JPH06312009A - 放射性医薬品加熱装置 - Google Patents

放射性医薬品加熱装置

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JPH06312009A
JPH06312009A JP5102286A JP10228693A JPH06312009A JP H06312009 A JPH06312009 A JP H06312009A JP 5102286 A JP5102286 A JP 5102286A JP 10228693 A JP10228693 A JP 10228693A JP H06312009 A JPH06312009 A JP H06312009A
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JP
Japan
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container
heating
temperature
receptacle
cooling
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JP5102286A
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Inventor
Teizo Kuroki
悌三 黒木
Keizo Takatoku
桂三 高徳
Tadayuki Matsumura
忠行 松村
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UNIVERSAL GIKEN KK
Fujifilm RI Pharma Co Ltd
Universal Giken Co Ltd
Original Assignee
UNIVERSAL GIKEN KK
Fujifilm RI Pharma Co Ltd
Universal Giken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 心筋の血流状態を検査するために用いられる
放射性医薬品は、病院等で2つの薬品を混合し加熱反応
させて得る。この加熱反応を迅速におこなわせ、薬品か
らの放射線の遮蔽を十分におこなう。 【構成】 放射性医薬品を混合した状態で保持するバイ
アルビンは、タングステン製で蓋付の筒状の容器9へ入
れられる。この容器は複数個が1つのヒータにより加熱
されるが、うち1つの容器はダミー11とし内部に設け
た温度センサにより温度が検出される。この検出信号に
よりヒータが急速加熱し、冷却ファンが急速冷却をおこ
なう。 【効果】 タングステンは比重が非常に大きく十分な放
射線の遮蔽効果を持ち、容器の肉厚を薄くでき、且つ小
さな比熱と大きな熱伝導度を持つので急速な加熱冷却等
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、標識製剤等に利用され
る放射性医薬品を加熱して反応させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放射性医薬品は主に臓器等の検査をおこ
なうための標識製剤として用いられる。この検査法に
は、例えば心筋の血流状態を評価する核医学検査法とし
て心筋シンチグラフィが存在する。この心筋シンチグラ
フィに用いられる標識製剤は、通称MIBIと呼ばれ、
正確にはヘキサキス(2−メトキシイソブチルイソニト
リル)テクネチウム(99mTc)注射液である。このM
IBIを静脈から投与しガンマカメラを用いて心筋血流
シンチグラムを得る。または、心電図に同期させてデー
タ収集をおこない、心筋血流シンチグラムを得る。
【0003】このMIBIは投与の直前に2つの薬品を
混合し加熱反応させて得る。この加熱反応をおこなうた
めの従来の方式には、温浴方式、電子レンジ方式、ヒー
ティングブロック方式の各方式があった。温浴方式は、
前記混合後の薬品が保持されたバイアルビンを、底に穴
の開いた鉛の容器に入れる。この鉛の容器を、100℃
に加熱したお湯の中に漬ける。お湯は前記穴から浸入し
直接バイアルビンを加熱する。
【0004】また電子レンジ方式は、金属が用いられて
いないバイアルビンに混合後の薬品を保持させ、電子レ
ンジの中に入れ加熱する。電子レンジ全体は鉛で遮蔽す
る。ヒーティングブロック方式は、ヒータでアルミブロ
ックを加熱し、アルミブロックに形成された凹部に、混
合後の薬品が保持されたバイアルビンを入れる。アルミ
ブロックは鉛板等で遮蔽する。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、前記温
浴方式は、鉛の容器の内側に入ったお湯が、放射性医薬
品からの放射能により汚染される可能性があった。ま
た、水は鉛等の金属に比べ比熱が非常に大きく、熱伝導
度が非常に小さいので、急速な加熱が困難であり薬品を
迅速に加熱反応させることが難しかった。ところが、放
射性医薬品は緊急時に必要な場合が多く、この加熱反応
を迅速に行なう必要がある。さらに水の比熱が大きいこ
とから、冷却の際には水の冷却を待つことはできず、水
から鉛の容器を取り出し、更にバイアルビンを取り出し
て冷却しなければならない。このため取り扱いが面倒
で、かつ取扱う人の放射能被爆の可能性が高かった。
【0006】また、電子レンジ方式は液体を単に煮沸す
るには適しているものの、温度を制御しにくい。このた
め薬品を正しく反応させるために正確に加熱するものと
しては適していない。ヒーティングブロック方式は、ア
ルミが薬品に放射する放射線を遮蔽する機能が低い。こ
のためアルミブロック方式の装置の外部を鉛で被うか、
アルミブロックを鉛ブロックに替える必要がある。いず
れの場合にしても、前記温浴方式ほどではないものの、
加熱及び冷却に時間がかかり過ぎるものであった。
【0007】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたもので、加熱及び冷却に要する時間が短く、放
射線の遮蔽が完全であり、またバイアルビンを入れ、急
速加熱し所定の温度を所定時間維持した後に急速冷却
し、バイアルビンを取り出すことのできる取り扱いの容
易な放射性医薬品加熱装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、混合後の前記薬品はタングス
テン製で蓋付筒状の容器に入れられ、この容器を介して
加熱されることを特徴とする。また請求項2の発明は、
混合後の前記薬品が保持されたバイアルビンを入れるタ
ングステン製で蓋付筒状の容器と、この容器を複数個加
熱するヒータと、複数個のうち1つの容器をダミーとし
内部に設けた温度センサと、複数個の容器を冷却するフ
ァンと、前記温度センサからの温度の検出信号を受けて
前記ヒータ及び冷却ファンを制御する制御装置と、を備
えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の発明では、タングステンの容器に入
れられた薬品は、従来のようにお湯を容器の中に入れず
に、この容器を介して加熱される。請求項2の発明で
は、薬品を保持したバイアルビンはタングステン製の容
器に入れられ、ヒータで加熱される。タングステンの容
器は複数個が設けられ、うち1つの容器はダミーとさ
れ、内部に設けた温度センサで温度が検出される。検出
信号を受けて制御手段が前記ヒータが制御して急速加熱
し、冷却ファンを制御して加熱後の容器を急速冷却す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図6にお
いて説明する。本実施例の装置は、図1に示すように装
置本体1が底部の四隅に設けられたゴム足3により支え
られ、上面に蓋カバー5が設けられている。蓋カバー5
には取っ手7が設けられており、開閉できるようになっ
ている。蓋カバー5を開けると内部には6個の容器9が
着脱可能に埋設されている。各容器9は、タングステン
製で円筒状をしており、それぞれ丁度1個のバイアルビ
ン(図示せず)を入れる大きさを持つ。6個の容器のう
ち1個はダミー11として用いられ内部に温度センサが
設けられる。また装置本体1の上面のうち前記蓋カバー
5で被われない部分では、タイマーの表示部13及び温
度表示器15が設けられている。更に、これらの横には
装置の操作をおこなうためのスイッチパネル17や表示
器19が設けられている。図中20は電源コードであ
る。
【0011】図1の縦断面図を図2に示す。前記6個の
容器9は上方から挿入されアルミ製の支持板21によっ
て支えられ、底部がラバーヒータ23によって加熱され
る。各容器9の側方にはクロスフローファン25が設け
られている。クロスフローファン25は、装置本体1の
底部から空気27を吸い込み、前記容器9群へ吹き付
け、装置本体1の背面から排出する。なお図中29は、
ラバーヒータ23やクロスフローファン25等を制御す
るための制御手段である。
【0012】図2の容器9を図3に示す。即ち、容器本
体9Aはタングステン製で円筒状をしており、蓋9Bを
有する。容器本体9Aの上端の開口部31内側には雌ね
じ33が形成され、蓋9Bの外側面には雄ねじ35が形
成され前記雌ねじ33とねじ合うようになっている。ま
た蓋9Bの中央には孔37が形成され、加熱時に内部の
空気が逃される。なお、この孔37は図よりも更に小さ
な寸法とすることが可能である。
【0013】図4に、本実施例の装置の制御を行なうブ
ロック図の概略を示す。6個の容器9のうちダミー11
として用いられる1つの容器の内部には、温度センサ3
9として熱電対が設けられている。この熱電対からの電
圧信号は増幅器41を経てA/Dコンバータ43に接続
されている。A/Dコンバータ43からのデジタル信号
は制御手段であるCPU(中央演算器)45に入力され
る。またCPU45には、スイッチパネル17に設けら
れた複数のスイッチにより信号が入力される。これらの
入力に寄り、CPU45はON・OFF信号を出力し、
ドライバ47を経てラバーヒータ23への通電をおこな
わせる。またCPU45からは表示器19へ信号を送り
複数のランプを点燈・消燈させる。
【0014】さて、以上の装置によって加熱反応されて
得られる放射性医薬品は、前記従来技術の欄で説明した
MIBI(通称)である。混合し加熱反応される2つの
薬品は、次のAとBである。即ち、薬品Aは日局過テク
ネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液である。薬品
Bはカーディオライト第一(登録商標)と呼ばれるもの
で、1バイアル中にテトラキス(2−メトキシイソブチ
ルイソニトリル)銅(I)四フッ化ホウ酸1.0ミリグ
ラムを含有し、添加物として塩化第一スズ(二水塩)
0.075ミリグラム、塩酸L−システイン(一水塩)
1.0ミリグラム、D−マンニトール20.0ミリグラ
ムを含有するものである。
【0015】そして、薬品Bに薬品Aを370〜555
MBq(1〜3ml)ミリグラムを加えて振り混ぜ、95
〜99℃で15分間加熱し反応させた後に冷却する。冷
却は36℃程度までおこなう。37℃以上では人体には
熱く感じられ、また余り熱いと人体に悪影響を与えるか
らである。このようにして得られた前記MIBIは人体
に静脈から投与され、例えば30分以降にガンマカメラ
を用いて心筋血流シンチグラムを得ることができる。
【0016】このような2つの薬品A,Bを本実施例の
装置により、加熱するための制御フロー図を図5に示
す。即ち、スイッチパネル17の電源スイッチをONに
すると、表示器19の電源ランプが点燈し(2)、次に
スイッチパネル17の自動スイッチがONか否かが判断
され(3)、ONであれば自動ランプが点燈し(4)、
自動運転がおこなわれることが表示される。そして、ス
イッチパネル17に設けられた空炊き防止スイッチ及び
緊急スイッチが共にOFFであれば(5)(6)、表示
器の加熱ランプが点燈し(7)、加熱が開始される
(8)。そして、6個の容器のうちの1つに設けられた
温度センサにより温度Tが設定温度T1(95℃)より
大きいか否かが比べられ(9)、大きければ温度Tは設
定温度T1より(95℃)より大きく設定温度T2(99
℃)より小さい状態が維持される(10)。同時にタイ
マーがスタートし(11)、加熱ランプが消燈し(1
2)、放置ランプが点燈する(13)。この時、万一温
度Tが高くなり過ぎ、設定温度T 3(例えば110℃)
よりも高くなった場合には(14)、アラームブザーが
鳴り(15)、緊急に冷却をおこなうためにクロスフロ
ーファン25が回転される(16)。
【0017】前記温度の維持(T1<T<T2)が順調に
おこなわれ、タイマーによる時間tが設定時間T1を越
えれば(17)、加熱を停止する(18)。そして放置
ランプを消燈し(19)、冷却ランプを点燈し(2
0)、冷却のためにクロスフローファン25を回転させ
る(21)。この冷却により温度Tが設定温度T4(3
7℃)よりも小さくなれば(22)、冷却ランプを消燈
し(23)、終了ランプを点燈する(24)。そしてク
ロスフローファンを停止させ(25)、本実施例におけ
る加熱所定温度の所定時間維持、及び冷却の一連の工程
を終了する。
【0018】以上の実施例に基づいて、実際に実験をお
こなった結果を図6に示す。この実験において6個の容
器9のうち5個(No1〜5)には、容器が並んだ順に
薬品AとBを混合した液体を5cc,3cc,5cc,3cc,
5ccの量を入れた。また、ダミー11とする最後の容器
には、薬品AとBを混合した3cc分と同じ単位体積当た
り重量を有する生理食塩水3ccを入れた。そして、ダミ
ー11の容器以外の他の容器9も実際に温度を測定し
た。各容器9の温度は、容器9の並んだ前記順に実線、
細かい点線、荒い点線、一点鎖線、二点鎖線、三点鎖線
で表わす。
【0019】このように、ダミー11の容器の温度を基
に制御をしたにも拘らず、他の容器9の温度についても
殆ど大きなばらつきは見られなかった。また加熱、温度
の維持、及び冷却の一連の工程が約30分でおこなわれ
ることも判明した。以上説明したように、本実施例によ
れば、加熱、所定温度の維持、及び冷却に要する時間
が、従来に比べ約半分以下で済むことが判明した。この
ような効果を得られるのは、以下の理由によると考えら
れる。即ち、タングステンは従来の鉛等に比べ硬度が大
きく容器9の肉厚を薄くできる。また、従来のヒーティ
ングブロック方式に比べ金属部分を筒状の小さな容器9
とし、加熱しなければならない金属部分を少なくした。
これらのことから加熱に必要な熱量を小さくできるため
である。
【0020】更に、必要な熱量を小さくできるので、大
熱量を発生させるニクロム線等をヒータに用いる必要が
なく、発生する熱量は小さいものの通電される電流値に
対する応答反応が良いラバーヒータ23を用いることが
できる。また比熱が水(1.0cal・deg -1・g
-1)に比べタングステンは0.0321cal・de
-1・g -1と非常に小さく、熱伝導度は水(0.00
140,鉛0.0838cal・cm -1・s -1deg
-1)に比べ0.382cal・cm -1・s -1deg
-1と非常に大きく、加熱が小さな熱量で迅速に行なわ
れ得る。
【0021】これらの事から加熱時の温度制御が極めて
容易におこなわれる。更に加えて、従来のように室温で
自然放冷をおこなう場合に比べ冷却のためのクロスフロ
ーファン25を設けて、強制的に急速冷却をおこなうこ
とができる。従って冷却時の温度制御も容易におこなわ
れる。また、複数の容器9のうち1つをダミー11とし
温度センサ39を設けて温度を検出し、この検出信号を
基に制御をおこなうので正確な温度制御が可能となっ
た。
【0022】以上のように、急速加熱及び急速冷却を実
際の温度検出信号により制御しつつ応答性の良いラバー
ヒータによっておこなうので、加熱、所定温度の維持、
及び冷却の一連工程を正確に短い時間でおこなえるよう
になったものである。また、比重は水(1.0)や鉛
(11.34)に比べ、タングステンは19.24と大
きく、薬品からの放射線を効率的に遮蔽できる。特に、
従来の温浴方式に比べ、お湯を介して加熱をする必要が
なく、もちろん容器9の中にお湯を通す必要がない。従
って、お湯が放射能で汚染される可能性がまったくな
い。
【0023】このため、また冷却のためにお湯の中か
ら、バイアルビンを入れた鉛の容器を取り出し、更に鉛
の容器からバイアルビンを取り出すといった面倒な取り
扱いが不用となる。即ち、容器9へ直接バイアルビンを
入れ、この容器9を装置に入れる。そして、約30分の
時間が経過した後に、再び容器9を取り出せば、内部の
MIBIは36℃まで冷却されており、そのまま注射液
として使い検査をおこなうことが可能となる。そこで、
容器9を検査を行なう部屋まで運び、容器9の蓋9Bに
形成されでる孔37から注射針を入れ、内部のバイアル
ビンの注射用のキャップを貫通し、内部の薬器を注射器
(シリンジ)にうつす。注射器は鉛等によりシールドさ
れている。従って、加熱、冷却、検査を通じMIBIを
取扱う医療関係者が放射能被爆することなく、迅速に容
易に検査作業をおこなえる。このように取り扱いが極め
て容易となる。特に心筋シンチグラフィは緊急時の検査
に必要な事が多く、その場合には、本実施例の装置のよ
うに取り扱いが容易で短い時間で一連の工程が済んでし
まう事は、大変に重要な社会的貢献となる。
【0024】以上の実施例では、加熱をおこなうヒータ
はラバーヒータ23として説明したが、他の実施例にお
いて同じく応答反応が良いセラミックヒータを用いる事
ができる。また、以上の実施例ではヒータからの熱は直
接に容器9へ伝えられるものであったが、他の実施例で
はヒータから一度熱が伝えられたお湯を介して、容器に
熱が伝えられるものであっても良い。この場合でもタン
グステン製の容器の特性により熱量が小さいので加熱し
やすく従来の鉛の容器のように容器の内部にお湯を通し
て加熱する必要がない。従って放射能による水の汚染と
いう可能性は無い。また鉛の容器に比べ加熱に必要とす
る熱量が小さくなるので、その分一連の工程に必要な時
間が短くなる。
【0025】以上の実施例では制御回路には図4に示す
ようにCPUを用いたが、他の実施例ではCPUを用い
ずいくつかのリレーを用いてアナログ的な回路によって
制御をおこなうことももちろん可能である。また、以上
の実施例では冷却をおこなうファンはクロスフローファ
ン25であったが、他の従来例では通常のスクリュー形
状のファンであっても良い。
【0026】また、以上の実施例においては加熱反応し
て得られる放射性医薬品はいわゆるMIBIであった
が、同様に加熱を必要とする他の放射性医薬品であって
も本発明を実施することは可能である。このような他の
薬品としては、いわゆるMAG3やSQ30217等が
ある。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の放射性医
薬品加熱装置によれば、請求項1の発明では、タングス
テン製の容器が小さな比熱と大きな熱伝導度を持つこと
から加熱及び冷却に要する時間が短くなり、更に、比重
が大きな事から放射線の遮断が容易であり、同時に、加
熱が容易でお湯を容器の中に入れて加熱する必要がない
ので、放射能による汚染の可能性を無くす事ができる。
【0028】また請求項2の発明では、前記請求項1の
発明の効果に加えて、以下の効果を得る。即ち、薬品が
保持されたバイアルビンを本発明の装置のタングステン
製の容器へ入れれば、制御手段が温度検出信号を受けて
ヒータを制御し、加熱の容易な前記タングステン製の容
器を急速に加熱し、所定温度を所定時間維持した後、冷
却の容易な前記タングステン製の容器をファンで急速に
冷却することができるので、加熱,所定温度維持,及び
冷却の一連の工程を迅速におこなえ、その後は冷却され
たバイアルビンを単に取り出せば良いので、取り扱いが
容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装置の外観斜視図
【図2】図1の縦断面図
【図3】図2の容器9の拡大図であり(a)は容器本体
の縦断面図、(b)は(a)の平面図、(c)は(a)
に用いる蓋の縦断面図、(d)は(c)の底面図
【図4】本実施例の制御のための概略ブロック図
【図5】図4のブロック図によっておこなう制御のフロ
ーチャート図
【図6】実際に本実施例によっておこなった実験結果を
示す図
【符号の説明】 1 装置本体 3 ゴム足 5 蓋カバー 7 取っ手 9 容器 9A 容器本体 9B 蓋 11 ダミー 13 タイマーの表示部 15 温度表示器 17 スイッチパネル 19 表示器 20 電源コード 21 支持板 23 ラバーヒータ 25 クロスフローファン 27 空気 29 制御手段 31 開口部 33 雌ねじ 35 雄ねじ 37 孔 39 温度センサ 41 増幅器 43 A/Dコンバータ 45 CPU(制御手段) 47 ドライバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射性医薬品を混合した後に加熱して反
    応させる放射性医薬品加熱装置において、混合後の前記
    薬品は、タングステン製で蓋付筒状の容器に入れられ、
    この容器を介して加熱されることを特徴とする放射性医
    薬品加熱装置。
  2. 【請求項2】 放射性医薬品を混合した後に加熱して反
    応させる放射性医薬品加熱装置において、混合後の前記
    薬品が保持されたバイアルビンを入れるタングステン製
    で蓋付筒状の容器と、この容器を複数個加熱するヒータ
    と、複数個のうち1つの容器をダミーとし内部に設けた
    温度センサと、複数個の容器を冷却するファンと、前記
    温度センサからの温度の検出信号を受けて前記ヒータ及
    び冷却ファンを制御する制御装置と、を備えたことを特
    徴とする放射性医薬品加熱装置。
JP5102286A 1993-04-28 1993-04-28 放射性医薬品加熱装置 Pending JPH06312009A (ja)

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