JPH0626563B2 - 医療用容器及びその製造方法 - Google Patents

医療用容器及びその製造方法

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JPH0626563B2
JPH0626563B2 JP61162222A JP16222286A JPH0626563B2 JP H0626563 B2 JPH0626563 B2 JP H0626563B2 JP 61162222 A JP61162222 A JP 61162222A JP 16222286 A JP16222286 A JP 16222286A JP H0626563 B2 JPH0626563 B2 JP H0626563B2
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龍夫 鈴木
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SHINSOZAI SOGO KENKYUSHO KK
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、医療用容器及びその製造方法に関する。特
に、クローズド医療システムに用いられる高カロリー輸
液剤やエレメンタルダイエット(以下EDと略す)の成
分で互いに反応しやすい成分を複数種入れることのでき
る潰れ得る薬液入り医療用容器及びその製造方法に関す
る。
[従来の技術] 近年生体に必要な栄養素すべてを経静脈より摂取する高
カロリー輸液法がさかんに行われるようになってきた。
高カロリー輸液法が適用されるのは、消化管縫合不全、
消化管通過障害等の経口摂取が不十分または不可能な場
合、炎症性腸疾患、重症下痢等の経口摂取が好ましくな
い場合、広範熱傷、多発重症外傷等の経腸補給を上回る
高カロリー補給が望まれる場合、肝不全・腎臓不全、糖
原病等の疾患による代謝の特異性を応用する場合などで
ある。
高カロリー輸液法に用いられる高カロリー輸液剤は生体
に必要な栄養素をすべて適量含むことが基本である。す
なわち、糖質、アミノ酸、主要電解質、微量金属及びビ
タミンを含む多成分輸液剤になる。しかし、これらのす
べてを含む複合液を製品化することは配合性、安定性の
面で現在は不可能である。そこで、現在三つの方法が用
いられている。
市販の高カロリー輸液用基本液を用いる。高濃度ブド
ウ糖液に主要電解質が配合された液で、使用時アミノ酸
を混合し、ビタミン及び不足な電解質を添加する。
市販の高張ブドウ糖液とアミノ酸液を混合又は両方を
連結して投与する。
高カロリー輸液基本液又はブドウ糖液を独自に薬局製
剤質で作成する。
いずれにしても、高カロリー輸液用基本液又は高張ブド
ウ糖液にアミノ酸液を使用時に混合して患者に投与する
わけである。
[発明が解決しようとする問題点] 従来ブドウ糖アミノ酸を配合して一液製剤とし容器に封
入すると、高圧蒸気滅菌時及び保存時にブドウ糖とアミ
ノ酸との間で反応が起こり輸液剤が着色していた。この
ため、上述したように現在のところブドウ糖とアミノ酸
のように互いに反応しやすい成分を含む薬液を混合して
一液製剤とすることができず、これらの薬液を使用時に
混合して患者に投与していた。このように、使用時に混
合するという操作は、調剤ミスを起こす可能性があり、
また混合時の汚染等の問題ある。
本発明は、互いに反応しやすい成分を含む薬液を安定し
た状態で滅菌及び長期保存できる医療用容器及びその製
造方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記従来技術の問題点を解決する本発明は、複数の室を
有し、少なくとも一種は液体である複数の薬剤をそれぞ
れの室に隔離して封入した容器であって、少なくとも内
層と外層を有する合成樹脂製多層シートで構成され、前
記内層の対向する面の一部が完全に熱溶着しない温度で
互いに装着した剥離可能な接着部により前記複数の室が
仕切られ、使用時には該接着部を剥離して前記薬剤の容
器内混合が可能な医療用容器である。多層シートで複数
の室を有する容器を構成し、該多層シートの内層面を完
全に熱溶着させずに接着状態とすることにより、薬剤を
保持するには充分な強度を有するが外層を破壊すること
なく剥離できる程度に内層面を接着し複数の室に仕切る
ことができるので、互いに反応し易い薬剤を一つの容器
内に分離して長期に保存でき、また使用時には該接着部
を人手で剥離することにより容易に容器内で薬剤を混合
することが可能となる。
また、本発明は、少なくとも内層と外層を有する合成樹
脂製多層シートで容器を形成し、内層が完全に熱溶着す
ることなく互いに接着する温度の雰囲気中で、該容器の
内層の対向する面の一部を挟持体で密着させた状態を保
持して剥離可能な接着部を形成し、前記容器に複数の室
を作ることを特徴とする医療用容器の製造方法である。
内層が完全に熱溶着せず互いに接着する温度の雰囲気中
に、内層面を挟持体で密着させて置くことにより、薬剤
を保持するには充分であるが外層を破壊することなく剥
離できる程度に内層同士を接着することができるので、
例えば、特別な熱処理を施さなくとも薬剤充填後の滅菌
処理の雰囲気等を利用して容易に内層を剥離可能な状態
で接着することが可能となる。
[作用] 前述したように、互いに反応する成分を含む薬剤を一液
製剤にしておくと、滅菌時及び長期保存時に薬剤が変色
或は変質してしまうので、使用時に混合する必要があ
る。この混合時に調剤ミスや汚染等の問題を発生してい
た。かかる問題を解決するためには、複数の室を有する
容器を形成し、それぞれの室に互いに反応しやすい成分
を含む薬剤を隔離して所定量を封入しておき、使用時に
これらの複数の室を互いに連通させて容器内で前記薬剤
を混合することにより上記問題点を解決することができ
る。
容器を多層シートで作製し、容器の一部を接着して複数
の室を形成する。容器を多層シートで構成することによ
り、この接着部に剥離させる方向に力を加えると、外層
を破壊することなく接着している内層を破壊(以下、外
層を破壊しないで剥離が可能な接着を「接着」、外層を
破壊しないと剥離できない接着を「溶着」という)して
各室を連通させることができることを見出した。さら
に、内層の引張強度を外層より小さくすることにより、
また外層の肉厚を内層の肉厚の2倍以上にすることによ
り、一層確実に外層を破壊することなく接着している内
層を破壊できることを見出した。即ち、接着部の剥離
が、互いに接着する内層の界面近くで生ずる場合は問題
ないが、剥離が内層の外層に近い面で生ずる場合は外層
の強度等が問題となる。
また、容器部を複数の室に分けるための接着部を形成す
るとき、内層相互が接着する温度の雰囲気中でその容器
の一部を挟持体により密着させた状態を保持して接着さ
せることにより、外層を破壊することなく接着している
内層を破壊することができることを見出した。
[実施例] 次に、本発明を図面に基づいて具体的に説明する。
本発明の医療用容器の一例を第1図及び第2図に示す。
医療用容器1の容器部2は、その外層7が合成樹脂で形
成され、その内層8には外層7よりも引張強度の小さい
合成樹脂で形成されている多層構造のインフレーション
成形によって得たチューブ状のシートの両端開放を熱溶
着し、更に容器部の一部12を接着することによって得た
ものである。また、排出口部3は、その内層9が合成樹
脂で形成され、その外層10には容器部の外層7および排
出口部の内層9よりも低い融点を有する合成樹脂が被覆
されている。一方の融着端部4には、医療用容器1を懸
垂するための懸垂口5及び薬液注入口11が設けられ、他
方の融着端部6には、排出口部3が挿入溶着されてい
る。融着端部6に排出口部3を熱溶着するとき、排出口
部3の外層10が内層9及び容器部の内層8と外層7より
も融点が低いので、外部よりの加熱により内層9が先に
溶融し、容器部2と排出口部3は、容易にかつ確実に溶
着することができる。
さらに第3図に示すように、排出口部33は、その外層40
にはリング状等の突起部41を有することが好ましい。す
なわち、融着端部6に排出口部33を挿入溶着するとき、
より確実に液密に溶着することができるからである。
容器部2の外層7としては、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、塩素化
ポリエチレン、ポリプロピレン、オレフィン系エラスト
マー、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウ
レタン系樹脂等を用いることができる。好ましくは、柔
軟性に優れ破袋強度の大きな直鎖状低密度ポリエチレン
を用いるのが望ましい。また容器部2の内層8として
は、外層7より引張強度の小さい低密度ポリエチレン、
中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、軟質ポリ塩化ビニル樹脂等
を用いることができる。ただし、外層7との組み合わせ
を考慮する必要がある。
これらの多層シートの厚みは、0.1 〜0.5mm 好ましくは
0.2 〜0.4mm とすることができる。 0.1mm以下であると
破袋強度が悪くなり破損の危険性が増大する。また、0.
5mm 以上であると柔軟性と透明性が悪くなる。また、容
器部の外層7と内層8の接着性が悪いときには、外層7
と内層8の間に中間層として接着層を有する多層シート
を用いることもできる。
排出口部3は二色成形法にて作製することができる。排
出口部3の内層9には、直鎖状低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル系樹
脂、ポリアミド系樹脂等を用いることができる。排出口
部3の外層10は、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチ
レン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体等を用いることができる。さらに、排出口部
3の外層10は、容器部2の内層8と同じ合成樹脂を用い
ることにより、容器部2と排出口部3を容易にまた確実
に熱溶着することができる。
また、排出口部の内層9と外層10の接着性が悪いとき等
には、内層9と外層10の間に中間層として接着層を有す
る三色成形により、排出口部3を作製することが好まし
い。
また本発明の医療用容器は、上述の合成樹脂の押出成形
によって得られた多層ラミネートシート二枚を重ね合わ
せ、その周縁部を熱溶着することによって得ることがで
きる。
このようにして得られた容器は、第4図に示すように、
容器部の一部12を両側から金属やセラミックスや合成樹
脂等で作製された挟持体13で狭持して内層を互いに密着
させ、室21と室22に隔離される。次に、排出口部3と薬
液注入口11より、互いに反応する成分を含む薬液をそれ
ぞれの室21、22に分離して注入し、排出口部3と薬液注
入口11を封入する。挟持体13により室21および室22内の
両薬液が混合しないようにしたままで高圧蒸気滅菌す
る。この滅菌時の加熱により、挟持体13で狭持されてい
た部分は接着されるので、滅菌後に挟持体13を取り除い
ても接着部12の内面相互は接着されており、室21と室22
の薬液はそれぞれ隔離された状態を保つことができる。
また、容器の一部12を挟持体13で狭持し全体を加温して
接着させてから、薬液を注入することもできる。
この薬液入り容器は、使用時に室21と室22に封入されて
いる薬液を混合して使用される。容器部の両面を保持
し、接着部12を剥離する方向(第2図のA方向)に引っ
張り室21と室22を連通させ、それぞれの薬液を容器部2
内で混合する。次に、排出口部3に輸液セットのピン針
を挿入し、通常の輸液手技に基づいて患者に薬液を投与
する。
接着部12の剥離を更に容易にするためには、接着部12を
変曲点を有する曲線あるいは屈曲部を有する線分(この
屈曲部も変曲点の範疇に入れる)で構成される形状にす
るのが好ましい。例えば、接着部を第4図に示すような
一個の変曲点14(屈曲部)を有するV字状にすることに
より、容器部の中央部を保持し接着部を剥離する方向に
引っ張れば変曲点14から容易に接着部を剥離することが
できる。更に、接着部を第5図、第6図に示すような形
状125 、126 にすることができる。(変曲点を有する曲
線で構成される接着部を図示せず) また、第6図に示すように、室621 、室622 、室623 と
三室を有する容器を作製することもできる。
また、隔離されている各室に、凍結乾燥されたED粉末
と滅菌水、あるいは抗生物質の粉末と生理食塩水を封入
することもできる。
実施例1 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:ニポロン−L、東
洋曹達工業(株)製、密度:0.925g/cm3、引張強度:
310kgf/cm2(JIsk6760)と低密度ポリエチレン(商品
名:ペトロセン、東洋曹達工業(株)製、密度:0.917
g/cm3、引張強度:110kgf/cm2(JISK6760)を用い
て、低密度ポリエチレンが内層になるように共押出成形
によるインフレーションチューブを作製した。外側の直
鎖状低密度ポリエチレンの層の厚みは250 μm内側の低
密度ポリエチレンの層の厚みは50μmであった。また、
排出口部と薬液注入口を高密度ポリエチレン(商品名:
ニポロンハード、東洋曹達工業(株)製、密度:0.960 g
/cm3)と低密度ポリエチレン(商品名:ペトロセ
ン、東洋曹達工業(株)製、密度:0.917 g/cm3)を
用いて二色成形により作製した。排出口部及び薬液注入
口の外側の低密度ポリエチレンの層の厚みは50μmであ
った。次に、インフレーションチューブの一方の端部を
二色成形により作製した薬液注入口を挿入溶着し、さら
に懸垂口を設けた。他方の端部は、二色成形により作製
した排出口部を挿入溶着し、容器を作製した。
この容器を中央近傍部位をV字状の挟持体で狭持し容器
部を二室に分け、薬液注入口よりブドウ糖を注入し薬液
注入口を封入した。次に、排出口部よりアミノ酸液を注
入し排出口部を封入した。
この薬液入り容器を挟持体で保持したまま、 110℃で60
分間高圧蒸気滅菌した。滅菌後、薬液入り容器から挟持
体を取り除き、この薬液入り容器を激しく振動させた
が、容器内のブドウ糖液とアミノ酸液は混合されなかっ
た。
次に、この薬液入り容器の接着部近傍の容器壁を保持
し、接着部を剥離させる方向に引っ張ると接着部は剥離
し、容器内のブドウ糖液とアミノ酸液が混合された。
比較例1 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:ニポロン−L、東
洋曹達工業(株)製、密度:0.925 g/cm3)を用い
て、インフレーションチューブを作製した。このインフ
レーションチューブの厚みは 300μmであった。また、
排出口部と薬液注入口を高密度ポリエチレン(商品名:
ニポロンハード、東洋曹達工業(株)製、密度:0.960 g
/cm3)と低密度ポリエチレン(商品名:ペトロセ
ン、東洋曹達工業(株)製、密度:0.917 g/cm3)を
用いて二色成形により作製した。排出口部及び薬液注入
口の外側の低密度ポリエチレンの層の厚みは50μmであ
った。次に、インフレーションチューブの一方の端部を
二色成形により作製した薬液注入口を挿入溶着し、さら
に懸垂口を設けた。他方の端部は、二色成形により作製
した排出口部を挿入溶着し、更に容器部の中央をヒート
シールにより溶着して二室を有する容器を作製した。
この容器の薬液注入口よりブドウ糖を注入し薬液注入口
を封入した。次に、排出口部よりアミノ酸液を注入し排
出口部を封入した。
この薬液入り容器を 110℃で60分間高圧蒸気滅菌した。
次に、この薬液入り容器の中央の溶着部近傍の容器壁を
保持し、溶着部を剥離させる方向に引っ張ると溶着部は
破壊され、容器内のブドウ糖液とアミノ酸液は容器より
流出した。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明の医療用容器は以下に示す利
点を有する。
互いに反応しやすい成分を含む薬剤を一つの容器に分
離して保存でき、使用時に容易にその容器内で混合でき
るので調剤ミスや汚染の危険性がない。
容器部の内層は、その外層より引張強度が小さいの
で、容器部を破壊することなく接着部を剥離できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の医療用容器の第一実施例を示す正面
図、第2図は同実施例のII−IIの縦断面図、第3図は排
出口部の他の実施例を示す部分断面図、第4図は第一実
施例の接着部を作製する方法を示す斜視図、第5図は本
発明の第二実施例を示す正面図、第6図は本発明の第三
実施例を示す正面図である。 1……医療用容器、2……容器部、3……排出口部 4……融着端部、5……懸垂口、6……融着端部 7……容器部の外層、8……容器部の内層 9……排出口部の内層、10……排出口部の外層 11,11′……薬液注入口、13……挟持体 12,125,126……接着部、14……変曲点 21,22,621,622,623……室 33……排出口部、39……排出口部の内層 40……排出口部の外層、41……突起部 A……接着部を剥離する方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の室を有し、少なくとも一種は液体で
    ある複数の薬剤をそれぞれの室に隔離して封入した容器
    であって、少なくとも内層と外層を有する合成樹脂製多
    層シートで構成され、前記内層の対向する面の一部が完
    全に熱溶着しない温度で互いに接着した剥離可能な接着
    部により前記復数の室が仕切られ、使用時には該接着部
    を剥離して前記薬剤の容器内混合が可能な医療用容器。
  2. 【請求項2】前記内層の引張強度が前記外層よりも小さ
    いことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の医療
    用容器。
  3. 【請求項3】前記外層の肉厚が前記内層の肉厚の2倍以
    上である特許請求の範囲第1項または第2項に記載の医
    療用容器。
  4. 【請求項4】少なくとも内層と外層を有する合成樹脂製
    多層シートで容器を形成し、内層が完全に熱溶着するこ
    となく互いに接着する温度の雰囲気中で、該容器の内層
    の対向する面の一部を挟持体で密着させた状態を保持し
    て剥離可能な接着部を形成し、前記容器に複数の室を作
    ることを特徴とする医療用容器の製造方法。
  5. 【請求項5】前記合成樹脂製多層シートの内層の引張強
    度が外層よりも小さいことを特徴とする特許請求の範囲
    第4項記載の医療用容器の製造方法。
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