JPH0632867U - 浮玉式制御バルブ - Google Patents

浮玉式制御バルブ

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JPH0632867U
JPH0632867U JP036793U JP3679392U JPH0632867U JP H0632867 U JPH0632867 U JP H0632867U JP 036793 U JP036793 U JP 036793U JP 3679392 U JP3679392 U JP 3679392U JP H0632867 U JPH0632867 U JP H0632867U
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valve
floating ball
water
water inlet
water supply
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JP036793U
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文 俊 江
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江 文俊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、部品が摩り減りにくく、有効か
つ迅速に給水止水の作用をして、給水量を短時間に大き
く変化させ、給水の流入速度が速く給水量も比較的多い
浮玉式制御バルブを提供する。 【構成】 メイン浮玉の上下動によって給水バルブの開
閉を行う浮玉式制御バルブにおいて、メイン浮玉40
は、タンク内の水位の変化に応じて浮沈するように弁箱
30に枢支され、弁箱30は、一端に入水口39が設け
られ他端は封止され側壁面には出水口32が設けられ、
入水口39と出水口32との間に給水口を有する仕切板
が設けられ、弁箱30には、浮上時にはメイン浮玉40
と関係なく、沈降時にはメイン浮玉40の重さによって
弁箱30の入水口39方向に押し込まれるように可動自
在に動く弁棒61が弁箱30の長手方向に設けられ、給
水口の開閉を行う弁板が、給水口の入水口39側の近傍
において弁棒61に周設されていることを特徴とした、
浮玉式制御バルブである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は浮玉式制御バルブに関し、特にたとえば、水の静圧と動圧とを利用 して有効にバルブを開閉し、各部品の摩り減りを防止することができる、浮玉式 制御バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、浮玉式制御バルブはタンク内に取り付けられて、タンク内の水深を所 定の水位に制御するものである。なお、この明細書においてタンクとは水タンク あるいは貯水池等の水を貯蔵するための容器、槽や設備のことをいう。現在、周 知の浮玉式バルブの構造例を図8に示し、それに基づいて説明する。中空分岐管 状の弁箱10の一端は給水管20に連接され、前記弁箱10の他端内には中空の 滑動弁11がすべり移動自在に内設される。また、前記弁箱10の下向きに延伸 している第三の分岐端には出水口12が設けられる。前記滑動弁11の前記給水 管20開口端と対応する端面には密封シート13が装着される。また、前記滑動 弁11周壁には通し孔14が開設される。前記弁箱10の前記通し孔14と対応 する箇所には図示下向きに枢支持板15が設けられ、前記枢支持板15には揺動 アーム16が回動自在に装着される。前記揺動アーム16の一端は、前記通し孔 14内に挿入されて押動部17を形成し、さらに前記揺動アーム16の他端には 連接桿21が装着され、前記連接桿21他端には浮玉22が装着される。
【0003】 次に、前記周知の浮玉式制御バルブの作用について説明する。タンクの水量が 減って、水位が低下すると、浮玉22は水位の低下にともなってだんだんと下降 し、連接桿21を連動する。さらに、連接桿21に連動して揺動アーム16上端 の押動部17は図示右側に滑動弁11内端面を押してその滑動弁11を図示右側 に移動させ、給水管20の開口端を密封していた前記滑動弁11の左端の密封シ ート13が前記給水管20開口端から離れる。その結果、前記給水管20の開口 端が開放され、水が前記給水管20を経て、弁箱10底面の出水口12からタン ク内に流入して補給されることとなる。
【0004】 つづいて、水位が上昇すると、浮玉22は水位にともなって上昇し、連接桿2 1を連動する。さらに、連接桿21に連動して揺動アーム16上端の押動部17 は図示左側に移動し、かつ滑動弁11の通し孔14左縁を押して、前記滑動弁1 1が密封シート13と図示左側に一体となって移動し、給水管20開口端を密封 して給水を止める。しかしながら、従来の浮玉式制御バルブには、給水を制御す ることまたは止めることについて、なおも下記のような問題点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来の浮玉式制御バルブの密封シートは、滑動弁の移動にともなって徐々に給 水管の開口端を密封するものであり、給水管の開口端がいまだ完全に密封されて いないときには、給水管からはなおも水が流入してくる。その結果、浮玉は、給 水の流入によって生じるタンク内の水面の波動によって上下に浮動するので、揺 動アームと枢支点が磨耗しやすい。また密封シートが給水管の開口端を密封する 際には、浮玉の上下浮動が密封シートの左右揺動をうながし、給水管の開口端と 密封シートとがこすれあって密封シートが摩り減りやすい。
【0006】 また、密封シートが給水管を密封する方向は給水の流入する方向と逆であるた め、密封シートが給水管を密封する力は給水の圧力よりも大きくなければならな い。そのため、給水管の開口端の密封が不確実であり、浮玉と連接桿,および、 連接桿と揺動アームの各連接箇所の部品が摩り減りやすい。
【0007】 さらに、給水の中に多少のゴミや砂利,小石などが混ざることは免れず、密封 シートが徐々に給水管の開口端を閉鎖する際に、密封シートがゴミによって磨耗 しやすい。その結果、給水管の開口端を完全に密封することができなくなり、つ いには、持続的に水漏れするようになり、タンクから水があふれだして水資源を 浪費する。
【0008】 前記のような数々の原因から、密封シート,連接桿,揺動アーム,およびそれ らの枢支点が摩り減りしやすく、前記給水管の開口端を封着する密封シートの位 置が一定しなくなり、有効に給水の流入を遮断する機能を全うさせることができ なくなる。
【0009】 また、従来の密封シートは徐々に給水管の開口を開放するものであるため、タ ンク内へ給水の流入する速度が遅く、かつ給水量も比較的少ない。
【0010】 それゆえに、この考案の主たる目的は、部品が摩り減りにくく、有効かつ迅速 に給水,止水の作用をして、給水量を短時間に大きく変化させ、給水の流入速度 が速く給水量も比較的多い浮玉式制御バルブを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案は、メイン浮玉の上下動によって給水バルブの開閉を行う浮玉式制御 バルブにおいて、メイン浮玉は、タンク内の水位の変化に応じて浮沈するように 弁箱に枢支され、前記弁箱は、一端に入水口が設けられ他端は封止され側壁面に は出水口が設けられて、前記入水口と前記出水口との間に給水口を有する仕切板 が設けられ、前記弁箱には、浮上時には前記メイン浮玉と関係なく、沈降時には 前記メイン浮玉の重さによって前記メイン浮玉の浮沈に連動して前記弁箱の入水 口方向に押し込まれるように可動自在に動く弁棒が弁箱の長手方向に設けられ、 前記給水口の開閉を行う弁板が、前記給水口の入水口側の近傍において前記弁棒 に周設されていることを特徴とした、浮玉式制御バルブである。
【0012】 また、弁箱は、開口部を有する筒状体であり、その一方の開口部は入水口とな り、他方の開口部は封止され、前記筒状体壁面には出水口が設けられ、入水口と 出水口との間の前記筒状体内部には仕切板が設けられ、かつその仕切板中央部に は給水口が設けられて、前記出水口と前記給水口と前記入水口とはそれぞれ相通 じており、前記弁箱内部には制御手段が形成され、前記制御手段は弁棒,揺動肘 片腕,係止片,ばねによって形成され、前記弁棒は、その一端を前記給水口に挿 入されて、他端を弁箱の封止された端から外側に伸出され、かつ前記弁棒周縁に は複数の係着窪みおよび前記給水口の前記入水口側に弁板が設けられ、その弁板 の前記給水口と対向する面にはバルブシートが装着され、ならびに前記揺動肘片 腕は、その一端を前記弁箱内部に挿入され、前記弁棒軸心と直交する向きに回動 自在に枢着され、他端は前記弁箱壁面に設けられた溝孔を通って前記弁箱外側に 伸出し、さらに前記係止片は前記弁箱内に設けられて、一端を前記係着窪みに係 着され、他端は前記揺動肘片腕に連結されるとともに、前記ばねは、前記係止片 に巻装され、前記係止片を前記係着窪みの方向へ付勢して前記弁箱に対して固定 されており、メイン浮玉は、前記弁箱外壁に枢支されたロッカーアームに連接さ れ、サブ浮玉は、弁箱外側に伸出された前記揺動肘片腕に連接されるように設け てもよい。
【0013】 さらに、前記ロッカーアームが前記メイン浮玉に連結ロッドを介して連接され 、前記ロッカーアームは、前記メイン浮玉上昇時には前記弁棒に対して働かず、 前記メイン浮玉下降時には前記弁棒の一端を前記弁箱の入水口方向に押し込むこ とで、給水バルブを開放するように、前記弁箱の外周壁に設けられたブラケット に枢着されるように設けてもよい。
【0014】 また、前記弁箱内部の前記出水口と前記封止端との間に、前記弁棒の前記出水 口側を支承するとともに給水の流れを遮断するダンパが設けられ、前記弁箱内部 の前記仕切板と前記入水口との間に前記弁棒の前記入水口側を支承する支持板が 設けられてもよい。
【0015】 前記弁棒周縁に形成された前記係着窪みは、前記サブ浮玉の上下浮動によって 前記係止片を連動させ、前記弁箱の筒状体構造の前後軸方向への前記弁棒の動き を前記入水口方向のみに制動するようラチェット状に形成されるとより好ましい 。
【0016】 さらに、前記弁棒に周設された前記弁板と前記支持板との間において前記弁棒 にスプリングが巻装され、その一端は前記弁板を前記給水口方向に付勢して前記 弁板に当接され、他端は前記弁箱に対して固定され設けられるとより好ましい。
【0017】
【作用】
前記弁箱はタンク内に設けられ、前記入水口は外部の公共の水道管などと接続 される。タンク内が満水位の時には、前記メイン浮玉は浮上する。前記メイン浮 玉の浮上とともに前記弁棒に対する押圧が解消する。メイン浮玉による制動が解 除された前記弁棒は、水の動圧作用と静圧作用によって前記弁板を前記給水口に 密着して給水を止める。
【0018】 つぎに、水位が低下し始めると、前記メイン浮玉は水位にともなって下降し続 ける。そうすると、前記メイン浮玉はその内部に適当量の水を格納しているので 、前記メイン浮玉の全体重量が水の浮力より大きくなり、かつ前記弁棒の前記弁 板に対する給水の静圧に打ち勝って、前記メイン浮玉は前記弁棒に対して押圧を かけることとなる。その結果、前記弁板は前記給水口から離脱し、前記給水口が 開放されるとともに、給水された水が前記弁板と前記仕切板との間隙から流入し て動圧を生じ、その動圧によって前記弁板に対する押圧力が生じる。この時、前 記弁棒は持続して前記メイン浮玉によって前記弁箱の入水口方向へ押しこまれて いるので、前記弁板は給水の動圧および前記メイン浮玉の押圧によって瞬間的に 移動し、前記給水口が瞬間的に開放され、水が前記入水口から前記給水口を経て 前記弁箱壁面の前記出水口からタンク内に流入する。
【0019】 つづいて、タンク内の水位がだんだんと上昇すると、まず前記メイン浮玉が水 位の上昇にともなって上昇するとともに前記弁棒に対する押圧が解消する。同時 に、前記弁棒の前記弁板が給水の動圧によって押されて前記給水口方向へ移動し 、前記弁板は前記給水口に密着して給水を停止する。給水が停止されると、前記 弁板は水の静圧作用によって前記給水口を密封する。このとき、水圧の方向と前 記弁板の密封する方向は同じなので有効に密封の効果が発揮される。
【0020】 また、ロッカーアームは、前記メイン浮玉上昇時には弁棒に対して作用せず、 前記メイン浮玉下降時には弁棒の一端を弁箱の入水口方向に押し込み、給水バル ブを開放する。
【0021】 さらに、ダンパおよび支持板は弁箱内部の弁棒を支持し、その動作を確実なも のにするとともに、弁箱内部での給水の流れの経路を制御する。
【0022】 ラチェット状の係着窪みは、サブ浮玉と連動する係止片によって、弁箱の筒状 体構造の前後軸方向への弁棒の動きを一方向に制動する。
【0023】 さらに、スプリングは、給水停止時すなわちメイン浮玉とサブ浮玉とが浮上し たときに、当接している前記弁板を給水口の方向に付勢する。
【0024】
【考案の効果】
この考案によれば、弁板は給水時の水の動圧によって速やかに給水口を密封す るので、従来からの浮玉式制御バルブのように給水口を緩慢に閉鎖して砂利や小 石などのゴミをはさんでしまったり、あるいは弁板が磨耗したりして、密封効果 が低下したり、各枢支点や連接箇所の部品が摩り減るというようなことが比較的 起こらない。また、給水時には、メイン浮玉内部に適当量の水が格納されている ので、メイン浮玉の重量が給水の静圧に打ち勝ち、メイン浮玉は弁棒を押して弁 板を入水口方向へ移動させ、給水口が開放されて給水状態となる。そして、止水 時には、メイン浮玉は浮上して弁棒から離れ、メイン浮玉の重量は弁棒に伝わら ず、給水の静圧によって弁板が給水口に密着することによって給水が停止される ので、有効かつ迅速に給水、止水の作用をする。さらに、給水口は瞬間的に完全 に開放されるので、給水速度が迅速になり、単位時間あたりの給水量が大きくな る。
【0025】 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0026】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例を示す斜視図である。図2はこの実施例の断面図で ある。弁箱30の蓋状部材31によって封止された端の外周壁上側にはブラケッ ト36が設けられ、ブラケット36にはロッカーアーム37が枢支点65におい て回動自在に枢着され、かつロッカーアーム37には連結ロッド41を介してメ イン浮玉40が連接される。メイン浮玉40は中空の球体であり、その中空の内 部には適当量の水、たとえば浮玉内容積の約四分の三、の水が格納される。 弁箱30は中空な円筒体であり、その一端は入水口39となり、他端は蓋状部 材31により封止される。蓋状部材31の中央には弁棒61を水密状に支承する ための孔が開設される。弁箱30の水平面に平行な壁面には図示のように出水口 32が開設される。仕切板34は弁箱30内部の出水口32と入水口39との間 に設けられ、仕切板34中央部には給水口341が開設され、その給水口341 においては弁棒61を支承するために、例えば図4に示したように、把持リング 66が仕切板34との間に架設された架装柱67によって架装される。
【0027】 弁箱30内部にはダンパ33、支持板35がそれぞれ設けられる。ダンパ33 は蓋状部材31と出水口32との間に設けられ、支持板35は仕切板34と入水 口39との間に設けられる。ダンパ33の中央には弁棒61を水密状に支承する ための孔が開設される。また、支持板35の中央には進水口351が開設され、 その進水口351においては弁棒61を支承するために、例えば図4に示したよ うに、把持リング66が支持板35との間に架設された架装柱67によって架装 される。
【0028】 弁棒61は弁箱30内のダンパ33および支持板35のそれぞれ中央に挿入さ れて弁箱30の長手方向へ可動自在に設けられ、さらに仕切板34の給水口34 1を通って、蓋状部材31を貫いて外側に適当な長さ伸出される。なお、弁棒6 1は、ダンパ33と蓋状部材31とにおいてはそれぞれの中央の孔において水密 状に支承され、また仕切板34と支持板35とにおいては、それぞれの中央部に 設けられた給水口341あるいは進水口351において、例えば図4に示すよう に、架装柱67によって架装された把持リング66によって支承される。給水口 341の開閉を行う弁板612は、給水口341の入水口側の近傍において弁棒 61に周設される。弁板612の給水口341と対向する側において給水口34 1より大きな形状、例えばより大きな直径の円板状、のバルブシ−ト613が給 水口341を閉鎖するために貼着される。
【0029】 さらに、図2のA−A断面図である図3と、図1のB−B断面図である図5と を参照して、弁板612が給水口341を有効かつ確実に開閉するために形成さ れた制御手段60を以下説明する。 制御手段60は、主として弁棒61,揺動肘片腕62,係止片63,および、 ばね64によって形成される。弁棒61の外周壁には適当な長さにわたり複数の 係着窪み611がラチェット状に設けられている。揺動肘片腕62は略L字形で 、その湾曲部において連結ピン621により蓋状部材31内側面に回動自在に枢 着されており、その一端には係止片を鈎着するための孔が穿設され、他端は弁箱 30周壁の溝孔38を通じて弁箱30の外側に伸出され揺動肘51と連結され、 揺動肘51はサブ浮玉50と連結されている。
【0030】 図5に示したように、係止片63は、蓋状部材31内側面に設けられた座体3 11に内装され、その一端は弁棒61の係着窪み611と互いに係合するように 形成され、他端は座体311より伸出されて先端に形成された鈎状の曲折で前記 揺動肘片腕62の穿設された孔に鈎着される。図3に示したように、ばね64は 座体311内に設けられ、その一端が係止片63に当接され、その他端が座体3 11内端面に当接されて、係止片63を、常時は弁棒61に設けられた係着窪み 611の方へと付勢している。
【0031】 図7は、前記実施例の変形例を示す図であり、弁棒にスプリングを装着した使 用状態を示す。給水の動圧が小さすぎてバルブシート613を押して給水口34 1を密封できない場合、その弁板612と支持板35との間に位置する弁棒61 にスプリング615を巻装しても良い。スプリング615一端を弁板612に当 接させ、他端を支持板35に当接させると、スプリング615の弾性回復力はバ ルブシート613に対する給水の押圧力を助力して、給水口341は確実に密封 される。
【0032】 つぎに、図1,図3,図5,および作動状態を示す断面図である図6を同時に 参照し作動状態を説明する。まず、タンク内が満水位のときには、弁棒61のバ ルブシート613は給水口341を密封し、複数の係着窪み611を備えた弁棒 61の一端は蓋状部材31外側に伸出する。このとき、メイン浮玉40はほぼそ の上半体を水面に露出して浮揚し、ロッカーアーム37下端側縁と弁棒61との 間は図2に示すように適当な距離を保持する。また、サブ浮玉50は水の浮力に より揺動肘片腕62を溝孔38上縁に当接するまで、図3の実線で示すように斜 め上向きに持ち上げて、係止片63が弁棒61の係着窪み611に係着しないよ うにしている。
【0033】 一方、水位が下降すると、メイン浮玉40とサブ浮玉50はともに水位にした がって下降していき、サブ浮玉50は揺動肘片腕62が上記溝孔38下縁に当接 すると下降を停止する。このとき、係止片63はばね64の弾力により弁棒61 向きに弾き出されて図3の仮想線が示すようにラチェット状の係着窪み611に 係着する。しかし、メイン浮玉40はその内部に水を格納しているので水位の下 降にしたがって継続して下降しつづけ、メイン浮玉40の全体重量が水の浮力よ り大きくなりかつ給水の静圧に打ち勝つと、メイン浮玉40はロッカーアーム3 7を介して弁棒61を押し、バルブシート613を給水口341から離脱させ給 水口を開放する。その結果、給水がその動圧によりバルブシート613と仕切板 34との間隙から流入して、バルブシート613に対して押圧力を生じる。また 、弁棒61は持続してメイン浮玉40のロッカーアーム37に押されている。よ って、弁板612とバルブシート613とは給水の動圧およびメイン浮玉40の 押圧によって瞬間的に移動して、弁棒61が図示左側の入水口39方向に移動す ることとなる。なお、弁棒61の係着窪み611はラチェット状であり入水口3 9方向にしか動かないように形成されているので、係止片63との係着関係によ って弁棒61の移動が影響されることはない。そして、弁棒61が入水口39方 向へ移動すると同時に、給水口341を密封するために弁棒61に周設された弁 板612に装着されたバルブシート613も従動し、図6に示したように、給水 口341が瞬間に開放状態となり、給水が入水口39から進水口351を経て、 さらに給水口341を経て弁箱30底端面の出水口32よりタンク内に流入して 補給される。
【0034】 図6を参照しさらに作動状態を説明する。タンク内の水位がだんだんと上昇し てくると、まず、メイン浮玉40が水位の上昇にしたがって上昇し、同時にロッ カーアーム37が連結ロッド41に連動して弁棒61端縁から離れる。続いて、 水面がサブ浮玉50に接触し、その浮力によりサブ浮玉50を浮揚させるととも に、揺動肘片腕62が揺動肘51に連動して連結ピン621を軸心として上向き に回動し、かつ係止片63をたぐり上げて係着窪み611との係合が解消する。 それと同時に弁棒61の弁板612が給水時の動圧に押圧されて図示右側の給水 口341方向に移動し、バルブシート613が給水口341を密封して給水を停 止する。すなわち、図2に示す状態に復帰する。バルブシート613が給水口3 41を密封した後は、水の静圧作用(弁板612に対する作用)はバルブシート 613を給水口341に密着させ、有効に密封の効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の浮玉式制御バルブの斜視図である。
【図2】図1の実施例の断面図である。
【図3】図2の線A−Aにおける断面図である。
【図4】図1の実施例の入水口39から見た断面図であ
る。
【図5】図1の線B−Bにおける断面図である。
【図6】図1の実施例の作動状態図である。
【図7】図1の実施例において弁棒にスプリングを巻装
した斜視図である。
【図8】従来品の断面図である。
【符号の説明】
30 弁箱 31 蓋状部材 32 出水口 33 ダンパ 34 仕切板 341 給水口 35 支持板 351 進水口 36 ブラケット 37 ロッカーアーム 38 溝孔 39 入水口 40 メイン浮玉 41 連結ロッド 50 サブ浮玉 51 揺動肘 60 制御手段 61 弁棒 611 係着窪み 612 弁板 613 バルブシート 615 スプリング 62 揺動肘片腕 63 係止片 64 ばね 65 枢着点 66 把持リング 67 架装柱

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メイン浮玉の上下動によって給水バルブ
    の開閉を行う浮玉式制御バルブにおいて、 メイン浮玉は、タンク内の水位の変化に応じて浮沈する
    ように弁箱に枢支され、 前記弁箱は、一端に入水口が設けられ他端は封止され側
    壁面に出水口が設けられ、前記入水口と前記出水口との
    間に給水口を有する仕切板が設けられ、 前記弁箱には、浮上時には前記メイン浮玉と関係なく、
    かつ沈降時には前記メイン浮玉の重さによって前記メイ
    ン浮玉の浮沈に連動して前記弁箱の入水口方向に押し込
    まれるように可動自在に弁棒が弁箱の長手方向に設けら
    れ、 前記給水口の開閉を行う弁板が、前記給水口の入水口側
    の近傍において前記弁棒に周設されていることを特徴と
    した、浮玉式制御バルブ。
  2. 【請求項2】 弁箱は、開口部を有する筒状体であり、
    その一方の開口部は入水口となり、他方の開口部は封止
    され、前記筒状体壁面には出水口が設けられ、入水口と
    出水口との間の前記筒状体内部には仕切板が設けられ、
    かつその仕切板中央部には給水口が設けられて、前記出
    水口と前記給水口と前記入水口とはそれぞれ相通じてお
    り、 前記弁箱内部には制御手段が形成され、前記制御手段は
    弁棒,揺動肘片腕,係止片,ばねによって形成され、前
    記弁棒は、その一端が前記給水口に挿入され、他端が弁
    箱の封止された端から外側に伸出され、かつ前記弁棒周
    縁には複数の係着窪みおよび前記給水口の前記入水口側
    に弁板が設けられ、その弁板の前記給水口と対向する面
    にはバルブシートが装着され、ならびに前記揺動肘片腕
    は、その一端が前記弁箱内部に挿入され、前記弁棒軸心
    と直交する向きに回動自在に枢着され、他端が前記弁箱
    壁面に設けられた溝孔を通って前記弁箱外側に伸出さ
    れ、さらに前記係止片は前記弁箱内に設けられて、その
    一端が前記係着窪みに係着され、その他端は前記揺動肘
    片腕に連結されるとともに、前記ばねは、前記係止片に
    巻装され、前記係止片を前記係着窪みの方向へ付勢して
    前記弁箱に対して固定されており、 メイン浮玉は、前記弁箱外壁に回動自在に枢支されたロ
    ッカーアームに連接され、 サブ浮玉は、弁箱外側に伸出された前記揺動肘片腕に連
    接される、請求項1記載の浮玉式制御バルブ。
  3. 【請求項3】 前記ロッカーアームが前記メイン浮玉に
    連結ロッドを介して連接され、前記ロッカーアームは、
    前記メイン浮玉上昇時には前記弁棒に対して働かず、前
    記メイン浮玉下降時には前記弁棒の一端を前記弁箱の入
    水口方向に押し込むことで、給水バルブを開放するよう
    に、前記弁箱の外周壁に設けられたブラケットに枢着さ
    れた、請求項2記載の浮玉式制御バルブ。
  4. 【請求項4】 前記弁箱内部の出水口と前記封止端との
    間に、前記弁棒の前記出水口側を支承するとともに給水
    の流れを遮断するダンパが設けられ、前記弁箱内部の前
    記仕切板と前記入水口との間に前記弁棒の前記入水口側
    を支承する支持板が設けられた、請求項2記載の浮玉式
    制御バルブ。
  5. 【請求項5】 前記弁棒周縁に形成された前記係着窪み
    は、前記サブ浮玉の上下浮動によって前記係止片を連動
    させ、前記弁箱の筒状体構造の前後軸方向への前記弁棒
    の動きを前記入水口方向のみに制動するようラチェット
    状に形成される、請求項2記載の浮玉式制御バルブ。
  6. 【請求項6】 前記弁棒に周設された前記弁板と前記支
    持板との間において前記弁棒にスプリングが巻装され、
    その一端は前記弁板を前記給水口方向に付勢して前記弁
    板に当接され、他端は前記弁箱に対して固定された、請
    求項2記載の浮玉式制御バルブ。
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