JPH0632490B2 - ル−タセル - Google Patents

ル−タセル

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JPH0632490B2
JPH0632490B2 JP61156405A JP15640586A JPH0632490B2 JP H0632490 B2 JPH0632490 B2 JP H0632490B2 JP 61156405 A JP61156405 A JP 61156405A JP 15640586 A JP15640586 A JP 15640586A JP H0632490 B2 JPH0632490 B2 JP H0632490B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はルータセルに関し、特に複数のプロセッサを接
続してマルチプロセッサを構成するのに用いるルータセ
ルに関する。
〔従来の技術〕
例えば、LSIが大規模システムの開発に必要な論理シ
ミュレーションなどの大規模情報処理においては、単一
のプロセッサによる逐次処理では、処理能力が十分でな
くなってきている。このような問題を解決するために、
プロセッサをマルチ構成にし、高速処理する方法が提案
されている。
このようなマルチプロセッサシステムにおいて数十台の
プロセッサを結合し比較的少いハードウェア量でイベン
トを多量に転送できる方式として、複数のスイッチング
ノードから構成される多段接続ネットワークを用いるこ
とが考えられている。イベントはパケットの形でプロセ
ッサ間を転送される。転送先のプロセッサを指定するア
ドレスから自己の出力先を選択できる(セルフルーチン
グ)機能をもったスイッチングノードをルータセル(rou
ter cell)という。通常、アドレスは転送されるデータ
パケットの先頭に付加される。
多段接続ネットワークではスイッチングノードで複数の
入力信号が衝突するブロッキングが発生することがある
ので、各ルータセルには何等かのバッファ機能をもたせ
るのが通例である。
2入力2出力クロスバースイッチのルータセルからなる
非巡回網(1つのスイッチングノードを通過した信号は
再度そのスイッチングノードには戻らない型)多段接続
ネットワークを用いたマルチプロセッサシステムの詳細
は、例えば、情報処理学界論文誌、25(1984)P.864〜872
およびP.873〜881 に記載の論文「論理シミュレーショ
ンマシンのアーキテクチャ」および「論理シミュレーシ
ョンマシンのハードウェア構成」に述べられている。
多段接続ネットワークには1つのスイッチングノードを
通過した信号が再度そのスイッチングノードにも戻れる
ようにスイッチングノードを相互接続した巡回網もあ
る。巡回網多段接続ネットワークは非巡回網多段接続ネ
ットワークと比較してより少ないスイッチングノードで
同じ接続機能を実現できるので、ハードウェア量よりも
少なくてすむ。巡回網多段接続ネットワークをマルチプ
ロセッサシステムに用いる場合、各スイッチングノード
にプロセッサが接続されるので、ルータセルとして、例
えば、直接接続されるプロセッサに対する入出力ポート
1組とネットワークに対する入出力ポート2組との合計
3組の入出力ポートをもつものが用いられる。
m入力m出力(ネットワークに対する入出力ポートm
組)のスイッチングノードから構成されるセルフルーチ
ングな巡回網多段接続ネットワークによって接続できる
プロセッサの数Nは、ネットワークの段数をsとして N=s・m ……(1) と表される。上述したm=2のルータセルをスイッチン
グノードとして用いる場合、N=s・2となる。この
巡回網多段接続ネットワークでは、log2s(log2m+
1)ビットのアドレスデータによってすべてのプロセッ
サをアドレスすることができる。各ルータセルに接続さ
れているプロセッサは、log2s・log2mビットの縦方向
アドレスとlog2sビットの横方向アドレスをもつ。各ル
ータセルは、入力したデータパケットの先頭に付加され
ているアドレスの縦方向アドレスをまず解読する。解読
した縦方向アドレスが接続されているプロセッサの縦方
向アドレスと一致しない場合は、縦方向アドレスの先頭
ビットによって決められた出力ポートからデータパケッ
トを出力する。一致する場合、横方向アドレスを解読す
る。横方向アドレスも接続されているプロセッサの横方
向アドレスと一致したときは、接続されているプロセッ
サにデータパケットを出力する。横方向アドレスが一致
しないときは、縦方向アドレスの等しいルータセルに接
続されている出力ポートからデータパケットを出力す
る。
第2図は、従来のかかるルータセルの一例を示すブロッ
ク図である。
第2図に示す従来例は、ネットワークを構成するための
2組の入出力ポート、すなわち、入力ポートPI1・出
力ポートPO1ならびに入力ポートPI2・出力ポート
PO2と、プロセッサと直接接続する入出力ポート、す
なわち入力ポートPIP・出力ポートPOPとを有して
いる。
例えば、入力ポートPI1に接続された転送元ルータセ
ル(図示せず)から第2図に示す従来例を経由して出力
ポートPO1に接続された転送先ルータセル(図示せ
ず)へデータを転送する場合について、第2図に示す従
来例の動作を説明する。
入力制御装置111は、入力ポートPI1に接続された
転送元からデータ信号を転送することを知らせるSEND信
号SI1を受信すると入力バッファ101が空であると
き、入力バッファ101に転送元からのデータ信号DI
1をラッチさせ、その後受信完了をしらせるBusy信号B
I1を転送元へ送出すると共に、そのことも出力弁別装
置211に通知する。この通知を受けた出力弁別装置2
11は、出力バッファ201が空であるとき、入力バッ
ファ101がラッチしているデータを出力バッファ20
1にラッチさせ、内蔵するデコーダにより上述したよう
に転送先アドレスを解読して出力ポートPO1を選択
し、出力バッファ201にラッチしたデータをデータ信
号DO1として転送先へ送出させると共に、データ転送
をしらせるSEND信号SO1を出力制御装置301から転
送先へ送出させる。これでデータ転送準備が完了する。
出力制御装置301が転送先からの受信完了をしらせる
Busy信号BO1を受信すると、出力弁別装置211は出
力バッファ201のラッチしているデータを消去してデ
ータ転送が完了する。なお、出力バッファ201がデー
タのラッチを完了したとき、出力弁別装置211はその
ことを入力制御装置111に通知し、この通知を受けた
入力制御装置111は入力バッファ101のラッチして
いるデータを消去させる。入力バッファ101の容量は
2パケット分であり、出力バッファ201の容量は1パ
ケット分である。
以上説明したように、第2図に示す従来例はSEND信号と
Busy信号とのハンドシェイクによりデータの転送を行
う。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のルータセルは、上記したデータ転送動作をすべて
電気的に行っていたので動作速度が遅く、個々のプロセ
ッサ内のデータ処理よりも多段接続ネットワーク内での
データ転送に多大の時間を要し、プロセッサの高速機能
が十分に生かされないという欠点がある。
本発明の目的は、上記欠点を解決して多段接続ネットワ
ーク内部での処理を光に置換えることにより高速でデー
タを転送することができるルータセルを提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のルータセルは、転送すべきデータをこのデータ
でオンオフ変調したデータ光信号で与えられ前記データ
の宛先を指定するアドレスを電気信号で与えられる多段
接続ネットワークのスイッチングノードを構成するセル
フルーチング機能をもったルータセルであって、データ
転送元から入力した入力データ光信号を検出する光検出
器と、外部から制御されて前記光検出器の検出出力端が
駆動入力端に接続されかつ前記光検出器の検出出力が前
記入力データ光信号のあることを示している間発光する
単色光源との組を複数備える入力装置と、前記単色光源
の出力光が入力したとき発光して前記単色光源の出力光
の入力有を記憶し、入力有と記憶している間出力光を出
力データ光信号としてデータ転送先へ送出し、外部から
の制御により発光を停止して記憶を消去する光メモリを
前記光検出器と前記単色光源との組の数と同数備え、こ
れら光メモリのそれぞれを前記入力装置の前記単色光源
のそれぞれに対してあらかじめ定めた相対位置に配置し
た出力装置と、外部からそれぞれ入力する格子制御信号
により格子ピッチが制御される可変ピッチ回折格子を前
記光検出器と前記単色光源との組の数を同数備え、これ
ら可変ピッチ回折格子を前記格子制御信号のそれぞれの
変化に対応して前記入力装置の前記単色光源のそれぞれ
と前記出力装置の前記光メモリのそれぞれとの間の光接
続を切替えるように前記単色光源のそれぞれと前記光メ
モリのそれぞれとに対してあらかじめ定めた相対位置に
配置した空間光スイッチと、それぞれの前記データ転送
元から入力するアドレス電気信号を解読して前記入力装
置の前記単色光源のそれぞれと前記出力装置の前記光メ
モリのそれぞれとの間の光接続情報を得て外部に通知
し、この光接続情報に対応するそれぞれの前記データ転
送先へ前記アドレス電気信号を送出し、前記光接続情報
に対応して前記格子制御信号のそれぞれを発生して前記
空間光スイッチへ送出するスイッチ制御装置と、このス
イッチ制御装置から通知された前記光接続情報から前記
光メモリのそれぞれに対応する前記単色光源の情報を
得、対応する前記単色光源の駆動入力端が前記光検出器
の検出出力端に接続されたことを通知された後あらかじ
め定めた時間経過後に前記データ転送先へデータ転送し
たことを知らせる第一の制御電気信号を送出すると共に
この第一の制御電気信号を送出している間そのことを外
部に通知し、前記データ転送先がデータ受信を完了した
ことをしらせる第二の制御電気信号を受信すると前記光
メモリを制御して記憶を消去させると共に前記第一の制
御電気信号の送出を停止する出力制御装置と、前記スイ
ッチ制御装置から通知された前記光接続情報から前記単
色光源のそれぞれに対応する前記光メモリの情報を得、
前記出力制御装置から対応する前記光メモリに対応する
前記第一の制御電気信号を送出している通知を受けてい
ずかつ前記データ転送元がデータ転送したことをしらせ
る第三の制御電気信号を受信したとき前記入力装置を制
御して前記光検出器の検出出力端に前記単色光源の駆動
入力端を接続させると共にそのことを前記出力制御装置
に通知し、前記出力制御装置から対応する前記光メモリ
に対応する前記第一の制御電気信号を送出している通知
を受けると前記入力装置を制御して前記光検出器の検出
出力端と前記単色光源の駆動入力端との接続を切離すと
共に前記データ転送元へデータ受信を完了したことをし
らせるパルス状の第四の制御電気信号を送出する入力制
御装置とを具備して構成される。
〔実施例〕
本発明のルータセルは多段接続ネットワークのスイッチ
ングノードを構成するために用いられる。複数の本発明
のルータセルから構成される多段接続ネットワークによ
って接続されるプロセッサ等は、この多段接続ネットワ
ークを介して転送されるパケットの形のデータをこのデ
ータによってオンオフ変調されたデータ光信号として入
出力し、通常はパケットの先頭に付加されるパケットの
宛先を指定するアドレスをデータ光信号の一部としてで
なく電気信号として多段接続ネットワークに与える。
以下実施例を示す図面を参照して本発明について詳細に
説明する。
第1図は、本発明のルータセルの一実施例の構成図であ
る。
第1図に示すルータセルは3組の入出力ポートをもつも
のであり、入力装置1、空間光スイッチ2、出力装置
3、入力制御装置4、スイッチ制御装置5および出力制
御装置6から構成される。
このルータセルに先行する他のルータセル、または、こ
のルータセルに直接接続されるプロセッサ等である3つ
のデータ転送元から、それぞれ光ファイバ71を介して
入力データ光信号であるデータ信号DI1〜DI3が入
力装置1に、また、データ信号DI1〜DI3を転送し
たことをしらせる第三の制御信号であるSEND信号SI1
〜SI3が入力制御装置4に入力する。入力制御装置4
は、データ信号DI1〜DI3の受信を完了したことを
しらせる第四の制御信号であるBUSY信号BI1〜BI3
を転送元に送出する。
データ信号DI1〜DI3の多段接続ネットワークとし
ての宛先を指定する電気信号であるアドレス信号AI1
〜AI3がデータ信号DI1〜DI3の転送元からスイ
ッチ制御装置5に入力する。スイッチ制御装置5は、従
来技術として既に説明したようにして、アドレス信号A
I1〜AI3を解読してデータ信号DI1〜DI3を転
送すべき3つの転送先の情報を得る。これら転送先は本
ルータセルに後続する他のルータセル、または、本ルー
タセルに直接接続されるプロセッサ等である。スイッチ
制御装置5は転送先の情報を入力制御装置4および出力
制御装置6に通知すると共に、アドレス信号AI1〜A
I3をデータ信号DI1〜DI3の転送先へ送出する。
入力装置1に入力したデータ信号DI1は、入力制御装
置4,スイッチ制御装置5,出力制御装置6に制御され
て動作する入力装置1,空間光スイッチ2,出力装置3
を介して出力データ信号であるデータ信号DO1〜DO
3のいずれか1つに変換され、光ファイバ72を介して
その転送先へ送出される。入力装置1に入力したデータ
信号DI2,DI3も同様にしてデータ信号DO1〜D
O3のいずれか1つに変換されそれぞれの転送先へ送出
される。データ信号DO1,DO2,DO3の転送先へ
送出されるアドレス信号がアドレス信号AO1,AO
2,AO3である。例えば、データ信号DI1がデータ
信号DO3に変換された場合、スイッチ制御装置5は入
力したアドレス信号AI1をアドレス信号AO3として
送出する。出力制御装置6はデータ信号DO1〜DO3
を転送したことをしらせる第一の制御信号であるSEND信
号SO1〜SO3をデータ信号DO1〜DO3の転送先
へ送出する。また、データ信号DO1〜DO3の転送先
からデータ信号DO1〜DO3の受信を完了したことを
しらせる第二の制御信号であるBUSY信号BO1〜BO3
が出力制御装置6に入力する。
入力装置1は、それぞれのデータ転送元から入力したデ
ータ信号DI1〜DI3を検出する光検出器11〜13
と、光検出器11〜13の検出出力で駆動される半導体
レーザ14〜16と、半導体レーザ14〜16の出力光
をコリメートするレンズ17〜19とを備えて構成され
ている。光検出器11〜13の検出出力端と半導体レー
ザ14〜16の駆動入力端とは入力制御装置4の制御に
よって接続され、また、切離される。接続されている場
合、データ信号DI1〜DI3の入力光があれば、半導
体レーザ14〜16は光検出器11〜13の検出出力で
ある電気信号に駆動されて単色光を発生する。これら単
色光はレンズ17〜19に入力する。このようにして入
力装置1は光ファイバ71や空間光スイッチ2によって
減衰した光のレベルを再生する。
出力装置3は、3つのデータ転送先のそれぞれに対応し
た光メモリ31〜33を備えて構成されている。光メモ
リ31〜33は、常時は電気的に駆動され、また、入力
制御装置4の制御によって駆動が停止される半導体レー
ザである。電気的に駆動されている場合、光メモリ31
〜33は、しきい値より高いレベルの光が入力すれば発
振して単色光を発生し続けさもなければ発振停止の状態
を持続するようにバイアスされ、入力光の有無をラッチ
して記憶すると共に、有の場合は発光出力を光ファイバ
72を介して対応する転送先へ出力する。電気的な駆動
が停止されると、光メモリ31〜33の記憶は消去され
る。このようにして出力装置3は、光メモリ31〜33
に入力した光信号を電気信号に変換することなく光のま
ま保存する。
空間光スイッチ2は、入力装置1の半導体レーザ14〜
16に対応する可変ピッチの回折格子21〜23を備え
て構成されている。
まず、可変ピッチの回折格子の作用について一般的に説
明する。
回折格子のピッチとは、例えば振幅型の回折格子の場
合、周期的に現れる光を透過する部分(または透過しな
い部分)の間隔である。回折格子に垂直に波長λの単色
光を入射すると、格子ピッチdに対応して、入射光は主
として+1次回折光の回折角θの方向に回折される。回
折角θは次式で表される。
sinθ=λ/d ……(2) 可変ピッチの回折格子とは格子ピッチを連続的または断
続的に変化させることのできるデバイスを指す。可変ピ
ッチの回折格子は、格子ピッチを変化させることによ
り、入射した光の回折角を変えることができる。
本実施例では回折格子21〜23を、液晶に印加する電
圧を変化することによって液晶内部に生じる格子のピッ
チを変えられる可変グレーティングモード液晶で構成す
る。回折格子21〜23の格子ピッチを制御する情報で
ある格子制御信号はスイッチ制御装置5から供給され
る。
入力装置1の半導体レーザ14〜16の出力光がレンズ
17〜19を介してほぼ垂直に入射するように回折格子
21〜23を配置する。また、半導体レーザ14〜16
の出力光がレンズ17〜19を通り、回折格子21〜2
3で回折されて、格子制御信号の変化に対応して出力装
置3の光メモリ31〜33のいずれにもコリメートされ
るように光メモリ31〜33を配置する。
スイッチ制御装置5が既に説明したようにアドレス信号
AI1〜AI3を解読して得るデータ信号DI1〜DI
3の転送先の情報は、空間光スイッチ2から言えば、入
力装置1の半導体レーザ14〜16と出力装置3の光メ
モリ31〜33との間の光接続の情報である。空間光ス
イッチ2は、この光接続の情報としてスイッチ制御装置
5から供給された格子制御信号に対応して回折格子21
〜23に印加すべき電圧値を書込んだROMを内臓して
おり、このROMから格子制御信号でアドレス指定され
た電圧値を読出し、この値の電圧を回折格子21〜23
に印加する。このようにして空間光スイッチ2は、可変
ピッチの回折格子21〜23による光路の偏向角の変化
を用いて、入力装置1の半導体レーザ14〜16と出力
装置3の光メモリ31〜33との間の光接続の切替えを
行う。
データ信号DI1・SEND信号SI1・Busy信号がBI1
入出力する入力ポートに接続された転送元からデータ信
号DO3・SEND信号SO3・Busy信号BO3が入出力す
る出力ポートに接続された転送先へデータ転送する場合
を例にして第1図に示す実施例の動作を説明する。
第3図は、この場合の各信号のタイムチャートである。
スイッチ制御装置5は、転送元からのアドレス信号AI
1を解読して転送先を判断し、アドレス信号AI1をア
ドレス信号AO3として転送先へ送出し、転送元入力ポ
ートと転送先出力ポートとの対応関係を示す格子制御信
号を発生し空間光スイッチ2へ出力すると共に、転送元
入力ポートと転送先出力ポートとの対応関係を示す情報
を入力制御装置4および出力制御装置6に通知する。
空間光スイッチ2は、内蔵するROMから格子制御信号
でアドレス指定された電圧値を読出し、この電圧を回折
格子21に印加して入力装置1の半導体レーザ14と出
力装置3の光メモリ33とを光接続する。
この状態でSEND信号SI1が入力すると入力制御装置4
は、出力制御装置6から転送先へSEND信号SO3が送出
されていないことにより光メモリ33が記憶状態にない
ことをスイッチ制御装置5を介して確認した上で、入力
装置1を制御して、光検出器11の検出出力端を半導体
レーザ14の駆動入力端に接続させる。第3図に例示す
るようにこのときデータ信号DI1の入力光があると、
半導体レーザ14が発光する。この場合、回折格子21
は半導体レーザ14が出力しレンズ17でコリメートさ
れた光を回折して出力装置3の光メモリ33へ入力する
ように格子ピッチが設定されている。光メモリ33は、
入力した光を光多安定の原理でラッチし、また出力光を
データ信号DO3として送出する。光メモリ33のラッ
チが完了すると、出力制御装置6はSEND信号SO3を転
送先へ送出すると共に、SEND信号SO3を出力している
間そのことをスイッチ制御装置5を介して入力制御装置
4に通知する。
入力制御装置4は、出力制御装置6からのSEND信号SO
3の送出の通知を受けて光メモリ33の記憶完了を確認
すると、第3図に図示するようなパルス状のBusy信号B
I1を転送元へ送出する出力光をと共に、光検出器11
の検出出力端と半導体レーザ14の駆動入力端との間の
接続を切離させる。
出力制御装置6は、転送先からBusy信号BO3が入力す
ると光メモリ33の電気的な駆動を停止させて記憶を消
去させる(その結果、データ信号DO3の出力光は停止
する)と共にSEND信号SO3の送出を停止し、これでデ
ータ転送が完了する。
一方、BUSY信号BI1が転送元に受信されて、転送元も
同様にデータ信号DI1・SEND信号SI1の送出を停止
する。
なお、SEND信号SI1が入力したときデータ信号DI1
の入力光がなければ、半導体レーザ14は発光せず、光
メモリ33は入力光がないことを記憶し、その結果、SE
ND信号SO3の送出中データ信号DO3のレベルは0に
なる。
以上第1図の実施例を例にとって説明したように本発明
のルータセルは、データの一時記憶や転送を光で行い、
SEND信号・Busy信号・アドレス信号のやりとりや、これ
ら信号による転送処理を電気的に行う。データの一時記
憶は1ビットのデータ光信号のみを保持する光メモリに
より行なう。ブロッキングが発生した場合、光メモリに
記憶されたビットの後のビットのデータ光信号は転送元
において保持される。このように本発明のルータセルで
は、従来の電気的なルータセルがブロッキングした場合
にデータをパケットとして保持するバッファメモリを有
しているのに対して、実現するのが難しい光の高速大容
量のメモリを使用することなくブロッキングに対処す
る。
従来のルータセルのポート当りのデータ転送レートは1
0MHz程度であるが、本発明のルータセルはIGHz
以上のデータ転送レートが実現可能である。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明のルータセルは、転送
するデータを光信号として処理し、入出力ポート間のデ
ータ経路の切替を空間光スイッチで行うので、高速にデ
ータを転送することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のルータセルの一実施例の構成図、 第2図は、従来のルータセルの一例を示すブロック図、 第3図は、第1図に示す実施例の動作を説明するための
タイムチャートである。 1……入力装置、2……空間光スイッチ、3……出力装
置、4……入力制御装置、5……スイッチ制御装置、6
……出力制御装置、11〜13……光検出器、14〜1
6……半導体レーザ、21〜23……回折格子、31〜
33……光メモリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転送すべきデータをこのデータでオンオフ
    変調したデータ光信号として与えられ前記データの宛先
    を指定するアドレスを電気信号で与えられる多段接続ネ
    ットワークのスイッチングノードを構成するセルフルー
    チング機能をもったルータセルであって、 データ転送元から入力した入力データ光信号を検出する
    光検出器と、外部から制御されて前記光検出器の検出出
    力端が駆動入力端に接続されかつ前記光検出器の検出出
    力が前記入力データ光信号のあることを示している間発
    光する単色光源との組を複数備える入力装置と、 前記単色光源の出力光が入力したとき発光して前記単色
    光源の出力光の入力有を記憶し、入力有と記憶している
    間出力光を出力データ光信号としてデータ転送先へ送出
    し、外部からの制御により発光を停止して記憶を消去す
    る光メモリを前記光検出器と前記単色光源との組の数と
    同数備え、これら光メモリのそれぞれを前記入力装置の
    前記単色光源のそれぞれに対してあらかじめ定めた相対
    位置に配置した出力装置と、 外部からそれぞれ入力する格子制御信号により格子ピッ
    チが制御される可変ピッチ回折格子を前記光検出器と前
    記単色光源との組の数を同数備え、これら可変ピッチ回
    折格子を前記格子制御信号のそれぞれの変化に対応して
    前記入力装置の前記単色光源のそれぞれと前記出力装置
    の前記光メモリのそれぞれとの間の光接続を切替えるよ
    うに前記単色光源のそれぞれと前記光メモリのそれぞれ
    とに対してあらかじめ定めた相対位置に配置した空間光
    スイッチと、 それぞれの前記データ転送元から入力するアドレス電気
    信号を解読して前記入力装置の前記単色光源のそれぞれ
    と前記出力装置の前記光メモリのそれぞれとの間の光接
    続情報を得て外部に通知し、この光接続情報に対応する
    それぞれの前記データ転送先へ前記アドレス電気信号を
    送出し、前記光接続情報に対応して前記格子制御信号の
    それぞれを発生して前記空間光スイッチへ送出するスイ
    ッチ制御装置と、 このスイッチ制御装置から通知された前記光接続情報か
    ら前記光メモリのそれぞれに対応する前記単色光源の情
    報を得、対応する前記単色光源の駆動入力端が前記光検
    出器の検出出力端に接続されたことを通知された後あら
    かじめ定めた時間経過後に前記データ転送先へデータ転
    送したことを知らせる第一の制御電気信号を送出すると
    共にこの第一の制御電気信号を送出している間そのこと
    を外部に通知し、前記データ転送先がデータ受信を完了
    したことをしらせる第二の制御電気信号を受信すると前
    記光メモリを制御して記憶を消去させると共に前記第一
    の制御電気信号の送出を停止する出力制御装置と、 前記スイッチ制御装置から通知された前記光接続情報か
    ら前記単色光源のそれぞれに対応する前記光メモリの情
    報を得、前記出力制御装置から対応する前記光メモリに
    対応する前記第一の制御電気信号を送出している通知を
    受けていずかつ前記データ転送元がデータ転送したこと
    をしらせる第三の制御電気信号を受信したとき前記入力
    装置を制御して前記光検出器の検出出力端に前記単色光
    源の駆動入力端を接続させると共にそのことを前記出力
    制御装置に通知し、前記出力制御装置から対応する前記
    光メモリに対応する前記第一の制御電気信号を送出して
    いる通知を受けると前記入力装置を制御して前記光検出
    器の検出出力端と前記単色光源の駆動入力端との接続を
    切離すと共に前記データ転送元へデータ受信を完了した
    ことをしらせるパルス状の第四の制御電気信号を送出す
    る入力制御装置と を具備することを特徴とするルータセル。
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