JPH06263705A - 新規ジエチレントリアミンペンタ酢酸誘導体、該誘導体と金属原子との錯化合物、及び該錯化合物を含む診断剤 - Google Patents

新規ジエチレントリアミンペンタ酢酸誘導体、該誘導体と金属原子との錯化合物、及び該錯化合物を含む診断剤

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JPH06263705A
JPH06263705A JP5052435A JP5243593A JPH06263705A JP H06263705 A JPH06263705 A JP H06263705A JP 5052435 A JP5052435 A JP 5052435A JP 5243593 A JP5243593 A JP 5243593A JP H06263705 A JPH06263705 A JP H06263705A
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Masakazu Niitome
正和 新留
Hiromichi Mukai
裕通 向井
Ikuko Miyagi
育子 宮城
Takashi Imagawa
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Shiyougen Kin
尚元 金
Taro Marukawa
太▲朗▼ 丸川
Takahiro Kozuka
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(I): 【化1】 (Aはアルキレン、Bは脂肪族炭化水素基または置換基
として少なくとも脂肪族炭化水素基を有するフェニル)
で表される化合物及びその塩、該化合物と金属原子とか
らなる錯化合物並びに該錯化合物を含む診断剤。 【効果】 上記化合物と金属原子との錯化合物は、優れ
たコントラスト増強能、組織選択性能、安定性、血中で
の持続性を示し、かつ高浸透圧を示さないため、医療診
断特にMRI診断上で有用である。該錯化合物を含む診
断剤は各種臓器、腫瘍部、血管等の造影性に優れてい
る。また肝臓への集積性及び排泄性のバランスに優れ、
肝臓腫瘍等の診断に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規ジエチレントリア
ミンペンタ酢酸(以下、DTPAという。)誘導体,該
誘導体と金属原子との錯化合物及び該錯化合物を含む診
断剤に関する。より詳細には本発明は金属原子と錯体を
形成しうる新規なDTPA誘導体、該誘導体と金属原子
とからなる医療診断に有用な錯化合物及び該錯化合物を
含む診断剤に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】現在、病
変に関する情報を画像として描写することにより診断す
る画像診断法は臨床診断上必要不可欠な検査となってい
る。特に、X線CTは従来から広く用いられている画像
診断法の一つであるが、更にここ十数年の間に核磁気共
鳴映像(Magnetic Resonance Imaging, 以下MRIとい
う。)等の新しく傑出した画像診断技術が開発されてお
り、これらの新技術は画像診断分野の発展に大きく寄与
している。
【0003】かかるMRIは、従来のX線CTと異な
り、放射線を必要としないことから被爆の問題がないこ
と、任意の断面を映像化できること、また骨による妨害
のないことなどを特徴とするものであり、近年医療分野
に導入されて以来、急速に進歩、普及している技術であ
る。MRIは、体内物質の核磁気共鳴現象〔通常は水素
原子核の緩和時間(T1 ,T2 )など〕の違いを信号強
度の差として映像化するものであり、この際、常磁性体
はプロトン(水のプロトン)の緩和現象を促進する緩和
効果を有し、映像のコントラストを増強させる造影剤と
なる。なかでも希土類金属のガドリニウム(3価)(以
下、Gdという。)は4f軌道に7個の不対電子を有
し、かつ配位座の数(9もしくは10)が多いため強い
緩和効果を持ち有力な造影物質となる〔R. B. Lauffer,
Chem, Rev., 87, 901 (1987) 〕。しかし、Gd(3
価)は体外に排出されないため、その毒性が問題とな
る。
【0004】このため、実際は、公知のキレート化剤で
あるDTPA(diethylenetriamine-pentaacetic acid)
との錯化合物(Gd−DTPA)として投与される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】Gd−DTPAは臨床
診断上での有用性が確認されている。しかし、この薬物
は血中半減期が短い、組織選択性が乏しい、及び生理条
件下で2価の陰イオン錯体として存在するために高い浸
透圧を示す等の問題を有しており、改善すべき点を多く
含んでいる。
【0006】これらの問題点を解決すべくキレート化剤
について様々なアプローチがなされているが(特開昭6
3−93758号、特開平1−1395号公報等)、未
だ十分な結果を得るには至っていない。従って新しい錯
化合物の開発、中でもキレート化剤の開発の意義は大き
い。
【0007】本発明の目的は、優れたコントラスト増強
能、組織選択性能、安定性、血中での持続性を示し、高
浸透圧を示さない等の特性を有する錯化合物を形成し得
る新規なDTPA誘導体、該誘導体と金属原子とからな
る医療診断に有用な錯化合物並びに該錯化合物を含む診
断剤を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべ
く、本発明者はキレート化剤等について種々検討を重ね
てきたところ、下記一般式(I)で表される化合物と金
属原子とからなる錯化合物が優れたコントラスト増強
能、組織選択性能、安定性、血中での持続性を示し、高
浸透圧を示さない等の特性を有することを見いだし、本
発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は一般式(I):
【0010】
【化2】
【0011】(式中、Aはアルキレンを、Bは脂肪族炭
化水素基または置換基として少なくとも脂肪族炭化水素
基を有するフェニルを示す。)で表されるDTPA誘導
体又はその塩、該誘導体と金属原子とからなる錯化合物
又はその塩、並びに該錯化合物又はその塩を含む診断剤
に関する。
【0012】以下に、一般式(I)において用いられる
記号について説明する。Aにおけるアルキレンとして
は、好ましくは炭素数2〜5であり、直鎖状または分岐
鎖状のいずれでもよく、例えばエチレン、トリメチレ
ン、テトラメチレン、ペンタメチレン等が挙げられる。
【0013】Bにおける脂肪族炭化水素基、またはフェ
ニルの置換基である脂肪族炭化水素基としては、例えば
アルキル基、またはアルケニル基等が挙げられる。
【0014】アルキル基としては、炭素数4〜14、好
ましくは炭素数6〜10、より好ましくは炭素数8程度
であり、直鎖状または分岐鎖状のいずれのものであって
もよい。具体的にはブチル、ヘキシル、オクチル、デシ
ル、ドデシル、テトラデシル等が例示される。
【0015】アルケニル基としては、炭素数4〜14、
好ましくは炭素数6〜10、より好ましくは炭素数8程
度であり、直鎖状または分岐鎖状のいずれでもよく、ま
た二重結合の位置及び数に限定されない。具体的には、
ブテニル、ヘキシニル、オクテニル、デセニル、ドデセ
ニル、テトラデセニル等が例示される。
【0016】Bで示されるベンゼン環は、上記の脂肪族
炭化水素基とは別に、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基で置換されて
いてもよい。
【0017】ここにおいて低級アルキル基としては、好
ましくは炭素数1〜4であり、直鎖状または分岐鎖状の
いずれでもよく、具体的にはメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、イソブチル等が例示される。
【0018】低級アルコキシ基としては、好ましくは炭
素数1〜4であり、具体的にはメトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、ブトキシ等が例示される。
【0019】ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原
子等が例示される。
【0020】本発明の化合物(I)の塩としては、医学
的に許容される塩が好適に用いられ、かかる塩としては
金属(ナトリウム、カリウム等)との塩、有機塩基〔エ
タノールアミン、モルホリン、メグルミン(N−メチル
グルカミン)等〕との塩、アミノ酸(アルギニン、オル
ニチン等)との塩等が例示される。
【0021】本発明化合物(I)は種々の方法で製造す
ることができる。具体的には、例えば、以下の方法で調
製することができる。まず、式(II):
【0022】
【化3】
【0023】で示される化合物と、一般式(III) :
【0024】
【化4】
【0025】(式中、Xはベンジルオキシカルボニル
基、t−ブトキシカルボニル基、プルオレニルメチルオ
キシカルボニル基等のアミノ基の保護基を示す。A、B
については前記と同意義。)で表される化合物とを反応
させる。
【0026】かかる化合物(II)と化合物(III) との反応
は、酸無水物とアミノ化合物とを反応させる慣用の方法
に準じて行うことが出来る。化合物(III) は塩の形態で
使用してもよい。例えば、化合物(II)をN,N−ジメチ
ルホルムアミド等の有機溶媒に溶解した溶液に、化合物
(III) を必要なら塩化メチレン、クロロホルム等の有機
溶媒に溶解して加え、室温〜90℃程度にて30分〜5
日間程度反応させることにより行うことができる。この
反応に際して、塩基性化合物、例えばピリジン、トリエ
チルアミン、N,N−ジメチルアニリン等を添加しても
よい。
【0027】この反応において化合物(III) は化合物(I
I)に対して0.8〜1.2当量用いるのが好ましい。ま
た、目的化合物を収率よく取得するために、化合物(II
I) を加える前に水約1当量を加えるのが好ましい。
【0028】上記反応終了後、次にアミノ基保護基であ
るXの脱離反応を行う。かかる反応もまた公知の方法で
実施できる。具体的には、Xがベンジルオキシカルボニ
ル基である場合、化合物(II)と化合物(III) との反応物
をメタノール等に溶解した溶液に、パラジウム/炭素等
の触媒を加え、水素雰囲気下で室温〜60℃程度にて3
時間〜5日間程度攪拌することによりXを脱離すること
ができる。
【0029】以上の反応によって、本発明の化合物
(I)を調製することができる。
【0030】上記の反応工程における出発物質、即ちD
TPAの酸無水物である化合物(II)は、DTPAを例え
ば、無水酢酸、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,
1’−カルボニルジイミダゾール等を用いた公知の脱水
反応に付すことにより取得することができる。この反応
は、反応に悪影響を及ばさない溶媒中、50〜100℃
程度にて3時間〜3日間程度反応させることにより行う
ことができる。
【0031】また、化合物(III) は例えば以下の方法で
調製できる。まず、一般式(IV):
【0032】
【化5】
【0033】(式中、YはXと同程度のアミノ基の保護
基を示す。A及びXは前記と同意義。)で表される化合
物と、一般式(V) :
【0034】
【化6】
【0035】(式中、Bは前記と同意義。)で表される
化合物を反応させる。
【0036】かかる化合物(IV)と化合物(V) との反応
は、両化合物を塩化メチレン、クロロホルム等の有機溶
媒に溶解せしめ、さらにジシクロヘキシルカルボジイミ
ド、水溶性カルボジイミド等の縮合剤を加え、室温〜6
0℃程度にて5分〜1日間程度反応させることにより実
施できる。
【0037】その後、アミノ基保護基であるYの脱離反
応を行う。この工程も公知の方法で行うことができる。
具体的には、Yがt−ブトキシカルボニル基である場
合、氷冷下で化合物(IV)と化合物(V) との反応物に過剰
量(10〜30当量)のトリフルオロ酢酸を加え、0℃
で1〜5時間程度反応させた後、過剰のトリフルオロ酢
酸を留去し、アルカリ性条件下でクロロホルム、酢酸エ
チル等の有機溶媒で抽出することにより目的化合物(II
I) を得る。
【0038】ここで用いる化合物(IV)は、ジアミノモノ
カルボン酸(塩基性アミノ酸)の2つのアミノ基を公知
の方法にて、公知の保護基(ベンジルオキシカルボニル
基、t−ブトキシカルボニル基、フルオレニルメチルオ
キシカルボニル基等)で保護することにより得られる。
好適な化合物としては、式中Xがベンジルオキシカルボ
ニル基、Yがt−ブトキシカルボニル基の化合物が挙げ
られる。それ自体の調製法は、例えばChemical Abstrac
ts 61(4) p8405に記載されている。
【0039】化合物(I)の塩も公知の方法にて調製で
きる。
【0040】かくして得られた化合物(I)及びその塩
は、例えば再結晶、再沈殿、カラムクロマトグラフィー
等の慣用の方法で、単離、精製することができる。な
お、本発明の化合物(I)が分子内に不斉炭素を有する
場合、当該不斉炭素に基づく光学異性体及びそれらの混
合物の全ては本発明に包含される。
【0041】本発明の錯化合物は、上記化合物(I)と
金属原子とから形成される。金属原子は、MRI映像、
X線映像、放射性核種映像等に適したものが後述の如
く、診断剤の種類、診断方法によって適宜選択して用い
られる。
【0042】当該錯化合物の調製は、当該分野で公知の
方法により行うことができる。例えば、金属のオキシド
又はハライド化合物を水に加え、等モル量の化合物
(I)又はその塩で処理すればよい。化合物(I)及び
その塩は水溶液で加えることができるが、水への溶解度
が危惧される場合にはメタノール、エタノール、アセト
ン、ジメチルスルフォキシド等の有機溶媒を添加しても
よい。また必要に応じて希酸または希塩基を加えること
により、pHの制御が可能である。錯化合物の調製の際
の加熱、冷却は適宜行うことができる。
【0043】本発明の錯化合物の塩としては、好適には
前述の化合物(I)の塩と同様、医薬的に許容される塩
が用いられる。これは、前記の調製法において、錯化合
物が依然として溶解状態にある間に、酸(例えば有機
酸、無機酸等)や塩基(例えばアルカリ金属水酸化物、
塩基性アミノ酸等)を用いて錯化合物を中和することに
より製造することができる。
【0044】本発明の診断剤は上記の錯化合物又はその
塩からなり、錯化合物の金属原子を適宜選択することに
より、MRI診断剤、X線診断剤、核医学診断剤、超音
波診断剤等として使用できる。本発明の診断剤は、中で
もMRI診断剤として好適に使用できる。
【0045】本発明の診断剤をMRI診断剤として用い
る場合、錯化合物を形成する金属原子としては、好まし
くは原子番号21〜29、42、44、57〜70の元
素である。錯化合物の中心金属イオンは常磁性であるこ
とが必要であり、前記金属原子の二価および三価イオン
が適当である。適当なイオンとしては、例えばクロム(I
II) 、マンガン(II)、鉄(III) 、コバルト(II)、ニッケ
ル(II)、銅(II)、プラセオジム(III) 、ネオジム(III)
、サマリウム(III) 、テルビウム(III) 、ジスプロシ
ウム(III) 、ホルミウム(III) 、エルビウム(III) 及び
イツテルビウム(III) イオンが挙げられる。特にガドリ
ニウム(III) 、テルビウム(III) 、ジスプロシウム(II
I) 、ホルミウム(III) 、エルビウム(III) 及び鉄(III)
イオンが好ましい。
【0046】核医学診断剤として用いる場合には、錯化
合物の金属原子は放射性であることが必要であり、例え
ばガリウム、テクネシウム、インジウム、イットリウム
等の元素の放射性同位体が用いられる。
【0047】X線診断剤として用いる場合には、錯化合
物の金属原子はX線を吸収する必要があり、例えばラン
タニド列の金属、タンタル等が用いられる。また、これ
らの錯化合物は超音波診断剤としても使用できる。
【0048】本発明の診断剤は、水溶液剤、乳剤、リポ
ソーム製剤、これらの凍結乾燥製剤などの形態で提供さ
れる。好ましくは、水溶液剤、リポソーム製剤である。
これらの製剤は前記の錯化合物水溶液を用いて、製剤上
の慣用手段により調製することができる。凍結乾燥製剤
は使用時に適当な希釈剤に溶解・分散して用いられる。
本発明の診断剤は、生理的に許容しうる緩衝液〔例えば
トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン等〕や他の生
理的に許容しうる添加物(例えばパラベン類などの安定
剤等)等を含有していてもよい。
【0049】本発明の錯化合物および該錯化合物を含有
する診断剤は、脂質親和性が高く、優れた組織選択性・
集中性を有している。特に、肝臓への集積性及び排泄性
のバランスに優れているため、肝臓腫瘍等の診断に有用
である。
【0050】本発明の診断剤は、従来の診断剤と同様に
して使用でき、例えば液剤をヒトをはじめとする哺乳動
物に対して経口的・非経口的に投与して使用される。投
与量は従来の診断剤と実質的に同様であり、0.001
〜5mmol/kg程度、好ましくは0.005〜0.5mmol
/kg程度である。
【0051】
【実施例】以下、本発明を実施例、参考例、及び試験例
に基づいてより詳細に説明するが、本発明は何らこれら
に限定されるものではない。
【0052】参考例1Nα−ベンジルオキシカルボニル−リジル 4−オクチ
ルアニリド(Z−Lys−OA)の合成 Nα−ベンジルオキシカルボニル−Nε−t−ブトキ
シカルボニル−リジル4−オクチルアニリド〔Z−Ly
s(Boc)−OA〕の合成 Nα−ベンジルオキシカルボニル−Nε−t−ブトキシ
カルボニル−リジル〔Z−Lys(Boc)〕(これ
は、公知の方法にて合成される。Chemical Abstracts 6
1(4) p8405等)20.112g(52.87mmol)
と4−オクチルアニリン11.079g(53.95m
mol)をジクロロメタン100mlに溶解し、氷冷下
水溶性カルボジイミド11.153g(58.15mm
ol)を加え、室温で2時間攪拌した。カラムクロマト
グラム法(溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)により精製
を行い、白色結晶のZ−Lys(Boc)−OAを2
8.396g(収率94.6%)を得た。
【0053】 IR(KBr) 3300,1690,1660cm-1 1 H−NMR(CDCl3 ) 0.88(3H,t,J
=6.5Hz),1.20−1.40(10H,m),
1.40−1.65(6H,m),1.42(9H,
s),1.65−1.85(1H,m),1.85−
2.10(1H,m),2.56(2H,t,J=7.
6Hz),3.00−3.25(2H,m),4.20
−4.30(1H,br.q),4.55−4.70
(1H,br.t),5.12(2H,s),5.45
−5.60(1H,br.d),7.11(2H,d,
J=8.4Hz),7.30−7.40(5H,m),
7.41(2H,d,J=8.3Hz),8.03−
8.25(1H,br.s) mp 122〜124℃
【0054】Z−Lys−OAの合成 Z−Lys(Boc)−OA 28.396g(50.
01mmol)の入ったフラスコに氷冷下トリフルオロ
酢酸 90ml(1.168mol)を加え、氷冷下2
時間攪拌した。過剰のトリフルオロ酢酸を留去した後、
アルカリ性下酢酸エチルで抽出することにより白色結晶
のZ−Lys−OAを23.402g(収率100%)
得た。
【0055】 IR(KBr) 3300,1685,1660cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )0.88(3H,t,J=
6.4Hz),1.20−1.40(10H,m),
1.40−1.65(8H,m),1.65−1.85
(1H,m),1.85−2.05(1H,m),2.
56(2H,t,J=7.5Hz),2.65−2.8
0(2H,m),4.20−4.40(1H,br.
q),5.13(2H,s),5.45−5.55(1
H,br.d),7.11(2H,d,J=8.4H
z),7.35(5H,s),7.40(2H,d,J
=8.1Hz),8.40−8.50(1H,br.
s) mp 89〜91℃
【0056】参考例2Nα−ベンジルオキシカルボニル−リジル 4−ドデシ
ルアニリド(Z−Lys−DoA)の合成 Nα−ベンジルオキシカルボニル−Nε−t−ブトキ
シカルボニル−リジル4−ドデシチルアニリド〔Z−L
ys(Boc)−DoA〕の合成 Z−Lys(Boc)27.835g(73.17mm
ol)と4─ドデシルアニリン19.129g(73.
17mmol)をジクロロメタン150mlに溶解し、
氷冷下水溶性カルボジイミド15.433g(80.5
1mmol)を加え、室温で2時間攪拌した。カラムク
ロマトグラム法(溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)によ
り精製を行い、白色結晶のZ−Lys(Boc)−Do
Aを38.996g(収率85.4%)を得た。
【0057】 IR(KBr) 3350,1690,1660cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )0.88(3H,t,J=
6.5Hz),1.20−1.40(18H,m),
1.40−1.65(6H,m),1.42(9H,
s),1.65−1.85(1H,m),1.85−
2.10(1H,m),2.55(2H,t,J=7.
6Hz),3.00−3.25(2H,m),4.20
−4.30(1H,br.q),4.55−4.70
(1H,br.t),5.10(2H,s),5.45
−5.60(1H,br.d),7.08(2H,d,
J=8.4Hz),7.32(5H,br.s),7.
40(2H,d,J=8.3Hz),8.20−8.5
0(1H,br.s) mp 117〜118.5℃
【0058】Z−Lys−DoAの合成 Z−Lys(Boc)−DoA 40.793g(6
5.39mmol)の入ったフラスコに氷冷下トリフル
オロ酢酸100ml(1.298mol)を加え、氷冷
下1時間攪拌した。過剰のトリフルオロ酢酸を留去した
後、アルカリ性下酢酸エチルで抽出することにより白色
結晶のZ−Lys−DoAを33.818g(収率9
8.7%)得た。
【0059】 IR(KBr) 3300,1690,1660cm-1 1 H−NMR(CDCl3 )0.88(3H,t,J=
6.4Hz),1.20−1.40(18H,m),
1.40−1.60(6H,m),1.60−1.80
(1H,m),1.80−2.00(1H,m),2.
53(2H,t,J=7.6Hz),2.60−2.7
5(2H,br.t),4.25−4.45(1H,b
r.q),5.04(1H,d,J=12.3Hz),
5.12(1H,d,J=12.2Hz),5.98
(1H,br.d),7.06(2H,d,J=8.4
Hz),7.30(5H,br.s),7.38(2
H,d,J=8.3Hz),8.93(1H,br.
s) mp 91〜93℃
【0060】参考例3N−〔5−カルボキシ−5−(4−オクチルベンゾイル
アミノ)−ペンチルカルボモイルメチル〕ジエチレント
リアミン−N,N’,N”,N”−四酢酸(DTPA−
Lys−OB)の合成 市販のNε−t−ブトキシカルボニルリジン〔Lys
(Boc)〕と塩化 4−オクチルベンゾイルよりNα
−4−オクチルベンゾイル−Nε−t−ブトキシカルボ
ニルリジン〔OB−Lys(Boc)〕を調製し、次い
でトリフルオロ酢酸を用いてNα−4−オクチルベンゾ
イルリジン・トリフルオロ酢酸塩を得る。これをDTP
A二無水物と水より調製したDTPA一無水素と反応さ
せ、カラムクロマトグラム法により精製することにより
DTPA−Lys−OBを得た。
【0061】実施例1N−〔5−アミノ−5−(4−オクチルフェニルカルバ
モイル)−ペンチルカルバモイルメチル〕ジエチレント
リアミン N,N’,N" ,N”−四酢酸(DTPA−
Lys−OA)の合成 80℃にてジエチレントリアミンペンタ酢酸二無水物1
7.866g(50.00mmol)を無水DMF25
0mlに溶解し、水0.901ml(50.00mmo
l)を滴下した後、前記温度にて1時間攪拌しジエチレ
ントリアミンペンタ酢酸一無水物を生成させる。この溶
液に、Z−Lys−OA 23.402g(50.04
mmol)を乾燥クロロホルム溶液60mlに溶かした
溶液を加え、更に2時間前記温度にて攪拌する。カラム
クロマトグラム法(溶出液:メタノール−水)にて精製
を行い、モノアミド体DTPA−Z−Lys−OA(白
色アモルファス)を17.160g(収率40.7%)
得た。これをメタノール800mlに溶解し、10%P
d炭素3.40gを加え水素気流下45℃で6時間攪拌
した。Pd炭素を濾別し濾液を濃縮することにより、白
色アモルファスを13.742g(収率95.7%)得
た。
【0062】IR(KBr) 3500−3000,1
680,1640,1620cm-1 1 H−NMR(CD3 OD)0.89(3H,t,J=
6.4Hz),1.15−1.45(10H,m),
1.45−1.75(6H,m),1.80−2.10
(2H,m),2.57(2H,t,J=7.5H
z),3.05−3.20(2H,m),3.20−
3.45(8H,m),3.39(2H,s),3.5
2(2H,s),3.70(6H,s),4.19(1
H,t,J=6.2Hz),7.13(2H,d,J=
8.4Hz),7.51(2H,d,J=8.4Hz) mp 180〜183℃
【0063】実施例2N−〔5−アミノ−5−(4−ドデシルフェニルカルバ
モイル)−ペンチルカルバモイルメチル〕ジエチレント
リアミン N,N’,N" ,N”−四酢酸(DTPA−
Lys−DoA)の合成 80℃にてジエチレントリアミンペンタ酢酸二無水物2
3.398g(65.48mmol)を無水DMF35
0mlに溶解し、水1.180ml(65.48mmo
l)を滴下した後、前記温度にて1.5時間攪拌しジエ
チレントリアミンペンタ酢酸一無水物を生成させる。こ
の溶液に、Z−Lys−DoA 34.297g(6
5.48mmol)を乾燥クロロホルム溶液70mlに
溶かした溶液を加え、更に2時間前記温度にて攪拌す
る。カラムクロマトグラム法(溶出液:メタノール−
水)にて精製を行い、モノアミド体DTPA−Z−Ly
s−DoA(白色アモルファス)を23.756g(収
率40.4%)得た。これをメタノール800mlに溶
解し、10%Pd炭素4.798gを加え水素気流下4
5℃で6時間攪拌した。Pd炭素を濾別し濾液を濃縮す
ることにより、白色アモルファスを19.075g(収
率93.8%)得た。
【0064】IR(KBr) 3500−3000,1
680,1640,1620cm-1 1 H−NMR(CD3 OD)0.89(3H,t,J=
6.4Hz),1.15−1.40(18H,m),
1.40−1.70(6H,m),1.80−2.10
(2H,m),2.57(2H,t,J=7.3H
z),3.05−3.25(2H,m),3.25−
3.40(8H,m),3.49(2H,s),3.5
6(2H,s),3.70(4H,s),3.76(2
H,s),4.05−4.30(1H,m),7.13
(2H,d,J=7.8Hz),7.51(2H,d,
J=7.6Hz) mp 192〜206℃
【0065】 実施例3:Gd・化合物(I) 錯化合物の調製 化合物(I) 1,8.4gを蒸留水800mlに溶解した
水溶液に、0.05MのGdCl3 溶液を200ml徐
々に加え、0.1N,NaOH水溶液を加えることによ
りpHを7.0付近に保ちながら攪拌し、室温にて約1
時間反応させた。反応後、該反応液を凍結乾燥し、1
1.2gのGd・化合物(I) 錯化合物を得た。
【0066】 実施例4:Gd・化合物(I) 脂肪乳剤の調製 精製大豆油10gに精製卵黄リン脂質6g及びGd・化
合物(I) 錯化合物4gを加えた後、混合し、これに17
5mlの蒸留水及び2.0gのグリセリンを加え、ホモ
ミキサーで均質化処理を行った。次にマントン−ガウリ
ン型高圧ホモジナイザーを用いて高圧乳化を行い、平均
粒子径が1μm以下の均質化された極めて微細なGd・
化合物(I) 脂肪乳剤を得た。得られたGd・化合物(I)
脂肪乳剤の生理食塩水に対する浸透圧比は約1.0であ
った。
【0067】 実施例5:Gd・化合物(I) リポソームの調整 精製卵黄リン脂質6g及びGd・化合物(I) 錯化合物4
gを加えた後、混合し、これに175mlの蒸留水及び
2.0gのグリセリンを加え、ホモミキサーで均質化処
理を行った。次にマントン−ガウリン型高圧ホモジナイ
ザーを用いて高圧乳化を行い、平均粒子径が1μm以下
の均質化された極めて微細なGd・化合物(I) リポソー
ムを得た。得られたGd・化合物(I) リポソームの生理
食塩水に対する浸透圧比も約1.0であった。
【0068】試験例1:ラット肝臓内分布 実験例4で得られたGd・化合物(I) 脂肪乳剤を尾静脈
よりボーラス投与した(投与量0.02mmol/k
g)。投与後30分、1、2、4、6及び24時間し
て、動物をCO2 ガスで屠殺後、脱血し、肝臓を取り出
した。肝臓を1日間凍結乾燥した後粉砕し、このうち
0.2gに硝酸3mlを加えて180℃のホットプレー
ト上で加熱した。これに硝酸1mlを加えて残渣を溶解
した後、水で10mlとしてICP(誘導結合プラズ
マ)発光分析法にてガドリニウムの定量を行い〔分析装
置:島津製作所ICPV−1000、測定波長:34
2.25nm(Gd)〕、投与量に対する割合(%)を
求めた。その結果、Gd・化合物(I)脂肪乳剤は肝臓へ
の集積性がよく、かつ投与後24時間で消失するという
優れた特性を有することが明らかとなった(図1)。ま
た、実施例3で得られた水溶液、実施例5で得られたリ
ポソームとも同様の特性を有していた。
【0069】比較試験1:実施例3と同様に調製したG
d・DTPA錯化合物水溶液を用いて、試験例1と同様
にしてラット肝臓内分布を調べた。結果は、肝臓内に集
積せず、診断剤として使用困難であることが判明した
(図2)。
【0070】比較試験2 参考例3で得られた式(VI) :
【0071】
【化7】
【0072】で示されるN−〔5−カルボキシ−5−
(4−オクチルベンゾイルアミノ)−ペンチルカルボモ
イルメチル〕ジエチレントリアミン−N,N’,N”,
N”−四酢酸(DTPA−Lys−OB)を用いて実施
例4と同様にして脂肪乳剤を調製し、試験例1と同様に
してラット肝臓内分布を調べた。結果は、肝臓内に集積
せず、診断剤として使用できないと判断された。
【0073】
【発明の効果】本発明の化合物(I)は金属原子と錯体
形成することにより、医療診断上極めて有用な錯化合物
を提供する。この錯化合物は、優れたコントラスト増強
能、組織選択性能、安定性、血中での持続性を示し、高
浸透圧を示さない等の特性を有しているため、医療診
断、特にMRI診断上で有用である。かかる錯化合物を
含む診断剤は、各種臓器、腫瘍部、血管等の造影におい
て優位に用いられ、特に肝臓への集積性及び排泄性のバ
ランスに優れ、肝臓腫瘍等の診断、胆管,胆道の造影に
有用である。このような本発明診断剤の組織選択性およ
び集中性は、本発明の化合物(I)の有する適度の脂溶
性にあり、その錯化合物もまた同様な性質を保持してお
り脂肪乳剤化、リポソーム化などの剤形設計と併せて組
織選択性・集中性を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例4で得られたGd・化合物(I)脂肪乳
剤(20μmol/kg)のラット肝臓内における分布を経時
的(0〜24時間)に示したグラフである。
【図2】Gd・DTPA錯化合物水溶液(20μmol/k
g)のラット肝臓内における分布を経時的(0〜24時
間)に示したグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 49/00 C 9164−4C C07F 5/00 D 7457−4H G01R 33/30 (72)発明者 新留 正和 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 向井 裕通 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 宮城 育子 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 今川 昂 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内 (72)発明者 金 尚元 大阪府吹田市五月ケ丘北18−1−301 (72)発明者 丸川 太▲朗▼ 愛知県名古屋市昭和区広路本町3−1 ピ ア3C−4 (72)発明者 小塚 ▲隆▼弘 兵庫県神戸市須磨区関守町2−3−15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、Aはアルキレンを、Bは脂肪族炭化水素基また
    は置換基として少なくとも脂肪族炭化水素基を有するフ
    ェニルを示す。)で表されるジエチレントリアミンペン
    タ酢酸誘導体またはその塩。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のジエチレントリアミンペ
    ンタ酢酸誘導体と金属原子との錯化合物またはその塩。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の錯化合物またはその塩を
    含む診断剤。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のジエチレントリアミンペ
    ンタ酢酸誘導体と常磁性金属との錯化合物またはその塩
    を含む肝臓腫瘍診断剤。
JP05243593A 1993-03-12 1993-03-12 新規ジエチレントリアミンペンタ酢酸誘導体、該誘導体と金属原子との錯化合物、及び該錯化合物を含む診断剤 Expired - Fee Related JP3404787B2 (ja)

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