JPH062719U - 半導体圧力センサ - Google Patents

半導体圧力センサ

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JPH062719U
JPH062719U JP4129592U JP4129592U JPH062719U JP H062719 U JPH062719 U JP H062719U JP 4129592 U JP4129592 U JP 4129592U JP 4129592 U JP4129592 U JP 4129592U JP H062719 U JPH062719 U JP H062719U
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gel
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貴雄 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体圧力センサチップ上にコーティングさ
れるゲルのレンズ効果を無くし、トリミング精度の向上
を図る。 【構成】 ピエゾ抵抗23の抵抗値のばらつき、ダイア
フラム25の厚さのばらつき等による半導体圧力センサ
チップ21の特性のばらつきを修正するための薄膜抵抗
24を有する半導体圧力センサにおいて、薄膜抵抗24
の形成領域の外側に、一連の堤防状をなすガラス壁41
と、その堤防状のガラス壁41の内部に平坦にコーティ
ングされるゲル50を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、半導体圧力センサ、特にトリミング抵抗を搭載した圧力センサの構 造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような分野の技術としては、例えば「Totally Integ rated Semiconductor Pressure Sensor」 Technical Digest of THE 10th SENSOR SYMPOSIUM 1991,pp.129〜132に記載されるものがあ った。
【0003】 まず、図示しないが、複数個の半導体圧力センサチップを形成したウエハを用 意し、このウエハと同形のガラス基台を用意する。そこで、ガラス基台にウエハ を真空中で重ね合わせて静電封着技術で接合する。次に、半導体圧力センサチッ プ毎に切り分ける。 次いで、半導体圧力センサチップ2を外部環境から保護するために、ゲル7が コーティングされる。
【0004】 このようにして、構成された半導体圧力センサの概略断面が図7に示される。 すなわち、ガラス基台1上に真空部3、圧力を電気信号に変換するためのピエゾ 抵抗4、及び圧力特性、温度特性等を調整するための薄膜抵抗5が形成されてい る。 次に、ピエゾ抵抗4の抵抗値のばらつき、ダイアフラム6の厚さのばらつき等 による、半導体圧力センサチップ2の特性のばらつき(温度特性など)を修正す るために、特性を見ながらレーザ8により薄膜抵抗5のトリミングを行い抵抗値 を調整する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術においては、半導体圧力センサチップ2上に コーティングするゲル7が、表面張力のためにレンズ状に形成される。このため 、ピエゾ抵抗4の抵抗値のばらつき、ダイアフラム6の厚さのばらつき等による 半導体圧力センサチップ2の特性のばらつき(温度特性など)を修正するために 、薄膜抵抗5のトリミングを行うレーザ光が曲げられ、薄膜抵抗5のトリミング 精度が低下し、温度特性のずれが1%程度発生してしまうといった問題があり、 技術的に満足できるものではなかった。
【0006】 本考案は、以上述べたゲルのレンズ効果による薄膜抵抗のレーザトリミング精 度が低下するといった問題点を除去するため、ゲルのレンズ効果をなくし、トリ ミング精度の優れた半導体圧力センサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、ピエゾ抵抗の抵抗値のばらつきやダイ アフラムの厚さのばらつき等による半導体圧力センサチップの特性のばらつきを 修正する薄膜抵抗を有する半導体圧力センサにおいて、前記薄膜抵抗の形成領域 の外側に、一連の堤防状をなす壁と、該壁の内部に平坦にコーティングされるゲ ルを設けるようにしたものである。
【0008】
【作用】
本考案によれば、上記したように、薄膜抵抗の形成領域の外側に、一連の堤防 状をなす壁を設けるようにしたので、その壁の内部にゲルを平坦にコーティング することができる。 したがって、ゲルのレンズ効果による薄膜抵抗のレーザトリミング精度低下を なくし、トリミング精度の優れた半導体圧力センサを得ることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。 図1は本考案の実施例を示す半導体圧力センサの概略断面図、図2はそのガラ ス基台の平面図、図3はその複数の半導体圧力センサチップが形成されたウエハ の平面図、図4はそのガラス板の平面図、図5は図4のA−A線断面図である。
【0010】 まず、図2に示すように、オリ・フラ12を有するガラス基台10を用意する 。このガラス基台10は後述するが、複数の半導体圧力センサチップを有するウ エハと同形であり、半導体圧力センサチップが分割される時には、同じく分割さ れる。 次に、図3に示すように、複数の半導体圧力センサチップ21を有するウエハ 20を用意する。ここで、31はスクライブライン、32はオリ・フラである。
【0011】 更に、図4に示すように、窓44を有する網目状(格子状)のガラス板40を 用意する。ここで、41は堤防状のガラス壁、42はスクライブライン、43は オリ・フラである。 図4のA−A線断面を見ると、図5に示すように、後述するが、ゲルの流れ出 しを防止し、ゲルを平坦にコーティングするためのガラス壁となるガラス板の断 面が示されている。
【0012】 そこで、図6に示すように、ヒータ71が電源72に接続され、加熱可能な電 極70上に、前記ガラス板40上に同形の前記ウエハ20と前記ガラス板40と をそれぞれのオリ・フラを基準として位置合わせして載置し、真空チャンバ80 内において、前記ガラス板40にもう一方の電極73をセットして、電極73と 電極70間に電圧が印加され、静電封着技術で接合する。ここで、前記ウエハ2 0のスクライブライン上に前記ガラス板40の堤防状のガラス壁41が位置合わ せされ、前記ウエハ20と前記ガラス板40とは密着し、確実に静電封着するこ とができる。
【0013】 次に、前記ウエハ20のスクライブライン31によって半導体センサチップ毎 に切り分ける。 その後、図示しないが、外部電極との接続を行った後に、半導体圧力センサチ ップ21を外部環境から保護するために、ゲル50がコーティングされる。 このようにして、構成された半導体圧力センサの断面が図1に示される。
【0014】 すなわち、ガラス基台チップ11上に真空部22、圧力を電気信号に変換する ためのピエゾ抵抗23及び圧力特性、温度特性等を調整するための薄膜抵抗24 が形成されている。なお、ここで、真空部22は圧力の計測部に連通させる等各 種の用途があり、必ずしも真空にする必要はない。 更に、半導体圧力センサチップ21の周辺部には堤防状のガラス壁41が形成 され、その堤防状のガラス壁41の内部にゲル50を平坦にコーティングする。
【0015】 そこで、ピエゾ抵抗23の抵抗値のばらつき、ダイアフラム25の厚さのばら つき等による半導体圧力センサチップ21の特性のばらつき(温度特性など)を 修正するために、特性を見ながらレーザ60により薄膜抵抗24のトリミングを 行い抵抗値を調整する。 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づき 種々の変形が可能であり、それらを本考案の範囲から排除するものではない。
【0016】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように、本考案によれば、半導体圧力センサチップ上の 周辺部に堤防状のガラス壁が形成されているため、ゲルを平坦にコーティングす ることができる。 したがって、ゲルのレンズ効果がないので、トリミングを行うレーザ光が曲が ることなく、薄膜抵抗の抵抗値を調整することができる。
【0017】 このため、レーザによるトリミング精度が向上し、更に、圧力センサの特性の ずれを小さくし、高精度な半導体圧力センサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す半導体圧力センサの概略
断面図である。
【図2】本考案の実施例を示す半導体圧力センサのガラ
ス基台の平面図である。
【図3】本考案の実施例を示す半導体圧力センサの複数
の半導体圧力センサチップが形成されたウエハの平面図
である。
【図4】本考案の実施例を示す半導体圧力センサのガラ
ス板の平面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】本考案の実施例を示す半導体圧力センサの静電
封着状態を示す概略断面図である。
【図7】従来の半導体圧力センサの概略断面図である。
【符号の説明】
10 ガラス基台 11 ガラス基台チップ 12,32,43 オリ・フラ 20 ウエハ 21 半導体圧力センサチップ 22 真空部 23 ピエゾ抵抗 24 薄膜抵抗 25 ダイアフラム 31,42 スクライブライン 40 網目状(格子状)のガラス板 41 堤防状のガラス壁 50 ゲル 53 窓 60 レーザ 70,73 電極 71 ヒータ 72 電源 80 真空チャンバ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピエゾ抵抗の抵抗値のばらつきやダイア
    フラムの厚さのばらつき等による半導体圧力センサチッ
    プの特性のばらつきを修正する薄膜抵抗を有する半導体
    圧力センサにおいて、 (a)前記薄膜抵抗の形成領域の外側に一連の堤防状を
    なす壁と、 (b)該壁の内部に平坦にコーティングされるゲルを具
    備することを特徴とする半導体圧力センサ。
  2. 【請求項2】 前記堤防状をなす壁はガラスからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体圧力センサ。
JP1992041295U 1992-06-16 1992-06-16 半導体圧力センサ Expired - Fee Related JP2573309Y2 (ja)

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