓋位置まで開蓋する。ソレノイド２４ａ
は、換気中はずっと通電されて励磁状態を保つため、ケ
ース２３も開蓋状態を保ち続ける。一方、換気を終えて
電源スイッチをオフすると、排気圧力が低下するまでの
数秒の時間を置いてソレノイド２４ａに対する通電も断
たれる。このため、プランジャ２４ｂは復帰ばね（図示
せず）に付勢されてソレノイド２４ａ側に押し戻され、
ケース１３も閉蓋位置に復帰する。
【００１４】なお、上記両実施例では、ルーバフィン７
の外側を防風カバー１２或いは２２で覆う構成とした
が、図３に示す換気扇３１のごとく、ルーバフィン７を
ロックするロック機構３２を設け、防風カバー１２，２
２等を用いずに逆流防止を図ることもできる。実施例に
示したロック機構３２は、木枠に固着されたソレノイド
３３ａと、最上部のルーバフィン７に係止するプランジ
ャ３３ｂを有するプランジャ・ソレノイド機構３３から
なり、非換気中すなわち電動ファン６が停止していると
きは、プランジャ３３ｂが下動限界位置にあってルーバ
フィン７を閉蓋状態にロックしている。すなわち、最上
部のルーバフィン７はプランジャ３３ｂによりロックさ
れ、次段のルーバフィン７は最上部のルーバフィン７に
よりロックされというように、上側のルーバフィン７が
下側のルーバフィン７に順次係止してすべてのルーバフ
ィン７をロック状態に保つ。このため、仮に強風が吹い
てもルーバフィン７が暴れる心配はなく、当然のことな
がらルーバフィン７を強風が逆流したり、ルーバフィン
７が騒音を発したりすることはない。また、ルーバフィ
ン７自体が本来の逆流防止機能を発揮するため、ルーバ
フィン７を防風カバー１２，２２等で覆って二重に防風
を図る必要はなく、全体の構成を簡単化することができ
る。なお、電動ファン６を起動すると、同時にまたソレ
ノイド３３ａが通電励磁されてプランジャ３３ｂが上動
し、ルーバフィン７に対するロックは解除される。
の外側を防風カバー１２或いは２２で覆う構成とした
が、図３に示す換気扇３１のごとく、ルーバフィン７を
ロックするロック機構３２を設け、防風カバー１２，２
２等を用いずに逆流防止を図ることもできる。実施例に
示したロック機構３２は、木枠に固着されたソレノイド
３３ａと、最上部のルーバフィン７に係止するプランジ
ャ３３ｂを有するプランジャ・ソレノイド機構３３から
なり、非換気中すなわち電動ファン６が停止していると
きは、プランジャ３３ｂが下動限界位置にあってルーバ
フィン７を閉蓋状態にロックしている。すなわち、最上
部のルーバフィン７はプランジャ３３ｂによりロックさ
れ、次段のルーバフィン７は最上部のルーバフィン７に
よりロックされというように、上側のルーバフィン７が
下側のルーバフィン７に順次係止してすべてのルーバフ
ィン７をロック状態に保つ。このため、仮に強風が吹い
てもルーバフィン７が暴れる心配はなく、当然のことな
がらルーバフィン７を強風が逆流したり、ルーバフィン
７が騒音を発したりすることはない。また、ルーバフィ
ン７自体が本来の逆流防止機能を発揮するため、ルーバ
フィン７を防風カバー１２，２２等で覆って二重に防風
を図る必要はなく、全体の構成を簡単化することができ
る。なお、電動ファン６を起動すると、同時にまたソレ
ノイド３３ａが通電励磁されてプランジャ３３ｂが上動
し、ルーバフィン７に対するロックは解除される。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の換気扇に
よれば、電動ファン前面の複数のルーバフィン全体を覆
って強制開閉式の防風カバーを設け、換気時にのみ防風
カバーを開蓋し、それ以外は防風カバーを閉蓋しておく
構成としたから、換気しないときはルーバフィンは防風
カバーに覆われており、外からの風が直接ルーバフィン
に吹き付けることはなく、従ってルーバフィンが剥き出
しの従来の換気扇のごとく、強風によってルーバフィン
が煽られて砂塵や塵埃が室内に侵入することはなく、ま
たルーバフィンどうしがぶつかり合い喧しい音が安眠を
妨げるといったこともないため、衛生的にも環境的にも
優れた換気扇を提供することができる等の優れた効果を
奏する。
よれば、電動ファン前面の複数のルーバフィン全体を覆
って強制開閉式の防風カバーを設け、換気時にのみ防風
カバーを開蓋し、それ以外は防風カバーを閉蓋しておく
構成としたから、換気しないときはルーバフィンは防風
カバーに覆われており、外からの風が直接ルーバフィン
に吹き付けることはなく、従ってルーバフィンが剥き出
しの従来の換気扇のごとく、強風によってルーバフィン
が煽られて砂塵や塵埃が室内に侵入することはなく、ま
たルーバフィンどうしがぶつかり合い喧しい音が安眠を
妨げるといったこともないため、衛生的にも環境的にも
優れた換気扇を提供することができる等の優れた効果を
奏する。
【００１６】また、本発明は、防風カバーを、複数のル
ーバフィンの前面を覆って揺動可能に設けたケースと、
このケースを開蓋位置と閉蓋位置の間で開閉駆動する電
動ギヤ機構とから構成したので、電動ファンの起動に連
動して電動ギヤ機構を起動し、電動ファンを停止した後
で電動ギヤ機構を逆転起動することにより、電動ファン
起動時の排気の立ち上がりに合わせてケースを開蓋し、
一方また電動ファン停止時の排気圧力が静まるのに合わ
せてケースを閉蓋することができ、またギヤとしてウォ
ーム・ホイール等を用いることにより、電動ギヤ機構に
対する通電を断ったときにケースをその場でロックする
ことができ、従ってケースを開蓋状態又は閉蓋状態に保
つのに特別な動力は不要であり、また電動ギヤ機構自体
はケースの支軸部分に設けることができるため、小型か
つコンパクトに構成することができる等の効果を奏す
る。
ーバフィンの前面を覆って揺動可能に設けたケースと、
このケースを開蓋位置と閉蓋位置の間で開閉駆動する電
動ギヤ機構とから構成したので、電動ファンの起動に連
動して電動ギヤ機構を起動し、電動ファンを停止した後
で電動ギヤ機構を逆転起動することにより、電動ファン
起動時の排気の立ち上がりに合わせてケースを開蓋し、
一方また電動ファン停止時の排気圧力が静まるのに合わ
せてケースを閉蓋することができ、またギヤとしてウォ
ーム・ホイール等を用いることにより、電動ギヤ機構に
対する通電を断ったときにケースをその場でロックする
ことができ、従ってケースを開蓋状態又は閉蓋状態に保
つのに特別な動力は不要であり、また電動ギヤ機構自体
はケースの支軸部分に設けることができるため、小型か
つコンパクトに構成することができる等の効果を奏す
る。
【００１７】また、本発明は、防風カバーを、複数のル
ーバフィンの前面を覆って揺動可能に設けたケースと、
このケースを開蓋位置と閉蓋位置の間で開閉駆動するプ
ランジャ・ソレノイド機構とから構成したので、電動フ
ァンの起動に連動してソレノイドを通電励磁し、電動フ
ァンを停止した後で排気圧力が静まるのを待ってソレノ
イドに対する通電を断って消磁することにより、電動フ
ァン起動時の排気の立ち上がりに合わせてケースを開蓋
し、一方また電動ファン停止時の排気圧力が静まるのに
合わせてケースを閉蓋することができ、また非換気時に
はプランジャ・ソレノイド機構が内蔵するばねがケース
を閉蓋状態に保つため、特別な動力を供給しなくともケ
ースを閉蓋状態に保ち続けることができる等の効果を奏
する。
ーバフィンの前面を覆って揺動可能に設けたケースと、
このケースを開蓋位置と閉蓋位置の間で開閉駆動するプ
ランジャ・ソレノイド機構とから構成したので、電動フ
ァンの起動に連動してソレノイドを通電励磁し、電動フ
ァンを停止した後で排気圧力が静まるのを待ってソレノ
イドに対する通電を断って消磁することにより、電動フ
ァン起動時の排気の立ち上がりに合わせてケースを開蓋
し、一方また電動ファン停止時の排気圧力が静まるのに
合わせてケースを閉蓋することができ、また非換気時に
はプランジャ・ソレノイド機構が内蔵するばねがケース
を閉蓋状態に保つため、特別な動力を供給しなくともケ
ースを閉蓋状態に保ち続けることができる等の効果を奏
する。
【００１８】さらに、本発明は、室内外を連通する連通
孔に設けられ、室内の空気を室外に排気する電動ファン
と、該電動ファンの前面に開閉自在に設けられ、前記排
気される空気に押されて開蓋する複数のルーバフィン
と、前記電動ファンに連動して動作し、前記電動ファン
が停止しているときは前記複数のルーバフィンを閉蓋状
態にロックし、前記電動ファンを起動したときに前記複
数のルーバフィンをロック解除するロック機構とを設け
て構成したから、非換気時には自然開閉式のルーバフィ
ンを閉蓋状態にしっかりとロックしておくことにより、
仮に強風が吹いてもルーバフィンが暴れる心配はなく、
当然のことながらルーバフィンを強風が逆流したり、ル
ーバフィンが騒音を発したりすることはなく、またルー
バフィン自体が本来の逆流防止機能を発揮するため、防
風カバーなどでルーバフィンを覆って二重に防風を図る
必要はなく、全体の構成を簡単化することができる等の
効果を奏する。
孔に設けられ、室内の空気を室外に排気する電動ファン
と、該電動ファンの前面に開閉自在に設けられ、前記排
気される空気に押されて開蓋する複数のルーバフィン
と、前記電動ファンに連動して動作し、前記電動ファン
が停止しているときは前記複数のルーバフィンを閉蓋状
態にロックし、前記電動ファンを起動したときに前記複
数のルーバフィンをロック解除するロック機構とを設け
て構成したから、非換気時には自然開閉式のルーバフィ
ンを閉蓋状態にしっかりとロックしておくことにより、
仮に強風が吹いてもルーバフィンが暴れる心配はなく、
当然のことながらルーバフィンを強風が逆流したり、ル
ーバフィンが騒音を発したりすることはなく、またルー
バフィン自体が本来の逆流防止機能を発揮するため、防
風カバーなどでルーバフィンを覆って二重に防風を図る
必要はなく、全体の構成を簡単化することができる等の
効果を奏する。
【図１】本発明の換気扇の一実施例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図２】本発明の換気扇の他の実施例を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図３】本発明の換気扇のさらに他の実施例を示す縦断
面図である。
面図である。
【図４】従来の換気扇の一例を示す縦断面図である。
６ 電動ファン ７ ルーバフィン １１，２１，３１ 換気扇 １２，２２ 防風カバー １３，２３ ケース １４ 電動ギヤ機構 ２４ プランジャ・ソレノイド機構 ３２ ロック機構
Claims (4)
- 【請求項１】 室内外を連通する連通孔に設けられ、室
内の空気を室外に排気する電動ファンと、該電動ファン
の前面に開閉自在に設けられ、前記排気される空気に押
されて開蓋する複数のルーバフィンと、該複数のルーバ
フィン全体を覆って設けた強制開閉式の防風カバーとを
具備することを特徴とする換気扇。 - 【請求項２】 請求項１記載の換気扇において、前記防
風カバーは、前記複数のルーバフィンの前面を覆って揺
動可能に設けたケースと、該ケースを開蓋位置と閉蓋位
置の間で開閉駆動する電動ギヤ機構とを具備することを
特徴とする換気扇。 - 【請求項３】 請求項１記載の換気扇において、前記防
風カバーは、前記複数のルーバフィンの前面を覆って揺
動可能に設けたケースと、該ケースを開蓋位置と閉蓋位
置の間で開閉駆動するプランジャ・ソレノイド機構とを
具備することを特徴とする換気扇。 - 【請求項４】 室内外を連通する連通孔に設けられ、室
内の空気を室外に排気する電動ファンと、該電動ファン
の前面に開閉自在に設けられ、前記排気される空気に押
されて開蓋する複数のルーバフィンと、前記電動ファン
に連動して動作し、前記電動ファンが停止しているとき
は前記複数のルーバフィンを閉蓋状態にロックし、前記
電動ファンを起動したときに前記複数のルーバフィンを
ロック解除するロック機構とを具備することを特徴とす
る換気扇。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12428593A JPH06331191A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 換気扇 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12428593A JPH06331191A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 換気扇 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06331191A true JPH06331191A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14881557
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12428593A Pending JPH06331191A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 換気扇 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06331191A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017132460A1 (en) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | Western Digital Technologies Inc. | Backflow stopper with acoustic barrier |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6032819U (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-06 | パイオニア株式会社 | ミユ−テイング回路 |
| JPS615532U (ja) * | 1984-06-14 | 1986-01-14 | 株式会社フジクラ | ワイヤ−放電加工用電極線 |
| JPS6222433B2 (ja) * | 1980-09-02 | 1987-05-18 | Tokyo Shibaura Electric Co | |
| JPS62112939A (ja) * | 1985-11-12 | 1987-05-23 | Kato Denki Kk | 自動換気扇 |
| JPH0213869U (ja) * | 1988-07-13 | 1990-01-29 |
-
1993
- 1993-05-26 JP JP12428593A patent/JPH06331191A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6222433B2 (ja) * | 1980-09-02 | 1987-05-18 | Tokyo Shibaura Electric Co | |
| JPS6032819U (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-06 | パイオニア株式会社 | ミユ−テイング回路 |
| JPS615532U (ja) * | 1984-06-14 | 1986-01-14 | 株式会社フジクラ | ワイヤ−放電加工用電極線 |
| JPS62112939A (ja) * | 1985-11-12 | 1987-05-23 | Kato Denki Kk | 自動換気扇 |
| JPH0213869U (ja) * | 1988-07-13 | 1990-01-29 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017132460A1 (en) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | Western Digital Technologies Inc. | Backflow stopper with acoustic barrier |
| US10151324B2 (en) | 2016-01-29 | 2018-12-11 | Western Digital Technologies, Inc. | Backflow stopper with acoustic barrier |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH06331191A (ja) | 換気扇 | |
| US20030106652A1 (en) | Ventilation apparatus for garages | |
| JP4187283B2 (ja) | 電動工具 | |
| JPH0968334A (ja) | 風圧開閉式シャッター付換気扇 | |
| JP2003056880A (ja) | 屋外スイッチギヤの換気装置 | |
| JP2001349154A (ja) | 引違いサッシ | |
| JP2612998B2 (ja) | 換気扇 | |
| JP2594397Y2 (ja) | 換気扇 | |
| KR100188394B1 (ko) | 분리형 에어컨 실내기의 디퓨저 개폐장치 | |
| JP2641676B2 (ja) | 換気扇 | |
| JPS5926178Y2 (ja) | シヤツタ装置 | |
| JP2719099B2 (ja) | 換気扇 | |
| JP2590098Y2 (ja) | 温室の換気装置 | |
| JPH018903Y2 (ja) | ||
| JPS6212184Y2 (ja) | ||
| JPS6036814Y2 (ja) | ウエザ−カバ− | |
| JPS6139234Y2 (ja) | ||
| AU1003501A (en) | Electric exhaust fans | |
| JP2892949B2 (ja) | 給気電動シャッター | |
| JP2530669Y2 (ja) | 太陽電池付き換気扇 | |
| JPS6032819Y2 (ja) | シヤツタ装置 | |
| JPS6036815Y2 (ja) | 吸排気換気扇 | |
| JPH06319826A (ja) | 集合住宅用防火ダンパー付換気口組込み型玄関ドア | |
| JPS60196533A (ja) | 換気扇 | |
| JPH04208347A (ja) | ダクト用換気扇 |