JPH0629511A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JPH0629511A
JPH0629511A JP4182006A JP18200692A JPH0629511A JP H0629511 A JPH0629511 A JP H0629511A JP 4182006 A JP4182006 A JP 4182006A JP 18200692 A JP18200692 A JP 18200692A JP H0629511 A JPH0629511 A JP H0629511A
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JP
Japan
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well
conductivity type
vertical ccd
region
channel stopper
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Pending
Application number
JP4182006A
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English (en)
Inventor
Akira Togashi
明 富樫
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】固体撮像素子を高集積してもチャネルストッパ
の寸法拡大を防止し、垂直CCDの幅を確保して転送電
荷量の減少を防ぐ。 【構成】感光部204下部の第1のPウエル202より
も不純物濃度の高い第2のPウエル203を、垂直CC
D205の幅よりも広く形成することによりチャネルス
トッパ206及び電荷読み出し部207下部のP型不純
物濃度を高くし、感光部204と垂直CCD205間で
おこるパンチスルーを防止することにより、チャネルス
トッパの寸法拡大を防ぎ、垂直CCDの幅を広く保つこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体撮像素子に関し、特
にインターライン型CCDエリアイメージセンサの単位
セルの素子分離部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のインターライン型CCDエ
リアイメージセンサの単位セルの断面図である。
【0003】例えば、アイ・イー・イー・イー・トラン
ザクションズ・オン・エレクトロン・デバイシス(IE
EE Transactions On Electr
onDevrces)誌,第38巻,第5号,1991
年5月,第954頁から第959頁に示されているよう
な単位セルは、N型シリコン基板1にPウエル2と、垂
直CCD直下に2より濃度の高い第2のPウエル3が形
成され、N型領域からなる感光部4とその上部に設けら
れたP+ 型不純物拡散層8と、N型領域からなる垂直C
CD5と、単位セル間を電気的に分離するためのチャネ
ルストッパ6で構成されている。さらに酸化シリコン膜
9を介して電荷転送電極10と、感光部以外に光が入ら
ないようにするため、遮光アルミニウム膜11が形成さ
れている。
【0004】垂直CCD直下の、不純物濃度の高い第2
のPウエル3は感光部に蓄積された電荷の基板方向掃き
出し時にN型シリコン基板1に印加される正のシャッタ
電圧によって垂直CCDの電荷転送能力が減少せず、か
つ転送効率を損なうことなく十分な電荷量が得られる濃
度,深さに形成されている。
【0005】しかし近年、素子の微細化に伴い感光部4
と垂直CCD5との間のチャネルストッパ部6は幅1μ
m以下に設計することが必要となってきた。しかし他の
デバイスとは異なり、イメージセンサの場合感光部4と
垂直CCD5が比較的深く形成されているため、完全に
電気的に分離するには高濃度で高エネルギーのイオン注
入を行なう必要がある。例えば不純物濃度の低い第1の
Pウエル2を2×1015cm-3,濃度の高い第2のPウ
エル3を1×1016cm-3で表面からの深さを3μm程
度に形成し、感光部4と垂直CCD5が表面からの深さ
が0.6μm程度に形成されている場合、チャネルスト
ッパ幅を0.8μmとすると、注入エネルギー80ke
V,4×1013cm-2程度のイオン注入を行なう必要が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述したような
従来のようなチャネルストッパ構造では、高濃度・高エ
ネルギーのP型不純物のイオン注入を行なうため、垂直
CCDおよび隣接する単位セルの感光部側に拡散する。
これによりチャネルストッパ部を1μm以下に微細化し
ても、この拡散により実質的には太くなってしまい、垂
直CCDの容量が減少するなどの不具合が生じる。
【0007】しかし、これらに影響を及ぼさないように
低濃度,低エネルギーのイオン注入を行うと、垂直CC
D部の電位によって、チャネルストッパ部のバルク部の
電位が変調されて空乏化し、パンチスルー電流が流れる
という不具合が生じる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1導電型半
導体基板の表面部に形成された第1の第2導電型ウエル
と、前記第1の第2導電型ウエルの表面部に形成された
第1の第1導電型領域からなる感光部,前記第1の第1
導電型領域近接する第1の第2導電型領域からなる電荷
読み出し部、前記第1の第2導電型領域に近接する第2
の第1導電型領域からなる垂直CCD部および前記第2
の第1導電型領域に近接する第2の第2導電型領域から
なるチャネルストッパ部からなる単位セルを有する固体
撮像素子において、前記第1の第2導電型ウエルの表面
部に高濃度の第2の第2導電型ウエルが形成され、前記
第2の第1導電型領域および第2の第2導電型領域は前
記第2の第2導電型ウエルの表面部に形成されていると
いうものである。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1は本発明の一実施例のインターライン
型CCDエリアイメージセンサの単位セルの断面図であ
る。単位セルはN型シリコン基板101に、不純物濃度
の低い第1のPウエル102と、2よりも不純物濃度の
高い第2のPウエル103が形成され、さらにN型領域
からなる感光部104とその上部のP+ 型不純物層10
8,N型領域からなる垂直CCD105と、単位セル間
を電気的に分離するためのチャネルストッパ106とで
構成されている。素子が微細化され、チャネルストッパ
106を0.8μm幅で形成し、横方向拡散防止のため
不純物濃度を低くすると、図3の従来例の場合ではこの
チャネルストッパ6によって分離されるべき感光部4と
垂直CCD5が、チャネルストッパ6下部の第1のPウ
エル2を通してパンチスルーをおこしてしまう。そこで
本発明では図1のように第1のPウエル102よりも濃
度の高い第2のPウエル103の幅を従来より拡大する
ことにより、チャネルストッパ106下部の直下にも濃
度の高いPウエル領域を形成しこれによって感光部4と
垂直CCD5の間でおこるパンチスルーを防止し、電気
的に分離することが可能となる。
【0011】さらに具体的には、不純物濃度の低い第1
のPウェルを2×1015cm-3、濃度の高い第2のPウ
エル103を1×1016cm-3で表面からの深さ3μm
程度に形成し、感光部104と垂直CCD105が表面
からの深さ0.6μmで形成されている従来例と同じ条
件でチャネルストッパ106を横方向への拡散をできる
だけ防止出来る注入エネルギー20keV、ドーズ量1
×1013cm-2程度のイオン注入条件で形成しても、チ
ャネルストッパ106の直下に不純物濃度の高い第2の
Pウエル103が横方向拡散しているため、バルク内で
のパンチスルーを防止し確実な素子分離が実現される。
これらの関係をシミュレーション及び実験結果から示し
たのが図4である。この図から垂直CCD直下の第2の
Pウエル103が垂直CCDの端部から素子分離領域
(106)へ広がるにつれ確実な素子分離を実現する反
面、隣接する単位セルの感光部直下の低濃度Pウエル領
域を狭ばめる結果となり、シャッタ動作時の縦型オーバ
ーフロードレインによる電荷排出電圧の上昇を招くこと
が判る。そしてこの結果から、垂直CCD端部まですな
わち垂直CCD直下にはほぼ濃度が一定の第2のPウエ
ルを形成し、一方、素子分離領域は、第2のPウエル形
成時の横方向拡散領域内に配置すればバルク部でのパン
チスルーを防止し確実な素子分離を実現出来るととも
に、シャッタ動作時の電荷排出電圧を低くすることが出
来ることが判る。
【0012】以上、従来、チャネルストッパによる素子
分離は表面からの不純物拡散で実現させていたのに対
し、本発明ではチャネルストッパに近接する垂直CCD
直下の濃度の高い第2のPウェルを利用し、表面及び内
部から不純物拡散によってチャネルストップ領域を形成
することになるため、チャネルストップ領域の幅の拡大
が防止され、垂直CCDの幅を広く保つことが出来、転
送電荷量の減少が防止されている。
【0013】図2は本発明の第2の実施例の単位セルの
断面図である。
【0014】単位セル内の感光部204と垂直CCD2
05は電荷読み出し部207によって分離されており、
電荷転送電極210に高電圧(一般的な例では垂直CC
Dは0〜−8Vのパルスで動作しており、これに対して
12V程度の電圧)が印加された時に、感光部に蓄積さ
れた電荷が垂直CCDへ読み出される。しかし素子の微
細化により電荷読み出し部もゲート長が短かくなり、図
3の従来例の場合にはチャネルストッパ6の場合と同様
に電荷読み出し部7下部の第1のPウエル2を通じてパ
ンチスルーをおこしてしまう。そこで本実施例ではチャ
ネルストッパ206側と同様に電荷読み出し部207下
部にも、第2のPウエル203を設けている。これによ
って電荷読み出し部207下部のP型濃度が高くなり、
チャネルストッパ側と同様にパンチスルーを防止して、
垂直CCDの転送電荷量を確保できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、従来のチ
ャネルストッパ部及び電荷読み出し部が表面からの不純
物拡散で形成されていたのに対し、これらに隣接する垂
直CCD部直下の濃度の高い第2の第2導電型ウエル領
域を少なくともチャネルストッパ部へ拡張して設けるこ
とにより、垂直CCD部と隣接する単位セルの感光部と
の間のパンチスルーの発生を防止できる。これによって
チャネルストッパの幅を小さく形成でき、垂直CCDの
幅を確保して転送電荷量の減少を防ぐことができるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のインターライン型CC
Dエリアイメージセンサの単位セルの断面図である。
【図2】本発明の第2実施例のインターライン型CCD
エリアイメージセンサの単位セルの断面図である。
【図3】従来のインターライン型CCDエリアイメージ
センサの単位セルの断面図である。
【図4】第2のPウエルのマスク幅と電荷排出電圧の関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
1,101,201 N型シリコン基板 2,102,202 第1のPウエル 3,103,203 第2のPウエル 4,104,204 感光部 5,105,205 垂直CCD 6,106,206 チャネルストッパ 7,107,207 電荷読み出し部 8,108,208 P+ 型不純物拡散層 9,109,209 酸化シリコン膜 10,110,210 電荷転送電極 11,111,211 遮光アルミニウム膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型半導体基板の表面部に形成さ
    れた第1の第2導電型ウエルと、前記第1の第2導電型
    ウエルの表面部に形成された第1の第1導電型領域から
    なる感光部,前記第1の第1導電型領域近接する第1の
    第2導電型領域からなる電荷読み出し部、前記第1の第
    2導電型領域に近接する第2の第1導電型領域からなる
    垂直CCD部および前記第2の第1導電型領域に近接す
    る第2の第2導電型領域からなるチャネルストッパ部か
    らなる単位セルを有する固体撮像素子において、前記第
    1の第2導電型ウエルの表面部に高濃度の第2の第2導
    電型ウエルが形成され、前記第2の第1導電型領域およ
    び第2の第2導電型領域は前記第2の第2導電型ウエル
    の表面部に形成されていることを特徴とする固体撮像素
    子。
  2. 【請求項2】 第1の第2導電型領域も第2の第2導電
    型ウェルの表面部に形成されている請求項1記載の固体
    撮像素子。
JP4182006A 1992-07-09 1992-07-09 固体撮像素子 Pending JPH0629511A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08227988A (ja) * 1995-02-21 1996-09-03 Nec Corp 固体撮像装置およびその製造方法
WO2012169211A1 (ja) * 2011-06-09 2012-12-13 パナソニック株式会社 光学素子とその製造方法
US10866436B2 (en) 2014-05-07 2020-12-15 Dexerials Corporation Eyeglasses protection device

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981006