JPH0628469Y2 - 密封プラスチック容器 - Google Patents

密封プラスチック容器

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JPH0628469Y2
JPH0628469Y2 JP14220388U JP14220388U JPH0628469Y2 JP H0628469 Y2 JPH0628469 Y2 JP H0628469Y2 JP 14220388 U JP14220388 U JP 14220388U JP 14220388 U JP14220388 U JP 14220388U JP H0628469 Y2 JPH0628469 Y2 JP H0628469Y2
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JP
Japan
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container
plastic container
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rib
infusion
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喜男 小池
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Kyoraku Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、糖質輸液剤、電解質輸液剤、血漿増量剤、浸
透圧利尿剤、アミノ酸輸液剤、脂肪乳剤、高カロリー輸
液剤などの静脈注射用の輸液を収容し口部をゴム栓で密
封して105℃以上の滅菌槽内にて滅菌処理する輸液用
の密封プラスチック容器や、液体乳製品、カレー、スー
プ、ジュース等の食品を収容密封して熱水や蒸気等で加
熱殺菌処理する食品用の密封プラスチック容器等に関す
るもので、さらに詳しくは滅菌処理や加熱殺菌処理等に
より容器内圧の高圧化が発生してもピンチオフ部の割れ
や底部の突出を防止することのできる密封プラスチック
容器に関するものである。
[従来の技術] 落としても割れないこと、軽量であることなどの利点に
より近年容器プラスチック化が急速に進んでいる。特
に、ボトル形式のブロー成形製のプラスチック容器が、
自立性の点から多用される傾向にある。
この種のプラスチック容器のうち、上記した輸液用や食
品用の容器は、内容物を容器内に充填した後、容器全体
を滅菌処理や加熱殺菌処理される。これらの処理は、容
器全体を高温の処理槽内に一定時間投入するものである
ので、この際に容器内が膨脹して、この圧力によりブロ
ー成形容器の脆弱部分であるピンチオフ部がピンホール
したり、高圧化がさらに進と容器が破裂したりした。そ
こで、この高圧化に対応するために、出願人は先に、輸
液容器の底部が胴部内方に膨出変形自在の底壁面を有す
るプラスチック容器を提案した(実開昭62−2763
8号公報)。
[考案が解決しようとする課題] 上記したプラスチック容器にあっては、容器内の膨脹を
底部の膨出変形により吸収しようとするものであるの
で、高圧化につれて、底部が外方に膨出変形してゆき、
底部が突出して自立性が損なわれるという欠点があっ
た。
[課題を解決するための手段および作用] 本考案は、以上の点に鑑み創案されたもので、その構成
は 容器本体とその一端に形成された密封口部とその他端に
形成された底部より構成される密封されたブロー成形製
のプラスチック容器であって、しかも密封状態で容器内
部の圧力が高圧化される密封プラスチック容器におい
て、厚肉状のリブを底部のピンチオフ部に形成するとと
もに、該リブを容器内方に円弧状に形成したことを特徴
とする ものである。
このように厚肉状のリブを底部のピンチオフ部に形成す
るとともに、該リブを容器内方に円弧状に形成したの
で、高圧の処理槽に投入されたとしても、容器内部の圧
力の高まりに対して、リブ部が働いて、容器の外方に突
出する変形を極力防止することができ、さらに高圧化が
進んでも、リブ自体が円弧状であるので、リブが容器底
部より外方に突出することがなく、従って自立性の高い
容器となる。加えるに、ピンチオフ部が厚肉であるの
で、上記した圧力によりピンチオフ部が割れる事故を防
止することができるものである。
[実施例] 本考案の実施例を図面に基づき説明する。図中1はエチ
レン−プロピレンランダム共重合体をブロー成形して得
られた輸液用の密封プラスチック容器であり、容器本体
2と栓体3より構成される。容器本体2の上端には口部
4を有し、口部4は栓体3にて密封されている。容器本
体2の下端には底部5を有し、底部5には薄肉板体より
なるヒンジ6を介して吊り具7が一体に連設されてい
る。なお、吊り具7の中央には吊り掛け用の孔8が穿設
されている。底部5の中央部は内方に湾曲状に凹設され
ており、この湾曲状の底部とヒンジ6との間には、外方
に突出するリブ9が円弧状に形成されている。この円弧
状のリブ9の先端は、底部5の湾曲形状と同様のRを形
成している。リブ9の内部には、ピンチオフ部を中心に
肉盛り部10が形成される。
上記実施例では、エチレン−プロピレンランダム共重合
体をブロー成形したが、本考案では特に使用されるプラ
スチックは特定されるものではないが、透明性や耐熱性
を考慮すると、ポリプロピレンのホモポリマー、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体、直鎖状低密度ポリエチレン、直
鎖状中密度ポリエチレン、アイオノマー樹脂、非晶質系
ポリエステルエラストマーなどが好ましい。
上記実施例の輸液用の密封プラスチック容器は、底部5
に、外方に突出するリブ9が円弧状に形成されているの
で、容器内部の圧力の高まりに対して、リブが働いて、
容器の外方に突出する変形を極力防止することができ、
さらに高圧化が進んでも、リブ自体が円弧状であるの
で、リブが容器底部より外方に突出することがなく、従
って自立性の高い容器となる。加えるに、ピンチオフ部
が厚肉であるので、上記した圧力によりピンチオフ部が
割れる事故を防止することができるものである。さら
に、このように、高圧に対して、変形を防止することが
できるので、処理温度を更に高くすることができ、その
結果処理の時間を短くして、サイクルアップをはかるこ
とができる。
[考案の効果] 本考案は以上のように構成したので、高温の処理槽内に
投入されたとしても、容器内部の圧力の高まりに対し
て、リブが働いて、容器の外方に突出する変形を防止す
ることができるとともに、上記した圧力によりピンチオ
フ部が割れる事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例にかかる輸液用プラスチック
容器の側面図、第2図は第1図の輸液用プラスチック容
器のA−A断面図である。 1……輸液用プラスチック容器、4……口部、5……ヒ
ンジ、7……吊り具、9……リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体とその一端に形成された密封口部
    とその他端に形成された底部より構成される密封された
    ブロー成形製のプラスチック容器であって、しかも密封
    状態で容器内部の圧力が高圧化される密封プラスチック
    容器において、厚肉状のリブを底部のピンチオフ部に形
    成するとともに、該リブを容器内方に円弧状に形成した
    ことを特徴とする密封プラスチック容器。
JP14220388U 1988-10-31 1988-10-31 密封プラスチック容器 Expired - Fee Related JPH0628469Y2 (ja)

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WO2012161150A1 (ja) 2011-05-24 2012-11-29 味の素株式会社 プリフォーム、合成樹脂製の吊り具付容器、及び吊り具付容器の成形方法

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JP5710920B2 (ja) * 2010-09-17 2015-04-30 日本山村硝子株式会社 吊り具付き容器の製造方法及び吊り具付き容器
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