JPH06287953A - 鋼板泥落とし装置 - Google Patents

鋼板泥落とし装置

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JPH06287953A
JPH06287953A JP4181185A JP18118592A JPH06287953A JP H06287953 A JPH06287953 A JP H06287953A JP 4181185 A JP4181185 A JP 4181185A JP 18118592 A JP18118592 A JP 18118592A JP H06287953 A JPH06287953 A JP H06287953A
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plate
steel
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて能率良く、長尺で重い鋼板1の汚れを
簡単に落とすことができ、多数枚の鋼板1の泥落とし作
業を極めて能率良く行うことができる鋼板泥落とし装置
を提供する。 【構成】 鋼板1を板面方向にスライド移送せしめる移
送装置2の途中に鋼板1が通過する際の板面上方並びに
板面下方に取付体3を鋼板1巾方向に架設し、この取付
体3に柔軟性材で形成したほぼ鋼板1巾の泥落板4を鋼
板1側に向けて突出状態に付設し、この泥落板4の突出
長を突出先端縁4’が移送される鋼板1の板面に屈曲状
態で押圧当接される長さに設定した泥落とし装置5を設
け、前記移送装置2のこの泥落とし装置5より搬送下手
側に前記鋼板1を移送落下排出せしめる排出部17を設
け、この排出部17の搬送下手側下方に鋼板収納部18
を設け、この鋼板収納部18の適正位置に保持した収納
底部位置を、搬送排出毎に鋼板1の厚み分だけ下動し、
常に適正位置に保持し、所謂高所から落下することがな
い鋼板収納部18とした鋼板泥落とし装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、敷板や矢板などに使用
される鋼板の板面に付着した土や泥を落とす鋼板泥落と
し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】土木・建築現場の足場板やクレーン車や
作業車などの下敷とされる敷板や、土留として用いる矢
板などに鋼板を用いると鋼板の板面に土や泥が付着す
る。
【0003】再び使用する場合には、この土や泥を落と
す必要があり、従来は鋼板に水をかけ土や泥を洗い落と
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この鋼板は、持ち上げ
たり裏返したりするにはクレーンなどで持ち上げなけれ
ばならない程大きく重いものが殆どであるため、従来の
単なる水洗い方式は非常に危険な作業であり、厄介で手
間のかかる割りにはきれいに洗い落とすことができなか
った。
【0005】特に、このような鋼板はレンタル方式のも
のが多く、ある工事に使用するため鋼板を貸し出し、使
用後再び回収し、上記のような泥落とし作業を行って再
びレンタルするものであるため、一度に多数の鋼板をき
れいに泥落とししなければならない。
【0006】本発明はこのような現状を鑑み、極めて能
率良く、長尺で重い鋼板の汚れを簡単に落とすことがで
き、多数枚の鋼板の泥落とし作業を極めて能率良く行う
ことができる鋼板泥落とし装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0008】鋼板1を板面方向にスライド移送せしめる
移送装置2の途中に鋼板1が通過する際の板面上方並び
に板面下方に取付体3を鋼板1巾方向に架設し、この取
付体3に柔軟性材で形成したほぼ鋼板1巾の泥落板4を
鋼板1側に向けて突出状態に付設し、この泥落板4の突
出長を突出先端縁4'が移送される鋼板1の板面に屈曲
状態で押圧当接される長さに設定した泥落とし装置5を
設け、前記移送装置2のこの泥落とし装置5より搬送下
手側に前記鋼板1を移送落下排出せしめる排出部17を設
け、この排出部17の搬送下手側下方に鋼板収納部18を設
け、この鋼板収納部18の収納底部位置を上下動自在に設
け、この収納底部の下限位置となる前記排出部位置との
収納段差距離Hを、順次移送落下排出される鋼板1を多
数枚重合し得る距離に設定し、この収納底部位置を前記
排出部位置に対して適正位置に保持し、且つ鋼板1の移
送排出に伴って前記収納底部位置を除々に下降せしめて
常に前記適正位置を保持し得る制御部材24を鋼板収納部
18に設けたことを特徴とする鋼板泥落とし装置に係るも
のである。
【0009】
【作用】汚れた鋼板1を移送装置2により板面方向にス
ライド移送せしめると、移送途中に鋼板巾方向に架設さ
れた柔軟性材の泥落板4・4の突出先端縁4'・4'が移
送力により屈曲状態となって鋼板1の板面に押圧当接さ
れ、鋼板1の上面並びに下面に付着した土や泥は接触摩
擦力によりに拭い取られることとなる。
【0010】また、後述する実施例に示すようにこの泥
落とし装置5を設けた位置より搬送上手側に泥荒落とし
装置8を設けると、前記泥落としの前に先ず移送される
鋼板1は、多少上下に位置ズレしても鋼板1の移送先端
が鋼板ガイドテーパ部7に当たって泥荒落部材6・6と
の通過間隔Lに導かれ、鋼板1は通過間隔Lを通過す
る。
【0011】この通過間隔Lは、鋼板1のほぼ板面厚の
間隔であるため、鋼板1の板面に付着した土や泥のう
ち、この通過間隔Lを通過できない土や泥は荒落としさ
れる。このようにして泥荒落とし装置8,泥落とし装置
5を通過した鋼板1は更に移送され、排出部17より移送
落下排出され、鋼板収納部18に収納される。この鋼板収
納部18に順次移送される鋼板1が多数枚重合状態で収納
される。
【0012】この際、この鋼板収納部18において、多数
枚重合収納し得るように設けた排出部位置と収納底部位
置との収納段差距離Hが最初からあると、鋼板1は高い
位置から落下することとなり、そのため実施例のように
鋼板移送時に水をかける場合には、落下時に水跳ね、泥
跳ねが生じたり、また落下衝撃音による騒音などが生じ
てしまう。そこで、本実施例は、制御部材24により収納
底部位置を例えばこのような問題が生じない排出部位置
に近い高さに保持し、鋼板1を落下段差距離の少ない状
態でこの収納底部に排出部17より搬送排出し、そしてこ
の鋼板1が搬送排出されて載置される毎に、この鋼板1
の厚み分だけ収納底部位置を下げ、常にこの適正位置を
保持して搬送排出される鋼板1を収納できるようにして
いる。従って、収納段差距離Hまで移送毎に除々に収納
底部位置が下がり、最終的には収納段差距離H内に多数
枚の鋼板1を重合収納されることとなる。
【0013】
【実施例】本実施例の移送装置2は、鋼板1の板面巾よ
り大きい機枠9に移送ローラ10,12を架設し、上部には
この移送ローラ10,12を駆動する駆動源13を設け、鋼板
1を水平方向に移送するものである。
【0014】図中符号10は、鋼板1の移送方向の長さに
応じて所定間隔を置いて架設されるドラム状の鋼板載置
用移送ローラであって、周面に移送が良好となるように
多数の線材11を溶接している。
【0015】12は、上下に対設して板面上下に当接する
もので、架設回転軸に板面巾方向に一定間隔を置いて板
面に当接する歯車を多数付設した上下歯車移送ローラで
ある。
【0016】これらの移送ローラ10,12は、適宜所定の
ローラが駆動源13により回転し、その他は遊転し、鋼板
1を水平スライド移送させるものである。
【0017】図中符号14は、前記上側の上下歯車移送ロ
ーラ12を下方に付勢する押圧バネである。
【0018】また、本実施例は、移送装置2の泥落板4
を設けた位置より移送上手位置に、鋼板1が通過する際
の板面上方並びに板面下方に対向状態に一対の泥荒落部
材6・6を鋼板巾方向に架設し、この泥荒落部材6・6
の対向間隔を鋼板1のほぼ板面厚の通過間隔Lに形成
し、この泥荒落部材6・6の鋼板移送上手側に通過間隔
縁部から鋼板搬送上手側に向かって広がり傾斜する鋼板
ガイドテーパ部7を形成した泥荒落とし装置8を設けて
いる。
【0019】このように、上述の移送装置2に泥落とし
装置5並びに泥荒落とし装置8を設けるものであるが、
本実施例では、先ず泥荒落とし装置8を二カ所設け、こ
の泥荒落とし装置8の移送下手側に上下互いに違いに泥
落とし装置5を設け、更に再び泥荒落とし装置8を設
け、最後に再び上下対向状態に泥落とし装置5を設けて
いる。
【0020】この夫々の泥荒落とし装置8の通過間隔L
を例えば搬送下手側のものほど小さく設定することで、
先ず一番目の泥荒落とし装置8により鋼板1の板面に突
出するように付着している土や泥を削り落とし、次の泥
荒落とし装置8で更に削り落とす。
【0021】このようにして土や泥の荒落としを行った
後、泥落とし装置5で土泥を拭い落とし、再び通過間隔
Lを更に狭めた泥荒落とし装置8を通過させて先の泥落
とし装置5では落とせなかった土泥や板面より突出する
土泥を削り取り、最後に仕上げとして再び上下対向状態
に設けた泥落とし装置5によりきれいに土泥を拭い取る
ように構成しても良い。
【0022】本実施例の泥落とし装置5は、前記機枠9
に鋼板巾方向に板状の取付体3を架設し、この取付体3
に接触摩擦力の良好なゴム板製の泥落板4を位置ズレ状
態に重合止めして取付体3に対して泥落板4を鋼板側に
向けて突出状態に付設している。
【0023】この泥落板4の突出先端縁4'が鋼板1が
移送されてきた際に屈曲して鋼板1の板面に押圧当接し
て、板面に付着した土泥を拭い取るように構成してい
る。
【0024】本実施例の泥荒落とし装置8は、前記機枠
9に板状の泥荒落部材6・6を通過間隔Lを置いて上下
に対設し、この泥荒落部材6の通過間隔縁に一定間隔を
置いて鋼板ガイドテーパ部7を有する台形板15を多数付
設している。尚、本実施例では泥荒落部材6・6の先端
にこの台形板15・15が突出状態に一体に付設されている
ので通過間隔Lはこの台形板15・15の間隔となる。
【0025】本実施例では、図5,図6に示すようにこ
の通過間隔Lを板面厚よりやや小さく設定し、鋼板1が
通過する際この通過間隔Lが鋼板1が通過できる間隔
L'まで押し広げられるように構成している。
【0026】図中符号14が、この泥荒落部材6を下方に
押し下げスライド自在に設け、この押し下げに抗して泥
荒落部材6を支承する支承バネである。
【0027】従って、本実施例では、荒落としの度合い
を通過間隔Lの調整や、支承バネ16の強さの調整により
行うことができる。
【0028】尚、更に本装置下方に落とした土泥を収納
する集塵装置を設けても良いし、また土泥落としが良好
となるように本装置に水をかけるようにしても良く、本
実施例では最終段の泥落とし装置5の搬送上手位置に水
を鋼板1の上面・下面の両面に噴出する水かけ装置31を
鋼板1を挟んで上下対向状態に架設している。
【0029】次に本実施例の排出部17並びに鋼板収納部
18について図7,図8に基づいて説明する。尚、図7に
おいては前述した移送装置2の図示した各ローラをすべ
て伝達駆動する場合を図示している。
【0030】前記最終の泥落とし装置5の搬送下手側に
いくつかの移送ローラ10を配設し、この搬送終端に排出
部17を設けている。
【0031】この排出部17は排出部機枠19に駆動源16に
よって駆動する排出ローラ20・20を上下に対設し、この
上部の排出ローラ20のやや搬送下手側上方に駆動源16に
よって駆動するガイド移送ローラ21を設けている。
【0032】また、本装置を接地面に対して所定高さ位
置に保持させて排出部17を所定高さに設けている。
【0033】従って、泥落とし装置5を通過し搬送され
る鋼板1は、この排出部17の排出ローラ20・20間を通過
し、移送落下排出するように構成している。
【0034】この移送落下排出に際して鋼板1の先端部
の重みにより後端部が上方へ持ち上がるが、これを支承
するのが前記ガイド移送ローラ21となる。
【0035】この排出ローラ20・20及びガイド移送ロー
ラ21の駆動によりこの排出部17より鋼板1は移送落下排
出されるものである。
【0036】また、鋼板収納部18はこの鋼板収納部18の
搬送下手側下方に設けられるもので、収納底部位置とな
る底部支承部22並びに一部先端が外側に広がったサイド
ガイド柱体28とから構成される。この底部支承部22は、
制御部材24により上下可動自在に構成され、下限位置と
排出部17との収納段差距離Hを順次移送落下排出される
鋼板1を多数枚重合し得る距離に設定している。
【0037】また、図中符号25は数枚毎に重合収納する
鋼板1内に入れるスペーサーを入れ、収納した鋼板1を
クレーンなどで持ち出す際の間隙を形成しても良い。
【0038】また、鋼板収納部18の底部支承部22は先端
に向けてわずかに登り傾斜させても良い。これは前記ス
ペーサーにより先に落下排出されている鋼板1の先端側
が先端に向けて下り傾斜状態となってしまい、先端がこ
の鋼板1上を滑りながら落下する次の鋼板1の移送落下
排出がスムーズに行われないことを防止するためであ
る。
【0039】本実施例の底部支承部22(収納底部位置)を
上下可動制御する制御部材24について説明する。
【0040】底部支承部22の底部の数ヶ所に水が注入さ
れることにより膨出する膨出袋体24Aを配設し、この膨
出袋体24Aの膨出・収縮により底部支承部22を上下可動
し、得るように構成している。即ち、この膨出袋体24A
が本実施例の制御部材24となる。
【0041】更に、具体的に説明すると、この膨出袋体
24Aに膨出袋体24A内に水を注入排出する注入排出切り
替え式の三方弁装置26を連設し、この三方弁装置26の給
入弁部にはポンプ装置29を連設し、一方この三方弁装置
26の注入排出を切り替え制御する制御部30を設け、この
制御部30を作動制御する高さ検知センサ27を排出部位置
に対して収納底部位置が適正である適正位置(正確には
適正位置よりよりわずかに高い位置)に設けている。ま
た、供給する水を貯蔵した水槽25を設け、この水槽25を
ポンプ装置29を介して三方弁装置26の給入弁部と連結す
ると共に、この三方弁装置26の排出弁部を水槽25に連結
し、三方弁装置26の残りの注入弁部を各膨出袋体24Aと
連結している。
【0042】従って、次のように作動する。
【0043】先ず、三方弁装置26の給入弁部を開き、ポ
ンプ装置29により水槽25の水を注入し、膨出袋体24Aを
膨出せしめて、底部支承部22が前記適正位置となる高さ
まで上昇せしめて給入弁部を閉じスタンバイする。
【0044】この状態では、この底部支承部22の位置は
高さ検知センサ27が検知する高さ位置よりやや低い適正
位置にある。
【0045】ここで、図8に示すように鋼板1の搬送が
開始され、排出部17より搬送排出され底部支承部22上に
載置収納されると、この鋼板1の厚みにより鋼板1が高
さ検知センサ27に検知される。
【0046】この高さ検知センサ27が検知作動すると、
制御部30を介して三方弁装置26が作動し、給入弁部は閉
じたまま排出弁部が開き、膨出袋体24A内の水を排出
し、膨出袋体24Aは収縮する。すると、底部支承部22の
高さ、即ち載置収納された鋼板1は下がる。鋼板1の厚
み分だけ下がると高さ検知センサ27は再び検知作動でき
なくなるため、制御部30により三方弁装置26の排出弁部
は再び閉じ、この水の排出、即ち底部支承部22の下動は
一旦停止する。
【0047】このように、次々と鋼板1が搬送される毎
に高さ検知センサ27が検知作動し、三方弁装置26を介し
て膨出袋体24Aが高さ検知センサ27の検知作動が停止す
るまで収縮し、底部支承部22を下げて行く。
【0048】そのため、常に適正な高さに保持された落
下段差距離の低い状態で鋼板1が搬送排出されることと
なる。また、膨出袋体24Aの収縮において排出される水
は再び水槽25に戻り、循環するように構成している。
【0049】尚、本実施例は、膨出圧に十分耐え得る膨
出袋体24Aを移送方向並びに上下方向数ヶ所に配置し、
各膨出袋体24Aを三方弁装置26により収縮制御するよう
に構成しているが、膨出袋体24Aは分断せず一体のもの
を採用しても良いし、その形状や構成は適宜設計し得る
もので、収縮媒体としても水でなくともエアー方式を採
用しても良し、油圧シリンダー方式により底部支承部22
を上下動させても良い。また、水を使用する場合は前記
水かけ装置31と水を共有利用し得るように構成できる。
また、図10に示すように搬送上手側にのみ膨出袋体24
Aを配し、上昇位置では底部支承部22が先端側へ傾斜状
態となるように構成しても良い。
【0050】また、本実施例の高さ検知センサ27は鋼板
1の撓みなどを考慮して、わずかな間隔を置いた上下二
ヶ所を検知するようにして、現時点で鋼板1が新たに移
送されてきたためその厚み分だけ底部支承部22を下動せ
しめることを確実に検知できるセンサに構成している
が、一枚の移送毎に底部支承部22を下動させずとも、数
枚毎に除々に底部支承部22を下動させるように制御でき
るセンサあるいは制御部としても良い。
【0051】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成したから、
単に鋼板を移送装置に送り込み供給するだけで鋼板の板
面に付着した土泥が拭い取られ、移送装置の排出側から
きれいになった鋼板が自動排出される極めて便利な鋼板
泥落とし装置となる。
【0052】また、泥落とし装置は、接触摩擦力の大き
い柔軟性材で形成した泥落板を屈曲当接状態に押圧する
構造であるから、土泥落とし効果も極めて向上した鋼板
泥落とし装置となる。
【0053】また、排出部,鋼板収納部を設けたため、
土泥が拭い落とされた鋼板が順次鋼板収納部に重合状態
で収納され、例えばクレーンにより鋼板の供給を行い、
その後このクレーンで前記排出された重合鋼板の移動が
可能となり、鋼板の移動に用いるクレーンは一台で良
く、即ち、順次移送を終えた鋼板をその都度クレーンで
排除する必要がなく、極めて作業性に秀れた鋼板泥落と
し装置となる。
【0054】また、鋼板の移送排出に伴って鋼板収納部
の底部位置を除々に下降せしめて適正位置を保持し得る
制御部材を鋼板収納部に設けたから、常に収納底部位置
が適正な位置に保持されるように制御されるため、鋼板
が所謂高所から落下することがなく水跳ね,泥跳ね,騒
音などの問題が極めて低減できる秀れた鋼板泥落とし装
置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の概略断面図である。
【図2】本実施例の要部の斜視図である。
【図3】本実施例の泥落とし作用を説明するための要部
の拡大断面図である。
【図4】本実施例の泥落とし装置部の一部を切り欠いた
要部の拡大斜視図である。
【図5】本実施例の鋼板通過前の泥荒落とし装置の説明
拡大断面図である。
【図6】本実施例の鋼板通過時の泥荒落とし装置の説明
拡大断面図である。
【図7】本実施例の中間部を省略した排出部を示す概略
断面図である。
【図8】本実施例の排出部,鋼板収納部を示す搬送排出
開始当初の概略断面図である。
【図9】本実施例の排出部,鋼板収納部を示す最終的な
多数枚重合収納時の概略断面図である。
【図10】別例の排出部,鋼板収納部を示す搬送排出開
始当初の概略断面図である。
【符号の説明】
H 収納段差 1 鋼板 2 移送装置 3 取付体 4 泥落板 4' 突出先端縁 5 泥落とし装置 17 排出部 18 鋼板収納部 24 制御部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板を板面方向にスライド移送せしめる
    移送装置の途中に鋼板が通過する際の板面上方並びに板
    面下方に取付体を鋼板巾方向に架設し、この取付体に柔
    軟性材で形成したほぼ鋼板巾の泥落板を鋼板側に向けて
    突出状態に付設し、この泥落板の突出長を突出先端縁が
    移送される鋼板の板面に屈曲状態で押圧当接される長さ
    に設定した泥落とし装置を設け、前記移送装置のこの泥
    落とし装置より搬送下手側に前記鋼板を移送落下排出せ
    しめる排出部を設け、この排出部の搬送下手側下方に鋼
    板収納部を設け、この鋼板収納部の収納底部位置を上下
    動自在に設け、この収納底部の下限位置となる前記排出
    部位置との収納段差距離を、順次移送落下排出される鋼
    板を多数枚重合し得る距離に設定し、この収納底部位置
    を前記排出部位置に対して適正位置に保持し、且つ鋼板
    の移送排出に伴って前記収納底部位置を除々に下降せし
    めて常に前記適正位置を保持し得る制御部材を鋼板収納
    部に設けたことを特徴とする鋼板泥落とし装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821081A (ja) * 1981-07-30 1983-02-07 Yamatake Honeywell Co Ltd アクチエ−タ
JPS5922689A (ja) * 1982-07-30 1984-02-04 朝日機材株式会社 鋼矢板等の自動洗浄整備装置

Patent Citations (2)

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