JPH0631567Y2 - 硬貨処理機に於る硬貨送出装置 - Google Patents
硬貨処理機に於る硬貨送出装置Info
- Publication number
- JPH0631567Y2 JPH0631567Y2 JP1986075338U JP7533886U JPH0631567Y2 JP H0631567 Y2 JPH0631567 Y2 JP H0631567Y2 JP 1986075338 U JP1986075338 U JP 1986075338U JP 7533886 U JP7533886 U JP 7533886U JP H0631567 Y2 JPH0631567 Y2 JP H0631567Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coin
- coins
- wall portion
- processing machine
- delivery device
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Description
【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、硬貨処理機に於る硬貨送出装置に関し、特
に、ホッパー内で傾斜して回転する回転盤によつて硬貨
を上方に送出する場合の硬貨詰まりの発生を防止するた
めの新規な改良に関する。
に、ホッパー内で傾斜して回転する回転盤によつて硬貨
を上方に送出する場合の硬貨詰まりの発生を防止するた
めの新規な改良に関する。
b.従来の技術 従来、用いられていたこの種の硬貨送出装置は、種々の
構成が提案され、採用されているが、その中で代表的な
ものについて述べると、第8図にて示すように例えば実
公昭52-30957号公報の構造を挙げることができる。
構成が提案され、採用されているが、その中で代表的な
ものについて述べると、第8図にて示すように例えば実
公昭52-30957号公報の構造を挙げることができる。
すなわち、第8図において、本体に取付けられたホッパ
ー内に傾斜した状態で設けられた回転盤1は、矢印にて
示す方向に回転するように、図示しない回転駆動手段の
回転軸1aにて駆動されている。
ー内に傾斜した状態で設けられた回転盤1は、矢印にて
示す方向に回転するように、図示しない回転駆動手段の
回転軸1aにて駆動されている。
この回転盤1には、輪形の環状段部1bで形成された硬
貨送出通路2が形成され、この硬貨送出通路2内には、
所定の間隔で複数の突起3が配設されている。
貨送出通路2が形成され、この硬貨送出通路2内には、
所定の間隔で複数の突起3が配設されている。
前記硬貨送出通路2の外側位置には、ほぼ輪状に案内枠
部4が形成され、この案内枠部4の一部に形成された切
欠よりなる硬貨放出口5には、硬貨を硬貨搬送路6の方
へ案内するための誘導部材7が設けられている。
部4が形成され、この案内枠部4の一部に形成された切
欠よりなる硬貨放出口5には、硬貨を硬貨搬送路6の方
へ案内するための誘導部材7が設けられている。
従来の硬貨送出装置は、前述したように構成されてお
り、その動作については、図示しない回転駆動手段によ
つて回転盤1が矢印の方向に回転すると、ホッパー内に
供給された混合硬貨が、各突起3に係止されて上方に送
出され、硬貨が誘導部材7の位置にくると、この誘導部
材7によつて外方へ誘導された後、硬貨搬送路6へ送出
される。
り、その動作については、図示しない回転駆動手段によ
つて回転盤1が矢印の方向に回転すると、ホッパー内に
供給された混合硬貨が、各突起3に係止されて上方に送
出され、硬貨が誘導部材7の位置にくると、この誘導部
材7によつて外方へ誘導された後、硬貨搬送路6へ送出
される。
c.考案が解決しようとする問題点 従来の硬貨送出装置は、以上のように構成されているた
め、次のような問題点を有していた。
め、次のような問題点を有していた。
(1)例えば、2枚の硬貨が重なつた状態で送出された場
合、この重積している硬貨を誘導部材において落下排除
できない場合には、これらの硬貨は微妙なタイミング関
係により、複数の硬貨が硬貨放出口に対して同時に導入
されるような事態となり、硬貨詰まりを生じていた。
合、この重積している硬貨を誘導部材において落下排除
できない場合には、これらの硬貨は微妙なタイミング関
係により、複数の硬貨が硬貨放出口に対して同時に導入
されるような事態となり、硬貨詰まりを生じていた。
(2)前述の硬貨詰まりが発生した場合、その後の硬貨送
出が不可能となり、硬貨の噛み込みが強く発生した場合
には、回転盤に対してブレーキをかけた状態となり、回
転盤自体が回動不可能となるように作用するため、故障
発生の原因となつていた。
出が不可能となり、硬貨の噛み込みが強く発生した場合
には、回転盤に対してブレーキをかけた状態となり、回
転盤自体が回動不可能となるように作用するため、故障
発生の原因となつていた。
本考案は、以上のような問題点を解決するためになされ
たもので、特に、回転盤の硬貨送出通路に形成された環
状突部を有効利用して、硬貨詰まりの起こらない硬貨処
理機に於ける硬貨送出装置を得ることを目的とする。
たもので、特に、回転盤の硬貨送出通路に形成された環
状突部を有効利用して、硬貨詰まりの起こらない硬貨処
理機に於ける硬貨送出装置を得ることを目的とする。
d.問題点を解決するための手段 本考案による硬貨処理機に於ける硬貨送出装置は、ホッ
パー内に傾斜状態で回転自在に設けられた回転盤と、こ
の回転盤の硬貨送出通路に、硬貨を上方に送出するため
に設けられた複数の突起と、前記硬貨を硬貨搬送路へ案
内するための誘導部材とを備えた硬貨処理機に於る硬貨
送出装置において、 前記回転盤の硬貨送出通路の内周側に形成された環状突
部と、前記環状突部において交互に形成された第1壁部
及び第2壁部とを備え、前記第1壁部の外周側に、前記
硬貨送出通路に対してほぼ垂直状をなすと共に前記突起
との協働により前記硬貨を上方に送り出す垂直部を形成
し、前記各第2壁部の外周側に、前記硬貨送出通路に対
して鈍角をなすと共に不要な硬貨が乗り越える非垂直部
を形成した構成である。
パー内に傾斜状態で回転自在に設けられた回転盤と、こ
の回転盤の硬貨送出通路に、硬貨を上方に送出するため
に設けられた複数の突起と、前記硬貨を硬貨搬送路へ案
内するための誘導部材とを備えた硬貨処理機に於る硬貨
送出装置において、 前記回転盤の硬貨送出通路の内周側に形成された環状突
部と、前記環状突部において交互に形成された第1壁部
及び第2壁部とを備え、前記第1壁部の外周側に、前記
硬貨送出通路に対してほぼ垂直状をなすと共に前記突起
との協働により前記硬貨を上方に送り出す垂直部を形成
し、前記各第2壁部の外周側に、前記硬貨送出通路に対
して鈍角をなすと共に不要な硬貨が乗り越える非垂直部
を形成した構成である。
e.作用 本考案による硬貨処理機に於ける硬貨送出装置において
は、環状突部の第1壁部を第2壁部とが交互に形成され
ているため、ホッパー内の硬貨を、回転盤の回転により
突起で係止させて上方に案内した場合、重積した状態の
硬貨は、好適な曲面部又は面取り部をなす鈍角な非垂直
部によって形成された前記第2壁部を乗り越えて下方に
落下案内され、常に一枚ずつ硬貨が誘導部材の方へ送り
出される。
は、環状突部の第1壁部を第2壁部とが交互に形成され
ているため、ホッパー内の硬貨を、回転盤の回転により
突起で係止させて上方に案内した場合、重積した状態の
硬貨は、好適な曲面部又は面取り部をなす鈍角な非垂直
部によって形成された前記第2壁部を乗り越えて下方に
落下案内され、常に一枚ずつ硬貨が誘導部材の方へ送り
出される。
f.実施例 以下、図面と共に本考案による硬貨処理機に於る硬貨送
出装置の好適な実施例について詳細に説明する。
出装置の好適な実施例について詳細に説明する。
尚、従来例と同一又はは同等部分には、同一符号を付し
て説明する。
て説明する。
第1図から第7図迄は、本考案による硬貨処理機に於る
硬貨送出装置を示すためのもので、第1図乃至第3図は
硬貨送出装置を概略的に示している。
硬貨送出装置を示すためのもので、第1図乃至第3図は
硬貨送出装置を概略的に示している。
図において、符号1で示されるものは、全体が円板状を
なすと共に、ホッパー内に傾斜配設された回転盤であ
り、この回転盤1は、図示しない本体に設けられた回転
駆動手段の回転軸1aに固定され、この回転軸1aの回
転によつて回転盤1が矢印の方向に回転する。
なすと共に、ホッパー内に傾斜配設された回転盤であ
り、この回転盤1は、図示しない本体に設けられた回転
駆動手段の回転軸1aに固定され、この回転軸1aの回
転によつて回転盤1が矢印の方向に回転する。
この回転盤1の外周側には、輪形の環状突部1bで形成
された硬貨送出通路2が形成され、この硬貨送出通路2
内には、所定の間隔で複数の突起3が配設されている。
された硬貨送出通路2が形成され、この硬貨送出通路2
内には、所定の間隔で複数の突起3が配設されている。
この突起3は、第3図及び第6図に示すように、回転盤
1の硬貨送出通路2に植設されており、その一端側3a
は、硬貨送出通路の面に対して直立状に形成されると共
に、その他端側3bはテーパ状に形成されている。
1の硬貨送出通路2に植設されており、その一端側3a
は、硬貨送出通路の面に対して直立状に形成されると共
に、その他端側3bはテーパ状に形成されている。
前記硬貨送出通路2の外側位置には、ホッパーの円筒状
をなす案内枠部4が形成され、この案内枠部4の一部に
形成された切欠きよりなる硬貨放出口5には、硬貨を硬
貨搬送路6の方へ案内するための誘導部材7が設けられ
ている。
をなす案内枠部4が形成され、この案内枠部4の一部に
形成された切欠きよりなる硬貨放出口5には、硬貨を硬
貨搬送路6の方へ案内するための誘導部材7が設けられ
ている。
前記硬貨搬送路6の下流側には、搬送されてくる硬貨の
内容を検出するための硬貨検出部8が配設されている。
内容を検出するための硬貨検出部8が配設されている。
又、前記案内枠部4の一端には、第7図(A),(B)に示す
ようなばね舌片9の一端9aが固定され、このばね舌片
9の先端に形成された傾斜面を有する当接部9bは、前
記硬貨送出通路2のほぼ中央位置に突出した状態で、作
動自在に保持されると共に、前記誘導部材7の先端部7
aの上方に位置して配設されている。
ようなばね舌片9の一端9aが固定され、このばね舌片
9の先端に形成された傾斜面を有する当接部9bは、前
記硬貨送出通路2のほぼ中央位置に突出した状態で、作
動自在に保持されると共に、前記誘導部材7の先端部7
aの上方に位置して配設されている。
さらに、前記環状突部1bは、第1図に示すように、第
1壁部1bA及び第2壁部1bBが交互に且つ相互が連
続して環状に形成され、前記各第2壁部1bBは、前記
各突起3と対応した位置に各々配設されている。
1壁部1bA及び第2壁部1bBが交互に且つ相互が連
続して環状に形成され、前記各第2壁部1bBは、前記
各突起3と対応した位置に各々配設されている。
前記第1壁部1bAの構造は、第1図及び第4図(A)に
示されるように、その外周側が、前記硬貨送出通路2の
面に対して、ほぼ垂直な垂直部11を以つて形成され、
硬貨10と当接した場合、硬貨10はこの第1壁部1b
Aを乗り越えることができないように構成され、前記垂
直部11と突起3との協働により硬貨10を上方へ送り
出すことができる。
示されるように、その外周側が、前記硬貨送出通路2の
面に対して、ほぼ垂直な垂直部11を以つて形成され、
硬貨10と当接した場合、硬貨10はこの第1壁部1b
Aを乗り越えることができないように構成され、前記垂
直部11と突起3との協働により硬貨10を上方へ送り
出すことができる。
又、前記第2壁部1bBの構造は、第1図及び第4図
(B)に示されるように、その外周側は、前記硬貨送出通
路2の面に対して、鈍角な非垂直部12を以つて形成さ
れ、この非垂直部12は、第4図(B)のように曲面部で
構成した場合、並びに第5図で示すように面取り部で構
成した場合等の何れかの構成が用いられている。
(B)に示されるように、その外周側は、前記硬貨送出通
路2の面に対して、鈍角な非垂直部12を以つて形成さ
れ、この非垂直部12は、第4図(B)のように曲面部で
構成した場合、並びに第5図で示すように面取り部で構
成した場合等の何れかの構成が用いられている。
本考案による硬貨処理機に於ける硬貨送出装置は、前述
したように構成されており、以下に、その動作について
説明する。
したように構成されており、以下に、その動作について
説明する。
第1図及び第2図の状態で、ホッパー内に混合硬貨又は
同種硬貨を収容した後、回転盤1を図示しない回転駆動
手段によつて、矢印の方向に回転させると、前述のホッ
パー内の下方に位置する硬貨溜り部から多数の硬貨10
が、回転盤1の回転に伴い、各突起3の一端側3aに係
止されて上方に送出される。
同種硬貨を収容した後、回転盤1を図示しない回転駆動
手段によつて、矢印の方向に回転させると、前述のホッ
パー内の下方に位置する硬貨溜り部から多数の硬貨10
が、回転盤1の回転に伴い、各突起3の一端側3aに係
止されて上方に送出される。
各突起3間には、2〜3個の硬貨10が係止された状態
にて送出され、例えば、3個の硬貨10が連続して送出
されている場合には、第2壁部1bBが最上部に到達し
た時点において、前述の連続送出される3個の硬貨10
のうち、最前部に位置すると共に前記第2壁部1bBに
位置する硬貨10は、この第2壁部1bBの曲面部又は
面取り部によつて内方への係止が得られなくなるため、
回転盤1の回転力に抗して、非垂直部12を乗り越え
て、この第2壁部1bBから下方に落下する。
にて送出され、例えば、3個の硬貨10が連続して送出
されている場合には、第2壁部1bBが最上部に到達し
た時点において、前述の連続送出される3個の硬貨10
のうち、最前部に位置すると共に前記第2壁部1bBに
位置する硬貨10は、この第2壁部1bBの曲面部又は
面取り部によつて内方への係止が得られなくなるため、
回転盤1の回転力に抗して、非垂直部12を乗り越え
て、この第2壁部1bBから下方に落下する。
他の残りの2個の硬貨10は、環状突部1bの第1壁部
1bAと突起3とによる係止状態を維持した状態で、回
転盤1の回転に伴つて上方に送出されるが、硬貨10の
送出位置が回転盤1の最上部を過ぎた時点から、今度は
逆に硬貨10の自重と重力との関係により、回転盤1の
回転力に抗し突起3との係止から離れて下方へ移動しよ
うとする作用が生じる。そのため、回転盤1の最上位置
から誘導部材7に至る走出区間において、硬貨10は不
安定な走出状態に置かれ勝ちになる。しかし、次の瞬間
には最前部の硬貨10はばね舌片9の当接部9bに接
し、送出速度が急速に減速されると共に、このばね舌片
9の復帰力によつて、硬貨10は第1壁部1bA側に付
勢された状態で送出され、且つ後続の硬貨10に対して
も同様に作用するため、後続の硬貨10が先行の硬貨1
0の下にもぐり込む所謂もぐり込み現象の発生が抑制さ
れ、然る後、これ等の硬貨10は安定した状態で順次誘
導部材7を経て硬貨搬送路6内へ案内される。
1bAと突起3とによる係止状態を維持した状態で、回
転盤1の回転に伴つて上方に送出されるが、硬貨10の
送出位置が回転盤1の最上部を過ぎた時点から、今度は
逆に硬貨10の自重と重力との関係により、回転盤1の
回転力に抗し突起3との係止から離れて下方へ移動しよ
うとする作用が生じる。そのため、回転盤1の最上位置
から誘導部材7に至る走出区間において、硬貨10は不
安定な走出状態に置かれ勝ちになる。しかし、次の瞬間
には最前部の硬貨10はばね舌片9の当接部9bに接
し、送出速度が急速に減速されると共に、このばね舌片
9の復帰力によつて、硬貨10は第1壁部1bA側に付
勢された状態で送出され、且つ後続の硬貨10に対して
も同様に作用するため、後続の硬貨10が先行の硬貨1
0の下にもぐり込む所謂もぐり込み現象の発生が抑制さ
れ、然る後、これ等の硬貨10は安定した状態で順次誘
導部材7を経て硬貨搬送路6内へ案内される。
又、前述の硬貨送出動作において、前記第1壁部1bA
に当接して回転送出される硬貨10が、2枚重積した状
態で送出されてきた場合には、上層の硬貨は、最上部位
においてこの第1壁部1bAを乗り越えて下方に落下す
るが、万一、そのまま送出される場合には、この硬貨は
誘導部材7に誘導される直前において、ばね舌片9の当
接部9bの傾斜面に接してその送出は、強制的に規制さ
れ、その送出速度が減速されることにより、重積された
硬貨のうちの上側の硬貨10は、誘導部材7に至ること
なく突起3後方に位置する第2壁部1bBを乗り越え
て、下方の硬貨溜り部内に収容される。
に当接して回転送出される硬貨10が、2枚重積した状
態で送出されてきた場合には、上層の硬貨は、最上部位
においてこの第1壁部1bAを乗り越えて下方に落下す
るが、万一、そのまま送出される場合には、この硬貨は
誘導部材7に誘導される直前において、ばね舌片9の当
接部9bの傾斜面に接してその送出は、強制的に規制さ
れ、その送出速度が減速されることにより、重積された
硬貨のうちの上側の硬貨10は、誘導部材7に至ること
なく突起3後方に位置する第2壁部1bBを乗り越え
て、下方の硬貨溜り部内に収容される。
尚、前述の重積した硬貨の下側に位置する硬貨10は、
前述の通常送出動作と同様に誘導部材7内に誘導され
る。
前述の通常送出動作と同様に誘導部材7内に誘導され
る。
さらに、前述の通常送出動作において、仮りに、最前部
に位置する硬貨10が、第2壁部1bBを乗り越えるこ
とができず、そのままの状態で送出されていつた場合、
最前部の硬貨10は、ばね舌片9の当接部9bと接し
て、その送出速度が急速に減速され、当該硬貨10は、
誘導部材7に入る寸前において、第2壁部1bBを乗り
越えて下方に落下する。
に位置する硬貨10が、第2壁部1bBを乗り越えるこ
とができず、そのままの状態で送出されていつた場合、
最前部の硬貨10は、ばね舌片9の当接部9bと接し
て、その送出速度が急速に減速され、当該硬貨10は、
誘導部材7に入る寸前において、第2壁部1bBを乗り
越えて下方に落下する。
従つて、前述の動作により、最前部の硬貨が第2壁部1
bBを介して排除できなかつた場合の誘導部材7直前に
おける排除、及び、2枚の重積硬貨のうち、上層の硬貨
の排除等については、前述したばね舌片9による2次的
作用によつて得られることが明らかとなる。
bBを介して排除できなかつた場合の誘導部材7直前に
おける排除、及び、2枚の重積硬貨のうち、上層の硬貨
の排除等については、前述したばね舌片9による2次的
作用によつて得られることが明らかとなる。
尚、前述のばね舌片9の形状は、本実施例の形状に限る
ことなく、前述と同様の効果を得ることができるような
形状であれば、他の形状とすることも可能であることは
述べるまでもないことである。
ことなく、前述と同様の効果を得ることができるような
形状であれば、他の形状とすることも可能であることは
述べるまでもないことである。
g.考案の効果 本考案による硬貨処理機に於ける硬貨送出装置は、以上
のように構成されているため、次のような効果を備えて
いる。
のように構成されているため、次のような効果を備えて
いる。
すなわち、回転盤上に形成された各突起間に保持されて
回転送出される硬貨のうち余分な硬貨は、第2壁部によ
って、少なくとも誘導部材に導入される直前において全
て排除される。従って、硬貨搬送路に送出される硬貨
は、1個ずつ整列して送り込まれるため、硬貨詰まりを
発生することがなく、安定した硬貨処理を行うことがで
きる。しかも、硬貨送出通路の内周側に形成された環状
突部を利用して、第1壁部と第2壁部とを交互に形成し
ているので、極めて簡単な構造をもって硬貨の整列を達
成できるといった優れた効果をも有する。
回転送出される硬貨のうち余分な硬貨は、第2壁部によ
って、少なくとも誘導部材に導入される直前において全
て排除される。従って、硬貨搬送路に送出される硬貨
は、1個ずつ整列して送り込まれるため、硬貨詰まりを
発生することがなく、安定した硬貨処理を行うことがで
きる。しかも、硬貨送出通路の内周側に形成された環状
突部を利用して、第1壁部と第2壁部とを交互に形成し
ているので、極めて簡単な構造をもって硬貨の整列を達
成できるといった優れた効果をも有する。
第1図から第7図迄は、本考案による硬貨処理機に於け
る硬貨送出装置を示すためのもので、第1図は回転盤を
示す平面図、第2図は装置の要部の構成を示す平面図、
第3図は第1図のA−A′線による断面図、第4図(A)
は第1図のB−B′線による拡大断面図、第4図(B)は
第1図のC−C′線による拡大断面図、第5図は第4図
(B)の他の実施例を示す断面図、第6図は突起を示す拡
大側面図、第7図(A)及び(B)はばね舌片を示す拡大斜視
図及び正面図、第8図は従来構成を示す概略的構成図で
ある。 1は回転盤、1bは環状突部、1bAは第1壁部、1b
Bは第2壁部、2は硬貨送出通路、3は突起、4は案内
枠部、5は硬貨放出口、7は誘導部材、9はばね舌片、
10は硬貨、11は垂直部、12は非垂直部である。
る硬貨送出装置を示すためのもので、第1図は回転盤を
示す平面図、第2図は装置の要部の構成を示す平面図、
第3図は第1図のA−A′線による断面図、第4図(A)
は第1図のB−B′線による拡大断面図、第4図(B)は
第1図のC−C′線による拡大断面図、第5図は第4図
(B)の他の実施例を示す断面図、第6図は突起を示す拡
大側面図、第7図(A)及び(B)はばね舌片を示す拡大斜視
図及び正面図、第8図は従来構成を示す概略的構成図で
ある。 1は回転盤、1bは環状突部、1bAは第1壁部、1b
Bは第2壁部、2は硬貨送出通路、3は突起、4は案内
枠部、5は硬貨放出口、7は誘導部材、9はばね舌片、
10は硬貨、11は垂直部、12は非垂直部である。
Claims (5)
- 【請求項1】ホッパー内に傾斜状態で回転自在に設けら
れた回転盤と、この回転盤の硬貨送出通路に、硬貨を上
方に送出するために設けられた複数の突起と、前記硬貨
を硬貨搬送路へ案内するための誘導部材とを備えた硬貨
処理機に於る硬貨送出装置において、 前記回転盤の硬貨送出通路の内周側に形成された環状突
部と、前記環状突部において交互に形成された第1壁部
及び第2壁部とを備え、前記第1壁部の外周側に、前記
硬貨送出通路に対してほぼ垂直状をなすと共に前記突起
との協働により前記硬貨を上方に送り出す垂直部を形成
し、前記各第2壁部の外周側に、前記硬貨送出通路に対
して鈍角をなすと共に不要な硬貨が乗り越える非垂直部
を形成したことを特徴とする硬貨処理機に於る硬貨送出
装置。 - 【請求項2】前記第1及び第2壁部は相互に連続して形
成されていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第1項記載の硬貨処理機に於る硬貨送出装置。 - 【請求項3】前記第2壁部は、前記各突起と対応して形
成されていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第1項又は第2項記載の硬貨処理機に於る硬貨送出装
置。 - 【請求項4】前記第2壁部の非垂直部は、曲面部又は面
取り部より形成されていることを特徴とする実用新案登
録請求の範囲第1項記載の硬貨処理機に於る硬貨送出装
置。 - 【請求項5】前記環状突部に近接して配置された硬貨を
誘導するための前記誘導部材の上方位置には、搬送硬貨
と接し送出速度を規制するばね舌片を備えていることを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の硬貨処
理機に於る硬貨送出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986075338U JPH0631567Y2 (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 | 硬貨処理機に於る硬貨送出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986075338U JPH0631567Y2 (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 | 硬貨処理機に於る硬貨送出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62187379U JPS62187379U (ja) | 1987-11-28 |
JPH0631567Y2 true JPH0631567Y2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=30921385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986075338U Expired - Lifetime JPH0631567Y2 (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 | 硬貨処理機に於る硬貨送出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631567Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5533207A (en) * | 1978-08-30 | 1980-03-08 | Takamisawa Cybernetics | Scrapeeup type coin dispenser |
-
1986
- 1986-05-21 JP JP1986075338U patent/JPH0631567Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62187379U (ja) | 1987-11-28 |
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