JPH0626853Y2 - 交差コイル型可動磁石式計器 - Google Patents

交差コイル型可動磁石式計器

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JPH0626853Y2
JPH0626853Y2 JP1988011939U JP1193988U JPH0626853Y2 JP H0626853 Y2 JPH0626853 Y2 JP H0626853Y2 JP 1988011939 U JP1988011939 U JP 1988011939U JP 1193988 U JP1193988 U JP 1193988U JP H0626853 Y2 JPH0626853 Y2 JP H0626853Y2
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JP
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oil
bobbin
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pointer
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JP1988011939U
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浩一 佐藤
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は例えば車両やオートバイの速度計回転計その他
の計器等に汎用される交差コイル型可動磁石式計器に関
するものである。
(従来の技術) 交差コイル型可動磁石式計器本体は、合成樹脂製の上部
フレーム及び下部フレームとでボビンを形成し、ボビン
内部に可動磁石を内装してなり、可動磁石は上下部フレ
ームで軸支され上端部分をボビン外部に突出させた指針
軸に一体に取り付けてなる。この可動磁石を内装したボ
ビンに複数相(二相又は三相)の交差コイルを捲回して
なるものである。
前述の計器は一般に、地磁気等の外部要因となる磁界の
影響を避けるために磁気シールド用の磁性材料からなる
筒形状カバーに計器本体を内置し、計器文字板裏面に固
着して使用するもので、文字板前面側に指針軸の先端を
突出せしめ、突出した指針軸に指針を装着し、交差コイ
ルに通電をなし、交差コイルによって生じた合成磁界の
方向に可動磁石が動作し、それに伴って指針が所定値を
指示するものである。
また交差コイルの入力信号が脈流となったり或いは頻繁
に変動したりして指針が揺動すると見辛いくなるので、
フレーム内部に指針動作の抵抗となるダンパオイルを注
入する手段が提案されている。
例えば実開昭60−125580号公報には、可動磁石
とボビン(上下部フレーム)との間にダンパオイルを介
在させて、ダンパー機能を発揮するように構成すること
が開示されている。
また実開昭62−32378号公報には、ボビンの下部
ケースの中央部に油溜室を設けると共に、指針軸に固定
した比較的小さな外径を有するブッシュを、前記油溜室
内のダンパオイル(制動油)と接触させてダンパー機能
が発揮される構成が開示されている。
(考案が解決しようとする課題) ボビン内部にダンパオイルが注入され、ダンパオイルが
可動磁石とフレーム内面との間に介在せしめる構成の計
器は、計器の使用目的が燃料計や温度計のように指示値
の変化が緩やかな計器を対象とした場合何等の支障はな
いが、速度計や回転計のように指示値の変化が速い計器
に在っては、指針動作の追従性(応答性)が悪くなると
いう減少が生ずる。
これは可動磁石が径大であり、指針軸から離れた位置で
ダンパー機能が発揮するため、制動効果が大きすぎて、
結果的に指針指示の追従性が悪くなってしまうのであ
る。
また油溜室を形成して、指針軸に固定したブッシュとの
接触で、制動機能が発揮される構成とした計器に於いて
は、制動機能が指針軸の近傍で作用するので、細かい針
振れ現象は抑えることができ、而も指針指示の応答性も
改善されるものである。
然し計器の使用は必ずしも水平に位置した状態で車両等
に実装されるものではなく、傾いた状態で車両等に組み
込まれることもある。
この場合、車両の走行の際に生ずる揺動等で油溜室から
のダンパオイルが溢れ出してしまう虞が大きく、溢れ出
したダンパオイルが可動磁石に付着すると、指針軸の制
動効果が増加しして計器の応答特性が変化してしまう。
計器の使用目的が燃料計やオイル計のように変化が緩や
かな計器であれば特に問題は生じないが、速度計やエン
ジン回転計の場合は応答性が悪く、実用に適しなくな
る。
更に可動磁石とボビンとの間に互いに当接するストッパ
ー部分を設けてなる計器においては、両者の当接部分に
ダンパオイルが付着すると、初動不良や計器の不動作が
生ずる。
(課題を解決するための手段) 本案は前記課題を解決するために、ボビン内部にオイル
溜りとオイルドレン孔を設けたものである。即ち本案交
差コイル型可動磁石式計器は、上部フレームと下部フレ
ームとでボビンを形成すると共に、フレームで軸支され
た指針軸を中心に回動する可動磁石を前記ボビンに内装
し、ボビン外部に駆動用交差コイルを捲回し、ボビンよ
り突出せしめた指針軸に指針を装着してなる計器に於
て、前記指針軸における可動磁石の下方位置に、指針軸
より大径の制動管を装着し、下部フレームの軸支部及び
前記制動管の周囲部分にオイル溜りを形成すると共に、
計器使用時における下部フレームの下方位置にオイルド
レン孔を設け、前記オイル溜りにダンパオイルを注入し
たことを特徴とするものである。
(作用) ダンパオイルは常にオイル溜り内に滞留し、若しオイル
溜りより溢れてもオイルドレン孔よりボビン外部に流出
することになって、可動磁石に付着しないものである。
(実施例) 次に本案実施例を図面に基づいて説明する。第1図は本
発明の第一実施例計器の断面部、第2図は一部断面で表
した分解図、第3図は及び第4図は他の実施例の要部を
示すものである。
第1図及び第2図に示した実施例の計器本体はボビン、
可動部、交差コイルからなり、ボビンは合成樹脂製の上
部フレーム1と下部フレーム2からなる。上部フレーム
1には軸挿通孔3と計器取付部4とを設け、下部フレー
ム2には軸受部5と軸受部5の周囲にオイル溜り6を設
けると共に、適宜個所例えば計器を使用するに際して下
方に位置する個所のようにボビン内の漏出オイルが外部
に排出され易い個所にオイルドレン孔7を設けてなる。
可動部は指針軸8に可動磁石9を取り付けた独楽状体
で、指針軸8の下方に制動管10を取り付けてなり、前述
したボビン内に指針軸8を中心に可動部が回動可能に内
装されると共に、オイル溜り6内にダンパオイルAが注
入されている。
交差コイル11はボビンの外周部分に複数相捲回してなる
ものである。計器の使用に際しては、前記計器本体を適
宜なカバー12に収納し、計器文字板13の裏面に固着する
と共に文字板前面側に指針軸8を突出せしめ、突出せし
めた指針軸8の先端に指針14を装着してなるものであ
る。
而かして交差コイルに所定の電気信号を流すことで所望
の指針表示がなされるもので、取付機器(車両、オート
バイ、その他)の振動及びその他の原因でダンパオイル
Aがオイル溜り6から溢れたとしても、オイルドレン孔
7から流出してボビン中空部分より排除されるので、ダ
ンパオイルAが可動磁石9とボビン内壁との間にわたっ
て付着することがなく、ダンパオイルを原因とする計器
の動作不良、初動不良、不作動等を未然に防止し得るも
のである。
尚オイルドレン孔7から流出したダンパオイルは交差コ
イルに毛細管現象によって保持せしめたり、カバー12内
に滞留するようにして計器外部への流出を防止しておけ
ば、オイルを排出することによる他の計器等への悪影響
等を防止できる。
また本案は前記実施に特定されるものではなく、種々の
変形を加えても良いもので、例えば第3図に示すよう
に、下部フレーム2の底面にオイル溜り6とオイルドレ
ン孔7の間に漏洩オイル誘導溝15を設けておくと、漏洩
ダンパオイルの排除に効果的である。更に第4図に示す
ように漏洩オイル誘導溝15とオイル溜り6との間に仕切
壁16を設けておくと、オイル溜り6からのダンパオイル
の流出防止にも効果がある。
(考案の効果) 本案は以上のように交差コイル型可動磁石式計器に於
て、前記指針軸の下方位置に制動管を装着し、制動管取
付位置周囲部分にオイル溜りを形成すると共に、計器使
用時における下部フレームの下方位置にオイルドレン孔
を設け、前記オイル溜りにダンパオイルを注入したもの
で、応答生に優れた計器を提供できたと共に、ボビンに
注入したダンパオイルが振動その他の原因でオイル溜り
より溢れ出しても、オイルドレン孔より外部に排除さ
れ、ダンパオイルによる可動部分の動作不良等を未然に
防止してなるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本案の実施例を示すもので、第1図は本考案の第一
実施例の計器全体の断面図、第2図は第1図で示した計
器の一部を断面とした分解図、第3図及び第4図は下部
フレームの別の実施例を示す断面図並びに平面図であ
る。 1は上部フレーム 2は下部フレーム 3は軸挿通孔 4は計器取付部 5は軸受部 6はオイル溜り、 7はオイルドレン孔 8は指針軸 9は可動磁石 10は制動管 11は交差コイル 12はカバー 13は計器文字板 14は指針 15は漏洩オイル誘導溝 16は仕切壁 17は流出防止壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部フレームと下部フレームとでボビンを
    形成すると共に、フレームで軸支された指針軸を中心に
    回動する可動磁石を前記ボビンに内装し、ボビン外部に
    駆動用交差コイルを捲回し、ボビンより突出せしめた指
    針軸に指針を装着してなる計器に於て、前記指針軸にお
    ける可動磁石の下方位置に、指針軸より大径の制動管を
    装着し、下部フレームの軸支部及び前記制動管の周囲部
    分にオイル溜りを形成すると共に、計器使用時における
    下部フレームの下方位置にオイルドレン孔を設け、前記
    オイル溜りにダンパオイルを注入したことを特徴とする
    交差コイル型可動磁石式計器
JP1988011939U 1988-01-30 1988-01-30 交差コイル型可動磁石式計器 Expired - Lifetime JPH0626853Y2 (ja)

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JP1988011939U JPH0626853Y2 (ja) 1988-01-30 1988-01-30 交差コイル型可動磁石式計器

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Publication Number Publication Date
JPH01118371U JPH01118371U (ja) 1989-08-10
JPH0626853Y2 true JPH0626853Y2 (ja) 1994-07-20

Family

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JP1988011939U Expired - Lifetime JPH0626853Y2 (ja) 1988-01-30 1988-01-30 交差コイル型可動磁石式計器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60125580U (ja) * 1984-01-31 1985-08-23 日本精機株式会社 可動磁石式計器

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JPH01118371U (ja) 1989-08-10

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