JPH0630532A - 充電装置 - Google Patents

充電装置

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JPH0630532A
JPH0630532A JP18134492A JP18134492A JPH0630532A JP H0630532 A JPH0630532 A JP H0630532A JP 18134492 A JP18134492 A JP 18134492A JP 18134492 A JP18134492 A JP 18134492A JP H0630532 A JPH0630532 A JP H0630532A
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JP
Japan
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battery
charging
time
charging operation
transformer
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JP18134492A
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English (en)
Inventor
Tomohiko Nakamura
智彦 中村
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バッテリの使用時すなわち放電の開始時におい
て、充電状態やバッテリ温度等のバッテリの諸状態を最
適なものにすることができる充電装置を提供する。 【構成】マグネットスイッチ5が閉路すると、商用電源
3から充電プラグ1を介して入力された電源がサーマル
リレー6を介してトランス7に供給され、バッテリ10
が充電される。バッテリ10の充電状態は充電状態検出
開路16によって検出される。外気温は外気温センサ1
7によって検出される。マイコン12はバッテリ10の
充電状態およびバッテリ温度に基づいて、任意に定めら
れた時刻にバッテリが完全充電状態になるような充電動
作の開始時刻を算出し、算出した充電動作の開始時刻に
駆動開路11を介してマグネットスイッチ5を閉路して
バッテリ10の充電動作を開始し、バッテリ10が完全
充電状態になった時点で駆動開路11を介してマグネッ
トスイッチ5を開路してバッテリの充電動作を終了す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は充電装置に係り、詳しく
は、バッテリ式電動車両に搭載されているバッテリを充
電する充電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、バッテリ・フォークリフト等の
バッテリ式電動車両においては、大電力を供給すること
ができる鉛蓄電池がバッテリとして用いられている。そ
して、走行作業時間以外の時間にバッテリの充電を行う
ことによって作業の効率化を図るようになっており、そ
のための充電装置が各車両毎に搭載されている。
【0003】従来、その充電装置には、充電動作の開始
時刻を任意に設定することができるタイマを設けたもの
がある。すなわち、予め任意な時刻にタイマをセットし
ておくことにより、そのセットされた時刻になると自動
的に充電動作が開始される。そして、バッテリの端子電
圧が転極点電圧になると、次いで、予め定められた時間
だけ充電を行った後、自動的に充電動作を終了する。こ
れにより、バッテリを完全充電状態にすると共に、過充
電を防止するようになっている。従って、一日の走行作
業が終了した時点でタイマをセットしておくだけで、次
の日の走行作業開始時までには所望の充電が行われ、走
行作業を速やかに開始することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、昼間の電力消費
を抑制するために深夜電力の利用が奨励されており、使
用料金も低く設定されている。また、労働時間の短縮化
に伴い、電動車両の走行作業は昼間に限られ、夜間の走
行作業は行われなくなっている。従って、電動車両のバ
ッテリの充電においても、深夜電力を利用すれば経済的
かつ効率的に行うことができる。
【0005】ところで、昼間の走行作業量が少ないとき
にはバッテリの放電量も少なくなるため、走行作業終了
時におけるバッテリの放電深さは浅くなり(放電状態
(DOD)は高くなり)、バッテリの充電に要する時間
は短くなる。
【0006】ところが、従来、タイマによるバッテリの
充電開始時刻は、バッテリの放電深さに関係なく一定の
時刻に設定されていた。すなわち、深夜電力の契約時間
が午後11時から翌日の午前7時までの8時間であった
場合、バッテリの放電深さが最も深い場合でも午前7時
までには十分な充電を行えるよう、午後11〜12時ま
での間に充電開始時刻を設定するのが普通である。そし
て、バッテリの放電深さが浅い場合でも、そのバッテリ
の放電深さが最も深い場合に基づいて設定した充電開始
時刻で充電が行われていた。
【0007】そのため、走行作業終了時におけるバッテ
リの放電深さが浅いときには、充電開始時刻から3〜4
時間後の午前2〜3時には充電が完了してしまう。つま
り、午前7時より4〜5時間前に充電が完了することに
なり、例えば、午前8時から走行作業を開始する場合、
早朝の5〜6時間の間、バッテリには通電がなされな
い。
【0008】すると、冬期または寒冷地において早朝の
冷え込みが厳しい場合には、走行作業の開始時までにバ
ッテリが完全に冷えきってしまうことになる。ところ
で、鉛蓄電池は外気温の低下に伴って電解液の温度が下
がると、出力電力の低下、放電時間の短縮化、バッテリ
寿命の低下等、諸性能の低下が甚だしくなる。
【0009】従って、深夜電力を利用して夜間に十分な
充電を行っておいても、走行作業の開始前にバッテリが
冷えてしまうとバッテリの諸性能が低下して、せっかく
の充電が生かされず、効率的な走行作業が行えないとい
う問題があった。
【0010】また、長期休暇や作業場の改修等で長期
間、電動車両を使用しない場合には、最後に電動車両を
使用した後に十分な充電を行っておいても、次に電動車
両を使用するまでの間にバッテリが自然放電してしまう
という問題があった。特に、近年の電動車両はマイクロ
コンピュータを搭載しているため、走行していないとき
でも常時若干の電力を消費しており、バッテリの放電が
促進されることになる。さらに、正月休暇等、冬期にお
いて長期間、電動車両を使用しない場合には、前記の
「バッテリが冷える」問題が加わり、電動車両を使用を
再開した時点での走行作業の効率はさらに低下すること
になる。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、バッテリの使用時すな
わち放電の開始時において、充電状態やバッテリ温度等
のバッテリの諸状態を最適なものにすることができる充
電装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、商用電源の電圧をバッテリの充電に適した
電圧まで降圧するトランスと、前記トランスの出力を整
流してバッテリに印加する整流回路と、商用電源と前記
トランスの間に設けられ、閉路することによって商用電
源からの電源をトランスに供給し、開路することによっ
て商用電源からのトランスに供給される電源を遮断する
スイッチと、バッテリの充電状態およびバッテリ温度に
基づいて、任意に定められた時刻にバッテリが完全充電
状態になるような充電動作の開始時刻を算出する演算手
段と、前記演算手段が算出した充電動作の開始時刻に前
記スイッチを閉路してバッテリの充電動作を開始し、バ
ッテリが完全充電状態になった時点で前記スイッチを開
路してバッテリの充電動作を終了する制御手段とを備え
たことをその要旨とする。
【0013】
【作用】従って本発明によれば、バッテリが完全充電状
態になって欲しい時刻を定めると、演算手段はその時刻
にバッテリが完全充電状態になるような充電動作の開始
時刻を算出する。そして、制御手段は、演算手段が算出
した充電動作の開始時刻にスイッチを閉路してバッテリ
の充電動作を開始し、バッテリが完全充電状態になった
時点でスイッチを開路してバッテリの充電動作を終了す
る。そのため、定めた時刻にはバッテリを確実に完全充
電状態にすることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1,
図2に従って説明する。図1に本実施例の充電装置の回
路図を示す。
【0015】この充電装置はバッテリ式電動車両に搭載
されている。そして、充電装置の充電プラグ1を作業場
内に設置された深夜電力用給電プラグ2に接続すること
により、商用電源(本実施例では3相220V)3から
電源が供給されるようになっている。尚、深夜電力用給
電プラグ2と商用電源3の給電線の間には、電力会社か
ら貸与される深夜電力用タイマリレー4が接続されてお
り、契約時間の間だけ電源が供給されるようになってい
る。
【0016】商用電源3から供給された電源は、充電プ
ラグ1とマグネットスイッチ5およびサーマルリレー6
を介してトランス7の1次側に供給され、トランス7の
2次側から整流回路8およびヒューズ9を介してバッテ
リ10に供給される。
【0017】バッテリ10は鉛蓄電池であって、電動車
両の走行モータ(図示略)を駆動できる電圧および電流
を生成できるように複数個、直列および並列に接続され
ている。
【0018】マグネットスイッチ5は常時開放してお
り、駆動回路11によって閉成制御される。そして、マ
グネットスイッチ5は閉成時に充電プラグ1からの電源
をサーマルリレー6に供給し、開放時にその電源供給を
遮断する。
【0019】サーマルリレー6は、何らかの原因によっ
てトランス7の1次側に供給される電流が過大になった
場合、その電流を遮断してトランス7および後段の装置
(整流回路8、ヒューズ9、バッテリ10)を保護す
る。
【0020】トランス7は、商用電源3の電圧をバッテ
リ11を充電するための適宜な電圧まで降圧する。整流
回路8は3相ブリッジ回路であって、トランス7からの
3相交流を直流に変換する。
【0021】ヒューズ9は、何らかの原因によってバッ
テリ10に供給される電流が過大になった場合、その電
流を遮断してバッテリ10を保護する。このように本実
施例では、マグネットスイッチ5を閉成するとバッテリ
10に適宜な電圧が印加されて充電されるようになって
いるが、そのマグネットスイッチ5の閉成制御を行う駆
動回路11は、演算手段および制御手段としてのマイク
ロコンピュータ12によって制御されている。すなわ
ち、本実施例の全ての制御はマイクロコンピュータ(以
下、マイコンと略す)12によって行われている。
【0022】そのマイコン12は、中央処理装置(CP
U)、制御プログラムを記憶した読み出し専用メモリ
(ROM)、制御データを一時記憶する読み出しおよび
書き込み可能なメモリ(RAM)、入出力インターフェ
イスから構成される。
【0023】そして、マイコン12は、操作パネル13
によって作業者が行う指示に従い、AC電圧検出回路1
4、バッテリ電圧検出回路15、充電状態検出回路1
6、外気温センサ17からの各検出信号と、計時回路1
8からの計時信号とに基づき、駆動回路11を制御する
と共に、その制御内容や制御結果を表示パネル19に表
示する。
【0024】操作パネル13上には、シートタイプスイ
ッチやキーボード等が設けられ、作業者が簡単な操作を
行うことにより、後記する充電動作の終了時刻TEND の
設定および充電動作開始の指令を確実にできるようにな
っている。
【0025】AC電圧検出回路14は、充電プラグ1と
マグネットスイッチ5間の3本の電源線の内、2線間の
電圧を検出することによって充電プラグ1に印加されて
いる電圧を検出する。そして、AC電圧検出回路14
は、充電プラグ1に電圧が印加されていれば検出信号を
マイコン12に出力する。
【0026】バッテリ電圧検出回路15はバッテリ10
の端子電圧を検出し、その端子電圧に対応した検出信号
をマイコン12に出力する。充電状態検出回路16は、
バッテリ10の電解液の比重やバッテリ電圧検出回路1
5の検出したバッテリ10の端子電圧等から充電状態
(放電状態(DOD)または残存容量、放電深さ)を検
出する。そして、充電状態検出回路16は、バッテリ1
0の充電状態に対応した検出信号をマイコン12に出力
する。
【0027】外気温センサ17は外気温を検出し、その
外気温に対応した検出信号をマイコン12に出力する。
計時回路18は水晶発振子18aの発振を基準にして計
時動作を行い、計時信号をマイコン12に出力する。
【0028】表示パネル19は液晶(LCD)ディスプ
レイ等によって構成され、後記するように充電動作に伴
う諸情報を作業者に通知するようになっている。次に、
このように構成された本実施例の充電装置の動作につい
て、図2の動作例に従って説明する。
【0029】図2は、時刻に対する充電装置の動作を示
したものであって、この例では、電動車両の走行作業の
終了が午後5時、走行作業の開始が午前8時、深夜電力
の契約時間が午後11時から翌日の午後7時までの間
に、それぞれ設定されている。
【0030】まず、作業者は一日の走行作業が終了した
時点(午後5時)で、充電装置の充電プラグ1を作業場
内に設置された給電プラグ2に差し込む。そして、作業
者は操作パネル13によって充電動作の終了時刻TEND
を設定する。この充電動作の終了時刻TEND は、深夜電
力の契約時間内であるのは無論の事、走行作業の開始
(午前8時)までにバッテリ10が冷えない程度の時間
である必要がある。この例では、充電動作の終了時刻T
END を午前6時30分に設定している。
【0031】次に、作業者は操作パネル13によって充
電動作の開始を指令する。すると、マイコン22は充電
待機モードとなって電動車両の走行や荷役等の制御を中
止し、自動的に充電動作を行う。従って、作業者は充電
動作の開始を指令した後はその場を離れても差し支えな
い。
【0032】以下に、マイコン22の動作を順序立てて
説明する。 1)外気温センサ17および充電状態検出回路16の各
検出信号と、充電動作の終了時刻TEND 、さらに補正時
間Δeとに基づいて、充電動作の開始時刻TSTを算出す
る。
【0033】すなわち、放電深さや電解液の温度によっ
てバッテリ10の充電特性は変化するため、放電深さ及
び外気温に対するバッテリ10の充電に要する時間CT
を、予め実験により求めてテーブル化しマイコン12内
のROMに記憶しておく。そして、外気温センサ17が
検出した外気温と、充電状態検出回路16が検出したバ
ッテリの充電状態(放電深さ)とに基づいて、バッテリ
10の充電に要する時間CTをROMのテーブルから検索
し、充電動作の終了時刻TEND から遡った時刻を算出す
る。その算出した時刻を充電動作の開始時刻TSTとす
る。
【0034】2)計時回路18の計時信号に基づき、現
在時刻が充電動作の開始時刻TSTになった時点で、AC
電圧検出回路14から検出信号が出力されているかどう
かを判定する。
【0035】すなわち、深夜電力の契約時間中には深夜
電力用タイマリレー4が遮断されていないため充電プラ
グ1には商用電源3の電圧が印加されている。一方、深
夜電力の契約時間外には、深夜電力用タイマリレー4が
遮断されるため充電プラグ1には電圧が印加されない。
従って、充電プラグ1に電圧が印加されていれば深夜電
力の契約時間中であることがわかり、充電プラグ1に電
圧が印加されていなければ深夜電力の契約時間外である
ことがわかる。
【0036】ここで、充電動作の開始時刻TSTが深夜電
力の契約時間外であるということは、作業者の設定が誤
っていたということであるため、その旨を表示パネル1
9に表示して充電動作を中止する。
【0037】そして、AC電圧検出回路14から検出信
号が出力されていれば、現在時刻は深夜電力の契約時間
内であって正常な充電動作を行うことができると判断
し、充電待機モードを解除して充電モードに移行する。
すなわち、駆動回路11を制御してマグネットスイッチ
5を閉成させる。すると、バッテリ10には適宜な電圧
が印加され充電が開始される。
【0038】3)バッテリ電圧検出回路15の検出信号
に基づき、バッテリ10の端子電圧の上昇を確認する。
すなわち、マグネットスイッチ5を閉成したにも関わら
ずバッテリ10の端子電圧が上昇しないということは、
マグネットスイッチ5の後段の装置(サーマルリレー
6、トランス7、整流回路8、ヒューズ9、バッテリ1
0)のいずれかが故障しているということである。従っ
て、その旨を表示パネル19に表示して充電動作を中止
する。
【0039】4)バッテリ電圧検出回路15の検出信号
に基づき、バッテリ10の端子電圧が予め実験によって
求めておいたバッテリ10の転極点電圧に達しているか
どうかを判定する。
【0040】そして、バッテリ10の端子電圧が転極点
電圧に達した時点(図2に示す時刻TC )で、充電動作
の開始時刻TSTから時刻TC までの時間t1を算出する。
次に、外気温センサ17および充電状態検出回路16の
各検出信号と、時間t1とに基づいて、転極点電圧になっ
てからバッテリ10が完全充電状態になるまでに要する
時間t2を算出する。そして、時刻TC にその時間t2を加
えて、充電動作の実際の終了時刻TENDaを算出する。
【0041】すなわち、上記したように作業者の設定し
た充電動作の終了時刻TEND に基づいて充電動作の開始
時刻TSTを算出した場合、いかに巧妙にテーブルを設定
したとしても、実際の充電動作においては、何らかの外
因によって必ず誤差が生じてしまう。その誤差ができる
だけ小さくなるように、充電動作の実際の終了時刻TEN
Daを、充電を開始してからバッテリ10が実際に転極点
電圧に達するまでの時間t1に基づいて補正するわけであ
る。
【0042】すなわち、バッテリ10の放電状態(放電
深さ)を5段階程度(一例として、100〜95、94
〜81、80〜66、65〜51、50〜0〔%〕の5
段階)に分け、各段階毎に過去の充電動作の誤差の平均
値から補正時間Δeを求める。そして、過去の充電動作
の誤差をRAMに記憶し、充電動作を行う度に誤差の平
均値から補正時間Δeを算出するようにする。その補正
時間Δeによって、充電動作の実際の終了時刻TENDaを
補正する。
【0043】従って、時間t1が予想していたよりも長い
場合には時間t2も長くなり、時間t1が予想していたより
も短い場合には時間t2も短くなる。 5)計時回路18の計時信号に基づき、現在時刻が充電
動作の実際の終了時刻TENDaになった時点で、駆動回路
11を制御してマグネットスイッチ5を開放させる。す
ると、バッテリ10への電圧の印加は停止して充電は終
了する。
【0044】また、その時点でAC電圧検出回路14か
ら検出信号が出力されているかどうかを判定する。ここ
で、AC電圧検出回路14から検出信号が出力されてい
ない場合は、深夜電力の契約時間を既に過ぎていること
になり、バッテリ10に十分な充電がなされていないこ
とになる。その原因としては、作業者の設定が誤ってい
たか又は充電動作の実際の終了時刻TENDaの算出が誤っ
ていた等が考えられるため、その旨を表示パネル19に
表示して作業者に警告を与える。
【0045】このように本実施例においては、従来例の
ように作業者が充電動作の開始時刻を設定するのではな
く、終了時刻TEND のみを設定し、開始時刻TSTは外気
温およびバッテリ10の充電状態に基づいてマイコン1
2が自動的に算出している。
【0046】従って、充電動作の終了時刻TEND を適宜
に設定すれば、走行作業の開始前にバッテリ10が冷え
てしまってバッテリの諸性能が低下して、せっかくの充
電が生かされず、効率的な走行作業が行えないという問
題は生じなくなる。
【0047】また、バッテリ10の端子電圧が転極点電
圧に達した時点で、外気温、バッテリ10の充電状態、
充電開始から転極点電圧に達するまでの時間t1のそれぞ
れに基づいて、充電動作の実際の終了時刻TENDaをマイ
コン12が自動的に算出する。そして、マイコン12
は、その終了時刻TENDaになると充電動作を終了する。
【0048】従って、実際の充電は適切に補正されるこ
とになり、充電動作の終了時にはバッテリ10を完全充
電状態にすると共に、過充電を防止することができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例
えば、以下のように実施してもよい。
【0049】1)充電動作の設定を毎日の走行作業終了
時にではなく、1週間または数ヵ月間等、長期にわたっ
て行うようにする。これはマイコン22のプログラムを
変更することによって容易に実施可能である。
【0050】例えば、毎日の午前6時30分を充電動作
の終了時刻TEND と設定しておけば、走行作業終了時に
一々終了時刻TEND の設定を行わなくてもよくなる。こ
の場合は、長期間にわたって電動車両を使用しなくて
も、最後に電動車両を使用したときに充電プラグ1を給
電プラグ2に差し込んで充電動作の開始を指令しておく
だけで、毎日確実に充電が行われるため、バッテリ10
は常時完全充電状態に保たれることになる。従って、電
動車両の使用を再開した時点で、走行作業の効率が低下
することはない。
【0051】また、バッテリ10の容量が大きく1日の
走行作業量も多いときには、深夜電力による8時間の充
電では、完全充電状態にできない場合がある。その場合
でも、毎日の午前6時30分を充電動作の終了時刻TEN
D と設定しておけば、日曜日等の走行作業を行わない日
に十分な充電(均等充電)を行うことができるため、バ
ッテリ寿命が低下する等の問題は生じない。
【0052】さらに、長期間にわたって電動車両を使用
しない場合には、充電動作の終了時刻TEND が電動車両
の使用を再開する日の早朝になるように設定し、その日
にだけ充電動作が行われるようにしてもよい。この場合
も、毎日充電動作を行った場合と同様に、電動車両の使
用を再開した時点で、走行作業の効率が低下することは
ない。
【0053】また、マイコン12が走行や荷役に対応す
る制御を行わなかった日には、予め設定された終了時刻
TEND に従って自動的に充電動作が行われるようにして
もよい。この場合も、上記と同様の効果を得ることがで
きる。
【0054】2)上記実施例において、充電動作が終了
した後、一定時間(例えば、30分)が経過したらAC
電圧検出回路14から検出信号が出力されているかどう
かを判定する。ここで、AC電圧検出回路14から検出
信号が出力されていない場合は、深夜電力の契約時間に
対する充電時間のマージンが過少であるとして、補正時
間Δeの修正を行う。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、バ
ッテリの使用時すなわち放電の開始時において、充電状
態やバッテリ温度等のバッテリの諸状態を最適なものに
することができる充電装置を提供することができる優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の充電装置の回路
図である。
【図2】時刻に対する一実施例の充電装置の動作を説明
するための図である。
【符号の説明】
5…マグネットスイッチ、7…トランス、10…バッテ
リ、12…演算手段および制御手段としてのマイクロコ
ンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源の電圧をバッテリの充電に適し
    た電圧まで降圧するトランスと、 前記トランスの出力を整流してバッテリに印加する整流
    回路と、 商用電源と前記トランスの間に設けられ、閉路すること
    によって商用電源からの電源をトランスに供給し、開路
    することによって商用電源からのトランスに供給される
    電源を遮断するスイッチとからなる充電装置において、 バッテリの充電状態およびバッテリ温度に基づいて、任
    意に定められた時刻にバッテリが完全充電状態になるよ
    うな充電動作の開始時刻を算出する演算手段と、 前記演算手段が算出した充電動作の開始時刻に前記スイ
    ッチを閉路してバッテリの充電動作を開始し、バッテリ
    が完全充電状態になった時点で前記スイッチを開路して
    バッテリの充電動作を終了する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする充電装置。
JP18134492A 1992-07-08 1992-07-08 充電装置 Pending JPH0630532A (ja)

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