JPH0633098B2 - プラスチックキャップ - Google Patents

プラスチックキャップ

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JPH0633098B2
JPH0633098B2 JP62096324A JP9632487A JPH0633098B2 JP H0633098 B2 JPH0633098 B2 JP H0633098B2 JP 62096324 A JP62096324 A JP 62096324A JP 9632487 A JP9632487 A JP 9632487A JP H0633098 B2 JPH0633098 B2 JP H0633098B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプラスチックキャップに関するもので、より詳
細には、シール部の永久塑性変形が防止され、高い持続
密封圧を得ることが出来るプラスチックキャップ、特に
優れた耐圧密封性とベント性(ガス抜性)とを兼ねそな
えたプラスチックキャップに関する。
(従来の技術) キャップ内面にネジ等の係合部とシール部を設け、それ
らを一体に形成したプラスチックキャップは、ライナー
やパッキングを用いることなしに、容器口との間に密封
を行えることから、種々のびん詰め製品に対するキャッ
プとして広く使用されている。しかしながら、従来使用
されて来たプラスチックキャップは、炭酸飲料のような
自生圧力を有する内容物に対しては、耐圧密封性がまだ
十分ではない。炭酸飲料容器に対して適用し得る、耐圧
密封性を改良したプラスチックキャップも既に提案され
ており、例えば特開昭58-73551号公報には、頂板部内面
乃至はスカート部内面の容器口と係合する部分に、斜め
内側向きに突き出した特定形状のシールリップを環状に
設けることにより、密封性を改善したプラスチックキャ
ップが開示されている。
又、特開昭58-216552 号公報には、頂板部が弾性を有
し、キャップの挿入が完了して容器口の上端部が頂板を
押圧した時、該頂板部の上向きの変形によりキャップ頂
板の径が減少し、これにより生じる側圧を利用して、シ
ールリップと容器口がぴったり係合し、密封が保たれる
ように、容器口外径に対し、シールリップの内径を少し
大きく寸法ぎめしてなるプラスチックキャップの発明が
記載されている。
更に、特開昭59-187552 号公報には、キャップ頂板部内
面に、2枚のフラップ片とその外側に特定形状の当該部
を設け、容器口を2枚のフラップ片の間に挿入させ、フ
ラップ片と当接部の協調作用によりフラップ片の過大な
たわみを抑制すると共に、係合圧力を補強し、締結完了
時に、2枚のフラップ片が容器口上端部をつつみ込む形
にすることによって密封性を強化したプラスチックキャ
ップが提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これらのキャップのシールリップ乃至は
フラップ片は、形状が大きく、しかも、容器口へのキャ
ップの旋回挿入時に、かなりの旋回距離にわたって係合
が生じる構造となっていること、又、キャップが容器に
挿入されるに連れて両者の係合圧力が増大すること、及
び係合部の面積が比較的広いこと等の諸原因のため、締
結が完了した時には、シールリップ乃至フラップ片の押
圧又はよじれによる変形が非常に大きくなる傾向があ
る。この変形があまり大きいと、プラスチックは一般に
粘弾性体であることから、時間経過にともない、「流
れ」等による塑性変型を起しやすく、そのため初期の高
い密封圧が次第に緩和され、思った程高い持続密閉圧が
得られないという欠点がある。
また、従来のこの係合方式のプラスチックキャップを、
実際に炭酸飲料充填容器に使用した場合には、内容物の
吹き出しや、キャップの飛出し等のトラブルが度々発生
することが認められた。即ち、炭酸飲料やビールなどを
充填した罐詰或いはピン詰製品を開封する場合、ヘッド
スペース中の気体の解放が徐々に行われる場合には内容
物の吹出しが抑制されるが、開封が急激にしかも一挙に
行われる場合には内容物の吹出しが生ずることが知られ
ている。前述した係合方式のキャップでは、シールリッ
プ乃至フラップ片に容器口が深くくい込んだ状態になっ
ているため、キャップを開封のため旋回しても、すぐに
は密封解除が行われず、ヘッドスペース中の気体の解放
も行われないことから、内容物の吹出しや、圧力による
キャップの飛出し等のトラブルを生ずることが認められ
ている。
従って、本発明の技術的課題は、キャップ内面自体にシ
ール部が形成されているプラスチックキャップにおい
て、シール部の過大な変形による永久塑性変形が防止さ
れ、微小な押圧変形で高い持続密封圧が維持され、更に
は優れた耐圧密封性が得られると共に、開封時に迅速に
ガス抜きが行われて、内容物の吹出しやキャップの飛出
しの問題を解消するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、この課題を解決するため、 (イ) 頂板とスカートとの内側コーナ部に、容器口の上縁
から外周縁にわたる部分とぴったり係合すべき非変形性
の受座を設け、 (ロ) この受座に環状の溝を介して位置し且つ該受座の面
を通る容器口の面よりも微小間隔だけ内向きに突出する
ように少なくとも1個のシール用突起部を設け、 (ハ) キャップが容器口に締結されるとき、容器と受座と
が係合する位置を限度としてシール用突起部が圧縮変形
され、この圧縮変形に伴う圧力で密封が行われるように
する。
(作 用) 上記手段(イ) により、容器口とキャップとの係合と押圧
密封とが最も好都合に行われる。即ち、容器口の密封す
べき部分としては、その内周線、上線、外周線並びにそ
れらの間の各コーナ部があるが、容器口の上縁から外周
縁にわたる部分(以下単にコーナ部と呼ぶことがある)
では、容器とキャップとの打栓圧がシール面に平行であ
る係合に必要なズリ力と、シール面に垂直である密封に
必要な押圧力とに分力されるため、上記二作用が好都合
に発現されるのである。またキャップの内でも、頂板と
スカートとの内側コーナ部は機械的に最も強い部分であ
り、この部分に容器口コーナ部とぴったり係合する受座
を設けることにより、この受座は機械的に強固で変形を
受けにくいものとなっている。
上記手段(ロ) により、密封操作時におけるシール部の過
大な変形を防止しながら、微小な押圧変形で高い持続密
封圧が得られるようになる。即ち、前記(イ) の受座に溝
を介して受座の面よりも微小間隔だけ内向きに突出する
シール用突起部を設けたことにより、容器口コーナ部と
受座とがぴったり係合するに先立って、前記突起部が容
器口コーナ部と係合し、この突起部が押圧される。突起
部の側に位置する溝は突起部の圧縮変形を許容し、この
圧縮変形に伴なう圧力が前記手段(ハ) の通り密封圧とな
る。この突起部は受座に設けられているため、常に微小
間隔だけしか圧縮変形しない。そのため塑性変形しにく
く、経時変化に伴う密閉圧の低下が著しく小さく、密封
時は勿論のことリシール時にも密封圧が保証される。か
くして、本発明によれば優れた密封性能、特に耐圧密封
性及び、減圧密封性が得られる。また、容器口部とシー
ル用突起部とは微少な突起部の圧縮変形に伴う圧力のみ
で係合していることから、キャップの開栓を行うと、開
栓開始から徐々に圧力の解放が行われ、そのため、内容
物の吹出しやキャップ飛翔の問題も有効に解消されるこ
とになる。
(実施例) 本発明のプラスチックキャップの断面構造を示す第1図
において、このキャップ1はプラスチックで一体に成形
された頂板部2及びスカート部3から成り、両者の間に
コーナー部4がある。スカート部3の内周面には容器口
に締結するための雌ねじ5が設けられている。
本発明によれば、コーナー部に、容器口の上縁乃至外周
縁と実質上ぴったり係合する環状の受座6a,6bと、
これらの受座6a,6bから環状の溝7a,7bを介し
て環状のシール用突起部8を設ける。このシール用突起
部8は、受座6a,6bを含む面に対して、微小間隔d
だけ内向きに突出していることが特徴である。
プラスチックキャップと容器口部との係合状態を示す第
2図において、この容器口部10は、上縁11、コーナ
部12及び外周縁13を有しており、この下方にはキャ
ップ1の密栓及び開栓用の雄ねじ14が設けられてい
る。第1図及び第2図に示す具体例においては、受座6
aは容器口上縁11とぴったり係合するものであり、受
座6bは容器口外周縁13とぴったり係合するものであ
り、シール用突起部8は容器口コーナー部12と係合す
るものである。
本発明によれば、キャップの雌ねじ5容器口部の雄ねじ
14とを係合させ、キャップ1を旋回させて容器口部1
0にこれを締結させることにより、容器口コーナ部12
とシール用突起部8とが先ず係合し、この突起部8が押
圧される。突起部8の両側に位置する溝7a,7bは突
起部8の圧縮変形を許容し、突起部8の内、受座6a及
び6bを含む面から内方に突出した部分9の体積が溝7
a,7bに押し出された状態(この状態では受座6aと
容器口上縁11並びに受座6bと容器口が周縁13とが
実質上ぴったり係合している)で、密封が完了する。更
に突起部8は受座6a,6bがあるため、常に微小間隔
dだけしか圧縮変形しない。そのため塑性変形しにく
く、経時変化に伴う密封圧の低下が著しく小さく、密封
時は勿論のことリシール時にも密封圧が保証される。か
くして、本発明によれば優れた密封性能、特に耐圧密封
性及び、減圧密封性が得られる。また、容器口部とシー
ル用突起部とは微少な突起部の圧縮変形に伴う圧力のみ
で係合していることから、キャップの開栓を行うと、開
栓開始から徐々に圧力の解放が行われ、そのため、内容
物の吹出しやキャップ飛翔の問題も有効に解消されるこ
とになる。
本発明におけるシール用突起部8は、キャップ内方を上
方として見て、ほぼ台形状の断面形状を有することが、
持続密封圧の点で好ましく、また溝7a,7bは倒立台
形状の断面形状を有することが好ましい。また、内圧が
低い場合、或いは減圧密封の場合には小さい密封圧でも
密封能が保たれることから図3に示すごとき復元性の高
い形状でも良い。
即ち、第3図は、シール用突起部8として台形状断面形
状以外の断面形状の例を示すものであり、第3図Aは、
シール用突起部8が中空半円形状であって、クッション
性及び復元性に富んだものの例であり、第3図Bはシー
ル用突起部8が半円形状であって、台形形状に次いで高
シール力を有するものの例であり、第3図Cはシール用
突起部8が中空の富士山断面形状であって、クッション
性に優れたものの他の例であり、第3図Dはシール用突
起部8の上面8′が容器口部のシールすべき面と補完関
係にある表面を有するものの例である。これら何れの場
合にも、シール用突起部8は溝7a,7bを介して設け
られていることが特徴である。
シール用突起部8が受座6a,6bを含む面よりも突出
している寸法は微小寸法でよく、一般に3乃至2000
μm、特に10乃至500μmの範囲にあることが、持
続密封圧とベント性との組合せから望ましい。またシー
ル用突起部8の先端の巾寸法は、一般に2000μm以
下、特に5乃至500μmの範囲内にあるのがよい。更
に、台形状空起部8のテーパー角度(θ)は一般に−70
乃至70度、特に30乃至60度の範囲にあることが望
ましい。
シール用突起部8は、コーナ部4に対して、単一で設け
てもよいし、複数個で設けることもできる。単一のシー
ル用突起部8は、第1図及び第2図に示す通り、容器口
コーナ部12と係合するように設けるのが、容器口部に
寸法誤差がある場合にも口部との係合を確実に行える点
で最も好ましい。しかしながら、このシール用突起部8
を容器口上縁部11と係合するように設ける(減圧乃至
真空内容物の密封に特に適している)こともできるし、
この突起部8を容器外周縁13と係合するように設ける
(自生圧力を有する内容物の密封に特に適している)こ
ともできる。
複数個の環状シール用突起部を設けたプラスチックキャ
ップの例を示す第4図において、このキャップではコー
ナ部4に対して、容器口上縁11と係合する第一のシー
ル用突起部8a、容器口コーナ部12と係合する第二の
シール用突起部8b、及び容器口外周縁13と係合する
第三のシール用突起部8cの3種のシール用突起部が設
けられている。即ち、容器口上縁と係合する受座6aと
容器口コーナ部の上部と係合する受座6bとの間に、溝
7a,7bを介して第一の突起部8aが設けられ、容器
口コーナ部の上部と係合する受座6bと容器口コーナ部
の下部と係合する受座6cとの間に溝7c,7dを介し
て第二の突起部8bが設けられ、且つ容器口コーナ部の
下部と係合する受座6cと容器外周縁と係合する受座6
dとの間に溝7e,7fを介して第三の突起部8cが設
けられている。
これらの突起部8a,8b及び8cは、何れも受座6
a,6b,6c,6dを含む面に対して微小間隔だけ内
方に突出しており、これらの突出部分が圧縮変形され
て、必要な持続密封圧が得られるようになっている。こ
の具体例のキャップでは、キャップの成形時に3個の突
起部の何れか一つに傷が入り、或いは設定した容器口部
の密封すべき部分に偶発的に傷が入っていた場合にも、
確実な密封を行って、漏洩の発生を完全に防止すること
ができる。
本発明のプラスチックキャップにおいては、容器口部と
の間で密封が行われるコーナ部4を、頂板部2に対して
肉厚のものとすることにより、優れた耐圧密封力や減圧
密封力が得られることがわかった。一例として、キャッ
プを容器口部に対して78.4Kgf の押込力で密封した場
合、23Kgf の持続密封圧が生じるのが、内圧3.0Kgfで
頂板部2の上方への変形を許容することにより、持続密
封圧が40Kgf に増加することが認められた。同様に、
第4図のキャップの場合、第1のシール用突起部との間
で0.5Kgfの持続密封圧が得られるのが、1.0Kgf/cm2の減
圧下で頂板部の下向き変形を許容することにより、持続
密封圧が10Kgf に増加するのが認められた。一般に頂
板部の厚み(t1)が0.5 乃至3mmの範囲にあるのに対し
て、コーナ部の厚み(t2)はt2/t1の比が1乃至2、特に
1.3乃至1.7 の範囲となるようなものが好ましい。
本発明のプラスチックキャップは、種々のプラスチッ
ク、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレン
−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン1共重合体等
のオレフィン系樹脂;アクリロニトリル−スチレン−ブ
タジエン(ABS)樹脂;耐衝撃性スチレン樹脂;アク
リル樹脂;ナイロン系樹脂などの任意の樹脂から形成さ
れるが、密封性能及び成形性の点では高密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン系樹脂からなることが好ましい。
キャップの成形は、キャップ形状に対応する形状の金型
を使用し、上記樹脂の射出成形により容易に行うことが
できる。
本発明のキャップは、通常のスクリューキャップとして
用い得る他、スカート部の下端にそれ自体公知のピルフ
ァープルーフ機構を設け、ピルファープルーフキャップ
として用いることもできる。ピルファープルーフ機構
は、特に制限はないが、例えばスカート部の下端に、ミ
シン状切目を介して橋絡部を設け、この橋絡部に連なる
容器口アゴ部係合用の周状バンドを設けたものでもよ
い。
(発明の効果) 本発明によれば、シール用突起部を微小間隔だけ圧縮変
形させる構成を採用することにより、塑性変形が防止さ
れ、高い持続密封圧を得ることが可能となった。このキ
ャップを内圧容器の密封に用いることにより、優れた耐
圧密封性とベント性(ガス抜性)とが得られ、また減圧
容器に用いた場合にも優れた減圧密封性が得られる。
(実験例) 図5に示す様な、シール用突起1個を有する28mm口径
のプラスチックキャップ(試作キャップ1)、図6に示
す用なシール様突起3個を有する28mm口径のプラスチ
ックキャップ(試作キャップ2)、及び図7に示す様
な、28mm口径のボトル内径シールタイプ樹脂キャップ
(比較キャップ)を射出成形機により成形した。成形条
件は、MFR=5のHDPEを、成形樹脂温度220℃
で、成形機は大隈クラウスマッファイ社製OKM60/
210Aを使用した。
成形した各々のプラスチックキャップについて、以下に
示す耐圧試験、ベント性試験、及び耐減圧試験をおこな
った。
1.試験方法 1) 耐圧試験(厚生省告示20号試験) 28mm口径の1.5 Lの耐圧用PETボトルに、クエン酸
−重曹法により4vol 充填し、各々のキャップをアルコ
ア製1ヘッドキャッパーを用いて、トップロード40K
g、締めトルク15Kgfcm でキャッピングした後45℃
−2Hrの温水浸漬試験を行い、漏れの有無を観た。
2) ベント性試験 各々のキャップを1)と同条件でキャッピングした後、ボ
トル口部を切り取り、図8の様にセットし、徐々に開栓
し、窒素ガスが抜け始める角度(ベント角)を測定し
た。
3) 耐減圧試験 28mm口径の1.5 Lの耐圧用(口部結晶化)PETボト
ルに、85℃の温水を満量充填し、各々のキャップを
1)と同条件でキャッッピング後、水冷したサンプルを
40℃正立1週間、5℃正立1週間放置を2サイクル繰
り返した時のバキュームブレイクの有無を見た。
2.結 果 耐圧試験、ベント性試験、耐減圧試験の結果を表1〜3
に示した。
実施例2、 前記実施例で用いたHDPE(高密度ポリエチレン)か
ら、次の2種のプラスチックキャップを製造し、シール
ブレイク装置を用いて持続密封圧を測定した。
・キャップA(シール用突起部のみ) キャップ内面に高さ0.15mm、頂面巾0.15mm、底面巾0.45
mmの台形状突起部を、中心部の径が32mmとなるように
環状に設けた。
・キャップB(受座、溝、突起部の組合せ) キャップ内面にキャップAと同様の台形状の突起部を中
心部の径が32mmとなるように形成するが、突起部が受
座より0.045mm 内方に突出すると共に、受座と突起部と
の間に深さ0.105mm の溝が存在するようにした。
前記装置により、測定用口部とキャップとの間に漏洩測
定用空気を内圧3Kgf/cm2となるように印加すると共
に、測定用口部とキャップとの間に下表4のウエイト
(初期荷重)を加え、ウエイトを減らしていき、シール
がブレークするときの荷重を測定した。結果を表4に示
す。
表 4 シールブレーク荷重(Kg) 初期荷重 キャップA キャップB 25 20 7 20 20 5 上記の結果から次のことが明白である。シール用突起部
のみから成るキャップAでは、密封圧が初期の25Kgか
ら若干下の20Kgに低下したとたんに、また密封圧が初
期の20Kgの場合にはこれより圧が少しでも低下すると
直ちに漏洩を生じる。これに対して、本願発明に従い受
座、溝及び突起部の組合せを設けたキャップでは、密封
圧が初期の25Kgから7Kgに低下する迄、また密封圧が
初期の20Kgから5Kgに低下する迄密封が維持される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のプラスチックキャップの一例を示す断
面図であり、 第2図は第1図のキャップと容器口部との締結密封状態
を示す断面図であり、 第3図はキャップのシール用突起部の種々の形状の数例
を示す拡大断面図であり、 第4図は本発明のプラスチックキャップの他の例を示す
断面図であり、 第5図及び第6図は夫々実施例で用いた試作キャップ1
及び試作キャップ2の断面図であり、 第7図は実施例で用いた比較キャップの断面図であり、 第8図は実施例でベント性試験に用いたベント角測定装
置の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−134854(JP,A) 実開 昭59−115753(JP,U) 特公 昭57−22825(JP,B1)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂板及び頂板の周縁から垂下するスカート
    をプラスチックで一体に成形して成り、該スカートの内
    周面に容器へのネジ等の締結用係合部を設けたプラスチ
    ックキャップにおいて、 該頂板とスカートの内側コーナ部に、容器口の上縁から
    外周縁にわたる部分とぴったり係合すべき非変形性の環
    状の受座と、この受座に環状の溝を介して位置し且つ該
    受座の面を通る容器口の面よりも微小間隔だけ突出する
    ように少なくとも1個のシール用突起部とを設け、該キ
    ャップが容器口に締結されるとき容器口と受座とが係合
    する位置を限定としてシール用突起部が圧縮変形され、
    シール用突起部のこの圧縮変形に伴う圧力で密封が行わ
    れることを特徴とするプラスチックキャップ。
  2. 【請求項2】シール用突起部がほぼ台形状を有し且つ溝
    が倒立台形状の断面形状を有する特許請求の範囲1項記
    載のプラスチックキャップ。
  3. 【請求項3】シール用突起部が容器口上縁と係合する第
    一のシール用突起部、容器口コーナ部と係合する第二の
    シール用突起部及び容器口外周縁と係合する第三のシー
    ル用突起部からなる特許請求の範囲第1項記載のプラス
    チックキャップ。
  4. 【請求項4】キャップの頂板部に比してキャップのコー
    ナ部が厚肉化されている特許請求の範囲第1項記載のプ
    ラスチックキャップ。
  5. 【請求項5】プラスチックがオレフィン系樹脂からなる
    特許請求の範囲第1項記載のプラスチックキャップ。
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