JPH06302064A - テープガイド支持機構 - Google Patents

テープガイド支持機構

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Publication number
JPH06302064A
JPH06302064A JP5088973A JP8897393A JPH06302064A JP H06302064 A JPH06302064 A JP H06302064A JP 5088973 A JP5088973 A JP 5088973A JP 8897393 A JP8897393 A JP 8897393A JP H06302064 A JPH06302064 A JP H06302064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
magnetic tape
tape
flange
cantilever
Prior art date
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Pending
Application number
JP5088973A
Other languages
English (en)
Inventor
Mineharu Uchiyama
峰春 内山
Motoharu Fukuda
元治 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5088973A priority Critical patent/JPH06302064A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録・再生時の走行安定を維持しつつ、かつテ
ープテンションが高い逆転再生時にも磁気テープにダメ
ージを生じない走行系のテープガイド支持機構を提供す
ることを目的とする。 【構成】磁気テープTの一部を、これが収納されたカセ
ットから引き出して回転ヘッド2に巻回するための機構
であるガイドスライダ部1上には、これに回転自在に支
持され、上部にはテープ規制用のフランジ4を設けたロ
ーラガイド3および所定の傾斜角で配設されたヘリカル
ガイド5を取着する。6はシャーシに取付けられ、磁気
テープTの非磁性面に圧接状態で配置するカンチレバー
ガイドである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばVTR等のテ
ープ走行系に係り、テープガイド支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、図4に示すようなV
TRのテープガイド支持機構があった。カセットから引
き出された磁気テープTは、ガイドスライダ40上に回
転自在に支持されたローラガイド41に巻架する。磁気
テープTはさらにローラガイド41側に傾いてガイドス
ライダ40上に固定されたヘリカルガイド42に所定量
巻回することで進行方向を3次元的に制御されシリンダ
43に斜めに巻回する。
【0003】ここで磁気テープTは、記録・再生時の互
換性を得るためにローラガイド41の開放端に固定され
たフランジ44による磁気テープTの幅方向の規制と、
ヘリカルガイド42の傾斜により、シリンダ43の周面
に設けられたシリンダリード45に沿った走行を行う。
【0004】図5は従来の磁気テープ長手方向の長さ
と、各ガイドの関係を示す説明図である。同図(a)中
51は、図4の走行系においてフランジ44およびシリ
ンダリード45がない場合の記録・再生時の磁気テープ
Tの高さ方向の変位を示す。磁気テープTはヘリカルガ
イド42の下張り方向の傾斜により上昇力が生じる。β
およびγはそれぞれフランジ位置およびヘリカルガイド
位置を示す。磁気テープTの高さ方向の規制がない走行
系において、高さ方向の変位は、ヘリカルガイド42を
頂点とする山なりの形状となる。同図(a)中52は、
51に示した走行系にフランジ44による磁気テープT
の高さ方向の規制を加えた走行系を示す。フランジ位置
での走行系51と走行系52の変位の差は、フランジ4
4の規制により53に示すフランジ反力に比例する。
【0005】図4(b)は図4における走行系を図5
(a)と同条件下で逆転再生したときの走行系の特性を
示すものである。テープテンションが高い逆転再生にお
けるテープ走行の場合、フランジ44部での走行系54
および55の変位の差は、56で すフランジ反力に比
例し、53に示すフランジ反力より増大する。
【0006】上記した従来のテープガイド支持機構によ
れば、記録・再生時に最適となることに重点をおいたヘ
リカルガイド42の傾斜量およびフランジ44の高さを
調整した走行系であるため、テープテンションが高い逆
転再生時には、図6に示すように磁気テープTにダメー
ジTDが生じるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
テープガイド支持機構によれば、記録・再生時に走行安
定を得るようにヘリカルガイドの傾斜量およびフランジ
の高さ調整を行った走行系では、テープテンションの高
い例えば逆転再生時に磁気テープのダメージが生じると
いう欠点があった。
【0008】そこで、この発明は上記欠点を除去し、テ
ープテンションが高い逆転再生時にも安定走行を維持す
るテープガイド支持機構を提供することを目的とする。
記録・再生時の走行安定を維持しつつ、かつテープテン
ションが高い逆転再生時にも磁気テープにダメージを生
じない走行系のテープガイド支持機構を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明では、磁気テープの一部を、これが収納さ
れたカセットから引き出して回転ヘッドに巻回するため
の機構の一部を構成するガイドスライダ部材と、前記ガ
イドスライダ部材上に回転自在に支持し、前記磁気テー
プを所定角度巻回するローラガイドと、前記ガイドスラ
イダ部材上に傾斜して配設し、前記磁気テープを所定角
度巻回し、前記磁気テープの走行方向を変更するヘリカ
ルガイドと、磁気記録再生装置のシャーシに固定され、
前記磁気テープの走行方向により傾斜角の変化する回転
自在のカンチレバーガイドとを具備している。
【0010】
【作用】このように構成されたものにおいては、テープ
テンションが高い逆転再生時に、カンチレバーガイドの
傾斜角を変化させたことにより、ローラガイド上に設け
たフランジから磁気テープへの反力を減少することが可
能となり、磁気テープにダメージを生じない安定走行の
テープガイド支持機構を実現することができる。
【0011】
【実施例】この発明の実施例を図面を参照し、詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例のテープガイド支持
機構を示す構成図である。磁気テープTの一部を、これ
が収納されたカセットから引き出して回転ヘッド2に巻
回するための機構であるガイドスライダ部1上には、こ
れに回転自在に支持され、上部にはテープ規制用のフラ
ンジ4を設けたローラガイド3および所定の傾斜角で配
設されたヘリカルガイド5を取着する。6はシャーシに
取付けられ、磁気テープTの非磁性面に圧接状態で配置
するカンチレバーガイドである。
【0012】ガイドスライダ部1上に配設されたローラ
ガイド3およびヘリカルガイド5により、カセットから
引き出された磁気テープTは、回転ヘッド2に巻回す
る。通常再生のテープ走行方向の場合、磁気テープT
は、初めにカンチレバーガイド6に所定量巻回する。次
にローラガイド3、ヘリカルガイド5の順に所定量巻回
する。ここで磁気テープTは、ローラガイド3の上部に
配設されたフランジ4により、高さ方向の規制により、
下方向の応力を受ける。回転ヘッド2に案内された磁気
テープTは、回転ヘッド2の周面に設けられたリード2
aに沿って走行する。磁気テープTは、リード2aによ
る立て方向の規制により、上方向の応力を受ける。これ
により安定した走行を確保することができる。
【0013】図2はカンチレバーガイド6の構成と動作
を説明する図である。同図(a)に示すように、カンチ
レバーガイド6はカンチレバー7によりシャーシに固定
したカンチレバー支持台8に固定されている。カンチレ
バー7は磁気テープTのテンションの増減により、傾き
が変化するように構成する。
【0014】図2(b)に示すように、磁気テープTの
走行中はテープテンションtに比例した押し圧力Fがカ
ンチレバー7に発生する。特にキューおよびレビュー再
生、逆転再生時など、通常の再生走行時以外のテープテ
ンションが発生する場合がある。
【0015】同図(c)に示すように、カンチレバー7
にはガイド押し圧Fと比例した曲げモーメントMが負荷
する。カンチレバーガイド6は、カンチレバー7により
上方の一端を支持されているため、テープテンションt
の増減に応じて傾き角θで傾斜する。
【0016】図3はこの実施例における磁気テープ長手
方向の長さと、各ガイドの関係を示す説明図である。磁
気テープ高さ方向の変位は、同図(a)に示すように、
磁気テープT中心線9と変形後のテープ高さの変位10
を示したものである。
【0017】同図(b)中11は、図1の走行系におい
てフランジ4およびリード2aがない場合の記録・再生
時の磁気テープTの高さ方向の変位を示す。磁気テープ
Tはヘリカルガイド5の下張り方向の傾斜により上昇力
が生じる。磁気テープTの高さ方向の規制がない走行系
においては、高さ方向変位は、ヘリカルガイド5を頂点
とする山なりの形状となる。同図中12は、カンチレバ
ーガイド6のみを付与した場合の磁気テープTの高さ方
向変位を示す走行系である。α、βおよびγはそれぞれ
カンチレバーガイド位置、フランジ位置およびヘリカル
ガイド位置を示す。同図(b)中13は、11に示した
走行系にフランジ4による磁気テープTの高さ方向の規
制を加えた走行系を示す。フランジ位置での走行系11
と走行系13の変位の差は、フランジ4の規制により1
4に示すフランジ反力に比例する。
【0018】同図(c)は(b)に示す走行系の逆転再
生を示す説明図である。15および16は、それぞれ走
行系11および13における逆転再生時の走行系を示
す。17は、カンチレバーガイド6のみを付与した場合
の磁気テープTの高さ方向変位を示す走行系である。フ
ランジ位置での走行系15と走行系16の変位の差は、
フランジ4の規制により18に示すフランジ反力に比例
する。
【0019】この実施例では、通常の記録・再生時はテ
ープテンションが小さくカンチレバーガイド6の傾斜角
はほとんど変化しない。テープテンションが大きい逆転
再生時などは、カンチレバーガイド6が磁気テープTに
対し、上張りとなるように傾斜することにより、フラン
ジ位置でのテープテンションを小さくすることができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、磁気テープのテンションに応じて傾斜角を変化する
カンチレバーガイドにより、磁気テープのテンションを
減少させ、テープテンションの大きい逆転再生時などに
おける磁気テープのダメージを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すテープガイド支持機
構の構成図である。
【図2】図1におけるカンチレバーガイド1の構成と動
作を説明する図である。
【図3】図1における磁気テープ長さ方向の長さと、各
ガイドの関係を示す説明図である
【図4】従来のテープ支持機構を示す構成図である。
【図5】図4における磁気テープ長さ方向の長さと、各
ガイドの関係を示す説明図である。
【図6】図1における磁気テープのダメージを示す説明
図である。
【符号の説明】
1…ガイドスライダ部、2…回転ヘッド、2a…リー
ド、3…ローラガイド、4…フランジ、5…ヘリカルガ
イド、6…カンチレバーガイド、T…磁気テープ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープの一部を、これが収納された
    カセットから引き出して回転ヘッドに巻回するための機
    構の一部を構成するガイドスライダ部材と、 前記ガイドスライダ部材上に回転自在に支持し、前記磁
    気テープを所定角度巻回するローラガイドと、 前記ガイドスライダ部材上に傾斜して配設し、前記磁気
    テープを所定角度巻回し、前記磁気テープの走行方向を
    変更するヘリカルガイドと、 磁気記録再生装置のシャーシに固定され、前記磁気テー
    プの走行方向により傾斜角の変化する回転自在のカンチ
    レバーガイドとを具備したことを特徴とするテープガイ
    ド支持機構。
  2. 【請求項2】 前記傾斜角は、前記磁気テープのテンシ
    ョンに応じて変化することを特徴とする請求項1記載の
    テ−プガイド支持機構。
JP5088973A 1993-04-16 1993-04-16 テープガイド支持機構 Pending JPH06302064A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5088973A JPH06302064A (ja) 1993-04-16 1993-04-16 テープガイド支持機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5088973A JPH06302064A (ja) 1993-04-16 1993-04-16 テープガイド支持機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06302064A true JPH06302064A (ja) 1994-10-28

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ID=13957758

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5088973A Pending JPH06302064A (ja) 1993-04-16 1993-04-16 テープガイド支持機構

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