JPH0630691Y2 - 容器の栓 - Google Patents

容器の栓

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JPH0630691Y2
JPH0630691Y2 JP1986101171U JP10117186U JPH0630691Y2 JP H0630691 Y2 JPH0630691 Y2 JP H0630691Y2 JP 1986101171 U JP1986101171 U JP 1986101171U JP 10117186 U JP10117186 U JP 10117186U JP H0630691 Y2 JPH0630691 Y2 JP H0630691Y2
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JP
Japan
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valve
stopper
cylinder
container
head
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JP1986101171U
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JPS637658U (ja
Inventor
隆哉 東
律夫 国方
敏行 石井
Original Assignee
釜屋化学工業株式会社
株式会社学習研究社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、液体を収容した容器の口部に取り付けられ、
内容液の直接塗布並びに滴下を可能とする栓に関するも
のである。
〈従来の技術〉 従来の液体を収容した容器、例えば、ヘアトニックや薬
用育毛剤等の容器では、内容液を直接頭皮に塗布する方
が効果があるため、第5図に示すように、先端部7aにボ
ール10を内蔵した中栓7を容器の口部に取り付け、該ボ
ール10を直接頭皮に当て、注出口7bから出る内容液を直
接頭皮に擦り付けたり、第6図に示すように、注出口8a
を細く絞った中栓8や、第7図に示すように、先端部9a
を細く山形状とし、その頂部に絞った注出口9aを穿設し
た中栓9を容器の口部に取り付け、注出口8a又は9bから
出る内容液を頭髪に振り掛け、指先にてマッサージしな
がら頭皮に擦り込むといった使用をするようになってい
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、第5図に示すような中栓7では、頭皮に擦り付
ける際に、ボール10が回転し、該ボール10と中栓7の先
端部7aとの間に髪の毛が巻き込まれたり或いは挟み込ま
れたりする危険性があるとともに、フケ等の頭皮の汚れ
により注出口7aが詰まる虞れがあるという欠点を有して
いた。
又、第6図や第7図に示すような中栓8,9では、注出
口8a,9bの大きさによっては、内容液が滴下状ではな
く、糸状に連続して流出して、液量の調節が難いという
欠点を有していた。
本考案は、上述の点に鑑みてなされたものであり、頭皮
に直接塗布しても髪の毛を巻き込まれたり、挟み込まれ
たりすることが無く、又、内容液が適度に滴下状に出
て、頭髪に振り掛け易いように液量の調節ができる容器
の栓を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本考案の容器の栓は、上方位
置で連結された小径短寸の内筒と大径長寸の外筒とから
成る二重筒体の中栓の内筒に、大きな半球状の頭部と下
方が太くなった棒状のスライド支柱と下端を丸めたスラ
イド支柱よりも僅かに大きい抜け止め部とから成り、頭
部の下面笠裏部と抜け止め部の上面鍔部とにそれぞれ凸
状のリブを設けたきのこ状の弁を挿入して成る。
〈作用〉 弁が上下動することにより、下方が太くなったスライド
支柱で内容液の流出量が調節されながら滴下、流出す
る。
又、弁の笠裏部に設けたリブは、弁と中栓との間隙を保
つように作用する。
〈実施例〉 以下、図示する実施例により本考案を詳細に説明する。
第1図及び第2図は、本考案の栓を用いた容器の一実施
例を示し、第1図は要部縦断面図、第2図は一部縦断簡
略分解斜視図であり、外蓋1、内蓋2、パッキン3、中
栓4、弁5並びに容器本体6から構成される。尚、4′
は、輸送、運搬時に、容器本体6内に収容された内容液
が漏出しないように封止する盲中栓である。
外蓋1は、角形で、対向する2ケ所の隅角部を面取りし
てあり、又、下方内面に、内蓋2を嵌着する凹部1aが設
けられている。
内蓋2は、外蓋1と同様に面取部を有する角形をした外
壁部と、容器本体6の口部6aの外壁に形成した螺条6bと
螺合する螺子部2eを有する円形の内壁部とから成る。そ
して、外壁部は、断面L字状に上方へ屈曲形成した上方
フランジ部2aと、外側に上記外蓋1に設けた凹部1aと嵌
合する凸部2cを設け、下方へ屈曲形成した下方フランジ
部2bとから成る。又、内壁部は、円筒壁部2dの上端に外
蓋1の天面に当接する環状突起部2fを備えるとともに、
パッキン3を支承する口部2gと肩部2hを形成し、内面に
螺子部2eを設けたものである。又、円筒壁部2dの下方の
下方フランジ部2bの内面適所に、2ケ所宛それぞれ位置
決めストッパー2iとクリックストッパー2jとが設けられ
ている。
パッキン3は、釣り鐘状であり、上記内蓋2の口部2gに
嵌着する円筒嵌合部3aと、弁5の頭部に当接して中栓4
の口部を封止する天板部3bと、下方漸拡状で断面略J字
状を成し中栓4の外壁面に密着する斜面壁部3cとから成
り、更に、斜面壁部3cの下端部には、内蓋2の肩部2hに
当接支持される断面鎌首形の円筒支持部3dが設けられる
とともに、斜面壁部3cと円筒支持部3dとの連結部には、
中栓4のフランジ部上面に圧接して内容液の漏出を防止
する環状突起3eが形成されている。
中栓4は、上方位置で連結された小径短寸の内筒4aと、
大径長寸の外筒4bとから成る二重筒体であり、更に、外
筒4bの下方外面には、容器本体6の口部6aに嵌着され外
筒4bとで口部6aを挟持するフランジ部4cが設けられ、該
フランジ部4cの上面には、上記パッキン3に圧接する環
状突起4dが形成されている。又、外筒4bの上端内面に
は、多数の突条4eが設けられている。
弁5は、きのこ状であり、大きな半球状の頭部5aと、下
方が太くなった棒状のスライド支柱5bと、下端を丸めた
スライド支柱5bよりも僅かに大きい抜け止め部5cとから
成り、頭部5aの下面笠裏部と、抜け止め部5cの上面鍔部
とに、それぞれ、放射状に凸状のリブ5d,5eが設けられ
ている。そして、抜け止め部5c側から中栓4の内筒4aに
挿入され、抜け落ち不可で、且つ、上下摺動可能に嵌合
される。
容器本体6は、口部6aの外面に螺条6bが形成されるとと
もに、肩部6cに位置決めストッパー6dが形成されてい
る。
上述のような構成により、閉蓋状態では、外蓋1、内蓋
2及びパッキン3から成り、一体化された蓋が、容器本
体6の口部6aに螺着され、パッキン3が、中栓4の外筒
4bの外面、フランジ部4cの上面、並びに、弁5の頭部5a
の上面に、それぞれ、密着して、内容液の漏出を防止し
ている。そして、開蓋状態では、第3図(a)(b)に示すよ
うに、弁5が上下に摺動して、内容液の流出量を調整す
るようになっている。例えば、第3図(a)に示すよう
に、弁5が下方に下がった状態では、内容液は、中栓4
の内筒4aの内面壁と弁5のスライド支柱5bの外面との間
を通り、弁5の頭部5aの下面に設けられたリブ5d,5d間
と中栓4の内筒4aの上端及び外筒4bに設けられた突条4e
とで絞られた間隙を通って流出する。又、第3図(b)に
示すように、弁5が上方へ上がった状態では、内容液
は、弁5の抜け止め部5cの上面に設けられたリブ5e,5e
間と中栓4の内筒4aの下端とで絞られた間隙を通り、弁
5の頭部5a及びスライド支柱5bと中栓4の内筒4aの内面
及び外筒4bの上端内面との間を通って流出する。ここ
で、弁5に設けられたリブ5d,5e及び中栓4に設けられ
た突条4eの形状並びに大きさを適宜選択、考慮すること
により、流出量を適当に調節することができる。
そして、使用時には、弁5の頭部5aを直接頭皮に当て
て、擦り付けることにより、内容液が弁5の頭部5aの表
面に伝わって流出して、塗布される。又、弁5の頭部5a
を直接頭皮に当てずに、頭髪に振り掛けることにより、
内容液が弁5の頭部5aと中栓4の外筒4b及び突条4eとの
間を通って流出し、滴下される。この時、頭皮へ弁5の
頭部5aを直接当てて塗布する場合には、内容液が多く流
出し、又、頭皮へ弁5の頭部5を当てずに頭髪に振り掛
ける場合には、内容液が塗布時よりも少なく流出し、滴
下が可能となるというように、弁5の位置により、内容
液の流出量が変化する。
更に、第4図(a)(b)(c)は、弁5のスライド支柱5bの断
面形状の一例を示したものであり、第4図(b)に示すよ
うな縦溝や、第4図(c)に示すような多条螺子溝を形成
することにより、内容液の流出がより一層スムースにな
る。
〈考案の効果〉 以上のように、本考案の容器の栓は、二重筒体の中栓と
頭部を半球状としたきのこ状の弁とから構成し、弁を中
栓の内筒に沿って上下摺動させることにより内容液の流
出量を調節可能としたので、弁の頭部にて頭皮をマッサ
ージしながら直接塗布することができるとともに、内容
液が適度に滴下するので、頭髪に振り掛けて使用するこ
ともできる。又、弁の笠裏部に設けたリブで弁と中栓と
の間隙を確保しているので、この間に、髪の毛を巻き込
んだり、挟み込んだりすることが無く、更に、流出口が
詰まるという虞れも無いという、実用上、極めて有用な
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案の一実施例を示し、第1図
は本考案の栓を用いた容器の要部を示す縦断面図、第2
図は同上の容器の構成を示す一部縦断簡略分解斜視図、 第3図(a)(b)は、本考案の栓の動作状態を説明するため
の図であり、第3図(a)は弁の下がった状態を示す縦断
面図、第3図(b)は弁の上がった状態を示す縦断面図、 第4図(a)(b)(c)は、同上、弁のスライド支柱部の他の
実施例を示す横断平面図、 第5図、第6図並びに第7図は、従来の容器の栓の一例
を示す一部縦断正面図である。 1……外蓋、2……内蓋 3……パッキン、4……中栓 5……弁、6……容器本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石井 敏行 東京都大田区上池台4丁目40番5号 株式 会社学習研究社内 (56)参考文献 実公 昭43−10871(JP,Y2) 実公 昭49−47503(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方位置で連結された小径短寸の内筒(4
    a)と大径長寸の外筒(4b)とを有し、容器の口部に
    取り付けられる二重筒体の中栓(4)と、大きな半球状
    の頭部(5a)と下方が太くなった棒状のスライド支柱
    (5b)と該スライド支柱下端の鍔状の抜け止め部(5
    c)とを有し、頭部の下面笠裏部と抜け止め部の上面鍔
    部とにそれぞれ放射状に複数の凸状のリブ(5d,5
    e)を設け、上記中栓の内筒に摺動自在に保持されたき
    のこ状の弁(5)とから成る容器の栓。
JP1986101171U 1986-06-30 1986-06-30 容器の栓 Expired - Lifetime JPH0630691Y2 (ja)

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JP1986101171U JPH0630691Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30 容器の栓

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JP1986101171U JPH0630691Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30 容器の栓

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JPS637658U JPS637658U (ja) 1988-01-19
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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0637934Y2 (ja) * 1987-09-29 1994-10-05 株式会社吉野工業所 滴下注出容器
JP5371665B2 (ja) * 2009-09-30 2013-12-18 株式会社吉野工業所 キャップ付容器

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JPS4310871Y1 (ja) * 1966-06-06 1968-05-11
JPS5347841Y2 (ja) * 1972-08-01 1978-11-16

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JPS637658U (ja) 1988-01-19

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