JPH0631730A - 木質系成形基材の製造方法 - Google Patents

木質系成形基材の製造方法

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JPH0631730A
JPH0631730A JP21095292A JP21095292A JPH0631730A JP H0631730 A JPH0631730 A JP H0631730A JP 21095292 A JP21095292 A JP 21095292A JP 21095292 A JP21095292 A JP 21095292A JP H0631730 A JPH0631730 A JP H0631730A
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JP
Japan
Prior art keywords
molding
wood
mold
ligneous
base material
Prior art date
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Pending
Application number
JP21095292A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Sugiura
聰 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファイバ密度が均整で優れた形態安定性を有
する木質系成形基材を成形する。 【構成】 木質チップを蒸煮および解繊して泥繊状の木
質ファイバ群を作成し、この木質ファイバ群を押出し成
形機3の押出し部4内へ送り込んでこの押出し部4内か
ら成形部5内へ押出して成形部5の閉空間6内に充填
し、閉空間6内に充填されて成形された成形体10Aを
この成形体10Aに硬化剤および離型剤を塗布してから
乾燥し、乾燥した成形体10Cを熱プレス機11の下型
12の成形面12aと上型13の成形面13aとの間で
加熱しながらプレスし、硬化剤をキュアリングして木質
系成形基材Kを成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車のドアトリムの
芯材等として適用される木質系成形基材の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来では木質系成形基材の製造に際し、
図2に示すように、木質チップ50を蒸煮がま51内へ
送り込んで蒸煮してから、解繊機52によって解繊し、
次に、解繊された泥繊にフェノール樹脂および内添離型
剤を添加してから、この泥繊をドライヤチューブ53内
で乾燥させ、乾燥した木質ファイバー群をケース54内
に送り込んで積層し、次に、ケース54から取出した積
層体55をプレス成形機56の上型と下型との間で熱お
よびプレスして木質系成形基材を成形していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記木質系成形基材の
製法では木質チップ用の木材原料の物性のバラツキが大
きいので、製品の物性や形状や品質が不安定となって不
良品が発生し易い問題点や、木質ファイバ層をプレス成
形機の上下型間に挟み込んで押し潰すので、成形品の全
周にバリが発生してバリ取り作業が必要となる問題点
や、乾燥した木質ファイバー群が飛散するので、作業環
境が悪化して火災が発生し易くなる等の問題点がある。
本発明は上記問題点を解消することを課題とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、木質チップを
蒸煮および解繊して作成された泥繊状の木質ファイバ群
を押出し部と成形部とを有する押出し成形機の押出し部
内へ送り込んでこの押出し部内から前記成形部内へ押出
して前記成形部の両成形型間の閉空間内に充填し、次
に、前記閉空間内に充填されて成形された成形体に硬化
剤および離型剤を塗布して硬化剤および離型剤が塗布さ
れた成形体を乾燥してから、乾燥した成形体を熱プレス
機の下型の成形面と上面の成形面との間で、前記硬化剤
のキュアリング温度に加熱しながらプレスして木質系成
形基材を成形するようにした構成を有する。
【0005】
【作用】木質チップを蒸煮および解繊して作成され、流
動性を有する泥繊状の木質ファイバ群を押出し成形機の
成形部の閉空間内へ流し込み、木質ファイバ群に引張り
作用や押し潰し作用を加えずに閉空間内で成形体を成形
し、硬化剤および離型剤が塗布されて乾燥した成形体を
熱プレス装置の下型の成形面と上型の成形面との間で加
熱しながらプレスすることによって前記硬化剤をキュア
リングして木質系成形基材の成形形状を固定する。
【0006】本発明は前記したように構成してあるの
で、木質系成形基材の製造工程を簡略化することができ
るとともに、木質系成形基材の製造に際し、流動性を有
する木質ファイバ群を成形部の閉空間内へ均等に流し込
み、閉空間内の木質ファイバ群に引張り作用や押し漬し
作用を加えずに閉空間内に充填して成形体を成形し、全
工程にわたって木質ファイバ群の形態が安定に保持され
るので、原料木材の物性にバラツキがあっても、木質系
成形基材のファイバ密度を全体的に均整化して木質系成
形基材の形態安定性および保形性を良化させることがで
きる。従って、木質系成形基材のファイバ密度が部分的
に過大となったり、過少となる不具合や、木質系成形基
材の形態が経時的に変化する不具合を排除することがで
きる。また、木質系成形基材の成形に際し、成形体を熱
プレス機の下型の成形面と上型の成形面との間で挟圧す
るので、木質系成形基材の外周面にバリが発生する不具
合を解消してバリ取り工程を排除することができるとと
もに、余分な端材が成形される不具合を解消して端材の
切除工程を排除することができる。さらに、湿式工程に
よって成形体を仮成形するので、ほこりの発生を抑制し
て作業環境を良化し、火災の発生を抑制することができ
る。
【0007】
【実施例】次に、本発明の1実施例を図1にしたがって
説明する。木質系成形基材Kの製造に際し、始めに、木
質チップを蒸煮がま1内へ投入して蒸煮し、続いて蒸煮
された木質チップを解繊機2内へ送り込んで解繊してか
ら、解繊されて流動性を有する泥繊状の木質ファイバー
群を、スクリュー4aを有する押出し部4と、1対のポ
ーラスな成形型5a,5bを有する成形部5とが連設さ
れた押出し成形機3の押出し部4のホッパ4b内へエア
流によって管路14を通じて移送する。
【0008】そして、ホッパ4b内から押出し部4内へ
送り込まれた泥繊状の木質ファイバー群をスクリュー4
aによって押出し部4内から成形部5の両成形型5a,
5bの型面間の閉空間6内へ押出して両成形型5a,5
bをバキュームしながら泥繊状の木質ファイバー群を閉
空間6内に充填し、泥繊状の木質ファイバ群から水分を
吸い取りながら泥繊状の木質ファイバ群によって成形体
10Aを仮成形する。
【0009】次に、成形部5の両成形型5a,5bを引
離して成形体10Aを一方の成形型5aに吸着させた状
態で、フェノール樹脂等の液状硬化剤と液状の内添離型
剤とをスプレー15によって成形体10Aに塗布して含
浸させる。
【0010】次に、成形部5から取出されて硬化剤およ
び離型剤が塗布された成形体10Bを熱風乾燥機7のコ
ンベアベルト7a上へ移載して熱風乾燥機7内へ送り込
み、成形体10Bを移送しながら成形体10Bに熱風を
吹きつけて、成形体10Bを水分率が約5%になるまで
乾燥させる。
【0011】続いて、乾燥した成形体10Cを熱プレス
機11の下型12の凸状成形面12aにセットし、上型
13を下降させて成形体10Cを下型12の凸状成形面
12aと上型13の凹状成形面13aとの間で約180
℃の温度に加熱してプレスし、硬化剤をキュアリングし
ながら木質系成形基材Kを成形する。
【0012】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。本例では木質系成形基材Kの製造に
際し、木質チップを蒸煮および解繊して作成された泥繊
状の木質ファイバ群を押出し部4と成形部5とを有する
押出し成形機3の押出し部4内へ送り込んでこの押出し
部4内から前記成形部5内へ押出して成形部5の両成形
型5a,5b間の閉空間6内に充填し、次に、閉空間6
内に充填されて仮成形された成形体10Aに硬化剤およ
び離型剤を塗布して硬化剤および離型剤が塗布された成
形体10Bを乾燥してから、乾燥した成形体10Cを熱
プレス機11の下型12の成形面12aと上型13の成
形面13aとの間で、前記硬化剤のキュアリング温度に
加熱しながらプレスして木質系成形基材Kを成形するよ
うに構成してある。
【0013】従って、木質系成形基材Kのファイバ密度
が部分的に過大となったり、過少となる不具合や、木質
系成形基材Kの形態が経時的に変化する不具を解消する
ことができる。
【0014】また、木質系成形基材Kの成形に際し、成
形体10Cを下型12の成形面12aと上型13の成形
面13aとの間で挟圧し、成形体10Cを下型12と上
型13とのパーティング面によって挟圧しないので、木
質系成形基材Kの外周面にバリが発生する不具合を解消
してバリ取り工程を排除することができるとともに、余
分な端材が成形される不具合を解消して端材の切除工程
を排除することができる。
【0015】さらに、湿式工程によって成形体10Aを
仮成形するので、ほこりの発生を抑制して作業環境を良
化し、火災の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す木質系成形基材の製造
ラインのフロー図である。
【図2】従来の木質系成形基材の製造ラインのフロー図
である。
【符号の説明】
1 蒸煮がま 2 解繊機 3 押出し成形機 4 押出し部 5 成形部 6 閉空間 7 熱風乾燥機 10A,10B,10C 成形体 11 熱プレス機 12 下型 13 上型 K 木質系成形基材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質チップを蒸煮および解繊して作成さ
    れた泥繊状の木質ファイバ群を押出し部と成形部とを有
    する押出し成形機の押出し部内へ送り込んでこの押出し
    部内から前記成形部内へ押出して前記成形部の両成形型
    間の閉空間内に充填し、次に、前記閉空間内に充填され
    て成形された成形体に硬化剤および離型剤を塗布して硬
    化剤および離型剤が塗布された成形体を乾燥してから、
    乾燥した成形体を熱プレス機の下型の成形面と上型の成
    形面との間で、前記硬化剤のキュアリング温度に加熱し
    ながらプレスして木質系成形基材を成形することを特徴
    とする木質系成形基材の製造方法。
JP21095292A 1992-07-14 1992-07-14 木質系成形基材の製造方法 Pending JPH0631730A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020014027A (ko) * 2000-08-14 2002-02-25 백영태 제품포장용기의 제조방법 및 그 방법에 따라 제조된제품포장용기
KR100445729B1 (ko) * 1999-11-05 2004-08-25 신용남 일회용 용기
WO2016136754A1 (ja) * 2015-02-27 2016-09-01 山田 菊夫 繊維シートの製造方法、その製造方法により製造された繊維シート、繊維シートを含む清掃用物品、及び繊維シートの製造装置

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WO2016136754A1 (ja) * 2015-02-27 2016-09-01 山田 菊夫 繊維シートの製造方法、その製造方法により製造された繊維シート、繊維シートを含む清掃用物品、及び繊維シートの製造装置

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