JPH06262815A - パスブックプリンタ - Google Patents

パスブックプリンタ

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Publication number
JPH06262815A
JPH06262815A JP5051093A JP5051093A JPH06262815A JP H06262815 A JPH06262815 A JP H06262815A JP 5051093 A JP5051093 A JP 5051093A JP 5051093 A JP5051093 A JP 5051093A JP H06262815 A JPH06262815 A JP H06262815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
carrier
drive control
speed
control means
Prior art date
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Pending
Application number
JP5051093A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Seki
哲也 関
Takahisa Hirano
隆久 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
Priority to JP5051093A priority Critical patent/JPH06262815A/ja
Publication of JPH06262815A publication Critical patent/JPH06262815A/ja
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】各頁の印字有効幅を拡大する。 【構成】自起動駆動制御手段(11,12,24)とス
ルー駆動制御手段(11,12,24)と選択切替手段
(14S,14T)と速度対応印字駆動制御手段(1
1,12,23)とを設け、立上りの中央段差PCに向
う印字の場合にはキャリア3を低速の自起動運転させ、
かつ立下りの中央段差PCに向う場合は超高速のスルー
運転を選択して行うことができるように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央段差を越えて左右
頁に連続的に印字可能なパスブックプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図6において、銀行,郵便局等で使用さ
れる両開きのパスブックPBの場合、左頁PLと右頁P
Rとに渡って連続的に印字する。すなわち、キャリアに
搭載された印字ヘッドを例えばX方向に移動させて左頁
PLを印字し、その後に綴部(中央段差PC)を越えた
右頁PRを印字している。そして、パスブックPBを1
ライン分だけY方向に移動させ、先とは逆に右頁PR,
左頁PLの順で印字している。
【0003】ところで、左右頁PL,PRの枚数が同等
の場合は問題がないが、図7に示すように一方頁(P
L)の枚数が少なく、他方頁(PR)の枚数が多いと、
X方向に移動させた場合、印字ヘッド4が立上りの中央
段差PCに衝突してしまうので支障が生ずる。
【0004】かくして、従来は プラテンに各頁の各
枚数に応じた段差を設けるように調整する方法、 頁
上に一定付勢力で圧接されたガイドローラを含みかつ走
行可能に形成されたガイドローラ機構に印字ヘッド4を
担持させる方法、 アップダウン機構を作動させて印
字ヘッド4を図7の矢印のように中央段差PCを飛越さ
せる方法(例えば、特開昭55−109687号公
報)、 常に枚数の多い頁側から少ない頁側へ向けて
印字させる方法(例えば、実公平4−35174号公
報)、 パスブックPBを横向きに挿入し印字データ
を90度反転させる方法のいずれかを採用している。
【0005】しかし、方法は構造複雑でコスト高、方
法はパスブックPBの頁上にローラ痕が残ってしま
う、方法は常に枚数の多い頁の所定位置から印字開始
しなければならないので印字ヘッドの無駄な移動が多く
印字終了までに長時間を有する、方法は制御装置の型
式等によってはデータ変換のための負担が大きい等の各
欠点があるために、主に方法によるアップダウン機構
を採用する場合が多い。
【0006】一方において、印字高精度化および印字高
速化も重要なテーマであることから、印字ヘッド4を搭
載させたキャリアをステッピングモータで駆動し、かつ
図8に実線で示すスローアップ領域(SU),定速領域
およびスローダウン領域(SD)を含む台形速度線図に
基づいてスルー駆動している。かくすれば、ステッピン
グモータの小さなステップ角度により印字高精度が図
れ、かつ図8に点線で示した自起動運転による回転速度
より遥かに高速である定速領域の高速回転により印字高
速化が図れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パスブ
ックPBが小型化する傾向にあるところ印字内容は増大
傾向にある今日では、各頁PL,PRの印字有効幅を拡
大したいとの要求が強くなっている。
【0008】すなわち、従来方法によると、左頁PLか
ら右頁PRへ印字する場合には図9に示すように、左頁
PLの左端に現れるスローアップ領域(SU)用スペー
スの他に、中央段差PC前のスローダウン領域(SD)
用スペースと、印字ヘッド4を上昇させる位置Plから
中央段差PCまでの衝突回避用スペースとが生じる。こ
れらスローアップ領域(SU)用スペースはもとより、
スローダウン領域(SD)用スペースと衝突回避用スペ
ースとの和であるブランクスペースBLK・Lには、印
字することができない。印字ヘッド4を下降させた後の
右頁PRについても同様である。
【0009】また、定速領域におけるステッピングモー
タの回転数を高速とする程にブランクスペースBLK・
L,BLK・Rが拡大するので、相反する印字有効幅の
拡大と印字高速化とを同時に解消することができない。
特に、印字ヘッド4の移動方向に立上りの中央段差PC
がある場合は、印字ヘッド4の保護のためにスローダウ
ン(SD)を早期に行わなければならないので、ブラン
クスペースBLK・Lが一段と拡大してしまうという問
題がある。
【0010】本発明の目的は、全体としての印字高速化
を図りつつ各頁の印字有効幅を大幅に拡大できるパスブ
ックプリンタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】印字ヘッドを低速で移動
させれば中央段差により接近した位置まで印字ができる
こと、及び往動または復動を両頁に渡って定速領域によ
る超高速で移動させれば、復動または往動を該低速で移
動させたとしても往復動全体としては印字高速化が図れ
るという分析に基づき、本発明は中央段差が立上る方向
へは自起動による低速でかつ立下る方向へは定速領域に
よる超高速で印字ヘッドを移動させつつ印字できるよう
に構成したものである。
【0012】すなわち、本発明に係るパスブックプリン
タは、アップダウン機構を有し、キャリアに搭載された
印字ヘッドを両開きパスブックの中央段差を越えて移動
させつつ左右頁に連続的に印字するように形成されたパ
スブックプリンタにおいて、前記キャリアを往復動させ
るためのステッピングモータをその自起動領域で駆動制
御する自起動駆動制御手段と、スローアップ領域,定速
領域およびスローダウン領域を含む台形速度線図に基づ
いて駆動制御するスルー駆動制御手段と、該自起動駆動
制御手段と該スルー駆動制御手段とを選択的に切替える
選択切替手段と、この選択切替手段で切替えられた自起
動駆動制御手段およびスルー駆動制御手段のいずれか一
方で駆動されるキャリアの移動速度に対応させた速度で
前記印字ヘッドを駆動制御する速度対応印字駆動制御手
段と、を設けたことを特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成による本発明にあっては、例えば印字
ヘッドを中央段差が立上る方向に往動させて一方頁に印
字する場合には、選択切替手段によって自起動駆動制御
手段に選択切替える。すると、自起動駆動制御手段がス
テッピングモータを自起動領域で回転駆動してキャリア
を低速移動させる。この際、速度対応印字駆動制御手段
は印字ヘッドをキャリアの移動速度に対応した速度で印
字駆動する。したがって、中央段差により接近した位置
まで高精度印字ができる。
【0014】その後に、アップダウン機構により中央段
差を飛越させて他方頁を自起動領域で往動させかつ印字
させる。この場合も、中央段差により接近した位置から
印字させることができる。よって、両頁に渡って印字有
効幅を拡大できる。但し、この往動だけを考えると印字
高速化はやや犠牲となる。
【0015】しかる後、他方頁から一方頁に向う復動印
字の場合は、選択切替手段によってスルー駆動制御手段
に選択切替える。すると、キャリアが高速移動され、か
つ速度対応印字駆動制御手段がこの高速に対応させた速
度で印字ヘッドを印字駆動する。したがって、高精度印
字を超高速で行える。しかも、この復動時の中央段差は
立下り方向ゆえ印字ヘッドが衝突する虞れがないので、
他方頁の中央段差により接近した位置まで印字できる。
アップダウン機構により中央段差を飛越えた一方頁の印
字も同様に行える。
【0016】よって、往復動全体としての印字高速化が
図れかつ各頁の印字有効幅を大幅に拡大できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本パスブックプリンタは、図1に示す制御部10
と図2に示す機構部とからなり、かつ自起動駆動制御手
段(11,12,24)とスルー駆動制御手段(11,
12,24)と選択切替手段(14S,14T)と速度
対応印字駆動制御手段(11,12,23)とを設け、
キャリア3の往復動全体としての印字高速化を図りつつ
各頁PL,PRの印字有効幅を大幅に拡大できるように
形成されている。
【0018】図2において、機構部は、印字ヘッド4を
搭載したキャリア3をガイドシャフト2に往復動自在に
装着し、かつ図1に示すキャリアモータ20によってタ
イミングベルト等を介して往復移動されるものと構成さ
れている。このガイドシャフト2は、フレーム1にバネ
6を介して取付けられた各ブラケット7,7間に装着さ
れている。
【0019】また、各ブラケット7は、カムシャフト5
に一体的な各ギャップコントロールカム8に係合されて
いる。したがって、カムモータ9を回動させれば、ブラ
ケット7つまりキャリア3を上下動させることができ
る。すなわち、印字ヘッド4とプラテン40との間のギ
ャップをコントロールできる。よって、カムモータ9,
カムシャフト5,ギャップコントロールカム8,ブラケ
ット7,バネ6がギャップ調整機構を形成すると理解さ
れる。この実施例におけるアップダウン機構は、このギ
ャップ調整機構を兼用して構築されている。
【0020】制御部10は、図1に示す如く、CPU1
1,ROM12,RAM13,操作パネル14,上位機
器(ホストコンピュータ)とのインターフェース(I/
F)15,入出力ポート16等を含み、全体を適時に適
量だけ駆動制御可能に形成されている。
【0021】したがって、印字ヘッド4(印字ヘッド駆
動回路23),キャリアモータ20(キャリアモータ駆
動回路24),用紙送りモータ21(用紙送りモータ駆
動回路25),カムモータ9(カムモータ駆動回路2
6)および各種センサ(図示省略)は、上記入出力ポー
ト16を介して接続されている。
【0022】また、制御部10(11,12)は、図3
に示す如く、中央段差PCの両側の位置Pl,Prに来
る(図4のST12のYES,ST23のYES)と、
カムモータ駆動回路26に信号を送ってカムモータ9を
回転制御する。すなわち、アップダウン機構を働かせて
印字ヘッド4を昇降調整する(ST14,ST24)。
この昇降調整には、印字ヘッド4を上昇させてから下降
させる迄の間に、キャリアモータ20を回転制御して水
平移動させることも含まれる。
【0023】図3(A)の場合は印字ヘッド4が立上り
中央段差PCに衝突してしまうことを防止し、図3
(B)の場合は印字ヘッド4の走りを防止して飛越えた
後の中央段差PCにより接近させて印字できるようにす
るためである。また、どちらの頁の枚数が多い場合で
も、印字ヘッド4が中央段差PCに衝突することを回避
させるためである。
【0024】さて、自起動駆動制御手段は、ステッピン
グモータからなるキャリアモータ20をその自起動領域
で駆動制御する手段で、図1のCPU11,ROM1
2,キャリアモータ駆動回路24から形成され図4のS
T11,ST18で実行される。
【0025】すなわち、図3(A)に示す状態に対応さ
せて明記した図4において、印字ヘッド4を立上りの中
央段差PCに向けてX1方向に移動させつつ印字させる
場合(ST10のYES)には、直ちに自起動運転させ
る(ST11)。左頁右端文字の印字が終了した場合
(ST12のYES)には停止させる(ST13)。具
体的には上昇位置Plに到達したときに停止する。そし
て、印字ヘッド4の昇降調整が終了(ST15のYE
S)した後に、詳しくは下降位置Prとなったときに、
再び自起動運転(ST16)させ、右頁右端文字の印字
が終了(ST17のYES)したら停止させる(ST1
8)。
【0026】この実施例において、自起動運転を、左頁
右端文字の印字終了後(ST12のYES)に一旦停止
(ST13)し、かつ昇降調整終了後(ST15のYE
S)に再運転するようにしたのは、中央段差PC方向に
一文字でもより多く印字できるようにするためである。
なお、自起動運転を左頁PLから右頁PRに移動する際
にも連続的に実行させておいても、本発明の目的は達成
できる。
【0027】一方のスルー駆動制御手段は、従来例と同
じように図8に示すスローアップ領域(SU),定速領
域およびスローダウン領域(SD)を含む台形速度線図
に基づいて駆動制御する手段で、CPU11,ROM1
2,キャリアモータ駆動回路24からなり図4のST2
0でスルー運転開始されかつST28で停止されるよう
に形成されている。
【0028】このスルー駆動制御手段(11,12,2
4)は、図3(B)に示すように立下り中央段差PCに
向ってX2方向に移動させる場合に選択されているもの
とされているので、印字ヘッド4が立下り中央段差PC
に衝突することがないから、上記自起動駆動制御手段
(11,12,24)の場合と異なり昇降調整前に停止
させないように形成されている。
【0029】したがって、定速領域での移動速度は、従
来例(図8)の場合よりもより超高速として設定できる
わけである。しかも、このように超高速としても、その
途中にスローダウン(SD)とスローアップ(SU)が
入らないので、図9に示すブランクスペースBLK・
R,BLK・Lを狭小とすることができるわけである。
【0030】ところで、パスブックPBが、図3に示す
ように、何時でも左頁PLの枚数が少なく右頁PRの枚
数が多いとは限らず、この反対の場合もある。そこで、
選択切替手段によって自起動駆動制御手段(11,1
2,24)とスルー駆動制御手段(11,12,24)
とを選択的に切替えるようにしている。
【0031】この選択切替手段は、この実施例の場合、
図1に示す操作パネル14上に配設された自起動選択キ
ー14Sとスルー選択キー14Tとからなる。パスブッ
クPBを印字部(4,40)にセットする際に選択操作
することは容易だからである。
【0032】なお、この実施例では、パスブックPBを
セットした際に一度だけ選択すれば、その後は各頁を印
字終了するごとにCPU11が自動切替えするものと形
成されている。つまり、例えば図3(A)において左頁
PLの枚数が少ない場合は、立上りの中央段差PCに向
うわけであるから自起動選択キー14Sを操作して自起
動駆動制御手段(11,12,24)を選択する。する
と、図4のST11〜18で運転される。
【0033】そして、右頁PRの印字が終了し方向転換
して左頁PLに向って移動する場合に、CPU11は自
動的にスルー駆動制御手段(11,12,24)に選択
切替えする。なお、最初にスルー選択キー14Tにより
スルー駆動制御手段(11,12,24)が選択された
場合は、これとは逆に方向転換して印字再開するときに
は、CPU11が自起動駆動制御手段(11,12,2
4)に自動切替えするものと形成されている。以上は、
何ラインを印字する場合も同様である。
【0034】次に、速度対応印字駆動制御手段は、キャ
リア3(印字ヘッド4)の移動速度に対応させた速度で
印字ヘッド4を印字駆動制御する手段で、CPU11,
ROM12,印字ヘッド駆動回路23から形成され、自
起動運転の場合は図4のST11,ST16で実行さ
れ、かつスルー運転の場合はST22,ST26で実行
される。
【0035】つまり、同一の印字データに基づき、キャ
リア3の移動速度にかかわりなく印字ヘッド4を同一印
字速度で駆動制御したのでは文字が変形してしまうか
ら、選択されたキャリア3の移動速度の高低に合せて印
字ヘッド4の印字速度を比例的に高低切替えするわけで
ある。
【0036】次に、この実施例の作用を説明する。パス
ブックPBを図3に示す如くセットした場合を考える。
この場合は、左頁PLの枚数が少なく右頁PRの枚数が
多いので、印字ヘッド4を立上り中央段差PCに向けて
移動させることになる。したがって、自起動選択キー1
4Sで自起動駆動制御手段(11,12,24)を選択
しておく。
【0037】ここに、印字運転を開始すると、自起動駆
動制御手段(11,12,24)が選択されている(図
4のST10のYES)ので、CPU11はキャリアモ
ータ駆動回路24に自起動信号を送り、キャリアモータ
(ステッピングモータ)20を図8に点線で示した低速
で回転制御させキャリア3を図3(A)に示すX方向に
移動させる。と同時に、速度対応印字駆動制御手段(1
1,12,23)を形成するCPU11は、印字ヘッド
駆動回路23へ印字データに基づく信号を送りキャリア
3の移動速度に対応させた速度で印字するように印字ヘ
ッド4を駆動制御する(ST11)。
【0038】そして、左頁PLの左端文字から同頁の右
端文字(上昇位置Pl)の印字が終了する(ST12の
YES)と、一旦停止させる(ST13)。自起動運転
であるから直ちに移動停止できる。すなわち、印字ヘッ
ド4を立上り中央段差PCに衝突させずかつスローダウ
ン領域(SD)用スペースを必要としないから、中央段
差PCにより接近させた上昇位置Plまで印字させるこ
とができる。
【0039】これに引続き、CPU11はアップダウン
機構のカムモータ9を回転制御し、印字ヘッド4を図3
(A)に示すように昇降調整する(ST14)。下降位
置Prは、図9に示すようなスローアップ領域(SU)
用スペースを必要としないので、飛越えた中央段差PC
により接近させた位置(Pr)となる。つまり、図9に
示す中央段差PCを中心とする両ブランクスペースBL
K・L,BLK・Rを最小的に抑えて印字有効幅を拡大
することができる。
【0040】この昇降調整(ST14)が終了する(S
T15のYES)と、CPU11は再び自起動運転させ
右頁PRの右端文字まで印字させた後(ST16,ST
17のYES)に、キャリアモータ20および印字ヘッ
ド4を停止させる(ST18)。したがって、往動印字
全体としては、やや低速印字となる。
【0041】ここにおいて、CPU11は、この実施例
の場合、ST10でNO判断する。つまり、立下り段差
PCに向う印字となるので、今度はスルー駆動制御手段
(11,12,24)に自動切替えする。すると、スル
ー駆動制御手段を形成するCPU11は、キャリアモー
タ駆動回路24にスローアップ信号(SU)を送りキャ
リアモータ20を予め設定された定速(超高速)へ加速
させる(ST20)。
【0042】そして、スローアップ領域(SU)を経て
定速領域へ到達する(ST21のYES)と、速度対応
印字駆動制御手段(11,12,23)が働き、キャリ
ア3の図3(B)に示すX2方向の移動速度に対応させ
た高速で印字ヘッド4を印字駆動制御する(ST2
2)。スローダウン領域(SD)を介さないので中央段
差PCにより接近させた位置(Pr)まで印字させるこ
とができる。
【0043】そして、右頁PRの左端文字の印字が終了
する(ST23のYES)と、CPU11はアップダウ
ン機構を働かせ、印字ヘッド4を図3(B)に示すよう
に中央段差PCを飛越えさせる(ST24)。この際、
スルー駆動制御手段(11,12,24)はキャリアモ
ータ20を定速領域の超高速で回転制御を続行してい
る。
【0044】したがって、昇降調整が終了する(ST2
5のYES)と同時的に、速度対応印字制御手段(1
1,12,23)は左頁PLの右端文字から印字再開さ
せる(ST27)。そして、左頁左端文字が印字終了す
る(ST27のYES)と、スローダウン領域(SD)
を経てキャリア3の移動を停止させる(ST28)。
【0045】以上の往復動印字が、印字終了(ST19
のYES)となるまで繰返される。
【0046】しかして、この実施例によれば、自起動駆
動制御手段(11,12,24)とスルー駆動制御手段
(11,12,24)と選択切替手段(14S,14
T)と速度対応印字駆動制御手段(11,12,23)
とを設け、立上りの中央段差PCに向う印字の場合には
キャリア3を低速の自起動運転させ、かつ立下りの中央
段差PCに向う場合は超高速のスルー運転を行うことが
できるように構成されているので、キャリア3の往復動
全体としての印字高速化を図りつつ各頁PL,PRの印
字有効幅を大幅に拡大できる。
【0047】また、自起動運転の場合(図4のST1
1)には、印字ヘッド4の昇降調整に先立ってキャリア
3の移動を一旦停止(ST13)しかつ昇降調整後に再
開させる(ST16)ものと形成されているので、印字
ヘッド4を立上り中央段差PCに衝突させることなく中
央段差PCにより接近させた位置(Pl)まで印字させ
られる。
【0048】また、スルー運転の場合(図4のST2
0)には、昇降調整(ST24)中にも定速領域での超
高速移動をさせているので、一段と高速印字できる。
【0049】また、選択切替手段(14S,14T)で
自起動駆動制御手段(11,12,24)およびスルー
駆動制御手段(11,12,24)のいずれか一方を一
旦選択すると、その後はCPU11によって印字方向が
反転される毎にその他方に自動切替えされるものと形成
されているので、取扱簡単である。
【0050】なお、以上の実施例では、選択切替手段を
操作パネル14上に設けた自起動選択キー14Sとスル
ー選択キー14Tとから形成したが、この選択切替手段
は自動切替方式として形成することができる。
【0051】例えば、図5に示すように左頁PLと右頁
PRとが同枚数の場合に各頁に軽く接触する一対のロー
ラ32,32を配設し、各ローラ32を回転保持するレ
バー31の傾きでON−OFFする検出スイッチ33を
設け、パスブックPBを例えば図3(A)に示すように
印字部(4,40)間に挿入セットした場合に、図5の
左側の検出スイッチ33がOFFのままでその右側の検
出スイッチ33がONするように形成する。
【0052】さらに、例えば実公平4−35174号公
報で公知のページ位置検出手段と総ページ検出手段と比
較手段等を採用した自動切替型として形成することもで
きる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、自起動駆動制御手段と
スルー駆動制御手段と選択切替手段と速度対応印字駆動
制御手段とを設け、立上りの中央段差に向う印字の場合
にはキャリアを低速の自起動運転させ、かつ立下りの中
央段差に向う場合は超高速のスルー運転を行うことがで
きるように構成されているので、キャリアの往復動全体
としての印字高速化を図りつつ各頁の印字有効幅を大幅
に拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の主に電気的構成要素を説
明するためのブロック図である。
【図2】同じく、主に機械的構成要素を説明するための
図である。
【図3】同じく、印字ヘッドの移動とアップダウン動作
を説明するための図である。
【図4】同じく、動作を説明するためのフローチャート
である。
【図5】同じく、選択切替手段の変形例を説明するため
の図である。
【図6】本発明および従来例の印字方向を説明するため
の図である。
【図7】従来例の問題点を説明するための図である。
【図8】従来例のキャリア移動速度を説明するための図
である。
【図9】従来例の印字有効幅挟小化問題を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 ガイドシャフト 3 キャリア 4 印字ヘッド 5 カムシャフト 6 バネ 7 ブラケット 8 ギャップコントロールカム 9 カムモータ 10 制御部 11 CPU(自起動駆動制御手段、スルー駆動制御手
段、速度対応印字駆動制御手段) 12 ROM(自起動駆動制御手段、スルー駆動制御手
段、速度対応印字駆動制御手段) 13 RAM 14 操作パネル 14S 自起動選択キー(選択切替手段) 14T スルー選択キー(選択切替手段) 15 インターフェース 16 入出力ポート 20 キャリアモータ(ステッピングモータ) 21 用紙送りモータ 23 印字ヘッド駆動回路(速度対応印字駆動制御手
段) 24 キャリアモータ駆動回路(自起動駆動制御手段、
スルー駆動制御手段) 26 カムモータ駆動回路 30 自動選択切替手段 31 レバー 32 ローラ 33 検出スイッチ 40 プラテン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 25/308 25/304

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アップダウン機構を有し、キャリアに搭
    載された印字ヘッドを両開きパスブックの中央段差を越
    えて移動させつつ左右頁に連続的に印字するように形成
    されたパスブックプリンタにおいて、 前記キャリアを往復動させるためのステッピングモータ
    をその自起動領域で駆動制御する自起動駆動制御手段
    と、スローアップ領域,定速領域およびスローダウン領
    域を含む台形速度線図に基づいて駆動制御するスルー駆
    動制御手段と、該自起動駆動制御手段と該スルー駆動制
    御手段とを選択的に切替える選択切替手段と、この選択
    切替手段で切替えられた自起動駆動制御手段およびスル
    ー駆動制御手段のいずれか一方で駆動されるキャリアの
    移動速度に対応させた速度で前記印字ヘッドを駆動制御
    する速度対応印字駆動制御手段と、を設けたことを特徴
    とするパスブックプリンタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09101636A (ja) * 1995-10-04 1997-04-15 Hitachi Ltd 電子写真式印字装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09101636A (ja) * 1995-10-04 1997-04-15 Hitachi Ltd 電子写真式印字装置

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