JPH06313572A - エアコンディショナーの前面パネル - Google Patents
エアコンディショナーの前面パネルInfo
- Publication number
- JPH06313572A JPH06313572A JP5125408A JP12540893A JPH06313572A JP H06313572 A JPH06313572 A JP H06313572A JP 5125408 A JP5125408 A JP 5125408A JP 12540893 A JP12540893 A JP 12540893A JP H06313572 A JPH06313572 A JP H06313572A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front panel
- air
- air outlet
- panel
- conditioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量で強度に優れると共に，結露防止効果を
有するエアコンディショナーの前面パネルの提供。 【構成】 空気吹出し口１１を有するエアコンディショ
ナーの前面パネル１０であって，前面パネル全体が射出
成形により一体に形成されている。パネル外縁部１２１
〜１２４には，中空部１５を設けてあり，空気吹出し口
１１においては，空気吹出し口１１の外壁１１１近傍ま
で中空部１５が形成されている。
有するエアコンディショナーの前面パネルの提供。 【構成】 空気吹出し口１１を有するエアコンディショ
ナーの前面パネル１０であって，前面パネル全体が射出
成形により一体に形成されている。パネル外縁部１２１
〜１２４には，中空部１５を設けてあり，空気吹出し口
１１においては，空気吹出し口１１の外壁１１１近傍ま
で中空部１５が形成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，天井埋込み式等のエア
コンディショナーの前面パネルに関するものであり，特
に軽量で結露防止特性に優れた安価な前面パネルに関す
る。
コンディショナーの前面パネルに関するものであり，特
に軽量で結露防止特性に優れた安価な前面パネルに関す
る。
【０００２】
【従来技術】冷気（処理空気）吹出し口を有するエアコ
ンディショナー（室内ユニット，以下同じ）の前面パネ
ルは，軽量で適度の強度を有すると共に，処理空気と室
内外気との温度差による結露などが生じにくい構造が要
求される。即ち，図５に示すように，エアコンディショ
ナー９は，外気８１の取入口９２と冷気８０の空気吹出
し口９１とを有し，前面パネル９０の空気吹出し口９１
の周縁部には結露が生じ易い。
ンディショナー（室内ユニット，以下同じ）の前面パネ
ルは，軽量で適度の強度を有すると共に，処理空気と室
内外気との温度差による結露などが生じにくい構造が要
求される。即ち，図５に示すように，エアコンディショ
ナー９は，外気８１の取入口９２と冷気８０の空気吹出
し口９１とを有し，前面パネル９０の空気吹出し口９１
の周縁部には結露が生じ易い。
【０００３】また，フィルター９３を含む荷重に耐える
ため，前面パネル９０の外縁部には補強鉄板９０１，９
０２が取付けられている。そして，空気吹出し口９１近
傍の補強鉄板９０１には，図６に示すように結露を防止
するための断熱部材９５１，９５２が貼着されている。
ため，前面パネル９０の外縁部には補強鉄板９０１，９
０２が取付けられている。そして，空気吹出し口９１近
傍の補強鉄板９０１には，図６に示すように結露を防止
するための断熱部材９５１，９５２が貼着されている。
【０００４】上記断熱部材９５１，９５２は，ポリエチ
レンやポリウレタン等の発泡体からなる。また，上記補
強鉄板９０１，９０２は，ボス９４にねじ止めされてい
る。なお，図５において，符号９６はロータリファン，
符号９７は熱交換器である。
レンやポリウレタン等の発泡体からなる。また，上記補
強鉄板９０１，９０２は，ボス９４にねじ止めされてい
る。なお，図５において，符号９６はロータリファン，
符号９７は熱交換器である。
【０００５】
【解決しようとする課題】しかしながら，従来のエアコ
ンディショナーの前面パネルには，次のような問題があ
る。即ち，前面パネルには，補強鉄板９０１，９０２が
取付けられている他に，断熱部材９５１，９５２が取付
けられており，部品点数が多く，組立工数を要しコスト
高である。
ンディショナーの前面パネルには，次のような問題があ
る。即ち，前面パネルには，補強鉄板９０１，９０２が
取付けられている他に，断熱部材９５１，９５２が取付
けられており，部品点数が多く，組立工数を要しコスト
高である。
【０００６】なお，補助鉄板９０１，９０２をなくし
て，その代わりに前面パネル９０の外縁部に沿って補強
用のリブを設ける方法が考えられる。樹脂製のリブは，
熱伝導が良くないから，断熱部材は不要となる。しかし
ながら，上記のような肉厚のリブを射出成形によって前
面パネルの裏面に形成するとその表面側に肉ひけが生じ
易いという問題がある。
て，その代わりに前面パネル９０の外縁部に沿って補強
用のリブを設ける方法が考えられる。樹脂製のリブは，
熱伝導が良くないから，断熱部材は不要となる。しかし
ながら，上記のような肉厚のリブを射出成形によって前
面パネルの裏面に形成するとその表面側に肉ひけが生じ
易いという問題がある。
【０００７】前面パネルの表面に肉ひけが生ずると体裁
上大きな問題となるので，リブによって補強する上記方
法は，採用し難い。本発明は，かかる従来の問題点に鑑
みて，軽量で強度に優れると共に，結露防止効果を有す
る安価なエアコンディショナーの前面パネルを提供しよ
うとするものである。
上大きな問題となるので，リブによって補強する上記方
法は，採用し難い。本発明は，かかる従来の問題点に鑑
みて，軽量で強度に優れると共に，結露防止効果を有す
る安価なエアコンディショナーの前面パネルを提供しよ
うとするものである。
【０００８】
【課題の解決手段】本発明は，空気吹出し口を有するエ
アコンディショナーの前面パネルであって，パネル全体
が，樹脂により一体的に成形されていると共に，そのパ
ネル外縁部には，樹脂の充填されていない中空部を設け
てあり，上記中空部は，空気吹出し口においては，吹出
し口外壁近傍まで延設されていることを特徴とするエア
コンディショナーの前面パネルにある。
アコンディショナーの前面パネルであって，パネル全体
が，樹脂により一体的に成形されていると共に，そのパ
ネル外縁部には，樹脂の充填されていない中空部を設け
てあり，上記中空部は，空気吹出し口においては，吹出
し口外壁近傍まで延設されていることを特徴とするエア
コンディショナーの前面パネルにある。
【０００９】本発明において，最も注目すべきことは，
パネル外縁部に中空部を設けてあり，該中空部は，空気
吹出し口の外壁近傍まで延設されていることである。ま
た，上記中空部を有する前面パネル全体は射出成形によ
り一体的に構成されている。上記中空部の形成は，実施
例に示すようにコアバック方式によるガスインジェクシ
ョン法によって成形することができる。
パネル外縁部に中空部を設けてあり，該中空部は，空気
吹出し口の外壁近傍まで延設されていることである。ま
た，上記中空部を有する前面パネル全体は射出成形によ
り一体的に構成されている。上記中空部の形成は，実施
例に示すようにコアバック方式によるガスインジェクシ
ョン法によって成形することができる。
【００１０】
【作用及び効果】本発明にかかる前面パネルにおいて
は，パネル外縁部に中空部を設けており，外縁部が中空
箱形構造になっている。そのため，この部分の断面係数
が大幅に上昇し，強度が著しく向上する。従って，補強
板金等の補強部材が不要である。また，空気吹出し口の
近傍にも中空部が及んでおり，中空部の断熱効果により
空気吹出口の近傍に断熱部材を別個に設ける必要がない
と共に，結露防止効果に優れている。
は，パネル外縁部に中空部を設けており，外縁部が中空
箱形構造になっている。そのため，この部分の断面係数
が大幅に上昇し，強度が著しく向上する。従って，補強
板金等の補強部材が不要である。また，空気吹出し口の
近傍にも中空部が及んでおり，中空部の断熱効果により
空気吹出口の近傍に断熱部材を別個に設ける必要がない
と共に，結露防止効果に優れている。
【００１１】そのため，部品点数が減少すると共にそれ
らの組立工数が不要となる。また，中空部によって従来
の補強部材や断熱部材と同様の効果を得ることができる
から軽量である。また，射出成形によりパネル全体を１
工程で製作することができるので安価である。上記のよ
うに，本発明によれば，軽量で強度に優れると共に，結
露防止効果を有する安価なエアコンディショナーの前面
パネルを提供することができる。
らの組立工数が不要となる。また，中空部によって従来
の補強部材や断熱部材と同様の効果を得ることができる
から軽量である。また，射出成形によりパネル全体を１
工程で製作することができるので安価である。上記のよ
うに，本発明によれば，軽量で強度に優れると共に，結
露防止効果を有する安価なエアコンディショナーの前面
パネルを提供することができる。
【００１２】
【実施例】本発明の実施例にかかる前面パネルについ
て，図１〜図４を用いて説明する。本例は，図１，図２
に示すように，空気吹出し口１１を有する天井埋込形の
エアコンディショナーの前面パネル１０である。そして
パネル１０全体が，射出成形により樹脂で一体的に成形
されていると共に，そのパネル外縁部１２１〜１２４に
は，樹脂の充填されていない中空部１５を設けてある。
上記中空部１５は空気吹出し口１１において，空気吹出
し口外壁１１１近傍まで延設されている。
て，図１〜図４を用いて説明する。本例は，図１，図２
に示すように，空気吹出し口１１を有する天井埋込形の
エアコンディショナーの前面パネル１０である。そして
パネル１０全体が，射出成形により樹脂で一体的に成形
されていると共に，そのパネル外縁部１２１〜１２４に
は，樹脂の充填されていない中空部１５を設けてある。
上記中空部１５は空気吹出し口１１において，空気吹出
し口外壁１１１近傍まで延設されている。
【００１３】以下それぞれについて詳説する。本例は，
図５に示す天井吊下式エアコンディショナー９に用いら
れる前面パネルであり，図２に示すように，空気取入口
１３と空気吹出し口１１とを有する。そして，空気吹出
し口１１の上下には，エアコンディショナー本体にねじ
止めするための取付穴１４が設けられている。
図５に示す天井吊下式エアコンディショナー９に用いら
れる前面パネルであり，図２に示すように，空気取入口
１３と空気吹出し口１１とを有する。そして，空気吹出
し口１１の上下には，エアコンディショナー本体にねじ
止めするための取付穴１４が設けられている。
【００１４】そして，前面パネル１０のパネル外縁部１
２１〜１２４（図２）には，図１に示すように中空部１
５が設けられている。上記中空部１５は，空気吹出し口
１１においては，空気吹出し口１１の外壁１１１の近傍
に達している。
２１〜１２４（図２）には，図１に示すように中空部１
５が設けられている。上記中空部１５は，空気吹出し口
１１においては，空気吹出し口１１の外壁１１１の近傍
に達している。
【００１５】上記前面パネル１０は，以下に述べるコア
バック法による射出成形によって製作される。初めに，
図３に示すように，固定型４１と可動型４２とで形成さ
れるキャビティ４３にランナ４４より流動状の樹脂８５
が注入される。このとき，可動型４２のコア４５は，前
面パネル１０の中空部１５の先端面１５１（図１）まで
挿入される。
バック法による射出成形によって製作される。初めに，
図３に示すように，固定型４１と可動型４２とで形成さ
れるキャビティ４３にランナ４４より流動状の樹脂８５
が注入される。このとき，可動型４２のコア４５は，前
面パネル１０の中空部１５の先端面１５１（図１）まで
挿入される。
【００１６】そして，図４に示すように，コア４５の後
退（コアバック）に同期させながら，ランナ４４より成
形ガス８６を注入し，樹脂８５内部に中空部１５を形成
する。図３において，符号４６はコア４５の操作シリン
ダである。
退（コアバック）に同期させながら，ランナ４４より成
形ガス８６を注入し，樹脂８５内部に中空部１５を形成
する。図３において，符号４６はコア４５の操作シリン
ダである。
【００１７】次に，本例の前面パネル１０の作用効果に
ついて述べる。本例の前面パネル１０は，図１に示すよ
うにパネル外縁部１２１〜１２４（図２）に中空部１５
を設けてあるため，荷重のかかるパネル外縁部１２１〜
１２４の強度が大幅に向上する。そのため，従来例で示
した補強板金（図６符号９０１）などの補強材が不要で
ある。
ついて述べる。本例の前面パネル１０は，図１に示すよ
うにパネル外縁部１２１〜１２４（図２）に中空部１５
を設けてあるため，荷重のかかるパネル外縁部１２１〜
１２４の強度が大幅に向上する。そのため，従来例で示
した補強板金（図６符号９０１）などの補強材が不要で
ある。
【００１８】また，断熱性にも優れているから従来必要
であった断熱材（図６符号９５１，９５２）も不要とな
ると共に，優れた結露防止効果を有する。これらの部材
が不要となるため，部品点数が減少し，またこれらの部
品の組立工数も不要となる。
であった断熱材（図６符号９５１，９５２）も不要とな
ると共に，優れた結露防止効果を有する。これらの部材
が不要となるため，部品点数が減少し，またこれらの部
品の組立工数も不要となる。
【００１９】また，中空部１５は，前記のようにコアバ
ック法により形成することができるから，前面パネル１
０全体は，射出成形によって１工程で製作することがで
き，安価である。そして，全体が軽量である。上記のよ
うに，本例によれば，軽量で強度に優れると共に，結露
防止効果を有する安価なエアコンディショナーの前面パ
ネルを提供することができる。
ック法により形成することができるから，前面パネル１
０全体は，射出成形によって１工程で製作することがで
き，安価である。そして，全体が軽量である。上記のよ
うに，本例によれば，軽量で強度に優れると共に，結露
防止効果を有する安価なエアコンディショナーの前面パ
ネルを提供することができる。
【図１】実施例にかかる前面パネルの部分断面図（図２
のＡ−Ａ矢視線断面図）。
のＡ−Ａ矢視線断面図）。
【図２】実施例の前面パネルの斜視図。
【図３】実施例の前面パネルの射出成形法の説明図（コ
アバック前）。
アバック前）。
【図４】実施例の前面パネルの他の射出成形法の説明図
（コアバック後）。
（コアバック後）。
【図５】従来のエアコンディショナーの断面図。
【図６】従来の前面パネルの部分断面図。
１０．．．前面パネル， １１．．．空気吹出し口， １５．．．中空部， １２１〜１２４．．．パネル外縁部，
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐久間 賢士 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 小倉 光雄 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 空気吹出し口を有するエアコンディショ
ナーの前面パネルであって，パネル全体が，樹脂により
一体的に成形されていると共に，そのパネル外縁部に
は，樹脂の充填されていない中空部を設けてあり，上記
中空部は，空気吹出し口においては，吹出し口外壁近傍
まで延設されていることを特徴とするエアコンディショ
ナーの前面パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5125408A JPH06313572A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | エアコンディショナーの前面パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5125408A JPH06313572A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | エアコンディショナーの前面パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06313572A true JPH06313572A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14909378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5125408A Pending JPH06313572A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | エアコンディショナーの前面パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06313572A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20080220713A1 (en) * | 2007-03-06 | 2008-09-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioner having outlet port |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP5125408A patent/JPH06313572A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20080220713A1 (en) * | 2007-03-06 | 2008-09-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Air conditioner having outlet port |
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