JPH062807U - ガラスアンテナの接続構造 - Google Patents

ガラスアンテナの接続構造

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JPH062807U
JPH062807U JP4036092U JP4036092U JPH062807U JP H062807 U JPH062807 U JP H062807U JP 4036092 U JP4036092 U JP 4036092U JP 4036092 U JP4036092 U JP 4036092U JP H062807 U JPH062807 U JP H062807U
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JP
Japan
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coaxial cable
terminal
connection structure
feeding point
conductor
Prior art date
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Pending
Application number
JP4036092U
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English (en)
Inventor
透 弘津
長山洋治
家入潤一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】伝送損失を極力少なくして、しかも接続作業を
容易にするとともに、同軸ケーブルの保持を強固にし、
さらに部導線を半田付けする場合にも、熱の影響を受け
ないようにしたアンテナ線の接続構造を提供する。 【構成】窓ガラス1に、二つの給電点5,6に接続され
る複数のアンテナ3,4を設け、第1の給電点5には直
接あるいは第1の端子7を介して同軸ケーブルの内部導
線を、第2の給電点6には第2の端子8を介して同軸ケ
ーブルの外部導線を、それぞれ接続するようにしたガラ
スアンテナの接続構造において、第2の端子8は台座8
,8と、台座8,8に直接あるいは間接的に連
結され、長さが8〜20mmであって、同軸ケーブルと
平行な方向において台座8,8の両方の最外側エッ
ジより外側に延びるリング部8を具備するとともに、
同軸ケーブルの外部導線をリング部8に挿通、嵌着す
るようにしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車などの車両用ガラスあるいは建築用窓ガラスに、二つの給電 点に接続される複数のアンテナを設け、一方の給電点には同軸ケーブルの内部導 線を、他方の給電点には同軸ケーブルの外部導線を接続するようにしたガラスア ンテナの接続構造に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
従来、車両用ガラスアンテナの接続は、給電点が1個所であり、同軸ケーブル の外部導線の接地を給電点近傍の車体に接続することにより行うので同軸ケーブ ルの内部導線を直接接続せずにビニ―ル電線などのリ―ド線を介して行っていた 。
【0003】 また、合わせガラスにおいて、一方のガラスに孔を形成してその孔にアンテナ 線に接続され外部引出用接触端子に接離自在のアンテナ端子の全身を篏合固定し た構造(実公昭51-16677号)などが提案されている。
【0004】 しかしながら、このような接続構造は前者にあっては、リ―ド線が介在するの で接続作業が煩雑になるばかりか、伝送損失のため、受信利得の低下が避けられ ないものであった。
【0005】 後者にあっては、単板ガラスには採用できず、合わせガラスの場合であっても 、穿孔する手間がかかり、しかも強度の低下が避けられないものであった。 また、2個の給電点に接続される複数のアンテナを設けた自動車電話用などの アンテナの接続構造について、本出願人は第1の端子が台座と、折り曲げて小空 間を形成した端子部と、これらを連結する連結部から構成され、第2の端子が断 面円弧状の端子部を有する接続構造を実願昭2−45608号として、台座に連 結される2つのリングを設け同軸ケーブルの外被と外部導線を嵌着するようにし た接続構造を実願昭3−19480号として提案しているが、前者は平面的に大 型にならざるを得ず、しかも同軸ケーブルを必ずしも強固に接着することができ なかった。
【0006】 後者においては、同軸ケーブルを強固に保持することができるものの、導電端 子半田付け時の同軸ケーブル外被への熱の影響があり、また、内部絶縁層により 被覆された部分を含む内部導線の露出部分が長くなり、フィーダにそった電圧最 大値Vmax とフィーダにそった電圧最小値Vmin の比Vmax /Vmin で表される 電圧定在波比(以下、VSWRと略称する)が、内部導線の露出部分が短い場合 に比較して大きくなりこの部分で進行波以外に反射波を生じ、これが伝送損失と なり送受信利得を低下させる欠点があった。
【0007】 本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、伝送損失を極力少なくし て、しかも端子を簡易な構造にして、接続作業を容易にするとともに、同軸ケー ブルの保持を強固にし、さらに外部導線を半田付けする場合にも、熱の影響を受 けないようにしたアンテナ線の接続構造を提供することを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】
本考案は窓ガラスに、二つの給電点に接続される複数のアンテナを設け、第1 の給電点には直接あるいは第1の端子を介して同軸ケーブルの内部導線を、第2 の給電点には第2の端子を介して同軸ケーブルの外部導線を、それぞれ接続する ようにしたガラスアンテナの接続構造において、第2の端子は台座と、該台座に 直接あるいは間接的に連結され、長さが8〜20mmであって、同軸ケーブルと 平行な方向において台座の両方の最外側エッジより外側に延びるリング部を具備 するとともに、同軸ケーブルの外部導線をリング部に挿通、嵌着するようにした ことを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案は第2の端子の台座に連結されるリング部を、同軸ケーブルと平行な方 向において台座の両方の最外側エッジより外側に延びるようにすることにより、 すなわち同軸ケーブル側の台座の最外側エッジより外側に延びるようにすること により、台座を給電点に半田付けするときに、同軸ケーブル外被への熱の影響を ほんどなくし、また同軸ケーブルと反対側の台座の最外側エッジより外側に延び るようすることにより、リングに嵌着される部分までは同軸ケーブルの外部導線 があるので、それだけ内部絶縁層により被覆された部分を含む内部導線の露出部 分を短くすることができ、VSWRを小さくさせ、反射波の発生をほとんど抑え 、送受信利得を向上させることができる。
【0010】 この台座の外側よりリングが同軸ケーブルと平行な方向においてはみ出す長さ は最低1mm、好ましくは2mm以上あると効果がある。 このときリングの長さは、台座の長さが少なくとも同軸ケーブルと平行な方向 において台座が1個の場合には接着強度、機械的強度の点から4mm程度、一対 の台座の場合8mm程度は必要であるので、リングの長さは台座が1個の場合、 6mm以上、好ましくは8mm以上、1対の台座の場合に10mm以上好ましく は12mm以上必要であり、20mmを越えると端子が大型になり、板ガラスを 開口部に装着する場合の作業性が低下し、美観上も好ましくなく、アンテナ性能 をも低下させる恐れがあるので、20mm迄とする。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照しながら、本考案を詳細に説明する。 図1は実施例1における接続構造を示す車両用後部窓ガラスの要部正面図、図 2は実施例1における同軸ケーブルと第1の端子、第2の端子の接続構造を示す 要部斜視図、図3は実施例2における同軸ケーブルと第1の端子、第2の端子の 接続構造を示す要部斜視図、図4は実施例3における同軸ケーブルと第1の端子 、第2の端子の接続構造を示す要部平面図である。
【0012】 実施例1 単板ガラスあるいは合わせガラスを車両の窓ガラスとして装着した例であり、 図1に示すように、板ガラス1の車内側表面には、防曇用の加熱線条2とともに 、加熱線条の下部余白部のほぼ中央部に配設される特願平2−48056号、特 願平2−113540号などで提案した第1のアンテナ3、第2のアンテナ4か らなる非接地型アンテナ、第1の給電点5、第2の給電点6を導電ペ―ストによ りスクリーン印刷、焼成して形成する。
【0013】 次いで、銅合金に錫メッキしたもの等の金属により作製した第1の端子7は第 1の給電点5に半田付けし、1対の台座81 、82 と、該台座を連結するブリッ ジ部83 とブリッジ部83 の片側中央部に連結される連結部84 と連結部84 に 連結され、長さが16mmであって、同軸ケーブルと平行な方向において台座の 両方の最外側エッジより外側に延びるリング部85 (外被側のはみ出し量L1 = 2mm、外被と反対側のはみ出し量L2 =2mm)から構成される第2の端子8 のリング部85 には、内部導線91 、内部絶縁層92 、外部導線93 、外被94 から構成される同軸ケーブル9の外部導線93 を挿通、嵌着したあと第2の給電 点6に1対の台座81 、82 を半田付けする。
【0014】 なお、第2の端子8の台座81 、82 は、これを半田鏝あるいは熱風で半田付 けする際に、同軸ケ−ブルへの熱の影響がほとんどなく、外被に損傷を与えるこ とがない。
【0015】 また、このように接続構造における800MHz〜900MHzの10MHz 毎のVSWRを給電点におけるインピーダンスを測定して特性インピーダンスと の比で求める方法により測定したところ、表1に示すような結果が得られた。な お、比較のために従来の実願平3−19480号などの内部絶縁層で被覆された 部分を含む内部導線の長さを10mm以上露出させた場合のVSWRを測定して 比較例として示す。
【0016】
【表1】
【0017】 この結果から明らかなように、従来の接続構造ではほとんどVSWRが2.0 かそれ以上であり同軸ケーブルから反射波が生じているのに対して、本実施例の VSWRはほとんど1.6以下であり、ほぼインピ−ダンスが整合している状態 にあるので、不整合による伝送損失を無視しうる程度にまで低減することができ るものである。 実施例2、実施例3 いずれも第2の端子8の変形例であり、図3に示す実施例2は台座81 を1個 にし、連結部83 を介してリング85 に連結したもの、図4に示す実施例3は実 施例1における台座81 、82 、ブリッジ部83 、連結部84 とともに反対側に も対称な台座81'、82'、ブリッジ部83'、連結部84'を配設し、リング部85 に連結したもので、それ以外の構成は実施例1と同じとした。 実施例3における第2の端子は端子が大型化するものの、機械的強度、安定性と いう点では優れている。
【0018】 このような第2の端子も、いずれも内部絶縁層で被覆された部分を含む露出さ れた内部導線の長さを5mm以下とすることができ、実施例1と同様の効果を奏 することを確認した。
【0019】 以上、好適な実施例により説明したが、本考案はこれらに限定されるものでは なく、種々の応用が可能である。 第1の端子について、同軸ケーブルの内部導線を直接第1の給電点に接続する ことも可能であり、この場合には不要であるが、露出した内部導線を段差分を引 き下ろす必要があるので相対的に長くなるので、第1の端子を設けて第2の端子 による段差をなくすようにした方がよい。
【0020】 第2の端子について、台座は実施例2のように、1個でもよいが、実施例1、 実施例3に示すように1対設け、ブリッジ部、連結部を具備した構造が機械的強 度、外力の吸収などの点から好ましい。また、リング部以外の形状は各種の形状 のものを採用することができ、特願平3−19480号などに示すようにリング 部は台座に直接連結される構造でもよい。
【0021】 また、本考案の接続構造は自動車の後部窓ガラスに限らず、前部窓ガラス、側 部窓ガラスは勿論、建築用の窓ガラスに第1のアンテナと第2のアンテナを設け 、一方を同軸ケーブルの内部導線に、他方を外部導線に接続するような場合にも 応用することができる。
【0022】
【考案の効果】
本考案によれば、同軸ケーブルの伝送損失を極力少なくして、しかも端子を簡 易な構造にして、接続作業を容易に行うことができるとともに、強固に接着する ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における接続構造を示す車両用後部窓
ガラスの要部正面図である。
【図2】実施例1における同軸ケーブルと第1の端子、
第2の端子の接続構造を示す要部斜視図である。
【図3】実施例2における同軸ケーブルと第1の端子、
第2の端子の接続構造を示す要部斜視図である。
【図4】実施例3における同軸ケーブルと第1の端子、
第2の端子の接続構造を示す要部平面図である。
【符号の説明】
1 板ガラス 3 第1のアンテナ 4 第2のアンテナ 5 第1の給電点 6 第2の給電点 7 第1の端子 8 第2の端子 81 、82 、81'、82' 台座 85 リング部 9 同軸ケーブル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓ガラスに、二つの給電点に接続される複
    数のアンテナを設け、第1の給電点には直接あるいは第
    1の端子を介して同軸ケーブルの内部導線を、第2の給
    電点には第2の端子を介して同軸ケーブルの外部導線
    を、それぞれ接続するようにしたガラスアンテナの接続
    構造において、第2の端子は台座と、該台座に直接ある
    いは間接的に連結され、長さが8〜20mmであって、
    同軸ケーブルと平行な方向において台座の両方の最外側
    エッジより外側に延びるリング部を具備するとともに、
    同軸ケーブルの外部導線をリング部に挿通、嵌着するよ
    うにしたことを特徴とするガラスアンテナの接続構造。
JP4036092U 1992-06-12 1992-06-12 ガラスアンテナの接続構造 Pending JPH062807U (ja)

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