JPH06312489A - 近赤外線吸収ポリカーボネート系樹脂積層体およびその成形体 - Google Patents

近赤外線吸収ポリカーボネート系樹脂積層体およびその成形体

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JPH06312489A
JPH06312489A JP10396093A JP10396093A JPH06312489A JP H06312489 A JPH06312489 A JP H06312489A JP 10396093 A JP10396093 A JP 10396093A JP 10396093 A JP10396093 A JP 10396093A JP H06312489 A JPH06312489 A JP H06312489A
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祐治 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 銅化合物あるいは銅化合物およびチオ尿素系
誘導体および/またはチオアミド系誘導体をポリカーボ
ネート系樹脂あるいはメタクリル系樹脂中に含有せし
め、これらを積層一体化してなることを特徴とする近赤
外線吸収能に優れたポリカーボネート系樹脂積層体。 【効果】 褪色などの不安定性はなく、暗所に長期間放
置により褪色するというフォトクロミズムも見られず、
800〜2000nmの近赤外領域全域にわたる強い吸収性を有
しているため、各種工業製品を提供する上で有用であ
る。また、保温効果もあるので暖房された部屋からの放
熱防止にも用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可視光線を比較的よく透
過し、近赤外線吸収能に優れた新規なポリカーボネート
系樹脂積層体および波板状あるいは異形の断面形状に成
形されてなる耐候性に優れた近赤外線吸収ポリカーボネ
ート系樹脂成形体である。
【0002】
【従来の技術】従来、近赤外線吸収性の光透過性材料と
しては、米国特許第3692688 号明細書に示されるように
六塩化タングステン(WCl6)と塩化スズ(SnCl2・2H2O) を
メタクリル酸メチルシラップ(モノマー)に溶解して重
合して得られる実質的にヘイズのない近赤外線吸収能に
優れた材料が知られている。
【0003】更に、このほか、これまでに開発された近
赤外線吸収材料としては、特公昭60-42269号公報にクロ
ム、コバルト錯塩、特公昭60-21294号公報にチオールニ
ッケル錯体、特開昭61-115958 号公報にアントラキノン
誘導体、特開昭61-218551 号公報には 700〜800nm の領
域に極大吸収波長のある新規スクアリリウム化合物が開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】屋外用、屋内用の用途
に拘らず、透光板としては、平板のみならず、波板形状
あるいは異形の断面形状のものが多く使用されており、
かかる波板、異形の断面形状のものへの前記各材料の応
用が期待される。
【0005】従来の近赤外線吸収材料は、有機系のもの
は耐久性が悪く、環境条件の変化や時間の経過に伴って
初期の能力が劣化してくるという問題点があり、一方、
錯体系のものは耐久性はあるが、近赤外部のみならず可
視部にも吸収があり、化合物そのものが強く着色してい
るものが多く、用途が制限されてしまうという問題があ
った。更にどちらの系のものも特定の波長において吸収
ピークがみられ、そのピークからはずれた波長では殆ど
吸収能はないものであった。これらの素材を利用して、
例えば近赤外部の波長を有するレーザー光を光源とする
記録体を考えると、レーザーの波長は材料の吸収ピーク
を合わせる必要がある。しかし、レーザーの波長も近赤
外線吸収材料の吸収波長も限られたものしか得られない
から、レーザーの波長と近赤外線吸収材料の吸収ピーク
が合致する組み合わせはごく限られたものにならざるを
得なかった。
【0006】また、上記従来技術のWCl6と SnCl2・2H2O
をメタクリル酸メチルシラップに溶解した組成物は濃青
色に発色し、近赤外線をよく吸収する性質を持っている
が、暗所で長期間放置の間に褪色するという問題点を有
していた。このように緩やかに進行するフォトクロミズ
ムなどは一定の品質を備えた光学フィルターや熱線吸収
性グレージングなどの工業製品を提供する上で好ましく
ない問題点であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、 800〜20
00nmの近赤外領域全体に一様に吸収がみられ、着色が少
なくかつ耐候性および耐久性が優れた近赤外線吸収材料
について鋭意検討を重ねた結果、銅化合物あるいは銅化
合物およびチオ尿素系誘導体および/またはチオアミド
系誘導体をポリカーボネート系樹脂あるいはメタクリル
系樹脂中に含有せしめ、これらを積層することによって
得られることを見出し、本発明を完成した。
【0008】即ち、本発明は、ポリカーボネート系樹脂
100重量部に対し硫化第二銅0.01〜5重量部あるいは硫
化第二銅0.01〜5重量およびチオ尿素誘導体および/ま
たはチオアミド誘導体 0.001〜1重量部を含有してなる
ポリカーボネート系樹脂シートにメタクリル系樹脂フィ
ルムを積層一体化してなることを特徴とする近赤外線吸
収能に優れたポリカーボネート系樹脂積層体に関する。
【0009】また、本発明は、メタクリル系樹脂 100重
量部に対し硫化第二銅 0.1〜50重量部あるいは硫化第二
銅 0.1〜50重量部およびチオ尿素誘導体および/または
チオアミド誘導体0.01〜10重量部を含有してなる近赤外
線吸収メタクリル系樹脂フィルムをポリカーボネート系
樹脂シートに積層一体化されてなることを特徴とする近
赤外線吸収能に優れたポリカーボネート系樹脂積層体に
関する。
【0010】更に、本発明は、上記の近赤外線吸収能に
優れたポリカーボネート系樹脂積層体を波板状あるいは
異形の断面形状に成形してなる近赤外線吸収ポリカーボ
ネート系樹脂積層成形体に関する。
【0011】本発明において用いられるポリカーボネー
ト系樹脂とは、2価フェノールとカーボネート前駆体と
を溶液法または溶融法で反応せしめて製造されるのであ
る。2価フェノールの代表的な例を挙げると、 2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン〔ビスフェノール
A〕、ビス(4−ヒドロキシフェニル) メタン、 1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル) シクロヘキサン、 2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパ
ン、 2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−メチルフェニ
ル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル) サルファ
イド、ビス(4−ヒドロキシフェニル) スルホン等が挙げ
られる。この中で好ましい2価フェノールは、ビス(4−
ヒドロキシフェニル) アルカン系、特にビスフェノール
Aを主原料とするものである。また、カーボネート前駆
体としてはカルボニルハライド、カルボニルエステルま
たはハロホルメート等が挙げられ、具体的にはホスゲ
ン、ジフェニルカーボネート、2価フェノールのジハロ
ホルメートおよびこれらの混合物である。
【0012】ポリカーボネートを製造するに当たり、前
記2価フェノールを単独または2種類以上で使用するこ
とができる。また、得られたポリカーボネートを2種類
以上混合して使用してもよい。ポリカーボネートの粘度
平均分子量は、一般に10,000〜100,000 、好ましくは2
0,000〜60,000である。かかるポリカーボネートを製造
するに際し、適当な分子量調節剤、加工性改善のための
分岐剤、反応を促進するための触媒等必要に応じて使用
することができる。
【0013】本発明におけるメタクリル系樹脂とは、メ
タクリル酸の各種エステルをモノマーの主成分とする重
合体あるいは共重合体をさすものであり、具体的にはメ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
ブチル等各種メタクリル酸エステルの単独重合体および
これらメタクリル酸エステルと各種のアクリル酸エステ
ル、アクリル酸、スチレン、α−メチルスチレン等との
共重合体である。これらの樹脂の製造方法は公知の重合
方法である懸濁重合、乳化重合、溶液重合を用いること
ができる。また、これらの重合体の重合原料である単量
体および単量体と部分重合体を含有したシラップを使用
することも出来る。
【0014】本発明に使用する硫化第二銅は常法により
製造された粉末状のものであればよく、その平均粒径が
12μm以下であることが好ましく、10μm以下であるこ
とがより好ましい。また、更に20μm以上の粒子が実質
的に存在しないことが好ましい。平均粒子径が該範囲を
越えると、得られる成形体の外観を悪化させ、表面凹凸
による平行光線透過性を悪化させるのみならず、成形体
物性と近赤外線吸収性も低下するので好ましくない。
【0015】本発明で使用する下記の一般式(I)で示
されるチオ尿素誘導体として以下のものを例示できる。
【0016】
【化5】
【0017】(R1,R2,R3は、水素、アルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基、アラルキル基および5員また
は6員の複素環残基からなる群から選ばれた一価基を表
し、各基は1個以上の置換基を有していてもよく、R1
R2またはR2とR3は連結して環を形成してもよい) 例えば、1−エチル−3−フェニルチオウレア、 1,3−
ジフェニルチオウレア、 1,3−ジエチルチオウレア、1
−エチル−3−p−クロロフェニルチオウレア、1−エ
チル−3−(2−ヒドロキシエチル)チオウレア、1−
(2−チアゾリル)−3−フェニルチオウレア、 1,3−
ジステアリルチオウレア、 1,3−ジベヘニルチオウレ
ア、1−エチルチオウレア、1−p−ブロモフェニル−
3−フェニルチオウレア、1− (2−チオフェニル)−
3−フェニルチオウレア、 1,3−ビス(2−ヒドロキシ
エチル)チオウレア、1−p−アミノフェニル−3−フ
ェニルチオウレア、1−p−ニトロフェニル−3−フェ
ニルチオウレア、1−p−ヒドロキシフェニル−3−フ
ェニルチオウレア、1,3−ジ−m−クロルフェニルチ
オウレア、エチレンチオウレア、チオウレア、1−メチ
ル−3−p−ヒドロキシフェニルチオウレア、1−フェ
ニルチオウレア、1−m−ニトロフェニルチオウレア、
1−p−ニトロフェニルチオウレア、1−p−アミノフ
ェニルチオウレア、 1,3−ジメチルチオウレア、 1,3−
ジシクロヘキシルチオウレア、1−フェニル−3−p−
クロロフェニルチオウレア、1−フェニル−3−p−メ
トキシフェニルチオウレア、 1,1−ジフェニルチオウレ
ア、 1,1−ジベンジル−3−フェネチルチオウレア、1
−フェニル−3−(2−ヒドロキシエチル)チオウレア
などが挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。
【0018】本発明で使用する下記の一般式(II)で示
されるチオアミド誘導体として以下のものを例示でき
る。
【0019】
【化6】
【0020】(R4,R5 は、水素、アルキル基、アルケニ
ル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基お
よび5員または6員の複素環残基からなる群から選ばれ
た一価基、またはR5はアルコキシ基を表し、各基は1個
以上の置換基を有していてもよく、R4とR5は連結して環
を形成してもよい) N−メチルチオベンツアミド、 N−フェニルチオベンツ
アミド、 N−エチルチオエチルアミド、 N−エチルチオ
−p−クロルベンツアミド、 N−プロピルチオベンツア
ミド、 N−エチルチオステアリルアミド、 N−1−(2
−チアゾリル)チオベンツアミド、 N−ステアリルチオ
ステアリルアミド、 N−ベヘニルチオベヘニルアミド、
チオアセトアミド、 N−フェニル−チオ−p−ブロモベ
ンツアミド、 N−1−(2−チオフェニル)チオベンツ
アミド、 N−ベヘニルチオアセトアミド、 N−p−アミ
ノフェニルチオベンツアミド、 N−p−ニトロフェニル
チオベンツアミド、 N−p−ヒドロキシフェニルチオベ
ンツアミド、 N−m−クロルフェニルチオベンツアミ
ド、チオニコチン酸アミド、チオアセトアニリド、o−
エチル− N−フェニル(チオカルバマート)、チオベン
ツアミド、チオ−m−ニトロベンツアミド、チオ−p−
ニトロベンツアミド、チオ−p−アミノベンツアミド、
N−メチルチオアセトアミド、 N−シクロヘキシルベン
ツアミド、 N−クロロフェニルチオベンツアミド、 N−
p−メトキシフェニルチオベンツアミド、 N−ステアリ
ルチオベンツアミドなどが挙げられるが、これらに限定
されるものではない。
【0021】本発明において用いられる硫化第二銅、チ
オ尿素誘導体およびチオアミド誘導体は、可視および近
赤外域の透過率の設定によって含有させる量を変化する
ことができる。硫化第二銅の添加量は、ポリカーボネー
ト系樹脂 100重量部に対して0.01〜5重量部、好ましく
は0.02〜3重量部であり、メタクリル系樹脂 100重量部
に対して 0.1〜50重量部、好ましくは 0.2〜30重量部で
ある。
【0022】チオ尿素誘導体およびチオアミド誘導体を
添加する場合の添加量は、それぞれ、ポリカーボネート
系樹脂 100重量部に対して 0.001〜1重量部、好ましく
は 0.002〜0.5 重量部であり、メタクリル系樹脂 100重
量部に対して0.01〜10重量部、好ましくは0.02〜5重量
部である。
【0023】また、同じ含有量でも透過率は本発明で得
られる樹脂材料が例えばシートであるとき、そのシート
厚によって変化するので最終的には、設定したシート厚
における透過率が得られる様に含有量を決定することが
できる。
【0024】本発明においてポリカーボネート系樹脂 1
00重量部に対して硫化第二銅の添加量が0.01重量部未
満、あるいはメタクリル系樹脂 100重量部に対して硫化
第二銅の添加量が 0.1重量部未満の場合には、近赤外線
吸収能の向上が十分でない。
【0025】一方、ポリカーボネート系樹脂 100重量部
に対して硫化第二銅の添加量が5重量部、もしくはチオ
尿素誘導体またはチオアミド誘導体の添加量が1重量部
を越える場合、あるいはメタクリル系樹脂 100重量部に
対して硫化第二銅の添加量が50重量部、もしくはチオ尿
素誘導体またはチオアミド誘導体の添加量が10重量部を
越える場合には、近赤外線吸収能の向上は見られず、材
料中にヘイズが発生する恐れがある。
【0026】なお上記成分の他に、必要に応じて硫化第
二銅の分散をより良好にするため、例えばソルビタンモ
ノステアレートのようなソルビタン脂肪酸エステルやグ
リセリンモノステアレートのようなグリセリン脂肪酸エ
ステルなどの分散剤を本発明の組成物に対して添加して
用いることも有効であり、また適当な添加剤、例えば難
燃剤、熱安定剤、抗酸化剤、光安定剤、紫外線吸収剤、
滑剤、着色剤、無機充填剤、ガラス繊維等の補強材など
を配合することもできる。
【0027】本発明におけるポリカーボネート系樹脂あ
るいはメタクリル系樹脂と硫化第二銅あるいは硫化第二
銅およびチオ尿素誘導体および/またはチオアミド誘導
体との混合方法としては、特別な手段や順序を要するこ
となく、慣用の混合装置、例えば、熱ロール、バンバリ
ーミキサまたは押出機により容易に製造できる。
【0028】ポリカーボネート系樹脂シート自身および
メタクリル系樹脂フィルム自身は、通常の製造法によっ
て製造されたもので良い。例えば、押出機によるTダイ
法、インフレーション成形法、カレンダー成形法、圧縮
成形法、異形押出成形法によって製造できる。
【0029】この発明のプラスチックス積層体は、上記
ポリカーボネート系樹脂シートの少なくとも一面に、硫
化第二銅含有メタクリル系樹脂フィルムを積層するか、
硫化第二銅含有ポリカーボネート系樹脂シートの少なく
とも一面に、上記メタクリル系樹脂フィルムを積層す
る。次いで、この積層体を波板状に成形する場合は、加
圧成形(例えば、型押出、フォーミングロール等)、真
空成形、熱板成形等に付することにより得られる。この
際の積層は、いわゆるウェットラミネーション、ドライ
ラミネーション、エクストルージョンラミネーション、
ホットプレス等の公知の方法で行うことができる。ま
た、各樹脂層別に複数の押出機を使用して1個のダイで
同時に複合押出しをするコエクストルージョン法も適用
できる。ここでポリカーボネート系樹脂シートの厚さは
0.01〜10mmの範囲内とするのが適しており、0.05〜5mm
の範囲内であるのが好ましい。一方、メタクリル系樹脂
フィルムの厚みは0.01〜0.2mm の範囲内とするのが適し
ており、0.03〜0.08mmの範囲内であるのが好ましい。
【0030】ポリカーボネート系樹脂シートの厚みが上
記範囲から逸脱すると、積層体あるいは波板の強度が低
下したり、経済性に欠けるため好ましくない。また、メ
タクリル系樹脂フィルムの厚みが薄すぎると遮光効果が
不充分となり、厚すぎると耐衝撃性が低下するため好ま
しくない。
【0031】メタクリル系樹脂フィルムをポリカーボネ
ート系樹脂に積層すると、メタクリル系樹脂フィルムの
紫外線領域における遮断効果によりポリカーボネート系
樹脂の引張強度、曲げ強度、衝撃強度等の機械強度の低
下およびポリカーボネート系樹脂の黄色化の程度を著し
く抑える効果が得られる。
【0032】一方、波形の成形は、上記積層体に、断面
が半円形、角形、台形、三角形等の連続した凹凸を付与
することにより行われる。これらの波形形状のピッチは
通常、20〜150mm で、その深さは通常、5〜100mm とす
るのが適している。異形の断面形状は、円や三角形の様
なチューブ形状、リブにより所定間隔で仕切られた中空
形状、L型、U型、半円型の様な開放型を付与すること
ができる。
【0033】なお、更にシートの強度を増加したり、模
様を付けるときは、例えば、約5mm角の格子状にガラス
フィラメントヤーンを編織したガラス繊維ネットやステ
ンレス製金網を内部に含有させて成形してもよい。
【0034】また、この発明のプラスチックス積層体
は、複数以上組み合わせて用いてもよく、例えば、2枚
の積層波板や積層シートをリブにより所定間隔で一体化
したもの(中空形状)は、特に強度や断熱性が要求され
る複合シートとして有用であり、この発明の一つの好ま
しい態様である。
【0035】上記の如く、本発明によれば平均粒子が12
μm以下の硫化第二銅あるいは該硫化第二銅およびチオ
尿素誘導体および/またはチオアミド誘導体を透明樹脂
に加熱混練することによって、 800〜2000nmの全域にわ
たりほぼ一様に近赤外線を吸収するようになる近赤外線
吸収能に優れたポリカーボネート系樹脂積層体が得られ
る。
【0036】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明の詳細を述べ
るが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。尚、実施例中の添加割合は全て重量部を示
す。
【0037】また、得られた樹脂材料の透過スペクトル
は、分光光度計((株)日立製作所製:323型)で測定し
た。近赤外線吸収能の判定は、 900、1000、1100、1500
nmの各波長の吸収値の平均値を示した。
【0038】近赤外線吸収能の熱、湿度、光に対する安
定性を下記の方法で測定した。耐熱性、耐湿性は、近赤
外線吸収性シートを80℃、 100%RHのオーブン中に48
0時間放置した後、近赤外線吸収性を再度分光光度計(10
00nm)で測定した。その保存性は、下記式により算出し
た結果で評価した。
【0039】
【数1】
【0040】耐光性は、近赤外線吸収性シートをUVテ
スター(大日本プラスチックス(株)製超促進耐光試験
機)で 200時間光照射した後、近赤外線吸収性を再度分
光光度計(1000nm)で測定した。その保存性は、下記式に
より算出した結果で評価した。
【0041】
【数2】
【0042】熱安定性は、積層体を 230℃の設定温度の
ギヤオーブン中に20分間入れ、得られたサンプルの色調
変化を日本電色(株)製色差計にて測定し、L.a.b.法に
より色差(ΔE)を求め、以下のように判定した。 ◎:優秀 ○:良好 △:ヤケ無(黄色変化大) ×:ヤケ有 ポリカーボネート樹脂の光に対する安定性を下記の方法
で測定した。近赤外線吸収性シートをUVテスター(大
日本プラスチックス(株)製超促進耐光試験機)で 200
時間光照射した後、色調変化及び引張強度の変化を測定
した。引張強度の保持率を下記式により算出した。
【0043】
【数3】
【0044】実施例1〜14 表1に示す組み合わせと重量部で平均粒径8μmの硫化
第二銅をポリカーボネート樹脂 100重量部に添加し、タ
ンブラーミキサーで20分間混合し、40mmφ押出成型機に
よって 300℃で混練後、 0.7mm厚にシート化し、押出し
直後に0.05mm厚のメタクリル樹脂フィルムを押出しラミ
ネートし、0.75mm厚に積層一体化した。積層に使用した
冷却ロールの温度は 120℃であった。得られたシートを
ピッチ32mm、谷の深さ9mmに波付け機で成形した。得ら
れたこれらの積層シートについて透過スペクトルを測定
し、表4に 800〜2000nmにおける結果を示すが、近赤外
域の吸収能に優れていた。この樹脂シートは可視域の光
は比較的よく透過するが、通常のポリカーボネート樹脂
シートに見られない近赤外域の吸収能に優れていた。
【0045】実施例15〜27 表2に示す組み合わせと重量部で平均粒径8μmの硫化
第二銅をメチルメタアクリレート系樹脂 100重量部に添
加し、タンブラーミキサーで20分間混合し、40mmφ押出
成型機によって 230℃で混練後、0.05mm厚のフィルム
〔I〕を得た。さらに、40mmφ押出成型機によって 300
℃で混練後、 0.7mm厚にポリカーボネート樹脂をシート
化し、押出し直後に〔I〕を押出しラミネートし、0.75
mm厚に積層一体化した。積層に使用した冷却ロールの温
度は 120℃であった。得られたシートをピッチ32mm、谷
の深さ9mmに波付け機で成形した。得られたこれらのシ
ートについて透過スペクトルを測定し、表5に 800〜20
00nmにおける結果を示すが、近赤外域の吸収能に優れて
いた。
【0046】比較例1〜4 表3に示す組み合わせの配合及び条件で実施例1〜14と
同様の方法でポリカーボネート樹脂に添加後、 0.7mm厚
にシート化し、押出し直後に0.05mm厚のメタクリル樹脂
フィルムを押出しラミネートし、0.75mm厚に積層一体化
した。得られたこれらのシートについて透過スペクトル
を測定し、表5に 800〜2000nmにおける結果を示すが、
全て30%以下の近赤外線吸収能しかなかった。
【0047】比較例5〜7 表3に示す組み合わせの配合及び条件で実施例15〜27と
同様の方法でメタクリル樹脂 100重量部に添加後、0.05
mm厚のフィルム〔II〕を得た。さらに、40mmφ押出成型
機によって 300℃で混練後、 0.7mm厚にポリカーボネー
ト樹脂をシート化し、押出し直後に〔II〕を押出しラミ
ネートし、0.75mm厚に積層一体化した。得られたこれら
のシートについて透過スペクトルを測定し、表5に 800
〜2000nmにおける結果を示すが、全て30%以下の近赤外
線吸収能しかなかった。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】
【表5】
【0053】実施例28 実施例2で得られた積層体をUVテスター(大日本プラ
スチックス(株)製超促進耐光試験機)で 200時間光照
射した結果、基材シートであるポリカーボネート樹脂の
黄変化はほとんど見られなかった。また引張強度の保持
率は92%であった。メタクリル樹脂フィルムによる紫外
線の遮断効果の高いことがわかる。
【0054】比較例8 実施例2でメタクリル樹脂フィルムを積層せずに得たシ
ートをUVテスター(大日本プラスチックス(株)製超
促進耐光試験機)で 200時間光照射した結果、基材シー
トであるポリカーボネート樹脂がかなり黄変化した。ま
た引張強度の保持率は35%であり、紫外線によりポリカ
ーボネート樹脂がかなり劣化を受けたことがわかる。
【0055】表4、5によれば硫化第二銅を混練したポ
リカーボネート系樹脂のシートは、強い近赤外線吸収性
樹脂積層体となることが明らかである。また、この近赤
外線吸収性は、加熱や加湿あるいは露光によって殆ど低
下せず、取り扱いや保存の環境条件の変化に対し安定性
が高いものであることがわかる。金属銅を単独混練、あ
るいは前記以外の添加量の硫化第二銅、チオ尿素化合物
またはチオアミド化合物を混練したポリカーボネート系
樹脂のシートは、近赤外線吸収性を実質的に示さなかっ
た。
【0056】
【発明の効果】本発明の近赤外線吸収ポリカーボネート
系樹脂積層体および波板状の成形体は、以上述べたよう
に、褪色などの不安定性はなく、暗所に長期間放置によ
り褪色するというフォトクロミズムも見られず、優れた
近赤外線吸収能を示し、 800〜2000nmの近赤外領域全域
にわたる強い吸収性を有している。これらの性質を利用
することによって光学的フィルター、熱線吸収性グレー
ジング材、屋外でのテラス、ベランダ、カーポート、ア
ーケード、ガレージ等の雨、風よけおよび採光屋根、採
光側壁、天窓などの工業製品を提供する上で有用であ
る。また、保温効果もあるので暖房された部屋からの放
熱防止にも用いることができる。本発明の生成物は、金
属を含んでいるにもかかわらず、着色が少ないから、こ
れらを含有した積層体の成形体は外観が優れたものとな
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリカーボネート系樹脂 100重量部に対
    し硫化第二銅0.01〜5重量部を含有してなるポリカーボ
    ネート系樹脂シートにメタクリル系樹脂フィルムを積層
    一体化してなることを特徴とする近赤外線吸収能に優れ
    たポリカーボネート系樹脂積層体。
  2. 【請求項2】 メタクリル系樹脂 100重量部に対し硫化
    第二銅 0.1〜50重量部を含有してなるメタクリル系樹脂
    フィルムをポリカーボネート系樹脂シートに積層一体化
    されてなることを特徴とする近赤外線吸収能に優れたポ
    リカーボネート系樹脂積層体。
  3. 【請求項3】 更に、下記の一般式(I)で表される化
    合物から選択された少なくとも1種のチオ尿素誘導体
    0.001〜1重量部および/または下記の一般式(II)で
    表される化合物から選択された少なくとも1種のチオア
    ミド誘導体 0.001〜1重量部を含有してなるポリカーボ
    ネート系樹脂シートにメタクリル系樹脂フィルムを積層
    一体化してなることを特徴とする請求項1記載の近赤外
    線吸収能に優れたポリカーボネート系樹脂積層体。 【化1】 (R1,R2,R3は、水素、アルキル基、シクロアルキル基、
    アリール基、アラルキル基および5員または6員の複素
    環残基からなる群から選ばれた一価基を表し、各基は1
    個以上の置換基を有していてもよく、R1とR2またはR2
    R3は連結して環を形成してもよい) 【化2】 (R4,R5 は、水素、アルキル基、アルケニル基、シクロ
    アルキル基、アリール基、アラルキル基および5員また
    は6員の複素環残基からなる群から選ばれた一価基、ま
    たはR5はアルコキシ基を表し、各基は1個以上の置換基
    を有していてもよく、R4とR5は連結して環を形成しても
    よい)
  4. 【請求項4】 更に、下記の一般式(I)で表される化
    合物から選択された少なくとも1種のチオ尿素誘導体0.
    01〜10重量部および/または下記の一般式(II)で表さ
    れる化合物から選択された少なくとも1種のチオアミド
    誘導体0.01〜10重量部を含有するメタクリル系樹脂フィ
    ルムをポリカーボネート系樹脂シートに積層一体化され
    てなることを特徴とする請求項2記載の近赤外線吸収能
    に優れたポリカーボネート系樹脂積層体。 【化3】 (R1,R2,R3は、水素、アルキル基、シクロアルキル基、
    アリール基、アラルキル基および5員または6員の複素
    環残基からなる群から選ばれた一価基を表し、各基は1
    個以上の置換基を有していてもよく、R1とR2またはR2
    R3は連結して環を形成してもよい) 【化4】 (R4,R5 は、水素、アルキル基、アルケニル基、シクロ
    アルキル基、アリール基、アラルキル基および5員また
    は6員の複素環残基からなる群から選ばれた一価基、ま
    たはR5はアルコキシ基を表し、各基は1個以上の置換基
    を有していてもよく、R4とR5は連結して環を形成しても
    よい)
  5. 【請求項5】 硫化第二銅の粒径が平均12μm以下で実
    質的に20μm以上の粒子がないことを特徴とする請求項
    1〜4の何れか1項に記載の近赤外線吸収能に優れたポ
    リカーボネート系樹脂積層体。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか1項に記載の近赤
    外線吸収能に優れたポリカーボネート系樹脂積層体を波
    板状あるいは異形の断面形状に成形してなる近赤外線吸
    収ポリカーボネート系樹脂積層成形体。
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