JPH06328294A - 鋼帯の突き合わせ溶接接続法 - Google Patents

鋼帯の突き合わせ溶接接続法

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Publication number
JPH06328294A
JPH06328294A JP11962693A JP11962693A JPH06328294A JP H06328294 A JPH06328294 A JP H06328294A JP 11962693 A JP11962693 A JP 11962693A JP 11962693 A JP11962693 A JP 11962693A JP H06328294 A JPH06328294 A JP H06328294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel strip
butt
strip
tail end
shear
Prior art date
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Pending
Application number
JP11962693A
Other languages
English (en)
Inventor
Shungo Tanaka
俊吾 田中
Yukihiko Uchiyama
幸彦 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH06328294A publication Critical patent/JPH06328294A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 先行鋼帯の蛇行を防止して、先行鋼帯の尾端
と後行鋼帯の先端とをくの字状の曲がりのない正常な溶
接接続を達成する。 【構成】 先行鋼帯Aの最終端部をペイオフリール4A
に残して張力を入れたままで鋼帯Aをクランプ1により
保持した後、シャー3により切断して先行鋼帯Aの突き
合わせ尾端を形成し、切り離された残部をペイオフリー
ル4Aに巻き込んで整理する。別のペイオフリール4B
から巻き戻した後行鋼帯Bをシャー3のところまで通板
してクランプ2により保持した後、シャー3によりカッ
トして後行鋼帯の突き合わせ尾端を形成し、前記張力を
入れたままの蛇行のない先行鋼帯Aの尾端と後行鋼帯B
の先端とを突き合わせ溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続焼鈍炉などの連続
処理ラインにおける先行鋼帯の尾端と後行鋼帯の先端と
を突き合わせ溶接により接続する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】圧延された二つ以上の鋼帯を直列に溶接
接続して鋼帯を連続処理することが行われているが、こ
の二つ以上の鋼帯を溶接接続する際に先行する鋼帯の尾
端と後行する鋼帯の先端との中心を位置合わせして切断
し、そのまま突き合わせ溶接により接続しているが、鋼
帯の突き合わせ端の位置合わせ、シャーカットおよび溶
接時に鋼帯の蛇行やキャンバー等により、図2の(a)
に示すように先行鋼帯Aの尾端部が蛇行し後行鋼帯Bの
先端と“く”の字状に突き合わされ、正常な溶接による
接続を妨げていた。
【0003】このように先行鋼帯の尾端部が蛇行するの
は、ペイオフリールから完全に巻き戻された状態で尾端
部をシャーによりカットしていたため先行鋼帯の尾端部
はフリーな状態にあるので蛇行し易いからである。この
ため別のペイオフリールから巻き戻された後行鋼帯の先
端部をカットして両者を突き合わせ溶接する際に中心ず
れを生じ易く、正常な突き合わせ溶接を行うことが非常
に困難にしていたのである。
【0004】このような鋼帯の蛇行を防止するため、一
般に連続処理ラインではサイドガイドを用いて鋼帯をセ
ンタリングする方法が行われている。鋼帯巻き取り時を
対象にしたものとしては、たとえば特開昭61−253120号
公報に、鋼帯の偏心量を測定し、鋼帯のセンタにサイド
ガイドセンタを一致させてセンタリングを行う方法が開
示されている。また鋼帯のサイドトリミング時では、特
開昭61−30313 号公報にサイドガイドを運動させて鋼帯
の通板蛇行を防止する方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな従来方法では、鋼帯の板厚が 1.0m/m以下の薄板
の場合サイドガイドによるセンタリングでは板エッジを
傷つけたり、曲がりによりセンタリング十分に行えない
ため、“く”の字状溶接となり蛇行や破断を引き起こす
という問題があった。
【0006】本発明では、前記従来技術の問題点を解決
することができ、とくに 1.0m/m以下の薄鋼帯におい
てサイドガイドを用いなくても“く”の字状突き合わせ
溶接を防止することができる鋼帯の突き合わせ溶接接続
法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、連続処理ラインを先行する鋼帯の尾端と後
行する鋼帯の先端とを突き合わせ溶接により接続する方
法において、先行する鋼帯の最終端部をペイオフリール
に残して張力を入れたままで溶接機内で鋼帯をクランプ
した後、シャーによりカットを行って先行鋼帯の突き合
わせ尾端を形成し、切り離された残部を前記ペイオフリ
ールに巻き込んで整理し、その後、別のペイオフリール
から巻き戻した後行する鋼帯の先端部を溶接機内に通板
して当該鋼帯をクランプした後、シャーによりカットを
行って後行鋼帯の突き合わせ尾端を形成し、前記張力を
入れたままの先行鋼帯の突き合わせ尾端と、後行鋼帯の
突き合わせ尾端とを突き合わせ溶接により接続すること
を特徴とする鋼帯の突き合わせ溶接接続法である。
【0008】
【作用】本発明によれば先行する鋼帯の最終端部をペイ
オフリールに残して張力を入れたまま溶接機内で鋼帯を
シャーによりカットし、その後後行鋼帯の先端部を通
板、シャーによりカット後に突き合わせ溶接することに
より“く”の字状溶接を防止するようにしたため連続処
理ライン内での鋼帯の蛇行や破断を防止し、安定した操
業を行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明を実施するに適した設備概要を示す
側面図である。図1において1は先行鋼帯Aの尾端部保
持用クランプ、2は後行鋼帯Bの先端部保持用クラン
プ、3は溶接機(図示せず)内のシャー、4A、4Bは
ペイオフリールである。
【0010】連続処理ラインの操業中にペイオフリール
4A内に先行鋼帯Aの最終端部量が少なくなった段階で
ラインを停止し、張力を入れたままでクランプ1により
鋼帯Aを保持した後、シャー3によりカットして先行鋼
帯Aの突き合わせ尾端を形成する。切り離された鋼帯A
の残部はペイオフリール4Aに捲き込んで整理する。そ
の後、ペイオフリール4Bより後行する鋼帯Bを巻き戻
して先端部を溶接機内のシャー3まで通板し、クランプ
2により鋼帯Bを保持した後、シャー3により鋼帯Bの
先端部をカットして後行鋼帯Bの突き合わせ先端を形成
する。
【0011】引き続き張力を入れたままの先行鋼帯Aの
突き合わせ尾端と後行鋼帯Bの突き合わせ先端とを突き
合わせた後、溶接機により溶接して先行鋼帯Aと後行鋼
帯Bとを接続する。前述のように本発明では、先行鋼帯
Aを張力を入れたままクランプ1により保持した後、シ
ャー3によりカットするのでサイドガイドを用いなくて
も鋼帯Aは蛇行のない長手方向に垂直な位置に保持され
ている。このようにセンタリングの良好な位置に保持さ
れた先行鋼帯Aに、ペイオフリール4Bから巻き戻した
後行鋼帯Bを図2の(b)に示すように曲がりのない正
常な溶接を行うことができるので1mm以下の鋼帯の突き
合わせ溶接にとくに好適である。
【0012】図3は本発明の実施前および実施後の蛇行
量を示し、また図4は本発明の実施前および実施後の耳
かじり発生率と破断発生率を示している。図3に示すよ
うに本発明の実施後は、実施前に比較して鋼帯の蛇行量
(m/m)が低減できることが分かる。このような蛇行
量の低減により図4に示すように鋼帯の耳かじりおよび
破断の発生率を大巾に低下させることができ、歩止りお
よび生産性の向上が達成される。
【0013】
【発明の効果】本発明では、先行鋼帯の尾端を長手方向
に垂直に保持した状態でカットを行い溶接するため、
“く”の字状の曲がりが回避され、後行鋼帯との正常な
溶接による接続を行うことができる。その結果、連続処
理ラインでの張力の偏りによる鋼帯の蛇行や、耳すりに
よる破断を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するに適した設備概要を示す側面
図である。
【図2】先行鋼帯と後行鋼帯の接続状況を従来例と本発
明例とを比較して示す平面図である。
【図3】本発明の実施前および実施後の蛇行量を比較し
て示す線図である。
【図4】本発明の実施前および実施後の耳かじりと破断
の発生率を比較して示す線図である。
【符号の説明】
1 先行鋼帯尾端部保持用クランプ 2 後行鋼帯先端部保持用クランプ 3 シャー 4 ペイオフリール A 先行鋼帯 B 後行鋼帯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続処理ラインを先行する鋼帯の尾端と
    後行する鋼帯の先端とを突き合わせ溶接により接続する
    方法において、先行する鋼帯の最終端部をペイオフリー
    ルに残して張力を入れたままで溶接機内で鋼帯をクラン
    プした後、シャーによりカットを行って先行鋼帯の突き
    合わせ尾端を形成し、切り離された残部を前記ペイオフ
    リールに巻き込んで整理し、その後、別のペイオフリー
    ルから巻き戻した後行する鋼帯の先端部を溶接機内に通
    板して当該鋼帯をクランプした後、シャーによりカット
    を行って後行鋼帯の突き合わせ尾端を形成し、前記張力
    を入れたままの先行鋼帯の突き合わせ尾端と、後行鋼帯
    の突き合わせ尾端とを突き合わせ溶接により接続するこ
    とを特徴とする鋼帯の突き合わせ溶接接続法。
JP11962693A 1993-05-21 1993-05-21 鋼帯の突き合わせ溶接接続法 Pending JPH06328294A (ja)

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JP11962693A JPH06328294A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 鋼帯の突き合わせ溶接接続法

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JP11962693A JPH06328294A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 鋼帯の突き合わせ溶接接続法

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JPH06328294A true JPH06328294A (ja) 1994-11-29

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ID=14766105

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JP11962693A Pending JPH06328294A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 鋼帯の突き合わせ溶接接続法

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