JPH06327458A - 変流突起付ガイドパイプを有するタバコフィルタ製造装置 - Google Patents

変流突起付ガイドパイプを有するタバコフィルタ製造装置

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JPH06327458A
JPH06327458A JP14544093A JP14544093A JPH06327458A JP H06327458 A JPH06327458 A JP H06327458A JP 14544093 A JP14544093 A JP 14544093A JP 14544093 A JP14544093 A JP 14544093A JP H06327458 A JPH06327458 A JP H06327458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide pipe
filter material
current
additive
filter
Prior art date
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Pending
Application number
JP14544093A
Other languages
English (en)
Inventor
Miyoshi Ishikawa
美好 石川
Toru Kono
徹 河野
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Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 成形部の変流突起付ガイドパイプ1の内周面
2に、入口側1aから出口側1bに向けて、らせん状の
変流突起3を設けた。 【効果】 成形部の変流突起付ガイドパイプでフィルタ
材をねじり、突き合わせ部分が真上方向より多少ずれた
方向で接触するようにしたので、接着の際には、フィル
タ材の突き合わせ部分と巻取紙の糊代部分とが多少ずれ
て位置し、仮に、突き合わせ部分の一部が開き、その開
いた箇所から圧縮空気が吹き出しても、添加剤は糊代部
分に付着することがほとんどなく、圧縮空気と共に吹き
出す添加剤によって接着不良をおこしにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は、変流突起付ガイドパイプを有す
るタバコフィルタ製造装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
【0004】一般に、円柱状のタバコフィルタプラグを
製造するタバコフィルタ製造装置は、セルロース、アセ
テート等の繊維性物質からなる帯状のフィルタ材を、周
速度の異なるローラ等によって引き伸ばし、該引き伸ば
したフィルタ材に、可塑剤や添加剤等を添加する添加部
と、添加部によって添加剤等が添加された帯状のフィル
タ材を、添加剤等を包み込むように円柱状に成形する成
形部と、成形部によって円柱状に成形されたフィルタ材
の周囲に、巻取紙を巻き付けて接着する巻管部とを備え
ている。
【0005】タバコフィルタ製造装置の成形部は、添加
部と巻管部との間に配置され、添加部側から巻管部側へ
と順に、トランペットガイド、圧縮空気によってフィル
タ材を送り出すトランスファジェット、円筒状のガイド
パイプ、トング等を有し、帯状のフィルタ材を、添加部
から巻管部へと搬送する途中で、段階的に円柱状に成形
するものである。
【0006】上記のタバコフィルタ製造装置によると、
添加部によって可塑剤や添加剤等が添加されたフィルタ
材が、成形部に送られる。
【0007】成形部では、まず、トランペットガイドに
よって、帯状のフィルタ材の端部がほぼ真上方向で突き
合うように円柱状に成形された後、該円柱状に成形され
たフィルタ材がトランスファジェットに送り込まれる。
【0008】トランスファジェットでは、圧縮空気によ
って円柱状に成形されたフィルタ材を、ガイドパイプに
送り込む。
【0009】従来のタバコフィルタ製造装置で使用され
ているガイドパイプは、入口側から出口側に向けて貫通
する貫通孔が、平滑な内周面によって形成されている。
【0010】上記のガイドパイプによると、トランスフ
ァジェットから圧縮空気によって送り出された円柱状の
フィルタ材が、空気流と共に入口側から貫通孔内に連続
して送り込まれる。
【0011】ガイドパイプの貫通孔内に送り込まれたフ
ィルタ材は、ガイドパイプの内周面に接触しつつ、突き
合わせ部分を真上方向に維持した状態のままで、出口側
へと連続して押し出される。
【0012】そして、ガイドパイプから押し出されたフ
ィルタ材は、トングを通り、より小さな径の円柱状に成
形された後、巻管部へと送り込まれる。
【0013】ここで、ガイドパイプの貫通孔内に送り込
まれた空気流は、フィルタ材と同様に、ガイドパイプ及
びトングを通り、巻管部へ送られる。
【0014】巻管部では、円柱状に成形されたフィルタ
材の外周面に、まず、巻取紙が巻き付けられる。
【0015】この際、接着剤供給装置によって巻取紙の
糊代部分に接着剤が塗布され、該糊代部分がほぼ真上方
向に位置するように、ガニチュアテープにより保持され
ながら巻取紙がフィルタ材の外周面に巻き付けられる。
【0016】そして、接着が行なわれた後、次工程で、
所定の長さに切断される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】上記したように、従来のタバコフィルタ製
造装置によると、成形部のガイドパイプを通って巻管部
に送られた円柱状のフィルタ材は、該巻管部によって、
外周面に巻取紙が巻き付けられ、接着が行われる。
【0019】接着の際には、図4に従来のタバコフィル
タ製造装置によって円柱状に成形されたフィルタ材の巻
管部における縦断面図を示すように、フィルタ材50の
突き合わせ部分50aと、巻取紙51の糊代部分51a
とが、共にほぼ真上方向に位置している。
【0020】ところで、円柱状に成形されたフィルタ材
の突き合わせ部分は、完全に密着せずに、その一部が開
いた状態になることがある。
【0021】そのため、トランスファジェットから供給
された圧縮空気が、突き合わせ部分の開いた箇所から添
加剤を含んで吹き出し、その吹き出した添加剤が巻取紙
の糊代部分に付着することで接着不良になることがあ
り、添加剤による接着不良をおこしにくい、タバコフィ
ルタ製造装置が望まれていた。
【0022】
【課題を解決するための手段】
【0023】本発明の課題を解決するための手段は、下
記のとおりである。
【0024】第1に、けん縮が引き伸ばされた帯状のフ
ィルタ材に、可塑剤や添加剤等を添加する添加部と、添
加部によって可塑剤や添加剤等が添加された帯状のフィ
ルタ材を、可塑剤や添加剤等を包み込むように円柱状に
成形する成形部と、成形部によって円柱状に成形された
フィルタ材の周囲に、巻取紙を巻き付けて接着する巻管
部とを備えたタバコフィルタ製造装置において、前記成
形部にガイドパイプを有し、該ガイドパイプの内周面
に、入口側から出口側に向けて、上記フィルタ材の流れ
に円周方向のねじれを誘導する変流突起を設けたことを
特徴とする、変流突起付ガイドパイプを有するタバコフ
ィルタ製造装置である。
【0025】
【作用】
【0026】本発明の変流突起付ガイドパイプを有する
タバコフィルタ製造装置によると、添加部によって可塑
剤や添加剤等が添加された帯状のフィルタ材が、成形部
によって、可塑剤や添加剤等を包み込むように円柱状に
成形される。
【0027】ここで、成形部のガイドパイプでは、貫通
孔の入口側から入り込んだ円柱状のフィルタ材が、空気
流と共に貫通孔の出口側に向かうにしたがい、貫通孔の
内周面に設けた変流突起によって、スパイラル方向に誘
導される。
【0028】その結果、円柱状のフィルタ材は、全体が
ねじられ、ガイドパイプから出る際には、フィルタ材の
突き合わせ部分が、真上方向より左右のいずれかにずれ
た位置で接触することになる。
【0029】上記のフィルタ材の突き合わせ部分が、真
上方向より左右のいずれかにずれた位置で接触する円柱
状のフィルタ材は、成形部から巻管部へ送られる。
【0030】巻管部では、円柱状のフィルタ材に巻取紙
が巻き付けられ、該フィルタ材に巻かれた巻取紙は、フ
ィルタ材に接着される。
【0031】
【実施例】
【0032】以下、図面を参照しながら本発明の一実施
例について説明する。
【0033】図1は本発明の変流突起付ガイドパイプを
有するタバコフィルタ製造装置の、変流突起付ガイドパ
イプの斜視図、図2は変流突起付ガイドパイプを有する
本発明のタバコフィルタ製造装置の全体の概略図で、図
3は本発明の変流突起付ガイドパイプを有するタバコフ
ィルタ製造装置によって円柱状に成形されたフィルタ材
の巻管部における縦断面図を示している。
【0034】まず、図1を参照しながら、本発明の変流
突起付ガイドパイプを有するタバコフィルタ製造装置
の、変流突起付ガイドパイプについて説明する。
【0035】該円筒状の変流突起付ガイドパイプ1の内
部には、入口側1aから出口側1bに向けて同一径の内
周面2によって、貫通孔が形成されている。
【0036】そして、変流突起付ガイドパイプ1の内周
面2には、入口側1aから出口側1bに向けて、らせん
状の変流突起3が二箇所に設けられている。
【0037】なお、変流突起3の形状は、変流突起付ガ
イドパイプ1内に入り込んだ円柱状のフィルタ材11
を、空気流と共に、スパイラル方向に誘導可能なもので
あれば、図示した形状に限定されず、また、変流突起3
の数も、特に限定されず、1個でも複数個でもよい。ま
た、変流突起3は、ガイドパイプ1の全長にわたって形
成しなくても良い。また変流突起3は板状物をひねった
構造であっても良い。
【0038】次に、主に図2を参照しながら、上記の変
流突起付ガイドパイプを有するタバコフィルタ製造装置
の全体について説明する。
【0039】該タバコフィルタ製造装置は、けん縮(ク
リンプ)が引き伸ばされた帯状のフィルタ材11に、可
塑剤12や活性炭等の添加剤13を添加する添加部10
と、添加部10によって可塑剤12や添加剤13が添加
された帯状のフィルタ材11を、可塑剤12や添加剤1
3を包み込むように円柱状に成形する成形部20と、成
形部20によって円柱状に成形されたフィルタ材11の
周囲に、巻取紙31を巻き付ける巻管部30とを備えて
いる。
【0040】フィルタ材11は、けん縮がかけられ順序
よく折り重ねられて圧縮された状態で梱包されていたセ
ルロースアセテート・トウを、バインディングジェット
(図示は省略)のエアジェットの作用により、横方向に
広げて開繊した後、周速差のあるロール(図示は省略)
の張力により、けん縮を縦方法に引き伸ばしたものであ
る。
【0041】添加部10は、可塑剤12を、可塑剤貯蔵
ホッパ14からフィルタ材11に添加した後、添加剤貯
蔵ホッパ15に貯蔵された添加剤13を、添加剤ロール
16を回転させることで自由落下させて、フィルタ材1
1に添加する。
【0042】成形部20は、添加部10側から巻管部3
0側に向けて、順に、トランペットガイド21、圧縮空
気によってフィルタ材11を送り出すトランスファジェ
ット22、前記の変流突起付ガイドパイプ1、円柱状の
フィルタ材11を更に成形するトング23を有してい
る。
【0043】トランペットガイド21では、帯状のフィ
ルタ材11が、可塑材12や添加剤13等を包むように
して円柱状に成形される。
【0044】この際、最終的に、フィルタ材11の突き
合わせ部分11aは、真上上方で接触する(図3参
照)。
【0045】トランペットガイド21によって円柱状に
成形されたフィルタ材11は、トランペットガイド21
の出口側に配置されているトランスファジェット22の
圧縮空気によって、トランスファジェット22の出口側
に接続された変流突起付ガイドパイプ1に送り込まれ
る。
【0046】変流突起付ガイドパイプ1では、入口側1
aから入り込んだ円柱状のフィルタ材11が、空気流と
共に出口側1bに向かうにしたがい、貫通孔の内周面2
に設けた変流突起3によって、スパイラル方向に誘導さ
れる。
【0047】その結果、円柱状のフィルタ材11は、全
体がねじられ、変流突起付ガイドパイプ1から出る際に
は、フィルタ材11の突き合わせ部分11aが、真上方
向より左右のいずれかにずれた位置で接触することにな
る(図3参照)。
【0048】上記の円柱状のフィルタ材11は、トング
23に搬送された後、該トング23で、より小さな径の
円柱状に成形され、巻管部30へ送られる。
【0049】巻管部30では、フィルタ材11の突き合
わせ部分11aが、真上方向より左右のいずれかにずれ
た位置で接触する円柱状のフィルタ材11の外周面に、
まず、巻取紙31が巻き付けられる。
【0050】この際、接着剤供給装置33によって巻取
紙31の糊代部分31a(図3参照)に接着剤が塗布さ
れ、該糊代部分31aが真上方向に位置するように、巻
取紙31がフィルタ材11の外周面に巻き付けられる。
【0051】そのため、接着の際には、図3に示すよう
に、フィルタ材11の突き合わせ部分11aと巻取紙3
1の糊代部分31aとの位置が、多少ずれることにな
る。
【0052】従って、仮に、円柱状に成形されたフィル
タ材11の突き合わせ部分11aの一部が開き、その開
いた箇所から圧縮空気が吹き出しても、突き合わせ部分
11aと糊代部分31aとの位置がずれているので、添
加剤13が糊代部分31aに付着することはほとんどな
い。
【0053】そして、ガニチュアテープ32により保持
されながらフィルタ材11の外周面に巻取紙31が巻き
付けられフィルタ材11は巻取紙31によってラッピン
グされる。
【0054】そして、その後の工程で、円柱状のフィル
タ材11は、フィルタプラグの所定の長さに切断され
る。
【0055】
【発明の効果】
【0056】本発明の変流突起付ガイドパイプを有する
タバコフィルタ製造装置は、成形部の変流突起付ガイド
パイプでフィルタ材をねじり、突き合わせ部分が真上方
向より多少ずれた方向で接触するようにしたので、接着
の際には、フィルタ材の突き合わせ部分と巻取紙の糊代
部分とが多少ずれて位置し、仮に、突き合わせ部分の一
部が開き、その開いた箇所から圧縮空気が吹き出して
も、添加剤は糊代部分に付着することがほとんどなく、
圧縮空気と共に吹き出す添加剤によって接着不良をおこ
しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変流突起付ガイドパイプを有するタバ
コフィルタ製造装置の、変流突起付ガイドパイプの斜視
図。
【図2】本発明の変流突起付ガイドパイプを有するタバ
コフィルタ製造装置の全体の概略図。
【図3】本発明の変流突起付ガイドパイプを有するタバ
コフィルタ製造装置によって円柱状に成形されたフィル
タ材の巻管部における縦断面図。
【図4】従来のタバコフィルタ製造装置によって円柱状
に成形されたフィルタ材の巻管部における縦断面図。
【符号の説明】
1 変流突起付ガイドパイプ 1a 入口側 1b 出口側 2 内周面 3 変流突起 10 添加部 11 フィルタ材 11a 突き合わせ部分 12 可塑剤 13 添加剤 14 可塑剤貯蔵ホッパ 15 添加剤貯蔵ホッパ 16 添加剤ロール 20 成形部 21 トランペットガイド 22 トランスファジェット 23 トング 30 巻管部 31 巻取紙 31a 糊代部分 32 ガニチュアテープ 33 接着剤供給装置 50 フィルタ材 50a 突き合わせ部分 51 巻取紙 51a 糊代部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 けん縮が引き伸ばされた帯状のフィルタ
    材に、可塑剤や添加剤等を添加する添加部と、添加部に
    よって可塑剤や添加剤等が添加された帯状のフィルタ材
    を、可塑剤や添加剤等を包み込むように円柱状に成形す
    る成形部と、成形部によって円柱状に成形されたフィル
    タ材の周囲に、巻取紙を巻き付けて接着する巻管部とを
    備えたタバコフィルタ製造装置において、 前記成形部にガイドパイプを有し、該ガイドパイプの内
    周面に、入口側から出口側に向けて、上記フィルタ材の
    流れに円周方向のねじれを誘導する変流突起を設けたこ
    とを特徴とする、 変流突起付ガイドパイプを有するタバコフィルタ製造装
    置。
JP14544093A 1993-05-26 1993-05-26 変流突起付ガイドパイプを有するタバコフィルタ製造装置 Pending JPH06327458A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020105940A1 (ko) * 2018-11-23 2020-05-28 주식회사 케이티앤지 에어로졸 생성 물품
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