JPH06304990A - 長尺材、その製造方法および装置 - Google Patents

長尺材、その製造方法および装置

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JPH06304990A
JPH06304990A JP5099532A JP9953293A JPH06304990A JP H06304990 A JPH06304990 A JP H06304990A JP 5099532 A JP5099532 A JP 5099532A JP 9953293 A JP9953293 A JP 9953293A JP H06304990 A JPH06304990 A JP H06304990A
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cross
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Tatsuya Tamura
達也 田村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂圧の変動を少なくして、横断面形状の高
さ方向の寸法および幅方向の寸法が長手方向に沿って変
化する変化部3を形成することができ、これを定形部2
と一体化して、横断面形状が長手方向に沿って変化する
長尺材を、押出成形により精度よく製造できる長尺材の
製造方法および装置を提案する。 【構成】 押出成形型10の定形部材送出路12から横
断面形状が長手方向に沿って実質的に一定の定形部材2
を送出し、一方樹脂供給路13に樹脂14を供給し、可
動型17を回転させることにより、深さおよび幅が変化
する型面18の位置を移動させ、これにより変化部材形
成路15の出口15aおよび樹脂排出路16の出口16
aの一方の開度が大きくなったときに、他方の開度が小
さくなるように開度を調節して、横断面形状の高さ方向
の寸法および幅方向の寸法が変化する変化部材3を形成
し、定形部材2と変化部材3とを一体化して、横断面形
状が変化する長尺材1を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は横断面形状が長手方向に
沿って変化する長尺材、この長尺材を押出成形により製
造する方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】横断面形状が長手方向に沿って変化する
長尺材として、横断面形状一定の定形部材に、高さが変
化する変化部材を一体化したものがある。このような長
尺材を製造する方法として、押出成形型に定形部材形成
路と変化部材形成路を設けて、それぞれ押出機から樹脂
を供給して押出成形し、変化部材形成路の出口に、開度
を調節できる第1のシャッタを設けて開度を変えること
により変化部材の高さを変化させ、この変化部材と定形
部材を一体化して長尺材を形成し、一方変化部材形成路
には樹脂排出路を分岐して余剰の樹脂を排出し、この樹
脂排出路出口に開度を調節可能な第2のシャッタを設
け、両シャッタを連動させて、第1のシャッタの閉じた
割合に応じて第2のシャッタを開き、変化部材形成路と
樹脂排出路を流れる樹脂の合計量を一定とすることによ
り、樹脂圧を一定に維持し、変形部材の形状を所定の形
状に維持しようとする方法が提案されている(例えば特
開平4−338523号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の長尺材は、シャッタにより変化部材の一部を
削り取るようにしているため、変化部材は高さ方向の寸
法が変るだけであり、幅方向の寸法まで変るものが得ら
れず、デザインの多様化の要請に応えられないという問
題点がある。
【0004】また上記従来の製造方法では、変化部材形
成路と樹脂排出路の出口をそれぞれシャッタが覆い、そ
の開度を調節するようになっているため、両流路を流れ
る樹脂圧が微妙に変化して、所定形状の変化部材を形成
することができない。
【0005】これは一定横断面形状の樹脂流路を流れて
きた樹脂流が、突然シャッタの開閉により流出量を制限
または解除されるため、樹脂圧が変化し、しかもこの樹
脂圧の変化が衝撃として加わると樹脂流に乱流が発生す
るため、押出される変化部材の形状が微妙に変化するた
めである。
【0006】本発明の目的は、このような問題点を解決
するため、変化部材が高さ方向の寸法のみならず、幅方
向の寸法も変化し、デザインの多様化が可能であり、外
観が優れた横断面形状が変化する長尺材を提供すること
である。
【0007】本発明の他の目的は、変化部材形成路の横
断面形状を変化させる際、樹脂圧の変動を少なくして、
所定形状の変化部材を形成することができ、これを定形
部材と一体化して、横断面形状が長手方向に沿って変化
する長尺材を押出成形により精度よく製造することがで
きる方法および装置を提案することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は次の長尺材、そ
の製造方法および装置である。 (1)横断面形状が長手方向に沿って変化する押出成形
品からなる長尺材であって、横断面形状が長手方向に沿
って実質的に一定の定形部材と、横断面形状が長手方向
に沿って変化する変化部材とが一体化した押出成形品か
らなり、前記変化部材は、高さ方向の寸法および幅方向
の寸法が変化していることを特徴とする横断面形状が変
化する長尺材。 (2)定形部材が樹脂押出成形材であることを特徴とす
る上記(1)記載の長尺材。 (3)定形部材が金属異形材であることを特徴とする上
記(1)記載の長尺材。 (4)横断面形状が変化する長尺材を押出成形により製
造する方法であって、押出成形型の定形部材送出路か
ら、横断面形状が長手方向に沿って実質的に一定の定形
部材を送出し、押出成形型の樹脂供給路に樹脂を供給
し、変化部材形成路および樹脂排出路を分岐させる可動
型を移動させて型面の位置を変えることにより、変化部
材形成路および樹脂排出路の一方の出口の開度が大きく
なったときに、他方の開度が小さくなるように開度を調
節して、横断面形状の高さ方向の寸法および幅方向の寸
法が変化する変化部材を押出成形し、定形部材と変化部
材とを一体化して、横断面形状が長手方向に沿って変化
する長尺材を製造することを特徴とする長尺材の製造方
法。 (5)定形部材送出路に樹脂を供給して、横断面形状が
長手方向に沿って実質的に一定の定形部材を押出成形し
て送出し、変化部材形成路から押出される変化部材と一
体化することを特徴とする上記(4)記載の方法。 (6)定形部材送出路から、予め長手方向に沿って実質
的に一定横断面形状に成形された異形材を送出し、変化
部材形成路から押出される変化部材と一体化することを
特徴とする上記(4)記載の方法。 (7)横断面形状が長手方向に沿って変化する長尺材を
押出成形により製造する装置であって、横断面形状が長
手方向に沿って実質的に一定の定形部材を送出すように
押出成形型に設けられた定形部材送出路と、樹脂供給路
から供給される樹脂を押出して、横断面形状の高さ方向
の寸法および幅方向の寸法が変化する変化部材を形成
し、前記定形部材と一体化させるように押出成形型に設
けられた変化部材形成路と、前記樹脂供給路から変化部
材形成路および樹脂排出路を分岐するように配置され、
変化部材形成路側に高さおよび幅が変化する型面を有
し、かつ変化部材形成路および樹脂排出路の一方の出口
の開度が大きくなったときに、他方の出口の開度が小さ
くなるように移動して開度を調節する可動型とを備えて
いることを特徴とする長尺材の製造装置。 (8)定形部材送出路は、樹脂を供給して横断面形状が
長手方向に沿って実質的に一定の定形部材を押出成形す
るように構成されていることを特徴とする上記(7)記
載の装置。 (9)定形部材送出路は、予め長手方向に沿って実質的
に一定横断面形状に成形された異形材を送出すように構
成されていることを特徴とする上記(7)記載の装置。 (10)可動型は、分岐点付近において、回転可能に支
持され、回転により型面の位置が変化するようにされて
いることを特徴とする上記(7)ないし(9)のいずれ
かに記載の装置。
【0009】
【作用】本発明の請求項4の長尺材の製造方法および請
求項7の製造装置においては、押出成形型の定形部材送
出路から横断面形状が長手方向に沿って実質的に一定の
定形部材を送出し、一方、樹脂供給路から変化部材形成
路に樹脂を供給し、可動型を移動させて型面の位置を変
えることにより、変化部材形成路および樹脂排出路の一
方の出口の開度が大きくなったときに、他方の開度が小
さくなるように開度を調節して、横断面形状の高さ方向
の寸法および幅方向の寸法が変化する変化部材を形成
し、形成された変化部材を定形部材と一体化して、請求
項1の横断面形状が長手方向に沿って変化する長尺材を
製造する。
【0010】本発明の請求項5の長尺材の製造方法およ
び請求項8の製造装置においては、定形部材送出路に樹
脂を供給し、横断面形状が長手方向に沿って実質的に一
定の定形部材を押出成形して送出し、変化部材形成路か
ら押出される変化部材と一体化して、請求項2の長尺材
を製造する。
【0011】本発明の請求項6の長尺材の製造方法およ
び請求項9の製造装置においては、定形部材送出路から
予め長手方向に沿って実質的に一定横断面形状に成形さ
れた異形材を送出し、変化部材形成路から押出される変
化部材と一体化して請求項3の長尺材を製造する。
【0012】本発明の長尺材の製造方法および装置で
は、変化部材形成路と樹脂排出路を分岐する可動型を移
動させて、それぞれの出口の開度を調節するため、変化
部材形成路の横断面形状を長手方向に沿って、徐々に変
化させることができる。このため開度調節時における樹
脂圧の変動を小さくすることができ、横断面形状の幅方
向の寸法および高さ方向の寸法が変化する所定形状の変
化部材が形成され、これにより横断面形状が長手方向に
沿って変化する所定形状の長尺材が製造される。
【0013】こうして得られた長尺材は、変化部材が高
さ方向の寸法、および幅方向の寸法ともに変化するた
め、デザインを多様化させることができ、また優れた外
観を有する。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面の実施例により説明す
る。図1は実施例の長尺材の正面図、図2(a)、
(b)、(c)はそれぞれ図1のA−A断面図、B−B
断面図、C−C断面図である。
【0015】図において、1は車両用モールディングと
して使用される長尺材で、長手方向に沿って横断面形状
が変化するように、押出成形により形成されている。長
尺材1は、横断面形状が長手方向に沿って実質的に一定
の定形部材2と、横断面形状の幅方向の寸法および高さ
方向の寸法が長手方向に沿って変化する変化部材3が、
それぞれ合成樹脂により成形され、溶着部4において溶
着して一体化した構造になっている。
【0016】定形部材2は長手方向に芯材5を埋込み、
押出成形により、横断面形状が長手方向に沿って実質的
に一定となるように成形されている。変化部材3はA部
でH 1、B部でH2、C部でH3の高さ方向の寸法を有
し、A部でW1、B部でW2、C部でW3の幅方向の寸法
を有するように、横断面形状が変化し、押出成形により
成形されて、定形部材2と一体化している。またA部と
C部の間の部分では、A部の横断面形状からC部の横断
面形状に、その横断面形状が徐々に変化している。
【0017】図3は上記のような長尺材の製造装置を示
す一部の断面図、図4はその右側面図、図5は可動型の
断面図、図6(e)、(f)、(g)は図5のE−E断
面図、F−F断面図、G−G断面図である。図におい
て、10は押出成形型であり、樹脂11を出口12aか
ら押出して、横断面形状が一定の定形部材2を押出成形
して送出す定形部材送出路12と、樹脂供給路13から
供給される樹脂14を出口15aから押出して横断面形
状の高さ方向の寸法および幅方向の寸法が変化する変化
部材3を押出成形し、定形部材2と一体化させる変化部
材形成路15と、樹脂供給路13から変化部材形成路1
5および樹脂排出路16を分岐するように配置された可
動型17を有する。
【0018】可動型17は円盤状の回転体からなり、そ
の円周上に部分的に型面18を有する。型面18は図2
(a)、(b)、(c)の変化部材3の横断面形状を所
定の位置で形成するように、円周に沿って徐々に変化し
て型面18a、18b、18cを形成しており、深さが
最も深く、幅が最も広い18dの点と中心点Oを結ぶ線
Pを中心として線R、Qに至るXYの領域で線対称に形
成されている。
【0019】また可動型17は、型面18が樹脂供給路
13に対向して配置されて、変化部材形成路15および
樹脂排出路16を分岐しており、中心点Oに支軸21が
設けられて、押出成形型10に回転可能に支持されてい
る。支軸21にはギア23が取付けられ、ウオーム22
により回転可能とされている。25は押出された長尺材
1を案内するガイドである。
【0020】型面18は線Pを中心に上下が対称に形成
されており、ウオーム22、ギア23の回転により可動
型17が回転すると、型面18a、18b、18cが順
次出口15aの位置に来て、出口15aにおける開口部
の形状を図2(a)、(b)、(c)の変化部材3の形
状に変化するようになっている。このとき出口16a側
には順次型面18e、18f、18gが移動して、変化
部材形成路15の出口15aおよび樹脂排出路16の出
口16aの一方の開度が大きくなったときに、他方の開
度が小さくなるように開度を調節し、双方の開度の合計
量は常にほぼ一定となるように構成されている。
【0021】上記の製造装置による長尺材1の製造方法
は、押出成形型10の定形部材送出路12に芯材5およ
び樹脂11を供給し、出口12aから押出して、横断面
形状が長手方向に沿って一定の定形部材2を押出成形し
て送出す。一方、樹脂14を樹脂供給路13に供給し
て、変化部材形成路15および樹脂排出路16に分岐さ
せる。そしてウオーム22、ギア23の回転により可動
型17を回転させて、型面18を図3の実線位置から順
次破線で示す位置まで回転させることにより、変化部材
形成路15の出口15a、および樹脂排出路16の出口
16aの一方の開度が大きくなったときに、他方の開度
が小さくなるように開度を調節する。
【0022】型面18の位置は、出口15aの位置に型
面18a、18b、18cが順次位置するように、可動
型17を回転させる。この回転は予め定められたプログ
ラムにより、またはセンサで送出量を検出することによ
り制御される。この状態で変化部材形成路15の出口1
5aから樹脂14を押出して、横断面形状が長手方向に
沿って変化する変化部材3を形成する。定形部材2と変
化部材3とは成形型10の出口で一体化して、溶着部4
で溶着し、横断面形状が変化する長尺材1を製造する。
27は樹脂11、14の合流点である。
【0023】樹脂排出路16から排出される樹脂14a
は、押出機に戻され、再利用することができるが、別途
再生して用いてもよい。樹脂11および樹脂14は同一
の樹脂でも別の樹脂でもよい。同一の樹脂の場合は、同
じ押出機から供給してもよく、別の押出機から供給して
もよい。
【0024】こうして製造された長尺材1は図1および
図2の構造を有し、横断面形状一定の定形部材2に、横
断面形状が変化して、H1〜H3の高さおよびW1〜W3
幅を有する変化部材3が一体化した構造となっている。
このように変化部材3は横断面形状の高さ方向の寸法お
よび幅方向の寸法が変化するため、長尺材1は全体とし
て形状が変化した外観を呈し、デザインを多様化させる
ことができ、優れた外観が得られる。
【0025】上記の長尺材の製造装置では、変化部材形
成路15と樹脂排出路16を分岐する可動型17を支軸
21で支持し、回転により型面18の位置を移動させて
変化部材形成路15の出口15a、および樹脂排出路1
6の出口16aの開度を調節するようになっており、可
動型の型面18は最も深く広い18dを中心として両側
に徐々に浅く、狭くなっているので、樹脂供給路13側
から出口15a、16aにかけて、実質的に滑らかに連
続した壁面を形成している。
【0026】このため、変化部材形成路15の横断面形
状を長手方向に沿って徐々に変化させることができ、こ
れにより開度調節時における樹脂圧の変動を小さくする
ことができ、樹脂流の乱流を防止して、実質的に層流を
形成して押出成形を行うことができる。こうして横断面
形状の幅および高さが変化する所定形状の変化部材3が
形成され、これにより変化部材3の高さ方向の寸法およ
び幅方向の寸法が変化する所定形状の長尺材1が製造さ
れる。
【0027】上記実施例では可動型17を回転可能に支
持し、回転により型面18が移動するようにしたが、ス
ライド式その他に移動させるものであってもよい。また
上記実施例では、定形部材2と変化部材3は押出成形型
10の出口部で一体化するようにしたが、成形型10の
内部において一体化してもよく、また成形型10を出た
後に一体化するようにしてもよい。
【0028】図2(d)は他の実施例による長尺材を示
す図1のC−C相当断面図である。この実施例では、変
化部材3の横断面形状が半円形に形成され、C部では高
さ方向の寸法がH4、幅方向の寸法がW4となっている
が、A部およびB部ではこの寸法が小さくなっている。
【0029】図6(h)はこのような長尺材1を製造す
るための製造装置における可動型を示す図5のG−G相
当断面図である。この可動型17の型面18hは、図2
(d)の長尺材1の変化部材3の横断面形状に対応した
形状になっている。
【0030】図7(a)、(b)、(c)はそれぞれさ
らに他の実施例により製造された長尺材を示す図1のA
−A相当断面図、B−B相当断面図、C−C相当断面図
である。この実施例の長尺材1は、横断面形状が長手方
向に沿って実質的に一定の金属異形材からなる定形部材
2と、横断面形状の幅方向の寸法がW11〜W31に変化
し、かつ高さ方向の寸法がH11〜H31に変化する押出成
形材からなる変化部材3とが、接着剤6により接合され
た構造になっている。
【0031】上記の長尺材1は、定形部材2に対応する
横断面形状の定形部材送出路12を押出成形型10に形
成し、ロール成形等により予め一定横断面形状に形成し
た金属異形材に接着剤6を塗布した定形部材2を定形部
材送出路12から送出し、変化部材形成路15から押出
される変化部材3と接着剤6を介して接合して一体化す
ることにより製造される。
【0032】なお、上記実施例において、定形部材2、
変化部材3の形状、構造等は任意に変化させることがで
きる。変化部材3は上記実施例のように、定形部材2の
上部に接合したものに限らず、定形部材2の上、下、側
面あるいはこれらの組合せの任意の部分に接合していて
もよい。また定形部材2と変化部材3とは機能性、意匠
性から考えて、異色、異材質のものが好ましく、この場
合でも互に相溶性があるものが好ましい。さらに上記実
施例は車両用モールディングに関するものであったが、
他の用途の長尺材の製造にも適用できる。
【0033】
【発明の効果】本発明の長尺材は、横断面形状の高さ方
向の寸法および幅方向の寸法が長手方向に沿って変化す
る変化部材が、横断面形状が長手方向に沿って実質的に
一定の定形部材と一体化しているため、全体として高さ
方向および幅方向に形状が変化する長尺材を得ることが
でき、これによりデザインの多様化が可能であるととも
に、優れた外観の長尺材が得られる。
【0034】本発明の長尺材の製造方法および装置によ
れば、変化部材形成路と樹脂排出路を分岐する可動型の
型面の位置を移動させて、それぞれの出口の開度を調節
するようにしたので、変化部材形成路の横断面形状を長
手方向に沿って、徐々に変化させることができ、これに
より開度調節時における樹脂圧の変動を小さくすること
ができ、所定形状の変化部材を形成して、横断面形状が
長手方向に沿って変化する長尺材を精度よく製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の長尺材の正面図である。
【図2】(a)、(b)、(c)はそれぞれ図1のA−
A、B−B、C−C断面図であり、(d)は他の実施例
を示す図1のC−C相当断面図である。
【図3】実施例の製造装置を示す一部の断面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】可動型の断面図である。
【図6】(e)、(f)、(g)は図5のE−E、F−
F、G−G断面図であり、(h)は他の実施例を示す図
5のG−G相当断面図である。
【図7】(a)、(b)、(c)はそれぞれさらに他の
実施例を示す図1のA−A相当断面図、B−B相当断面
図、C−C相当断面図である。
【符号の説明】
1 長尺材 2 定形部材 3 変化部材 4 溶着部 5 芯材 10 押出成形型 11、14 樹脂 12 定形部材送出路 13 樹脂供給路 15 変化部材形成路 16 樹脂排出路 17 可動型 18、18a、18b、18c、18d、18e、18
f、18g、18h型面 21 支軸 22 ウオーム 23 ギア 25 ガイド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面形状が長手方向に沿って変化する
    押出成形品からなる長尺材であって、横断面形状が長手
    方向に沿って実質的に一定の定形部材と、横断面形状が
    長手方向に沿って変化する変化部材とが一体化した押出
    成形品からなり、前記変化部材は、高さ方向の寸法およ
    び幅方向の寸法が変化していることを特徴とする横断面
    形状が変化する長尺材。
  2. 【請求項2】 定形部材が樹脂押出成形材であることを
    特徴とする請求項1記載の長尺材。
  3. 【請求項3】 定形部材が金属異形材であることを特徴
    とする請求項1記載の長尺材。
  4. 【請求項4】 横断面形状が変化する長尺材を押出成形
    により製造する方法であって、 押出成形型の定形部材送出路から、横断面形状が長手方
    向に沿って実質的に一定の定形部材を送出し、 押出成形型の樹脂供給路に樹脂を供給し、変化部材形成
    路および樹脂排出路を分岐させる可動型を移動させて型
    面の位置を変えることにより、変化部材形成路および樹
    脂排出路の一方の出口の開度が大きくなったときに、他
    方の開度が小さくなるように開度を調節して、横断面形
    状の高さ方向の寸法および幅方向の寸法が変化する変化
    部材を押出成形し、 定形部材と変化部材とを一体化して、横断面形状が長手
    方向に沿って変化する長尺材を製造することを特徴とす
    る長尺材の製造方法。
  5. 【請求項5】 定形部材送出路に樹脂を供給して、横断
    面形状が長手方向に沿って実質的に一定の定形部材を押
    出成形して送出し、変化部材形成路から押出される変化
    部材と一体化することを特徴とする請求項4記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 定形部材送出路から、予め長手方向に沿
    って実質的に一定横断面形状に成形された異形材を送出
    し、変化部材形成路から押出される変化部材と一体化す
    ることを特徴とする請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 横断面形状が長手方向に沿って変化する
    長尺材を押出成形により製造する装置であって、 横断面形状が長手方向に沿って実質的に一定の定形部材
    を送出すように押出成形型に設けられた定形部材送出路
    と、 樹脂供給路から供給される樹脂を押出して、横断面形状
    の高さ方向の寸法および幅方向の寸法が変化する変化部
    材を形成し、前記定形部材と一体化させるように押出成
    形型に設けられた変化部材形成路と、 前記樹脂供給路から変化部材形成路および樹脂排出路を
    分岐するように配置され、変化部材形成路側に高さおよ
    び幅が変化する型面を有し、かつ変化部材形成路および
    樹脂排出路の一方の出口の開度が大きくなったときに、
    他方の出口の開度が小さくなるように移動して開度を調
    節する可動型とを備えていることを特徴とする長尺材の
    製造装置。
  8. 【請求項8】 定形部材送出路は、樹脂を供給して横断
    面形状が長手方向に沿って実質的に一定の定形部材を押
    出成形するように構成されていることを特徴とする請求
    項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 定形部材送出路は、予め長手方向に沿っ
    て実質的に一定横断面形状に成形された異形材を送出す
    ように構成されていることを特徴とする請求項7記載の
    装置。
  10. 【請求項10】 可動型は、分岐点付近において、回転
    可能に支持され、回転により型面の位置が変化するよう
    にされていることを特徴とする請求項7ないし9のいず
    れかに記載の装置。
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