JPH06311643A - 電圧保護回路 - Google Patents
電圧保護回路Info
- Publication number
- JPH06311643A JPH06311643A JP11236693A JP11236693A JPH06311643A JP H06311643 A JPH06311643 A JP H06311643A JP 11236693 A JP11236693 A JP 11236693A JP 11236693 A JP11236693 A JP 11236693A JP H06311643 A JPH06311643 A JP H06311643A
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- Japan
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Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機器外部から侵入する雷サージ、開閉サージ
等の異常電圧に対する保護として、異常電圧印加の防止
を行う。 【構成】 ヒューズ２とバリスタ３の並列回路にバリス
タ４とバリスタ５の並列回路を直列接続し、電圧保護回
路７を構成する。被保護部６に電圧保護回路７を並列接
続することにより、電源１より異常電圧が印加され電圧
保護回路７のバリスタのいずれか一つが故障した場合で
も、故障していないバリスタが機能することにより装置
の電圧保護動作を継続する。
等の異常電圧に対する保護として、異常電圧印加の防止
を行う。 【構成】 ヒューズ２とバリスタ３の並列回路にバリス
タ４とバリスタ５の並列回路を直列接続し、電圧保護回
路７を構成する。被保護部６に電圧保護回路７を並列接
続することにより、電源１より異常電圧が印加され電圧
保護回路７のバリスタのいずれか一つが故障した場合で
も、故障していないバリスタが機能することにより装置
の電圧保護動作を継続する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、機器の電圧保護回路に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、外部から侵入する異常電圧に対す
る機器の保護回路として、被保護部に並列にサ−ジ吸収
素子を接続する方法が行われている。一般に前記のサ−
ジ吸収素子としてはバリスタが使用され、図２に示すよ
うに被保護部１０に対して並列にバリスタ９を接続して
使用されることが多い。
る機器の保護回路として、被保護部に並列にサ−ジ吸収
素子を接続する方法が行われている。一般に前記のサ−
ジ吸収素子としてはバリスタが使用され、図２に示すよ
うに被保護部１０に対して並列にバリスタ９を接続して
使用されることが多い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の電圧保護回路では、バリスタに周囲温度による熱ス
トレス，課電（ＡＣ，ＤＣ）による電圧ストレス、さら
に電力によるストレスが経年的に加わることもあり、ひ
いては性能劣化あるいは故障して機器が充分に機能でき
なくなるという障害にも発展する可能性がある。本発明
は、前記障害の発生を予防するための電圧保護回路を提
供することを目的とする。
来の電圧保護回路では、バリスタに周囲温度による熱ス
トレス，課電（ＡＣ，ＤＣ）による電圧ストレス、さら
に電力によるストレスが経年的に加わることもあり、ひ
いては性能劣化あるいは故障して機器が充分に機能でき
なくなるという障害にも発展する可能性がある。本発明
は、前記障害の発生を予防するための電圧保護回路を提
供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ヒュ
ーズとバリスタの並列回路と、バリスタ２個の並列回路
を直列接続した電圧保護回路を被保護部と並列に接続
し、電圧保護を行う。
ーズとバリスタの並列回路と、バリスタ２個の並列回路
を直列接続した電圧保護回路を被保護部と並列に接続
し、電圧保護を行う。
【０００５】
【作用】上記のように構成された、本発明の電圧保護回
路においては、外部から異常電圧が印加され、一つのバ
リスタが故障により短絡または開放状態になっても、機
器の機能を停止することなく動作が継続できる。また、
故障していないバリスタが機能することにより電圧に対
する保護が行える。
路においては、外部から異常電圧が印加され、一つのバ
リスタが故障により短絡または開放状態になっても、機
器の機能を停止することなく動作が継続できる。また、
故障していないバリスタが機能することにより電圧に対
する保護が行える。
【０００６】
【実施例】図１は本発明の電圧保護回路の一例を示す結
線図である。図１においてヒュ−ズ２とバリスタ３の並
列回路にバリスタ４とバリスタ５の並列回路を直列接続
し、電圧保護回路７を構成する。電圧保護回路７は被保
護部６と電源１に並列に接続される。電源１に雷サージ
や開閉サージ等の異常電圧が発生し、いずれか１つのバ
リスタ故障が発生した時の電圧、保護回路７の動作は次
のようになる。バリスタ４が短絡故障を起こした場合、
ヒューズ２の通過電流が増加し、その後ヒューズが溶断
する。この状態において、異常電圧に対しての保護はバ
リスタ３によって行われる事になる。バリスタ４の開放
状態の故障の場合、異常電圧に対しての保護はバリスタ
５によって行われる。同様にしてバリスタ５短絡故障時
はヒューズ２が溶断してバリスタ３が異常電圧に対する
保護を、開放故障時はバリスタ４が保護を行う。また、
バリスタ３は、ヒューズ２に対して並列に接続されてい
るため単体で故障しても保護機能に影響は与えない。こ
のようにして、電圧保護回路７はヒューズ、バリスタ組
合わせることにより、バリスタ３、バリスタ４またはバ
リスタ５の単体の故障が発生した場合でも、機器機能を
停止することなく継続して電圧に対する保護を行うこと
ができる。 図３は自動化配電系統における
区分開閉器およびその周辺の単線結線図である。６．６
ｋＶ配電線１１上に設置される区分開閉器１２には子局
装置１３が接続され、この子局装置１３は６．６ｋＶ配
電線１１に接続された子局結合装置１４を介して、区分
開閉器１２の制御、監視に関する信号の授受を行う。ま
た、子局装置１３は変圧器１５により主電源を供給さ
れ、この電源により区分開閉器１２の投入、開放制御お
よび投入状態の保持を行う。このように自動化配電系統
の子局装置に代表される配電系統用機器は、高所や高電
圧充電部付近に設置されることが多いため、子局装置内
の電源部には異常電圧に対する保護として通電容量が大
きく信頼性の高いバリスタが多用されているが、万一の
バリスタ不良および異常電圧印加時のバリスタ故障に備
え、本発明にかかる電圧保護回路を用いるものである。
以下、その詳細について説明する。図４は本発明にかか
る電圧保護回路を使用した子局装置のブロック構成の一
例である。平常時、子局装置１６は交流電源１７を取り
込み、電源部２２により論理部２３の動作を行う直流電
圧に変換する。そして、常時論理部２３では各種のデー
タ処理を行い、親局装置２５からの制御、応答や表示器
２４に対する表示を行う。交流電源１７は子局装置１６
内部でヒューズ１８とバリスタ１９、バリスタ２０、バ
リスタ２１よりなる電圧保護回路２６に接続され、その
後電源部２２が並列に接続されている。ここで子局装置
１６は電圧保護回路２６内の交流電源１７より雷サ−ジ
や開閉サ−ジ等の異常電圧が印加され、一つのバリスタ
が故障により短絡または解放状態になっても、機器の機
能を停止することなく動作が継続できる。また、故障し
ていないバリスタが機能することにより異常電圧に対す
る保護が行える。
線図である。図１においてヒュ−ズ２とバリスタ３の並
列回路にバリスタ４とバリスタ５の並列回路を直列接続
し、電圧保護回路７を構成する。電圧保護回路７は被保
護部６と電源１に並列に接続される。電源１に雷サージ
や開閉サージ等の異常電圧が発生し、いずれか１つのバ
リスタ故障が発生した時の電圧、保護回路７の動作は次
のようになる。バリスタ４が短絡故障を起こした場合、
ヒューズ２の通過電流が増加し、その後ヒューズが溶断
する。この状態において、異常電圧に対しての保護はバ
リスタ３によって行われる事になる。バリスタ４の開放
状態の故障の場合、異常電圧に対しての保護はバリスタ
５によって行われる。同様にしてバリスタ５短絡故障時
はヒューズ２が溶断してバリスタ３が異常電圧に対する
保護を、開放故障時はバリスタ４が保護を行う。また、
バリスタ３は、ヒューズ２に対して並列に接続されてい
るため単体で故障しても保護機能に影響は与えない。こ
のようにして、電圧保護回路７はヒューズ、バリスタ組
合わせることにより、バリスタ３、バリスタ４またはバ
リスタ５の単体の故障が発生した場合でも、機器機能を
停止することなく継続して電圧に対する保護を行うこと
ができる。 図３は自動化配電系統における
区分開閉器およびその周辺の単線結線図である。６．６
ｋＶ配電線１１上に設置される区分開閉器１２には子局
装置１３が接続され、この子局装置１３は６．６ｋＶ配
電線１１に接続された子局結合装置１４を介して、区分
開閉器１２の制御、監視に関する信号の授受を行う。ま
た、子局装置１３は変圧器１５により主電源を供給さ
れ、この電源により区分開閉器１２の投入、開放制御お
よび投入状態の保持を行う。このように自動化配電系統
の子局装置に代表される配電系統用機器は、高所や高電
圧充電部付近に設置されることが多いため、子局装置内
の電源部には異常電圧に対する保護として通電容量が大
きく信頼性の高いバリスタが多用されているが、万一の
バリスタ不良および異常電圧印加時のバリスタ故障に備
え、本発明にかかる電圧保護回路を用いるものである。
以下、その詳細について説明する。図４は本発明にかか
る電圧保護回路を使用した子局装置のブロック構成の一
例である。平常時、子局装置１６は交流電源１７を取り
込み、電源部２２により論理部２３の動作を行う直流電
圧に変換する。そして、常時論理部２３では各種のデー
タ処理を行い、親局装置２５からの制御、応答や表示器
２４に対する表示を行う。交流電源１７は子局装置１６
内部でヒューズ１８とバリスタ１９、バリスタ２０、バ
リスタ２１よりなる電圧保護回路２６に接続され、その
後電源部２２が並列に接続されている。ここで子局装置
１６は電圧保護回路２６内の交流電源１７より雷サ−ジ
や開閉サ−ジ等の異常電圧が印加され、一つのバリスタ
が故障により短絡または解放状態になっても、機器の機
能を停止することなく動作が継続できる。また、故障し
ていないバリスタが機能することにより異常電圧に対す
る保護が行える。
【０００９】
【発明の効果】本発明によれば、上述したように、異常
電圧印加時にバリスタ単体が故障しても機器の動作が可
能であり、また、異常電圧に対しての保護は他のバリス
タが機能するため機器の信頼性が向上し、ひいては異常
電圧発生時の機器不良の回避に貢献できる。
電圧印加時にバリスタ単体が故障しても機器の動作が可
能であり、また、異常電圧に対しての保護は他のバリス
タが機能するため機器の信頼性が向上し、ひいては異常
電圧発生時の機器不良の回避に貢献できる。
【図１】本発明の電圧保護回路の一例を示す結線図であ
る。
る。
【図２】従来の電圧保護回路の一例を示す結線図であ
る。
る。
【図３】自動化配電系統における区分開閉器およびその
周辺の構成の一例を示す単線結線図である。
周辺の構成の一例を示す単線結線図である。
【図４】本発明にかかる電圧保護回路を適用した子局装
置のブロック構成の一例を示す結線図である。
置のブロック構成の一例を示す結線図である。
１、８ 電源 ２、１８ ヒューズ ３、４、５、９、１９、２０、２１ バリスタ ６、１０ 被保護部 ７、２６ 電圧保護回路 １１ ６．６ｋＶ配電
線 １２ 区分開閉器 １３、１６ 子局装置 １４ 子局結合装置 １５ 変圧器 １７ 交流電源 ２２ 電源部 ２３ 論理部 ２４ 表示器 ２５ 親局装置
線 １２ 区分開閉器 １３、１６ 子局装置 １４ 子局結合装置 １５ 変圧器 １７ 交流電源 ２２ 電源部 ２３ 論理部 ２４ 表示器 ２５ 親局装置
Claims (1)
- 【請求項１】 ヒューズとバリスタの並列回路と、バリ
スタ２個の並列回路を直列接続した電圧保護回路を被保
護部と並列に接続し、外部から印加される異常電圧に対
して一つのバリスタが故障により短絡または開放状態に
なっても、並列または直列に接続されたバリスタにより
保護を継続することを特徴とする電圧保護回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11236693A JPH06311643A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 電圧保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11236693A JPH06311643A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 電圧保護回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06311643A true JPH06311643A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=14584896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11236693A Pending JPH06311643A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 電圧保護回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06311643A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7483252B2 (en) | 2006-12-05 | 2009-01-27 | Ferraz Shawmut S.A. | Circuit protection device |
| USRE42319E1 (en) | 1998-06-08 | 2011-05-03 | Mersen France Sb Sas | Circuit protection device |
| US8477468B2 (en) | 2011-11-04 | 2013-07-02 | Mersen Usa Newburyport-Ma, Llc | Circuit protection device |
| US8810988B2 (en) | 2011-11-04 | 2014-08-19 | Mersen Usa Newburyport-Ma, Llc | Circuit protection device |
| JP2016192837A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 富士電機株式会社 | 電力変換装置 |
| JP6296409B1 (ja) * | 2017-10-26 | 2018-03-20 | 株式会社コンド電機 | サージ防護装置 |
| US20190057798A1 (en) * | 2017-08-18 | 2019-02-21 | Phoenix Contact Gmbh & Co Kg | Overvoltage protection device with varistors |
| JP2020005357A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 日新電機株式会社 | 保護回路 |
-
1993
- 1993-04-16 JP JP11236693A patent/JPH06311643A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USRE42319E1 (en) | 1998-06-08 | 2011-05-03 | Mersen France Sb Sas | Circuit protection device |
| US7483252B2 (en) | 2006-12-05 | 2009-01-27 | Ferraz Shawmut S.A. | Circuit protection device |
| US8477468B2 (en) | 2011-11-04 | 2013-07-02 | Mersen Usa Newburyport-Ma, Llc | Circuit protection device |
| US8810988B2 (en) | 2011-11-04 | 2014-08-19 | Mersen Usa Newburyport-Ma, Llc | Circuit protection device |
| JP2016192837A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 富士電機株式会社 | 電力変換装置 |
| US20190057798A1 (en) * | 2017-08-18 | 2019-02-21 | Phoenix Contact Gmbh & Co Kg | Overvoltage protection device with varistors |
| CN109412131A (zh) * | 2017-08-18 | 2019-03-01 | 菲尼克斯电气公司 | 具有压敏电阻的过电压保护装置 |
| JP6296409B1 (ja) * | 2017-10-26 | 2018-03-20 | 株式会社コンド電機 | サージ防護装置 |
| JP2019079742A (ja) * | 2017-10-26 | 2019-05-23 | 株式会社コンド電機 | サージ防護装置 |
| JP2020005357A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 日新電機株式会社 | 保護回路 |
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