JPH0629117A - 電磁作動装置 - Google Patents
電磁作動装置Info
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- JPH0629117A JPH0629117A JP4299836A JP29983692A JPH0629117A JP H0629117 A JPH0629117 A JP H0629117A JP 4299836 A JP4299836 A JP 4299836A JP 29983692 A JP29983692 A JP 29983692A JP H0629117 A JPH0629117 A JP H0629117A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H71/00—Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
- H01H71/10—Operating or release mechanisms
- H01H71/66—Power reset mechanisms
- H01H71/70—Power reset mechanisms actuated by electric motor
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H75/00—Protective overload circuit-breaking switches in which excess current opens the contacts by automatic release of mechanical energy stored by previous operation of power reset mechanism
- H01H75/02—Details
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H71/00—Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
- H01H71/10—Operating or release mechanisms
- H01H71/66—Power reset mechanisms
- H01H2071/665—Power reset mechanisms the reset mechanism operating directly on the normal manual operator, e.g. electromagnet pushes manual release lever back into "ON" position
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- Breakers (AREA)
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遮断器開放のためのエネルギー蓄積装置を備
えた遠隔制御ユニット用電磁作動装置の作動を簡単化す
ること。 【構成】 電磁作動装置(10)は磁気回路(12)と組合わさ
れるコイル(36)を備えている。磁気回路(12)は、ロータ
(18)を駆動する第1の磁極部分(14, 16)、および回動ブ
レード(24)と共働する第2の磁極部分(20, 22)を有す
る。戻しばね(28)はブレード(24)を分離位置へ回動させ
る。ラッチ(30)はロータ(18)の回転中、分離位置におい
てブレード(24)を運動させて活性にさせ、磁極(20)の磁
極面に対して磁気的吸引を可能にし、ロータを停止させ
る。電磁作動装置(10)はブレード(24)の位置によってモ
ータまたは電磁石としての作動モードを有する。
えた遠隔制御ユニット用電磁作動装置の作動を簡単化す
ること。 【構成】 電磁作動装置(10)は磁気回路(12)と組合わさ
れるコイル(36)を備えている。磁気回路(12)は、ロータ
(18)を駆動する第1の磁極部分(14, 16)、および回動ブ
レード(24)と共働する第2の磁極部分(20, 22)を有す
る。戻しばね(28)はブレード(24)を分離位置へ回動させ
る。ラッチ(30)はロータ(18)の回転中、分離位置におい
てブレード(24)を運動させて活性にさせ、磁極(20)の磁
極面に対して磁気的吸引を可能にし、ロータを停止させ
る。電磁作動装置(10)はブレード(24)の位置によってモ
ータまたは電磁石としての作動モードを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、とくに磁気回路に組合
わされた励磁コイルを有する遠隔制御ユニットに接続さ
れる電磁作動装置に関するものである。
わされた励磁コイルを有する遠隔制御ユニットに接続さ
れる電磁作動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回路遮断器を開閉する遠隔制御ユニット
に用いられる第1の型の電磁アクチュエータは、たとえ
ばフランス国特許第 2,559,616号明細書および第 2,56
7,317号明細書に記載されたような、少なくとも一つの
電磁石を備えている。コイルが励磁されると、プランジ
ャ型電磁石によって得られる閉成用機械的エネルギー
は、所定の寸法に対して比較的制限され、かつ制御用補
助装置と組合わされて高速閉成型の回路遮断器を駆動す
るのには適していない。さらに、遠隔制御による開放は
回路遮断器にトリップ指令を送る小さな開放電磁石によ
って実施される。開放エネルギーは回路遮断器の主要機
構の蓄積ばねによって発生され、遠隔制御ユニットの開
放電磁石は簡単な短絡トリップコイルまたは他のトリッ
プ補助装置として作動する。
に用いられる第1の型の電磁アクチュエータは、たとえ
ばフランス国特許第 2,559,616号明細書および第 2,56
7,317号明細書に記載されたような、少なくとも一つの
電磁石を備えている。コイルが励磁されると、プランジ
ャ型電磁石によって得られる閉成用機械的エネルギー
は、所定の寸法に対して比較的制限され、かつ制御用補
助装置と組合わされて高速閉成型の回路遮断器を駆動す
るのには適していない。さらに、遠隔制御による開放は
回路遮断器にトリップ指令を送る小さな開放電磁石によ
って実施される。開放エネルギーは回路遮断器の主要機
構の蓄積ばねによって発生され、遠隔制御ユニットの開
放電磁石は簡単な短絡トリップコイルまたは他のトリッ
プ補助装置として作動する。
【0003】遠隔制御ユニットの電磁アクチュエータの
第2の型は、減速機構と組合わされた回転電気モータを
使用して、回路遮断器の開閉二つの作動を実施する。モ
ータは一般的に開閉制御用の三つの導線および二つのボ
タンを備えた電気回路によって制御され、移動端接点は
各作動後にモータの励磁を停止させる。
第2の型は、減速機構と組合わされた回転電気モータを
使用して、回路遮断器の開閉二つの作動を実施する。モ
ータは一般的に開閉制御用の三つの導線および二つのボ
タンを備えた電気回路によって制御され、移動端接点は
各作動後にモータの励磁を停止させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の作動装
置はきわめて複雑で大きい全体的寸法を要する。
置はきわめて複雑で大きい全体的寸法を要する。
【0005】したがって本発明の目的は開放エネルギー
を蓄積するためのエネルギー蓄積装置を備えた遠隔制御
ユニット用電磁作動装置の作動を簡単化することであ
る。
を蓄積するためのエネルギー蓄積装置を備えた遠隔制御
ユニット用電磁作動装置の作動を簡単化することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明による電
磁作動装置は、作動軸を備えたロータを回転駆動させる
ため第1のエアギャップを画定する第1の磁極部分、お
よび強磁性材料から作られた可動ブレードと共働する第
2の磁極部分を有し、第2のエアギャップを形成する分
離位置および吸引位置を占めることができる磁気回路、
コイルの励磁が断たれたときブレードを吸引位置から分
離位置に移動させる戻しばね、およびコイルへの電力供
給状態の間分離位置にあるブレードをロックし、そのロ
ックを解除することによりブレード(24)を釈放しそのブ
レード(24)を第2の磁極部分の磁極面に対して電磁的に
吸引させ、ロータを自動的に停止させるラッチを備えた
ことを特徴とするものである。
磁作動装置は、作動軸を備えたロータを回転駆動させる
ため第1のエアギャップを画定する第1の磁極部分、お
よび強磁性材料から作られた可動ブレードと共働する第
2の磁極部分を有し、第2のエアギャップを形成する分
離位置および吸引位置を占めることができる磁気回路、
コイルの励磁が断たれたときブレードを吸引位置から分
離位置に移動させる戻しばね、およびコイルへの電力供
給状態の間分離位置にあるブレードをロックし、そのロ
ックを解除することによりブレード(24)を釈放しそのブ
レード(24)を第2の磁極部分の磁極面に対して電磁的に
吸引させ、ロータを自動的に停止させるラッチを備えた
ことを特徴とするものである。
【0007】ブレードの分離位置において、本発明によ
る電磁作動装置は、コイルの励磁に続いて大部分の磁束
がロータを通過するため、モータとしての作動モードを
有する。
る電磁作動装置は、コイルの励磁に続いて大部分の磁束
がロータを通過するため、モータとしての作動モードを
有する。
【0008】ラッチのロック解除後ブレードの吸引位置
において、電磁作動装置は電磁石としての作動モードで
作用する。その場合、大部分の磁束はブレードを通過
し、モータを作動から切換え停止させる。
において、電磁作動装置は電磁石としての作動モードで
作用する。その場合、大部分の磁束はブレードを通過
し、モータを作動から切換え停止させる。
【0009】磁気回路およびコイルはモータとしての、
また電磁石としての、これらの二つの作動モードに対し
て共通の集合体を形成する。磁気回路の磁気抵抗は作動
モードに従って可変であり、ブレードを吸引位置に保持
するには少量のエネルギーで十分である。ブレードを開
放するためには、コイルの励磁を断つだけでよい。
また電磁石としての、これらの二つの作動モードに対し
て共通の集合体を形成する。磁気回路の磁気抵抗は作動
モードに従って可変であり、ブレードを吸引位置に保持
するには少量のエネルギーで十分である。ブレードを開
放するためには、コイルの励磁を断つだけでよい。
【0010】本発明の実施態様によれば、ロータの軸
は、ハンドルを駆動する作動機構と組合わされ、エネル
ギー蓄積ばねにエネルギーを蓄積する減速機に機械的に
組合わされる。
は、ハンドルを駆動する作動機構と組合わされ、エネル
ギー蓄積ばねにエネルギーを蓄積する減速機に機械的に
組合わされる。
【0011】ブレードラッチのロック解除は作動機構に
組合わされた第1の作動リンクの作用によってエネルギ
ー蓄積ばねのエネルギー蓄積過程の終りに自動的に実施
される。ブレードはさらにラッチ装置に第2の作動リン
クによって連結され、ブレードが吸引位置にあるときエ
ネルギー蓄積ばねをエネルギー蓄積状態に保持する。エ
ネルギー蓄積ばねの緩みはコイルの励磁が断たれた後に
生じ、ブレードを吸引位置から分離位置に移動させる。
組合わされた第1の作動リンクの作用によってエネルギ
ー蓄積ばねのエネルギー蓄積過程の終りに自動的に実施
される。ブレードはさらにラッチ装置に第2の作動リン
クによって連結され、ブレードが吸引位置にあるときエ
ネルギー蓄積ばねをエネルギー蓄積状態に保持する。エ
ネルギー蓄積ばねの緩みはコイルの励磁が断たれた後に
生じ、ブレードを吸引位置から分離位置に移動させる。
【0012】本発明の別の実施態様によれば、遠隔制御
ユニットのハンドルは隣接する回路遮断器ユニットを開
閉する手動装置に機械的に組合わされ、ブレードの分離
位置におけるロータの回転から生ずるエネルギー蓄積ば
ねへのエネルギー蓄積過程の間回路遮断器ユニットを閉
成させ、コイルの励磁を断つことによりエネルギー蓄積
ばねの蓄積エネルギーを放出させて回路遮断器ユニット
を開放させる。
ユニットのハンドルは隣接する回路遮断器ユニットを開
閉する手動装置に機械的に組合わされ、ブレードの分離
位置におけるロータの回転から生ずるエネルギー蓄積ば
ねへのエネルギー蓄積過程の間回路遮断器ユニットを閉
成させ、コイルの励磁を断つことによりエネルギー蓄積
ばねの蓄積エネルギーを放出させて回路遮断器ユニット
を開放させる。
【0013】作動機構はハンドルに組合わされた機械的
伝動リンクおよびラッチ装置、およびエネルギー蓄積ば
ねの線条の一方と共働する機械的エネルギー蓄積リンク
を有する。
伝動リンクおよびラッチ装置、およびエネルギー蓄積ば
ねの線条の一方と共働する機械的エネルギー蓄積リンク
を有する。
【0014】
【実施例】図1ないし5において、電磁作動装置10は
固定配置のU字型形状をした磁気回路12を有する。磁
気回路12は間にロータ18が設置される第1の対の磁
極部分14,16、スピンドル26に枢着された強磁性
材料から作られたブレード24と共働する第2の対の磁
極部分20,22を有する。戻しばね28はブレード2
4を分離位置に偏倚し(図1)、ラッチ30はブレード
24を分離位置にロックしたままにするように構成され
ている。
固定配置のU字型形状をした磁気回路12を有する。磁
気回路12は間にロータ18が設置される第1の対の磁
極部分14,16、スピンドル26に枢着された強磁性
材料から作られたブレード24と共働する第2の対の磁
極部分20,22を有する。戻しばね28はブレード2
4を分離位置に偏倚し(図1)、ラッチ30はブレード
24を分離位置にロックしたままにするように構成され
ている。
【0015】ロータ18の回転軸32はブレード24の
枢着スピンドル26に平行に延長して、エアギャップ3
4がロータ18と二つの磁極部分14,16の間に形成
される。励磁コイルすなわち巻線36は磁気回路12に
取付けられ半径方向エアギャップ34を通る誘導磁束、
および磁極部分20の磁極面とブレード24の間に設け
られた第2のエアギャップ38に磁気吸引磁束を発生す
る。
枢着スピンドル26に平行に延長して、エアギャップ3
4がロータ18と二つの磁極部分14,16の間に形成
される。励磁コイルすなわち巻線36は磁気回路12に
取付けられ半径方向エアギャップ34を通る誘導磁束、
および磁極部分20の磁極面とブレード24の間に設け
られた第2のエアギャップ38に磁気吸引磁束を発生す
る。
【0016】電磁作動装置10は、回路遮断器ユニット
42に隣接するように構成され(図4)、回路遮断器の
接点を遠隔開閉する遠隔制御ユニット40に使用され
る。遠隔制御ユニット40の絶縁ケース44の内側に
は、ロータ18の軸32によって駆動される減速機46
が設置されている。減速機46の出力は、駆動ハンドル
52を備えた機械的伝動リンク50を有するカム機構4
8およびエネルギー蓄積ばね56を備えた機械的負荷リ
ンク54に組合わされている。
42に隣接するように構成され(図4)、回路遮断器の
接点を遠隔開閉する遠隔制御ユニット40に使用され
る。遠隔制御ユニット40の絶縁ケース44の内側に
は、ロータ18の軸32によって駆動される減速機46
が設置されている。減速機46の出力は、駆動ハンドル
52を備えた機械的伝動リンク50を有するカム機構4
8およびエネルギー蓄積ばね56を備えた機械的負荷リ
ンク54に組合わされている。
【0017】ハンドル52は遠隔制御ユニット40から
突出し、回路遮断器ユニット42の手動装置に永久的に
組合わされている。ブレード24と機構48の間には、
さらにブレード24に組合わされたラッチ30の第1作
動リンク58、およびロータ18が停止するときばね5
6を負荷したままにするため機械的負荷リンク54と共
働するラッチ装置62の第2の作動リンク60が設けら
れている。エネルギー蓄積ばね56の線条の一方は機械
的負荷リンク54ノピンにより駆動回転され、他の線条
は停止片上に支持される。
突出し、回路遮断器ユニット42の手動装置に永久的に
組合わされている。ブレード24と機構48の間には、
さらにブレード24に組合わされたラッチ30の第1作
動リンク58、およびロータ18が停止するときばね5
6を負荷したままにするため機械的負荷リンク54と共
働するラッチ装置62の第2の作動リンク60が設けら
れている。エネルギー蓄積ばね56の線条の一方は機械
的負荷リンク54ノピンにより駆動回転され、他の線条
は停止片上に支持される。
【0018】磁気回路12の磁極部分20は移相リング
として作用するコイル64を備え、コイル36の励磁電
流に対する第2磁束の移相を達成し、それによりラッチ
30が開放された後ブレード24が吸引されるとき、い
かなる振動も防止されるようにしている。
として作用するコイル64を備え、コイル36の励磁電
流に対する第2磁束の移相を達成し、それによりラッチ
30が開放された後ブレード24が吸引されるとき、い
かなる振動も防止されるようにしている。
【0019】遠隔制御ユニット40の電磁作動装置10
の作用は下記のとおりである。
の作用は下記のとおりである。
【0020】図1において、ラッチ30は分離位置にお
いてブレード24を積極的にロックする。コイル36の
励磁によって発生される磁束の大部分は磁極部分14お
よび16、半径方向エアギャップ34およびロータ18
を通過し、ロータ18を回転させる。ラッチ装置62は
不作動位置にあって、エネルギー蓄積ばね56に減速機
46およびカム機構48の機械的リンク54を介してエ
ネルギーを蓄積する。機械的リンク54は同時に閉成作
用をハンドル52に機械的伝動リンク50を介して伝達
する。その結果、一方で回路遮断器ユニット42は閉成
され、他方でエネルギー蓄積ばね56がエネルギー蓄積
状態となる。この状態の間、電磁作動装置10は非同期
単相モータまたは同期単相モータとして機能する。エネ
ルギー蓄積ばね56に蓄積されたエネルギーは回路遮断
器ユニット42の接点開放のために使用される。
いてブレード24を積極的にロックする。コイル36の
励磁によって発生される磁束の大部分は磁極部分14お
よび16、半径方向エアギャップ34およびロータ18
を通過し、ロータ18を回転させる。ラッチ装置62は
不作動位置にあって、エネルギー蓄積ばね56に減速機
46およびカム機構48の機械的リンク54を介してエ
ネルギーを蓄積する。機械的リンク54は同時に閉成作
用をハンドル52に機械的伝動リンク50を介して伝達
する。その結果、一方で回路遮断器ユニット42は閉成
され、他方でエネルギー蓄積ばね56がエネルギー蓄積
状態となる。この状態の間、電磁作動装置10は非同期
単相モータまたは同期単相モータとして機能する。エネ
ルギー蓄積ばね56に蓄積されたエネルギーは回路遮断
器ユニット42の接点開放のために使用される。
【0021】エネルギー蓄積ばね56へのエネルギー蓄
積過程の終りに、第1の作動リンク58はブレード24
を釈放するようにラッチ30を引込める。コイル36は
通電されたままとなり、第2のエアギャップ38の磁気
吸引磁束はばね28の戻り力に抗して磁極部分20の磁
極面に対してブレード24を吸引するのに十分となる
(図2)。このとき、ブレード24を通して形成される
磁気回路の磁気抵抗はロータ18のエアギャップ34に
より加えられるものより低くなる。この磁束の大部分は
ブレード24を通って循環し、ロータ18を停止させ
る。ブレード24の吸引位置(図2)は、コイル36の
励磁が維持されている間は安定である。第2の作動リン
ク60は、エネルギー蓄積ばね56をエネルギー蓄積位
置にロックするため、ロータ18が停止すると直ぐにラ
ッチ装置62を作動位置に移動する。ブレード24を吸
引位置に保持するのには少量のエネルギーしか必要でな
い。
積過程の終りに、第1の作動リンク58はブレード24
を釈放するようにラッチ30を引込める。コイル36は
通電されたままとなり、第2のエアギャップ38の磁気
吸引磁束はばね28の戻り力に抗して磁極部分20の磁
極面に対してブレード24を吸引するのに十分となる
(図2)。このとき、ブレード24を通して形成される
磁気回路の磁気抵抗はロータ18のエアギャップ34に
より加えられるものより低くなる。この磁束の大部分は
ブレード24を通って循環し、ロータ18を停止させ
る。ブレード24の吸引位置(図2)は、コイル36の
励磁が維持されている間は安定である。第2の作動リン
ク60は、エネルギー蓄積ばね56をエネルギー蓄積位
置にロックするため、ロータ18が停止すると直ぐにラ
ッチ装置62を作動位置に移動する。ブレード24を吸
引位置に保持するのには少量のエネルギーしか必要でな
い。
【0022】遠隔制御ユニット40のハンドル52によ
って回路遮断器ユニット42の接点を開放するために
は、コイル36に対する電力供給すなわち電流供給が断
たれなければなにらない。ブレード24を磁極部分20
の磁極面に吸引する磁束が消失すると、戻しばね28は
分離位置にブレード24を確実に回転させる。第2の作
動リンク60による分離作用は、ラッチ装置62を不作
動位置に移動させ、エネルギー蓄積ばね56のエネルギ
ー放出を可能にする。かくして、ばね56に蓄積された
エネルギーはカム機構48およびハンドル52に伝達さ
れ、回路遮断器ユニット42の開放作用を実施させる。
って回路遮断器ユニット42の接点を開放するために
は、コイル36に対する電力供給すなわち電流供給が断
たれなければなにらない。ブレード24を磁極部分20
の磁極面に吸引する磁束が消失すると、戻しばね28は
分離位置にブレード24を確実に回転させる。第2の作
動リンク60による分離作用は、ラッチ装置62を不作
動位置に移動させ、エネルギー蓄積ばね56のエネルギ
ー放出を可能にする。かくして、ばね56に蓄積された
エネルギーはカム機構48およびハンドル52に伝達さ
れ、回路遮断器ユニット42の開放作用を実施させる。
【0023】回路遮断器ユニット42の開放位置におい
て、エネルギー蓄積ばね56にエネルギーは蓄積されて
おらず、ラッチ30はブレード24を分離位置に保持す
る。エネルギー蓄積ばね56へのエネルギー再蓄積は、
回路遮断器ユニット42が遠隔制御ユニット40のコイ
ル36の励磁によって再閉路された時に行われる。
て、エネルギー蓄積ばね56にエネルギーは蓄積されて
おらず、ラッチ30はブレード24を分離位置に保持す
る。エネルギー蓄積ばね56へのエネルギー再蓄積は、
回路遮断器ユニット42が遠隔制御ユニット40のコイ
ル36の励磁によって再閉路された時に行われる。
【0024】モータとしての作動ユニット10の作動モ
ードは、回路遮断器ユニット42が閉成されると直ぐに
終了することを認識されたい。ばね56がエネルギー蓄
積過程の終りに達すると直ちに、作動ユニット10はモ
ータとしての作用において使用されたのと同じコイル3
6によって操作電磁石として作用する。
ードは、回路遮断器ユニット42が閉成されると直ぐに
終了することを認識されたい。ばね56がエネルギー蓄
積過程の終りに達すると直ちに、作動ユニット10はモ
ータとしての作用において使用されたのと同じコイル3
6によって操作電磁石として作用する。
【0025】本発明による発展に従い、ラッチ30釈放
後のロータの18の自動停止は(図示しない)付加的制
動装置によって制御することができる。機械的制動はロ
ータ18の軸と組合わされ、ブレード24が吸引された
後直ちに停止される。また交流を整流して得た直流もし
くは純粋の直流を流し込むことにより、またはコイルへ
の電力供給回路に直列にインピーダンスを接続すること
による、電気的制動を選択することも可能である。
後のロータの18の自動停止は(図示しない)付加的制
動装置によって制御することができる。機械的制動はロ
ータ18の軸と組合わされ、ブレード24が吸引された
後直ちに停止される。また交流を整流して得た直流もし
くは純粋の直流を流し込むことにより、またはコイルへ
の電力供給回路に直列にインピーダンスを接続すること
による、電気的制動を選択することも可能である。
【0026】
【発明の効果】磁気回路に、ロータを駆動する第1の磁
極部分、および回動ブレードと共働する第2の磁極部分
を設け、ブレードを戻しばねにより分離位置へ回転さ
せ、ブレードを分離位置においてラッチにより係止し、
ラッチを外してブレードを磁極の面に磁気的に吸引させ
るようにすることにより、遮断器開放のためのエネルギ
ー蓄積装置を備えた遠隔制御ユニット用電磁作動装置の
構成・作用を簡単化することができる。
極部分、および回動ブレードと共働する第2の磁極部分
を設け、ブレードを戻しばねにより分離位置へ回転さ
せ、ブレードを分離位置においてラッチにより係止し、
ラッチを外してブレードを磁極の面に磁気的に吸引させ
るようにすることにより、遮断器開放のためのエネルギ
ー蓄積装置を備えた遠隔制御ユニット用電磁作動装置の
構成・作用を簡単化することができる。
【図1】モータとして作用する本発明による電磁作動装
置の略図。
置の略図。
【図2】電磁石として作用する本発明による電磁作動装
置の略図。
置の略図。
【図3】図2の電磁作動装置の側面図。
【図4】回路遮断器ユニットおよび遠隔制御ユニットの
集合体を示す図。
集合体を示す図。
【図5】電磁作動装置のブレードが吸引位置で示された
遠隔制御ユニットの略図。
遠隔制御ユニットの略図。
10 電磁作動装置 12 磁気回路 14 磁極部分 16 磁極部分 18 ロータ 20 磁極部分 22 磁極部分 24 ブレード 26 スピンドル 28 戻しばね 30 ラッチ 32 軸 34 第1のエアギャップ 36 コイル 38 第2のエアギャップ 40 遠隔制御ユニット 46 減速機 48 作動機構 50 機械的伝動リンク 52 ハンドル 54 負荷リンク 56 エネルギー蓄積ばね 58 第1の作動リンク 60 第2の作動リンク 62 ラッチ装置 64 移相リング
フロントページの続き (72)発明者 アラン、フローラ フランス国ブリニュー、シャン、プレ、フ ロージュ(番地なし)
Claims (9)
- 【請求項1】磁気回路(12)に組合わせる励磁コイル(36)
を有する、とくに遠隔制御ユニット(40)に接続される電
磁作動装置において、 作動軸(32)を備えたロータ(18)を回転駆動させるため第
1のエアギャップ(34)を画定する第1の磁極部分(14, 1
6)、および強磁性材料から作られた可動ブレード(24)と
共働する第2の磁極部分(20, 22)を有し、第2のエアギ
ャップ(38)を形成する分離位置および吸引位置を占める
ことができる磁気回路(12)、 コイル(36)の励磁が断たれたときブレード(24)を吸引位
置から分離位置に移動させる戻しばね(28)、およびコイ
ル(36)への電力供給状態の間分離位置にあるブレード(2
4)をロックし、そのロックを解除することによりブレー
ド(24)を釈放しそのブレード(24)を第2の磁極部分(20,
22)の磁極面に対して電磁的に吸引させ、ロータ(18)を
自動的に停止させるラッチ(30)を備えたことを特徴とす
る電磁作動装置。 - 【請求項2】ブレード(24)は磁気回路(12)のスピンドル
(26)に枢着され、ロータ(18)の軸(32)はブレード(24)の
枢着スピンドル(26)に平行に延びていることを特徴とす
る請求項1に記載の作動装置。 - 【請求項3】ロータ(18)の軸(32)は、ハンドル(52)を駆
動する作動機構(48)と組合わされ、エネルギー蓄積ばね
(56)にエネルギーを蓄積する減速機(46)に機械的に組合
わされていることを特徴とする請求項1または2に記載
の作動装置。 - 【請求項4】ブレード(24)のラッチ(30)は第1の作動リ
ンク(58)によって作動機構(48)に連結され、エネルギー
蓄積ばね(56)のエネルギー蓄積過程の終りにラッチ(30)
を解放することを特徴とする請求項3に記載の作動装
置。 - 【請求項5】作動機構(48)はブレード(24)に固定された
第2の作動リンク(60)によって制御されるラッチ装置(6
2)を有し、このラッチ装置(62)はブレード(24)の吸引位
置において作動してロータ(18)が停止すると直ぐにエネ
ルギー蓄積ばね(56)をエネルギー蓄積状態に維持する
か、分離位置へのブレード(24)の運動が生ずるときばね
(56)が緩むことができることを特徴とする請求項4に記
載の作動装置。 - 【請求項6】遠隔制御ユニット(40)のハンドル(52)は隣
接する回路遮断器ユニット(42)を開閉する手動装置に機
械的に組合わされ、ブレード(24)の分離位置におけるロ
ータ(18)の回転から生ずるエネルギー蓄積ばね(56)への
エネルギー蓄積過程の間回路遮断器ユニット(42)を閉成
させ、コイル(36)の励磁を断つことによりエネルギー蓄
積ばね(56)の蓄積エネルギーを放出させて回路遮断器ユ
ニット(42)を開放させることを特徴とする請求項5に記
載の作動装置。 - 【請求項7】作動機構(48)はハンドル(52)に組合わされ
た機械的伝動リンク(50)およびラッチ装置(62)、および
エネルギー蓄積ばね(56)の線条の一方と共働する機械的
エネルギー蓄積リンク(54)を有することを特徴とする請
求項3に記載の作動装置。 - 【請求項8】第2のエアギャップ(38)に対向位置する磁
極部分(20)の磁極面部は、ブレードが吸引されるとき振
動を防止するために、移相リング(64)を備えていること
を特徴とする請求項2に記載の作動装置。 - 【請求項9】磁気回路(12)のコイル(36)は交流で励磁さ
れることを特徴とする請求項1に記載の作動装置。
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FR (1) | FR2684233B1 (ja) |
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