JPH06303020A - 衛星信号受信アンテナの方向調整用表示器 - Google Patents
衛星信号受信アンテナの方向調整用表示器Info
- Publication number
- JPH06303020A JPH06303020A JP11414693A JP11414693A JPH06303020A JP H06303020 A JPH06303020 A JP H06303020A JP 11414693 A JP11414693 A JP 11414693A JP 11414693 A JP11414693 A JP 11414693A JP H06303020 A JPH06303020 A JP H06303020A
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- JP
- Japan
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- satellite signal
- antenna
- level
- circuit
- peak hold
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 衛星から到来する信号のレベルが高い地域に
おいても低い地域においても、どちらの場合も良受信方
向が明確にわかる衛星信号受信アンテナの方向調整用表
示器を提供する。 【構成】 衛星信号受信アンテナの向きを変えている
間、そのアンテナから受け入れられる衛星信号を検波
し、検波出力のピーク値と検波出力そのものとのレベル
が同じであるか否かを比較して、その結果を表示する。
従ってアンテナの方向調整の間そのアンテナから受け入
れられる信号のレベルが全体的に高くても或いは低くて
も表示の変化は確実に行なわれ、良受信方向を明確に知
ることが出来る。
おいても低い地域においても、どちらの場合も良受信方
向が明確にわかる衛星信号受信アンテナの方向調整用表
示器を提供する。 【構成】 衛星信号受信アンテナの向きを変えている
間、そのアンテナから受け入れられる衛星信号を検波
し、検波出力のピーク値と検波出力そのものとのレベル
が同じであるか否かを比較して、その結果を表示する。
従ってアンテナの方向調整の間そのアンテナから受け入
れられる信号のレベルが全体的に高くても或いは低くて
も表示の変化は確実に行なわれ、良受信方向を明確に知
ることが出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は衛星信号受信アンテナの
方向を調整する場合に利用される衛星信号受信アンテナ
の方向調整用表示器に関する。
方向を調整する場合に利用される衛星信号受信アンテナ
の方向調整用表示器に関する。
【０００２】
【従来の技術】アンテナからの衛星信号を検波し、その
検波出力のレベルが基準レベルを越えるか否かに応じて
表示灯を夫々点灯あるいは消灯させるようにしている。
このようなものは衛星信号のレベルが高い例えば名古屋
地域においては、アンテナが良受信方向に向くと上記表
示灯が点灯し、そうでないと消灯する為、その点灯及び
消灯をもとにしてアンテナを良受信方向に向けられる。
検波出力のレベルが基準レベルを越えるか否かに応じて
表示灯を夫々点灯あるいは消灯させるようにしている。
このようなものは衛星信号のレベルが高い例えば名古屋
地域においては、アンテナが良受信方向に向くと上記表
示灯が点灯し、そうでないと消灯する為、その点灯及び
消灯をもとにしてアンテナを良受信方向に向けられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし衛星信号レベル
が低い例えば沖縄地域では検波出力のレベルが上記基準
レベルに達しない為、表示灯は消灯のままとなって良受
信方向がわからぬ問題点がある。このような低レベル地
域においても上記点灯、消灯がなされるよう上記基準レ
ベルを下げると、今度は上記高レベル地域では広範囲に
わたり表示灯が点灯状態となって正しい良受信方向がわ
からなくなる問題点があった。
が低い例えば沖縄地域では検波出力のレベルが上記基準
レベルに達しない為、表示灯は消灯のままとなって良受
信方向がわからぬ問題点がある。このような低レベル地
域においても上記点灯、消灯がなされるよう上記基準レ
ベルを下げると、今度は上記高レベル地域では広範囲に
わたり表示灯が点灯状態となって正しい良受信方向がわ
からなくなる問題点があった。
【０００４】本願発明は上記従来技術の問題点（技術的
課題）を解決する為になされたもので、高レベル地域に
おいてもあるいは低レベル地域においても、どちらの場
合も正しい良受信方向が明確にわかるようにした衛星信
号受信アンテナの方向調整用表示器を提供することを目
的としている。
課題）を解決する為になされたもので、高レベル地域に
おいてもあるいは低レベル地域においても、どちらの場
合も正しい良受信方向が明確にわかるようにした衛星信
号受信アンテナの方向調整用表示器を提供することを目
的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願発明における衛星信号受信アンテナの方向調整
用表示器は、衛星信号受信アンテナから受け入れた衛星
信号を検波する為の検波回路と、検波出力を受け入れて
そのピークホールド値を常時出力するピークホールド回
路と、ピークホールド値と検波出力とを受け入れて、両
者のレベルが同じであるか又は相違するかに応じて夫々
相互に異質の信号を出力する比較回路と、比較回路の出
力信号に応じて夫々異質の表示を行なう表示具とを備え
たものである。
に、本願発明における衛星信号受信アンテナの方向調整
用表示器は、衛星信号受信アンテナから受け入れた衛星
信号を検波する為の検波回路と、検波出力を受け入れて
そのピークホールド値を常時出力するピークホールド回
路と、ピークホールド値と検波出力とを受け入れて、両
者のレベルが同じであるか又は相違するかに応じて夫々
相互に異質の信号を出力する比較回路と、比較回路の出
力信号に応じて夫々異質の表示を行なう表示具とを備え
たものである。
【０００６】
【作用】衛星信号は検波され、その一部を受け入れたピ
ークホールド回路は常にそれまでのピークホールド値を
出力する。アンテナの向きを一方向に変えていくことに
より、衛星信号のレベルが先ず上昇し次に下降する場
合、その最大値を越えたところで比較回路の二つの入力
レベルが相違状態となる為、表示具の表示状態が変化す
る。次に上記アンテナの向きを変える方向を反対にする
ことにより再び衛星信号のレベルが上昇し次に下降する
場合、衛星信号のレベルが最大となったところのみで表
示具の表示状態は元に戻り、そこを過ぎると再び上記の
変化した状態となる。従って、アンテナの向きを上記表
示状態が元に戻ったところに合わせることによって、ア
ンテナは最良の方向に向いた状態となる。
ークホールド回路は常にそれまでのピークホールド値を
出力する。アンテナの向きを一方向に変えていくことに
より、衛星信号のレベルが先ず上昇し次に下降する場
合、その最大値を越えたところで比較回路の二つの入力
レベルが相違状態となる為、表示具の表示状態が変化す
る。次に上記アンテナの向きを変える方向を反対にする
ことにより再び衛星信号のレベルが上昇し次に下降する
場合、衛星信号のレベルが最大となったところのみで表
示具の表示状態は元に戻り、そこを過ぎると再び上記の
変化した状態となる。従って、アンテナの向きを上記表
示状態が元に戻ったところに合わせることによって、ア
ンテナは最良の方向に向いた状態となる。
【０００７】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図１は衛星信号受信用アンテナの一例として示すオ
フセットパラボラアンテナ１の設置状態を示すもので、
２は反射鏡、３はアーム、４は一次放射器を内蔵したコ
ンバータ、５は一次放射器のカバーである。該アンテナ
１は周知のようにマスト６に対して、仰角及び方位角の
調整が自在な支持具７を用いて取付けてある。８は天空
において衛星信号の発信を行なっている静止衛星（放送
衛星あるいは通信衛星）の存在を示す。
る。図１は衛星信号受信用アンテナの一例として示すオ
フセットパラボラアンテナ１の設置状態を示すもので、
２は反射鏡、３はアーム、４は一次放射器を内蔵したコ
ンバータ、５は一次放射器のカバーである。該アンテナ
１は周知のようにマスト６に対して、仰角及び方位角の
調整が自在な支持具７を用いて取付けてある。８は天空
において衛星信号の発信を行なっている静止衛星（放送
衛星あるいは通信衛星）の存在を示す。
【０００８】次に図２は上記コンバータ４のブロック回
路を示す。該回路において符号11〜16はこの種のコンバ
ータにおける周知の部材を示すもので、11は導波管12と
プローブ13とから構成された一次放射器、14は周波数変
換回路、15は電源分離ろ波器、16は出力端子を夫々示
す。次に17は上記コンバータ４に内蔵した方向調整用表
示器を示す。19は検波出力を大きくする為の増幅器で、
その入力端が該表示器17の入力端18となっている。20は
検波回路、21はピークホールド回路、22は二つの入力端
22ａ, 22ｂに入力する信号レベルが同じであるか相違す
るかに応じて夫々相互に異質の信号例えば夫々「Ｌ」と
「Ｈ」の信号を出力端22ｃから生ずる比較回路、23は比
較回路22の出力信号に応じて異質の表示を行なう表示具
で、一例として上記「Ｌ」の信号では消灯、「Ｈ」の信
号では点灯する発光ダイオードであり、図１に示すよう
にコンバータ４の外面に目視可能に露出させてある。他
に、鳴動するかしないかの表示を行なうブザー、針が振
れるか振れないかの表示を行なうメータを用いてもよ
い。
路を示す。該回路において符号11〜16はこの種のコンバ
ータにおける周知の部材を示すもので、11は導波管12と
プローブ13とから構成された一次放射器、14は周波数変
換回路、15は電源分離ろ波器、16は出力端子を夫々示
す。次に17は上記コンバータ４に内蔵した方向調整用表
示器を示す。19は検波出力を大きくする為の増幅器で、
その入力端が該表示器17の入力端18となっている。20は
検波回路、21はピークホールド回路、22は二つの入力端
22ａ, 22ｂに入力する信号レベルが同じであるか相違す
るかに応じて夫々相互に異質の信号例えば夫々「Ｌ」と
「Ｈ」の信号を出力端22ｃから生ずる比較回路、23は比
較回路22の出力信号に応じて異質の表示を行なう表示具
で、一例として上記「Ｌ」の信号では消灯、「Ｈ」の信
号では点灯する発光ダイオードであり、図１に示すよう
にコンバータ４の外面に目視可能に露出させてある。他
に、鳴動するかしないかの表示を行なうブザー、針が振
れるか振れないかの表示を行なうメータを用いてもよ
い。
【０００９】上記コンバータ４の動作を説明する。出力
端子16に周知のように外部から動作用の直流電流が供給
されると、その電流は電源分離ろ波器15から矢印15ａの
ように出力され、図示外の電源供給回路を通って周波数
変換回路14に供給され、該回路14が動作状態となる。上
記電流は又、表示器17の各部材にも供給されそれらが動
作状態となる。
端子16に周知のように外部から動作用の直流電流が供給
されると、その電流は電源分離ろ波器15から矢印15ａの
ように出力され、図示外の電源供給回路を通って周波数
変換回路14に供給され、該回路14が動作状態となる。上
記電流は又、表示器17の各部材にも供給されそれらが動
作状態となる。
【００１０】上記の状態において衛星８からの衛星信号
が反射鏡２で反射され一次放射器11に到来すると、その
信号はプローブ13でピックアップされ周波数変換回路14
で中間周波の衛星信号（中間周波信号）に変換され、ろ
波器15を経て出力端子16から出力される。
が反射鏡２で反射され一次放射器11に到来すると、その
信号はプローブ13でピックアップされ周波数変換回路14
で中間周波の衛星信号（中間周波信号）に変換され、ろ
波器15を経て出力端子16から出力される。
【００１１】一方表示器17においては、上記中間周波と
なった衛星信号が増幅器19で増幅された後検波回路20で
検波されて直流信号となる。ピークホールド回路21は常
時その信号を受け、現時点までのピークホールド値の直
流信号を常時出力する。比較回路22は上記直流の検波出
力信号と上記ピークホールド値の直流信号を受けて前記
の如き動作を行ない、その出力に応じて表示具23が点灯
あるいは消灯状態となる。
なった衛星信号が増幅器19で増幅された後検波回路20で
検波されて直流信号となる。ピークホールド回路21は常
時その信号を受け、現時点までのピークホールド値の直
流信号を常時出力する。比較回路22は上記直流の検波出
力信号と上記ピークホールド値の直流信号を受けて前記
の如き動作を行ない、その出力に応じて表示具23が点灯
あるいは消灯状態となる。
【００１２】次に上記表示器17を利用して行なうアンテ
ナ１の方向調整を説明する。支持具７の調節によりアン
テナ１はその設置地域に関して既知の仰角に予め調整さ
れ、その状態において方位角の調整を行なう。アンテナ
１の方位角を順次変えていくことにより、アンテナ１の
電気的な指向位置は天空において例えば図３に符号25で
示す経路でもって矢印26で示すように位置P1, P2, P3,
P4へと変化する。この過程では図２のＡ、Ｂ、Ｃで示さ
れる各点の状態は例えば表１のようになり、表示具23は
消灯状態である。尚表１において点Ａ、Ｂの数値の単位
はミリボルト、表示具23の状態は●が消灯、○が点灯で
ある。
ナ１の方向調整を説明する。支持具７の調節によりアン
テナ１はその設置地域に関して既知の仰角に予め調整さ
れ、その状態において方位角の調整を行なう。アンテナ
１の方位角を順次変えていくことにより、アンテナ１の
電気的な指向位置は天空において例えば図３に符号25で
示す経路でもって矢印26で示すように位置P1, P2, P3,
P4へと変化する。この過程では図２のＡ、Ｂ、Ｃで示さ
れる各点の状態は例えば表１のようになり、表示具23は
消灯状態である。尚表１において点Ａ、Ｂの数値の単位
はミリボルト、表示具23の状態は●が消灯、○が点灯で
ある。
【００１３】
【表１】
【００１４】方位角を更に変えて上記指向位置が矢印27
のように位置P5, P6, P7へと変化すると、各点Ａ、Ｂ、
Ｃの状態は表１のようになり、表示具23は点灯状態とな
る。そこで作業者は上記方位角の変化方向を矢印28のよ
うに反転させる。そして表示具23が次に再び消灯状態と
なるところまでアンテナ１の向きを変えると、アンテナ
１の指向位置はP4となって正しく衛星８の方向を向く状
態となる。尚この後はアンテナ１の指向位置がP4となっ
たときにのみ表示具23は消灯となる為、上記のような方
位角の往復の変更を更に何度か繰り返してアンテナ１を
衛星８の方向に向けてもよい。
のように位置P5, P6, P7へと変化すると、各点Ａ、Ｂ、
Ｃの状態は表１のようになり、表示具23は点灯状態とな
る。そこで作業者は上記方位角の変化方向を矢印28のよ
うに反転させる。そして表示具23が次に再び消灯状態と
なるところまでアンテナ１の向きを変えると、アンテナ
１の指向位置はP4となって正しく衛星８の方向を向く状
態となる。尚この後はアンテナ１の指向位置がP4となっ
たときにのみ表示具23は消灯となる為、上記のような方
位角の往復の変更を更に何度か繰り返してアンテナ１を
衛星８の方向に向けてもよい。
【００１５】上記衛星信号受信アンテナは、平面アンテ
ナと称されるものやセンターフィード型パラボラアンテ
ナであって、それらの背面に上記コンバータ４を備えた
ものであっても良い。又上記方向調整用表示器17は、符
号18〜23で示される部材から成る回路をケースに収納し
て独立した方向調整用表示器とし、その入力端18をアン
テナの方向調整を行なう際にアンテナにおけるコンバー
タの出力端子或いはモニタ端子に接続してそのアンテナ
の方向調整に利用してもよい。
ナと称されるものやセンターフィード型パラボラアンテ
ナであって、それらの背面に上記コンバータ４を備えた
ものであっても良い。又上記方向調整用表示器17は、符
号18〜23で示される部材から成る回路をケースに収納し
て独立した方向調整用表示器とし、その入力端18をアン
テナの方向調整を行なう際にアンテナにおけるコンバー
タの出力端子或いはモニタ端子に接続してそのアンテナ
の方向調整に利用してもよい。
【００１６】次に図４は本願の異なる実施例を示すもの
で、アンテナの向きが衛星からの信号を良好な映像が得
られるＣＮ比（例えば日本放送協会の規格では１４ｄ
Ｂ）で受信できる方向にあるときにのみ前述のような表
示具の動作が行なわれ、良好な映像が得られぬ方向にア
ンテナが向いているときには表示具の動作が行われない
ようする事によって、アンテナが不適切な方向に向いた
ままで誤って方向調整を終了してしまうことを防止でき
るようにした例を示すものである。図において、31は所
定のＣＮ比の衛星信号を検波した場合の検波回路20ｅの
出力レベルと対応するレベルの基準値を出力する基準値
発生器で、例えば所定の直流電圧を発生する直流電圧発
生器である。32は二つの入力端32ａ, 32ｂに入来する信
号のうちレベルの高い方の信号を出力するシグナルセレ
クタである。
で、アンテナの向きが衛星からの信号を良好な映像が得
られるＣＮ比（例えば日本放送協会の規格では１４ｄ
Ｂ）で受信できる方向にあるときにのみ前述のような表
示具の動作が行なわれ、良好な映像が得られぬ方向にア
ンテナが向いているときには表示具の動作が行われない
ようする事によって、アンテナが不適切な方向に向いた
ままで誤って方向調整を終了してしまうことを防止でき
るようにした例を示すものである。図において、31は所
定のＣＮ比の衛星信号を検波した場合の検波回路20ｅの
出力レベルと対応するレベルの基準値を出力する基準値
発生器で、例えば所定の直流電圧を発生する直流電圧発
生器である。32は二つの入力端32ａ, 32ｂに入来する信
号のうちレベルの高い方の信号を出力するシグナルセレ
クタである。
【００１７】上記構成のものによるアンテナの方向調整
を図５に基づき説明する。尚図５において円34内は天空
においてＣＮ比が２０ｄＢ以上の範囲、円35内はＣＮ比
が１４ｄＢ以上の範囲、円36内はＣＮ比が５ｄＢ以上の
範囲を夫々示す。アンテナの仰角が大きく外れている状
態でそのアンテナの方位角を順次変えていくとアンテナ
の指向位置は天空において図５の符号37の経路で変化す
る。この場合表示器17ｅの各点Ae, Be, Ce, Ｄ，Ｅの状
態は表２のようになり表示具23ｅは点灯状態のままで変
化しない。従って作業者はアンテナの方向調整をする場
所が全く好ましくないと判断することができる。
を図５に基づき説明する。尚図５において円34内は天空
においてＣＮ比が２０ｄＢ以上の範囲、円35内はＣＮ比
が１４ｄＢ以上の範囲、円36内はＣＮ比が５ｄＢ以上の
範囲を夫々示す。アンテナの仰角が大きく外れている状
態でそのアンテナの方位角を順次変えていくとアンテナ
の指向位置は天空において図５の符号37の経路で変化す
る。この場合表示器17ｅの各点Ae, Be, Ce, Ｄ，Ｅの状
態は表２のようになり表示具23ｅは点灯状態のままで変
化しない。従って作業者はアンテナの方向調整をする場
所が全く好ましくないと判断することができる。
【００１８】
【表２】
【００１９】そこで作業者は場所を変えて、例えば符号
38で示す経路で方位角を順次変える。この場合、各指向
位置Ｐ21〜Ｐ26での表示器17ｅの各点の状態は表３のよ
うになる。
38で示す経路で方位角を順次変える。この場合、各指向
位置Ｐ21〜Ｐ26での表示器17ｅの各点の状態は表３のよ
うになる。
【００２０】
【表３】
【００２１】従って、表示具23ｅの状態を見ながら前記
実施例の場合と同様にアンテナの方位角を変えていくこ
とにより、上記経路38のうちで最も高いＣＮ比で衛星信
号を受信できる指向位置Ｐ24にアンテナを向けることが
できる。尚その方向は最高のＣＮ比で衛星信号を受信で
きる衛星8eの方向とは相違しているが、位置Ｐ24は範囲
35内にあってそこでのＣＮ比は所定の規格値１４ｄＢを
満足している為、必要充分に良好な映像を得ることがで
きる。なお、機能上前図のものと同一又は均等構成と考
えられる部分には、前図と同一の符号にアルファベット
のｅを付して重複する説明を省略した。
実施例の場合と同様にアンテナの方位角を変えていくこ
とにより、上記経路38のうちで最も高いＣＮ比で衛星信
号を受信できる指向位置Ｐ24にアンテナを向けることが
できる。尚その方向は最高のＣＮ比で衛星信号を受信で
きる衛星8eの方向とは相違しているが、位置Ｐ24は範囲
35内にあってそこでのＣＮ比は所定の規格値１４ｄＢを
満足している為、必要充分に良好な映像を得ることがで
きる。なお、機能上前図のものと同一又は均等構成と考
えられる部分には、前図と同一の符号にアルファベット
のｅを付して重複する説明を省略した。
【００２２】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、衛星
信号受信アンテナ１の向きを衛星８からの信号を良好に
受信できる良受信方向へ合わせようとする場合、上記ア
ンテナ１の向きを順次変えるとアンテナに受け入れられ
る衛星信号のレベルの変化によって表示具23の表示の状
態が変わる為、その表示の状態の変化を基にしてアンテ
ナ１を良受信方向に向けられる利点がある。
信号受信アンテナ１の向きを衛星８からの信号を良好に
受信できる良受信方向へ合わせようとする場合、上記ア
ンテナ１の向きを順次変えるとアンテナに受け入れられ
る衛星信号のレベルの変化によって表示具23の表示の状
態が変わる為、その表示の状態の変化を基にしてアンテ
ナ１を良受信方向に向けられる利点がある。
【００２３】しかも上記の場合、アンテナ１の向きを往
復して変えることにより、本願発明ではその過程におい
てアンテナ１がその都度向いている場所での検波出力
を、往復範囲内での検波出力のピークホールド値と比較
し、上記検波出力が上記往復範囲内において最高か否か
によって上記表示具23の表示を変化させ得る特長があ
る。このことは、上記往復範囲内において全体的に衛星
信号のレベルが高くても、あるいは低くても、上記表示
の変化を確実に行なわせることができ、従って、衛星信
号レベルが高い地域でもあるいは低い地域でも、上記表
示具23の表示の状態を基にして確実にアンテナを良受信
方向に向けられる利点がある。
復して変えることにより、本願発明ではその過程におい
てアンテナ１がその都度向いている場所での検波出力
を、往復範囲内での検波出力のピークホールド値と比較
し、上記検波出力が上記往復範囲内において最高か否か
によって上記表示具23の表示を変化させ得る特長があ
る。このことは、上記往復範囲内において全体的に衛星
信号のレベルが高くても、あるいは低くても、上記表示
の変化を確実に行なわせることができ、従って、衛星信
号レベルが高い地域でもあるいは低い地域でも、上記表
示具23の表示の状態を基にして確実にアンテナを良受信
方向に向けられる利点がある。
【００２４】更に、上記のようにしたものであると、ア
ンテナ１を例えばベランダの手すりに対して取付けた場
合のように元々アンテナ１が傾斜して取り付いていて支
持具の仰角目盛りが役立たない場合、仰角が大きく狂っ
ていてアンテナ１が衛星に正しく対向せず、良好な映像
が得られない仰角の場所においても、アンテナ１の方位
角を往復して変化させればその往復範囲内での最良点が
誤って求まってしまう可能性がある。しかし、基準値発
生器31とシグナルセレクタ32とを備えさせると、上記良
好な映像が得られない仰角の場所では衛星信号のＣＮ比
が低い為、上記ピークホールド値に優先して基準値が比
較回路に与えられて、表示具23ｅの表示を不変にできる
特長がある。このことによりアンテナの方向調整をする
場所を前とは違えることを促すことができて、衛星信号
の良好受信が可能な正しい向きにアンテナを向けさすこ
とを可能にできる有用性がある。
ンテナ１を例えばベランダの手すりに対して取付けた場
合のように元々アンテナ１が傾斜して取り付いていて支
持具の仰角目盛りが役立たない場合、仰角が大きく狂っ
ていてアンテナ１が衛星に正しく対向せず、良好な映像
が得られない仰角の場所においても、アンテナ１の方位
角を往復して変化させればその往復範囲内での最良点が
誤って求まってしまう可能性がある。しかし、基準値発
生器31とシグナルセレクタ32とを備えさせると、上記良
好な映像が得られない仰角の場所では衛星信号のＣＮ比
が低い為、上記ピークホールド値に優先して基準値が比
較回路に与えられて、表示具23ｅの表示を不変にできる
特長がある。このことによりアンテナの方向調整をする
場所を前とは違えることを促すことができて、衛星信号
の良好受信が可能な正しい向きにアンテナを向けさすこ
とを可能にできる有用性がある。
【図１】衛星信号受信用アンテナの斜視図。
【図２】コンバータのブロック回路図。
【図３】アンテナの方向の調整状態の一例を示す図。
【図４】異なる実施例を示すブロック回路図。
【図５】図４の実施の場合におけるアンテナの方向の調
整状態の一例を示す図。
整状態の一例を示す図。
１ 衛星信号受信用アンテナ ８ 衛星 17 方向調整用表示器 20 検波回路 21 ピークホールド回路 22 比較回路 23 表示具
Claims (2)
- 【請求項１】 衛星信号受信アンテナから受け入れた衛
星信号を検波する為の検波回路と、検波出力を受け入れ
てそのピークホールド値を常時出力するピークホールド
回路と、ピークホールド値と検波出力とを受け入れて、
両者のレベルが同じであるか又は相違するかに応じて夫
々相互に異質の信号を出力する比較回路と、比較回路の
出力信号に応じて夫々異質の表示を行なう表示具とを備
えることを特徴とする衛星信号受信アンテナの方向調整
用表示器。 - 【請求項２】 衛星信号受信アンテナから受け入れた衛
星信号を検波する為の検波回路と、検波出力を受け入れ
てそのピークホールド値を常時出力するピークホールド
回路と、所定のＣＮ比の衛星信号を検波した場合の検波
回路の出力レベルと対応するレベルの基準値を出力する
基準値発生器と、上記ピークホールド値と上記基準値と
を受け入れて両者のうちの高い方を出力するシグナルセ
レクタと、シグナルセレクタの出力と検波出力とを受け
入れて、両者のレベルが同じであるか又は相違するかに
応じて夫々相互に異質の信号を出力する比較回路と、比
較回路の出力信号に応じて夫々異質の表示を行なう表示
具とを備えることを特徴とする衛星信号受信アンテナの
方向調整用表示器。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11414693A JPH06303020A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 衛星信号受信アンテナの方向調整用表示器 |
| DE69431734T DE69431734T2 (de) | 1993-04-16 | 1994-04-12 | Anzeigeeinrichtung für die richtige Ausrichtung einer Satelliten-Radiosignale empfangenden Antenne |
| DE69422326T DE69422326T2 (de) | 1993-04-16 | 1994-04-12 | Anzeigeanordnung für die richtige Ausrichtung einer Satelliten-Radiosignale empfangenden Antenne |
| EP99107580A EP0935308B1 (en) | 1993-04-16 | 1994-04-12 | Direction adjustment indicator for a satellite radio wave receiving antenna |
| EP94105620A EP0620612B1 (en) | 1993-04-16 | 1994-04-12 | Direction adjustment indicator for a satellite radio wave receiving antenna |
| US08/227,768 US5519405A (en) | 1993-04-16 | 1994-04-14 | Direction adjustment indicator for a satellite radio wave receiving antenna |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11414693A JPH06303020A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 衛星信号受信アンテナの方向調整用表示器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06303020A true JPH06303020A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=14630302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11414693A Pending JPH06303020A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 衛星信号受信アンテナの方向調整用表示器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06303020A (ja) |
-
1993
- 1993-04-16 JP JP11414693A patent/JPH06303020A/ja active Pending
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