JPH06321376A - シート分離装置 - Google Patents

シート分離装置

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JPH06321376A
JPH06321376A JP11450693A JP11450693A JPH06321376A JP H06321376 A JPH06321376 A JP H06321376A JP 11450693 A JP11450693 A JP 11450693A JP 11450693 A JP11450693 A JP 11450693A JP H06321376 A JPH06321376 A JP H06321376A
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JP
Japan
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sheet
roller
pressing
sheets
document
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Application number
JP11450693A
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English (en)
Inventor
Satoshi Uchiyama
敏 内山
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数枚積層されたシートが、先端不ぞろいの
状態でセットされたときに、確実に1枚ずつ重送や空送
なく分離搬送するシート分離装置を提供する。 【構成】 カム44により圧力板20を押圧することに
より、原稿46が分離ゴム14とゴムローラ12の間を
通過できない圧力に押圧する。その後、ゴムローラ12
を反時計方向に回転することにより、先端部分が不揃い
で原稿トレイ10に積載されている原稿46の先端部分
をくさび形状に揃わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート積載台上に積載
された複数のシートの先端部を1枚のシートが分離され
やすい形に揃えるシート分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシート分離装置50について図6
を参照して説明する。
【0003】シート52を積載するシート積載台54の
斜め下方には、シート52を搬送するローラ56が設け
られている。ローラ56は、図示しないステッピングモ
ータにより駆動される。ローラ56の左上方には、所定
の圧力をもってローラ56に圧接される摩擦分離材58
が設けられている。摩擦分離材58の上端58aは、シ
ート分離装置を保持するフレーム60に固着され、下端
58bには、圧力板62が設けられ、圧力板62は、押
バネ64によりローラ56方向に負勢され、摩擦分離材
58をローラ56に一定の圧力で圧接している。
【0004】ここで、シート積載台54に積載されたシ
ート52の下端部は、図7に示すように、摩擦分離材5
8に、一定の傾斜を持って接する。
【0005】このとき、積載されたシート52とローラ
56と摩擦分離材58の摩擦係数の大小関係は、積載さ
れた各シート52間を「μ1」、シート52とローラ5
6間を「μ2」、シート52と摩擦分離材58間を「μ
3」とすると、「μ1<μ3<μ2」の関係にある。
【0006】従って、それぞれにかかる圧力は押バネ6
4により定まっている為、最も摩擦力の強いローラ56
に接触したシート52がローラ56と摩擦分離材58の
間を通って駆動ローラ66まで搬送される。駆動ローラ
66によりさらに搬送された原稿は、読取り部68によ
り読取られ信号として送信され、その後、駆動ローラ7
0の回転により排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
シート52を、シート積載台54に載置するときに、場
合によっては、図8に示すように、シート52の先端部
が、完全なくさび形状にならず、図7に示すように不揃
いになってしまう場合があった。このとき、その状態の
ままローラ56を回転させて、シート52のを分離搬送
を行うと、シート積載台54に積載されたシート52の
一番下のシート1枚のみが搬送されず、複数枚同時に搬
送される重送や1枚も搬送されない不送りが発生するこ
とがあった。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、ローラと摩擦分離材をシートが
通過不可能な圧力で圧接させ、所定の時間ローラを回転
させることにより、先端不ぞろいの状態でセットされた
シートを最初の一枚から不具合無く分離させることが可
能なシート分離装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のシート分離装置は、シートを積載するシート
積載台と、シートを搬送するローラと、ローラに所定の
圧力で接触するように配置され、積載台上の複数のシー
トの先端を揃えるためのガイド面を有し、その複数のシ
ートの内、ローラに接触するシートのみを他のシートか
ら分離するためにローラの回転と協働して作用する摩擦
部材と、その摩擦部材の反ローラ側に設けられ、摩擦部
材と前記ローラとの間を前記シートが通過不可能となる
ように摩擦部材を押圧する押圧状態と、その摩擦部材の
押圧を解除する解除状態とに択一的に変化しうる押圧手
段と、その押圧手段をローラの回転に伴って押圧状態と
解除状態とに制御する制御手段とを設けている。
【0010】また、シート積載台上のシートの有無を検
出する検出手段と、その検出手段の検出結果により、押
圧手段を制御する制御手段とを設けてもよい。
【0011】
【作用】上記の構成を有する本発明のシート分離装置に
よれば、シート積載台にシートが載置され、摩擦部材は
ローラに所定の圧力で接触し、押圧手段は摩擦部材とロ
ーラとの間をシートが通過不可能となるように摩擦部材
を押圧する押圧状態と、その摩擦部材の押圧を解除する
解除状態とに択一的な変化を行う。そして、押圧状態の
ときに、摩擦部材のガイド面は、ローラの回動に協働し
てシートの先端を揃える。また、制御手段は加圧手段を
ローラの回転に伴って押圧状態と解除状態とに制御す
る。
【0012】更に、検出手段を設け、その検出手段がシ
ート積載台上のシートの有無を検出し、制御手段がその
検出手段の検出結果により、前記押圧手段を制御するよ
うにしてもよい。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0014】まず、図1を参照して、シート分離装置の
全体の構成をファクシミリ装置を例に説明する。ここで
説明するファクシミリ装置は、シート状の原稿を多数枚
セットした状態から一枚づつ読取部に搬送し、送信する
機構を有する機種である。
【0015】ファクシミリ装置の本体中央には、所定の
挿入角度を持った原稿トレイ10が設けられている。そ
の原稿トレイ10の挿入方向下方には、挿入される原稿
を搬送するゴムローラ12が配設され、その上方、ゴム
ローラ12に接触する位置に分離ゴム14が配設され
る。ここで、ゴムローラ12は図示しない駆動モータに
接続されている。
【0016】また、分離ゴム14は原稿挿入側上流方向
に、分離ゴム14とゴムローラ12とで所定のくさび形
状に空間16が形成される位置にネジ18で固定されて
いる分離ゴム14のゴムローラ12との反対側には、分
離ゴム14を所定の圧力でゴムローラ12に押圧する圧
力板20と押バネ22が配設されいる。ここで、押バネ
22のゴムローラ長手方向横には、後述するカム部34
が設けられている。
【0017】更に、分離部24の下方には分離搬送され
た原稿をCCDで構成される読取部26に搬送する為の
駆動ローラ28及び従動ローラ30が配設されている。
また、くさび形状の空間16には原稿の有無を検出する
為のスイッチ32が設けられている。
【0018】次に、カム部34について図2及び図3を
参照して説明する。
【0019】図2は分離部24及びカム部34の平面
図、図3はカム部34の正面図である。
【0020】押バネ22のゴムローラ長手方向横には、
圧力板20を押バネ22の圧力より強く押圧し、原稿を
通さない圧力になるようにするカム部34が設けられて
いる。カム部34には、後述するカム44を駆動するモ
ータ36が設けられている。モータ36の駆動軸36a
には、ギア38が固定され、ギア38には、ギア40が
噛合している。更にギア40には、扇状のギア42が噛
合し、ギア42にはリリース時に圧力板20に接触せ
ず、押圧時には圧力板20を押バネ22の圧力より強く
押圧し、原稿の通過を妨げるためのカム44が固着され
ている。
【0021】次に、本実施例の動作について説明する。
【0022】多数枚の原稿46が原稿トレイ10にセッ
トされると、図4に示すように、重力に従って滑りおり
た原稿46は、ゴムローラ12と分離ゴム14によって
止められる。このとき、原稿46は、図4に示すよう
に、先端部分が、不揃いになることがある。
【0023】この時、スイッチ32のアーム32aが原
稿により押し下げられるため、スイッチ32から、「原
稿有り」の信号が図示されない制御装置に送られ、その
制御装置からモータ36に駆動の信号が送られる。従っ
て、モータ36が回転し、モータ36の駆動軸36aが
反時計回りに回転し、その駆動軸36aに固定されてい
るギア38も同方向に回転し、ギア38に噛合するギヤ
40が時計回りに従動し、ギア40に噛合する扇状のギ
ア42は、反時計回りに回転する。従って、扇状のギア
42に固着するカム44は時計回りに回転し、図4に実
線で示す位置から破線で示す位置に回転し、図示しない
制御装置からの命令により図示しないモータ36の回転
が停止し、ギア38、40、42の回転が停止し、カム
44も回転を停止し、カム44の凸部44aが圧力板2
0を押圧した状態で停止する。
【0024】従って、カム44の凸部44aは、図4の
破線に示すように、圧力板20を押圧し、分離ゴム14
は、原稿46を通さない圧力まで押圧される。
【0025】次に、図示しない制御装置からの命令によ
り図示されない駆動モータが回転し、ゴムローラ12が
反時計回りに回転される。従って、原稿46の最下層の
原稿46aがゴムローラ12の回転に伴って、ゴムロー
ラ12と原稿46aの摩擦力により引き出される。ここ
で、原稿46aと46b、46bと46c、46cと4
6d間にも各々摩擦力が働くため、原稿46aの移動に
伴って、原稿、46b、46c、46dもゴムローラ1
2の回転方向に力が働く。
【0026】しかし、原稿46dは分離ゴム14に接
し、分離ゴム14と原稿46dの摩擦力は、原稿46d
と46cの摩擦力より大きいため、原稿46dは移動し
ない。また、原稿46aと46b間に働く摩擦力は、原
稿46bと46c間に働く摩擦力に比べ大きい。これ
は、摩擦力は摩擦係数と垂直抗力の積になるため、下に
ある原稿の方が、原稿の重さにより大きい垂直効力を受
けるためである。従って、原稿46bは、原稿46aの
移動にに伴って引き出される。また、原稿46cは、原
稿46bの移動により引き出される。ついで、原稿46
cの先端部が分離ゴム14に接すると、分離ゴム14と
の摩擦力により、移動を停止する。さらに、原稿46b
の先端部も分離ゴム14に接し、分離ゴム14との摩擦
力により、移動を停止する。
【0027】最後に、原稿46aの先端部も分離ゴム1
4に接する。ここで、通常は、ゴムローラ12と原稿4
6a間の摩擦力の方が、分離ゴム14と原稿46a間の
摩擦力より大きいが、カム44の凸部44aが圧力板2
0を押バネ22の押圧力より大きい力で押圧しているた
めに原稿46aの通過する隙間がなく、原稿46aも分
離ゴム14に接した状態で移動を停止する。従って、原
稿トレイ10に積載された原稿46は、図4に示す先端
部の不ぞろいの状態から、図5に示すくさび形状に先端
部が揃う。
【0028】次いで、所定時間カム44による押圧状態
でゴムローラ12を回転した後に、図示しない制御装置
からカム解除の指示が出され、モータ36の駆動軸36
aが時計回りに回転し、駆動軸36aに固着されている
ギア38が時計回りに回転する。従って、ギア38に噛
合するギア40が反時計回りに回転し、ギア40に噛合
する扇状のギア42が時計回りに回転し、ギア42に固
着されるカム44を時計回りに回転させ、圧力板20か
らカム44の先端44aが離れ、圧力板20は所定のバ
ネ圧にもどる。
【0029】次に、制御装置からの搬送命令により、図
示しない駆動モータの回転により、ゴムローラ12が反
時計回りに回転し、原稿トレイ10に積載された原稿4
6の最下層の原稿46aが1枚のみ、分離搬送される。
【0030】従って、本実施例によれば、原稿が2枚以
上同時に送られる重送や1枚も送らない空送などの不具
合を発生させずに1枚づつ確実に分離搬送が可能とな
る。
【0031】尚、本発明は、上述した実施例に限定され
るものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種
々の変更を加えることができる。
【0032】例えば、本実施例においては、押圧手段と
して、カムを用いたが、圧力を高くする部材として高圧
のバネ、ピエゾ素子、ソレノイドを用いたアクチュエー
タ等を用いても同様な効果が得られる。
【0033】また、本発明の利用範囲もファクシミリ装
置に限られず、用紙の分離搬送をともなうプリンタ、複
写機等広い分野で応用が可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明によれば、押圧手段により摩擦部材をローラにシー
トが通過不可となる圧力で押えつけるため、シート先端
部が不ぞろいの状態でセットされても所定時間のローラ
を回転により、シート先端部を、摩擦部材とローラから
構成されるくさび形状に揃えることが可能となり、シー
トを重送や空送などの不具合無しで1枚づつ分離搬送が
可能とできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のファクシミリ装置の断面図
である。
【図2】本実施例のシート分離装置の押圧部分の平面図
である。
【図3】本実施例のシート分離装置の押圧部分の正面図
である。
【図4】本実施例のシート分離装置の押圧部分の正面図
である。
【図5】本実施例のシート分離装置の押圧部分の平面図
である。
【図6】従来技術のシート分離装置を有するファクシミ
リの断面図である。
【図7】本実施例のシート分離装置の押圧部分の正面図
である。
【図8】本実施例のシート分離装置の押圧部分の正面図
である。
【符号の説明】
10 原稿トレイ 12 ゴムローラ 14 分離ゴム 16 空間 20 圧力板 22 押バネ 24 分離部 32 スイッチ 44 カム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート積載台上の複数のシートを、ロー
    ラの回転により1枚ずつ分離して搬送するシート分離装
    置において、 前記ローラに所定の圧力で接触するように配置され、前
    記積載台上の複数のシートの先端を揃えるためのガイド
    面を有し、その複数のシートの内、ローラに接触するシ
    ートのみを他のシートから分離するためにローラの回転
    と協働して作用する摩擦部材と、 その摩擦部材の反ローラ側に設けられ、前記摩擦部材と
    前記ローラとの間を前記シートが通過不可能となるよう
    に摩擦部材を押圧する押圧状態と、その摩擦部材の押圧
    を解除する解除状態とに択一的に変化しうる押圧手段
    と、 その押圧手段をローラの回転に伴って押圧状態と解除状
    態とに制御する制御手段とを設けたこと特徴とするシー
    ト分離装置。
  2. 【請求項2】 前記シート積載台上のシートの有無を検
    出する検出手段と、 その検出手段の検出結果により、前記押圧手段を制御す
    る制御手段とを設けたことを特徴とする請求項1に記載
    のシート分離装置。
JP11450693A 1993-05-17 1993-05-17 シート分離装置 Pending JPH06321376A (ja)

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JP11450693A JPH06321376A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 シート分離装置

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JP11450693A JPH06321376A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 シート分離装置

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JPH06321376A true JPH06321376A (ja) 1994-11-22

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ID=14639467

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JP11450693A Pending JPH06321376A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 シート分離装置

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