JPH06270767A

JPH06270767A - 車両盗難防止装置

Info

Publication number: JPH06270767A
Application number: JP10176393A
Authority: JP
Inventors: Kintaro Kitada; 金太郎北田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1993-03-22
Filing date: 1993-03-22
Publication date: 1994-09-27

Abstract

(57)【要約】【目的】自走する車の運転者が離車するに当たり、キ
ーを抜き忘れたりキーを紛失したりしてそのキーが犯人
の手に渡っても、盗んだキーでその車は始動できない、
車両盗難防止装置を提供することを目的とする。【構成】自走する車の運転者が停車又は駐車してエン
ジンを停止し、その運転者が運転席を離れるときシーベ
ルトを外すことにより座席スイッチ（ＳＳ）が開き電磁
リレー（Ｒ）が消磁される、と始動回路自己保持接点
（Ｒａ１）が開き始動回路が遮断される。この回路をリ
セットするには運転者（リセットキー保持者）座席に着
くと、座席スイッチ（ＳＳ）が閉じる（リセットキー）
をリセットスイッチに差し込みＯＮとする、と電磁リレ
ー（Ｒ）が励磁される、と（Ｒａ１）が閉じ始動回路リ
セット完了する。以上の「始動回路遮断」と「始動回路
リセット」を特徴とする装置をシーケンス制御により構
成する車両盗難防止装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、車両盗難防止装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】平成４年の警察白書によると平成３年の
自動車盗の認知件数３５，３６６件過去１０年間で平成
元年の３５，８７７件に次ぐ第２位の記録である。

【０００３】運転者各自が停車又は駐車して離車するに
当たってキーを抜いて保持することは当然のことであ
る。これが完全に実施されると自動車盗難は大部分防止
できて上記のような数字にならなかった筈。然し、キー
の抜き忘れと言うミスを完全になくすることは不可能に
ちかい。

【０００４】過日頑丈な金庫を搭載した現金輸送車が第
三者を装うた犯人グループに言葉巧みに車から降ろされ
その隙に現金輸送車を車事盗まれた、又警察のパトカー
が犯人追跡中僅かの隙に他の犯人グループにパトカーを
盗まれた。両者共キーの抜き忘れでないが、このような
事件を未然に防ぐのが車両盗難防止装置である。然るに
現状はキーの抜き忘れについては殆ど無防備である。

【０００５】既に提案されているもののなかには装置が
煩雑のためメンテナンスが容易でないもの、又製作費が
嵩んで実用化できないもの、安全運転に支障をもたらす
恐れのあるもの等問題のあるものが多い。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の技術で述べたすべてを打開しようとするものであ
る。即ちキーの抜き忘れによる車両盗難防止装置、取り
扱いが簡単でメンテナンス（維持、管理、保守）が容易
なるもの、もし本装置の部品にトラブルが起きても安全
運転に何の支障も来さないこと、設備費用が嵩まず安易
に取り付けられること。

【０００７】

【課題を解決しようとする手段】自走する車の運転者が
停車又は駐車してエンジンを停止し、その運転者が運転
席を離れるときシートベルトを外すことにより座席スイ
ッチ（ＳＳ）１が開く（ＳＳ）１が開くと電磁リレー
（Ｒ）３が消磁される（Ｒ）３が消磁されると始動回路
自己保持接点（Ｒａ１）４が開き「始動回路が遮断」
される。この回路をリセットするには、運転者（リセッ
トキー保持者）が運転座席に着いてシートベルトを装着
する、シートベルト装着すると座席スイッチ（ＳＳ）１
が閉じる、（リセットキー）をリセットスイッチ２に差
し込みＯＮにすると、電磁リレー（Ｒ）３が励磁される
（Ｒ）３が励磁されると始動回路自己保持接点（Ｒａ
１）４が閉じ「始動回路リセット完了」する。と同時に
リセットスイッチ４のバイバス回路自己保持接点（Ｒａ
２）５が閉じる、とバイバス回路成立する、バイバス回
路成立すると（リセットキー）をＯＦＦに戻し抜いて保
管する。以上の「始動回路遮断」と「始動回路リセッ
ト」を特徴とする装置をシーケンス制御により構成する
車両盗難防止装置を提供することにより達成される。

【０００８】

【作用】このようにすれは運転者が離車している時は
常に始動回路が遮断されているのでキーを抜き忘れても
紛失してもそのキーでエンジンは始動しない。遮断され
ているエンジン始動回路をリセットするには別に保管し
ている（リセットキー）により簡単にリセットすること
が出来てエンジン始動可能となる。

【０００９】

【実施例】本発明の実施例を（図面）（図１）のシーケ
ンス制御回路図により説明する。

【００１０】部品の用途について説明。座席スイッチ
（ＳＳ）１はシートベルトの装着金具に機械的スイッチ
を取り付ける。但し何等かの都合でシートベルトを付け
られない運転者又はシートベルトにスイッチを付けられ
ないときはこれに替わるスイッチ、即ち運転者が座席に
着くとＯＮ座席から離れるとＯＦＦとなるスイッチ。
（マットスイッチ。光電スイッチ等。）リセットスイッ
チ（リセットキー）２はキー（鍵）スイッチとする。
（尚ＩＣカード。磁気カード。等鍵のかかるスイッ
チ。）「尚このリセットスイッチ及び（リセットキー）
は本発明のポイントである。」電磁リレー（Ｒ）３は
（２ａ接点）リレー。

【００１１】エンジン始動回路の遮断とリセットについ
て説明。（１）自走する運転者が停車または駐車してエンジンを
止め座席から離れると座席スイッチ（ＳＳ）１が開く。
（ＳＳ）１が開くと電磁リレー（Ｒ）３が消磁して始動
回路（Ｒａ１）４が開き「始動回路遮断」される。「こ
の時点で盗んだキーで操作してもエンジンは始動しな
い。」（２）運転者が座席に着き法で定められたシートベルト
を着用すると、座席スイッチ（ＳＳ）１が閉じる。リセ
ットスイッチ２に（リセットキー）を差し込みＯＮとす
る。と電磁リレー（Ｒ）３が励磁される。（Ｒ）３が励
磁されると始動回路（Ｒａ１）４の自己保持接点が閉じ
「リセット完了する」と同時にリセットスイッチバイバ
ス回路（Ｒａ２）５の自己保持接点が閉じリセットスイ
ッチ２のバイバス回路が成立する。この回路が成立する
と（リセットキー）をＯＦＦに戻し、抜いて保管する。
「尚この（リセットキー）を抜いて保管することがポイ
ントである。」

【００１２】

【発明の効果】発明が解決しょうとする課題のすべてを
満足にするものである。尚一般が要望している、（一寸
の油断からキーを抜き忘れて車を盗まれた、キーを抜き
忘れたのだから、しようがないが何とかならないもの
か）の要望に答えられる。又背景にある盗難自動車が極
左暴力集団のテロ、ゲリラ事件、金融機関対象強盗事件
等の凶悪な事件に使用される傾向にあることから、その
防止対策に寄与できる。シートベルト付け忘れ防止にな
る。安全運転に支障がない。操作が簡単でメンテナンス
が容易である。この装置設備に当たり費用が嵩まないの
て安易に設置できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】車両盗難防止装置シーケンス制御回路図であ
る。

【符号の説明】

１座席スイッチ（ＳＳ）２リセットスイッチ（リセットキー）３電磁リレー（Ｒ）４始動回路自己保持接点（Ｒａ１）５リセットスイッチバイバス回路自己保持接点（Ｒａ
２）６セルモータ７始動回路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】自走する車の運転者が停車又は駐車してエ
ンジンを停止し、その運転者が運転席を離れるときシー
トベルトを外すことにより座席スイッチ（ＳＳ）１が開
く（ＳＳ）１が開くと電磁リレー（Ｒ）３が消磁され
る、（Ｒ）３が消磁されると始動回路自己保持接点（Ｒ
ａ１）４が開きエンジンの始動回路が遮断される。この
回路をリセットするには運転者（リセットキー保持者）
が運転座席に着いてシートベルトを装着する、シートベ
ルト装着すると座席スイッチ（ＳＳ）１が閉じる、（リ
セットキー）をリセットスイッチ２に差し込みＯＮと
すると、電磁リレー（Ｒ）３が励磁される、（Ｒ）３が
励磁されると始動回路自己保持接点（Ｒａ１）４が閉
じ、始動回路リセット完了する。と同時にリセットスイ
ッチ２のバイバス回路自己保持接点（Ｒａ２）５が閉じ
る、とバイバス回路成立する、バイバス回路成立する
と、（リセットキー）をＯＦＦに戻し抜いて保管する。
以上の始動回路遮断と始動回路リセットを特徴とする装
置をシーケンス制御により構成する車両盗難防止装置。