JPH06272567A - 自動始動式多種燃料ロータリーピストンエンジン - Google Patents

自動始動式多種燃料ロータリーピストンエンジン

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JPH06272567A
JPH06272567A JP5025493A JP5025493A JPH06272567A JP H06272567 A JPH06272567 A JP H06272567A JP 5025493 A JP5025493 A JP 5025493A JP 5025493 A JP5025493 A JP 5025493A JP H06272567 A JPH06272567 A JP H06272567A
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JP
Japan
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pair
housing
housings
piston
engine
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JP5025493A
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English (en)
Inventor
S Lansing Joseph
ジョセフ・エス・ランシング
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JESEPH S LANSING
JIESEFU ESU RANSHINGU
Original Assignee
JESEPH S LANSING
JIESEFU ESU RANSHINGU
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】自己推進型多段膨張ロータリーピストンガスエ
ンジンに関し、自動始動式で単純で効率的であって、暖
機時間を必要とせず、代替燃料の最良のものを使用し、
環境品質を改善するものを提供する。 【構成】エンジンは単一の回転方向を備え、一対以上の
対の2側面ロータリーピストンを有する。対をなす二つ
のピストンは、連続的な重なり合うトルクを生ずる。多
数対のピストン及びハウジングの各対は同一の断面積を
有し、又段階的な厚みを有し、多段階膨張を行う。燃
料、酸化剤及び液体のための二組の供給弁58〜62
A,Bが、最小容積のハウジング対24A,Bの吸入ポート2
6A,Bから、二つの燃焼チャンバ54A,Bへと供給する。出
力軸20の偏心子、ピストン、ハウジング、吸入ポート及
び排出ポートの相対位置及び方向が、エンジン制御手段
72により制御される弁の動作のタイミング及び相対質量
流量とによって、回転の正確な方向及び多種燃料動作を
確実なものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自己推進型の路上車両
用のエンジンに関し、詳しくは排出ガスの減少した、或
いは排出ガスのない自動始動式の多種燃料ロータリーピ
ストンエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、自己推進型の路上車両用のエ
ンジンは主に、オットーサイクル又はディーゼルサイク
ルのものであった。主たる燃料はガソリン及びディーゼ
ル燃料であり、これらは両方とも石油から生成されるも
のであって、従って補充の不可能な資源を枯渇させてい
る。結果的に排出される排出ガスは環境の質を劣化さ
せ、健康を害し、また公的及び私的な経済活動を阻害し
ている。
【0003】これらの枯渇及び劣化という問題を好転さ
せるための一つのアプローチは、アルコール、プロパ
ン、メタン及び水素といった代替燃料を使用することで
ある。
【0004】これらの代替燃料の各々の欠点は、次のよ
うな観点から評価することができる。 1.補充性 2.短期的観点からの環境品質に対する影響(スモッ
グ) 3.長期的観点からの環境品質に対する影響(温室効
果) プロパン燃料の一つの欠点は、それが簡単には補充可能
でないことである。しかしながら、補充性はアルコール
及びメタンについては光合成を通じて実現可能であり、
また水素については水の太陽エネルギー電気分解を通じ
て実現可能である。
【0005】アルコール燃料の燃焼についての一つの欠
点は、スモッグ中の非常に酸化性の成分であるアルデヒ
ドを生成することである。
【0006】温室効果の原因となるについての各々の代
替燃料の相対的な欠点は、完全燃焼から得られる熱エネ
ルギー単位当たりの二酸化炭素の相対量の見地から見積
もることができる。ガソリン、ディーゼル燃料及びアル
コール燃料は全て、熱エネルギー単位当たりで大体同量
の二酸化炭素を発生し、プロパンはその量の約94%を
発生し、メタンは約80%を生ずるが、水素は全く生成
しない。
【0007】どの燃料が使用されようとも、オットー及
びディーゼルサイクルのエンジンが自動始動式でないと
いう事実は、次のような不具合に帰着する。即ち米国カ
リフォルニア州エルモントにおけるサウスコースト空気
品質管理管轄区によれば、1990年2月10日のサイ
エンスニュースにより伝えられたところでは、交通中に
おいてアイドリングしている車両は、ロサンゼルス、オ
レンジ、リバーサイド及びサンベルナーディノ郡で販売
されている全ての燃料の4分の1を燃焼させているとい
うことである。
【0008】本明細書において、自動始動式のエンジン
とは、どのようなシャフト位置においても、シャフト速
度ゼロの状態から、要求に応じて即座にトルクを発生す
ることのできるエンジンをいう。仮にあるエンジンがセ
ルフスターターと呼ばれるものを装着しなければならな
いとしたなら、それは明らかに自動始動式エンジンでは
ない。オットー及びディーゼルサイクルのエンジンは、
自動始動式では有り得ない。対照的に、ある種の往復動
ピストン蒸気機関は、蒸気の圧力が利用できる限りは自
動始動式で有り得る。蒸気機関、ランキンサイクルエン
ジン一般、及びスターリングサイクルエンジンのよう
な、自動始動式となり得る熱機関は、自動始動可能とな
るまでにウォームアップのための時間を必要とし、また
自動始動を可能にするウォームアップ状態を維持するた
めに、幾らかの動力を入力することを必要とする。
【0009】タービン及びジュールサイクルエンジン一
般のような他の熱機関は、自動始動式ではない。
【0010】電気モーターはウォームアップ期間なしに
自動始動可能であるが、しかし電動エンジンは、自己推
進型車両について、高価で重く寿命の短い蓄電バッテリ
ーが必要となるという欠点を有している。
【0011】熱機関において酸化剤として空気を用いる
ことの一般的な欠点は、熱力学的効率を高めるために必
要とされるより高いサイクル温度が、スモッグの主成分
である二酸化窒素の発生をも増加させるということであ
る。
【0012】3側面ピストンを有するロータリーピスト
ン装置の、2側面ピストンを備えたものに対する欠点
は、 1.非作動容積が大きく、 2.アペックスシール傾斜角度が大きく、 3.より多くのアペックスシール及びサイドシールが必
要であり、 4.より多くのアペックス/サイドジョイントが必要で
あり、 5.吸入ポート及び排出ポートが隣接していてそれらの
間での熱交換を増大させ、それにより効率を低下させる
ということである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】それゆえこれらの従来
技術に鑑みて、本発明の一つの課題は、自己推進型の路
上車両用のエンジンであって、より単純でより効率的で
あり、自動始動式であり、ウォームアップ期間を必要と
せず、代替燃料の最良のものを使用し、そして環境的品
質を改善するものを提供することである。
【0014】このエンジンは自動始動式であってウォー
ムアップ期間を必要とせず、従ってこのエンジンにより
動力を付与される車両が減速又はアイドリングしている
場合に燃料の供給を必要としないことにより、エネルギ
ーの保存性を高める。
【0015】このエンジンは、プロパン、メタン、水素
又はその他の気体燃料を互換的に、或いは混合物として
使用可能である。
【0016】このエンジンは酸素、或いは窒素を部分的
又は完全に除去した空気でもって使用することができ、
二酸化窒素を減少させるか又は全く生成しない。
【0017】このエンジンを水素燃料及び酸素の燃焼に
用い、次いで排出を水へと凝縮してそれを保持する場
合、排出ガスはゼロとなって最高の環境的品質が達成さ
れることになる。
【0018】凝縮された排出水は、太陽熱駆動の電気分
解を通じてリサイクルして酸素/水素を発生させること
ができ、環境的品質に対する無毒性と共に、永久的に補
充可能なエネルギー資源という究極的なエネルギー保存
のゴールを実現することができる。
【0019】このエンジンの別の課題及び利点は、高地
や水中、及び大気圏外といった酸素の乏しい環境におい
て、貯蔵してある酸化剤でもって利用可能とすることで
ある。
【0020】2側面ピストンを有するロータリーピスト
ン装置の、3側面ピストンを備えたものに対する利点
は、 1.非作動容積が小さく、 2.アペックスシール傾斜角度が小さく、 3.必要とされるアペックスシール及びサイドシールが
より少なく、 4.必要とされるアペックス/サイドジョイントがより
少なく、 5.吸入ポート及び排出ポートが隣接しておらず、それ
らの間での熱交換が減少され、それにより効率を増大さ
せるということである。
【0021】本発明のさらなる課題及び利点について
は、添付図面及び後続の記述を考慮することにより明ら
かとなろう。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、エンジ
ンは単一の正確な回転方向を備え、一対又はそれ以上の
対の2側面ロータリーピストン(22A及び22B,3
8A及び38B,46A及び46B)を有する。対をな
す二つのピストンは、自動始動動作を行うために、連続
的な重なり合うトルク生成を生ずる。多数対のピストン
及びそれらのハウジング(24A及び24B,40A及
び40B,48A及び48B)の各対は同一の断面積を
有し、また他の対に対して段階的な厚みを有して、多段
階膨張を行う。
【0023】燃料、酸化剤及び液体のための二組の供給
弁(58A,60A,62A及び58B,60B,62
B)が、最小容積のハウジング対(24A及び24B)
において吸入ポート(26A及び26B)から、二つの
アフォーディド(aphodid)タイプの燃焼チャンバ(5
4A及び54B)へと供給を行う。
【0024】出力軸(20)の偏心子、ピストン、ハウ
ジング、吸入ポート及び排出ポート(26A,26B,
28A,28B,42A,42B,44A,44B,5
0A,50B,52A,52B)の相対位置及び方向
が、エンジン制御手段(72)により制御される弁の動
作のタイミング及び相対質量流量と一緒になって、回転
の正確な方向及び多種燃料動作を確実なものとし、また
ピストン及びハウジングの多数対と共に、最小の非作動
容積及び多段階膨張を確実なものとする。
【0025】入力制御(76)は、動力出力及び膨張動
作の程度の正確な調節を可能なものとする。
【0026】
【実施例】添付図面において、同様の部材は同じ番号を
有するが、異なるアルファベット文字が添えられてい
る。
【0027】図1は、ロータリーピストン流体装置の展
開図である。Felix Wankelはその著書Rotary Piston Ma
chinesにおいて、2側面ロータリーピストンを有するこ
の特別のタイプの装置を内部軸式PLM 1:2 Sli
グループ5として分類している。内部軸式とはまさにそ
の通りのことを意味し、PLMは遊星回転装置の頭文字
であり、1:2はロータリーピストンと出力シャフトの
回転速度の比であり、Slはロータリーピストンとハウ
ジングとの間のすべり係合即ちすべり接触を表し、iは
ロータリーピストン上に設けられたシール要素を意味
し、そしてグループ5は固定チャンバを示している。
【0028】このタイプのロータリーピストン装置は技
術的に周知であり、1974年4月2日にGerald John
Kneeに対して許可された米国特許第3,800,760
号において、内燃機関に用いられるものとして記載され
ている。Felix Wankelは、これらと同様の装置は「18
34年から蒸気機関として知られており、E. Galloway
により設計された」ことを明らかにしている。
【0029】これらの及びその他のロータリーピストン
流体装置に共通する種々の部材、例えば整相ギア、シー
ル、ベアリング、ファスナーその他は本発明の一部を構
成するものではなく、簡単化のために図面及び記述から
省略してある。
【0030】図1を参照すると、出力シャフト20は、
相互に180度をなして配置された2つの環状偏心子を
有している。偏心子の各々は、22A及び22Bとして
示すロータリーピストンを回転可能に受容している。ピ
ストン22A及び22Bの長軸は、各々のピストンの頂
点相互を結ぶ線と同一のものであって、相互に90度を
なして配置されている。
【0031】ロータリーピストン22A及び22Bは、
一対のハウジング24A及び24B、端壁34A及び3
4B、並びに半体36A及び36Bにより形成される隔
壁により、個別に収容されている。吸入ポート26A及
び26B並びに排出ポート28A及び28Bは、ハウジ
ング24A及び24Bのそれぞれを通って開口してい
る。ハウジング24Aと24Bの内側は同一であり、ま
た並行である。
【0032】図2を参照すると、出力シャフト20の偏
心部分がピストン22を回転可能に受容しており、ピス
トン22の頂点はハウジング24の内側を摺動可能に受
容されている。このハウジングの内側は単一ローブの外
転トロコイドとして示されているが、これはこのような
外転トロコイドに並行な曲線、或いは例えば1973年
2月13日にKoichi Takahashiに対して許可された米国
特許第3,716,317号に記載されている曲線やこ
れから記載する他の曲線などの他の種々の閉じた曲線の
何れかでありうる。
【0033】ピストン22の長軸は、ハウジング24の
内側の曲線の長軸に対して重ね合わせられ、同一直線上
にあり且つ平行なものとして示されている。この位置に
おいてキャビティ30は最小容積となり、またキャビテ
ィ32は最大容積となる。
【0034】吸入ポート26は完全にキャビティ30内
に配置されており、またピストン22の一方の頂点に可
能な限り近く配置されている。排出ポート28は完全に
キャビティ32内に、また可能な限りピストン22の他
方の頂点に近く配置されている。
【0035】図3を参照すると、本発明の現在好ましい
一つの実施例は、三対のハウジング24A/24B,4
0A/40B及び48A/48Bを有しており、各々の
ハウジングはシャフト20により回転可能に受容された
ピストンを収容している。ハウジング対24A/24B
は最も小さなチャンバ容積を有し、ハウジング対40A
/40Bはより大きな容積を、そしてハウジング対48
A/48Bはさらにより大きな容積を有している。対を
なすハウジングの各々の容積は等しい。各対のハウジン
グ相互の間における容積の相違は、ハウジングの幅を異
ならせることによって得られている。
【0036】ハウジング対24A/24Bは、シャフト
20の長さの中央付近にある。対40A/40B及び4
8A/48Bの個々のハウジングは、シャフト20に沿
ったハウジングの順序が48A,40A,24A,24
B,40B及び48Bとなるようにして隔てられてい
る。
【0037】図4及び図5を参照すると、ハウジング4
0Bの内側の曲線の長軸をハウジング24Bの内側の曲
線の長軸に対してシャフト20の周りで角度をなして配
置させることにより、ハウジング40Bの吸入ポート4
2Bがハウジング24Bの排出ポート28Bと整列され
ている。
【0038】全く同様にして、ハウジング48Bの吸入
ポート50Bはハウジング40Bの排出ポート44Bと
整列しており、ハウジング40Aの吸入ポート42Aは
ハウジング24Aの排出ポート28Aと整列しており、
そしてハウジング48Aの吸入ポート50Aはハウジン
グ40Aの排出ポート44Aと整列している。
【0039】ハウジングの各対の内側の曲線は、平行の
ままに保たれる。
【0040】図6を参照すると、ハウジング24Aの排
出ポート28Aはハウジング40Aの吸入ポート44A
へと接続しており、ハウジング40Aの排出ポート42
Aはハウジング48Aの吸入ポート50Aへと接続して
おり、ハウジング24Bの排出ポート28Bはハウジン
グ40Bの吸入ポート44Bへと接続しており、そして
ハウジング40Bの排出ポート42Bはハウジング48
Bの吸入ポート50Bへと接続している。
【0041】これらの配置及び整列は、連続する排出ポ
ート及び吸入ポートの間の接続容積が最小となるという
利点を有し、またピストン及びハウジングは厚みが異な
るだけであることから、ロータリーピストン及びハウジ
ングの曲線を加工するのに用いられる1サイズの特殊機
械だけを用いて、ピストン及びハウジングの全てを製造
することができるという利点を有することが理解されよ
う。
【0042】図4及び図5を参照すると、ピストン22
B及び38Bを受容しているシャフト20の偏心子のそ
れぞれは相互に角度をなして配置されており、ピストン
22Bの頂点が排出ポート28Bの反時計回りに見た端
部にある場合、ピストン38Bの頂点は吸入ポート42
Bの時計回り側の端部にあるようになっている。
【0043】全く同様にして、ピストン46Bを受容す
るシャフト20の偏心子はピストン38Bを受容するシ
ャフト20の偏心子に対して角度をなして配置されてお
り、直前の段落において述べたピストン38Bと22B
との間に成立しているのと同じ関係が、ピストン46B
及び38Bとそれらのそれぞれの吸入ポート50B及び
排出ポート42Bの間に成立するようになっている。
【0044】ピストンの各対の二つの部材の長軸は相互
に90度をなして方向付けられており、またそれらを支
持するシャフト20の偏心子は相互に180度をなして
方向付けられている。これにより、Aという文字が付加
されているピストン及びポートの間に、上述のBという
文字が付加されているピストン及びポートの間に関する
と同様の関係が成立する。
【0045】図6を参照すると、燃焼チャンバ54A及
び54Bは、吸入ポート26A及び26Bのそれぞれに
おいて、ハウジング対24A及び24Bへと接続してい
る。燃焼チャンバ54A及び54Bはまた、弁58A,
60A,62A,58B,60B及び62Bのそれぞれ
へと接続している。
【0046】弁62A及び62Bは水ポンプ64へと接
続されており、水ポンプ64の入力側は水貯蔵タンク6
6へと接続されている。弁60A及び60Bは、酸素貯
蔵タンク68へと接続されている。弁58A及び58B
は、水素燃料貯蔵タンク70へと接続している。
【0047】エンジン制御コンピューター72が弁58
A,60A,62A,58B,60B及び62Bへと接
続している。コンピューター72はまた、出力シャフト
20上にある絶対回転エンコーダー74へも接続されて
いる。そしてコンピューター72は、オペレータ入力制
御76へと接続されている。
【0048】
【作用】現在好ましい本発明の一実施例の作動順序につ
いて以下に記載する。図6を参照すると、水素燃料及び
酸素がタンク70及び68中のそれぞれに与圧下に貯蔵
されている。水はタンク66の中に貯蔵されており、水
ポンプ64により与圧されている。コンピューター72
は弁58A,60A,62A,58B,60B及び62
Bの動作を調節し、水素燃料、酸素及び水を燃焼チャン
バ54A及び54Bへと導入する。水素燃料及び酸素の
燃焼は、点火装置56A及び56Bにより直ちに開始さ
れ、弁が閉じられ、導入された全ての燃料及び酸素が燃
焼し、導入された全ての水が気化されるまで継続され
る。
【0049】点火装置は連続的に活性のものであること
ができる。例えば高周波の電気火花、点火温度に加熱さ
れた電熱素子、又は触媒素子などであり、点火装置を作
動するタイミングをはかる必要性を回避して、燃焼可能
物質が存在している間は即時且つ連続的な燃焼を確実に
行うようにすることができる。
【0050】水の蒸発は、燃焼生成物の温度をエンジン
構成材料と両立性のある値へと下げ、燃焼生成物、即ち
蒸気の圧力を増大させる。
【0051】図2を参照すると、蒸気は吸入ポート26
を介して最小容積のキャビティ30へと入り、ロータリ
ーピストン22を駆動回転させる。
【0052】説明を経済的に行うために、図2に示した
機構において、ロータリーピストン22の長軸がハウジ
ング24内側の曲線の長軸と平行となる位置を、以下で
は上死点、TDCと称することとする。
【0053】TDCにおいては、最小容積のキャビティ
30内の圧力はロータリーピストン22を駆動して、何
れの方向にも回転させることができる。ロータリーピス
トン22が反時計回りに回転するのであれば、キャビテ
ィ30と32は吸入ポート26を介して連通し、ロータ
リーピストン22はもはや回転駆動されることはない。
【0054】図1,2及び6を参照すると、図2の矢印
により示されるような時計方向への正しい回転が、TD
Cにおけるロータリーピストン22A又は22Bの何れ
かによるエンジンの始動動作から続いて生ずることを確
実にするために、コンピューター72は絶対回転エンコ
ーダー74を用いてシャフト20の位置をモニターし、
それによりロータリーピストン22A及び22Bの位置
をそれぞれの吸入ポート26A及び26Bに関してモニ
ターする。図7を参照すると、コンピューター72は、
弁に関連するロータリーピストンがTDCを越えて第一
角度82だけ回転するまでは、何れの弁の開放をも自動
的に阻止する。この角度82はまた、吸入ポート26及
び排出ポート28の先端部を位置決めするのにも用いら
れる得ることが理解されよう。
【0055】コンピューター72はまた、何れかのロー
タリーピストンの頂点がそれに関連する排出ポートに入
る前に、全ての弁を自動的に閉じる。
【0056】このエンジンがどのように自動始動して連
続的なトルクを生成するかを見るために図1,2及び7
を参照するとき、TDCにある一つのロータリーピスト
ン22Aの長軸を考える。これと同じ瞬間に、ロータリ
ーピストン22Bの長軸は90度をなしており、蒸気に
よって駆動されている。この駆動はロータリーピストン
22Aが角度82だけ回転し且つその弁58A,60A
及び62Aが開放している間にわたって継続するが、こ
れらの弁は完全に開放した場合、ロータリーピストン2
2Aによる全トルクが発生される状態をもたらす。そし
て弁58A,60A及び62Aが完全に開放した後、ロ
ータリーピストン22Bの頂点が排出ポート28Bに入
る前に弁58B,60B及び62Bが完全に閉じること
ができるならば、両方のロータリーピストンからのトル
クの重なりは継続される。ロータリーピストン22A
は、ロータリーピストン22Bの頂点がその排出ポート
28Bの角度的な範囲を通過する間にわたってトルクの
発生を継続し、その後にはロータリーピストン22Bが
TDCにある。そして、記述中の22Aをピストン22
B及びその関連部材で置き換えれば、今述べた作動シー
ケンスが上記したようにして繰り返される。
【0057】しかしてこのエンジンについての自動始動
及び連続的トルク生成のための規準は、時間というもの
をロータリーピストン22が移動する角度として定義す
れば、角度82プラス弁の開放及び閉鎖時間プラスロー
タリーピストンの頂点が排出ポートを通過する時間に関
して必要とされるロータリーピストンの回転角度の合計
が、1/2πラジアン即ち90度よりも小さくなければ
ならないということである。
【0058】図6を参照すると、コンピューター72は
またオペレータ入力制御76をもモニターしている。こ
の入力制御は在来のアクセルペダルの位置や、遮断レバ
ー又はカットオフなどと呼ばれるものの位置であり得
る。コンピューター72は、応答が前述したようなコン
ピューター72による弁の自動的な開放及び閉鎖と矛盾
しない場合に限り、オペレータ入力制御76に応答す
る。
【0059】アクセルペダルが踏まれていない場合、コ
ンピューター72はどの弁も開放しない。アクセルペダ
ルが踏まれると、コンピューター72は弁を開放し、ペ
ダルが踏み込まれるにつれてコンピューター72は弁を
さらに開放する。
【0060】オペレータの便宜のために、遮断レバーは
外見及び位置をギアシフトレバーと同じようにすること
ができる。このレバーは幾つかの別個の位置を有するも
のであったり、或いは前−後の連続的な移動範囲に沿っ
た何らかの設定位置に留まるようにすることができる。
例えば遮断レバーを完全後退位置にセットすると、コン
ピューター72は弁を開放し、次いでできる限り迅速に
弁を閉鎖する。遮断レバーを完全前方位置にセットする
と、コンピューター72は弁を開放し、できる限り長い
間にわたってそれらを開放のまま保持する。中間の遮断
レバー位置においては、コンピューター72は可能な最
長の開放時間に比例して、弁を開放のまま保持する。
【0061】この例において完全前方位置を除く全ての
遮断レバー位置において、蒸気はロータリーピストンの
回転のある部分にわたって、したがってより優れた効率
でもって、ロータリーピストンに対して膨張的に作用す
る。
【0062】このエンジンが異なる燃料、酸化剤及び液
体を最も効率的に使用することができるように、相対質
量流量や弁の開放寸法がオペレータにより、コンピュー
ター72に記憶された適当な制御プログラムを選択する
ことで適切な値に設定される。
【0063】図3,4,5及び6を参照すると、付加的
なハウジング40A,40B,48A及び48B並びに
ピストン38A,38B,46A及び46Bが蒸気の多
段膨張を可能にしている。これは効率を増大させるため
の古典的な手法である。連続するピストン対22A/2
2B,38A/38B及び46A/46Bの間の角度を
なした偏心と、図6に示した蒸気流路との組み合わせに
より、トルク生成の重なり合いと、動力出力の増大とい
う結果がもたらされる。
【0064】
【発明の効果】かくして本発明のエンジンは、クリーン
でパワフルであり、効率的で信頼できる路上車両用の原
動機を提供することが看取されよう。
【0065】これまでの記載には多くの細目が含まれて
いるが、それらは本発明の範囲を限定するものと解釈す
べきではなく、むしろその一つの好ましい実施例の例証
であるとして捉えられるべきである。他の多くの設計変
更が可能である。
【0066】例えば偏心子及びピストンが、容積最小の
ハウジング対の中で対をなしているピストンの一方の長
軸がTDCにある場合に、他方のピストンの長軸がそれ
自体のTDCに対して90度をなすように配置される限
りにおいては、ハウジングの各対の内側の曲線の長軸を
相互に平行にではなく、回転させることが可能である。
【0067】図7を参照すると、回転の正確な方向を確
実にするという角度82が果たす機能は、第二角度84
又は角度82と84の組み合わせにより果たすことが可
能である。第二角度84は、吸入ポート26における吸
入弁の開放を開始させるために用いられる。角度84
は、二つの面80と86との間の角度である。
【0068】上死点基準面78は、TDCにあるロータ
リーピストン22の長軸及びロータリーピストン22の
回転軸によって規定される。
【0069】もう一つの平面80は、角度84及びロー
タリーピストン22の長軸及び回転軸の別の位置によっ
て規定されている。
【0070】吸入ポート26はより小さな容積のキャビ
ティに配置され、ハウジング24と面80との交叉点に
隣接している。排出ポート28は平面80の反対側にあ
り、ハウジング24と平面80とのもう一つの交叉点に
隣接している。
【0071】角度82及び84は何れかがゼロに等しい
ような非常に小さな角度であることができ、回転の正確
な方向は任意のものであるがこのエンジンの特定の実施
例の設計に応じて固定されるものであることが理解され
よう。
【0072】第一角度82は極小から、1/2πラジア
ン即ち90度から、弁58,60及び62の開放、滞留
及びその後の閉鎖の時間の合計、即ちこれらの事象の間
にロータリーピストン22が移動する角度に、ロータリ
ーピストン22の頂点が排出ポート28の両端の間を移
動する際にロータリーピストン22が移動する角度を足
した角度を引いたものまでの値を有する。第一角度82
は好ましくはできる限り小さくして非作動容積、即ち弁
58,60及び62が最初に開放した場合にハウジング
24とロータリーピストン22の間に存在するより小さ
なキャビティの容積を最小限とし、また膨張比、即ちロ
ータリーピストン22の頂点が排出ポート28に丁度入
るに際してのハウジング24とロータリーピストン22
の間に存在するより大きなキャビティの容積の、弁5
8,60及び62が最初に開放した場合にハウジング2
4とロータリーピストン22の間に存在するより小さな
キャビティの容積に対する比を最大限とするが、しかし
回転が正確な方向において生ずることを確実にするには
十分に大きなものである。図1に矢印により示した正確
な回転方向が幾何学的に完全な機構でもって生ずること
を確実にするために、極小の角度が必要とされるという
ことは勿論であるが、機構の構成上の実際に対処し、機
構の設計寿命の間に生ずる摩耗を許容するために、現実
の機構では幾らかの小さな角度的な設計上の増分が必要
とされる。本明細書に記載した現在好ましい実施例で
は、ロータリーピストン22の角度位置は絶対回転エン
コーダー74の出力から導かれるものであるから、極小
角度に対して付加される小さな角度的な設計上増分は、
エンコーダー74の角度的不確実さに対する許容、出力
シャフト20とハウジング24の間及び出力シャフト2
0とロータリーピストン22の間のベアリングのクリア
ランス、整相ギアのバックラッシュ、機構の設計寿命に
ついて予想されるこれらの全てについての摩耗に基づく
変化を含むものである。この現在好ましい実施例に従っ
て構成される実際的な機構についての設計上の増分は、
1/10ラジアン即ち6度である。第一角度82の機能
は第二角度84によって、或いは第一角度82と第二角
度84の組み合わせによっても満たされることが理解さ
れよう。従って他方の角度が適切なものである限り、角
度82又は84の一方はゼロであることができる。
【0073】各々の弁の動作は、弁がどこまで開放した
か即ち質量流量と、弁がどの位の長さの間開放したか即
ち遮断という二つの変数により分析することができる。
これら二つの変数は作用の項で先に説明したようにして
一つの弁でもって、又は二つの別個の弁でもって制御す
ることができる。質量流量は、在来の可変オリフィス弁
により制御することができる。この弁の応答時間は決定
的ではない。遮断又は滞留は、高速ソレノイドにより駆
動される単純な開放弁又は閉鎖弁により制御することが
できる。高速のソレノイド駆動弁は、このエンジンと在
来の自己推進型車両の駆動輪の間がダイレクトドライブ
のものについて高速度を可能にする弁開放又は閉鎖速度
のものを入手することができ、前進及び後退用のギアを
除いては伝達機構の必要性を回避しうる。
【0074】遮断レバーの機能の制御の一部又は全部
は、在来の自動変速装置の機構又はサーボ機構のような
ものによっても営むことが可能である。
【0075】本発明のエンジンは自己推進型の路上車両
において用いるのに特に良好に適しているが、他の車両
及び車両以外の用途に用いるについても同様の利点を有
している。例えばコンプレッサーの駆動のような、使役
が間欠的であり負荷が固定した用途においては、本発明
のエンジンを単一のピストンでもって、機械的駆動弁、
フライホイール及び自動始動装置を備えて用いれば、自
動始動ではなく連続的なトルクを生成しないという点を
除けば、本発明のエンジンの利点の全てを享受すること
ができる。
【0076】従って本発明の範囲は図示し記述した実施
例によって決定されるべきではなく、請求の範囲及びそ
れらの法的均等物によって定められるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一対のハウジング及び一対のロータリーピスト
ンを有するロータリーピストン流体装置の展開図であ
る。
【図2】吸入ポート及び排出ポートの位置、並びにロー
タリーピストン及び出力シャフトの正確な回転方向を示
す、図1の2−2線に沿って取ったハウジング中のロー
タリーピストンの断面図である。
【図3】単一の出力シャフト上に三対のハウジングを有
するロータリーピストン流体装置の斜視図である。
【図4】吸入ポート及び排出ポートに対するロータリー
ピストンの一つの位置を示す、図3の4−4線に沿って
取ったハウジングの断面図である。
【図5】図4と同様の特徴、及び図4のハウジングの排
出ポートに対する図示のハウジングの吸入ポートの整列
を示す、図4のハウジングに隣接するハウジングの図3
の5−5線に沿って取った断面図である。
【図6】タンクから弁を介してハウジングの最初の一対
と一体の燃焼チャンバ中への水素、酸素及び水の流れ、
並びにロータリーピストン流体装置を通しての流れの順
序を示す、エンジンの流れ図である。
【図7】吸入ポート及び排出ポートの位置の幾何図形を
示す、図1の2−2線に沿って取ったハウジング中のロ
ータリーピストンの断面図である。
【符号の説明】
20 出力シャフト 22 ロータリーピストン 24 ハウジング 26 ハウジング24を通る吸入ポート 28 ハウジング24を通る排出ポート 30 最小容積のキャビティ 32 最大容積のキャビティ 34 端壁 36 隔壁 38 ロータリーピストン22より厚いロータリーピス
トン 40 ハウジング24より厚いハウジング 42 ハウジング40を通る吸入ポート 44 ハウジング40を通る排出ポート 46 ロータリーピストン38より厚いロータリーピス
トン 48 ハウジング40より厚いハウジング 50 ハウジング48を通る吸入ポート 52 ハウジング48を通る排出ポート 54 燃焼チャンバ 56 点火装置 58 水素燃料弁 60 酸素弁 62 水弁 64 水ポンプ 66 水貯蔵タンク 68 酸素貯蔵タンク 70 水素燃料貯蔵タンク 72 エンジン制御コンピューター 74 絶対回転エンコーダー 76 オペレータ入力制御 78 上死点基準面 80 平面 82 第一角度 84 第二角度 86 弁が開放可能とされた場合のピストンの長軸位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 21/02 301 R F23R 3/00 A 7604−3G

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)一対の実質的に同一の固定ハウジン
    グと、(b)前記ハウジング内にその頂点で摺動可能に
    受容されている一対の実質的に同一な2側面ロータリー
    ピストンと、(c)前記ハウジングの各々の内側に二つ
    の可変容積のキャビティが形成されるように前記ピスト
    ンの一つをそれぞれに回転可能に受容している二つの偏
    心子を有し、前記ピストンに対して2対1の回転速度比
    を持つと共に単一且つ任意の正確な回転方向を有する、
    前記ハウジングにより回転可能に支持された出力シャフ
    トと、(d)前記ピストンの一方の長軸即ち前記頂点に
    より画定される直線がそのハウジングに関して上死点位
    置にあって前記二つのキャビティのそれぞれが最小容積
    及び最大容積となる場合に、前記ピストンの他方がそれ
    自体のハウジングにおけるそれ自体の上死点に関して1
    /2πラジアン即ち90度をなす長軸を有するように、
    前記ハウジング、ピストン及び偏心子が相互に相対的に
    位置決めされており、(e)前記ハウジングの各々にあ
    る吸入ポート及び排出ポートであって、前記吸入ポート
    が前記最小容積のキャビティへと開口し且つある平面の
    片側に配置されてその平面と前記ハウジングの内側との
    交叉点に隣接しており、前記排出ポートが前記平面の反
    対側にあって前記平面と前記内側との別の交叉点に隣接
    しており、前記平面が前記ハウジング内に収容された前
    記ピストンの長軸と前記ピストンの回転軸により定まる
    一つの位置により画定され、前記平面が前記上死点位置
    にあるピストンの長軸及び回転軸により定まる基準面か
    ら前記正確な回転方向へと第一角度だけ回転されてお
    り、前記正確な回転方向が前記ピストンの長軸が前記第
    一角度にある場合に前記頂点が隣接する前記ポートから
    遠ざかるように移動する方向であり、(f)前記排出ポ
    ートにおける圧力よりも高圧の作動流体のための前記ハ
    ウジングの各々に対する別個の供給弁手段と、前記弁手
    段が開放時間と閉鎖時間の合計を有し、この合計に前記
    排出ポートを前記頂点が通過する時間と前記第一角度及
    び第二角度を加えたものが1/2 πラジアン即ち90
    度の角度を通って前記ピストンが回転する時間よりも少
    ないか又は等しく、(g)前記ピストンの回転位置を検
    出し前記ピストンの長軸が前記平面を越えて前記第一角
    度だけ回転した場合に前記弁手段を開放するエンジン制
    御手段と、前記第一角度と第二角度の合計が前記吸入ポ
    ートからの作動流体の前記ピストンに対する圧力が前記
    正確な回転方向における前記シャフト上へのトルクをも
    たらすと共に前記頂点の一つが前記排出ポートに入る前
    に前記弁手段を閉鎖するのを確実ならしめるのに必要な
    よりも大きくないことからなる、エンジン。
  2. 【請求項2】 前記弁手段の質量流量及び滞留を調節す
    べく前記エンジン制御手段に対する入力手段をさらに含
    み、前記入力手段が機構、サーボ機構、感覚的実在及び
    これらの組み合わせからなる群から選択されたオペレー
    タにより作動可能である、請求項1のエンジン。
  3. 【請求項3】(a)前記ハウジングが多数対あり、前記
    ピストンが多数対あり、各々のハウジング対は実質的に
    同一の断面積を有し且つ他の対に対して段階的な内部容
    積を有し、前記段階的容積が段階的厚みにより達成され
    ており、(b)前記ハウジング対のうち最小容積のもの
    が前記シャフトの中央近傍に配置され、次に容積の大き
    な対をなすハウジングの各々が前記シャフトの端部に向
    けて離れて配置され、その一方は前記シャフトの一端に
    向かって離され他方は前記シャフトの他端に向かって離
    されており、後続するより大きな容積の対が同様に配置
    されており、(c)より大きな容積の対の各々が隣接す
    るより小さな容積の対に対して、隣接するより大きな容
    積の対の吸入ポートがより小さな容積の対の排出ポート
    に隣接するように回転されており、前記隣接する吸入ポ
    ート及び排出ポートは相互に接続されており、(d)前
    記より小さな容積の対の前記ピストンの頂点が前記排出
    ポートに入ろうとした場合に前記隣接するより大きな容
    積の対のピストンの頂点が前記吸入ポートの通過を完了
    しているように、前記シャフトの偏心子が相互に角度的
    に方向付けられていることをさらに含む、請求項1のエ
    ンジン。
  4. 【請求項4】 前記弁手段の質量流量及び滞留を調節す
    べく前記エンジン制御手段に対する入力手段がさらに付
    加され、前記入力手段が機構、サーボ機構、感覚的実在
    及びこれらの組み合わせからなる群から選択されたオペ
    レータにより作動可能である、請求項3のエンジン。
  5. 【請求項5】(a)一対の実質的に同一の固定ハウジン
    グと、(b)前記ハウジング内にその頂点で摺動可能に
    受容されている一対の実質的に同一な2側面ロータリー
    ピストンと、(c)前記ハウジングの各々の内側に二つ
    の可変容積のキャビティが形成されるように前記ピスト
    ンの一つをそれぞれに回転可能に受容している二つの偏
    心子を有し、前記ピストンに対して2対1の回転速度比
    を持つと共に単一且つ任意の正確な回転方向を有する、
    前記ハウジングにより回転可能に支持された出力シャフ
    トと、(d)前記ピストンの一方の長軸即ち前記頂点に
    より画定される直線がそのハウジングに関して上死点位
    置にあって前記二つのキャビティのそれぞれが最小容積
    及び最大容積となる場合に、前記ピストンの他方がそれ
    自体のハウジングにおけるそれ自体の上死点に関して1
    /2πラジアン即ち90度をなす長軸を有するように、
    前記ハウジング、ピストン及び偏心子が相互に相対的に
    位置決めされており、(e)前記ハウジングの各々にあ
    る吸入ポート及び排出ポートであって、前記吸入ポート
    が前記最小容積のキャビティへと開口し且つある平面の
    片側に配置されてその平面と前記ハウジングの内側との
    交叉点に隣接しており、前記排出ポートが前記平面の反
    対側にあって前記平面と前記内側との別の交叉点に隣接
    しており、前記平面が前記ハウジング内に収容された前
    記ピストンの長軸と前記ピストンの回転軸により定まる
    一つの位置により画定され、前記平面が前記上死点位置
    にあるピストンの長軸及び回転軸により定まる基準面か
    ら前記正確な回転方向へと第一角度だけ回転されてお
    り、前記正確な回転方向が前記ピストンの長軸が前記第
    一角度にある場合に前記頂点が隣接する前記ポートから
    遠ざかるように移動する方向であり、(f)点火手段
    と、燃料及び酸化剤用の入口を有し、前記吸入ポートの
    各々にある燃焼チャンバと、(h)前記燃焼チャンバの
    各々に対する燃料及び酸化剤の各々のための別個の弁手
    段と、前記弁手段が開放時間と閉鎖時間の合計を有し、
    この合計に前記排出ポートを前記頂点が通過する時間と
    前記第一角度及び第二角度を加えたものが1/2 πラ
    ジアン即ち90度の角度を通って前記ピストンが回転す
    る時間よりも少ないか又は等しく、(g)前記ピストン
    の回転位置を検出し前記ピストンの長軸が前記平面を越
    えて前記第二角度だけ回転した場合に前記弁手段を開放
    するエンジン制御手段と、前記第一角度と第二角度の合
    計が前記吸入ポートからの燃焼生成物の前記ピストンに
    対する圧力が前記正確な回転方向における前記シャフト
    上へのトルクをもたらすと共に前記頂点の一つが前記排
    出ポートに入る前に燃焼が完了するのに合わせて前記弁
    手段を閉鎖するのを確実ならしめるのに必要なよりも大
    きくないことからなる、エンジン。
  6. 【請求項6】 前記弁手段の質量流量及び滞留を調節す
    べく前記エンジン制御手段に対する入力手段をさらに含
    み、前記入力手段が機構、サーボ機構、感覚的実在及び
    これらの組み合わせからなる群から選択されたオペレー
    タにより作動可能である、請求項5のエンジン。
  7. 【請求項7】 前記燃料及び酸化剤用の弁手段の相対質
    量流量を調節すべく前記エンジン制御手段に対する入力
    手段をさらに含み、前記入力手段が機構、サーボ機構、
    感覚的実在及びこれらの組み合わせからなる群から選択
    されたオペレータにより作動可能である、請求項5のエ
    ンジン。
  8. 【請求項8】 前記弁手段の質量流量及び滞留を調節す
    べく前記エンジン制御手段に対する入力手段をさらに含
    み、前記入力手段が記憶された制御プログラム、感覚的
    実在及びこれらの組み合わせからなる群から選択された
    オペレータにより作動可能である、請求項7のエンジ
    ン。
  9. 【請求項9】(a)前記ハウジングが多数対あり、前記
    ピストンが多数対あり、各々のハウジング対は実質的に
    同一の断面積を有し且つ他の対に対して段階的な内部容
    積を有し、前記段階的容積が段階的厚みにより達成され
    ており、(b)前記ハウジング対のうち最小容積のもの
    が前記シャフトの中央近傍に配置され、次に容積の大き
    な対をなすハウジングの各々が前記シャフトの端部に向
    けて離れて配置され、その一方は前記シャフトの一端に
    向かって離され他方は前記シャフトの他端に向かって離
    されており、後続するより大きな容積の対が同様に配置
    されており、(c)より大きな容積の対の各々が隣接す
    るより小さな容積の対に対して、隣接するより大きな容
    積の対の吸入ポートがより小さな容積の対の排出ポート
    に隣接するように回転されており、前記隣接する吸入ポ
    ート及び排出ポートは相互に接続されており、(d)前
    記より小さな容積の対の前記ピストンの頂点が前記排出
    ポートに入ろうとした場合に前記隣接するより大きな容
    積の対のピストンの頂点が前記吸入ポートの通過を完了
    しているように、前記シャフトの偏心子が相互に角度的
    に方向付けられていることをさらに含む、請求項5のエ
    ンジン。
  10. 【請求項10】 前記弁手段の質量流量及び滞留を調節
    すべく前記エンジン制御手段に対する入力手段がさらに
    付加され、前記入力手段が機構、サーボ機構、感覚的実
    在及びこれらの組み合わせからなる群から選択されたオ
    ペレータにより作動可能である、請求項9のエンジン。
  11. 【請求項11】 前記燃料及び酸化剤用の弁手段の相対
    質量流量を調節すべく前記エンジン制御手段に対する入
    力手段をさらに含み、前記入力手段が機構、サーボ機
    構、感覚的実在及びこれらの組み合わせからなる群から
    選択されたオペレータにより作動可能である、請求項9
    のエンジン。
  12. 【請求項12】 前記弁手段の質量流量及び滞留を調節
    すべく前記エンジン制御手段に対する入力手段をさらに
    含み、前記入力手段が記憶された制御プログラム、感覚
    的実在及びこれらの組み合わせからなる群から選択され
    たオペレータにより作動可能である、請求項11のエン
    ジン。
  13. 【請求項13】 前記燃焼チャンバ内へと与圧液体を注
    入する手段のための弁手段をさらに含む、請求項5のエ
    ンジン。
  14. 【請求項14】 前記弁手段の質量流量及び滞留を調節
    すべく前記エンジン制御手段に対する入力手段がさらに
    付加され、前記入力手段が機構、サーボ機構、感覚的実
    在及びこれらの組み合わせからなる群から選択されたオ
    ペレータにより作動可能である、請求項13のエンジ
    ン。
  15. 【請求項15】 前記燃料、酸化剤及び流体用の弁手段
    の相対質量流量を調節すべく前記エンジン制御手段に対
    する入力手段をさらに含み、前記入力手段が機構、サー
    ボ機構、感覚的実在及びこれらの組み合わせからなる群
    から選択されたオペレータにより作動可能である、請求
    項13のエンジン。
  16. 【請求項16】 前記弁手段の質量流量及び滞留を調節
    すべく前記エンジン制御手段に対する入力手段がさらに
    付加され、前記入力手段が機構、サーボ機構、感覚的実
    在及びこれらの組み合わせからなる群から選択されたオ
    ペレータにより作動可能である、請求項15のエンジ
    ン。
  17. 【請求項17】(a)前記ハウジングが多数対あり、前
    記ピストンが多数対あり、各々のハウジング対は実質的
    に同一の断面積を有し且つ他の対に対して段階的な内部
    容積を有し、前記段階的容積が段階的厚みにより達成さ
    れており、(b)前記ハウジング対のうち最小容積のも
    のが前記シャフトの中央近傍に配置され、次に容積の大
    きな対をなすハウジングの各々が前記シャフトの端部に
    向けて離れて配置され、その一方は前記シャフトの一端
    に向かって離され他方は前記シャフトの他端に向かって
    離されており、後続するより大きな容積の対が同様に配
    置されており、(c)より大きな容積の対の各々が隣接
    するより小さな容積の対に対して、隣接するより大きな
    容積の対の吸入ポートがより小さな容積の対の排出ポー
    トに隣接するように回転されており、前記隣接する吸入
    ポート及び排出ポートは相互に接続されており、(d)
    前記より小さな容積の対の前記ピストンの頂点が前記排
    出ポートに入ろうとした場合に前記隣接するより大きな
    容積の対のピストンの頂点が前記吸入ポートの通過を完
    了しているように、前記シャフトの偏心子が相互に角度
    的に方向付けられていることをさらに含む、請求項13
    のエンジン。
  18. 【請求項18】 前記弁手段の質量流量及び滞留を調節
    すべく前記エンジン制御手段に対する入力手段がさらに
    付加され、前記入力手段が機構、サーボ機構、感覚的実
    在及びこれらの組み合わせからなる群から選択されたオ
    ペレータにより作動可能である、請求項17のエンジ
    ン。
  19. 【請求項19】 前記燃料、酸化剤及び流体用の弁手段
    の相対質量流量を調節すべく前記エンジン制御手段に対
    する入力手段をさらに含み、前記入力手段が機構、サー
    ボ機構、感覚的実在及びこれらの組み合わせからなる群
    から選択されたオペレータにより作動可能である、請求
    項17のエンジン。
  20. 【請求項20】 前記弁手段の質量流量及び滞留を調節
    すべく前記エンジン制御手段に対する入力手段がさらに
    付加され、前記入力手段が機構、サーボ機構、感覚的実
    在及びこれらの組み合わせからなる群から選択されたオ
    ペレータにより作動可能である、請求項19のエンジ
    ン。
  21. 【請求項21】(a)一対の実質的に同一の固定ハウジ
    ングと、(b)前記ハウジング内にその頂点で摺動可能
    に受容されている一対の実質的に同一な2側面ロータリ
    ーピストンと、(c)前記ハウジングにより回転可能に
    支持されると共に前記ロータリーピストンの各々に駆動
    可能に連結されて前記ハウジングの各々の内側に二つの
    可変容積キャビティを形成する出力シャフトと、前記ロ
    ータリーピストンが単一且つ任意の正確な回転方向を有
    し、(d)前記ロータリーピストンの一方の長軸即ち前
    記頂点により画定される直線がそのハウジングに関して
    上死点位置にあって前記二つの可変容積キャビティが最
    小容積及び最大容積となる場合に、前記ロータリーピス
    トンの他方がそれ自体のハウジングにおけるそれ自体の
    上死点に関して1/2πラジアン即ち90度に等しいか
    又はより小さい選択された角度をなす長軸を有するよう
    に、前記ハウジング及びロータリーピストンが相互に相
    対的に位置決めされており、(e)前記ハウジングの各
    々にある吸入ポート及び排出ポートであって、前記吸入
    ポートが前記最小容積のキャビティへと開口し且つある
    平面の片側に配置されてその平面と前記ハウジングの内
    側との交叉点に隣接しており、前記排出ポートが前記平
    面の反対側にあって前記平面と前記ハウジングの内側と
    の別の交叉点に隣接しており、前記平面が前記ハウジン
    グ内に収容された前記ロータリーピストンの長軸と前記
    ロータリーピストンの回転軸により定まる一つの位置に
    より画定され、前記平面が前記上死点位置にあるロータ
    リーピストンの長軸及びロータリーピストン回転軸によ
    り定まる基準面から前記正確な回転方向へと第一角度だ
    け回転されており、前記正確な回転方向が前記ピストン
    の長軸が前記第一角度にある場合に前記頂点が前記吸入
    ポート及び前記排出ポートに対する隣接から遠ざかるよ
    うに移動する方向であり、(f)前記排出ポートにおけ
    る圧力よりも高圧の作動流体のための前記吸入ポートの
    各々に対する別個の供給弁手段と、前記弁手段が開放時
    間と閉鎖時間の合計を有し、この合計に前記排出ポート
    を前記頂点が通過する時間と前記第一角度及び第二角度
    を加えたものが、いかなる場合でも前記ロータリーピス
    トンの長軸が通過する角度として時間を定義した場合に
    前記選択した角度よりも少ないか又は等しく、(g)前
    記ロータリーピストンの長軸の各々の角度を前記平面に
    対して検出し、前記ロータリーピストンの長軸が前記平
    面を越えて前記第二角度だけ回転した場合に前記弁手段
    を開放するエンジン制御手段と、前記第一角度と第二角
    度の合計がゼロより大きく且つ前記選択した角度から前
    記弁手段の開放及び前記弁手段の閉鎖並びに前記頂点に
    よる前記排出ポートの通過の時間の合計を引いたものよ
    り小さく、前記エンジン制御手段が前記頂点の何れかが
    前記排出ポートに入る前に前記弁手段を閉鎖することか
    らなる、エンジン。
  22. 【請求項22】(a)前記ハウジングが多数対あり、前
    記ロータリーピストンが多数対あり、各々のハウジング
    対は実質的に同一の断面積を有し且つ他のハウジング対
    に対して段階的な内部容積を有し、前記段階的容積が段
    階的厚みにより達成されており、(b)前記ハウジング
    対のうち最小容積のものが前記出力シャフトの中央近傍
    に配置され、次に容積の大きなハウジング対をなすハウ
    ジングの各々が前記出力シャフトの端部に向けて離れて
    配置され、ハウジング対の一方は前記出力シャフトの一
    端に向かって離されハウジング対の他方は前記出力シャ
    フトの他端に向かって離されており、後続するより大き
    な容積のハウジング対が同様に配置されており、(c)
    より大きな容積のハウジング対の各々が隣接するより小
    さな容積の対に対して、隣接するより大きな容積のハウ
    ジング対の吸入ポートが隣接するより小さな容積のハウ
    ジング対の排出ポートに隣接するように回転されてお
    り、前記排出ポートの各々は隣接する前記吸入ポートに
    流体的に接続されており、(d)前記隣接するより小さ
    な容積のハウジング対の前記ピストンの頂点が前記排出
    ポートに入る場合に前記隣接するより大きな容積のハウ
    ジング対のロータリーピストンの頂点が前記吸入ポート
    の通過を完了しているように、前記ロータリーピストン
    の対が相互に角度的に方向付けられていることをさらに
    含む、請求項21のエンジン。
  23. 【請求項23】(a)一対の実質的に同一の固定ハウジ
    ングと、(b)前記ハウジング内にその頂点で摺動可能
    に受容されている一対の実質的に同一な2側面ロータリ
    ーピストンと、(c)前記ハウジングにより回転可能に
    支持されると共に前記ロータリーピストンの各々に駆動
    可能に連結されて前記ハウジングの各々の内側に二つの
    可変容積キャビティを形成する出力シャフトと、前記ロ
    ータリーピストンが単一且つ任意の正確な回転方向を有
    し、(d)前記ロータリーピストンの一方の長軸即ち前
    記頂点により画定される直線がそのハウジングに関して
    上死点位置にあって前記二つの可変容積キャビティが最
    小容積及び最大容積となる場合に、前記ロータリーピス
    トンの他方がそれ自体のハウジングにおけるそれ自体の
    上死点に関して1/2πラジアン即ち90度に等しいか
    又はより小さい選択された角度をなす長軸を有するよう
    に、前記ハウジング及びロータリーピストンが相互に相
    対的に位置決めされており、(e)前記ハウジングの各
    々にある吸入ポート及び排出ポートであって、前記吸入
    ポートが前記最小容積のキャビティへと開口し且つある
    平面の片側に配置されてその平面と前記ハウジングの内
    側との交叉点に隣接しており、前記排出ポートが前記平
    面の反対側にあって前記平面と前記ハウジングの内側と
    の別の交叉点に隣接しており、前記平面が前記ハウジン
    グ内に収容された前記ロータリーピストンの長軸と前記
    ロータリーピストンの回転軸により定まる一つの位置に
    より画定され、前記平面が前記上死点位置にあるロータ
    リーピストンの長軸及びロータリーピストン回転軸によ
    り定まる基準面から前記正確な回転方向へと第一角度だ
    け回転されており、前記正確な回転方向が前記ピストン
    の長軸が前記第一角度にある場合に前記頂点が前記吸入
    ポート及び前記排出ポートに対する隣接から遠ざかるよ
    うに移動する方向であり、(f)前記吸入ポートの各々
    にあり、点火手段を含んでいる燃焼チャンバと、(g)
    燃料及び酸化剤のため前記燃焼チャンバの各々に備えら
    れる別個の供給弁手段と、前記弁手段が開放時間と閉鎖
    時間の合計を有し、この合計に前記排出ポートを前記頂
    点が通過する時間と前記第一角度及び第二角度を加えた
    ものが、いかなる場合でも前記ロータリーピストンの長
    軸が通過する角度として時間を定義した場合に前記選択
    した角度よりも少ないか又は等しく、(h)前記ロータ
    リーピストンの長軸の各々の角度を前記平面に対して検
    出し、前記ロータリーピストンの長軸が前記平面を越え
    て前記第二角度だけ回転した場合に前記弁手段を開放す
    るエンジン制御手段と、前記第一角度と第二角度の合計
    がゼロより大きく且つ前記選択した角度から前記弁手段
    の開放及び前記弁手段の閉鎖並びに前記頂点による前記
    排出ポートの通過の時間の合計を引いたものより小さい
    ことからなる、エンジン。
  24. 【請求項24】(a)前記ハウジングが多数対あり、前
    記ロータリーピストンが多数対あり、各々のハウジング
    対は実質的に同一の断面積を有し且つ他のハウジング対
    に対して段階的な内部容積を有し、前記段階的容積が段
    階的厚みにより達成されており、(b)前記ハウジング
    対のうち最小容積のものが前記出力シャフトの中央近傍
    に配置され、次に容積の大きなハウジング対をなすハウ
    ジングの各々が前記出力シャフトの端部に向けて離れて
    配置され、ハウジング対の一方は前記出力シャフトの一
    端に向かって離されハウジング対の他方は前記出力シャ
    フトの他端に向かって離されており、後続するより大き
    な容積のハウジング対が同様に配置されており、(c)
    より大きな容積のハウジング対の各々が隣接するより小
    さな容積の対に対して、隣接するより大きな容積のハウ
    ジング対の吸入ポートが隣接するより小さな容積のハウ
    ジング対の排出ポートに隣接するように回転されてお
    り、前記排出ポートの各々は隣接する前記吸入ポートに
    流体的に接続されており、(d)前記隣接するより小さ
    な容積のハウジング対の前記ピストンの頂点が前記排出
    ポートに入る場合に前記隣接するより大きな容積のハウ
    ジング対のロータリーピストンの頂点が前記吸入ポート
    の通過を完了しているように、前記ロータリーピストン
    の対が相互に角度的に方向付けられていることをさらに
    含む、請求項23のエンジン。
  25. 【請求項25】 前記燃焼チャンバ内へと液体を注入す
    るための液体弁手段をさらに含み、前記エンジン制御手
    段が前記頂点が前記排出ポートに入る前に前記液体が完
    全に蒸発しているように合わせて前記液体弁手段を閉鎖
    する、請求項23のエンジン。
  26. 【請求項26】 前記燃焼チャンバ内へと液体を注入す
    るための液体弁手段をさらに含み、前記エンジン制御手
    段が前記頂点が前記排出ポートに入る前に前記液体が完
    全に蒸発しているように合わせて前記液体弁手段を閉鎖
    する、請求項24のエンジン。
JP5025493A 1993-03-11 1993-03-11 自動始動式多種燃料ロータリーピストンエンジン Pending JPH06272567A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101236149B1 (ko) * 2010-09-29 2013-02-25 김기태 로터리 엔진 및 이를 이용한 다단 로터리 엔진
KR101290528B1 (ko) * 2011-05-06 2013-07-30 김기태 연소장치가 분리된 내연기관

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KR101236149B1 (ko) * 2010-09-29 2013-02-25 김기태 로터리 엔진 및 이를 이용한 다단 로터리 엔진
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